最近よく行くもつ焼き屋で「こぶくろさし」というメニューを注文している。
コブクロは豚の子宮で、細い筒状の形をしている。「こぶくろさし」なので、刺身っぽく出てくる。
味付けは「にんにく?しょうが?」と聞かれるので「ミックスで」とお願いしている。ミックスも一応公認らしい。
コブクロはよくコリコリという表現が使われるが、これは焼いてないので、コリコリというより、もちもちというか、ぷよぷよというか、とにかく弾力がある歯ごたえである。
味はとにかく淡白で、脂肪は少なめ、低カロリー。酒のつまみとしてはちょうどいい。
そして毎回あるわけでもないので、あれば必ず注文してしまう。
ただ厚生労働省は豚の内臓の生食はやめましょうと警告している。豚の肉や内臓を生食用として販売・提供することは禁止されていると、意外と柔らかめに言っている。
ではこの「こぶくろさし」はどうなのか。正直よく分からない。
軽くボイルしてあるのかもしれないけれど、店の人に確認していないので不明である。
敢えて店の人に「このこぶくろは完全生食でしょうか」なんて聞いた瞬間に(答えがどうあれ)不穏な雰囲気になりそうだ。
内臓と言ってもレバーの事だよ、ということかもしれないし、コブクロは特に規制はないよ、かもしれない。
でも細菌や寄生虫を除去するには焼くしかないよね、ということなんだろうな、とは薄々思っている。
ということで次回の一人飲みからは、コブクロは串焼きで食べるしかないか、と急に考えを改めてる訳です。
ただ実態はどうあれ、焼いて食べた方が間違いないよね、もう歳だし、という矜持も何もない状態でいいのか、と悶々としている。