俺はよー、世界にたった一つで元々特別なオンリーワンのパンクロッカーじゃねーか。つまり、生粋のパンクロッカーじゃねーか。
そんな俺だからよ、俺の親父ももちろんパンクロッカーだったぜ!
まあ、俺が生まれた瞬間からもうファッションパンクになったけどな。宇宙で俺だけがオンリーワンパンクロッカーだからよ。
で、昨日俺は数年ぶりに親父(今年で61歳)に会ったからよー、ちょっくらその親父の話でも書いてみようかと思ったわけだ。
俺の親父のパンクロック伝説は枚挙に暇がないが、基本的なところを書き出してみるぜ。
○1年以上同じ仕事に就いていたことがない
○常に女に養ってもらっている(母→妻1→妻2→妻3←いまココ)
○終戦直後の厳しい社会状況の中、女手一つで育てられ、浪人して入れてもらった大学を、1年で辞める
○離婚は2回
○その2回の離婚それぞれで出来た子供の養育費を払ったことがない(払えない)
○前科1犯(道路交通法違反:飲酒運転・一方通行逆走・轢き逃げを同時に行なうというスーパーパンクパフォーマンスによる)
まあ、基本的なところはこんなもんだ。女に養ってもらうのはよ、現代ではファッションパンクだけどよ、ビートルズ世代ならパンクだろ?
そんなパンク親父に近況を尋ねてみるとよ、まだまだパンクロッカーとして現役なようで俺は安心したぜ!
なんでも、最近の夢は「日本初の仕掛け紙芝居作家兼紙芝居パフォーマーになること」らしいぜ。1作目は既に作ってあって、3,4回老人ホームとかで公演したら好評らしくてよ、3作品が揃ったらメディアに売り込んで、大々的に世に出て、スターになってテレビにも出て全国を公演して回るんだそうだ…
紙芝居をロックに変えたら俺が17くらいの時に抱いていた夢とほとんど変わらねーじゃねーか!!ファック!!
61にもなってマネしてんじゃねー!
で、2作目はまだ作ってないらしいんだが、前作を作ったのがもう3年前だそうだ。さすがパンクロッカー。夢はあっても実行に移すのが面倒なんだよな!?分かるぜ!その気持ち!すげー分かる!お前は俺か!?SHIT!!
ちなみに理由は
1、テーマの候補がいくつもあって決められない
2、作るのに必要な資料集めが大変だから、そう簡単には決められない
3、自分が80歳まで生きられるのならいいが、65とかで死んじゃった場合売れる前に死ぬことになり、そうやって努力が無駄になると嫌なので、取り掛かれない
だそうだ。
リアルパンクロッカーの俺から見ても、三つ目が特に高レベルパンクだと思う。俺も、自分が成功できるのか、いつ死ぬのか、知りたいぜ!
まあ、ダイアリー書くのに脚色がいらないというような本物のパンク親父だけどよ、最後に俺に「大学院入学卒業誕生日就職祝い」として金を置いてったのはファッションパンクだったな!自分も金がねーくせに!
パンクロッカーなら金は盗っても人にあげたりしないからな。ファック!
まあてめーがファッションパンクっつーことなら、「中学入学卒業、高校入学卒業、11〜24歳までの誕生日・クリスマス・お年玉、その他」の金も待ってるぜ!ファッキンシット!!(T)
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