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2024年04月23日
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今日のテーマは以前にちょっと触れたものですが、詳しい記事がありました。最近は、中国経済はよい方向へ回復しているとの記事が多く、第一四半期の成長率は5.3％だったと誇りました。5月連休の大型消費、観光、交通などにも期待しています。 国際消費品博覧会や広州交易会の報道が多く、まだ200日先の輸入博まで早々に宣伝しています。またドイツの首相訪中でも、多くの企業が中国への投資を決めたようで、海外からの投資が増えると、今の中国の経済的苦境を乗り切ることができるかもしれません。 国務院の政策説明会が開かれ、「大規模設備更新と消費品買い替え方案」の説明があった。発改委副主任は、我国は機械設備、耐久消費財の保有大国で、農業工業など重点領域の設備更新需要は年間5兆元以上、車、家電の買換え需要も1兆元を超え、その市場規模は巨大だと述べた。 「この政策は消費を促進し、投資を刺激し、経済活力を高めるが、高度生産能力を高め、省エネ、二酸化炭素削減を促進し、安全問題を解決し、質の高い発展を実現し、企業にも民衆にも利益をもたらす」 「2023年の工業の設備投資は4.4兆元を超え、全設備投資の70％以上を占めた。2027年までに規模を2023年より25％以上増やす。そのためにDXを推進し、製造業の高級化、知能化、グリーン化を進める」 石油化学、鉄鋼、非鉄金属、建材、機械、自動車、軽工業、紡織、電子などの重点産業で、先進設備更新、DX、グリーン、安全レベル向上を図り、技術改造を進める。 例えば工作機械、農機、建機などでは10年以上の古くて効率の低い設備を更新する。航空、太陽光発電、動力電池などは国際先進レベルを目指して効率、信頼性の高いものに更新する。研究開発、検査測定など弱点があるところはアップグレードを図る。 具体例では、青島市は近年積極的に紡織産業のグレードアップ改造を進め、企業に科技創新、設備更新を奨励し、高級繊維材料生産設備のインテリジェント化、製造のデジタル化を実現している。下の写真はスマート紡織生産ラインで、作業員が働いている状況。  消費品の買い替えはどのようにするか。車は「エネルギー」を換え、家電は「知能化」し、住居は新しくする。「消費者の意思を尊重し、古いものを捨ててもっと便利に、新しくしてもっと希望をかなえる仕組みを作る」 自動車のライフサイクルは、購入から、使用、売却、最終的に分解に至る。購入では財政、金融支援をし、使用では充電、駐車、スマート交通などのインフラを充実し、売却では中古車取引の情報を充実、公開し、価格を透明にする。分解では自宅まで引取りサービスをする。 廃棄される設備や消費品をどのように処理するかについて、「行動方案」は回収循環利用が解決策だという。有効な回収利用は「第二鉱山」に相当する。一つは回収チャンネルを円滑にし、二つは中古品の流通サポートで、三つは資源化利用のレベル向上である。 そのために「代替+回収」の物流の新しいモデルを作り、eコマースサイトと生産企業が生産者責任の範囲を拡大し、廃棄消費品の訪問回収を実施する。 廃棄生産設備で、条件の良いものは再び製造に使い、設備や重要部品は階層的に使用する。廃棄非鉄金属の利用と、貴金属の抽出などの技術を高め、再生資源加工利用企業を大規模化し、産業クラスターを作る。今年、資源循環利用の生産額は4兆元を超えると予想される。 「行動方案」は、省エネ、炭酸ガス削減、環境保護、安全、循環利用などの国家標準の制定を求めており、来年までに294項目の国家標準の改定が行われ、設備更新と消費品の買い替えをサポートする。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2024年04月23日 10時43分32秒
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