*現在、工事進行中(新しいデータが出次第、随時追加していきます)
*たまに覗きに来ていただけると追加とかも有るかも知れません。
* GENPの昭和〜平成4年のメカニックデザイン *
このページには、佐藤元が昭和(一部平成4年)時代にメカニックデザインをしたモノの一部を載せてあります。
時間的劣化とかもあったり、綺麗なモノではありませんし、データで保存していたモノもあったりと、画像がまちまちなのはお許し下さい。
中には、こんなのもやっていたの?って思うモノも出てくるかも知れませんが、まあ当時、【オトナの事情】で自分が描いたと言えなかったデザインも多々あったのは事実なのですが、もう二十年以上も昔のこと、さすがにもう口止めでも無いでしょうと言うことと、結構リメイクや再放送とかでの記念的意味もあり、作ってみました。
結構、当時の制作とかは、今とは全然違う作り方もしていた部分も多く、今の作り方と比べてしまうと、誤解を招いてしまう事も多く、更に時代的背景で、上記 にもあるような、自分のデザインをおおっぴらに言えない状況もありましたので、まあ終活も兼ねて、自分の仕事として整理しようと思い、このようなページを 作りました。
まあ、昔は、会社のシステムで、個人作業を主張できなかったこともありましたから、このページを読んでも違和感を感じる人もおられると思いますが、あくまでも過去の制作側のやり方だったと、ご理解ください。
懐かしんで、楽しんでいただければ幸いです。
(準備中と描かれているのは、現在自分で描いたデザイン画を探している状況です。 気長にお待ち下さいw)

作品名・設定画
裏話エピソード
* 宇宙戦艦ヤマト2
たぶん、商業的にやった初めてのメカニックデザインだと思う。

当初メインの方のデザインが間に合わなかったので、一定期間のみ使うようにと描かされたのですが、結局最終的に、オイラの描いた設定で統一されたようです。

ヤマトファンとしてみれば、嬉しかったですね!
* 銀河鉄道999 捜索中
* 宇宙戦士バルディオス
オモチャ通りに描ける人、玩具会社でプレゼンテーションの出来る人と言う変わった条件でした。(現にスポンサーの社長室や会議室までいかされたのでw、言葉遣いやマナーには、かなり気を遣いました。)

普通にある、格好いいデザインをやってはいけないと言う条件ですので、図面のように、アニメでもオモチャのような分厚さで描くようにと指示されました。

それが評価され引き続きゴーショーグンも担当することになりました。
小さいデータで申し訳ありませんが、当時おもちゃ会社から来た指示設定を見ると、細かくおもちゃ通りに描くように描かれています。

たださすがにジョイント部分はごまかしましたがww

普通のメカデの仕事ではないっすww
珍しいバルディオスの準備稿。

生まれて初めて描いたロボットなんで、滅茶苦茶ですよねww

でも今思うと、予備知識がゼロだったから、色々な無茶なデザインが出来たのかもって思います。

今だったら怖くて出来ない事も多々ありますからねww!

バルディオスのデザインに関しても間違った情報が多々出回っておりますし、当時の制作状況に関しても、かなり間違った情報が多いので、是非こちらを読んで正しい情報にアップデートして頂きたいです。

バルディオスの制作の真実、メカデザインの真実がここにあります!
バルディオス毒舌トークまとめ>>https://togetter.com/li/831066
当時、コブラのクリスタルボーイに憧れていた自分は、それを何とか使えないかと考えたのが、後に「透明円盤」と名付けられた宇宙艇です。

こちらはその最初のラフですが、説明書きにあるように透明の中にクリスタルボーイのようなメカを組み込んだデザインになっています。
バルディオスの基地の準備稿。

ロボットも初めてなら、基地なんか描くのも初めてww

一応基地の一部がロボットのパーツになっていると言う設定です。
* 戦国魔神ゴーショーグン 捜索中
* フウムーン
バルディオスのデザインを見た手塚プロさんが自分を気に入っていただき、誘っていただきました。

ただ当時は葦プロの契約社員だったので本名は出せず「リバーサイド・元」と言う名前でクレジットされました。
基本自分が担当したメカニックは街の中の小物やそのシーンのみでしか出てこないモノがほとんどでした。

面白い話だと、街中のテレビがあるのですが、何やら演出なのか、同じ形のテレビが一台も無いようにしたいとのコトでしたので、テレビだけでかなりの量のテレビをデザインしたのが記憶に強く残っています。

車や電話機もそのシーンのみの登場でしたが、いくつかデザインさせて頂きました。
(設定自体は未だ準備中ですm(__)m)
* 最強ロボ ダイオージャ
葦プロからサンライズに籍が変わって、最初の仕事が、こちらのダイオージャのパワーアップメカデザインでした。

結構コレも条件が厳しく試行錯誤したのを記憶しています。

この後に作画も兼ねるようになってきたかと。
* 劇場版 クラッシャージョウ
ディスコ備品
コルドバ作画に関して、色々な嘘情報が流れておりますので、コルドバの作画に関しては、下記のリンクから、関係者全員の真実が語られている対談があります。
これが、一番正しい情報です。
【クラッシャージョウ作画の真実】



左の設定はディスコの備品をデザインさせて頂きました。

ジョウデートウェア
***
デートウェアA
***
デートウェアB


左の設定は、以前発売された「クラッシャージョウ デザイナーズノート」にも掲載された、自分と安彦さんとの対談にも出てきた、自分がコンセプトデザインをして、安彦さんがクリンナップしてくれた、ラストシーンのデートウェアです。

ジョウが着ているツナギは、当時バイク(KATANA)でスタジオに通っていた自分が着ていたオレンジのツナギです。
この頃は、体重も4〜50kg代で、メチャ痩せていたんですよ(笑)!




アルフィンのデザインに関しても、色々と誤解されている情報や嘘情報をたまに耳にしますが、ジョウは長いスパンでの制作だったので、竹宮先生がデザインす るのが決まったのが、割りと後の方だったので、決まると判っていない段階で、自分がジョウのツナギと一緒にコンセプトデザインを10種類くらい上げて、そ の中から、安彦さんと話し合った結果、左の二つが最終候補に挙がっておりました。

その後、竹宮先生の参加が決まったので、こちらのデザイン画はお蔵入りになりました。

ですので、ラストシーンのデートウェアのコンセプトデザインは、ジョウも、アルフィンも、自分がやったことは、間違いありません。
ただ実際の劇中に使われたのは、ジョウの方だけで、アルフィンの方のデザインはお蔵入りになって、劇中には竹宮先生のが採用されたという経緯です。

この辺は上記の雑誌にも書かれているので、ご理解頂けると思います。

* 巨神ゴーグ
ゴーグでは、色々なモノを描かせていただき、凄く勉強になりました。

現用兵器・地球側、ガイル側、異星兵器・小道具・大道具が自分の担当だったので、結構な量を描かせていただきました。
実際に作画に使用されたメカ設定の9割以上は描きました。

こちらは実在する戦闘機ハリアーですね。(ガイル側)
哨戒機や旅客機なども描きました。(ガイル側・地球側)






アニメーションの作画に必要な動きとかの参考設定も多く書きました。
武装したクルーザーです。

一時期アニメ雑誌で有名になった「バナナ丸」ではありません(笑)。
ガイル関係の船舶は、全部武装しているんですよね(笑)!
工事関係車両。
大型工事関係車両。
実際にあるモデルを改造したモノも結構ありましたね。
ジープ・ミサイル等も自分の担当でした。





とにかく、ほとんどのメカニックデザインをしていたので、エレベーターの上部や、部品などの細かいモノも、全部描きました。
ちょっと背景美術にも近いデザインですが、地上用アンテナと通信衛星のラフです。

実はこの設定の中に、自分も気がつかなかった、大きなミスがあるんですよ(^_^;)。

さてどこでしょうか(笑)?

答えは秘密ですが、ヒントは、これらは通信用機材と言うコトです。
小道具は多かったですね!
細かすぎだろう(笑)!
当時、モデルガンとか好きでしたので、結構自分の好みの銃を劇中でだしたりもしました。
下の方に、この銃に関係した怪しい男がちらっと(笑)!

レディ・リンクスには、絶対この銃をって、決めていたんです!
こんなモンも描きました。
美術絡みのメカもいくつかデザインさせていただきました。

後に「ガイキングLOD」でBGMDをする際に役に立ちました。
ダイノソアのコクピットも担当しました。
最終的には背景になるのですが、雰囲気的なデザインをさせてもらいました。
こちらは地球側の医療機器のラフ。
ミサイル色々のラフ。

細かい兵器関係も、自分の担当でしたので、結構書きましたね。
こちらは異星人メカ。
クラゲメカの子供みたいな感じかな(笑)!
異星メカには、たかもりメカとか、ふるさわメカとかがあるんす(笑)。

謎のネーミングっすね(笑)!
山岳山地地底作業用ロボ。
検査用マニピュレーター色々。(ラフ)
通信機器ラフ
OPに出てくるクラゲメカの残骸(笑)。
工事機器のラフも残っていました。
実は、こんなモンもデザインいたしました。

ゴーグの世界で、いったいどこに使われていたのかと言うと…

正解は下にww!
このシーンに使われていたのですねw!

安彦さんのラフを元に、どうも「20日」までにデザインを上げろと言う指示書のようですww!
ここからは背景参考ラフになります。

ラフにそれぞれの機能の説明をしてあります。
同上
こちらはヘリコプター関係のコクピットの参考ラフ。

掃除していたら、珍しいモノが出てきました(笑)。

当時の発注表です。(最初から三人用です)
ようは作品中に使われているデザインは安彦さん、金子さん、そして自分の三人で描かれていると言う証明にもなります。
とにかく大型武器から小物まで一人で担当していたので、本当にもの凄い枚数を描くことになりました。

これを見ると、異星のメカから地球のメカまで、色々なモノが来ているのが判ると思います。

何と発注表ではない、発注も多々ありました。
いったいどんな風に発注されるのか、珍しい資料が出てきたので、リンク先を御覧下さい。>>
【変わった発注の仕方】


こちらはちょっとオマケ的ですいませんが、オイラのデザインではないですが、戦車担当の安彦さんが描いた戦車です。
(何やらメルカバ戦車を描いた人が違うと言う意見も聞きましたが、先日も安彦さんとも話しましたが、制作サイドでは、そんな事実はありません。
ましてや安彦さんが他人が描いたモノを清書することもありません。
後にも先にも戦車の設定は、安彦さんが描いたこれだけです。
この設定が確かな証明です。)

本来は自分が手伝うべきなのですが、上記の発注表を見て判るように数日単位で設定発注がくるので遅筆のオイラ&ヘタクソなオイラには間に合わなく、安彦さんが自ら描いたモノです。
>>【追加説明】
同じく安彦さんの描く戦車。

作画の方の気持ちを考えたデザインになっているのがさすがです!
同じく戦車担当の安彦さんの描く戦車。

無駄な線がないので、非常に作画に優しい戦車ですね。
こちらが安彦さんが、描いたキャリアビーグルの設定。(多いので、まとめてみました)

何やら都市伝説なのかw、これ以外に設定があるとかないとかw。

もしアニメ関係者や詳しい人が左の設定見て、足りないと思いますか?
少なくとも、作画にはこれ以上、必要ないと思いませんか?

ましてや安彦さん以上に描ける人で無ければ、あっても意味は無いと思いますしね。
こちらは、自分が考え、自分が描いた「公式」のゴーグの内部構造です。

元々葦プロの頃からプラモや超合金の箱に描かれている内部構造図をデザインするのが自分の担当でしたので、この作品でも担当させて貰いました。
工業系学校の出身なので内部構造は大好きなんですww!

ちなみに右胸のコクピットシートは後ろ側を見せるために外してあります。

基本ゴーグは「生物」を改造したバイオメカと言う扱いなので、筋肉組織や神経組織もあります。

表皮は、特殊酵素と電流によって硬度が変化して曲がったりしますが、外的刺激に関しては防御本能にて硬度が上がり、地球上の物質では、破壊は不可能になります。
* Qロボ ゴーグ
準備中
* Qロボ ガリアン


Qロボゴーグのヒットを受けて、作られた作品ですが、食玩として発売されました。

お菓子のオマケでプラモデルを付けて、その組み立て図の裏側に4コマ漫画も加えました。

その後、コミックボンボンで連載していた「ロボロボカンパニー」で漫画のキャラで登場させたモノです。

魚の骨剣とか、ユニークな武器も特徴の作品でした。






* SDガンダム 準備中
* ママは小学4年生
ママは小学4年生の仕事は、漫画家がメインの頃にやってきた仕事でした。

線の少ない、影が無くても耐えられるデザインが出来る人と言うので選ばれたようなのですが…

ま、その辺は問題はなかったのですが、見てお判りのように、メインメカから町の中、話数アイテムまで異様な数をデザインさせてもらいましたが…
当時の会社の事情で、デザインを名乗らせては貰えなく「デザイン協力」と言う中途半端な肩書きだけだったんですね。

そのため、この作品も後に少ししがらみが残ったモノになってしまったのも残念です。
ただ会社は予想していなかったのでしょうが、あまりにも数の多いデザイン数に、さすがに「デザイン協力」では、誤魔化しきれないと思ったのでしょうね(笑)。

シリーズ半ばくらいからEDテロップに「アクセサリーデザイン 夢屋」と、当時のウチのスタジオ名を入れるようになりましたが、あくまでも自分の個人名は「協力」のままでないとダメだったようです。
そのため、他の作品もそうですが、自分がやったデザインを他人がやったと思われている誤解は、未だに残っておりますので、今回このようなページを作ったわけです。

ゴーショーグンも数十年ぶりにわだかまりも解け、DVDBOX等で、公式に自分のデザインだと認めても頂きましたしね。(放送中のクレジットには、自分の名前は入っていないのです。)
まあ影武者・当て馬デザイナーに徹していれば、一生暮らせるくらいの口止め料が貰えるなら良いのですけどね(笑)、一銭にもなりませんからね。

もう2〜30年も経っているわけですからね、それならこれは、実は自分のデザインだよって主張はさせて貰いたいモノです。
まあ、あまり暗い話ばかりも何ですので、ママ4エピソードを(^_^;)!

冗談抜きで描きやすかったです。
少女モノと言うのもありますし、無駄な影・ハイライトがいらない分、デザインと形だけで追えましたしね。
唯一のネックは、その発注量が尋常じゃなかったですね。

よく前にも描きましたが、「輪ゴム」や「角砂糖」のデザインまでやらされましたからね、30分番組で数十枚のデザインをしたことも多々ありました。

ちなみにデザインは一話いくらの話数単位なので、枚数が多いと損なんです(笑)。
こちらの鞄も、結構出番が多かったと思いますが、これは当時の自分のスタジオ(夢屋)が少女漫画家さんとの共同スタジオだったので、その少女漫画家さんにデザインして貰ったモノです。

4次元バッグみたいに、色々出てきましたからね(笑)!
赤ちゃんに使う道具とかは、ウチの子供に使った道具などを参考に描いたモノも多々ありました。
かごとかも原画マンが統一を取ってくれれば、お任せでも良いはずなんですけどね。

ホントお任せが少なかった作品です。
悪い意味で、影・ハイライトで慣れちゃった原画マンも何人かいたので、それをリセットするのが制作的に難しかったようです。
ゴー グの時のエピソードで自分が描いた船のデザインを安彦さんが、このパースじゃバナナだよ〜って、言った有名な?エピソードがアニメ雑誌に載ったので (笑)、せっかくだから「バナナ丸」と言う名前の船をだすか!…と言うことで、劇中で名前は呼ばれませんが、バナナ丸です(笑)!
子供の遊び道具は、使い方も説明。
こちらはBGにもなる机の上の設定。

漫画家の卵と言う設定ですが、結構使い慣れている感じの机です(笑)。

机の上の設定は、平成になってもガイキングやPPGZでも描かせて貰いました。
個人的お気に入りの「わな」の設定。

4コマ漫画的に説明が入っているのが好き!

もっともなぜ岩が自動的に落ちるかが不明の罠なんだけどね(笑)。
こちらの絵は、劇中に出てくるCG画面をオイラのPCで作ったモノ。

ご存じの方もおりますが、当時からPC誌の仕事しているので複数のPCを使っていたので、ナニで作成したかは忘れてしまいました。
上の画像が表示されるPCの設定。

まあ、今のと比べたら、でかいですが、その辺は時代と言うコトで(笑)。
こちらの絵も上のPCで表示される文字の設定をウチのPCで作ったモノ。

よく見ると、企画時の商品名「おでかけバッグ」ではなく「おせわバッグ」に修正されているのが判る。

こんなモノまで、設定で作ったんですよ(^_^;)。
小さいデータで見つけましたが、こちらがタイムマシンのいくつかのデザインラフになります。
ラスト、みらいちゃんが未来に帰るために作られたタイムマシンのコクピットの設定。

町の科学者が急いで作ったと言うことなので、ジャンクパーツを集めた感じのフロントにしました。
タイムマシン製造工場ラフ。
こちらはタイムマシン製造工場の機械の裏に見える背景を表したモノ。
こちらが製造工場の決定稿になります。

だいぶ未来的・生物的になったのが判ります。

*現在工事中故、ブラウザ上でお戻り下さい!