ういーっす、お疲れさんです。
先日、日進工具(6157)に新規投資を行いました。
皆さん、エンドミルってご存知でしょうか。
マシニングセンターやフライス盤に取り付けて、金属を平面や溝、曲面に加工する切削工具です。自分も一時期やっていたので少しだけ知ってるのです。
実は以前からそのエンドミルで日進工具に注目はしていたんですが、株価が納得いく価格まで落ちて来なかったので見送っていました。しかし、今回1000円を割り、あろうことか900円も割ったので買いました。
配当は3%、優待にQUOカード2,000円分(3年保有)と、良い感じです。
さて、エンドミルの競合にはOSG(6136)やユニオンツール(6278)といった大手もいるのですが、ここの得意分野は刃先径が6mm以下の超硬小径エンドミルです。エンドミルは消耗品なので、径が太く大きいものは再研磨して使いますが、小径のものは再利用しにくいといった問題があるため、基本的には買い替えになります。なので、小径のエンドミルは品質の安定と寿命を求められるわけです。
で、そこが日進工具さんは強いわけです。
ここは手を広げて色んなことをしようとせず、選択と集中によって小径エンドミルに特化しています。中でも最小のエンドミル「マイクロエッジ」シリーズは刃径が0.01mmと、髪の毛に文字を彫ることが可能です。
将来的に世の中の製品は小型化していくと思われるので、それに対する需要は自然と増えると思います。小径になればなるほど、競合は減ってくるので、この分野でシェアトップとなれるわけです。
HPやIR資料を読むと、利益重視でなく、顧客重視の経営をされているなと感じます。株価が下落傾向なのは、需要の戻りが鈍く、金型向けの工具需要が持ち直していなかったり、中華圏が低調といった理由からでしょう。そんなわけで、需要の上向きを期待しつつ、この辺りで投資を行いました。
自己資本比率は92.5%、配当利回り3%、営業利益率20%。
グローバルニッチトップであり、実力ある企業なので、更に伸びていって欲しいなと思います。
ではでは。