2024年(令和6年)4月19日
★小平小学校 集団下校で危険確認

悪天候などに備えて集団下校指導訓練を行う小平小学校の児童

 小平小学校(矢藤典彦校長、児童82人)の集団下校指導訓練が15日、同校通学路などで行われ、児童が悪天候など危険な状況に備えて通学路の危険箇所を確認しながら家路に着いた。
 同訓練は、集団下校時における危険な箇所や場所に気を付けて安全に行動し、迅速な行動の態度と意識を高めることを目的に、毎年この時期に実施している。
 この日児童は、1時間目の授業が始まる前のホームルームにて、集団下校を行う方面別に分けられた教室へ集合。各教室では、方面別に班長と副班長を務める6年生児童が中心となって進行。一緒に下校をする児童が自己紹介し、先頭が班長、最後尾に副班長が付き、2列に並ぶ際には下級生の隣りには兄姉もしくは上級生が付くことをお願いした。
 このほか、方面別の各担当教諭が①ふざけたり、列を乱したりしない②交通安全に十分気を付ける③自分の家が近くなり、列から離れる際は必ず担当の先生に伝えてから離れる④迎えが来ていて集団下校に参加しない場合は、必ず担当の先生に伝えてから離れる―ことを決まりごととして説明した。
 実際の訓練は午後2時25分から始まり、スクールバスの乗車や町文化交流センター内にある放課後児童クラブへ向かう児童も含め、6方面別に分かれて各教室に集合。校内放送で呼ばれた方面から順番に外靴を履いて児童玄関前で人員を確認して下校を開始した。
 1年生は初めての訓練ともあり、上級生が手を引きながら下級生を守るように率先して車道側を歩いた。横断歩道のない場所などでは一度立ち止まり、班長が「必ず左右を確認して、手を挙げて渡りましょう」と説明。下級生の交通安全意識向上にひと役買っていた。また、児童が背負うランドセルには、町商工会女性部(山内妙子部長)から贈られた交通安全マスコット「愛の鈴」が付けられており、児童が歩くたびに交通安全を願う鈴の音が聞こえていた。


2024年(令和6年)4月18日
★「ごみ・ゼロ運動」始まる 商店街をきれいに

留萌商工会議所、留萌市商店街振興組合連合会の「ごみ・ゼロ運動」で商店街の一斉清掃に取り組む事業者(留萌市錦町)

 留萌商工会議所(大石昌明会頭)、留萌市商店街振興組合連合会(土田悦也理事長)主催の令和6年度商店街環境美化「ごみ・ゼロ運動」が、今年も15日から始まった。市内の各商店街・商店会では、経営者や従業員、商工会議所の職員がゴミを拾い集め、マチのイメージアップに貢献している。
 同運動は、駅前から本町までの約1・5キロに及ぶ商店街区域を一斉に清掃し、マチをきれいにしよう―と平成17年からスタートし、今年で19年目。以前は5月開始だったが、雪解けの状況を見て29年からは4月に実施。今年も10月までに計7回を予定している。
 留萌市が後援。駅前大通、開運だるま通り、神社下、三番街、中央の5商店街と福広会、本町商店会、商工会議所の計8団体が参加。令和4年からは開始時間を30分繰り下げ、午前9時半から同10時半までの実施時間を設定した。
 それぞれ開店前に店舗前や植栽マスなど各商店街の周辺を清掃。従業員が総出でゴミ拾いに汗を流す商店も見られた。参加者らはゴミ袋、火ばさみを使い、空き缶やビニール類、たばこの吸い殻などを丹念に拾い集めたほか、ほうきやちりとりで冬期間にまいた焼き砂など、道路沿いにたまった土砂を清掃したり、雑草を取り除くなど環境美化に努めていた。
 集めたゴミは各商店街の指定された場所に集積し、市のゴミ収集車が回収。同運動は今後5~10の月1回原則として1日に行い、日曜日と重なるときは翌日に実施。家庭ゴミや粗大ゴミは回収しないことにしている。


2024年(令和6年)4月16日
★ジュニアFC スポセンで体験練習会

ドリブルの練習をする児童

 留萌ジュニアフットボールクラブ(留萌ジュニアFC、細田雅之代表)のサッカー体験練習会が、13日午前9時から留萌市スポーツセンターで開かれ、子供たちが元気いっぱいに体を動かした。
 小学生にサッカーの楽しさを知ってもらうことを目的に、毎年この時期に開催している。この日は市内の小学1、2、4年生合わせて11人が体験した。
 子供たちは、パイロンを設置して作った四角いエリアの中にいる人たちに、ボールを手、足で転がしてぶつけるドッジボールを楽しんだあと、ドリブルとシュートを練習。留萌ジュニアFC所属の2年生に見本を見せてもらいながら、一生懸命取り組んでいた。
 また、同FCの指導者と一緒に試合も行った。子供たちは、果敢にシュートを放つなど全力で試合を楽しみ、笑顔を見せていた。
 終了後、留萌小学校1年の小浜桃奈さん(6)は「楽しかったです。またサッカーがしたいと思いました」と語った。事前に申し込みがあれば随時体験は可能。問い合わせは細田代表=携帯電話090(8897)5028番=へ。


2024年(令和6年)4月14日
★初山別 三角さん道指導林家に認定

道指導林家の認定証を手にする初山別村の三角さん(前列中央)

 北海道指導林家の認定証交付式が、12日午前時から初山別村役場2階会議室で行われ、三角英樹さん(72)=初山別村字初山別=に、留萌振興局森林室の井上靖彦室長から認定証などが手渡された。
 指導林家は、道知事が地域において模範となるような林業生産活動を展開している意欲的な林家を、市町村長からの推薦に基づき認定している。道が主催する林業技術研修会などの講師をはじめ、地域の森林所有者に対する直接的な森林施業技術の指導など、地域林業振興に向けた活躍が期待される。3月末現在の指導林家は、同月6日付けで認定された三角さんを含め、全道で326人、留萌管内で12人。
 三角さんは、地元の林業会社での造林経験を生かし、自伐隣家として活動。林業技術の研さんと実践を行うなど、地域林業の振興発展に大きく寄与。また、遠別初山別森林組合の代表理事を、3期9年務めるなど人格、見識に優れ地域からの信頼も厚い。
 人工林62・56ヘクタールをはじめ、天然林など合わせて97・84ヘクタールの所有林は、トドマツ人工林が多く、腐朽が入る前の中径材生産を目標に、保育事業は適期森林組合に委託。皆伐事業については、自伐林家として伐倒、玉切り、はい積みまで自ら行うことで林業収益を増収。農業との複合経営を実践している。
 伝達式は、同森林組合の志子田一郎代表理事組合長らが見守る中行われ、三角さんに井上室長から認定証、腕章、バッジがそれぞれ手渡された。
 井上室長は「指導林家は、村内で5人目となる。他の指導林家と連携し、地域での活躍を祈念している。指導林家としてその技術を地域の方々へ伝えていってほしい」とあいさつを述べ、宮本憲幸村長は「木を育てるには、地道な努力、長い年月が必要で、山づくりは農業、漁業にも密接につながる。一層の振興を期待している」と激励した。
 三角さんは「身の引き締まる思い。山づくりの経験を生かし、微力ではあるが、地域の林業発展に努めていきたい」と抱負を語り、気持ち新たにしていた。


2024年(令和6年)4月13日
★小平と増毛で入学式

小平中学校の入学式で名前を呼ばれて起立する新入生

 小平中学校(渡辺圭校長)で6日、増毛小学校(安居和校長)、増毛中学校(嶋本敏幸校長)は8日、小平小学校(矢藤典彦校長)、鬼鹿小学校(酒井康有校長)は9日にそれぞれ入学式が行われた。5小中学校合わせて男女60人が新たな学びやの門をくぐった。
 今年度各校の入学生は増毛中が21人、小平中は14人、増毛小は11人、小平小は10人、鬼鹿小は4人。前年度と比べて鬼鹿小が同数だったものの、増毛中が10人、小平小と小平中は2人、増毛小は1人それぞれ減少した。
 このうち、小平中の入学式は午後1時半から同校体育館で行われ、新1年生と保護者、在校生、教諭、来賓合わせて約100人が出席。式典では、保護者らの拍手に迎えられた新入生が真新しく、まだ少し大きめな制服に身を包み、緊張の面持ちで入場。国歌と校歌斉唱のあと、新入生の名前が呼ばれると大きな声で「ハイ!」と返事をして起立していた。
 続いて、渡辺校長が「今日から中学生としての第一歩を踏み出します。これからの3年間は、子供から大人へと成長して社会へ羽ばたくために必要な時間となります。一日も中学校での生活に慣れて、自分の持ち味や個性を磨き、将来に向けてたくましく、豊かな心を養い、幸福な人生を切り拓く土台となる時間を過ごしてください」と激励し、町教育委員会委員の松本恭子さん、PTA会長の西村健一さんがそれぞれ祝辞を述べた。
 式典終了後は、新入生と保護者らが記念撮影、教室でホームルームが行われ、それぞれ下校した。


2024年(令和6年)4月10日
★留萌駅の面影感じて 道の駅で高木勲さんの絵画展

道の駅るもいコワーキングスペースで開かれている高木勲さんの鉄道絵画展

 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)は、8日から道の駅るもいコワーキングスペースで、高木勲さんの鉄道絵画展を開いている。同協会では「JR留萌駅は昨年3月末で使用されなくなりましたが、高木さんの絵から面影を感じていただきたいと思います」と話している。
 高木さんは、昭和10年に留萌市で生まれ、28年から国鉄留萌駅で勤務していた。平成2年にJR留萌駅を定年退職し、18年に亡くなった。同協会では、高木さんが生前趣味で描いたペン画を市海のふるさと館などで展示してきた。
 今回の絵画展は、旧留萌駅の近い場所にある道の駅るもいコワーキングスペースの利用者に、鉄路が存在した往時の様子を知ってもらいたい―と企画した。
 現在は、昭和20年代を描いた6点を展示している。ペン画には「留萌機関区転車台風景」、「留萌駅信号扱い所と春光寮」、「留萌駅は羽幌線、天塩鉄道社線の分岐点」などの題名とともに、高木さんの解説文も付けられている。
 また、ペン画の横には「留萌駅に関する回想」と題した高木さんの文章も掲示されており、「終戦の食糧難で食べ物が極度に少なかった当時を過ごしてきた小生、駅で目にした光景は幼い小生の前には、『駅の人はなんて偉い人なんだろう』と映ったのだ。」などと書かれている。
 同協会では、展示するペン画を随時変更することにしている。


2024年(令和6年)4月9日
★交通事故に注意を 新入生へ啓発グッズ贈る

留萌小学校の児童玄関付近で行われた新入学児童特別啓発

 新入学児童特別啓発が8日、留萌小学校(秋葉良之校長)の入学式に合わせて同校児童玄関付近で行われた。関係者が児童に啓発グッズを手渡し、交通安全を呼び掛けた。
 新入生の交通安全意識を高めよう―と、例年この時期に実施している。新型コロナウイルス感染防止のため、令和3~5年は対面での啓発活動を中止。代わりに「交通安全」と書かれたシールを貼り付けた文房具などを入学式前に各学校へ届けていた。
 この日は、中西俊司市長や留萌商工会議所の大石昌明会頭、留萌警察署の遠藤祐之署長、留萌市交通安全協会の堀口哲志会長など約20人が参加し、午前9時から啓発活動を行った。
 関係者は、新入生へ「ヘルメットをかぶろう」、「ひだりがわをはしろう」などと自転車のルールが書かれた定規、「止まれ」の標識の形をした消しゴムなどが入ったビニール袋を手渡し「交通事故に気を付けてください」と声を掛けていた。
 啓発グッズを受け取った新入生は「ありがとうございます」と返事をして、交通ルールを守ることを約束していた。


2024年(令和6年)4月7日
★ふらっとひろば はーとふるで交流会

留萌市保健福祉センターはーとふるで開かれた母親の交流イベント「るもいママのふらっとひろば」

 ママ同士の横のつながりを―。そんな思いから留萌市で0歳児を育児中の母親たちが、母親の交流イベント「るもいママのふらっとひろば」を3月27日に市保健福祉センターはーとふる2階栄養指導室を始めて開いた。参加者が座布団に座り、子育てに関する話などで盛り上がった。
 運営チームの安部千香子代表によると「るもいママのふらっとひろば」は、一人孤独に育児をする母親をゼロにすることを目的に、安部代表をはじめ3人の母親が企画した。3人とも家族の都合で見知らぬ土地であった留萌市へ移住。寂しさなどを感じながら、子育てをしていた経験から、ママ同士の横のつながりを作ることが急務であると感じたという。
 初日は市内から10組21人が参加。気軽に多くの人が来られるよう入退室を自由にした。母親たちは、自分の名前を書いた紙を胸元に付けたあと、3グループに分かれて交流。箱の中に入ったカードに書かれた「離乳食」などのテーマに沿って会話をしたり、フリートークを楽しみ、笑顔を見せていた。


2024年(令和6年)4月6日
★留萌市新任職員研修 電話応対などに挑戦

留萌市の新任職員研修で行われた電話応対

 留萌市の令和5年度新任職員研修(前期)が、3日から5日まで市役所会議室で行われた。参加した4月1日付で採用された職員6人は、接遇やなど今後の業務に必要な知識を身に付けた。
 市職員としての立場を自覚し、業務上必要となる基礎的な知識や市民に対する接遇マナーの習得を図ることを目的に、毎年この時期に行っている。今年は初級事務職2人、上級事務職1人、学芸員1人、保健師1人、ふるさと枠1人が参加した。
 初日は公務員倫理や市役所の仕事、市の主要施策、広報などを学び、2日目は接遇の指導が行われた。午前中は名刺交換や挨拶、社会人の心得、窓口対応について学んだ。
 午後1時から行われた電話応対では、講師を務めた市ふるさと納税課の佐藤亮訓係長が「電話を掛けるときには番号を間違えず、話す内容をメモして、必要な資料を手元に置いてください。電話が掛かってきた際には、必ず1~2回のコールで出るようにして、所属と名前を名乗ってください。取り次ぎは素早くお願いします」と呼び掛けた。
 続いて新任職員は、留萌市への転入者役、市民課職員役に分かれて、電話応対の練習を行った。転入者役の人が市役所や市民課窓口の場所、手続きに必要な書類などについて次々と質問するのに対して、市民課職員の人は若干困惑しながらも丁寧に答えていた。
 最終日となる3日目は、地方財務や福利厚生会、庁内ネットワークの操作方法、条例・規則、公文書について研修し、新任職員はスキルアップを目指して真剣に取り組んでいた。
 参加した市政策調整課の里深一心主事は「大学を卒業して社会人として働き始めましたので分からないことが多かったのですが、言葉遣いや対応などをしっかりと知ることができて良かったです」と感想を話していた。


2024年(令和6年)4月4日
★留萌市安協 新1年生に祝い品

留萌小学校の秋葉校長へノート、アルファベット表を手渡した留萌市交通安全協会の堀口会長(左)

 留萌市交通安全協会(堀口哲志会長)は2日、新1年生に贈る祝い品を市内の留萌、東光、緑丘、潮静、港北の5小学校へ届けた。
 祝い品の贈呈は新1年生の交通安全を願い、昭和48年から毎年行っている。
 市教育委員会によると、5小学校の新1年生の人数は1日現在で111人。同協会では、子供たちの学習補助につながれば―と、人数分の国語、算数のノート各1冊、道路標識の情報を載せたアルファベット表1枚を用意。同協会の役職員が分担して各校を回り、祝い品を届けた。
 留萌小学校(秋葉良之校長)には同日午前11時、堀口会長をはじめ役職員3人で校長室を訪問。入学予定者41人分の祝い品を秋葉校長へ手渡した。祝い品を受けた秋葉校長は「すごくありがたいですし、大切に使わせていただきます」と感謝した。
 堀口会長は「道路標識の意味が分からないまま、歩いているお子さんもいると思うので(アルファベット表を)活用して覚えてほしいと思います」と語った。


2024年(令和6年)4月3日
★市民のために何ができるかを学んで

中西市長から辞令を受け取ったあとで宣誓書を読み上げる新規採用職員の南部さん

 留萌市の人事異動及び新規採用などに係る辞令交付が、1日午前9時半から市役所3階会議室で行われ、中西俊司市長から管理職など49人、新規採用職員8人に辞令が手渡された。
 管理職の辞令交付は、総務部デジタル推進室の中村暢泰室長を皮切りに行われた。職員たちは渡辺剛彦総務部長が役職と名前を呼び上げるたびに「はい」と返事をして前に出て、中西市長から辞令を受け取っていた。
 令和6年度の新規採用職員は、港湾・再生可能エネルギー室、税務課、政策調整課、市民課、保健医療課にそれぞれ1人、教育委員会に2人、留萌消防組合に1人が配属された。全員に辞令が交付されたあと、市民課後期高齢者医療係に配属された南部瑞月さんが「私は地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的かつ効率的に運営する責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓います」と宣誓書を読み上げた。
 最後に、中西市長は「今回の人事異動につきましてはそれほど大きなものではありませんが、それぞれの役割と新しいことに取り組むための部署を作りました。時代に流れに合わせて、市の仕事が変わってくることを皆さんに分かっていただきたいと思います。なるべくスピード感を持って新しい仕事を覚え、市民のため、市のためという仕事に頑張っていただきたいと思っております」と職員に声を掛けた。
 また、「仕事の効率化はとても大切なことですが、過去にはシステムをカスタマイズしすぎて誰も使えなくなるという事例もありました。個人ではなくみんなで話し合って決めて、引き継いでいくことが大事になってきます。皆さんには人口減少を少しでも緩やかにするために力を貸していただきたいと思います」と訴えた。
 さらに、「新人の皆さんは社会人経験のある方、学校を卒業して来られた方もいると思います。今まで経験したことのないことも多々あると思います。上司や先輩に心を開いて相談しながら、自らの力で解決していくことが大事です。皆さんにおいては、早く市の仕事を覚えていただいて、そして市民のためにどんなことが自分にできるのかを学びながら、着実に一歩一歩前に進んでほしいと思っているところです」と力強く激励した。


2024年(令和6年)4月2日
★2保育園で「旅立ちの日」

卒園児(左)にペンダントを贈るみどり保育園の在園児

 留萌市内のみどり保育園(竹内美和園長)の「旅立ちの日」が、3月29日午前10時35分から同園ホールで行われ、卒園児にペンダントが贈られたほか、ゲームを楽しんだ。
 毎年この時期に開催している。ピアノ伴奏に合わせて、園児が園歌などを元気よく歌ったあと、竹内園長が「今日一日お友達と元気に、仲良く過ごしてください」とあいさつした。
 続いて、この日参加した卒園児26人が在園児の前に整列。4月から通う小学校の名前を言ったほか、「算数の勉強を頑張りたいです」などと、一人一人元気に発表した。
 そして在園児は、卒園児に「頑張ってね」と声を掛けながら「ちいかわ」のペンダントをプレゼント。3月で同園を離れることになった保育士、調理員にもプレゼントを贈った。
 最後に宝探しゲームを実施。1回目は卒園児が隠した絵を在園児、2回目は保育士が隠した絵を卒園児が探した。子供たちはイスの裏、滑り台の上などを探して絵が見つかると「あった!」と大きな声を出して喜んでいた。
 市内ではこのほか、沖見保育園(永井美幸園長)で「旅立ちの日」が行われ、卒園児に応援の意味を込め、ペンダントが贈られた。


2024年(令和6年)3月31日
★多世代の住民集った幌糠コミセンが廃止

31日で廃止される留萌市幌糠コミュニティーセンター

 留萌市幌糠地区にある市幌糠コミュニティーセンター(コミセン)が、31日で廃止されることが決まった。4月1日以降は、市幌糠農業・農村支援センター(旧幌糠中学校)の1階職員室と2階多目的ホールを活用することになる。幌糠地区に住む80代の男性は「残念ですが仕方ないと思います。現在この地域ではサークル活動を行っていませんので、4月以降は中学校で町内会や水道組合、老人クラブを実施していきます」と話している。
 幌糠コミセンの建物は昭和49年に建設された。当初は市役所幌糠支所、その後幌糠地区公民館となり、平成21年からコミセンとして活用されてきた。
 幌糠地区の住民が集って幌糠雪まつりなど各種イベントを開催したり、あかしあ大学幌糠分校の活動拠点、一般社団法人留萌青年会議所の政策事業「ぽろぬかふぇ」の舞台となったこともあり、子供から高齢者まで多世代の住民が利用する施設だった。
 所管の市政策調整課によると、建設から50年近くが経って耐用年数の38年を超えたことに加え、耐震基準を満たしておらず、利用者数も減少しているために廃止することにしたという。
 市と同コミセン運営協議会との施設の今後に関する協議は昨年8月から始まり、9月には廃止という方向性で合意し、月に地域説明会を開催した。そして、今年3月の市議会定例会で同月31日の廃止が正式に決まった。
 廃止に伴うイベントの開催は予定されていない。


2024年(令和6年)3月29日
★ハクチョウやマガモなど遠別や羽幌で落ち穂拾い

遠別町字北里のデントコーン畑で落ち穂拾いをするオオハクチョウやコハクチョウの群れ

 遠別町や羽幌町などの水田やデントコーン畑では、繁殖のため北極圏に向かうオオハクチョウやコハクチョウなどの渡り鳥の群れが、落ち穂拾いをするこの時期ならではの光景が見られている。
 オオハクチョウは、体長約140センチ程度で、両翼を広げると205~275センチほど。一方、コハクチョウは、体長115~150センチ程度で、両翼を広げると180センチほど。
 いずれも、例年越冬のため10月から11月にかけて日本に南下。3月から4月にかけて北上し、ユーラシア大陸などで繁殖する。
 27日は、遠別町字北里のデントコーン畑や、羽幌町朝日地区の水田で、オオハクチョウやコハクチョウが、長い旅に備え刈り損ねた稲や実を食べて栄養を補給。
 そのうち、遠別町では、オオハクチョウとコハクチョウに、頭部が鮮やかな緑色に染まった雄のマガモや、茶褐色の頭部が特徴的なヒドリガモを加え、30羽ほどの群れが、利尻富士(利尻山)をバックに、落ち穂拾いする様子が見られた。
 北海道海鳥センターによると、オオハクチョウの群れには、雪解け状況など、移動先の様子を確認する先遣隊がおり、群れは先遣隊の情報を基に、繁殖地に向け北上を繰り返す。
 今年の北上のペースは、雪解けが早かった昨年と比べ、例年並み。ハクチョウが落ち穂拾いをする光景は、4月中旬まで見られるのでは―としている。


2024年(令和6年)3月26日
★春待里実行委 義援金約10万円を贈る

義援金を贈ることを発表した萌っこ春待里の実行委員長の3人

 萌っこ春待里実行委員会は21日、能登半島地震の被災者支援や被災地の復興に役立ててもらうため、日本赤十字社を通じ、義援金として9万6200円を贈ることを発表した。
 萌っこ春待里は、毎年3月上旬~中旬に開かれている屋外イベント。今年は、10日に留萌市船場町の道の駅るもいで開かれ、ニシン舟を引く「萌っこばんばレース」などが行われた。
 今回、イベント開催前に開いた会合の中で、義援金を贈ることを決めた。2月中旬から1カ月程度、市内のスーパーやガソリンスタンド、スナック、バー、萌っこ春待里会場の計5カ所に「能登地震義援金 募金箱 ご協力をお願いします!!」と書かれた瓶タイプの募金箱を設置。結果、3万3650円が集まった。
 それに、イベントの抽選会で使う「カンパ券」の売り上げの1割である6万2550円を加え、合計9万6200円を義援金として贈ることにした。実行委は「被災された方々が、一刻も早く平穏な生活を取り戻すことができるよう願っております」と話している。


2024年(令和6年)3月9日
★ライフジャケットの知識や扱い方を学ぶ

北海道ウォーターセーフティ協会の岸理事長からライフジャケットの正しい着用法について指導を受けるライフジャケット安全講習会の参加者

 留萌振興局主催の「ライフジャケット安全講習会」が、6日午後6時から留萌市中央公民館2会研修会議室1号で開かれ、アウトドア愛好者や観光関係者ら約30人が水にまつわる安全確保のための知識や機材の扱いなどに理解を深めた。
 留萌地域では近年、海岸やダム湖などでSUPやシーカヤックなど、川や湖沼でのアウトドア活動が楽しまれており、海でもサーフィンなどを満喫する愛好者もいることから、水上でのアウトドア活動の安全確保にはライフジャケットの使用が不可欠―として、アウトドアの基本となる安全性を確保することを目的に講習会を企画。
 講師は一般社団法人北海道ウォーターセーフティ協会の岸浩明理事長が務め、日本ライフジャケットインストラクターレベル1講習として実施した。
 前半は座学が行われ、岸さんは「水難事故を防ぐための装備であるライフジャケットが、日本でまだまだ普及していないのは、日本には水辺に近づくときに必ずライフジャケットを着なければならない法律やルールがないから。欧米では、一見必要と思われないアクティビティーでもライフジャケットの着用義務があるものもある。ただ、ライフジャケットは義務があるから着用するのではなく、命を守るために身に付けるものであるということを頭に入れてほしい」と述べ、欧米での着用に関する実験事例や製品規格などを動画や写真を交えて紹介。
 「見た目を重視したためにライフジャケットを着用せず、落水し命を落とした事例は数多くある。その場面場面によって、ライフジャケットを着用していることに対してのメリットや着用のタイミングを考えることを、インストラクター自身が手本となって教えることが大切」と強調。「人によって、価格だったり、カラーリングだったりとライフジャケットに求めるものは異なるが、最低でも命を守れるものが必要。人間の体は2%しか浮かない。立った状態では頭の先ぐらいしか水面に出ず、呼吸に必要な鼻も口も水面下になる。ただ着ていればいいのではなく、正しく着用しないと逆にライフジャケットによって命を落とす危険性もある」と訴えた。
 後半は実技が行われ、岸さんがライフジャケットの着用を実演したあと、実際に参加者が着用を体験。「全てのストラップを緩め、下から順番にストラップを締めること。一番下のストラップは肋骨の下側になるように、ライフジャケットが浮力で引き上げられたときにストラップが肋骨にかかるようにする」などとアドバイスしながら、岸さんが正しい着用状態かどうかをチェックした。
 最後に岸さんが「水辺に出掛けたときには必ずライフジャケットを着ける意識を持ち、皆さんからひと言着用を呼び掛けてほしい。着用を人任せにするのではなく、自分自身が着用するクセを付け、周りに影響を与える存在になって水辺の事故をゼロにしよう」と訴えた。


2024年(令和6年)3月8日
★国際ソロプチミスト留萌 乳がん予防へ自己触診を

るもい健康の駅に乳がん予防の啓発資材を設置した国際ソロプチミスト留萌の菅原会長(左から4人目)ら

 国際ソロプチミスト留萌(菅原敏子会長)は6日、「国際女性デー」に合わせたに合わせた啓発活動の一環として、るもい健康の駅1階窓口に乳がんの自己触診などによる早期発見・早期治療を呼び掛けるカードが入ったポケットティッシュ入りの籠を備え付けた。
 国際ソロプチミストは、女性と女児の幸せを願い、世界中で約3千のクラブが支援活動を展開。女性が配偶者や恋人から暴力を受けるDV(ドメスティックバイオレンス)問題にも積極的に啓発活動を実施している。
 ソロプチミスト留萌でも毎年、同女性デーに合わせて海道と東北6県合わせて83団体で構成する日本北リジョンの行動に合わせる形でキャンペーンを繰り広げている。
 啓発活動は、同団体が推進している「キャッチSOSキャンペーン」の一環。例年は3月8日の「国際女性デー」に合わせて留萌市内の大型店前などで街頭啓発を展開しているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い対面での啓発活動を取りやめ、地域住民が多く利用する同施設に啓発グッズを備え付けることとした。
 この日は、菅原会長と会長セクレタリーの松下悦子さん、広報委員会の戸水美保子委員長、プログラム委員会の井向由貴枝副委員長の4人が同施設を訪問。「乳がん患者の約半数が自分で乳房の異変を見つけています」、「セルフチェックを習慣にしよう」などのキャッチコピーと、自己触診の手法をイラスト入りで紹介しているカード付きのポケットティッシュ100個が入った籠を、同施設を運営するNPO法人るもいコホートピア(理事長・小海康夫札幌医科大学名誉教授)の職員に手渡した。
 菅原会長は「乳房は女性にとって大切なものであり、定期的に自己触診を行うとともに医療機関での検診を受け、乳がんの早期発見に努めてほしい」と話している。


2024年(令和6年)3月7日
★角谷柊采さん 中西市長へ全国出場報告

全国大会へ出場するスキークラブ・留萌ジュニアしじみRCの角谷柊采さん(中央)

 スキークラブ・留萌ジュニアしじみRC所属の角谷柊采さんが(留萌小学校6年)が5日、留萌市役所を訪問。アルペンスキー競技で全国大会に出場することを報告した。
 角谷さんは小学1年生のときに同クラブへ入った。空知管内沼田町、増毛町のスキー場で日々練習に励んでいる。
 今回2月17、18の両日、小樽市の朝里川温泉スキー場で開かれた北海道ユース選手権大会に出場。回転、大回転両種目の結果合わせて総合8位になり3月25、26の両日、長野県上田市の菅平高原パインビークオオマツスキー場で開かれるJOCジュニアオリンピックカップ2024全日本ジュニアスキー選手権大会の出場権を獲得した。同クラブから全国大会出場者が出るのは8年ぶり。
 角谷さんは、午後4時ごろに同クラブの監督で父親の浩明さんと共に市長室を訪問。中西市長へ「最後まで全力で走りたいです。10番以内を目指します」と意気込みを語った。中西市長は「まずは完走を目標に、コーチの指導のもと頑張ってください」とエールを送っていた。
 柊采さんはジュニアオリンピック前に増毛町、上川管内和寒町で開かれるスキー大会へ出場する。「全部入賞したいです。優勝または3位以内を目指します」と気合い十分だった。


2024年(令和6年)3月6日
★道内公立高校入試 管内は248人が受験

留萌高校で合格を目指して入試に挑む受験生

 公立高校の一般入試が5日、全道一斉に行われ、留萌管内は全日制5校に241人、定時制1校に7人の合わせて248人が合格を目指して試験に挑んだ。
 管内の募集定員は全日制440人、定時制40人。すでに遠別農業で4人、苫前商業で3人が推薦入学で内定。これにより、全日制の募集定員は433人となった。当初は全体で250人が受験する予定だったが、体調不良などで2人が欠席した。競争倍率は全日制が0・6倍、定時制は0・2倍。管内6校全てで定員を下回った。
 この日の留萌市の天気は曇り。留萌高校(瀧澤共喜校長)には、受験生が緊張した面持ちで訪れ、机の上に筆記用具を置き、試験開始まで待機していた。
 試験は午前9時20分から始まった。午前は国語、数学、社会の3教科、午後からは理科、英語の2教科を実施。受験生はこれまでの勉強の成果を発揮しよう―と、真剣に解答用紙に答えを書き込んでいた。また、定時制の天売は面接試験のみ行った。
 全日制5校は5、6日に面接試験を実施。合格発表は18日午前10時に行う。各校のホームページで受験番号を公開する。


2024年(令和6年)3月4日
★潮静児童センター ひな祭りの作品制作

出来上がった作品を持ち、ひな人形の前で記念撮影する子供たち

 留萌市内の潮静児童センターで1日午後2時40分から「チャレンジタイム」が開かれ、子供たちが3日の「桃の節句(ひな祭り)」にちなんだ作品を作った。
 同イベントは、子供たちにさまざまな遊びを挑戦してもらおう―と、月1回のペースで開催している。この日は市内の潮静小学校の児童約10人が参加。男びなと女びなの飾り物を制作した。
 子供たちは色画用紙を折って男びな、女びなの体を作ったほか、髪飾り、扇子といった小物も制作。丸い画用紙にフェルトペンで目や鼻、口を描いて顔も作った。
 この後、作ったパーツを台紙に貼って作品が完成。子供たちは児童クラブ室に飾られているひな人形の前で作品を持ち、記念撮影をしていた。出来上がった作品は各自持ち帰った。
 終了後、潮静小4年の大井優空さんは「ほっぺを描いてかわいく仕上げました。帰ったら親に見せたいと思います」と話していた。
 また、作品づくりに参加した子供には、同センター母親クラブ(山田喜久江会長)が用意した桜餅、うぐいす餅が贈られ、子供たちが笑顔を見せていた。


2024年(令和6年)3月2日
★管内6高校で卒業式 248人が学びや巣立つ

瀧澤校長から卒業証書を受け取る留萌高校の卒業生(右)

 留萌管内の公立高校6校の卒業式が1日、一斉に行われ、全日制、定時制合わせて248人の卒業生が、高校生活の思い出が詰まった学びやを巣立った。
 卒業式が行われたのは留萌、苫前商業、羽幌、遠別農業、天塩の全日制の5校と定時制の天売。
 卒業生が151人と管内で最も多い留萌高校(瀧澤共喜校長)では、午前9時45分に保護者らの拍手に迎えられ、卒業生が体育館に入場。瀧澤校長から祝いの言葉とともに卒業証書を受け取り「ありがとうございます」とお礼していた。
 卒業証書を渡したあと瀧澤校長は「留萌高校で培ったさまざまな力を糧とし、変化や失敗を楽しむつもりで新たなことにチャレンジし、自分自身を成長させ、世の中の課題に向き合い、これからの未来を切り開いてください」と式辞を述べた。
 また、2年の今朋乃香さんが「最上級生として先輩方のバトンを受け取り、後輩のお手本となれるよう全力で前に進んでいきます。(先輩方が)留萌高校で私たちに見せてくださったように、これからも失敗を恐れず挑戦していってください」と送辞を述べた。
 そして、答辞で卒業生代表の齋くるみさんが、留萌高校での思い出を振り返りつつ「どんなにつらく逃げ出したいと思うことがあっても、前を向いてその先にある未来を信じ、それぞれが正解だと思う道を歩んでいきます」と決意を語った。このあと、出席者全員で校歌を歌い式を終えた。
 羽幌は56人、遠別農業は11人、天塩は18人、苫前商業と天売は各6人が卒業した。


2024年(令和6年)2月29日
★小平町臼谷漁港の南岸 2年ぶりに群来到来

ニシンの群来で海面が乳白色に染まるのが確認された小平町の臼谷漁港南岸(26日午後4時撮影)

 26日の明け方、ひと足早く小平に漁業の春が告げられた。ギンナンソウ(銀杏草)が生育することで知られる町の臼谷漁港南岸で、「春告魚」と呼ばれるニシンの産卵による群来が確認された。町内では2年ぶりの確認ともあり、漁業関係者らは茎の到来を喜び、これからの豊漁に期待を膨らませている。一昨年より約1カ月半早く、魚群が押し寄せた。
 群来とは、ニシンの群れが産卵のため沿岸に押し寄せ、雄の放精によって海面が乳白色になる現象。ニシンは3~5月が産卵期であり、大挙して北海道の西岸に近付くことから「春告魚」と呼ばれていたが、漁獲量の減少で「幻の魚」とも言われている。
 しかし、数年は毎年のように日本海沿岸の各所で群来が見られるようになり、町内では藻場となっている鬼鹿地区の海岸、臼谷漁港南岸などのほか、増毛町の別苅コチャナイ前浜や雄冬漁港、留萌市の留萌港北岸や礼受漁港といった場所でも確認されている。
 今回、群来が見られた場所は、国道232号の小平と留萌の境界を指し表すカントリーサインが立つ臼谷漁港南岸。この日午前7時過ぎ、この区域を拠点に操業する漁業者のほか、新星マリン漁業協同組合臼谷本所の職員らが発見。南岸から北岸にかけて広範囲で乳白色に染まり、海面には多くのカモメが飛び交う姿が目撃されている。
 町内における群来は、平成31年4月28日、令和2年4月3日、3年4月7日、4年4月14日の4年連続で確認され、5年は目撃なし。今回は2年ぶりに到来し、26日は明け方と午後3時ごろの2回、翌27日にも同様の場所で確認することができた。
 同組合臼谷本所によると、群来が確認された当日のニシン漁獲数量は約3・8トンで、同年同期がゼロのため全増。「例年と比べて群来の到来が早く、うれしく思う。確認された場所は海藻の豊かな藻場となっており、これ以降もニシンが戻ってくることと、豊漁に期待したい」と笑顔を見せている。


2024年(令和6年)2月28日
★留萌JCが定時総会 2023年度決算など承認

留萌JCの2024年度定時総会であいさつする上田理事長

 一般社団法人留萌青年会議所(留萌JC、上田早紀理事長)の2024年度定時総会が、26日午後7時から留萌市中央公民館2階研修会議室で開かれ、2023年度の決算報告案などを承認した。
 定時総会には、会員と卒業生で組織された留萌青年会議所シニアクラブの会員合わせて15人が出席した。
 上田理事長は「2024年度はすでに始まっていますが、2023年度はまだ終わっていないという実感が自分の中にありました。先輩からは『一つ一つを終わらせていくことが大切だ』というお言葉をいただきました。本日は2023年度の事業報告と決算に目を通して、留萌青年会議所の活動を再認識していただきたいと思います」とあいさつした。
 続いて、現在はシニアクラブの会員で、2023年度は留萌JCの会員として事務局長を務めていた西埜弘樹さんが2023年度の事業報告案、最終補正予算案、決算報告案を説明し、承認された。


2024年(令和6年)2月25日
★留萌市でロゲイニング

チェックポイントの一つ、塚本酒店を撮影する「冬ロゲinるもい」の参加者

 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)主催の「冬ロゲinるもい」が、留萌市船場町の道の駅るもいを発着点に行われた。子供と大人合わせて20人が参加。市内各地のスポットを徒歩で周りながら写真を撮り、ポイントを集める「ロゲイニング」を楽しんだ。
 始めに参加者は、道の駅管理棟裏の芝生広場でソリ、スノーシュー(西洋かんじき)を使ったレース、恐竜スーツを着た大人が持つ籠の中に玉を入れるゲームなどを楽しんだ。
 ゲームの後、参加者はチェックポイント20カ所が記された地図、ほかの人の得点、位置情報が分かる専用のアプリなどを見ながら市内の飲食店、菓子店などへ行き、各地で写真を撮ってポイントをゲット。制限時間以内に管理棟へ戻らないと得点がゼロになってしまうため、移動時間をよく考えながらチェックポイントを回っていた。
 ロゲイニングと出発前に行ったゲームの結果に応じて与えられたポイントの合計などで順位を決定。正午すぎに管理棟で行われた表彰式で、上位3人に留萌管内の特産品が贈られた。
 15カ所を回って優勝した工藤祐輝さんは「雪の留萌港をはじめ、冬ならではの景色を楽しめて良かったです。ゲームを兼ねて運動ができるのがとても良いと思うので、機会があればまたロゲイニングのイベントに参加したいと思います」と話していた。


2024年(令和6年)2月24日
★初山別 ボッチャでさわやかな汗

初山別村自然交流センターで開かれたニュースポーツ「ボッチャ」体験教室

 【初山別】村教育委員会主催のニュースポーツ「ボッチャ」体験教室が、12日午後1時から村自然交流センター多目的ホールで開かれ、地域住民が和気あいあいにスポーツのひとときを満喫した。
 ボッチャはカーリングに似たスポーツで、縦約6メートル、横約13メートルのコート内で行う2チームによる対抗戦。
 先攻チームが白いボールをコート内に投げ入れてスタート。続けて、先攻チームが赤いボール、後攻チームが青いボールを交互に投げ入れ、最終的に白いボールとの距離が近いボールの個数を競うルール。チームのボールを当てて白いボールを移動させ、一発逆転を狙うことも可能。
 この日は約15人が参加。3、4人ずつ4チームを作り2コートに分かれてリーグ戦が行われ、参加者は声援や拍手を送り合いながら会場内に楽しそうな声を響かせ、さわやかな汗を流していた。


2024年(令和6年)2月22日
★あかしあ大学 公民館で卒業記念作品展

留萌市中央公民館ロビーで開かれているあかしあ大学の卒業記念作品展

 留萌市あかしあ大学の卒業記念作品展が、20日から市中央公民館ロビーで始まった。学生たちの力作の数々が、来館者の目を楽しませている。
 市教育委員会が高齢者の生涯学習の場として開設する同大学の学生たちが、1年間の学習の成果を披露しよう―と毎年、卒業・修了式前のこの時期に開催している。
 ロビーには、同大学の本科、修士、博士課程の学生や聴講生が講座、クラブ活動などの場、自宅で作った作品合わせて約220点がズラリと並んでいる。
 木の枝に止まるフクロウや阿波踊りの踊り子、ヒマワリなどを題材に細部までこだわった深みのある切り絵、座布団や箱ティッシュカバーといった編み物、季節行事に関する絵が描かれた絵はがき、ビーズでレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」を表現したアート作品など多種多様な作品を展示した。


2024年(令和6年)2月20日
★鬼鹿幼稚園とこども園 親子で多彩なゲームに挑戦

満面の笑みでスロープを滑った「なかよし・そりりれー」

 子供は風の子、大人も負けじと屋外で一緒に―。小平町鬼鹿幼稚園(木内裕子園長、園児19人)と、併設するおにしかこども園(同園長、園児5人)合同の「親子雪遊び会」が、9日午前10時から施設園庭で開かれた。両園児や保護者が多彩なゲームを楽しみ、笑顔の輪を広げた。
 雪遊び会は、親子そろって寒さに負けず、屋外で思い切り体を動かして遊び、ルールを意識して異年齢の友達と協力して関わりを深めよう―と実施される毎年恒例の行事。両園児や保護者、教諭合わせて約60人が参加した。
 この日は、晴れ間が広がる絶好の雪遊び日和に恵まれ、開会式で木内園長は「こんな晴れた日に雪遊び会ができてうれしく思います。紅組と白組のどちらが勝つか、はたまた同点なのか分かりませんが、寒さに負けずに頑張りましょう」とあいさつ。園児らはゲームを始める前に、ラジオ体操のほか、隣り合った人の腕を絡めて互いに押し合う「おしくらまんじゅう」で体をほぐして温め、けがをしないように備えた。
 園庭には、鬼鹿幼稚園PTA(松原朋央会長)の役員が協力して造成した雪のスロープ(高さ約5メートル、横幅約3メートル、奥行約15メートル)を活用し、園児らが紅白の2チームに分かれてゲームに挑戦。「なかよし・そりりれー」では、園児と保護者がスタートの合図でそりを引いてスロープ横の階段を上り、頂上から滑ってバトン代わりのそりを次の人に手渡して交代。どちらのチームも全力で息を切らせながら走り、満面の笑みでスロープを滑っていた。
 このほか、チームが横一列に並び、頭から足へとフープを抜けてバトンタッチする「くぐって くぐって」、赤、青、黄の三色ある綱を引き合う「綱引きゴーゴー」を実施。さらに、くじが入ったカプセルを雪の中から探し出し、〇だったらお菓子がもらえる「〇×宝探し」、スロープから転がってくるミカンをキャッチする「みかんまき」も行われ、多彩なゲームを楽しむ親子の姿が見られた。 終了後は、保護者が作った特製ココアが振る舞われ、冷えた体を温めていた。


2024年(令和6年)2月17日
★4年ぶりに親睦深める 産館で国際交流新年交礼会

国際交流新年交礼会で交流を深める外国人技能実習生と留萌市国際交流協会の会員

 留萌市国際交流協会(水戸繁男会長)主催の2024年留萌市国際交流新年交礼会(梅田繁樹実行委員長)が、15日午後6時半から留萌産業会館2階大ホールで開かれ、同協会会員や官公庁の役職員、一般市民、外国人技能実習生、ALT(外国語指導助手)合わせて約170人が飲食を通じて親睦を深めた。
 同協会会員と外国人らの交流を目的に毎年この時期に開いていたが、2021年から昨年までは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止したため、今年は4年ぶりの開催となった。
 今年の交礼会は、市議会議員の鈴田亜湖さんが司会を務め、陸上自衛隊留萌駐屯地の留萌千望太鼓による力強い演奏で幕を開けた。
 会場には、同協会会員ら日本人、水産加工、建設、自動車整備、漁業、介護と幅広い分野で活躍する外国人技能実習生の中国人、インドネシア人、ベドナム人、ミャンマー人、ALTのカナダ人が集まり国際色豊かな光景が見られた。
 そして、水戸会長や中西俊司市長、留萌振興局の工藤公仁局長、陸上自衛隊留萌駐屯地の小川隆宏司令、道議会の浅野貴博道議、市議会の燕昌克議長、留萌海上保安部の島田春吾部長、留萌労働基準監督署の若山育夫署長、留萌商工会議所の大石昌明会頭、同会議所国際交流特別委員会の西野秀保委員長が、外国人技能実習生とともに鏡開きを行い、大いに盛り上がった。
 出席者は、梅田実行委員長の「国際交流の輪がますます広がることを祈念致しまして、乾杯」という発声で乾杯し、ビールやオレンジジュースなどでのどを潤し、オードブルに舌鼓を打っていた。また、餅つき体験やお菓子、水産加工品などが当たる抽選会も大いに盛り上がった。


2024年(令和6年)2月16日
★増毛でニュースポーツ「ボッチャ」体験

参加者がさわやかな汗を流したニュースポーツ「ボッチャ」体験会

 増毛町教育委員会主催のニュースポーツ「ボッチャ」体験会が、5日午後6時半から町文化センター大ホールで開かれた。町内在住や勤務者の老若男女が競技に挑戦し、さわやかな汗を流した。
 ボッチャは、脳性まひなどで運動能力に障害のある競技者向けにヨーロッパで考案され、カーリングに似たパラリンピックの正式種目。赤や青の皮製ボールを投げ、白の目標玉にどれだけ近づけられるかで勝敗を競うルール。
 この日は、小学生から高齢者までの男女と幅広い年齢層の22人が参加。講師は町スポーツ推進委員会の池田太郎委員長を含む委員人が務めた。
 昨年の体験会でもボッチャを実施したため、今回は得点が定められた的に向かって投げる簡易ルールではなく、正式ルールを採用して行われた。
 開会式で池田委員長は「昨年に参加した人のほか、新たに参加した人も含めて多くが集まり感謝しています。短い時間ではありますが、体験会を楽しんでいってください」とあいさつした。
 始めは、参加者がボールのコントロールに慣れるため20分ほど練習し、休憩を挟んで試合を開始。集中力を高め、戦術を考えながら投じたボールが目標球の近くに付ける歓声を上げて喜び、思ったところから外れるとため息を漏らしながら、結果に一喜一憂して軽運動の楽しいひとときを過ごしていた。


2024年(令和6年)2月15日
★各地で4月上旬並み気温 融雪進み水たまりも

融雪が進み、水をはねながら走行する車が目立った留萌市栄町の市道早道通り

 留萌地方は13日、南から道内上空に暖かい空気が流れ込んだ影響で気温が上昇し、旭川地方気象台によると最高気温が管内9観測地点全てで4月上旬並みを記録、今年の最高気温を更新した。
 同気象台によると、日本の南から張りだした高気圧により南高北低の気圧配置となり、南からの暖かく湿った空気が流入したことから気温が上がった。
 この日管内で最も気温が上がったのは、増毛町で午後3時分に観測した8・7度。平年に比べて9・2度、前日比では4・7度いずれも高かった。また留萌市街地でも、午後3時分に平年比で8・6度、前日より3・8度高い7・8度を記録するなど、全地点の平均でいずれも平年に比べて7~9度高かった。
 気温の上昇に伴い融雪が進み、留萌市街地の国道や市道などでは道路のアスファルトが顔を出した交差点などでは所々で水たまりができ、通過する車両が水しぶきを上げながら走行。水たまりを避けながら注意深く歩く歩行者の姿も見られた。
 13日の管内各観測地点の最高気温は次の通り。
 ▽留萌市街地 7・8度▽留萌市幌糠 7・0度▽増毛町 8・7度▽小平町達布 6・9度▽羽幌町 6・7度▽羽幌町焼尻 6・5度▽初山別村 6・1度▽遠別町 6・8度▽天塩町 6・0度。


2024年(令和6年)2月14日
★留萌高校バド部3年生 引退試合で一般と交流

留萌高校バドミントン部3年生送別市民大会で交流する選手たち

 第2回留萌高校バドミントン部3年生送別市民大会(同部主催)が、12日午前9時半から留萌市スポーツセンターで開かれた。同部の3年生と後輩部員や一般参加者合わせて27人が試合を通じて交流を深めた。
 3年生の引退試合と、バドミントンを愛する市民との親睦を図る機会として、留萌バドミントン協会(中野亨会長)の後援を受けて昨年から開催されている。
 試合は、同部員と一般市民で構成された6~7人の4チーム対抗で行われ、各チームの選手が男女混合のダブルスで総当たり戦を午前、午後の合わせて2回行った。
 16~67歳の選手たちは、世代を超えてバドミントンを心から楽しみ、シャトルをラケットで打ち合っていた。試合の途中には、シャトルにラケットが当たらず空振りしたり、シャトルが軽く頭にぶつかるシーンもあったが、選手たちは笑顔を見せていた。
 試合終了後の午後4時50分からは閉会式が行われた。2年生の鈴木桐冴部長が司会者を務め、カップ麺やお菓子が当たる抽選会が開かれて盛り上がった。
 最後に、後輩から3年生に記念品が手渡されて、一般の選手たちから拍手が送られた。
 3年生の谷田怜生君は「高体連が終わった後に、部活をする機会がほとんどなかったんですが、後輩たちがこういう機会を作ってくれて、進路がそれぞれバラバラになる前にみんなが集まって、こういう体験ができたことが幸せだと思うので、しっかり高校生活の部活で学んだことをこれからに生かしていきたいと思っています」と感想を話していた。
 結果は次の通り。
 【午前の部】①Dチーム(田中修、小林豊、角康大、本山久子、矢藤千枝、諏訪部莉央)②Aチーム③Bチーム④Cチーム
 【午後の部】①Aチーム(小山内一寛、矢藤千枝、小林豊、高田幸大、伊藤 幸、伊藤瑞姫、三橋菜々美)②Cチーム③Bチーム④Dチーム。


2024年(令和6年)2月10日
★健康の駅前庭にランターン 130個の灯りともる

るもい健康の駅前庭で開かれた「2024街灯り紙袋ランターンるもい」

 るもい健康楽レクリエーションクラブ(松橋秀和代表)主催の「2024街灯り紙袋ランターンるもい」が、7日午後5時半からるもい健康の駅前庭で開かれた。約130個のランターンに火をともし、雪の街を彩った。
 紙袋ランターンは、紙袋の正面の部分を四角く切り抜き、袋の内側から文字や絵などを描いた紙を貼り付けて製作。袋の中に雪を入れ、ロウソクを立てると完成する。
 イベントは、まちなかで火をともし、留萌市の元気につながれば―という思いから開催を決めた。午後2時からイベントの準備を開始。雪をスコップで削って作った階段の上に市内の小中学生、高校生、1月に同駅で開かれた「紙袋ランターン作り教室」の参加者など、合わせて約90人が作った作品を並べ、午後5時すぎから火を付けた。
 イベントを始めた午後5時半には日が暮れ、会場は幻想的な景色が広がった。この日は天気が良く、ランターンの制作者のほか、近くを通りかかった人が会場へ来場。今年の干支の辰、人気のゲーム・アニメキャラクターの絵など描かれたランターンをじっくり見たほか、スマートフォンのカメラで作品を撮影する様子が見られた。
 また、イベントを後援する留萌市青少年健全育成推進員協議会(髙田昌昭会長)がココア、おしるこなど温かい物を振る舞い、来場者は暖を取りながら作品を鑑賞し、笑顔を見せていた。イベントは午後7時半に終了した。


2024年(令和6年)2月9日
★運転技術の向上へ 留萌市で冬道走行訓練

留萌警察署が設営したコースを走る陸上自衛隊留萌駐屯地の車両

 留萌警察署主催の車両走行訓練が6、7の両日、留萌市南町の堀松建設工業株式会社(本社・留萌市、堀松和彦社長)南町機材センター敷地内で行われた。陸上自衛隊留萌駐屯地の自衛官、留萌海上保安部の海上保安官など2日間で約60人が参加し、運転技術の向上を図った。
 冬道の適切な運転の仕方を確認し、交通事故防止につなげよう―と、毎年この時期に実施している。警察官が同センター敷地内にパイロンを置き、全長約100メートルのコースを設営。留萌署地域課の警察官が講師を務めた。
 参加者は、凍結路面で速度を50キロまで上げてから急ブレーキをかけたり、パイロンを避けながらのスラローム、急ハンドル時に車の態勢を制御することを想定したドリフトを行い、冬道での安全、的確な操作を磨いていた。
 訓練に参加した同駐屯地の自衛官は「冬道にまだ慣れていないので、運転の仕方が理解できて良かったです。今後も十分気を付けようと思います」と語った。
 同署交通課の遠藤辰哉課長は「雪山があり、歩行者がいつ飛び出してくるか分からない道もあります。車を運転するときは、いつでも止まれるようにスピードを落として走行してください。急発進など『急』のつく運転はしないでほしいです」と話している。


2024年(令和6年)2月8日
★土井社中 みどり保育園で演奏披露

みどり保育園で演奏を披露する箏曲土井社中のメンバー

 留萌市内のみどり保育園(竹内美和園長、園児131人)ホールで6日、「お琴演奏会」が開かれ、園児たちが琴の繊細な音色を楽しんだ。
 情操教育の一環として園児たちに琴の音色を味わってもらおう―と、箏曲土井社中(土井雅芳代表)の協力を得て30年以上前から毎年開いている。昨年までは沖見、みどりの2保育園、昨年3月末で閉園した留萌合わせて市内3保育園で、1年ごとに交代して開催していた。
 新型コロナウイルスの影響で令和3、4年は中止しており、みどり保育園での開催は平成31年以来5年ぶりとなる。同社中の土井代表、青池芳礼さん、村山芳丞さんの計3人が来園。土井代表に師事する竹内園長も演奏者として出演した。
 土井代表が「琴の音色のように優しく、思いやるのあるお子さんに成長してくださいね」とあいさつしたあと、「幻想曲 まりと殿様」と「ソーラン節」の計2曲を披露した。園児たちは、ホールに響き渡る琴ならではのきれいな音色に聴き入っていた。


2024年(令和6年)2月7日
★道の駅からまちなかへ おでかけカードを無料配布

QRコードにスマホをかざすと詳しい店舗などの情報が表示される「まちなかオロロンおでかけカード」

 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)は、留萌市内の店舗や観光名所などを紹介する「まちなかオロロンおでかけカード」を作成し、道の駅るもい管理棟で無料配布している。同協会では「道の駅に訪れた皆さんが、留萌のまちなかを巡るきっかけになってほしいです」と話している。
 同カードは昨年12月上旬に配布を開始した。少しずつ増えており、現在は275種類がある。大きさは縦12センチ、横9センチで、菓子店や飲食店、スーパー、コンビニ、専門店、ガソリンスタンド、銀行、郵便局、神社仏閣、観光名所などが1枚に1カ所ずつ紹介されている。
 カードはジャンルごとに色分けされており、集める楽しさもある。店名などや住所、電話番号、道の駅からの距離が書かれているほか、留萌観光連盟制作の手書きマップ「オロロンまっぷ」の一部が印刷されており、店舗などの外観が分かるようになっている。
 また、カードのQRコードにスマートフォンをかざせば、より詳しい情報が表示される。同協会では「カードを持ち帰っていただいてもいいですし、道の駅でカードのQRコードにスマホをかざしていただいてもいいので、どんどん活用してほしいです。これからもカードを増やしていく予定ですので、楽しみにしてください」と来場者に呼び掛けている。


2024年(令和6年)2月6日
★小平の幼児施設に鬼現る

優しい心の鬼と一緒に踊る鬼鹿幼稚園の園児

 小平幼稚園(木内裕子園長、園児41人)、鬼鹿幼稚園(同園長、園児17人)、おにしかこども園(同園長、園児5人)の「豆まき会」が2日、各園ホールなどで開かれた。園児たちが、園内に現れた鬼に紅白の玉を投げて追い払い、改心させるといった節分行事に理解を深めていた。
 各園での豆まき会は、立春や健康を願う豆まきの意味を知るとともに、自分の心の中に潜む悪い鬼について考え、それを追い払おう―と毎年節分に合わせて実施。さまざまな絵本や昔話から想像力を豊かにし、友達や教諭といろいろな材料を使って製作する表現を楽しむことも狙いの一つ。
 各会場では、新型コロナやインフルエンザといったウイルス感染症拡大防止のため、基本は園内職員と園児のみの参加とし、行事を手伝う数人の保護者以外は招かずに行われた。
 小平幼稚園では、午前8時から園児らが協力してホール内に段ボールをテープでつなぎ合わせた「鬼よけの基地」を作製。鬼が出てきそうな教室の出入り口にも、粘着テープを複数貼り付けた板のとりもち、つり上げた段ボールを降ろして頭に被せる捕獲器といったわなを準備し、鬼の襲撃に備えた。
 午前9時15分から開会式が行われ、園児は踊りながら「まめまき」と「鬼のパンツ」を歌ったあと、「絶対、鬼に勝つぞ!」と、勇ましい勝ちどきを上げた。
 続いて、同園で30年以上前から使用される「なまはげ」の曲を合図に、新聞紙を丸めて作ったこん棒を持った赤鬼、青鬼、黄鬼がバリケードを破って登場。鬼の形相と大きな声に驚いて泣いてしまう園児もいたが、勇猛果敢に紅白の玉を投げて鬼を追い払う姿も見られた。
 その後、悪い心をなくした鬼と仲良くなり、一緒に輪になって「鬼のパンツ」の曲を歌って踊り、記念写真を撮って交流したほか、園内の各教室を回って「福は内、鬼は外」と紅白の玉をまき、友達や家族らの健康を願った。
 一方、鬼鹿幼稚園でも同様の流れで紅白の玉を投げて鬼を迎え撃ったほか、優しい心を取り戻した鬼と一緒に「鬼のパンツ」の曲に合わせて踊った。おにしかこども園では、突然現れた鬼に園児が驚いていたが、穏やかな心を持つ鬼に抱きかかえられながら、一緒に記念撮影をした。


2024年(令和6年)2月4日
★かもめ幼稚園で節分行事 園児たちが鬼退治

かもめ幼稚園で行われた節分行事

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児87人)2階ホールで2日午前10時から節分行事が行われ、園児が鬼を退治して1年間の幸せを願った。
 同幼稚園の豆まき会、留萌消防組合留萌消防署の防火豆まきを同時に開催。同園教諭が節分の由来を説明した後、福士園長が「外は雪が多くて大変だけど、温かい春を迎えられるように頑張りましょう」とあいさつした。
 続いて、園児がパネルシアター「むかしむかしおにがきた」を見て、節分の日に豆まきをする理由を学んでから、ボードや壁に貼られた「はずかしがりやおに」、「いじわるおに」、「なきむしおに」、「おこりんぼおに」の紙に向かってチョコレートなどが入った袋、新聞紙を丸めて作ったボールを投げていた。
 また、消防職員のあいさつの後、ステージの幕が開いて赤鬼と青鬼の着ぐるみが登場した。怖くて泣く園児もいたものの、果敢に新聞紙のボールなどを投げて追い払っていた。鬼がいなくなってから「火遊びはしないようにしましょう」と教諭が呼び掛け、園児が大きな声で「はい!」と返事をしていた。


2024年(令和6年)2月3日
★増毛小 ランドセルをプレゼント

増毛町教育委員会から届けられた真新しいランドセルを安居校長から受け取る幼児

 ぴっかぴかのランドセルを背負って入学することを楽しみに―。増毛小学校(安居和校長)の一日体験入学会が、1月30日午後1時半から同校体育館などで開かれた。今春同校へ入学を予定している幼児が、1年生と交流を深めたほか、町教育委員会から届けられた真新しいランドセルが贈られた。
 同校の一日体験入学会は、小学校生活の一面に触れることで学校生活に興味や関心を持ってもらい、入学への期待感を高めてもらおう―と、毎年この時期に実施している。
 この日は、4月入学予定で町内在住の幼児と保護者それぞれ11人の計22人が出席。はじめに、町教委が25年以上前から入学予定者にプレゼントしているランドセルの贈呈式が行われた。男女問わず、性の多様性に対応するため、昨年から事前に幼児から希望するランドセルの色を確認。安居校長から一人一人にピンクや水色などのランドセルが手渡された。
 開会式で安居校長は「皆さん緊張をしていると思いますが、学校はとても楽しい所です。今日は短い時間ですが、たくさん勉強して楽しんでいってください。入学することを待っています」とあいさつした。
 続いて、来年度の1年生を受け持つ仮担任の中野ちひろ教諭を紹介。入学予定者の点呼では、中野教諭から名前を呼ばれた幼児が元気に「ハイ!」と返事して、手を高く挙げた。閉会後は、保護者が音楽室での入学前説明会に参加し、幼児は1年生の待つ教室へ移動した。
 教室では、先輩児童の1年生11人との交流会が開かれ、幼児と児童がペアになって着席して互いに自己紹介。各ペアで幼児が児童に教わりながら、引っ張られた輪ゴムの弾性力を利用して二つ折りにした厚紙を飛ばすおもちゃ「ぱっちんがえる」作りに挑戦した。
 幼児は、はさみを使って厚紙に切り込みを入れて輪ゴムを引っかけ、クレヨンで星やハート型など、思い思いのデザインを描いて完成させた。教室内では、幼児と児童が一緒におもちゃで遊び、楽しそうな声が響いていた。
 その後、体育館に移動した幼児と児童が鬼ごっこをして体を動かして笑顔の輪を広げていた。
 同校の入学式は、4月8日に同校体育館で行われる予定。


2024年(令和6年)2月2日
★留萌中学校の毛内宙君 全国での健闘誓う

中西市長に全国中学校スキー大会へ出場することを報告した留萌中学校の毛内君(右)

 留萌中学校3年の毛内宙君(15)が1月31日、留萌市役所を訪れ、中西俊司市長に2月7~10日に長野県野沢温泉村で開かれる全国中学校スキー大会へ出場することを報告した。
 毛内君は陸上、クロスカントリースキーの2刀流。陸上に重点を置いており、短距離種目で全道大会に出場した経験がある。クロカンは体づくりの一環で、小学4年生のときに始めた。留萌XCに所属し、神居岩スキー場などで練習している。
 今回、1月12~14日に名寄市で開かれた全国大会の予選に当たる全道大会に出場。57人がエントリーした男子5キロクラシカルで7位になり、上位8人までに与えられる全国大会の出場権を獲得した。前回の全道大会は24位だったため、大幅に順位がアップしている。
 1月31日は午後4時ごろ留萌市役所市長室を訪問した。中西市長、高橋一浩教育長、柴谷理意教育部長が歓迎。毛内君が中西市長へ「今回の全道大会で、無事全国大会出場を決めることができました。これまで支えてくれた両親やコーチ、そしてこれからお世話になる方々への感謝を忘れず、50番以内を目指して頑張りたいと思います」と語り、大会での健闘を誓った。
 毛内君の思いを聞いた中西市長は「後輩たちに競技の魅力を伝えられるような走りをしていただけたらと思います。留萌から応援しているので、頑張ってください」とエールを送っていた。
 毛内君は3月までクロカンの大会に出場。中学卒業後は旭川市の高校に入学予定で、陸上に専念する。そのため今回の全国大会に懸ける思いは強い。毛内君は帰り際、留萌市役所の窓に貼られた「留萌中学校 3年 毛内宙さん 祝 全国中学校スキー大会出場」と書かれた紙を見てニッコリ。「応援してくれてうれしいです。全力で頑張ります」と話し、庁舎駐車場を後にしていた。


2024年(令和6年)2月1日
★増毛町のこども園 年始めにかるたで交流

大判のかるた取りを楽しんだ増毛町立認定こども園あっぷるの「新年お楽しみ会」

 増毛町立認定こども園あっぷる(村上仁園長、園児77人)の「1月お誕生日会・新年お楽しみ会」が、26日午前9時40分から同園ホールで開かれた。園児が1月生まれの友達を祝い、かるたをするなどして新年を迎え入れた。
 1月生まれの園児を祝うお誕生日会を兼ねる新年お楽しみ会は、成長と新年を迎えたことを喜びながら行事に参加して楽しみ、表現することなどを養うこの時期恒例の行事。
 お誕生日会では、別教室に待機していた1月生まれの園児5人が、ホールに集まった園児の歌う「おたんじょうびのうた」に合わせて名前を呼ばれるごとに一人ずつ入場。誕生日を迎えた園児を迎えた園児は、少し照れた表情を浮かべながら、みんなの前で好きな食べ物を発表するなど自己紹介。さらに、指名した仲良しの友達からバースデーカードが贈られ、笑顔で受け取っていた。
 続いての新年お楽しみ会では、年長児11人が正月にちなんで紙コップとストローで作ったこまや福笑い、けん玉、羽子板、凧の遊び方を実演。長くこまを回したり、福笑いが面白い顔に仕上がると、ホール内に園児の驚きや笑い声が響いていた。
 最後は、「お正月だよ!遊ぼうよ! クイズdeかるた」と銘打ち、年齢ごとにチーム分けをしてかるた大会を開催。年長児が読み上げる札の内容から、答えとなる床に置かれた大判の絵札から探し出して取るルール。年少児はまだ答えがなかなか分からないので、教諭が答えの絵札を指さしで伝えることにした。
 年長児が「よっこらしょ ふたつかさねた ゆきだるま」などと札を読み上げると、年少児と年中児が夢中になって答えとなる絵札をわれ先に―と探しだし、取ることができると「やったー!」と喜びの表情を見せ、勝っても負けても楽しいひとときを過ごしていた。


2024年(令和6年)1月31日
★建設業協会新年交礼会 地域振興へ気持ち新たに

留萌市建設業協会の新年交礼会であいさつする田下会長

 留萌市建設業協会(田下啓一会長)の令和6年新年交礼会が、29日午後6時から留萌消費者センターホールで開かれ、会員と来賓合わせて約30人が、市内の社会基盤の整備を通じた地域振興に向け、気持ちを新たにした。
 始めに田下会長があいさつ。1日に発生した能登半島地震、2日に起きた羽田空港での航空機事故について触れ、「亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げますと同時に、被災された方々にお見舞い申し上げます」と述べた。
 そして「留萌でも(昨年)12月には一日で70センチ以上という大雪の日がありました。また、1月には猛吹雪が続き、全国的なニュースになりました。会員各社においてはそれぞれの町内での助け合いはもとより、除雪を担っている業者さんには、昼夜を問わない懸命な作業に心より感謝いたします。今だにコロナの終息は見えておりませんが、今年は十二分な注意を払いながら、各事業を執り行いたいと思います」と述べた。
 また、来賓の中西俊司市長も大雪により、除雪作業に追われている現状について触れた後、「今後もさまざまな啓発をしながら、後しばらくの辛抱ですが、除雪対策に皆さんのお力をお借りできたらと思います。私の方としても、何とか財源を確保するべく北海道、そして各省庁にお願いをしてまいりたいと思います」と述べた。
 司会者が、稲津久衆議から寄せられたあいさつ文を読み上げた後、出席者が留萌労働基準監督署の若山育夫署長の音頭で乾杯。ビールを飲みながら料理を味わい和やかに親睦を深めた。


2024年(令和6年)1月30日
★道の駅るもいに雪の滑り台 子供が笑顔で楽しむ

道の駅るもいのびゅうびゅうすべり台で滑る子供たち

 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)は、27日から道の駅るもい管理棟横のスペースの雪山を「びゅうびゅうすべり台」として、来場者に無料開放している。同協会では「管理棟でスノーチューブやそりを無料で貸し出していますので、ぜひ遊びに来てください」と呼び掛けている。
 びゅうびゅうすべり台は、毎年この時期の恒例サービスで、昨年まではエフエムもえる(佐藤太紀社長)が設置していたが、今年は新たに道の駅るもいの指定管理者となった同協会が受け継いだ。
 今年は、20日に重機を使って雪山を削り、高さ約4メートル、長さ約20メートルの滑り台を完成させた。
 27日午後1時半過ぎには、留萌市内の親子連れ2組が滑り台に訪れた。管理棟で借りたスノーチューブに4歳と2歳の男児が乗って、母親にチューブを押してもらい勢いよく滑っていた。滑り終わると4歳の男児は「とても楽しかった」と笑顔を見せていた。
 びゅうびゅうすべり台は、2月末まで開設する予定。


2024年(令和6年)1月28日
★かもめ幼稚園 用務員が雪の城を造成

かもめ幼稚園園舎横に用務員の小笠原さんが造成した雪の城

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児87人)の園舎横に、同園用務員の小笠原信夫さん(77)が雪の城を造成した。園児が城で楽しく遊んでいる。
 雪の城は、園児に楽しい思い出を一つでも多く残してもらおう―と、20年ほど前から用務員が毎年心を込めて造成している。
 小笠原さんが雪の城を作るのは今年で2回目。昨年12月に除雪機を使い園舎横に雪をため、今年に入ってから、スコップでたまった雪を掘って完成させた。
 小笠原さんは「雪のブロックを積み重ねるより、除雪機で雪をまとめた方が丈夫に作ることができ、長持ちします」製作時のとこだわりを語る。城は2畳ほどの広さがあり、壁の高さは1.3メートルほど。
 また、屋根がなく青空が眺められるほか、子供たちが1人ずつ通ることができる大きさの入り口を2カ所設けた。のぞき穴も2カ所設け、城の中から外を見られる工夫もされている。
 また、壁の上には園芸用の支柱に園児がクレヨンでカモメ、「アンパンマン」、「マリオ」などの絵を描いたラミネート加工済みの色画用紙をひもで結んで作ったフラッグを飾っている。
 子供たちは外遊びの時間を利用して、クラスごとに笑顔を弾ませながら城で友達、同園職員と外遊びを満喫している。


2024年(令和6年)1月27日
★赤沼商会 錦町公園に滑り台造成

雪の滑り台を楽しむかもめ幼稚園の園児

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児人)の園舎前にある錦町公園に滑り台が造成された。園児がスノーチューブ、肥料用のビニール袋で作ったそりに乗り、楽しく滑っている。
 滑り台は、同幼稚園の除雪作業を請け負う株式会社赤沼商会(本社・留萌市、赤沼猛社長)が地域貢献活動の一環として、同公園に毎年雪の滑り台を造成している。
 今年は、18日に同社職員4人がバックホー、スコップを使って滑り台を造成した。出来上がったスロープは高さ約3メートル、幅約4メートル、長さ約10メートル。園児が簡単に頂上まで上れるように階段も作った。
 24日は満3歳児、1歳児が滑り台で遊ぶ様子が見られ、スノーチューブやビニール袋のそりに乗り、スピードが出ると歓声を上げるなど、園児が友達、教諭と思い思いに雪遊びを満喫し笑顔を見せていた。
 同社は「お子さんに楽しんで遊んでいただければうれしいです。今後も役に立てることがあれば貢献したいと思います」と語った。
 福士園長は「子供たちがのびのびと遊べる環境を作っていただき、ありがとうございます。園児だけでなく、休日など時間があるときに、どなたでも気軽に滑り台を利用していただきたいです」と話している。


2024年(令和6年)1月26日
★増毛でスキー学習始まる

増毛町内のほか、近隣の学校から訪れた児童生徒らでにぎわう増毛町営暑寒別岳スキー場

 増毛町内のほか、近隣の小中学校、高校では、新学期を迎えてスキー学習が始まった。町営暑寒別岳スキー場には、町内外の学校から児童生徒が滑走技術の向上を図るために訪れ、にぎわいを見せている。
 旧増毛駅駅舎から約8キロ南側あり、留萌管内で最大規模のゲレンデを有する同スキー場は、初心者から上級者まで楽しめる5コースとスノーボードも滑走可能な1コースを合わせた全長5・88キロのコースがある。さらに、管内では唯一の全長500メートルあるバックカントリーコースが整備されている。
 令和4年度のリフト利用者数は延べ10万3986人。町内をはじめ、留萌市内の各学校がスキー学習の場として利用している。
 午前中から晴れ間が広がる穏やかな天候に恵まれた23日は、地元である増毛中のほか、留萌市内の留萌小、東光小、潮静小、留萌港南中、留萌高合わせて6校の児童生徒ら約300人が来場した。
 児童生徒は、学年やレベル別でグループに分かれ、引率教諭が「ゲレンデには各学校の皆さんがいて、一緒に滑ることになります。周囲に気を付けて、接触事故などないように気を付けてください」などと呼び掛けていた。各学校ごとに記念撮影をしたり、入念な準備体操のあと、スキー学習を開始していた。
 各校とも、初心者グループは傾斜の緩やかなコースで滑る練習をしたほか、滑り慣れているグループはリフトに乗って頂上から滑走。引率教諭からスキー板をそろえて曲がるパラレルターン、ストックを使った体重移動などについて、熱心に指導を受けていた。


2023年(令和5年)11月30日
★8社が連携して除排雪 留萌市の受託業者組合設立

留萌市除排雪事業協同組合の設立記者会見

 留萌市から道路除排雪を受託している事業者8社が、市除排雪事業協同組合(代表理事・佐藤博堀建巧業株式会社社長)を設立し、28日午後2時半から市役所3階会議室で記者会見を行った。市内で大雪が発生して排雪作業に遅れが生じる場合、各社が連携して対応することにしている。
 市都市整備課によると、市内では令和3年度の冬、降雪量が過去10年で2番目に多い570センチの大雪となった。その結果、市内路線バスが最長33日間の運休なるなど、市民生活に大きな影響があった。
 そのような現状を受けて、4年度の冬は堀建巧業株式会社、光栄運輸株式会社、株式会社赤沼商会、株式会社北交産業の4社が共同企業体(JV)を組み、バス路線において大雪に備えた応援態勢を確立した。
 5年度の冬はさらに一歩進めて、4社に加えて貝森工業株式会社、真田運輸株式会社、株式会社丸髙建設、株式会社イクルミ重機とともに組合を設立し、市内全域で除排雪作業を連携して行うことにした。
 記者会見で佐藤社長は「一昨年の大雪による交通障害を二度と起こしてはならないという思いで昨年は4地区の除排雪をJVで担当し、今年は組合で8地区を担当します。ただ、組合になったからといって、すぐに問題が解決されるわけではありません。近年の深刻な人手不足、ダンプの保有台数の減少、時間外労働の上限規制などでスムーズな除排雪をすることがなかなか難しい状況ではありますが、組合化というスケールメリットを生かした区域を越えた応援体制で市民への除排雪サービス向上に努め、市民ファーストで取り組みたいと思っております」とあいさつした。
 続いて、中西俊司市長が「多くの事業者の皆さんの協力により、組合が設立されたことに感謝申し上げます。私どもも2年前の大雪への対応は大変苦慮したところです。組合設立によりまして、より市と連携し市民生活の向上に向けた除雪体制を取っていきたいと思います。これまでもさまざまな問題を組合と協議しながら対応していきたいと思っています」と述べた。


2023年(令和5年)11月26日
★中央公民館で子ども食堂 弁当をおいしく味わう

留萌市中央公民館でおかずがたっぷり入った弁当を食べる親子

 子どもの居場所づくりを考える会(下山園惠代表)主催の第36回わいわい子ども食堂が、21日午後5時から留萌市中央公民館講堂で開かれ、参加者がおかずたっぷりの弁当をおいしく味わった。
 同食堂は子供専用ではなく、地域の人々が笑顔で思いやりを持ち、共に助け合い、多世代が交流する居場所。今年度はこれで4回目の開催となる。新型コロナウイルス感染予防のため、席に座る人数を制限。子供と大人合わせて約60人が料理を食べに来た。
 メニューは鶏もも肉のやわらか煮、ナポリタン、ご飯、サラダ、大学イモで、ボランティアが午前10時に集合して料理を用意。プラスチック製の弁当容器に入れて提供した。
 参加者はテーブル席に座った後温かい弁当をおいしく味わったほか、デザートに市内の菓子店「一久庵」(高田英雄代表)が用意したケーキを食べ笑顔を見せていた。
 市内の緑丘小学校4年の向井惺哉君は「好きなおかずがたくさん入っていました。鶏肉がやわらかくておいしかったです」とニッコリ。下山代表は「今まで来ていただいた方はもちろん新しい顔も見られてうれしいです」と話している。


2023年(令和5年)11月25日
★萌寿園 ドラムサークルに笑顔

地域密着型特別養護老人ホーム萌寿園で行われた野呂田さんによるドラムサークル

 留萌市内でドラムサークルの普及に取り組む野呂田日出子さんが16、17の両日、社会福祉法人萌寿会(原田欣典理事長)が運営する地域密着型特別養護老人ホーム萌寿園を訪問し、入所の高齢者と打楽器演奏で交流を深めるなど楽しいひとときを過ごした。
 ドラムサークルは、参加者が輪になって即興的に作り出すパーカッションのアンサンブル。ファシリテーターと呼ばれるガイド役がリズムを取ることで、誰でも簡単に即興による打楽器の合奏が楽しむことができ、脳トレ効果による心身の活性化、施設利用者の満足度向上などが期待できるという。
 野呂田さんは同施設の元職員で、10年ほど前から月2回訪れて活動を続けており、コンガやジャンベ、タンバリンなどを使って、音の強弱やリズムの早さなど変化を楽しみながら演奏。
 リズムに乗り遅れたり、決められた回数以上にたたいてしまった参加者もいたが、野呂田さんは「皆さんが鳴らしてくれる音には、違いはあっても間違いはありません」と説明。1時間ほどの取り組みで心とリズムを合わせ、「楽しかった」、「またやりたい」と笑顔を見せる入所者の姿も見られた。


2023年(令和5年)11月24日
★園児たちが事業所訪問 働く人に感謝伝える

留萌開運郵便局で堀局長(左)に手作りのカレンダーを手渡すかもめ幼稚園の園児

 留萌市内のかもめ、聖園両幼稚園と沖見、みどり両保育園の園児が22日、市内の事業所などを訪問。仕事をしている人へ感謝の気持ちを込めて、手作りの品物などをプレゼントした。
 各園では23日の「勤労感謝の日」にちなみ、毎年事業所などを訪問している。
 かもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児91人)は園児が手分けして矢野写真館、留萌市役所などを訪問。留萌開運郵便局には午前10時半、年少組と満3歳組の園児計約20人が訪れ、代表の園児が堀光輝局長へ「いつもおしごとありがとう!」と書かれた手作りのカレンダーを手渡した。
 堀局長は「ありがとうございます。郵便局の中に飾らせていただきます」とお礼を述べ、園児へ日本郵便のオリジナルキャラクター「ぽすくま」の絵が描かれたハンドタオルを贈った。
 聖園幼稚園(大長司園長、園児63人)は市内の工事現場などへ足を運び、作業員や職員へメッセージを書いたラベルを貼り付けた缶飲料をプレゼントした。
 沖見保育園(永井美幸園長、園児114人)は市立留萌図書館、留萌警察署などにスティックコーヒーを入れるケース、みどり保育園(竹内美和園長、園児130人)は、株式会社堀口組や川上内科医院などに手作りのカレンダーを届けた。


2023年(令和5年)11月23日
★小平幼稚園 親子でおやつ作り

小平町文化交流センターで開かれた「「小平幼稚園おやつ教室」

 小平町主催の「小平幼稚園おやつ教室」がこのほど、町文化交流センター1階調理創作室で開かれた。同園年長児9人が保護者と一緒におやつ作りに挑戦した。
 同教室は、参加者が親子の触れ合いの中で一緒におやつ作りを体験し、楽しい時間を過ごすことを目的に毎年この時期に行われ、30年ほど続く恒例のイベント。講師は、町保健福祉課健康づくり係管理栄養士の髙橋恵子さん、サポートを保健師の内山七海さんが務めた。
 開会式で髙橋さんは「おやつ作りではナイフや火を扱うので気を付けて、協力しながら作りましょう」とあいさつした。
 この日のメニューは「しらすチーズじゃがいもおやき」、「フルーツしらたま」の2種類。園児2、3人とその保護者で4班に分かれて調理を開始した。
 園児たちは、ピーラーでジャガイモの皮をむき、鍋でゆでてからつぶし、でんぷんを混ぜて平たく成形してフライパンで焼き上げ、おやきを作った。
 フルーツしらたまは、ボウルに白玉粉と豆腐を入れて混ぜ合わせたあと、丸めてからゆでて冷水に浸してから水気を取った。そのほか、バナナやパインを食べやすい大きさに切り、材料を盛り付けてからシロップを入れて完成させた。
 調理後は、みんなで「いただきます」とあいさつし、園児と保護者は笑顔の輪を広げながら試食していた。このほか、歯科衛生士の谷田恵美さんから「ブラッシング指導」と題した講話なども行われ、永久歯に生え替わる歯の正しい磨き方を指導。保護者は耳を傾けながら熱心に聞いていた。


2023年(令和5年)11月22日
★増毛暑寒大学認定こども園 世代超え交流を深める

暑寒大学生と一緒にゲームを楽しむ増毛町立認定こども園あっぷるの園児(上)、増毛音頭で世代を超えた交流を楽しむ参加者(下)

 増毛町教育委員会主催の「暑寒大学・認定こども園交流会」がこのほど、町立体育館で開かれた。町教委が開設する暑寒大学(学長・佐藤敏治教育長)の学生、町立認定こども園あっぷる(村上仁園長)の年長児が共に踊りを披露するなどして交流を深めた。
 異年齢・異世代間の触れ合いを深めながら親睦を図り、生活に彩りを与えてより元気に生きる活力を養おう―と毎年この時期に実施している恒例の行事。この日は、学生と園児合わせて約50人が参加した。
 交流会は、女児6人が赤色や青色などのポンポンを持ってかわいらしく踊る「キャラクター」を皮切りに、男児4人と女児1人がマントを翻しながらおもちゃの刀を振って踊る「絆ノ奇跡」を披露。童謡「北風小僧の寒太郎」を参加者全員で合唱したほか、10月の発表会でお披露目した「YOSAKOIソーラン」を踊り、法被姿で鳴子を持つ園児の威勢良い掛け声が会場内に響いた。学生は迫力ある踊りに感動し、スマートフォンで撮影する様子も見られた。
 ゲームタイムでは、鬼が指示する動物の名前と同じ字数の人数を集めてグループを作る「もうじゅう狩りにいこう!」、曲が流れる間はダンスをしてホイッスルの合図で一斉に玉入れを開始する「ダンシング☆玉入れ」を実施して盛り上がりを見せた。
 休憩を挟んで、学生は園児に負けじと町内の納涼盆踊りでおなじみの「増毛音頭」を法被を羽織り、手ぬぐいを振り抜くなど、輪になって息の合った舞を披露。最後は、園児も手ぬぐいを持って参加して交流の輪が広がった。
 閉会式では、同大学自治会から園児に文房具セットなどをプレゼント。園児は「おじいちゃん、おばあちゃん、今日は一緒に交流できて楽しかったです。これからも体を大切にしてください」と学生をいたわる言葉を掛け、世代を超えたを楽しんでいた。


2023年(令和5年)11月21日
★ザ・ルーキーズが文化祭 観客200人楽しませる

4年ぶりに開かれた文化祭で約200人の聴衆を楽しませた「ザ・ルーキーズ」のメンバー

 留萌市のアマチュアバンド「ザ・ルーキーズ」(戸ノ崎正樹代表)の「THE ROOKIES 文化祭vol.11」が、18日午後6時から留萌産業会館2階大ホールで開かれ、約200人の聴衆を楽しませた。
 留萌のマチを元気づけよう―と、平成20年4月に結成した。バンドの名前はベンチャーズバンドの経験を持つ人が最初誰もいなく、みんな新人という意味を込めて戸ノ崎代表が命名。週1回のペースで、ベンチャーズナンバーを中心に練習を始めた。
 結成3カ月後、地元飲食業組合が主催する「開運町元気村ストリート」のライブで約400人の観衆の前で初デビューを果たした。以降、羽幌サンセットライブ、留萌聖徳太子祭の宵宮祭などさまざまなイベントに出演している。文化祭は平成22年からこの時期に開催。新型コロナウイルス感染防止の観点から令和2~4年は中止しており、4年ぶりに開かれた。
 ステージは3部構成。第1部は戸ノ崎代表(ドラム)、松本邦明さん(リードギター)、宮尾久志さん(サイドギター)、石井清さん(ベースギター)、加須屋はるみさん(キーボード)の5人が登場。「ウォーク・ドント・ラン」を皮切りに「パイプライン」、「朝日のあたる家」などベンチャーズナンバーを精力的に演奏した。
 第2部は、石井さんがリーダーを務める「石井バンド」のメンバー4人が出演し「君に会いたい」、「朝まで踊ろう」などを披露した。
 第3部は再びザ・ルーキーズのメンバー5人がステージに上がり「ラブポーションNo9」、「エマの面影」といった曲を披露。途中から歌姫こと須藤かなさん(ボーカル)が子供を連れて登場し「そんなひろしに騙されて」、「タッチ」などを熱唱した。
 聴衆は生ビールや清涼飲料水を飲み、オードブルを食べながらリズム感あふれる演奏、エネルギッシュな歌声を堪能。曲によってステージ前に出て歌に合わせて踊るなどノリノリで約2時間半にわたる文化祭を満喫していた。


2023年(令和5年)11月19日
★留萌小学校で人権教室

留萌小学校の5年生を対象に授業を行う留萌人権擁護委員協議会の戸水会長

 留萌人権擁護委員協議会(戸水正三会長)の人権教室が17日、留萌小学校(石田正樹校長)で開かれ5、6年生がいじめ防止について考えた。
 児童に人権について理解を深めてもらおう―と、毎年開いている。同協議会に所属する人権擁護委員の戸水会長、中野亨さん、伊端久枝さんが来校し5、6年生合わせて約100人に学年別で授業を実施した。
 5年生は「いじめられている人を見たら、どんな行動を起こしたらいいでしょうか」、「いじめをなくすためにはどうしたらいいですか」という人権擁護委員の問い掛けに対し、グループ内で「『やめなよ』って言って止める」、「1人でもつらい思いをさせないためにみんな仲良くする」といった意見を出してから代表者が発表。クラスで考えを共有した。
 終わりに人権擁護委員が人権擁護委員会の合言葉「『誰か』のことじゃない。~自分自身で考えよう~」を児童に伝えた。「他人のせいにするのではなく、自分事として考えるのが大事です。周りの人への感謝の気持ちも忘れずに持ってください」と呼び掛けた。
 また、6年生の人権教室は「SNS(会員制交流サイト)と人権」をテーマに実施。児童はSNSトラブルに関する映像を見た後、どんなことに気を付けてネット、メールを利用したら良いか考えていた。
 人権教室は50分程度で終了。授業を受けた5年の男子児童は「いじめられている人は、心も体も痛いと思うのでなくさないといけないと思いました。クラスの絆を深めて、いじめが起きないようにしたいです」と話していた。


2023年(令和5年)11月18日
★港北小児童会 共同募金委員会に寄付

上田会長に募金箱と寄付金を届けた港北小児童会の佐々木会長(中央)と佐藤副会長(左)

 留萌市内の港北小学校(村元隆一校長、児童9人)の児童会が15日、赤い羽根共同募金の寄付金6204円を留萌市共同募金委員会(上田義則会長)に贈った。
 同校児童会では、毎年ボランティアで共同募金運動に協力している。今年も児童会役員が10月30、31の両日、教諭と一緒に午前7時50分から15分間、児童玄関前の廊下に立ち、児童が各家庭から持ち寄った善意を集めた。
 午前10時15分に同校校長室で行われた贈呈式には、共同募金委員会から上田会長、同校児童会長の佐々木煌君(6年)、佐藤心珀君(5年)が出席した。村元校長らが見守る中、佐々木君と佐藤君が「(困っている)皆さんのために役立ててください。よろしくお願いします」と話し、上田会長に寄付金が入った箱を手渡した。
 上田会長は「皆さんからのお金を大切に使わせていただきます。ありがとうございます」と感謝した。


2023年(令和5年)11月17日
★増毛町の国稀酒造 屋内水飲み場を開放

7日から開放された国稀酒造株式会社の工場入り口に設置している屋内水飲み場

 国稀酒造株式会社(本社・増毛町、林眞二社長)は、同社の地下にたまる暑寒山麗の伏流水をくみ上げ、希望者に無料で提供している。冬期間は揚水ポンプ凍結防止のため、5日に同社屋外駐車場の一角にある水飲み場を閉鎖。7日より同社工場入り口に設置されている屋内水飲み場を一般開放している。
 同社では、留萌管内の秀峰・暑寒別岳(標高1492メートル)の雪解け水が地下水脈を通って社屋の地下約15メートルにたまるため、創業当時からくみ上げて酒造りに使用している。この伏流水を地域住民や観光客らに提供しよう―と、駐車場に水飲み場を設置。日本酒の仕込みが終わる4月中旬から屋外、11月上旬から屋内で提供している。
 屋内の水飲み場は、7日午前9時から開放。利用上の注意として水くみは1回20リットルまでとし、それ以上の場合は再度順番を待つことを呼び掛けている。提供されている伏流水は透明後が高く、軟水なので米を炊いたり、お茶やコーヒーを入れたり、氷を作るときなどに利用する人も多く、伏流水を使うのが当たり前になってしまった―と話す地域住民も多い。
 屋内における水飲み場の開放時間は、午前9時から午後4時半まで。月1回の消毒や点検または、仕込み作業で伏流水を多用する場合には予告なく休止する場合もある。


2023年(令和5年)11月16日
★留萌地方総合技能士会 包丁研ぎに汗を流す

留萌地域人材開発センターで行われた留萌地方総合技能士会の奉仕活動

 留萌地方総合技能士会(柳澤豊会長)による包丁研ぎとまな板削りの奉仕活動が、12日午前9時から留萌市南町の留萌地域人材開発センター(パワスポ留萌)で行われた。参加した会員が、会場に持ち寄られた各種包丁の研ぎ出し、まな板のかんながけ作業に汗を流した。
 11月の職業能力開発促進月間、11月10日の「技能の日」の啓発宣伝事業の一環で毎年行っており、確かな技術で信頼に応える技能士の店をPRするのが狙い。今年は同技能士会の会員10人が参加した。
 この日は37人が包丁92丁とまな板10枚を会場に持ち込んだ。会員は刃のゆがみをチェックしながら包丁を砥石で入念に研いだり、手作業で木製のまな板をやすり掛けするなど丁寧に仕上げていた。
 作業完了後、会員から包丁やまな板を受け取った主婦らは「バッチリです。やはり本職はすごいと思いました」、「やはりプロに任せて良かったです」などと話し笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)11月14日
★住之江児童センター 4年ぶりにセンター祭り

住之江児童センターのセンター祭りで「ワクワクフィッシング」を楽しむ子供たち

 留萌市内の住之江児童センターで、11日午前10時半からセンター祭りが開かれた。子供と大人合わせて91人が来場し、ゲームや飲食などを楽しんだ。
 同センター、同センター母親クラブ(山本恵理子会長)共催の恒例行事。新型コロナウイルス感染防止のため、令和2~4年は中止しており、4年ぶりの開催となった。
 センター職員、クラブ会員が各コーナで来場者の対応に当たった。来場者はアニメ、ゲームキャラクターのグッズ、消しゴムといった景品が当たるくじ引き、的棒に向かって輪を投げ入れる「リングトスBINGO」、プラスチック製の容器で作った魚を釣り上げる「ワクワクフィッシング」などの遊びを満喫した。
 また、来場者はフランクフルト、いももち、チョコレートソースがたっぷり掛かったチョコバナナなどの食べ物を購入。テーブル席でゲーム、くじ引きの景品を友人に見せながら飲食を堪能し笑顔を見せていた。
 弟と一緒にセンター祭りに来た東光小学校3年の男子児童は「いろんなゲームで遊んだり、かき氷を食べることができて楽しかったです」と話していた。


2023年(令和5年)11月12日
★増毛でかるた教室始まる

こどもかるた教室で下の句かるたに挑戦する増毛町内の子供たち

 増毛町教育委員会主催の「こどもかるた教室」が、10月26日午後4時から町文化センター1階和室で始まり、町内小中学生が北海道の伝統的な遊びである下の句かるたを楽しんでいる。
 同教室は、子供へ伝統的な文化のかるた遊びを継承し、健全な育成、競技を通じて祭儀作法の習得を目的に毎年この時期に実施。初回となるこの日は、初心者と経験者を含む小学生5人、中学生1人の合わせて6人が参加したほか、幼児1人が見学した。
 子供たちは練習が始まる時間を前に、縦54センチ、横3・4メートルある競技用シートの四隅を畳にピンで固定して準備。講師は、町こども下の句サークル会員の桂本仁さんが務めた。
 桂本さんは「今日から4回にわたってかるたを学びます。元気なあいさつをするほか、人の迷惑になることはしないといった約束を守って参加してください」とあいさつした。
 参加者の半分が初心者だったため、始めは競技で使用する木札100枚の写真入りテキストを使って座学が行われ、木札の読み方を確認しながら人差し指で触れる―といったこつを熱心に学んだ。
 続いて、初心者と経験者の2班に分かれて実践形式で練習を開始。参加者が競技用シートを挟んで向かい合い、札を読む桂本さんの声に耳を澄ませて積極的に手を木札へ伸ばしていた。
 同教室は11月16日までの毎週木曜日、いずれも午後4時から同5時15分まで行われる。


2023年(令和5年)11月10日
★ましけキッズイマーゴクラス ソーラーロボット制作

太陽光発電を利用して動くソーラーロボット作りに挑戦するましけキッズ体験隊の児童

 増毛町教育委員会主催のましけキッズ体験隊イマーゴクラスの第9回事業「ソーラーロボットを作ろう!」がこのほど、町文化センター2階中ホールで行われた。参加した児童が太陽光発電といった再生可能エネルギーについて理解を深めた。
 ソーラーロボットは、太陽光を電気へと変換可能な小型の専用パネルを使用し、その仕組みを体験することができるおもちゃのキットを用意。講師は、留萌振興局保健環境部環境生活科地域環境係の江崎逸人係長と山﨑遥さんが務めた。
 同事業は2部構成。前半は山﨑さんが担当し、ゼロカーボンについて説明。「植物は二酸化炭素を吸収することができます。海藻も植物の一種として同じ働きをすることができ、増毛町では海藻を増やして二酸化炭素を減らす『ゼロカーボン』の取り組みを行っています」と解説。
 さらに、枯渇せずに地球に優しい再生可能エネルギーについては「石炭や石油、天然ガスは化石燃料と言われ、将来無くなるエネルギーとされています。太陽光や風力、水力などを活用した発電は二酸化炭素を排出せず、環境に優しいエネルギーとなっています」と解説し、児童は発電の仕組みについて学んだ。
 後半は、江崎係長や山﨑さんがソーラーロボット作りをサポート。事前に用意したイノシシ型とバッタ型の2種類から好きな物を選んでもらい、児童は説明書を見ながらロボットを組み立てた。完成したロボットはプレゼントされ、それぞれで持ち帰った。


2023年(令和5年)11月9日
★スポーツセンター 室内ウオーキング始まる

留萌市スポーツセンターで室内ウオーキングを楽しむ利用者

 NPO法人留萌スポーツ協会(伊端隆康理事長)主催の室内ウオーキング開放が、6日から留萌市スポーツセンターで始まった。利用者が心地良い汗を流している。
 同法人では、冬季期間も安心してウオーキングを楽しんでもらうことを目的として、毎年この時期に同センターを開放。運動効果を高めるため、ステップ台やミニハードルなどが設置されている。
 初日は女性2人が利用。利用者からは「雪が降ると道に段差ができたり、滑りやすくなるので安心して歩くことができます」、「これからも時間の付くときに利用したいです」といった声が聞かれた。
 開放は基本毎週月、木曜日の午前9時から正午まででとなっており、来年3月28日まで行う。なお、来年1月11日、同29日、2月19日は午後1時~同3時の開放となる。料金は一般100円、高校生以下50円。利用者は必ず上靴を持参すること。希望者には、同センターで万歩計を無料で貸し出す。
 問い合わせは、同センター=電話(42)2917番=まで。


2023年(令和5年)11月8日
★増毛町営岩尾温泉 露天風呂でりんご湯堪能

増毛町営岩尾温泉あったま~るで「りんご湯」を堪能する入浴客

 増毛町営岩尾温泉あったま~る恒例の「りんご湯」が、今年も4日から始まった。施設を訪れる入浴客が増毛産のリンゴが浮かぶ露天風呂で「フルーツの里」ならではの趣向を堪能しており、多くの人から「とても良い香りがする」と好評を得ている。
 町内果樹園の協力を得て平成24年から実施している、町内外の入浴客から人気の変わり湯。今年は男湯、女湯ともに露天風呂で真っ赤に色付いた大玉の「デリシャス」を100個ほど浮かべた「りんご湯」を4、5、11、12、14、17、18、19の8日間で行われる。
 露天風呂からは、雄大な日本海のほか、天気の良い日は沈みゆく夕日を眺める贅沢なひとときを過ごすこともできる。初日の4日は100人が利用。札幌市から夫婦で訪れた60代男性は「いつもは石狩市や留萌市の温泉に向かいますが、10月に始めて岩尾温泉を利用しました。ここはとても泉質が良く、湯冷めもしづらいと感じました。たまたま今回は『りんご湯』でしたが、来週も来ようと思っています」とニッコリ。また、日曜日の5日は114人が入浴した。
 同施設の営業時間は午前11~午後9時で、受け付けは午後8時15分まで。入浴料は大人500円、4歳以上12歳以下が250円、4歳未満は無料。
 問い合わせは同温泉=電話0164(55)2024番=へ。


2023年(令和5年)11月5日
★留萌中吹奏楽部 踊りながら演奏を披露

踊りながら演奏を披露した留萌中学校吹奏楽部

 留萌中学校(藤田智哉校長)吹奏楽部の第39回定期演奏会が、3日午後1時半から留萌市文化センターで開かれ、部員たちの熱のこもった演奏が、集まった約200人の家族や友人らを楽しませた。
 この日の演奏会で引退の3年生11人は、中学校生活の集大成となるラストステージとなった。1年生9人、2年生2人の部員とともに、この日のために練習を積み重ねてきた。
 3部構成で開かれ、第1部は「吹奏楽のための『エール・マーチ』」を皮切りに、「風紋」、「仮面幻想」などを披露し、演奏力の高さを見せつけた。
 第2部はスピッツの「チェリー」、映画「となりのトトロ」などスタジオジブリ作品のメドレーを披露したあと、フィンガー5の「学園天国」では、部員が「アー・ユー・レディー」と呼び掛けると、観客が「イェー」と答えるコール&レスポンスを展開。踊りながら楽器を演奏し、映画「スウィングガールズ」を思い起こさせるパフォーマンスで会場を盛り上げた。
 最後の第3部では、テレビアニメ「ドラえもん」でかつて主題歌として流れていた「夢をかなえてドラえもん」などを披露したあと、3年生の朝倉七海部長が、これまで支えてくれた先生や家族、観客への感謝の言葉を述べて、大きな拍手が送られた。
 アンコールとして披露した松平健さんの「マツケンサンバⅡ」では、心地よいリズムに観客が手拍子で応え、この日最大の盛り上がりを見せていた。
 演奏会終了後に市中央公民館ロビーに集まった部員たちは、涙を流しながらこれまでの活動を振り返っていた。


2023年(令和5年)11月3日
★留萌警察署 戸出廣次さんへ感謝状

留萌署の遠藤署長から感謝状を受けた地推協元会長の戸出さん(右)

 留萌警察署は1日、長年にわたり地域の交通事故抑止に尽力してきたとして、留萌地域交通安全活動推進委員協議会(地推協)元会長の戸出廣次さんに署長感謝状を贈った。
 戸出さんは、平成11年9月から地推協の委員として活動。19年4月に幹事、31年4月に会長へ就任した。退任するまでの23年6カ月間、各期別の交通安全運動期間中に各交通安全機関・団体が実施する啓発事業に積極的に参加・協力したほか、地推協独自の啓発活動も企画・実行するなど市民らの交通安全の普及高揚に尽力してきた。
 感謝状の贈呈式は、午前11時から署長室で実施。地推協の委員、同署の警察官が見守る中、遠藤祐之署長から感謝状、現会長の佐藤博さんから記念品がそれぞれ戸出さんに贈られた。
 戸出さんは「署長さまから感謝状をいただけたのはこの上ない光栄なことで、本当にありがとうございます」とあいさつ。地推協の委員、同署警察官への感謝の言葉も口にした。遠藤署長は「交通事故抑止のため長年にわたり、精力的に活動していただきました。今後も何らかの機会でアドバイス、ご助言をいただけたらと思います」と話していた。


2023年(令和5年)11月2日
★読書感想文コンクール 頑張りをたたえて

読書感想文コンクール表彰式で高橋教育長から賞状を受け取る受賞者

 留萌市教育委員会、市立留萌図書館主催の第69回読書感想文コンクール表彰式が、10月30日午後4時から市中央公民館講堂で行われた。入賞した児童生徒に賞状を贈り、頑張りをたたえた。
 毎年恒例のコンクール。今年は小学校低学年、同中学年、同高学年、中学校、高校の5部門合わせて269点の応募があり、最優秀賞、優秀賞、奨励賞合わせて31点が入賞した。
 表彰式には入賞した児童生徒のほか、保護者や教職員ら約60人が出席。主催者を代表して高橋一浩教育長が「(10月27日から始まった)読書週間は11月9日で終わってしまいますが、皆さんにはこれからも読書を継続していただきたいですし、自分の友達や家族にも勧めてほしいと思います」とあいさつした。
 この後、賞状の授与を実施。高橋教育長から「おめでとうございます」と声を掛けられた児童生徒が「ありがとうございます」と返事をして、賞状を受け取っていた。


2023年(令和5年)11月1日
★ふるさと館で留萌出身者2組が音楽ライブ

60人の音楽ファンが心地よい音色を堪能した海のふるさと館でのライブで演奏するBENBE

 日本海に沈む夕日を背にして古里を共有する仲間たちの宴―。オロロンラインミュージックサポートクラブ(谷龍嗣代表)主催、NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)協力の「ウタリ・トノト ocean front LIVE at RUMOI.」が、10月29日午後3時半から留萌市海のふるさと館2階展望ラウンジで開かれ、音楽ファンら約60人が心地よい音色を堪能した。
 イベントは、同ライブの運営を担当した同クラブの佐伯結さんが、世代の違う留萌出身のアーティスト2組が、故郷の地で音楽を交わす素晴らしい機会を設けたい―との思いで企画して実現。市外の音楽ファンにも来場を促し、交流人口を図ることも狙いの一つ。
 出演は、留萌市出身でロックバンド「bloodthirsty butchers」のメンバーで、ソロではバリトンギターを弾き語らずという独自スタイルを貫く射守矢雄さん。また、故郷での凱旋ライブとなる留萌市出身の古川直久さんがギターとボーカルを担当する札幌市のフォークバンド「BEBNBE」が登場するツーマンライブで行われた。
 ライブは2部構成で前半を射守矢さんが担当。苦手なあいさつはほどほどに、歌無しの楽曲「ディスコードマン」を皮切りに、「ミート トリップ」、「トレインロード」、「クレムツ」など6曲を演奏。聴衆はゆったりと肩を揺らしながら、小刻みに足踏みをしながらリズムを取り、沈みゆく夕日と音楽のコラボレーションを思う存分に楽しんでいた。
 後半は、ボーカルとギター、アコーディオン、ウッドベースの4ピースバンドのBENBEへバトンをつなぎ、ウイスキーをテーマにした「天国の丘」で始まり、季節によって移り変わる景色などを歌った「夏の話」などアンコールを含む10曲を披露。演奏途中でマイクが入らなくなるアクシデントも余興の一つ―とし、古川さんの声量とメンバーの連携で乗り越え、聴衆から大きな拍手と歓声が上がっていた。


2023年(令和5年)10月29日
★和歌山県橋本市の柿販売 ルピナス店で29日も実施

Aコープるもいルピナス店で始まった「和歌山県橋本市柿まつり」

 JAるもい、和歌山県橋本市、JA紀北かわかみ主催、留萌市共催の「和歌山県橋本市柿まつり」が、28日から留萌市高砂町のAコープるもいルピナス店で始まった。訪れた買い物客がが橋本市の特産品「たねなし柿」を買い求めている。
 同店が留萌市のカズノコや増毛産の果物といった特産品を、橋本市のJA紀北かわかみのファーマーズマーケット「やっちょん広場」の直売所で店頭販売するなど、JAるもいとJA紀北かわかみは交流がある。また、留萌市と橋本市は昨年交流都市提携を締結している。橋本市によると、柿まつりは今年で5回目になるという。
 今年は、橋本市の小原秀紀副市長、同市経済推進部の北岡慶久部長、同市農林振興係の蜜田昌弘係長、「橋本かき大使」の山本玉子さん、坂上真果さん、矢野心愛さんの6人が来留し、同店の駐車場に設置したテントで、用意したたねなし柿を1個100円(税込み)で販売している。日は午前9時の開始時刻から多くの人が訪れ、柿を購入していた。
 北岡部長は「和歌山県のおいしい柿を北海道の皆さんに食べていただきたいと思います。今年は留萌市の学校給食への提供も予定しています」と話している。
 柿まつりは29日にもAコープるもいルピナス店で開かれる。


2023年(令和5年)10月28日
★潮静児童センター 豚汁を食べ笑顔

潮静児童センターで開かれた収穫祭で豚汁を食べる子供たち

 留萌市内の潮静児童センターで25日午後3時半から収穫祭が開かれ、子供たちがジャガイモをたっぷり使った豚汁をおいしく味わった。
 同センター、同センター母親クラブ(山田喜久江会長)共催。令和元年までは「収穫祭・三世代交流会」という名前で潮静地区の老人クラブのメンバー、老人ホームの入居者などを招いて開いていた。新型コロナウイルス感染防止のため、令和2~4年は中止。今年は入居者らを招かず、小規模で開催した。
 開催に当たり、山田会長が「今日は皆さんでおいしい豚汁を食べます。味わって食べてくださいね」とあいさつ。この後、9月27日に収穫したジャガイモのほかニンジン、油揚げ、豚肉などが入れて煮込んだ同クラブ会員手作りの豚汁を発泡スチロール製の容器に入れて子供たちに提供した。
 全員で「いただきます」と言ってから食べ始めた。子供たちは「おいしい」と口いっぱいにジャガイモなどを頬張り、野菜や肉の脂が染みた汁を飲んでいた。クラブ会員が「おかわりする人」と声を掛けると、ほとんどの子が2杯目を求めしっかりと完食していた。
 食事後、子供たちからは「お腹いっぱい」、「大満足」といった声が聞かれ、笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)10月27日
★明治安田生命旭川支社 留萌市に71万を寄付

中西市長に目録を手渡した杉下支社長(右)

 明治安田生命保険相互会社旭川支社(杉下智子支社長)は24日、スポーツを通じて子供たちの夢を応援する取り組みに役立ててもらおう―と、留萌市応援寄付金として71万3500円を贈った。
 同支社は令和3年1月に「健康増進に関する連携協定」を市と締結。市が主催する講演会で講座を実施したり、電話音声明瞭器「サウンドアーチ」を寄付するなど地域課題の解決に向けた取り組みを進めている。寄付金は、同会社が全国で行う社会貢献活動「私の地元応援募金」の一環で、市への寄付は今回で5回目となる。
 午後1時に市役所市長室で寄付金受理式・感謝状贈呈式を実施。杉下支社長が中西俊司市長に目録を手渡し、中西市長は杉下支社長へ感謝状を贈った。
 この後、中西市長が「本日は誠にありがとうございます。それぞれの役割の中で私どもとしては市民の安心、安全ということを一番に掲げ予防などを含め、健康に留意していくことを考えていきたいと思います」とあいさつ。市としての考えを語り、同社と今後も連携していきたいことを伝えた。
 また、杉下支社長は「地域の発展のため、これからも一緒になって取り組みたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします」と話していた。


2023年(令和5年)10月26日
★緑の募金運動 大型店前で関係者が啓発

マックスバリュ留萌店前で「緑の募金」運動への善意を呼び掛ける留萌振興局の工藤局長(左)

 秋季「緑の募金」運動(9月1~10月31日)の一環として、留萌振興局と留萌市が主催する街頭啓発活動が、24日午前11時から留萌市南町のマックスバリュ留萌店前などで行われ、関係者が買い物に訪れた地域住民らに募金への協力を呼び掛けた。
 「緑の募金」運動は、森林の大切さや森づくりに対する理解と認識を深めることを目的に、毎年春と秋の2回、全国各地で行われている。
 留萌市内では4月にも実施を予定していたが、当日の荒天のために中止。この日の街頭啓発には、留萌振興局の工藤公仁局長や同産業振興部の中里文美部長、留萌市の中西俊司市長、留萌南部森林管理署の森本和則署長のほか、振興局、市、留萌南部森林組合の関係者合わせて18人が参加して行われた。
 工藤局長、中西市長らは「心の緑を国土に」と書かれたたすきを掛け、買い物客らに「緑の募金にご協力をよろしくお願いします」と声を掛け、協力した一人一人に「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べながら、上着にシール式やピンタイプの緑の羽根を付けていた。


2023年(令和5年)10月25日
★小平 「おびまる」の商品券販売

小平町文化交流センターでプレミアム付き商品券を買い求める地域住民

 【小平】地域経済の活性化を促進するプレミアム付き商品券「おびまるプレミアム商品券」の販売が17日、町文化交流センターなど町内4カ所で行われた。会場に訪れた地域住民が、町内の各事業所支援のため商品券を買い求め、用意していた2千セットは完売した。
 商品券の販売は、町内経済活性化と個人消費の促進を図ることが目的。町商工会(石黒朋幸会長)が町から助成を受け、昨年に続いて実施。商品券が使用できるのは、小平地区が33事業所、鬼鹿地区が24事業所、臼谷地区が8事業所、本郷・達布地区が6事業所の計71事業所で、いずれも町商工会に加盟する飲食店や商店、石油販売所などとなっている。
 商品券は、500円券12枚1セットを5千円で販売。千円(20%)分のプレミアムが付き、6千円分の買い物ができる。購入は1世帯4セットまでで、1世帯に付き2世帯分まで代理購入が可能。有効期限は令和6年3月15日までで、町商工会では町から200万円の助成を受けて用意した。
 販売は、午前10時から正午まで町市街地の町文化交流センター、午後1時まで臼谷地区の有限会社大滝商店、鬼鹿地区の多目的防災交流施設「群来る」、達布地区の町役場達布支所の4カ所で行われた。
 このうち町文化交流センターには、販売開始時に地域住民120人ほどが並び、商品券を買い求める人のほとんどが上限の4セットを購入。当日購入できない人のため、代理購入する人も多かった。


2023年(令和5年)10月24日
★就学前に健康診断 視力検査などを実施

就学時健康診断で視力検査を受ける幼児

 来年4月に小学校へ入学する留萌市内の幼児を対象とした就学時健康診断が、21日午後1時半から市中央公民館で行われた。視力や聴力などの検査を通じて子供たちの健康状態を確認した。
 学校保健安全法により、就学前の健康診断が義務づけられていることから、市教委員会が留萌医師会と留萌歯科医師会の協力を得て毎年この時期に行っている。
 令和2年から4年までは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、子供たちや保護者にマスク着用や手指消毒を求めていたが、今年は同ウイルス感染症の感染症法上の扱いが5類になったため、個人の判断に任せることにした。
 同公民館1階、2階の各部屋を使用して歯科、内科、聴力、視力、言葉の検査を行った。
 そのうち同公民館2階のの研修会議室で行われた視力検査では、市教委教育政策課の職員が「これどっちかなぁ?」と声を掛けると、遮眼子で片目を隠した幼児が、「上」と言いながら人差し指を上に向ける姿が見られた。
 この日は、122人の対象者のうち96人が受診した。受診できなかった子供たちを対象にした健診は、11月10日に行われる。


2023年(令和5年)10月22日
★4年ぶりにおさがり広場 衣服や大型品など提供

留萌市保健福祉センターはーとふるで開かれたおさがり広場

 留萌市子育て支援センター主催の「2023おさがり広場」が、20日午前10時から市保健福祉センターはーとふる2階多目的ホールで開かれ、子育て中の母親を中心に113人の来場者でにぎわった。
 子育て世代が乳幼児の衣服、学童の制服などを無料で譲り合う環境に優しい取り組みとして平成23年から始まった。新型コロナウイルス感染防止のため、令和2~4年は中止しており、4年ぶりの開催となった。
 会場には、同支援センターを利用する母親などから集めた秋、冬用の乳幼児衣服、バスチェア、ベビーカーなど1393点のおさがり品を並べた。午前11時20分までは子供一人につき10点まで、同11時半からは無制限で提供。同支援センターの職員、子育てボランティアが会場で対応に当たり、市子育て支援課の職員が外で車両誘導を行った。
 子供を連れた母親を中心に父親、祖母の姿も見られた。来場者は帽子や手袋、ズボンなどを手に取り、満足そうな表情を浮かべていた。2歳の娘を育てる母親は「初めて来ましたが、たくさんのおさがり品と賑わいぶりに驚きました。ゆっくり見ることができて良かったです」と感想を話していた。


2023年(令和5年)10月21日
★留萌消防 防災グッズなどを展示

留萌市保健福祉センターはーとふる1階ロビーで始まった留萌消防組合消防本部・留萌消防署の住宅防火防災展示会

 留萌消防組合消防本部・留萌消防署の住宅防火防災展示会が、17日から留萌市保健福祉センターはーとふる1階ロビーで始まった。訪れた市民らが啓発ポスターなどを見て防火、防災への認識を新たにしている。
 火災予防運動恒例の取り組み。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、令和元年10月を最後に中止していたが、今年の春の火災予防運動(4月20~30日)から再開。今回も秋の火災予防運動(10月15~31日)に合わせて開くことを決めた。
 会場には①こんろ火災②たばこ火災③花火・火遊び④ストーブ火災⑤仏壇・灯明火災⑥電気器具類火災⑦放火火災―の注意点が書かれたチラシ、秋の火災予防運動を周知するポスターを掲示。燃えにくい素材で作られたカーテン、防災頭巾なども展示して日ごろからの備えの重要性を呼び掛けている。
 また、動物が消火訓練をする様子の絵が描かれた塗り絵なども置かれている。展示会は31日まで。


2023年(令和5年)10月20日
★脳いきいき教室 頭の体操や運動楽しむ

木偏の漢字を書き出すゲームを楽しむ脳いきいき教室の参加者

 留萌市主催の一般介護予防事業「脳いきいき教室」が、18日から市内港町の港西コミュニティーセンターで始まった。初日は60~80代の女性7人、職場体験に来た市内の港南中学校の生徒1人の計8人が参加。頭の体操と運動を通じて認知症予防に努めた。
 65歳以上の市民を対象に毎年行っている。最初に2班に分かれて「留萌市立病院移転完成」、「道の駅るもいオープン」といった出来事が記載された紙を古いものから順に並べ替える遊び、木偏の漢字を思いつくだけ書き出すゲームを楽しんだ。
 この後、市地域包括支援センターの保健師・澤向駿志さんが「昔のことを思い出そうとすると脳が働き、認知機能の改善につながります。写真など家にある物でも簡単にできるので、試してみてください」と呼び掛けていた。
 続いて、NPO法人留萌スポーツ協会の役職員に教わりながら椅子に座ってつま先上げ、かかと上げをしたり、立って「く」の字になるよう体を動かす運動などに挑戦。2人一組になり握手をしたままジャンケンして、勝ったら手を引き、負けたら相手の手をつかむという頭を使うゲームも体験し、笑顔を見せていた。
 同教室は20日に市内花園町のるもい健康の駅、24日に市内沖見町の港南コミュニティーセンターでも実施。申し込みがなくても参加できる。
 問い合わせは同支援センター=電話(49)6060番=へ。


2023年(令和5年)10月19日
★留萌開建除雪出陣式 関係者が安全宣言

堀口組の宮本工事主任が安全宣言した留萌開発建設部留萌開発事務所の除雪出陣式

 留萌開発建設部留萌開発事務所の除雪出陣式が、17日午前10時15分から留萌市堀川町の同開発事務所大型車庫内で行われた。今季の除雪に対応する業者の作業員らが冬の国道の安全確保と事故防止を誓った。
 今シーズンの除雪は、国道231号を株式会社清野建設、同232号を萌州建設株式会社、同233号と深川留萌自動車道(北竜ひまわりインターチェンジ~留萌大和田インターチェンジ)を株式会社堀口組が担当する。除雪出陣式には、受注3社の役職員と従事者、同開発事務所の職員ら約50人が参加した。
 出陣式に先立ち、受注3社による除雪作業期間の労働災害撲滅を目的とした安全祈願祭を実施。神事が行われ、参加者が玉串をささげて除雪シーズン中の安全を願った。
 続いて行われた出陣式では、発注者を代表して留萌開発事務所の坂井豪紀所長が「国道は生活にとって欠くことのできない重要な道路。安全、安心で快適に通行できる道路空間の確保するため、決意を新たに誇りを持って除雪作業を行っていただきたい」とあいさつした。
 また、請負業者を代表して堀口組土木部の宮本稜太工事主任が「路線環境に即した除雪作業を実施し、安全な作業環境を構築して第三者災害を防ぎ、健康管理意識の高揚を図って労働災害を防止する」と安全宣言を読み上げた。
 この後、大型車庫前に並んだ除雪車両6台のライトが点灯するかなどの確認を行い、駐車場を次々と出発した。


2023年(令和5年)10月18日
★街並み再発見ウォークラリー 秋晴れの下さわやかに

スタート地点のるもい健康の駅を元気に出発する「街並み再発見ウォークラリー」の参加者

 るもい健康楽レクリエーションクラブ(松橋秀和代表)主催の「街並み再発見ウォークラリー」が15日、留萌市のるもい健康の駅を発着点に開かれ、参加した老若男女が秋晴れの青空の下を歩きさわやかな汗を流した。
 同イベントは、健康づくりをしながら自分たちの暮らすマチについて理解を深めよう―と、昨年発足した同クラブが初の試みとして企画。この日は、家族連れや仲間同士など合わせて人が参加した。
 スタート地点となったるもい健康の駅では、松橋代表が参加者にルールを説明。事前に配布された手書きの白地図に記された地図記号を頼りに、10カ所のチェックポイントを回りゴールを目指すものだが、ゴール地点で出題されるポイントにまつわるクイズに答えられないとゴールできないという「体も頭も使うウオークラリーです。皆さんで楽しんでください。皆さんの反応次第では、2回目以降もやります」と述べた。
 この日の留萌市街地の最高気温は20・8度。平年より5・5度高く、9月中旬並みの暖かさを記録。ほどよい風の吹く絶好のウオークラリー日和となった。
 参加者たちは、3~4人の8チームに分かれて健康の駅を出発。金融機関や公園、図書館などを通過し、チェックポイントごとに出題されている問題に答えたり、フリスビーやけん玉でポイントを稼ぐゲームに挑戦するなど、楽しみながらゴールに向かって歩を進めていた。


2023年(令和5年)10月17日
★留萌市役所 火災に備えて避難訓練

留萌市役所総合訓練で本庁舎前駐車場に避難する市職員

 令和5年度留萌市役所総合訓練が、13日午前10時から市役所で行われ、市職員が火災の発生に備え避難などの手順を確認した。
 火災、災害などの発生時における初動体制の確立を図ることが目的。留萌市役所庁舎防火管理規程に基づき毎年行っている。今年も留萌消防組合、日本防災技術センター株式会社留萌営業所の協力を得て実施。市職員や市民合わせて92人が参加した。
 市役所本庁舎地下1階のボイラー室から出火した―との想定で行われた。職員が、火災発生を本庁舎2階の総務課内にある火災表示機で確認。ほかの職員へ避難を促すとともに、留萌消防署へ通報した。
 非常ベルが庁舎内に鳴り響く中、職員や来庁していた市民が本庁舎前駐車場に次々と移動。開始から約10分で避難が完了した。
 終了後、同組合の三上勝弘予防課長が「皆さん落ち着いた行動を取られていたと思います。万一、火災や地震などが発生した場合には、今日の訓練の経験を生かし自衛消防班を活用して対応してください」と講評した。
 また、渡辺稔之副市長が「火災はもとより、災害はいつ何時われわれを襲うかわかりません。やはり訓練を愚直に繰り返し、それぞれが自覚を持って準備していくことが重要です。皆さんには今一度、今日の訓練を振り返って、しっかりと自分のものにしていただければと思います」と参加者に呼び掛けた。
 この後、消火訓練も行われ、市職員が消防職員の指導のもと、水消火器を使い火元に見立てた的に向けて放水していた。


2023年(令和5年)10月14日
★留萌高校の石川さんと小松さん 国体ビーチバレーに出場

中西市長に国体ビーチバレーの出場、結果を報告した留萌高校の小松さん(左から2人目)、石川さん(同3人目)

 留萌高校3年の石川百杏さん(17)、小松亜麻季さん(17)が10日に留萌市役所を訪問。9月16~19日に鹿児島県大崎町で開かれた「特別国民体育大会バレーボール競技会」のビーチバレー種目の出場、結果を中西俊司市長に報告した。
 2人は小学3年生からバレーを始め、中学2年生のときにもビーチバレーの全国大会に出場している実力者。今回、留萌市で6月25日に開かれた北海道ブロック予選会で優勝し、国体の出場権を獲得した。7~9月は週末に可能な限り石狩市のビーチに通い、専門家から指導を受けながら練習に励んだ。
 国体は2回戦から出場。同大会で5位になった鳥取県代表と初戦で対戦して、0―2で敗れた。10月10日に留萌市役所を訪問した際中西市長から「練習の成果を出せましたか」と問われた2人は笑顔でうなずいていた。そんな石川さん、小松さんの姿を見た中西市長は「この経験を卒業後の人生にも生かしてください」とエールを送った。
 中西市長の対談終了後、2人は報道の取材に対応。「風のことを考えなければいけない点など、ビーチバレーは室内バレーと全然違うと言っても良いくらいの難しさがありました」と振り返った。そして「どんな種目でも国体に出るのはとても難しいことだと思います。ビーチバレーに挑戦して良かったです」と話し、笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)10月13日
★全国地域安全運動 留萌警察署で出動式

伊藤巡査部長が遠藤署長(右)に出動を申告した地域安全運動出動式

 令和5年度全国地域安全運動(11~20日)初日の11日、留萌警察署の出動式が同署駐車場で行われ、参加者が犯罪被害防止への決意を新たにした。
 犯罪のない安全で明るく住みよい地域社会の実現を推進する運動。今年度は、全国統一運動重点に「子供と女性の犯罪被害防止」、「特殊詐欺の被害防止」―の二つを掲げている。留萌署は期間中、関係機関、団体と連携しながら防犯パトロールなど各種取り組みを行う。
 出動式には留萌、増毛、小平3市町の防犯関係者、同署署員合わせて約20人が参加。遠藤祐之署長が「これからも地域の犯罪抑止のため、皆さまと力を合わせて頑張ってまいりたいと考えていますので、よろしくお願いします」とあいさつした。
 続いて、留萌地区防犯協会連合会の原田欣典会長が「青色回転灯は、防犯協会のシンボルであり、犯罪に対する抑止力も期待できます。パトロールを行うことで地域との連帯感、安心感が増してきますので、犯罪のない明るいマチづくりを目指し、関係機関と一体となって取り組みたいです」と決意を語った。
 この後、同署の伊藤大毅巡査部長が「全国地域安全運動に伴う防犯パトロールに出動します」と遠藤署長に出動申告。パトカーや青色、赤色各回転灯を搭載した車両合わせて6台が巡回のため出発した。


2023年(令和5年)10月12日
★大和田自治会が廃品回収

廃品の仕分け作業に汗を流す大和田自治会の会員

 留萌市内の大和田自治会(髙田昌昭会長)による秋の廃品回収が、8日午前9時から大和田地区全域で行われた。会員25人が各家庭から出される新聞紙や空き缶などの資源ゴミを集めて仕分けした。
 廃品回収は、留萌市のゴミ減量化とリサイクル運動の協力などを目的に、同自治体環境部(播摩誠部長)が率先して春と秋の年2回実施。回収した廃品の益金は以前、サクラの植樹や除雪ボランティア活動で使用する用具の購入に充てていたが、現在は主に地域の福祉や環境ボランティア活動の資金に活用している。
 自治会を構成する9区内にある各ゴミステーションに出された家庭の廃品は、トラック3台で回収して大和田生活館前に集積。会員たちは古新聞や古雑誌、瓶、アルミ缶、牛乳パック、段ボール、鉄類などの仕分け作業に汗を流した。仕分けした廃品のうち、紙類は9日、その他はこの日の午前中に業者が回収した。
 廃品回収作業と並行し、雪害対策として降雪期に備えて同館の窓に木の板を設置するなど冬支度も行われた。


2023年(令和5年)10月11日
★児童が練習の成果を発揮 市内小学校で発表会

学習発表会で「ライオンキング」を上演する東光小学校の6年生

 留萌市内の港北小学校で7日、潮静小学校で8日に学芸会、留萌、東光両小学校で7日に学習発表会がそれぞれ開かれ、児童が家族に劇、器楽演奏などを披露した。
 運動会と並ぶ小学校の一大イベント。今年も各校で9月下旬から特別時間割を組み、児童が教諭の指導を受けながら当日に向け練習を続けてきた。
 東光小(早坂康校長、児童204人)では、「輝こう 仲間との最高の瞬間を!」をテーマに午前8時半から学習発表会を開催。会場に来ることができない人のため、動画共有サイト「YouTube」で配信も行った。
 1年生の「はじめのことば」からスタート。児童は衣装を着て古典落語「じゅげむ」、「ぞろぞろ」の登場人物やカエル、アナグマといった動物を演じたり、器楽演奏で「人生のメリーゴーランド」などを披露。吹奏楽部の部員も早坂校長や教諭と一緒にYOASOBIの「怪物」、星野源さんの「ドラえもん」、「オーメンズ・オブ・ラブ」の3曲を奏で、体育館中にすてきな音色を響かせた。
 小学校で最後の発表会となる6年生は「ライオンキング」を上演。ライオンの王「ムファサ」の息子「シンバ」が、父親の死をきっかけに郷から逃げ出し、新たな仲間と暮らしていたら幼なじみと再会。本来の生まれた立場を思い出し、郷を仲間と共に取り戻すまでの様子を熱演した。
 市内ではこのほか、緑丘小学校が14日に学芸会を開く予定となっている。


2023年(令和5年)10月8日
★留萌地区安管原田欣典会長 緑十字銅章を受章

留萌署の遠藤署長に交通栄誉章緑十字銅章の受章を報告した留萌地区安管の原田会長(右)

 交通事故防止に長年尽力したとして、留萌地区安全運転管理者協会の原田欣典会長が、今年度の全日本交通安全協会の交通栄誉章緑十字銅章を受けた。9月25日、原田会長が留萌署を訪問。遠藤祐之署長に受章を報告した。
 原田会長は、平成21年6月から留萌地区安管の副会長を務め、24年6月に会長に推挙されて就任した。以降、現在までの約14年間にわたり、協会の運営・適正化に努めてきた。さらに交通関係のみならず、留萌地区防犯協会連合会の会長やその他団体、会の役員を務めるなど地域に根付いた各種安全活動にも取り組み、活躍している。
 また、留萌地区安管の会長として啓発ステッカー、交通安全旗を会員全事業所に配布し、自身が社長を務める興北建設株式会社でも安全大会を実施。各種交通安全活動に積極的に参加、取り組むなど地域の交通安全、事故防止に大きく貢献した功労が認められ、同章を受けることになった。
 同日午後4時ごろに留萌署を訪問した原田会長は遠藤署長に表彰状、バッジを見せて同章の受章を報告。「名誉ある章をいただき大変ありがたいです。これを励みに今後も地域の安全、安心のために尽力します」と決意を語った。
 遠藤署長は「長年に交通安全に努めていただき、ありがとうございます、今後ともよろしくお願いいたします」と話していた。


2023年(令和5年)10月7日
★留萌市内5小学校 本番に向けて練習

7日の学習発表会に向け劇の練習に励む東光小学校の4年生

 留萌市内5小学校の学芸会、学習発表会は7、8、14の3日間、各校体育館で開かれる。各校では児童が本番に向けて劇、合唱などの練習に励んでいる。
 運動会と並ぶ小学校の一大イベント。今年は7日に港北小、8日に潮静小、14日に緑丘小で学芸会、7日に留萌小、東光小で学習発表会がそれぞれ開かれる。
 今年も9月下旬から各校で特別時間割が組まれており、児童が教諭の指導を受けながら本番の動きを確認している。
 東光小学校(早坂康校長、児童204人)では児童が劇や合唱、器楽演奏、ダンスを披露。当日来ることができない人のため、動画共有サイト「YouTube」で配信も行う。5日は児童公開練習を実施。本番と同様、体育館のカーテンを閉め、一部の灯りを消した状態で行った。
 児童は他学年の児童や教職員が見守る中、自らの役を熱演。遠くで見ている人が聞こえるように大きな声でセリフを言ったり、息の合った演奏を披露するなど熱心に取り組んでいた。
 4年の松本龍馬君は「失敗することもあったけど、友達とのチームワークを大切にして練習を頑張ってきました」とニッコリ。本番では古典落語「ぞろぞろ」で茶店に来る客を演じる。「緊張すると思うけど、元気な姿を家族に見せたいです」と気合い十分だった。


2023年(令和5年)10月6日
★春日児童センター 交通事故に気を付けて

留萌市春日町の事業所を訪問し、ハンドソープが入った袋を手渡す港北小学校の児童

 留萌市内の春日児童センターの交通安全事業所訪問が、9月29日に行われた。市内の港北小学校の児童が春日町の5事業所を訪れ、役職員に安全運転を呼び掛けたほか、自分たちも交通ルールを守ることを約束した。
 同センター、同センター母親クラブ(山田美枝子会長)共催の恒例行事。今年は、港北小の児童や栃谷淳教頭、市職員、市交通安全教育指導員、留萌警察署の警察官ら合わせて11人が参加した。
 参加者は午後3時45分までに同センター駐車場に集合。警察官が児童に「ヘルメットはきちんとかぶりましょう」、「夜はライトを点けてください」などと自転車のルールを説明した。
 この後、参加者は徒歩で各事業所まで移動。玄関に出てきた役職員に代表児童が「私たちも交通事故に遭わないよう気を付けるので、皆さんも気を付けてください」と話し、ハンドソープが入ったボトル、詰め替え入りの袋を渡した。
 受け取った役職員は「ありがとうございます。日が暮れるのが早くなっているので、車には注意してくださいね」などとお礼を伝えた。


2023年(令和5年)10月4日
★安全運転呼び掛ける 国道沿いで赤色灯点灯

ドライバーに安全運転を呼び掛けたMROパトライト監視作戦(堀松建設工業株式会社の本社前)

 秋の全国交通安全運動(9月21~30日)期間中の9月29日、留萌市交通安全協会(堀口哲志会長)主催のMROパトライト監視作戦が、市内の国道沿いで行われた。参加者が赤色回転灯を点灯し、ドライバーに安全運転を呼び掛けた。
 ドライバーの安全意識を高揚させ、交通事故の未然防止につなげることを目的に実施。同協会、北海道るもい交通安全緑十字会(田村裕会長)などから約30人が参加した。
 参加者は車に乗り込み、市内本町の北洋銀行留萌支店駐車場、市内住之江町の堀松建設工業株式会社の本社前などに移動。午後5時半から約30分間にわたって赤色回転灯を点灯した。
 この日は増毛町で25人、小平町でも12人が参加して国道沿いでパトライト作戦を実施。ドライバーにスピードダウンなどを訴えた。
 また、留萌警察署から署員12人とパトカー9台が出動。赤色回転灯を点灯させて巡回する「レッド走行」を行い、運転手に交通安全を呼び掛けた。


2023年(令和5年)10月3日
★RURUセミナー 市内専門家2人が講話

「健康なカラダづくり」をテーマに開かれた女性ネットワーク・るるの「RURUセミナー」

 女性ネットワーク・るる(村山ゆかり会長)主催、留萌市共催の令和5年度「RURUセミナー」が、9月30日午後1時から道の駅るもいのあるるしんふれ愛パーク(船場公園)管理棟2階展望休憩室で開かれ、市内在住の専門家による講話などを通して健康なカラダづくりに理解を深めた。
 同団体は、留萌に住む女性が互いに触れ合いを通じて新しい自分を創造し、相互理解を深めながら地域にふさわしいマチづくりに取り組むことを目的に活動している。同セミナーは、心身ともに健康なカラダをつくろう―と「健康なカラダづくり」をテーマに開催され、地域住民ら約40人(主催者発表)が参加した。
 前半は、野菜ソムリエで株式会社田中青果の田中美智子統括本部長が「五感で感じる大地のめぐみ~食べることは愛でること~」と題して講話。幼少のころ患っていたアトピー性皮膚炎が、母の野菜中心の手作りメニューで改善した体験談を交え、「毎日野菜100%の食事は難しいが、一品でも自分でつくることが大切。たとえコンビニの総菜でも、皿に盛り付けるだけで気分が上がる。『うれしい』という感情は脳にいい刺激を与えるので、目先を変えて栄養を取ることが大切」と語った。
 続けて「健康に良いものであっても、食べ過ぎるとストレスになり逆効果。また一品だけ食べ続けるのも好ましくない。大切なのは少しずつ、いろんなものをバランスよく食べること。食べることは五感を使う行為であり、体が弱っているときは体が求めるものを食べるといい」と説明。食べると体が温まるとされるショウガも、生食は逆に体を冷やすことになる―として「効能を分かっていないと体に逆効果になることもある。食べることを大切に考え、一つ一つの素材の味を感じてほしい」と述べ、オレンジを使ったフルーツカットの技術を実演した。
 後半は、パーソナルトレーナーでマッサージ・ストレッチHARUの村山春人店長が「健康なカラダで生きていくためには」をテーマに講演。
 健康の三大要素は食事、睡眠、運動―と前置きし、食事ではタンパク質の効用や重要性を強調したほか、睡眠については不足することによるデメリットを「筋肉が育たずとにかく太る。頭痛を起こし、風邪を引きやすくなり、がんや心臓病を引き起こすとの研究結果がある。また、判断力が鈍ることからギャンブルにのめり込んで貯金が減り、事故による死亡率を高める」と説明した。
 また運動に関しては「一日15分、太陽を浴びながら歩くことで、運動しない人に比べて70%も死亡率を下げてくれる。運動する際には、使う筋肉をどのように動かすかを意識することが大切」と語ったほか、いすに座ったままでもできる腰痛や肩こり予防、快適な股関節のための運動を指導した。


2023年(令和5年)10月1日
★白鳥建設工業 港北小へエアコン贈る

港北小学校にエアコンを贈った白鳥建設工業の堀松社長(最前列右から2人目)ら

 白鳥建設工業株式会社(本社・留萌市、堀松誠社長)は29日、市内の港北小学校(村元隆一校長)にエアコン3基を贈った。
 同社は毎年、秋の全国交通安全運動期間中に同校、市内の町内会などと協力して、本社前の国道232号沿いで旗の波運動を実施している。今年も29日に行う予定だったが、天気が悪く中止した。
 今回、旗の波運動が予定通り行われれば20回目という一つの節目だったことから、同校のために何かできることはないか検討。今年の猛暑を受け、児童が快適に勉強できる環境を整えたい―という思いからエアコンを贈ることを決めた。
 同日午前11時5分から同校1階多目的ホールで贈呈式を実施。堀松社長が「これからまだ暑い日が続くかもしれません。エアコンを使用して、快適な温度で勉強していただけたらと思います」とあいさつした。
 この後、テーブルの上に置いたエアコンの近くに集まって同社役職員や全校児童、教職員で記念撮影。児童会長で6年の佐々木煌君が「大切に使わせていただきます。本日はありがとうございました」とお礼を伝えたほか、村元校長が「皆さんが、気持ち良く勉強に集中できるもっと良い港北小になることをうれしく思います」と話していた。エアコンは後日、設置することにしている。


2023年(令和5年)9月30日
★沖見児童センター ウキウキまつり開催

沖見児童センターで「缶おとし」を楽しむ児童

 留萌市内の沖見児童センターで26日、「おきみウキウキまつり」が開かれた。子供と大人合わせて42人が来場し、缶おとしなど4種類の遊びを楽しんだ。
 同センター、同センター母親クラブ(森脇未紀子会長)共催。例年9月下旬~10月上旬に開いているセンターまつりの規模を縮小して開催した。同日は留萌小学校の開校記念日で、学校は休校。会場には同校の児童が多く訪れた。
 来場者はチケットと引き替えに、テーブルの上に積み上げられた空き缶に玉をぶつける「缶おとし」、文房具やキーホルダーといった景品が当たる「ガシャポンくじ」、清涼飲料水が入ったペットボトルを目掛けてリングを投げる「わなげ」、引いたひもの先にあるお菓子がもらえる「宝引き」を満喫。一通り遊び終わった後は、かき氷を食べ笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)9月29日
★緑丘小3年生 加藤水産工場を見学

加藤水産の工場を見学する緑丘小学校の3年生

 留萌市内の緑丘小学校(秋葉良之校長)3年生31人が26日、株式会社加藤水産(本社・留萌市、加藤貴章社長)を見学。塩カズノコと味付けカズノコができる過程、同社の概要について学んだ。
 社会科見学の一環。児童は午前9時40分ごろに本社に到着した。工場を見る班と同社職員から会社の概要、カズノコの作り方について説明を受ける班に分かれてそれぞれ行動。全員が時間差で両方のメニューを体験した。
 工場では、児童が職員の案内を受けながら、カズノコの塩抜きや味付け作業、箱詰めしている様子などを夢中になって見学。「カズノコ全体では一日に1万5千~2万パック作っています」、「室温が高いとカビが発生したり、製品の状態が悪くなってしまうので、室内の温度は常に20度以下にしています」といった職員による解説も興味深く聞いていた。
 また、職員が休憩室で創業年数や工場の所在地といった同社の概要について説明。製品は全国の中央卸売市場へ販売した後、デパートやスーパーで売られること、ふるさと納税の返礼品として送っていることも話した。児童は職員の話を真剣に聞き、メモを取るなどして理解を深めていた。
 見学は約2時間で終了。児童からは「初めて工場の中に入りました。とても面白かったです」、「カズノコが大好きなので、作り方を知ることができてうれしかったです」といった声が聞かれた。


2023年(令和5年)9月28日
★聖園幼稚園と交通関係者 寿横断歩道橋付近で啓発

寿横断歩道橋付近で啓発を行う聖園幼稚園の園児ら

 秋の全国交通安全運動初日の21日、留萌市主催の啓発活動が、市内寿町の寿横断歩道橋付近で行われた。市内の聖園幼稚園(大長司園長)の園児と引率者、交通関係者合わせて37人が参加。ドライバーに安全運転を呼び掛けた。
 ドライバーに注意喚起し、交通事故の防止を図ることを目的に毎年行っている。参加者は、午前10時半ごろから15分程度国道沿いの歩道に並び啓発を実施。「ゆっくり走るべや北海道」と書かれたミニ三角旗、「交通安全」ののぼりを掲げながらドライバーに「交通安全お願いします」と声を掛けていた。
 市内ではこのほか、21日午前11時から小鳩交通株式会社留萌営業所前で、沖見保育園(永井美幸園長)の園児による啓発を実施。22日は午前10時半から留萌警察署前でみどり保育園(竹内美和園長)、25日は午前10時半から道の駅るもいでかもめ幼稚園(福士惠里子園長)の園児がそれぞれ啓発活動を行った。


2023年(令和5年)9月27日
★「わかたか」が寄港 増毛港で入港歓迎式

4年ぶりに増毛港へ寄港したミサイル艇「わかたか」の入港セレモニー

 海上自衛隊余市防備隊第1ミサイル艇隊(後志管内余市町)所属のミサイル艇「わかたか」(200トン、乗員21人)が22日午前11時、24日に増毛港中央ふ頭で催された「第52回増毛秋の味まつり~ホタテもサケもフルーツも!」の会場に華を添えるべく寄港し、入港歓迎式が行われた。
 町自衛隊協力会(会長・堀雅志町長)など関係者ら約60人が出席。留萌駐屯地音楽隊が演奏する「ピースメーカー・マーチ」の演奏に迎えられて入港し、上野裕二艇長ら乗員がふ頭に整列した。堀町長は「4年ぶりに寄港し、皆さまを歓迎いたします。秋の味まつりでは多くの来場者が見学すると思われ、国の安全安心を守るために尽力される活動に理解いただけることを願っております」とあいさつした。
 続いて、町職員が上野艇長に花束を渡し、上野艇長から同協力会へ記念盾が贈られた。上野艇長は「コロナ禍でしばらく来られませんでしたが、『わかたか』を多くの人に見てもらいたいと思います」とお礼を述べた。
 このあと、歓迎式の出席者が艇内を見学し、海上自衛隊の任務や役割などに理解を深めていた。「わかたか」は、24日のイベント終了後の午後4時に同港を出港して離れた。


2023年(令和5年)9月26日
★市立留萌図書館でブックリサイクル・古本市

市立留萌図書館正面広場で本をじっくりと見る市民ら

 市立留萌図書館のブックリサイクル・古本市が、24日午前9時から同図書館屋外広場で開かれた。会場は掘り出し物を探そうという約300人の来場者でにぎわった。
 ブックリサイクル・古本市は、汚れたり内容が古くなるなどして除籍された本を無料で配布し、図書館資料の有効利用を図ることを目的として、毎年開催している。
 今回は、書籍や雑誌、児童書など同図書館の除籍本約3900冊を用意。また、これまでに市民から寄せられた文庫本を中心とした約2300冊を1冊10円で販売した。
 開始前から親子連れや読書愛好者ら約50人が列をつくる人気ぶり。訪れた市民らは、開始とともにブルーシートやテーブルの上に広げられた一般書、雑誌、児童書、文庫などの各コーナーを回り、自分のお気に入りの1冊を見つけよう―と真剣な表情で品定めしていた。


2023年(令和5年)9月24日
★伝統文化体験教室 公民館に生け花展示

留萌市中央公民館ロビーで展示されている生け花

 7月から市中央公民館で開かれていた留萌市教育委員会主催の伝統文化体験教室の「お花の教室」が23日に終了した。同日から同公民館ロビーに市内の小学生が生けた花が飾られており、来館者の目を楽しませている。
 伝統文化体験教室は、日本の伝統文化を体験し、児童に豊かな心を学んでもらおう―と、平成23年から毎年開かれている。今年は太鼓の教室が6月から、お花や茶道、琴の教室が7月から、日本料理の教室が8月からそれぞれ始まった。
 ロビーには、9月23日にお花の教室を受講した児童5人がリンドウ、グラジオラスといった花を生けた作品5点を展示した。市内の緑丘小学校1年の藤田結葵さんは「上手に飾ることができました。とても楽しかったです。多くの人に見てもらえたらと思います」とニッコリ。母親の緋奈さんは、「自分らしさを表現できているのがすごいと思いました」と話していた。展示は24日まで。


2023年(令和5年)9月22日
★市民芸術祭 合同展示会始まる

留萌市中央公民館で開かれている留萌市民芸術祭の合同展示会

 NPO法人留萌市文化会議(村山ゆかり理事長)主催の第48回留萌市民芸術祭の合同展示会が、20日から市中央公民館ロビーで始まった。写真や陶芸品、絵画などがズラリと並び、来館者の目を楽しませている。
 墨遊会の書道、道俳句会留萌支部の俳句を展示。地元の写真家、カメラマンが撮った桜、旧JR留萌駅、夕陽などの写真、留萌高校美術部の絵画、留萌陶芸愛好会のメンバーが作った皿やつぼといった日常で使える物のほかに、日本庭園を再現した陶芸品を並べた。
 さらに、伝統文化体験教室の日本料理体験教室の様子を収めた写真も飾っている。展示会は24日まで。生け花も23日から24日までロビーに並ぶ予定。
 また、芸術祭行事の一つとして、23日午前10時からお茶会を開く。合同発表会は、24日午後1時から市文化センターで開催。留萌ジュニアダンスを皮切りにレイモミラニ・オバラ・フラスタジオ、K.Baton studioなど8団体が出演する。伝統文化教室で太鼓、琴を習った児童の演奏もある。


2023年(令和5年)9月21日
★あおしまが留萌港に来港

掃海艇「あおしま」の特徴を説明する星野艇長

 海上自衛隊大湊地方隊函館基地隊第45掃海隊所属の掃海艇「あおしま」(510トン)が12日、留萌港南岸に接岸。12、13の両日、一般公開が行われ、来場者が船の特徴について理解を深めた。
 掃海艇は、国内海域の機雷を捜索、処理し海上交通の安全を確保したり、災害時の物資補給、捜索救援に従事するのが仕事。あおしまは平成14年に起工され、15年に進水、17年に就役した。
 今回、地域住民との交流を図るとともに、同港に関する情報を収集するため来港。12日は午後1時~同3時、13日は午前9時~同11時、午後1時~同3時に一般公開を行った。2日間で約60人が艇内を見学。近くを車で通って見る人の姿も見られた。
 同艇に乗った人は乗組員の案内を受けながら、浮遊機雷を射撃処分するために使う20ミリ機関砲、カメラを搭載した機雷処分具、船橋などを見て回った。このほか、岸壁付近でダイバーが海に潜るときの装備品の展示、制服の試着体験が行われるなど充実した内容となっていた。
 同艇は14日午前7時40分ごろに同港を出港した。


2023年(令和5年)9月20日
★第45回健康づくりマラソン 127人が記録へ力走

参加者が一斉にスタートした第45回健康づくりマラソン大会

 留萌市教育委員会主催、NPO法人留萌スポーツ協会(伊端隆康理事長)、留萌陸上競技協会(佐藤等会長)主管の第45回健康づくりマラソン大会が18日、市内沖見町のゴールデンビーチるもい南側駐車場を発着点に市道西海岸線で開かれた。出場した2歳から歳までの127人が、自身の最高記録を目指して力走した。
 体力づくりや参加者同士の交流を目的に毎年開いている大会で、令和2、3年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止している。今年は留萌管内に加えて札幌市、岩見沢市、旭川市、名寄市、富良野市、釧路市などから151人がエントリーした。
 午前9時から行われた開会式では、最初に高橋一浩教育長が「目標達成に向けて頑張っていただき、思い出に残る大会にしてください」とあいさつした。
 続いて、浅野貴博道議が来賓祝辞、伊端理事長が激励の言葉を述べて、市内の港南中学校3年生の福岡唯君が「元気に走り続けることを誓います」と伊端理事長に選手宣誓を行った。最後に留萌陸上競技協会の山内正彦理事長が注意事項を述べて終了した。
 参加者はそれぞれ準備体操を行い、午前9時半に小学3~4年、中学男子、一般、壮年の部からスタート。勢いよく走り出す人と、自分のペースでゆっくりと走る人に分かれる様子が見られた。


2023年(令和5年)9月17日
★留萌LCのどんぐり作戦 ミズナラの苗木を植樹

留萌LCの森林教室「どんぐり作戦」で紙ポットにミズナラの苗木を植える潮静小の児童

 留萌ライオンズクラブ(留萌LC、今野正一会長)主催の森林教室「どんぐり作戦」が、14日午前9時半から留萌市幌糠地区の国有林「チバベリふれあいの森」で行われ、同LCのメンバーが留萌市内の潮静小学校(野口修一校長)の2、3年生らと一緒にミズナラ(どんぐり)の苗木21本を植えた。
 同作戦は、留萌LCの教育奉仕委員会(遠藤道明委員長)の事業。ミズナラの復元による環境保護を目的に、同管理署との協定に基づき平成14年から毎年この時期に実施している恒例行事。今年は、両学年の児童合わせて9人と引率の教諭2人、留萌南部森林管理署の森本和則署長ら職員10人と遠藤会長ら留萌LCの会員6人が参加した。
 開催に当たり、児童らを前に森本署長が「今日植える木はまだ赤ちゃんですが、大きくなったらドングリがなる木です。森のリスやネズミ、クマが喜んでくれる木で、人間にとっても家具の材料としてとっても大切な木です。けがのないように楽しく、大きくなってねと心を込めて植えてください」とあいさつ。今野会長が「今日は皆さんと一緒にミズナラの木を植えます。大きくなれと願いながら頑張って植えてください」と述べた。
 児童らは、苗木を植える再生段ボールを使った組み立て式植樹ポットの作り方について説明を受けたあと、関係者のアドバイスを受けながら製作。六角形の紙ポットを組み立てたあと培養土を入れ、15~25センチに育った苗木を手に取り、丁寧に植えた。
 完成後は、木を伐採した跡の3カ所に、紙ポット7個ずつを六角形になるようにまとめて置き、参加者全員で成長を願って「大きくなってね」と声を掛け、笑顔で記念写真を撮影していた。


2023年(令和5年)9月16日
★サンライズ留萌で敬老会 琴萌会が演奏披露

サンライズ留萌の敬老会で演奏を披露した琴萌会のメンバー

 留萌市内の介護老人保健施設サンライズ留萌(岩淵定施設長)の敬老会が、13日午後1時45分から同施設2階ホールで開かれ、入居するお年寄りたちの長寿を祝った。
 入居者ら約50人が参加した。はじめに岩淵施設長が「本日は敬老会です。みなさんどうぞ楽しんでください」とあいさつした。
 この後、施設から古希、喜寿、米寿、卒寿、白寿の対象者計12人に記念状、104歳の女性1人に顔写真や紙製の花などを貼ったひも付きの壁飾りがそれぞれ贈られた。
 続いて、揃いの衣装を着た市内の琴城流大正琴サークル「琴萌会」メンバー6人がホールに登場した。大正琴で「里の秋」、「好きになった人」、「瀬戸の花嫁」など6曲を披露した。お年寄りたちは演奏に合わせて手拍子したりと、楽しいひとときを過ごすしていた。
 敬老会は約30分で終了。おやつ時の時間になるとお年寄りたちは、紅白まんじゅうをおいしく味わい笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)9月15日
★自殺予防へパネル展 15日まではーとふるで開催

はーとふるで開かれている自殺予防に関する啓発パネル展

 留萌市は、11日から市保健福祉センターはーとふる1階ロビーで自殺予防に関する啓発パネル展を開いている。
 市では、いのちを支える留萌市自殺対策行動計画(平成31年度~令和5年度)に基づいて、さまざまな自殺予防事業を展開しているが、パネル展は自殺予防週間(9月10~16日)に合わせて企画した。
 会場に設置された12枚のパネルには、道内で1日に3人が自殺していることや、自殺する人は病気、借金、心の悩みなどで追い込まれ、自殺以外の選択肢がなくなること、「以前と比べて表情が暗く、元気がない」などのうつ病のサイン、身近な人に死にたいと言われたときの対応方法などさまざまな情報が書かれている。
 また、テーブルには「あなたのまわりに悩み、苦しんでいる人はいませんか?」など自殺を防ぐためのパンフレットが備え付けてあり、訪れた人が手に取っている。15日まで。
 所管の市保健医療課では「悩んでいる人は相談してください」と呼び掛けている。相談は同課=電話(49)6050番=へ。


2023年(令和5年)9月14日
★心肺蘇生法を学ぶ 留萌消防庁舎で講習

ダミー人形で胸骨圧迫を体験する応急手当救命講習の受講者

 留萌消防組合留萌消防署の応急手当救命講習が、10日午前9時から留萌消防庁舎2階会議室で開かれ、参加者が心肺蘇生法、AED(自動体外式除細動器)の使い方などを学んだ。
 市民に救急車が到着するまでの応急手当の重要性、有効性を理解してもらうことが目的。9日の「救急の日」にちなんで毎年開いている。今回は男女合わせて5人が参加した。
 参加者は、救命処置の重要性などについて留萌消防署の職員から説明を受け、DVDを見て応急手当ての方法を学んだ後、訓練用の人形を使って実際に心肺蘇生法を体験した。
 自分が倒れている人を見つけたという想定で実施。周囲の安全を確認してからダミー人形に近付き、意識を確認した。ほかの受講者に「119番通報をお願いします」、「AEDを持ってきてください」と伝えた後、心肺蘇生法を実践。肘を伸ばして真っすぐ垂直に胸骨を30回押し、息の吹き込みを2回行うという流れを5回繰り返した。


2023年(令和5年)9月13日
★ケパール×ありすこぅひぃ 千石蔵でティータイム

気の合う仲間とともにスイーツを楽しんだ「サンセットティータイム PART2」

 増毛町内の菓子店「スイーツ・ケパール」とカフェ「ありすこぅひぃ工房 増毛店」共催の「サンセットティータイム PART2」がこのほど、町稲葉海岸町の多目的スペース「千石蔵」で開かれた。参加者がゆったりとコーヒーを飲みながら、特製ケーキをいただき、夕暮れに気の合う仲間と共にスイーツを楽しんでいた。
 ニシン漁繁栄の歴史をたどる船や漁具、写真などを展示する国稀酒造株式会社が所有する千石蔵が会場。同社の協力を得て、週末にアルコールを飲まない人もゆっくり過ごせる夜のイベントを楽しもう―と企画。初開催は7月14日で約60人が来場する好評を見せ、2回目の8月26日も約80人がティータイムに訪れた。
 この日のプレート内容は、イチゴのショートケーキや生チョコシフォンケーキ、パイシュー、ワッフル、ゴマプリン、わらび餅、3色団子、パンナコッタと桃のゼリー、カットフルーツを盛りだくさん。プレートは複数人でも食べられる量ともあり、家族で分け合ったり、食べきれない場合は持ち帰ることもできる。
 このほか、甘いもの以外にも焼きカレーやスナック菓子も用意。メーンはスイーツともあり、男性よりは女性の方が来場が多く、きれいに並べられたプレートを前にして写真を撮ってから、コーヒーやジュースで乾いた喉を潤し、心ゆくまで談笑。来場者からは「1回目に続いての参加です。3回目があればぜひまた来たいです」との声が聞かれた。
 3回目は10月1日に開催を予定しており、多くの参加者を募るため午後1時半から同2時半、同5時から同8時の2部に分けられる。プレート1セットのチケットは1600円で事前に販売される。


2023年(令和5年)9月12日
★初の抽選会も盛り上げる なもなきマルシェ

本部テント前で景品を受け取る男性(右)

 留萌市栄町の菓子店株式会社さんなすび(片岡弘年代表取締役)、NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)共催の「さんなすびPresentsなもなきマルシェvol.2」が、9日午前時から道の駅るもいで開かれ、来場者が買い物や飲食などを満喫した。
 留萌管内外で活躍する1次産業の生産者、飲食店、ハンドメイド作家にスポットを当て、出店者も地域住民も共に楽しむイベントとして、昨年に続いて開催。今回は、管内外からキッチンカーを含めて24店舗が出店した。
 来場者は、会場をじっくり見て回りアクセサリー、水産物といった商品を購入したほか、焼きたてのパイやラーメン、コーヒー、果物ジュースなども買って飲食を満喫。子供は本部テント近くで輪投げ、お菓子詰め放題も楽しんでいた。
 また、缶ビールや卵、商品券といった景品が当たる抽選会も開催。本部テントへ景品を受け取りに行った来場者に、周りから大きな拍手が送られていた。焼き肉グリルが当たった男性は「うれしいです。これでおいしい肉を食べたいです」と語り笑顔を見せた。
 同社の片岡広貴専務取締役は「天気も良く、たくさんの方にご来場いただけて良かったです。今後も3、4回と続く恒例のイベントになればと思います」と話している。


2023年(令和5年)9月10日
★小平うちの子一番クラブ ヨーヨー釣りなど多彩に

ヨーヨー釣りを楽しむ子供たち

 小平町教育委員会主催のうちの子一番クラブ「秋のヨーヨー遊び」が、8日午前10時から町文化交流センター小ホールなどで開かれ、参加者がヨーヨー釣りなど多彩なアトラクションを楽しんだ。
 屋内外で体を動かし、親子の絆を深めてもらおう―と実施。町内在住の親子、町教委の職員、町子育てサポーターら合わせて約人が参加した。
 小ホールに絵描きを楽しめるコーナーや風船のプール、軟らかいコルク素材のブロック、大型遊具のトンネルなどを用意。小ホール出窓から出た先にある屋外スペースの舗装部分には、ヨーヨー釣りが体験できる水の張ったプール2基を置いた。
 屋内では、幼児がトンネルの中をくぐり、手で風船をはたいて飛ばし、ブロックを高く積み上げるなどして元気良く体を動かした。屋外では親子らがプールを囲んで、ヨーヨー釣りに挑戦。子供たちはかぎ付きのひもで釣り上げたり、豪快に手づかみで好きな色のヨーヨーをゲット。指にゴムを通し、手のひらで弾ませるなどして笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)9月9日
★安心できる居場所づくりを 木村泰子さんが講演

オンラインで講演した大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子さん

 留萌管内教育調査研究事業実行委員会(委員長・亀田寛人増毛中学校長)など主催の留萌教育講演会が4日、ビデオWeb会議アプリ「Zoom」を活用してオンラインで開かれ、大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子さんが講演した。
 同講演会は、一般財団法人北海道公立学校教職員互助会の助成を受け、教育・文化振興事業として隔年で開いている。今年は管内の教育関係者ら421人が、各自パソコンなどを使って映像を視聴した。
 講師の木村さんは「『みんなの学校』が教えてくれたこと」を演題に、自身が9年間校長を務めた大空小学校での経験談を交えながら講演。同校では、特別支援教育の対象者を含む全ての子供が同じ教室で学んでおり、誰一人として取り残されることなく、安心して学べる居場所づくりを使命に掲げていることを説明した。
 その上で「教育を教員の指導力に委ねるのではなく、保護者も地域住民も巻き込み大人のチーム力で、困っている子が困らなくなるような学校のシステムを構築することが重要」と強調。どうしたら困っている子供が悩まなくなるのかを、みんなで考える社会を作る必要があることを話していた。


2023年(令和5年)9月8日
★かもめ幼稚園 イモ掘りに笑顔

収穫したジャガイモを手に笑顔を見せるかもめ幼稚園の園児

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長)の園児が4日、市内東雲町の市民農園でジャガイモの収穫を体験した。
 同園では、園児に収穫の喜びなどを体感してもらおう―と、毎年ジャガイモを育てている。今年は5月日に園児が男爵、メークインの種芋を植え、その後は同園事務職員が管理を続けてきた。
 園児は福士園長、教諭らと一緒に通園バスで同農園を訪れた。旭川地方気象台によると、この日の留萌市の最高気温は平年より2・9度高い26・4度で、好天に恵まれた。
 軍手を着けて、長靴を履いた園児は手で土をかき分けて、卵のような小ぶりな物、自分の拳より少し大きいジャガイモをたくさん収穫。一つジャガイモを見つけるたびに「あった!」と喜び、笑顔を見せた。さらに、土の中に隠れていたミミズ、虫を見つけると大はしゃぎしていた。
 園児からは「ポテトサラダが良い」、「僕は肉じゃがが好き」といった声が聞かれ、食べるのを楽しみにしていた。


2023年(令和5年)9月7日
★港北小学校で一日防災学校 段ボールベッド作り体験

段ボールベッドの組み立てを体験する港北小学校の児童

 留萌市内の港北小学校(村元隆一校長)1階多目的ホールで5日、一日防災学校が開かれた。児童9人が防災講話を受講し、段ボールベッドの組み立てなどを体験した。
 子供たちに自らの判断で安全に災害へ対処できる力を身に付けてもらおう―と開催。留萌開発建設部、市の職員が講師を務めた。
 はじめに留萌開建の職員が講話した。児童に地震や津波、土砂崩れといった自然災害の例をいくつか挙げてもらった後、洪水に焦点を当てて説明。昭和63年8月の留萌川洪水の記録映像を上映した。
 また、家族構成や生活環境に合わせて決める避難計画「マイ・タイムライン」について解説。児童は「避難するときに持っていく物を準備する」、「川の水位を調べる」など台風が発生してから川の水が氾濫するまでに取るべき行動を考えていた。
 この後、休憩時間を挟んで児童が新聞紙でスリッパを作ったり、段ボールベッドの組み立てを体験。説明書を見たり、市職員や教諭に教わりながら熱心に取り組んだ。それぞれ完成した後、スリッパを履いて周辺を歩いたほか、ベットに座ったり、寝転んで笑顔を見せていた。
 また、市職員から電動の非常用トイレの使い方を教わった。児童が便器に取り付けられたトイレパックに凝固剤、入浴剤入りの液体を投入して付属のリモコンを押した。90秒後、児童は便器の下から出てきた開け口が閉じられたパックをさわり、水が少し固まっていること、入浴剤のにおいがしないことに驚いていた。


2023年(令和5年)9月5日
★千望町内会 創立60周年の節目祝う

約60人が町内会の節目を祝った千望町内会創立60周年記念の集い

 留萌市内の千望町内会(野崎良夫会長)の創立60周年記念の集いが、3日午後2時から港南コミュニティーセンターで開かれ、地域住民や来賓ら約60人が住民の生活を支える組織の節目を祝った。
 同町内会は、沖見町5丁目と6丁目の一部住民で組織し、昭和38年10月に約100世帯で発足。同58年には道営住宅や市営住宅、公務員官舎などを含め約640世帯と市内第一のマンモス町内会だったが、公営住宅の減少などで現在は約320世帯が加入している。
 物故会員に対する黙とうのあと、野崎会長はこれまでの町内会の出来事を振り返りながら「多くの皆さんにご協力いただき、60年の歴史を刻むことができたことは極めてうれしい限り。心配なのは70歳以上が200人を超えるに至り、私を含め独り暮らしが人を数えること。これまでと同じ町内会活動では、会員の皆さんのニーズに十分応えることはできない。新たな視点で新たな活動を続けることを皆さんとともに知恵を出し合い、考えていきたい」とあいさつした。
 続いて、中西俊司市長から長年にわたって役員を務めた安田国雄さん、祐川憲章さん、小野孝二さん、越前章雄さんに市長感謝状、野崎会長から役員などを務めた按田貴志さん、野辺広美さん、新谷幸保さん、桜井正昭さん、川野昭子さんに町内会長感謝状がそれぞれ贈られた。
 受賞者を代表して安田さんが「栄誉ある賞を受けることができたのは、会員の皆さんのご理解と家族の協力があってのこと。今後も町内会の活動推進のため微力を尽くしたい」と謝辞を述べた。
 浅野貴博道議の発声で、ペットボトル入りの緑茶で乾杯したあと、留萌市在住のプロ演歌歌手の神林留美子さんが全国CDデビュー曲である「親子船」など3曲を披露し、祝宴に花を添えた。
 また、缶ビールや清涼飲料水などが当たるお楽しみ抽選会も行われ、会場からは番号が読み上げられるたびに一喜一憂する出席者の声が会場を満たし、これまでの町内会活動を振り返るなど和やかに歓談していた。


2023年(令和5年)9月3日
★留萌市青少年健全育成協 産館でパーティー開催

300人が交流を深めた「市民と推進員による交流の夕べ・ふれあいビアパーティー」

 留萌市青少年健全育成推進員協議会(髙田昌昭会長)主催の「市民と推進員による交流の夕べ・ふれあいビアパーティー」が、1日午後6時半から留萌産業会館2階大ホールで開かれた。同パーティーは新型コロナウイルス感染防止のため令和2~4年は中止しており、4年ぶりの開催。約300人が飲食を通じて交流した。
 髙田会長は「このようにたくさんの方に集まっていただき、感激しています。今日一日、楽しんでください」、中西俊司市長が「コロナ禍の中、子どもまつりも2回ほど開催していただき、多くの子供たちを笑顔にしていただいたと思います。次の子どもまつりの盛り上がりにつなげるため、今日は楽しみましょう」とあいさつした。
 この後、留萌ライオンズクラブの今野正一会長の音頭で乾杯。地元のバンドの演奏を聴きながらビールや清涼飲料水などでのどを潤し、焼きそばやたこ焼き、鳥の空揚げ、春巻き、ポップコーン、かき氷など多彩なメニューに舌鼓を打っていた。
 また、掃除機、日用雑貨などの景品が当たる抽選会も開かれ、会場は大いに盛り上がっていた。


2023年(令和5年)9月2日
★苫前 園児たちがヒラメを放流

ヒラメの稚魚を放流する認定苫前こども園と古丹別保育所の園児たち

 苫前町主催の「ヒラメ人工種苗放流式」が、8月29日午前10時半から苫前漁港新港側の斜路で行われ、町内の園児たちが、公益社団法人北海道栽培漁業振興公社羽幌事業所で育てられたヒラメの稚魚約300匹を放流した。
 子供たちに生きた魚を身近に感じてもらうことで、海や漁業への関心を高め、「つくり育てる漁業」の大切さを学んでもらおう―と、同事業所、留萌開発建設部、北るもい漁業協同組合、留萌管内漁業士会などの協力を受け、平成8年から毎年この時期に行っている取り組み。令和元年の実施を最後にコロナ禍で中止が続いていたため、実施は4年ぶり。
 雲間から青空がのぞく穏やかな天候に恵まれた同日は、認定苫前こども園(青木久美子園長)と認定古丹別こども園(佐藤映里香園長)から、合わせて16人の子供たちが参加した。
 福士敦朗町長は「今日はヒラメというお魚の放流式です。ヒラメは、栄養があっておいしいお魚です。みんなと同じように元気に大きく育ち、帰ってくるよう願いを込めて放流してください」と園児たちに呼び掛けた。
 同漁協の小笠原則彦理事と、同漁業士会の加藤孝幸さんによるあいさつに続き、園児たちに約5㌢の大きさのヒラメ稚魚が入ったミニバケツが配られた。
 園児たちは「小さくてかわいい」、「元気に泳いでる」などと話しながら観察したあと、バケツを手に斜路の波打ち際に移動。
 「大きくなってね」と、声を掛けながらミニバケツをゆっくり傾けて放流。目の前に広がる日本海に向けて、元気に泳いでいく稚魚を見送った。
 またこの日は、放流式に先立ち、同漁協苫前支所の冷凍庫見学と、留萌開発建設部の港湾業務艇「ゆりかもめ」に乗船体験も行われた。


2023年(令和5年)9月1日
★留萌JCの理事長予定者 鈴木暉唯さんを選任

留萌JCの次年度理事長予定者に選任されてあいさつする鈴木さん

 一般社団法人留萌青年会議所(留萌JC、佐藤亮訓理事長)の2023年度臨時総会が、30日午後7時から留萌地域人材開発センター(パワスポ留萌)1階視聴覚室で開かれ、今年度の中間事業や活動報告などを承認したあと、次年度(2024年1~12月)の理事長予定者に鈴木暉唯さん(33)を選任した。
 臨時総会には会員、OBである留萌青年会議所シニアクラブのメンバー合わせて16人が出席した。
 最初に、佐藤理事長が「本日の臨時総会では、これまでの活動の報告、中間決算、補正予算、そして、2024年度の代表理事を決める重要な場となります。メンバーの皆さまにおかれましては、活発な総会となりますよう、忌憚のない意見をちょうだいしまして、この会議を成功に導きたいと思います」とあいさつした。
 続いて、「理事4名以上8人以内」から「理事1名以上8名以内」への定款変更案、今年度の中間事業および中間活動報告案、中間決算案、補正予算案を承認したあと、次年度の鈴木理事長予定者に加え、羽生丈一朗専務理事予定者を選任した。
 2018年に留萌JCに入会し、これまでに愛郷心育成委員会委員長、事務局長などを経験し、今年は副理事長を務めている鈴木さんは「2018年に中野淳平直前理事長、木村大二郎外部監事にお声掛けをいただき、留萌青年会議所の門を叩かせていただいことを今でも鮮明に覚えています。始めは不安も多く、ただついていくので精一杯でした。しかし、さまざまな事業、『そともの』と呼ばれる留萌外での事業、何よりともに活動する仲間、志を同じくする留萌外の仲間、そして、先輩諸兄と交流をするうちに、私は自分が変わっていくことを感じました」と振り返った。
 さらに「さまざまな担いを経験する中で、何度も溺れかけました。今、私がここに立っていられるのは、青年会議所の仲間のおかげです」とお礼を述べた。
 最後に「自分の人生において、大きな成長の機会を与えてくれた、先輩たちが紡いでくれた留萌青年会議所をこのまちに残していきたいと思います。今まで通りにはできないかもしれませんが、留萌青年会議所の未来のために、そして、留萌のまちの未来のために、誠心誠意行動を起こしていくことをお誓い申し上げます」と力強く宣言し、出席者から温かい拍手が送られた。
 次年度の役員は次の通り。敬称略。
 ▽理事長予定者 鈴木暉唯▽専務理事予定者 羽生丈一朗。


2023年(令和5年)8月31日
★増毛認定こども園 年長児がスイカ割り挑戦

夏の風物詩「スイカ割り」に挑戦する増毛町立認定こども園あっぷるの年中児

 増毛町立認定こども園あっぷる(村上仁園長)で22日、年長児13人が夏の風物詩「スイカ割り」に挑戦し、みずみずしい夏の味覚を味わった。
 同園では食育教育の一環として、さまざまな野菜を園庭で育てて命を大切にする心を培い、それを食べることで収穫の喜びを感じよう―と、毎年野菜栽培に取り組んでいる。
 この日用意したスイカは6月1日に種まき、19日に開花、8月18日に収穫されたもの。収穫までの約2カ月半、園児たちが毎日「大きくなれ!」と声を掛けながら水やりのほか、カラスに食べられないように見張り、休園日に雨が降っても心配になって保護者を連れて生育を確認するなど大切に育ててきた。その結果、初めての栽培だったが、直径30センチほどの立派なスイカを収穫することができた。
 この日午前10時半、年中児の教室でスイカ割りを実施。ビニールシートの上にスイカを置いて囲み、タオルで目隠しをした園児が交代で紙製の棒をスイカに向かって振り抜いた。
 スイカがパカリと割れると園児は「やったー!」を歓声を上げ、真っ赤に熟した果肉がお目見えした。園児はそれぞれフォークを持ち、スイカに刺して口に運ぶと「あまーい♪」と顔を見合わせてニッコリ。普段、スーパーなどで購入するのとは違い、格別のスイカを味わっていた。


2023年(令和5年)8月30日
★小平 300人が水上散歩を堪能

第44回小平町産業まつりに合わせて開かれたヨット・カヌー無料試乗会

 【小平】町教育委員会主催のヨット・カヌー無料試乗会が、27日午前10時から町B&G海洋センター艇庫前の小平蘂川河口付近などで行われた。町内外の参加者が優雅な水上散歩を堪能した。
 試乗会は、第44回小平町産業まつりに合わせて開かれ、OPヨットやカヌー、ローボート、モーターボートなどの試乗が体験できる。町内外の家族連れら約300人が訪れ、町教委社会教育課社会体育係の職員らが講師を務めた。
 当日の朝方に雨が降って増水などが心配されたが、問題なく開催を迎え、艇庫前の桟橋にはライフジャケットを着用した親子らの列が見られた。
 順番が回ってくると、それぞれがOPヨットやカヌーに乗り込んだほか、水上バイクがけん引するバナナボートも体験。バナナボートでは、子供たちが「早い!早い!」、「落ちる!」などと歓声を上げ、夏ならではのマリンスポーツを楽しんでいた。


2023年(令和5年)8月29日
★過ぎゆく夏を楽しむ ビアガーデンに1500人

1500人が訪れた「第3回夏の終わりのビアガーデン~The end of summer~」

 北海道社交飲食生活衛生同業組合留萌支部(明澤正樹支部長)、留萌料飲社交組合(大懸信司組合長)主催の「第3回夏の終わりのビアガーデン~The end of summer~」が、27日午後1時から留萌産業会館駐車場、旧北海道合板跡地で開かれた。大雨の降る時間帯もあったものの、訪れた約1500人(主催者発表)が、飲食やビンゴゲームなどを楽しんだ。
 開放的な屋外でイベントを行うことで、まちの活性化と日ごろのご愛顧に感謝することを目的に令和元年に初めて開催。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2、3年は中止し、昨年から再開している。
 会場には、市内の飲食店による屋台やキッチンカーがズラリと並び、来場者が生ビールやハイボール、ウーロン茶、焼き鳥、ピザ、クレープなどを買い求めていた。テーブル席には、家族連れや職場の仲間たち、子供たちのグループなどが集まり、会話をしながら飲食を楽しむ姿が見られた。
 大雨の影響で一部のパフォーマンスが中止されたものの、市内の幼児から高校生までで構成されたダンスグループ「KIDS SWAG CREW」は元気にダンスを披露。早食い&早飲選手権、ビンゴ大会、抽選会は予定通り行われ、来場者を喜ばせていた。


2023年(令和5年)8月27日
★留萌振興局 北方領土返還運動をPR

マックスバリュ留萌店前で行われた留萌振興局の北方領土返還要求運動強調月間にかかる街頭啓発活動

 留萌振興局主催の北方領土返還要求運動強調月間にかかる街頭啓発活動が、25日午後2時から留萌市南町のマックスバリュ留萌店前で行われ、振興局の職員が買い物客らに同運動への理解と協力を訴えた。
 道は、旧ソ連が日本に宣戦布告し北方領土問題の発端となった8月を返還要求運動の「強調月間」とし、各総合振興局・振興局で北方領土問題の啓発活動を展開している。
 留萌振興局では今年、留萌合同庁舎1階道民ホールで署名コーナーを設置、2007年(平成19年)に実施したビザなし交流の様子を撮影した写真を紹介する「色丹島訪問記録写真展」を開催するなど、地域住民に領土問題の早期解決への取り組みをアピールしている。
 啓発活動は、道民世論の集結を図り、国の外交交渉を積極的に後押しすることを目的に実施。青地に背中に白で国後島、色丹島、択捉島、歯舞群島が描かれた法被を身につけた職員3人が、買い物客らに「北方領土返還要求運動の署名に協力をお願いします」などと声を掛け、地域住民が快く応じていた。


2023年(令和5年)8月26日
★かもめ幼稚園 年長児がカニ釣り楽しむ

黄金岬の岩場でカニ釣りを楽しむかもめ幼稚園の園児

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長)の年長児35人が22日、市内の黄金岬の岩場でカニ釣りを楽しんだ。
 同園年長児の恒例行事。当初は7月に行う予定だったが、開催日が雨天ののため同日に延期した。旭川地方気象台によると、この日の最高気温は平年より5・5度高い29・9度。青空広がる好天に恵まれた。
 園児は午前10時に送迎用のバスに乗り同園を出発。到着後、カニを釣るイカげそが付いた針金、魚捕り用の網、バケツを持ってカニ釣りを始めた。
 福士園長や教諭、事務職員と一緒にカニが隠れていそうな岩の隙間を探した。エサを近づけ慎重にカニを誘い出し、見事ゲットすると「捕れた!」と大喜び。途中、ヒトデやヤドカリを見つけ、近くにいた友達に見せるなどして笑顔を見せていた。
 この日釣ったカニは海に戻したり、家で飼う園児は大切に持ち帰った。


2023年(令和5年)8月25日
★老人ク連合会 軽スポーツを楽しむ

スポーツレクリエーション大会で行われた玉入れ

 留萌市老人クラブ連合会(珍田亮子会長)主催の第45回スポーツレクリエーション大会が23日、市スポーツセンターで開かれ、クラブの高齢者50人が軽運動を通じて交流を深めた。
 会員の健康づくりと親睦を目的とした恒例の大会。新型コロナウイルス感染防止のため、令和2~4年は中止しており、4年ぶりの開催となった。
 開会式で珍田会長が「たくさんの方にご参加いただき、感謝しています。暑いので無理せず、けがのないよう交流を深めていただきたいと思います」とあいさつ。この後、準備体操をして、公益財団法人日本レクリエーション協会認定インストラクターの松橋秀和さんの進行のもと競技を行った。紅白対抗戦で実施。各自で小まめに水分を取ったり、うちわや扇子を使用するなど熱中症にならないように気を付けた。
 うちわにピンポン球を載せて歩いたりする「走らない障害物リレー」を皮切りに、得点が書かれた段ボール箱を目掛け、紅白玉を投げる「玉入れ」など6種目を行った。参加者は仲間の声援を受けながら各競技にハッスル。和やかな雰囲気で運動を楽しみ笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)8月24日
★三船遭難慰霊祭 犠牲者の冥福を祈る

留萌市内の了善寺で行われた樺太引揚三船遭難慰霊祭で犠牲者の冥福を祈り焼香する遺族ら

 樺太引揚三船遭難遺族会(八巻信宏会長)主催の慰霊祭が、22日午前11時から留萌市沖見町の了善寺で行われ、参列者が犠牲者の冥福を祈り、この大事件を風化させない誓いを新たにした。
 三船遭難は、終戦直後の昭和20年8月22日未明、樺太(現ロシア・サハリン州)から小樽港に向かっていた小笠原丸、第二新興丸、泰東丸が旧ソ連軍の潜水艦の攻撃を受けた悲劇で、死者、行方不明者は合計1700人余に上る。
 全国樺太連盟の旧留萌支部が始めた慰霊祭は、留萌市社会福祉協議会から同遺族会に引き継がれ、今年で62回目。留萌市内のほか札幌市や伊達市、東京都などから約30人が参列した。
 同寺本堂で行われた慰霊祭の冒頭、自らも親族16人を失っている八巻会長が「ロシアは、降伏文書に調印していない段階での戦闘行動であるとの詭弁を弄している。弱腰外交の日本政府も、ロシアの攻撃であると公式には認めていない。三船殉難の事実が年月とともに忘れ去られようとしているが、決して歴史の波間に消し去ることなく後世に伝えていく責務がわれわれにある。今日の日本の平和反映が殉難者の犠牲の上にあることを思い、霊前に集う人々とともにこれからの平和を祈念したい」とあいさつ。僧侶による読経が流れる中、参列者が次々と焼香。祖国の地を目の前にして無念の思いで命を散らせた犠牲者に哀悼の誠をささげた。
 続いて、「江戸幕府の北方防衛」の著者でインターネット放送局「チャンネル桜北海道」のキャスターを務める中村恵子さん=伊達市在住=が、江戸時代から今日に至る北方防衛と三船遭難事件について講話。
 中村さんは、同書の執筆について「江戸幕府がロシアの略奪、侵略行為に毅然と立ち向かい、蝦夷地や樺太、千島を防衛した事実を記すとともに、江戸幕府が守った土地を現在奪われ、多くの民間人を殺された事実を記載しなければならないと感じた」と振り返り、「江戸幕府はロシアに自分たちの領土を侵し、略奪したことを謝り、返せと必要なこと、当たり前のことを求めた。これが普通の国の外交。ひるがえって、日本政府は三船遭難事件を未だに認めておらず、ロシアに謝罪の要求もしない。日本人のための日本政府であるはずなのに、由々しい問題」と強調。
 「日本が被害を主張できないのは、筋を通したことを世界に言い続けていないから。それは皆さんが一番ご存じのはず。言い続ける勇気を持った、日本人のために働く、領土と安全安心を世界に主張する政治を求めよう」と呼び掛けた。
 このあと、参列者は市営墓地内の三船殉難之墓に移動して参拝。合掌し、鎮魂の祈りをささげた。


2023年(令和5年)8月23日
★児童の力作ズラリ 夏休み作品展始まる

夏休み作品展で友達の作品を見る緑丘小学校の児童

 留萌市内の緑丘小学校(秋葉良之校長、児童148人)で21日から夏休み作品展が始まった。会場を訪れた児童が友達の作品をじっくりと見ている。
 長期休み期間中に作った作品を多くの人に見てもらおう―と、毎年夏休みと冬休み明けに作品展を開催。今年も1、2階の多目的ホールに工作や自由研究などを展示している。
 多目的ホールには、スノードーム、万華鏡、クッション、楕円形の木の板に貝殻やビーズを飾り付けた壁飾り、クラフトで編んだバッグ、割り箸で作った船など児童が時間を掛けて作った力作がズラリと並んでいる。
 一方、自由研究は日本の歴代の総理大臣、米の育て方などテーマはさまざま。このほか色紙に描いた絵、作文も展示しており、バラエティーに富んだ作品が休み時間に訪れる児童の目を楽しませている。作品展は29日まで。
 市内ではこのほか、東光小は教室前、潮静小は職員室前の廊下にそれぞれ児童の作品を展示している。


2023年(令和5年)8月22日
★るもい川まつりに1800人 Eボートなど楽しむ

Eボートの試乗体験で優雅な水上散歩を堪能する親子連れら

 昭和63年に留萌川流域で発生した水害の記憶を忘れず、後世へとつなぐために―。地域住民が水と触れ合い、親しむイベント「LOVE RIVER2023 第34回るもい川まつり」(同実行委員会主催)が、20日午前10時半から留萌市内の高砂公園裏留萌川河川敷一帯で開かれた。親子連れら約1800人(主催者発表)が来場し、水防災体験のEボート試乗や抽選会などの多彩なプログラムを楽しんだ。
 川まつりは、水害に対する防災意識を高め、水と触れ合い、親しむことを目的として平成2年から開催され、今年で34回目。令和2年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止、3年は同感染症の治療に当たる医療関係者への感謝と応援の気持ちを届ける留萌川ライトアップ事業を展開。昨年から従来の形式に戻されている。
 会場での水防災体験では、来場者が専用装置で再現された激しい降雨や地下浸水でドアが開かない強い水圧を体験。昭和63年8月に発生した留萌川洪水に撮影された写真パネルなどを見て水害の恐ろしさを再度実感した。
 Eボートの試乗体験では、ヘルメットや救命胴衣を着用した親子連れらが息を合わせてパドルをこぎ、優雅な水上散歩を堪能。幼児や小中学生が対象のちびっ子釣り大会では、子供たちが川釣りに挑戦。釣り糸を垂らせば入れ食いで平均体長10センチほどのウグイが釣れ、笑顔を広げていた。
 さらに、優勝者には留萌管内産の甘エビ3キロが進呈される甘エビ争奪ジャンケン大会、上位3人に残ると南るもい産米5キロがもらえる米飯普及戦士コメファイターNEOが駆け付けたクイズ大会がそれぞれ開催された。
 また、かもめ幼稚園の園児25人が「エビ☆マーチ」でかわいらしく、留萌ジュニアダンスクラブのメンバーが切れのある踊りを披露。留萌市在住で演歌歌手の窪田みゆきさんによる演歌ショーも行われて会場を盛り上げた。
 このほか、心地よい風を感じながらの河川敷遊歩道ウオーキング、流木を使用した工作やレーザーライフル射撃体験、大型のエア遊具、ミニショベルカーでスパーボールすくい、お好み焼きやクレープ、トロピカルソーダといった飲食物を販売する屋台が人気を集めた。
 最後は、人気の家庭用ゲーム機や米、花火など豪華景品133点を用意した抽選会が盛大に開かれ、多彩な催しが来場者を楽しませていた。


2023年(令和5年)8月20日
★留萌陶芸サークル 公民館で作品展

留萌市中央公民館で開かれている留萌陶芸サークルの作品展

 留萌陶芸サークル(近藤友子会長)の作品展が、19日から留萌市中央公民館ロビーで始まった。会員たちの力作がズラリと並んでおり、来館者の目を楽しませている。
 会員は留萌市、増毛町に住む30~70代の男女20人。市中央公民館で第2、4の火曜日と水曜日に創作活動を続けている。
 作品展は、これまで作った物をたくさんの人に見てもらおう―と、約20年前から毎年この時期に開いている。
 会場には皿、花瓶、湯飲み、コーヒーカップといった会員たちが、丹精込めて作った大小さまざまな作品約150点を展示。来館者が一つ一つじっくりと眺めている。
 近藤会長は「多くの人に作品を見ていただき、陶芸に興味を持っていただければうれしいです」と話している。作品展は22日午前9時まで。


2023年(令和5年)8月19日
★市安協 ヒマワリが開花

「ひまわりの絆プロジェクト」の一環で、総合交通センター前の花壇に植えられたヒマワリ

 命の大切さ、交通事故防止を訴える運動「ひまわりの絆プロジェクト」の一環で、留萌市交通安全協会の交通安全少年団員3人が、市内高砂町の総合交通センター前の花壇に植えたヒマワリの種が、10日から花を咲かせている。
 同プロジェクトは、平成23年に京都府で発生した交通事故で亡くなった当時4歳の男児が、生前に育てていたヒマワリの種を警察官が遺族から受け取り始めた運動。交通事故根絶への強い願いが種となって引き継がれ、京都府内をはじめ全国の警察署などで育てられている。
 今回、少年団の児童が5月30日に花壇へ種を植え、同協会事務局の職員が水やり、栄養剤の散布といった手入れを続けてきた。
 ヒマワリは大きなもので高さ1・7メートルほど。同センター付近を通る歩行者が、立派に開花した花をじっくりと眺めている。同協会では「これからも大切にヒマワリの管理を続けていきたいです。今後もこの取り組みを継続していきたいと考えています」と語る。


2023年(令和5年)8月18日
★黄金岬で「送り火」 三船遭難の悲劇後世に

三船遭難の犠牲者らの霊を弔うため黄金岬で行われた40回目の「送り火」

 樺太(現・ロシア・サハリン州)引き揚げ三船遭難の犠牲者らを慰める「送り火」が、16日午後7時から黄金岬海浜公園で行われた。訪れた多くの市民らが犠牲者の死を悼み、平和と反戦の誓いを新たにした。
 送り火は、昭和20年8月22日に留萌沖で起き、1708人が犠牲となった三船遭難の悲劇や海難を忘れることなく、後世に伝えるのが目的。留萌港で惨状を目にした木彫家の故・大野静峰さんが中心となって昭和59年から始め、大野さんが亡くなった平成22年以降は、有志で作る「留萌の送り火を継承する会」(村山ゆかり代表)が大野さんの遺志を受け継いでいる。
 今年で40回目を迎えた送り火は、紙コップに入れて和紙に包んだろうそく約160個に火をともし、鎮魂ムードを演出した。
 村山代表が「大野さんが始めて40年間、どんなに悪天候であっても続けてきた。これからも、皆さんの思いが込められたろうそくに火をともす送り火を続けていきたい」とあいさつ。続いて、来場者が犠牲者に対して黙とうをささげた。
 会場では、村山代表が琴で「つち人形」を、市内在住のピアノ奏者・須藤加奈さんが、童謡「ふるさと」を皮切りに、送り火や三船遭難にまつわる楽曲を収録した独自制作のCDアルバム「いのり」から、海に浮かぶ灯籠に犠牲者の鎮魂を願う「祈り」、きらめく黄金岬をイメージした「Brilliant Ocean」、三船遭難をテーマにした吟詩に曲を乗せた「儚花」のほか、ジブリアニメ映画の主題歌として使われた「ひこうき雲」や挿入歌の「いのちの名前」をそれぞれ披露。
 会場に集まった市民らは、スローバラード調の楽曲に耳を傾けながら、78年前の夏に留萌の沖合で実際に起きた悲劇を思い、恒久平和の実現を心に誓っていた。


2023年(令和5年)8月17日
★南町振興会が盆踊り大会

もみじ公園で盆踊りを楽しむ子供たち

 留萌市の町内会・南町新興会(田村裕会長)の令和5年度盆踊り大会が、15日午後6時半から市内南町のもみじ公園で開かれた。好天に恵まれ、子供と大人合わせて約180人が来場。飲食を楽しみながら輪になって盆踊りを楽しんだ。
 新型コロナウイルスの影響で令和2~4年は中止しており、4年ぶりに開催した。町内会役員が公園中央にやぐらを設営。飲み物やかき氷、クレープ、焼き鳥などを提供する屋台も用意した。
 子供たちは浴衣や甚平を着たり、アニメやゲームのキャラクターなどの仮装をして来場。やぐらを囲み、子供盆踊りや北海盆唄の歌と太鼓のリズムに合わせて父母らと踊りの輪を広げていた。
 また、商品券やインスタントラーメン、調味料などが当たる抽選会も行った。来場者は、司会者が読み上げた番号と自分の持っている抽選券に書かれた数字が一致しているか確認。見事当選するとうれしそうに会場中央へ駆け寄り、景品をもらい笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)8月16日
★小平幼稚園 園児が水と戯れ夏満喫

小平幼稚園の園庭に設置された簡易プールで水と戯れる園児たち

 厳しい暑さが続く中、小平幼稚園(木内裕子園長)で10日、組み立て式の簡易プールを複数設置した園庭で園児たちが水と戯れた。
 同園では、創造性を養う遊びの一環として水遊びを毎年この時期に実施。7月25日から夏休み期間に入ったため、預かり保育で登園する園児が水に触れて涼しく水遊びを楽しんでいる。
 旭川地方気象台によると、10日の町内における日最高気温は32・5度と「真夏日」を記録。この日午前11時から3~5歳児合わせて11人がプールにて水遊びを実施。
 プールでは、じょうろでシャワー、水鉄砲で水を掛け合うなどして元気に大はしゃぎ。園児は「水をもっと掛けてー!」と服が濡れるのもお構いなしに水遊びを満喫し、夏の日差しに負けない眩しい笑顔を広げていた。


2023年(令和5年)8月13日
★留萌YEG 会規則改定に向け議論

留萌産業会館1回小ホールで開かれた留萌YEGの事業例会「極限!!バイタリティ 今一度 留萌YEGの規則を知ろう」

 留萌商工会議所青年部(留萌YEG、川村忠司会長)の事業例会「極限!!バイタリティ 今一度 留萌YEGの規則を知ろう!!」が、10日午後7時から留萌産業会館1回小ホールで開かれ、出席した会員人が同会の規則の見直しを通してより円滑な会の運営などの在り方を探った。
 同青年部は、会員相互の親睦と連携を密にし、企業経営者としての研さんを積む事業活動の実施、地域発展となる事業の開催、協力などを通じて地区内での商工業の振興を図るとともに社会福祉を増進する取り組みを行っている。
 今回は、入会後は目を通す機会があまりない会の規則を精査することで、より良い会の運営方法について意見を出し合うとともに、広く参加・入会しやすい組織にするための改正に対する意見集約の場として、極限バイタリティ委員会(佐々木忠孝委員長)の事業として開催。
 出席者が3グループに分かれ①現在原則45歳までとしている会員の年齢制限②企業経営者またはその後継者、会員事業者の代表としている入会の間口拡大③現在は規定のない賛助会員・OBの扱い④会費および収益事業で得た益金の取り扱い⑤その他―の5項目について、グループディスカッション形式で意見を交換した。
 約1時間の協議後、各グループの代表が集約した意見を発表。①については「45歳で卒業する予定であり、延長されると長く感じる」、「卒業しても、現役を手助けすることはできる」と現状維持を主張する声の一方、「(卒業)年齢を引き上げた方が組織のためになるのではないか」、「卒業年齢でも、直前会長など役職の状況に応じてどうするかを明文化すべきだ」との意見もあった。
 ②では「1事業所から2人以上の入会があっても良いのではないか」、「規則に『代表が推薦する者』を加えてはどうか」との意見が多かった。また、現在は入会者がいない農漁業など1次産業からの入会希望者を受け入れるため、「お試し入会」的な制度を検討してはどうか―との声も聞かれた。
 ③に関しては「現在でも卒業後も会を手伝うことはできる。規則に明文化するまでは不要なのではないか」、「卒業者からは資金などの協賛を得ている手前、明文化しない方がいい」との意見がほとんどだった。
 また④については「災害義援金など項目を設けると使途が限定され、将来的に使いにくくなることも考えられる」との意見も出されたが、それを踏まえる形で「『事業で得た収益については、特別会計に積み立てる』ことを明記すべき」という考え方も示された。
 同青年部では今後、今回の意見を集約・精査し、規則改正の是非などを判断していきたい考えだ。


2023年(令和5年)8月11日
★オロロンラインキャンプ 小平町でアウトドア体験

福田まどかさん(左から2人目)と一緒に海鮮ピザを作る参加者

 日本海を望む絶景の広がる留萌エリアで地元グルメが堪能できるイベント―。留萌振興局主催の「GO!GO!オロロンライン・キャンプ」が8日、小平町望洋台キャンプ場で開かれた。参加者がキャンプの達人から本格的なアウトドアのレクチャーを受け、火起こしなどを学んだ。
 同キャンプ場は、見渡す限り壮大な日本海―というパノラマロケーションを楽しめ、テントを張る所が区分けされたオートサイトやバンガロー、屋外炊事場、無料駐車場などを完備している。夕暮れ時には、海に沈む夕日の見事な風景を見ることができる。
 同イベントは、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げられた状況にあっても、感染リスクの低いアウトドア志向の高まりを受け、キャンパーのすそ野を広げることを目的に初めて開催。留萌地域にあるキャンプ場の魅力を伝えてさらなる利用促進を図るほか、地元で収穫された食材を使ったキャンプ飯を食べ、地域の魅力を発信することも狙いの一つとして、初めて企画・実施された。
 この日は、留萌市をはじめ札幌市、旭川市、上川管内東川町、オホーツク管内美幌町から7組14人の家族連れらが参加。講師は、北海道有数の人気キャンプ場として知られる札幌市南区の「八剣山ワイナリー焚き火キャンプ場」を運営する福田健次さん(45)・まどかさん(43)夫妻を招いて行われた。
 同イベントは午前と午後の2部構成。開会式で健次さんは「小平町の海のある景色は見事で、ホタテやタコといった魚介類が豊富にあります。海の見える場所でまき割りやたき火をしながら、キャンプの楽しみ方について話したいと思います」とあいさつした。
 午前のキャンプ講座は、まき割りからスタート。事前に用意した丸太を前に健次さんは「おのを振り下ろすときは、途中で力を緩めると割れないので振り抜くことを意識し、中腰になってください。その際には足に当たらないように注意してください」と説明して実演。まき割りに慣れていない人は、小さめの手おのを使用すると狙いが定まりやすい―とアドバイスした。
 続いて、火起こしに便利な道具と使い方については「たき火には、大中小の太さが違うまきを用意します。たき付けとしてシラカバの皮や松ぼっくり、麻ひもをほぐした物を準備しておくと楽になります」と解説。キャンプでは苦労を楽しむのも醍醐味の一つとし、ライターやバーナーを使わずに、金属の棒をナイフで削って火花を発生させる「メタルマッチ」を紹介。小さな火種から火を大きく育てるのを楽しんでもらいたい―と話した。
 参加者は、福田夫妻の補助を受けながらまき割りを体験。丸太は力がいるため大人でも苦戦していたが、手おのや専用のまき割り台を使うと金づちでも簡単に割ることができた。火起こしでは、メタルマッチを使ったことのない参加者も多く、火花を散らせずに火種をなかなか作れなかったが、火種からたき付けに火が移ると笑顔を広げて達成感を味わっていた。
 水分補給などの休憩を挟んだ午後からは、キャンプ飯として留萌管内産のホタテやタコをメーンに使用した海鮮ピザの作り方を披露。ピザ生地にトマトソースを塗り、ピーマンやナスビ、ホタテにタコを散りばめてチーズを載せ、ドラム缶を利活用したピザ釜で3分ほど焼いて完成させた。そのほか、レモン風味でニンニクの効いたホタテとタコの炒め物も作った。
 講師と参加者が一緒になって海鮮ピザを数枚用意して実食したほか、バーベキューをするなど、奥深いキャンプの世界にどっぷり漬かり、その魅力を存分に体験していた。


2023年(令和5年)8月8日
★永福寺で追悼会 原爆犠牲者の霊慰める

恒久平和を願い鐘をつく留萌地区原爆戦没者追悼会の参加者

 原水爆禁止留萌市協議会(國京三喜理事長)の留萌地区原爆戦没者追悼会が、6日午前7時半から市内旭町の永福寺本堂で開かれ、参加した同協議会のメンバーや一般市民、市議会議員、来賓合わせて10人が恒久平和を願い、原爆犠牲者の霊を慰めた。
 昭和20年8月、広島県と長崎県に落とされた原爆は21万人以上の命を奪い、今なお多くの被爆者が苦しんでいる。この悲劇を繰り返してはならない―と毎年、広島県に原爆が投下された6日に追悼会を開いている。
 追悼会には、メンバーや市民、市議のほか、来賓として渡辺稔之副市長が参加した。本堂に読経が流れる中、一人一人が焼香して手を合わせ、犠牲者の冥福を祈った。
 國京理事長は「G7サミットが広島県で開催されました。残念ながら各国の首相が統一した意見で核兵器を今すぐなくす方向にはいってないということで、多くの被爆者の方々も残念に思っているところだと思います。ご参会の皆さまには、今後ともご支援をよろしくお願いします」とあいさつした。
 渡辺副市長は「今後も戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えながら、恒久平和と核兵器のない世界に実現に向けて、力を尽くすことをお誓い申し上げます」と中西俊司市長のあいさつを代読した。
 追悼会終了後、参加者一人一人が境内にある鐘楼の鐘をつき、午前8時15分の広島市の原爆投下時刻に合わせて黙とうした。


2023年(令和5年)8月5日
★留萌高卓球部 全国大会へ意気込み語る

中西市長(左から4人目)に全国大会への意気込みを語った留萌高校卓球部の部員

 留萌高校卓球部部員で1年の松元菜音さん、土肥千依菜さん、山田杏璃さん、蜷川采珠さんが7月31日、引率の教諭と留萌市役所を表敬訪問。中西俊司市長に8日から札幌市で開かれる全国大会への意気込みを語った。
 4人は東京都、道内各地から留萌に集まり、成長してきた卓球留学生。6月13~16日に同市で開かれた全国大会の予選に当たる全道大会の学校対抗(団体戦)で準優勝して、全国大会出場を決めた。松元さん、土肥さんはダブルスでペアを組んで優勝、シングルスでもそれぞれ3位、5位になり全国大会の出場権を得ている。
 この日は午後2時に市役所2階市長室を訪問。松元さんが「良い成績を残せるように残りの時間を無駄にしないで、全力で頑張ります」、土肥さんは「留萌市に来てから1年が立ちました。今まで練習してきたことを発揮したいです」、山田さんと蜷川さんは「団体でチームに貢献できるよう全力を尽くしたいです」と意気込みを語った。
 中西市長は「全国大会出場おめでとうございます。今までの練習の成果を発揮できるように応援しています。卓球は集中力、精神力が大事なスポーツですのでそれぞれ頑張っていただきたいです」と4人にエールを送った。「仲の良さならどこにも負けない」と口をそろえる生徒たち。全国ベスト4入りを目標に掲げ、今日も練習に励んでいる。


2023年(令和5年)8月4日
★旧佐賀家漁場で一般公開

江戸時代は神様と仏様を一緒にまつっていたことが説明された旧留萌佐賀家漁場の母屋

 留萌市教育委員会は、市内礼受町にある重要有形民俗文化財「留萌のニシン漁撈(旧佐賀家漁場)用具」と国指定史跡「旧留萌佐賀家漁場」の一般公開を2日から開始した。同日は25人の見学者が訪れ、市教委生涯学習課の学芸員・福士廣志さんからニシン漁が盛んだった時代について解説を受けた。
 佐賀家は、江戸時代の弘化元年に礼受でニシン漁場を開き、113年にわたってニシン漁を営んできた。
 佐賀家漁場には、当時の面影を残す建物や漁に使用された道具などが数多く残されており、北海道の基幹産業であったニシン漁の全容を肌で感じることができる。
 一般公開では史跡内の建造物を全て開放しており、史跡及び有形民俗文化財の自由見学、母屋ではニシン漁の解説映像「ニシンの軌跡」を上映しているほか、トタ倉ではモッコの背負い体験もできる。
 2日午後3時ごろ、旭川市の男性が母屋を訪れ、福士さんが居間に招き入れて「江戸時代は神様と仏様を一緒にまつっていました。神様と仏様を分けたのは明治新政府だったんです」と解説すると、男性は驚いた表情を見せて「これは写真に撮らなければいけませんね」と話しながら、持参したデジタルカメラで撮影していた。
 また、福士さんは「親方と使用人は、土間で区切られていました」と居住場所が明確に分かれていたことを伝えたほか、「昭和32年には、翌年のニシン漁に向けて準備をしていましたが、33年にはニシンが来ませんでした」と話していた。


2023年(令和5年)8月3日
★市立留萌図書館 留萌港を勉強しよう!

市立留萌図書館の児童書架の一角にある「ふむふむのコーナー るもいの港」

 市立留萌図書館の児童書架の一角で、7月29日から「ふむふむのコーナー るもいの港」が始まった。第6弾となる今回は留萌港の成り立ちや同港の輸出入、移出入貨物などについて学べる。
 同コーナーは、子供たちに地元のことを知ってもらおう―と、令和2年7月に開設。これまで「るもいのいきものたち」を皮切りに「るもいの小学校」、「るもいの気温」、「防災とるもい」、「アイヌとるもい」をテーマにした展示を行ってきた。
 今回も同館職員の藤田はるかさんが中心となり、同コーナを製作。同館にある資料や市教委生涯学習課学芸員の福士廣志さん、市経済港湾課から情報を得た。
 壁に同港のイラスト版の地図や「留萌築港の父」として留萌市民に親しまれている五十嵐億太郎さんを説明する紙を掲示。漁師、船の荷物の積み下ろしをする港湾荷役といった仕事を紹介する「留萌の港で働く人たち」と題したコーナーもある。
 また、同港ができるまでの流れが書かれた年表、同港で取り扱う輸出入、移出入貨物についてグラフでまとめた紙も掲示した。絵本「ナナちゃんとせんいんさん」、「最先端ビジュアル百科『モノ』の仕組み図鑑 船・潜水艦」、学研漫画「港の秘密」といった関連図書21冊も展示しており、全て貸し出している。
 藤田さんは「お子さんに地元のことを知ってもらおうと始めた企画です。この機会に、港のこともぜひ知っていただけたらと思います」と話している。コーナーの終了時期は未定だが、約半年間続く予定だ。


2023年(令和5年)8月2日
★小学生が図書館司書に挑戦

市立留萌図書館で書籍の貸し出しなど司書の仕事を体験する小学生

 市立留萌図書館主催の「こども一日司書体験」が、30日午後2時から同図書館で行われ、小学生がさまざまな体験を通じて図書館で働く司書の仕事に理解を深めた。
 普段見られない図書館の裏側に関することを体験し、図書館を身近に感じてもらうとともに、働くことの意味を知ってもらおう―と昨年に続いて企画。この日は市内外の小学1~6年生11人が参加した。
 参加した児童は、約2万冊の本や過去の新聞を保管する書庫や新刊書籍が並ぶ書架、児童書コーナーを見学。同コーナーでは、くじ引きで決められたお題に合う本を書架から探し出す「本探しゲーム」に挑戦した。低学年は、抽選の際に分類や書架の位置などのヒントが書かれており、目的の本を見付けて笑顔を見せる参加者の姿も見られた。
 カウンターに移動し、本の貸し出しと返却の業務を体験。本を借りたい人と司書役に分かれ、司書役の参加者は、借りたい人が差し出した図書館カードを専用の機械に入れ、本のバーコードを専用端末で読み取ったあと、返却日を伝えながら本と図書館カードを手渡した。返却後は、持ち込まれた本のバーコードを専用端末で読み取って「返却されました」と声を掛けるまでの流れを学んだ。
 また、参加者が本のページが抜け落ちるなどした本の修理やブックカバー掛けを体験したほか、「おはなし会体験」と銘打ち、参加者が「はっぱのおうち」や「たまごにいちゃん」など大型紙芝居3作の読み聞かせを披露した。


2023年(令和5年)8月1日
★ふるさと館で工作教室

夏休み工作教室で万華鏡を作る子供

 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)主催の「夏休み工作教室」が26、27の両日、いずれも午前10時から留萌市海のふるさと館で開かれ、幼児と児童が万華鏡、ネームプレートを作った。
 26日の万華鏡作りには15人、27日のネームプレート作りには23人が参加。大内須美子さんをはじめ、同館利活用チームのメンバーが講師を務めた。
 26日は子供たちが、筒先のクリアケースに貝殻、ガラス石などを自由に入れた後、タコやイルカといった絵を描いた紙を筒の側面に貼り、オリジナルの万華鏡を完成させた。
 27日は子供たちが、楕円形のプレートに自分、プレゼントする人の名前を書いて、絵の具でその周りを塗ったり、ビーズや貝殻などを飾った。そして、名前の部分に接着剤を付けた後、白や青、ピンクの砂をプレートに振り掛け、余分な砂を落として作品を完成させた。


2023年(令和5年)7月30日
★呑涛まつり前夜祭 約6千人が来場

子供たちの人気を集めたるもい呑涛まつりの前夜祭の太鼓体験コーナー

 るもい呑涛まつりの前夜祭(実行委員会主催)が、28日午後5時から道の駅るもい特設会場で開かれた。約6千人(市経済港湾課発表)が来場し、飲食や太鼓の体験、YOSAKOIソーランの演舞などを楽しんだ。
 会場内に設けられたグルメ屋台、キッチンカーのコーナーには、夢物語、丸喜、Izakaya喬、彩色健美 希人、タケシノバル、クレープ屋さんYUMMY!!、club ann、Kkitchen ZERO、osteria Cibo、Bar&Dining等々力、トリック・オア・トリート、さんなすびが出店した。来場者がビールやウーロン茶などを飲みながらもつ煮込みや焼きそば、鶏のから揚げなどを味わっていた。
 道の駅るもい管理棟横には、留萌やん衆太鼓 雷舞による太鼓の体験コーナーが設けられ、行列を作るほどの人気を集めていた。子供たちはバチを手にすると、自分の好きなように元気に太鼓を叩き、笑顔を見せていた。
 また、市民ステージでは、留萌市内でダンスを習っている4団体の子供たちが練習の成果を発揮して会場を盛り上げたあと、留萌高校吹奏楽部が登場し、「伝説のアイドルメドレー」などアンコールを含めて4曲を披露した。来場者は曲のリズムに合わせて手拍子をして、演奏を楽しんでいた。
 その後、ステージ前では、YOSAKOIソーランチームの藍&MOEホールディングスが「よっちょれ」など4曲で演舞を披露。迫力のある動きに多くの人が感動し、スマートフォンで動画を撮影する人の姿も見られた。
 そして、ステージでは自転車や長時間座っても疲れないソファ「Yogibo」など80点の賞品が当たる大抽選会が行われ、番号が読み上げられると、当選者が走ってステージに駆け寄り、賞品を受け取っていた。
 最後に、フィナーレ太鼓が披露され、29日の本祭であるやん衆あんどんに向けて気持ちを高めていた。


2023年(令和5年)7月28日
★図書館平和展 戦争の悲惨さ伝える

関連図書などを展示している市立留萌図書館の平和展「今に伝える戦争の悲劇」

 市立留萌図書館の平和展「今に伝える戦争の悲劇」が、25日から同図書館ホールで始まった。来館者が図書、ボードに掲示された資料から戦争の悲惨さに改めて理解を深めている。
 市平和都市宣言啓発事業の一環で市民に戦争の悲惨さを再確認してもらおう―と、毎年この時期に開かれている。
 ホールには、終戦直後の昭和20年8月22日に旧ソ連軍の潜水艦から小笠原丸、第二新興丸、泰東丸が攻撃を受け、1700人以上の命を奪った樺太引揚三船遭難を解説する文章を掲示した。
 さらに、石油の資源不足に悩まされていた戦時中に石炭などを加工して作った「人造石油」について紹介文章や市海のふるさと館から提供を受けた写真を使って説明している。
 このほか、「留萌沖の悲劇」、「悲劇の泰東丸」、「かくされてきた戦争孤児」などの関連図書68冊も展示した。本は貸し出し可能。平和への思いを書くメッセージカードとそれを投函する箱も設置している。メッセージカードは、市平和記念式典の会場に掲示する。展示は8月24日まで。


2023年(令和5年)7月27日
★萌晴親交会 公園でラジオ体操

萌晴公園で行われた萌晴親交会のラジオ体操

 留萌市の萌晴親交会(珍田亮子会長)で26日からラジオ体操が始まった。参加者が朝の新鮮な空気を吸いながら、さわやかな汗を流している。
 同会青少年部(鳴海智恵部長)が中心となって毎年行っている。幼児や児童生徒、保護者、体力づくりや運動不足の解消などを目的とした高齢者らが参加。ラジオから流れる第一、第二の曲に合わせて「イチ、ニー」と、町内会役員の手本を見ながら一緒に元気よく体を動かしている。
 今年は31日まで市内見晴町の萌晴公園で行う。当初は25日から始める予定だったが雨で中止した。会場には、ラジオ体操の手本を示す同会役員が上がるステージ、「過ぎゆく夏のひとときを楽しみましょう」と書かれた看板などを設置している。
 26日は子供、大人合わせて51人が参加した。この日は青空広がる運動日和。参加者は音楽のリズムに合わせて手足を動かし、健康づくりに励んだ。終了後、子供たちは首から下げたラジオ体操用の出席カードにスタンプを押印してもらっていた。


2023年(令和5年)7月26日
★小平町字富里の加藤ファーム サマーオレンジ収穫開始

小平町字富里の加藤ファームで収穫が始まったスイカ「サマーオレンジ」

 小平町字富里の加藤ファーム(加藤健史代表)で20日、町内で唯一栽培している特産品のスイカ「サマーオレンジ」の収穫が今年も始まった。収穫されたスイカにはサイズ別に値札が貼られ、留萌、小平、増毛の3市町の小売店などに卸している。
 サマーオレンジは、町のふるさと納税に対する寄付の返礼品としても取り扱われている。その切り口は、夕日のように鮮やかなオレンジ色の果肉が特徴で、他の品種と比べて外皮が薄く、さわやかな甘味とシャリシャリとした強い食感がある。出荷数は多くはなく、幻のスイカともいわれている。
 同ファームでは長さ約80メートルのビニールハウス13棟で栽培され、今年は3月下旬に育苗容器に種を植え、4月下旬に定植。6月上旬に着果を確認した。糖度が12度前後になるころに出荷しており、約2500玉の収穫を見込んでいる。
 現在は、収穫作業のピークを迎え、家族やパート従業員が総出で午前6時から同7時半ごろまで行い、天候によっては日中まで及び、8月上旬まで続く。価格は大きさによって1玉2千円から5千円ほど。
 小売店に卸すほか、直売や個人向けに発送をしており、道外は関東や九州地方、道内は札幌市や旭川市、帯広市などからの問い合わせも多い。倉庫内には送り状が書かれた伝票とともに、箱詰めされたサマーオレンジがズラリと並んでいる。また、午前7時に車で訪れる常連客もおり、贈答用としても人気が高い。
 加藤代表は「6月の天候不良により生育が心配されたが、糖度は十分に昨年より一回り大きいサイズに実った。収穫作業は大変だが、うれしい悲鳴だと思っている」と話している。


2023年(令和5年)7月25日
★留萌でストリートピアノ 海のふるさと館でイベント

海のふるさと館2階展望ラウンジで開かれたストリートピアノのイベント

 STOPIA RUMOI主催の留萌市芸術文化振興助成事業「THE 4TH STOPIA IN UMIFURU」が、23日午後2時から同5時まで留萌市海のふるさと館2階展望ラウンジで開かれ、集まった小学生から50代までのピアノ愛好者約50人が、童謡やクラシック、ポップス、映画音楽などの演奏を楽しんだ。
 STOPIA RUMOIは、ピアノを愛する市民有志4人による団体で、メンバーが札幌市や旭川市などの施設に設置されたピアノを自由に弾くことできる「ストリートピアノ」に挑戦するのが好きなため、留萌でもできないかと思い企画した。昨年7月、9月、今年5月にも開催しており、今回で4回目を迎えた。
 この日は、イベント開始前から会場に人が訪れ、持参した譜面を広げてクラシックを演奏する人や、自分が覚えている好きな曲を披露する人の姿が見られた。
 訪れた人々は、お菓子を食べたりお茶を飲みながら、窓から見える黄金岬の風景を楽しみつつピアノ演奏を聴き、曲が終わるたびに拍手を送っていた。


2023年(令和5年)7月23日
★聖園幼稚園で夏まつり 園児が縁日遊び楽しむ

みその夏まつりで「おたからころりん」を楽しむ子供たち

 留萌市の聖園幼稚園(大長司園長)の「みその夏まつり」が、21日午後6時半から同園園庭で開かれ、園児が縁日などを楽しんだ。
 1学期の終業日に合わせて毎年開いている。園庭にちょうちんを出して、祭りムードを演出。園児たちが「プリキュアになりたいです」、「あしがはやくなりたいです」などと書いた短冊も飾った。
 始めに縁日遊びが行われ浴衣、甚平などを着た園児たちが、箱の中からカプセルを引いて中に入っている景品がもらえる「おたからころりん」、魚釣りゲームなどを満喫。くじ引きで当たった景品を保護者、友達に見せる園児の姿も見られた。
 続いて園児、教諭らが園庭に大きな輪を作り、スピーカから流れる音楽に合わせてお祭り音頭を楽しく踊った。
 最後に同園屋上から打ち上げ花火が上がると参加者から拍手が送られ、歓声が上がっていた。参加した親子らは、夏祭りの雰囲気を味わっていた。


2023年(令和5年)7月22日
★高校生対象企業説明会 就職活動の参考に

来春卒業予定の高校生を対象に留萌合同庁舎で開かれたるもい地域合同企業説明会

 留萌振興局、留萌教育局、留萌公共職業安定所主催の「るもい地域合同企業説明会」が、20日午後1時半から留萌合同庁舎2階講堂で開かれ、就職を希望する留萌管内の高校生40人が採用を予定している企業の担当者から会社概要などの説明を受け、就職活動の参考に―と説明に真剣な表情で聞き入った。
 来春卒業予定の高校生を対象に、就職活動を後押しすることを目的に例年この時期に開かれているが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、令和2年度は企業紹介のDVDを管内各高校に配布。3、4年度についてはビデオWeb会議アプリ「Zoom」を使用して行われ、対面での開催は4年ぶり。今回は、留萌から36人、羽幌4人が出席。苫前商業、遠別農業、天塩は今回、参加を見送った。
 企業側は留萌管内に事業所、事務所を持つ介護サービスや建設業、水産加工業、食品製造業、自動車整備業、金融機関など合わせて29社が参加。高校生は、希望する企業の説明席に移動して担当者から仕事の概要や就業時間、給与、福利厚生などについて説明を受け、熱心にメモを取っていた。


2023年(令和5年)7月21日
★道の駅るもいで啓発 交通安全を呼び掛ける

道の駅るもいに訪れた人へ啓発グッズを渡す交通少年団の団員

 留萌警察署、交通関係団体による交通安全啓発活動が、15日午前11時半から留萌市船場町の道の駅「るもい」で行われた。関係者が道の駅に訪れた人に啓発グッズを手渡し、交通ルールの徹底を呼び掛けた。
 観光客らの交通安全意識の高揚を―と、17日の「海の日」を含んだ3連休の初日に行った。
 留萌署、市交通安全協会(堀口哲志会長)、留萌地域交通安全活動推進委員協議会(佐藤博会長)、同協会交通少年団から合わせて約20人が参加。同日は雨が降っていたため、道の駅管理棟出入り口付近で啓発活動を実施した。
 参加者は夜光反射材、ハンドタオルなどが入ったビニール袋、「交通安全 SlowDown」と書かれたミニフラッグを管理棟の中に入る人、駐車場にいるライダーへ配布し、交通ルールの順守を呼び掛けた。
 同署交通課の遠藤辰哉課長は「車の速度を落としてゆっくり通行していただけたらと思います。ツーリング、観光に来る方の様子を見て安全に運転していただきたいです」と話している。


2023年(令和5年)7月20日
★すまい留 園児がみこし巡行

手作りのみこしで市内の商店街を練り歩くすまい留の園児

 留萌市の小規模保育事業所「小規模保育すまい留」(西川知恵園長)の園児が18日、手作りのみこしで市内の商店街を練り歩いた。
 16~18日に市内で開かれた留萌神社例大祭に合わせて保育士が作成。紅白の棒の上に段ボール箱を二つ載せて、園児の写真やすまい留のイメージキャラクターの絵を貼り付けた。青やピンクといった色の鈴、紙製の花も飾り付けてカラフルに仕上げている。
 園児は赤、黄、青、黒のいずれかの法被、ねじり鉢巻きを身に着け午前10時20分ごろ、すまい留が入居する本町の十字街西ビルを出発。園児は笛を鳴らしながら保育士と一緒に国道231号沿いを下り、錦町のルモンド菓子店周辺で折り返して、同11時ごろにすまい留へ戻ってきた。
 途中、商店の店主や店員にあいさつし保育士の「商売繁盛塩まいておくれ、ワッショイ、ワッショイ」の掛け声に合わせてみこしを上下に動かし、その店の繁盛を祈願。店主や店員、園児の保護者が笑顔でその様子を見守っていた。


2023年(令和5年)7月19日
★留萌神社例大祭 各町内会で子供樽みこし

元気よく地域を練り歩く港町親交会の子供樽みこし

 留萌神社例大祭に合わせて16、17の両日、留萌市内の各地で町内会の子供樽みこしが祭りを盛り上げた。威勢の良い子供たちの姿に地域住民が笑顔を広げていた。
 子供樽みこしは近年、子供たちの減少に伴い中止する町内会が増えている。
 市内の各町内会のうち、港町親交会(山根良一会長)の子供樽みこしは、日に行われた。幼児から高校2年生までの21人と、保護者、町内会役員が午前10時に市内の港西コミュニティーセンター駐車場から出発し、スピーカーを手にした町内会役員が祭り囃子を流す中、子供たちはみこしを担いだり、巨大なうちわでみこしを扇ぎながら約1時間にわたり港町3丁目を練り歩いた。
 子供たちがそれぞれの家の前で「家内安全、商売繁盛塩まいておくれ、ワッショイ、ワッショイ」と声を挙げると、住民が優しい表情で見守っていた。
 東光小学校3年生の南良依君は「3歳から参加しています。とても楽しいです」と感想を話していた。


2023年(令和5年)7月16日
★みなとオアシスるもい運営協 留萌港をきれいに

留萌港大町地区で行われたみなとオアシスるもい運営協議会主催の留萌港清掃事業「Port Clean in 留萌」

 みなとオアシスるもい運営協議会主催の留萌港清掃事業「Port Clean in 留萌」が、14日午前7時から留萌港大町地区で行われ、同協議会の会員がゴミを拾い集めた。
 みなとオアシスとは、地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に役立つ「みなと」を核としたまちづくりを促進するため、住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として、国土交通省港湾局長が申請に基づき登録するもの。
 みなとオアシスるもいは、留萌港に位置し、留萌地域のゲートウェイであるるしんふれ愛パーク(船場公園)を中心として、観光資源や地域の情報発信、地域住民の交流促進など地域の魅力向上につながる取り組みを行うことを目的に、令和2年7月に登録された。
 清掃事業は、留萌港の環境美化を目的に、7月の「海の月間」に合わせて昨年から実施しているもので、NPO法人北海道みなとの文化振興助成を受けている。
 今年は、同協議会の会員であるNPO法人留萌観光協会、留萌商工会議所、留萌みなとまちづくり女性ネットワーク、留萌港湾振興会、留萌開発建設部、事務局の留萌市から約80人が参加した。
 最初に、市地域振興部の海野聡部長が「朝早くから多くの皆さんに参加していただきましてありがとうございます。海をきれいにして夏を迎えたいと思いますので、今日は一日よろしくお願いします」とあいさつした。
 ゴミ袋と火ばさみを手にした参加者は、大町地区と道道留萌港線に接する砂利道沿いの約500メートルの区間に分かれて、ペットボトルや空き缶、スプレー缶、発砲スチロールの破片、カップラーメンの容器、植木鉢の受け皿、小枝、納豆の容器を包むプラスチック、漁網などを次々と拾い集めていた。


2023年(令和5年)7月15日
★萌友野球スポーツ少年団 中西市長に抱負を語る

中西市長(右上)に全道大会に向けた抱負を語った萌友野球スポーツ少年団の選手たち(留萌市提供)

 留萌市の留萌小学校、港北小学校の児童で構成された少年野球チーム「萌友野球スポーツ少年団」の選手たちが12日、留萌市役所を表敬訪問し、28日から札幌市で開かれる第52回全道少年軟式野球大会への出場を中西俊司市長に報告した。
 萌友野球スポーツ少年団は6月25日、羽幌町で開かれた同大会留萌支部予選で優勝し、平成29年以来6年ぶりに全道大会への出場権を得た。
 午後4時、選手17人と保護者が来庁し、中西市長と高橋一浩教育長が出迎えた。キャプテンで留萌小6年の伊藤映太君が「留萌管内の代表として精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします」とあいさつしたあと、選手一人一人が「まずは一勝を目指して頑張ります」、「緊張せずに打てるようになりたいです」、「三振を減らしたいです」などと抱負を語った。
 中西市長は「大会に向けて体調の管理に気を付けて、脱水症、熱中症にならないように、みんなでちゃんと水分補給をして練習をしてください」と選手たちにエールを送ると、選手たちは「はーい!」と元気に返事をしていた。
 同大会は、28日から8月2日まで札幌市のつどーむで開かれる。組み合わせ抽選会は7月19日に行われる。


2023年(令和5年)7月14日
★小平神社例大祭 みこし渡御などにぎやかに

本みこしを担ぎ市街地を練り歩く若者ら

 小平神社例大祭が10日から12日までの3日間、町市街地区で行われた。地域で新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きを見せていることから、4年ぶりに規模を戻して実施。11日の本祭では、3年間みこし渡御や奉納・余興を中止し、宵宮祭や本祭を関係者による神事のみにするなど規模を縮小していたが、今年はコロナ禍前と同様に戻して行われた。
 10日は午後6時から同神社で宵宮祭が行われ、社殿には浜崎保夫祭典委員長ら約30人が集まり、神事が執り行われた。
 本祭の11日は午前9時からの神事を済ませ、神社下の鳥居前から猿田彦役の本間研一さん(52)を先頭に、本みこしを担いだ若者、樽みこしを肩にする地域の小学生、色鮮やかな衣装の稚児行列に続き、おびら太鼓麓龍&麓龍ジュニアが車両の荷台から太鼓を打ち鳴らしてにぎやかに約150人が市街地を練り歩いた。
 後祭の12日は奉納行事として、午前9時から小平中央公園でパークゴルフ大会を実施。愛好者が小気味よい打撃音を響かせながらはつらつとプレーを楽しんでいた。午後2時半から境内では子供相撲が開幕し、町内児童約40人が参加。児童が見せる土俵際のせめぎ合いに保護者らも「頑張れ!」、「そこで投げろ!」などと応援し、終了後は餅まきも行われた。
 午後6時からは町文化交流センターに場所を移し、納涼ビアパーティー、縁日コーナー、ミニゲーム、抽選会が開かれ、地域住民が一堂に集まって夏の夜のひとときを満喫していた。


2023年(令和5年)7月13日
★わかたか 179人が船内を見学

「わかたか」の船内見学を楽しむ子供たち

 海上自衛隊余市防備隊第1ミサイル艇隊(後志管内余市町)所属のミサイル艇「わかたか」(200トン)が10日、留萌港に入港。11日に一般公開が行われ、約179人が船内見学を楽しんだ。同港に来港するのは平成29年以来6年ぶりとなる。
 わかたかは、平成14年3月に就役。高速で航行するため、スクリュー舵を使用していない動力のウオータージェット推進装置などを有し、最高時速は44ノット(約80キロ)を誇る。
 今回、市民らの自衛隊に対する認識、理解の向上を図ることを目的に同港へ来港した。10日午後5時に市自衛隊協力会(会長・中西俊司市長)主催の入港歓迎式を実施。中西市長が「留萌を楽しんでいただくとともに、ミサイル艇の役割を多くの人に伝えていただけたらと思います」とあいさつした。
 この後、市の女性職員が上野裕二艇長はじめ乗員2人に花束を贈呈。自衛隊協力団体、地元企業から乗員へ激励品、上野艇長から中西市長へ記念盾が手渡された。
 11日は午前9時から午後6時まで一般公開を実施。ぽつらぽつらと雨が降る時間もあったが、比較的穏やかな天候の中で行われた。来場者は1分間で100発の発射が可能な62口径76ミリ速射砲、操舵(そうだ)操縦装置や電子海図装置が装備された艦橋など船内をつぶさに見て回った。船橋ではハンドルや周囲の状況を確認するための双眼鏡を触らせてもらい、子供たちが笑顔を見せていた。同艇は12日午前中に出港した。


2023年(令和5年)7月12日
★羽幌神社祭が4年ぶりの完全復活

本みこしと加賀獅子がけんか腰でぶつかった練り合いパフォーマンス

 夏本番を告げる羽幌神社例大祭が、8日から10日まで行われた。本祭、後祭ではみこし行列が町内を練り歩き、祭の華、本みこしと加賀獅子の練り合いパフォーマンスが繰り広げられ、大勢の見物客を楽しませた。
 例大祭は8日午後7時の宵宮祭で幕を開け、本祭の9日は社殿での神事のあと、森淳町長が集まった担ぎ手たちを「今年は4年ぶりに完全復活となった。けがのないよう盛り上げてほしい」と激励。午前9時半ごろにみこし行列が同神社を出発した。
 大名行列の先陣を思わせる越中赤坂奴舞や棒振りと呼ばれる武芸も披露する加賀獅子保存会、曙神社炭鉱神輿ら元気いっぱいの子供みこし、女神輿艶龍会のみこし、郷土芸能オロロン太鼓、藤の会踊り山車が本神輿とともに町内を巡行。特別養護老人ホーム「しあわせ荘」前などで、本みこしと加賀獅子が練り合った。
 後祭は、午前中にみこし行列が川北地区を巡行。午後1時ごろからは羽幌橋から同神社間の国道232号約1キロを通行止めにし、迫力満点の練り合いパフォーマンスが各交差点で繰り広げられ、祭りはクライマックスを迎えた。
 大勢の町民らが沿道に出て見物する中、各交差点では本みこしが勢い良く練り、加賀獅子舞の演舞のあと、斜めに傾けた本みこしの上を加賀獅子が突進するように駆け上がり、見物客はカメラで写真を撮りながらけんか腰のパフォーマンスに酔いしれた。
 子供みこしも激しく動き回り、女みこしもかけ声に合わせて足並みを揃えながら行進。オロロン太鼓が車の上や路上で、豪快な太鼓の音を響かせ、踊り山も路上で優雅に舞った。
 町道南1丁目通りには綿あめやクレープ、射的など約50店が並び、家族連れや子供グループが飲食や型抜き、金魚すくいなどを楽しんでいた。


2023年(令和5年)7月11日
★留萌高校で学校祭を開催

留萌高校体育館で行われた同校学校祭のクラス発表

 留萌高校(瀧澤共喜校長、生徒448人)で7、8の2日間、学校祭が開かれた。生徒とその家族、教職員などがダンスや歌の披露、ゲーム、飲食といった多彩な催しを満喫した。
 同校の一大行事。校舎壁面には各クラスで作ったチョウ、ウサギ、野球、お姫様などの絵が描かれた旗17枚を掲示。来場者の目を引きつけていた。
 7日は体育館でクラス発表を実施。一般公開は行わなかった。生徒がダンスや歌などを披露。観覧者の元へ駆け寄ってお菓子を配ったり、教諭がステージへ上がる演出もあった。見ている人は音楽に合わせて手拍手を打ったり、ライトを点けたスマートフォン、ペンライトを振って一緒に盛り上がっていた。
 8日は一般公開が行われ生徒の保護者など多くの人が来場した。各教室でストラックアウト、おもちゃの銃を使って行うサバイバルゲーム、木製の箱に乗ってレールを滑るジェットコースター、ボールがコースから落ちないようにレバーを操作する遊具などを満喫。体育館で行われた演劇部や吹奏楽部といった文化系の部局、有志による発表も夢中になって見ていた。
 また、校舎外の生徒玄関前で地元の飲食店などがたこ焼き、焼きそばといった飲食物を販売。生徒や教職員、来場者が屋外に設置したテントなどで飲食を堪能していた。


2023年(令和5年)7月9日
★「富士登山駅伝頑張って」駐屯地へサプリや支援金など寄贈

留萌駐屯地チームの三浦監督(右)にゼリーが入った箱、支援金を手渡す留萌新聞社の原田専務取締役

 富士登山駅伝大会留萌市後援会で幹事を務める有限会社コバヤシ(本社・留萌市)の小林賢一代表取締役は6日、同大会に出場する陸上自衛隊留萌駐屯地に今年もサプリメントなどの物品を贈った。
 同大会は、8月6日に静岡県御殿場市で開かれる。留萌駐屯地は毎年出場しており、昨年は3位に入賞した。今年は準優勝以上を目指し、隊員が日々トレーニングに励んでいる。
 物品の贈呈は、頑張る隊員を応援したい―との思いから引き続き行うことにした。品物は運動で疲労した体をサポートするサプリメント、ゼリーなど。同駐屯地の銃剣道チームにも同じ物を用意した。
 また、小林代表取締役と同駐屯地のチームを応援する人たちは、地元企業などから協賛金を集め、株式会社留萌新聞社(同・同、原田右一社長)発行の日刊留萌新聞に協賛企業や団体、大会に出場する選手の情報の掲載を依頼。受注した同社は選手に使ってほしい―と、製作料から支援金15万円を同駐屯地へ贈ることにした。
 贈呈式は午後0時半からコバヤシの事務所前で行われ、出席者を代表して留萌新聞社の原田則子専務取締役が三浦雅史監督へ品物、支援金を手渡して「頑張ってください」と激励の言葉を贈った。
 思いを受け取った三浦監督は「皆さんからの応援を力に変えて、全力で頑張りたいと思います」と感謝した。


2023年(令和5年)7月8日
★小平うちの子一番クラブ 親子の絆深め笑顔を広げる

屋内外の多彩なアトラクションを楽しむ小平町のうちの子一番クラブに参加した親子ら

 小平町教育委員会主催のうちの子一番クラブ「春のヨーヨー遊び」が、16日午前10時半から町文化交流センター小ホールなどで開かれ、親子らが屋外で水風船のヨーヨー釣りといった多彩なアトラクションを楽しみ笑顔を広げた。
 子供たちが屋内外で体を動かし、親子の絆を深めてもらおう―と実施。町内在住の親子や小平幼児センター「くるんぱ」に通う幼児のほか、町教委職員、町子育て世代包括支援センターの保健師、町子育てサポーターら約50人が参加した。
 同センター小ホール内には、絵かきスペースや風船プール、軟らかいコルク素材のブロック、大型遊具のトンネルを設置。小ホールの出窓から屋外に出られる芝生の上には、ヨーヨー釣りが体験できる水の張ったプール2基を置いた。
 屋内では、幼児がトンネルの中をくぐり、手で風船をはたいて飛ばし、ブロックを高く積み上げるなどして元気よく体を動かした。屋外では、親子らがプールを囲み、かぎ付きのひもを使ってヨーヨー釣りに挑戦。幼児はお気に入りの色のヨーヨーを釣り上げると喜びの表情を見せ、指にゴムを通して手のひらで弾ませるなど楽しんでいた。


2023年(令和5年)7月7日
★東海大学 望星丸が留萌港に入港

花束を受け取る海洋調査研修船「望星丸」の上河内船長(右)

 東海大学の海洋調査研修船「望星丸」(2174トン)が5日、留萌港南岸に入港し、午前9時半から歓迎セレモニーが開かれた。同港に寄港するのは2年連続となる。
 市、東海大、新星マリン漁業協同組合は平成年7月、産学官連携による漁場の共同調査試験研究事業の協定書に調印した。今回同港を拠点に港外の沖合で水質、プランクトンなどを調査するために寄港した。
 セレモニーには市職員、市議会議員など合わせて約20人が出席した。中西俊司市長が「おかえりなさい。無事航海、学生の実習と実験が済むことを願っています」とあいさつした。
 続いて、市と同漁協の女性職員各1人が上河内信義船長らに花束、清涼飲料水を贈呈した。花束を受け取った上河内船長は「温かにお出迎えしていただきありがとうございます。業務内容を広く知っていただけるように頑張ります」と述べた。
 望星丸は、6~12日の間に2回の海洋実習を予定している。8日は午後4時から同5時半まで公開講座「東海大学船上記念講演」を実施する。9日は4年ぶりとなる一般公開を午前10時から午後3時まで行う。


2023年(令和5年)7月6日
★手話講習会に20人参加 ジェスチャーでスポーツ表現

受講者がジェスチャーでスポーツ種目を表現した手話講習会

 留萌市主催、留萌手話サークル(文成勉会長)共催の手話講習会が、4日から市保健福祉センターはーとふる2階多目的ホールで始まった。参加した小学1年生から82歳までの20人が指文字を学び、ジェスチャーでスポーツ種目などを表現した。
 最初に、市健康健康部の向井智仁部長が「昨年末から今年にかけまして、目黒蓮さんの『silent』や北村匠海さんの『星降る夜に』など主人公に聴覚障害あり、ドラマ中で使われた手話などが大きく話題となったところでございます。その影響なのか分かりませんが、当初の定員を超える20名の皆さんに申し込んでいただきました。この講習会を通して、日常会話程度のコミュニケーションを取れることを皆さんには目指していただきだいと思います」とあいさつした。
 続いて、文成会長が「たくさんの人が参加してくれて、うれしく思います。皆さん、手話を覚えてください。ぜひ、手話サークルにも来てください」と手話であいさつし、同サークルのメンバーが通訳した。
 そして、参加者一人一人が自己紹介を行い、講習会に参加した理由について「ジャニーズのアイドルが手話検定を受けたからです」、「ドラマやSNS(会員制交流サイト)で手話に興味を持ちました」などと話していた。
 講師は同サークルメンバーの梅村由美さんが務め、指の形と手の向きで「あ」などの文字を表現する指文字を実践指導した。参加者は、梅村さんの手の形を見ながらまねしていた。
 梅村さんは、手話で大切なこととして①まねること②身振りで伝えること③手の動きの強弱を使って伝えること―の3点を挙げた。
 また、手話の基本を身に付けるため、梅村さんが参加者一人一人に身振り手振りで自分が好きなスポーツ種目を表現することと、動きを見た他の参加者がその種目を当てるゲームの実施を提案した。
 参加者が体を動かすと、他の参加者は「水泳」、「サッカー」、「登山」、「ゴルフ」などと声を出し、正解すると笑顔を見せていた。講習会は8月8日まで計6回開かれる。


2023年(令和5年)7月5日
★増毛の果樹園 サクランボ狩り始まる

増毛町のマルゼン佐藤果樹園でサクランボ狩りを楽しむ観光客

 「フルーツの里」として知られる増毛町内の果樹園では、サクランボの収穫時期を迎え、週末を中心に真っ赤に色づいた初夏の味覚を求めて訪れる多くの観光客がサクランボ狩りを楽しんでいる。
 温暖な気候と豊かな自然に恵まれた町内でサクランボ栽培が始まったのは明治後期。現在、町内におけるサクランボの作付面積は約34ヘクタール。50軒ほどの果樹農家が、日本で最も多く栽培されている「佐藤錦」をはじめ、大粒でさっぱりとした甘味の「南陽」や「紅秀峰」、甘味と酸味と併せ持つ「水門」といった約50種類を栽培している。
 サクランボ狩りは、この時期の風物詩。町暑寒沢地区のマルゼン佐藤果樹園(佐藤豪代表)では、作付面積6.8ヘクタールのうち2ヘクタールで「佐藤錦」や「紅秀峰」、アメリカンチェリーのように大粒な「おばこ錦」のほか、黄色い実を付ける「月山錦」などを栽培。サクランボ狩りの受け入れは1日から始まり、札幌市や旭川市、岩見沢市など道内各地から観光客が訪れ、旬の果物に舌鼓を打っている。
 佐藤代表の父の善一さんは「霜の心配があったが、被害を受けることなく、摘果が追いつかないほど順調に実が付いた」と話す。


2023年(令和5年)7月4日
★市民ふれあいウォーキング 103人が心地よい汗

市道西海岸線を歩く第回市民ふれあいウォーキングの参加者

 留萌市青少年健全育成推進員協議会、市教育委員会主催の「第32回市民ふれあいウォーキング」が2日、留萌市役所駐車場を発着点とする総距離約6キロのコースで行われた。男女合わせて103人が参加。休憩を挟みながら自分のペースで歩き、心地よい汗を流していた。
 留萌ライオンズクラブ、市健康づくり推進協議会共催。屋外を歩きながら親子や世代間の触れ合いを深め、日頃の運動不足解消や健康増進、子供たちの健全育成を図ろう―と毎年実施している。
 午前9時半から行われた開会式では、同協議会の髙田昌昭会長が「本日は歩くのにちょうど良い天気になりました。皆さん元気に目的地まで行って帰りましょう」、市教委の高橋一浩教育長は「潮風をいっぱい浴びながら参加者同士で交流を深めていただきたいと思います」とあいさつ。参加者は準備体操をしてから市役所駐車場を出発した。
 参加者は、市道西海岸線を歩いてゴールデンビーチるもいまで移動。到着後、焼き肉やホタテ、スイカをお腹いっぱい食べたほか、パン食い競争などを楽しんだ。
 参加者は午後1時ごろに市役所駐車場に向けて同ビーチを出発。同1時40分ごろに全員が完歩した。


2023年(令和5年)7月2日
★留萌YEG ビアパーティーが盛況

飲んで食べて楽しいひとときを過ごした留萌商工会議所青年部主催の「留萌YEGビアパーティー」の参加者

 留萌商工会議所青年部(留萌YEG、川村忠司会長)主催の「留萌YEGビアパーティー」が、27日午後6時半から留萌産業会館2階大ホールで開かれ、地域住民ら約350人(主催者発表)が冷えたビールや清涼飲料水、YEGオリジナルカクテルでのどを潤しながら仕事や季節の話題などで談笑に花を咲かせるなど夏の夜のひとときを楽しんだ。
 ビアパーティーは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことを受け、同団体では他団体が同様の事業を開催しやすいように―という思いの下に企画。事業を通じて留萌YEGの活動周知を図るとともに、地域住民との交流も狙いとして、地域連携委員会(小村昭裕委員長)の事業の一環として実施した。
 この日の留萌市街地の最高気温は、平年を8度近く上回る28・4度を記録するなど、絶好のビアパーティー日和。開場前から50人以上が列を作り、開催の時を待った。
 会場では、川村会長が「たくさんの方にお集まりいただき、大変うれしく思っている。限られた時間ではあるが、精一杯楽しんでいただき、その後も留萌の街に繰り出してほしい」とあいさつ。親会である留萌商工会議所の大石昌明会頭の音頭で乾杯し、パーティーがスタートした。
 来場者は、冷たいビールやソフトドリンク、同団体のイメージカラーである青を主体としたカクテル「留萌YEGサワー」などを片手に、テーブルに並べられた唐揚げやフライドポテト、浅漬けといったオードブル、同団体が試作を重ねている「ホタコ焼き」に箸を伸ばして舌鼓を打った。
 特賞の大型ビーズソファーをはじめ、飲食店などの商品券や会員企業協賛による景品合わせて85点が当たる抽選会では、番号が読み上げられるたびに会場に歓声とため息が広がった。


2023年(令和5年)7月1日
★留萌RCが最終夜間例会 役員がバッジ引き継ぐ

現役員から新役員へバッチを引き継いだ留萌ロータリークラブの最終夜間例会・ライフパートナーズデー

 留萌ロータリークラブ(留萌RC、串橋伸幸会長)の最終夜間例会・ライフパートナーズデーが、28日午後6時半から留萌市開運町の漁師の店富丸で行われ、会員らが新年度に向けて英気を養った。
 同クラブは昭和36年に発足。今年で創立62周年を迎えた。新役員の就任式を兼ねた例会には、会員や夫人ら26人が出席した。
 串橋会長と青山貴幸幹事幹事から新三役の武田佳彦会長と西原正幸幹事にバッジが引き継がれた。串橋会長と青山幹事に花束が贈られると、会場は大きな拍手に包まれた。
 退任に当たり、串橋会長が1年間のクラブの運営状況や活動内容を振り返り、「新型コロナウイルス感染症が各方面に影響を与えたが、これから先の地域、人に目を向けようと会長テーマを『ロータリーの未来』とさせてもらった。未来はなかなか見えないものだが、今後当クラブがどうなっていくのかは時の会長の手腕もあり、会員の皆さんが手腕を発揮する場面もある。これからたくさん楽しんで、ロータリーライフを満喫してほしい」などと会員の労をねぎらった。
 続いて会食が催され、出席者が料理に舌鼓を打ち、ビールや清涼飲料水で喉を潤しながら1年間の活動を振り返るとともに、新年度への意欲を高めていた。


2023年(令和5年)6月30日
★第48回日刊留萌旗争奪朝野球大会 J・Dreamが優勝

日刊留萌旗争奪朝野球大会で優勝したJ・Dream

 株式会社留萌新聞社主催の第48回日刊留萌旗争奪朝野球大会の決勝が29日、留萌市営見晴球場で行われた。J・Dreamと留萌振興局ルーキーズが対戦。J・Dreamが令和2年の45回大会以来、3年ぶりの優勝を果たした。同チームの優勝は通算5回目。
 留萌軟式野球連盟の朝野球に登録するチームを対象とした大会。今年は留萌振興局ルーキーズ、留萌市立病院、J・Dream、Kyoの計4チームが出場した。27日からトーナメント戦を展開。留萌振興局ルーキーズ、J・Dreamが決勝に進んだ。
 決勝は午前5時半から実施。一回は両チーム無得点だった。二回表に1点を取られたJ・Dreamは同回裏、ランニング本塁打などで3点を入れて逆転。三回裏には本塁打で1点を追加した。
 その後、三塁打などで四回表に1点を返されるも、同回裏に長短打2本で1得点、六回裏には2点追加した。その後、七回の相手の攻撃をきっちり抑えて5点差で勝利。留萌振興局ルーキーズも果敢に攻めるが惜しくも反撃及ばなかった。


2023年(令和5年)6月29日
★留萌LCが新役員就任式 バッジ引き継ぎ飛躍誓う

現役員から新役員へバッジを引き継いだ留萌ライオンズクラブの新役員就任式

 留萌ライオンズクラブ(留萌LC、遠藤道明会長)の2023―2024年度新役員就任式が、23日午後6時半から留萌市開運町の漁師の店富丸で行われ、会員らが新役員の就任を祝いクラブの飛躍を誓った。
 同クラブは昭和35年に発足し、62年の伝統を誇る。留萌管内のライオンズクラブ、ロータリークラブの中では最も古い組織で、現在会員は男女合わせて23人。
 就任式には会員13人が出席。式典では、7月からの新年度役員が紹介され、遠藤会長ら現三役から、新三役の今野正一会長、佐々木留美子幹事、髙田昌昭会計の3人にバッジが引き継がれた。
 今野新会長は「今さらながら、責任の重さに身の引き締まる思い。私たちはライオンズクラブのモットーである『ウイ・サーヴ』の精神を肝に銘じ、クラブ運営、奉仕活動に一丸となり、積極的に取り組む所存だが、成果を上げるには会員一人一人のご協力・ご支援があってこそ達成できる」とあいさつ。
 会長方針を「共に繁栄、共に奉仕、みんなでつながる輪」として、会員の友愛と相互理解の精神でさらなる前進を図る―と述べ「私たちは半世紀を超えた伝統ある留萌ライオンズの会員であり、足跡を汚すことなく、より一層クラブ発展のため全力投球する。背伸びすることなく、できることを実践していこう」と呼び掛けた。


2023年(令和5年)6月28日
★かもめ幼稚園 園舎前の公園で運動会

かもめ幼稚園の運動会で行われた「パティシエスイーツ」

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児81人)の運動会が24日、同園園舎前の錦町公園で開かれた。園児が元気いっぱいに練習の成果を発揮した。
 旭川地方気象台によると同日の最高気温は、平年より1・4度高い21・6度。園児は小まめに水分を摂りながら各種競技に臨んだ。
 かけっこや玉入れ、クラス対抗リレーといった定番の競技のほか、地面に置いているカードに描かれた絵と同じ物を運びながらゴールする「レストラン★かもめ」、「パティシエスイーツ」など全13種目を実施。園児が元気いっぱいに体を動かしていた。
 父母らは、一生懸命頑張る園児に大きな拍手を送ったほか、競技の様子をスマートフォン、ビデオカメラなどで撮影する姿も見られた。
 終了後、年長組の女児は「楽しかったです」とニッコリ。わが子の様子を見守っていた母親は「家とは違う様子を見ることができてうれしかったです」と話していた。
 市内ではこのほか、沖見保育園が18日に留萌小学校グラウンド、みどり保育園が24日に園庭でそれぞれ運動会を開いた。聖園幼稚園は、7月1日に市スポーツセンターで開催する。


2023年(令和5年)6月25日
★留萌高校 生徒が千羽鶴を製作

千羽鶴を作る留萌高校の生徒

 留萌高校(瀧澤共喜校長)ボランティア部の生徒が、23日から留萌市の呼び掛けで千羽鶴の製作に取り組んでいる。
 市は戦争の悲惨さ、平和の尊さを市民に伝えることを目的に市平和祈念式典、広島・長崎原爆パネル展などの平和啓発事業を実施している。
 同校ボランティア部の生徒による千羽鶴の製作は、悲惨な戦争を二度と繰り返すことがないように、平和の大切さと命の尊さを生徒に伝え継いでいくことを目的に、同事業の一環で令和3年から行っている。
 同日午後4時、市保健福祉センターはーとふるなど市内各所に設けた専用ボックスから回収したり、市役所で市民から受け取った折り鶴を持った市職員が同校を訪問。この日参加した同部の1~3年生計14人に千羽鶴の作り方を教えた。
 生徒は作り方を教わった後、釣り糸の下側に留め具としてビーズ、厚紙を付けて鶴が落ちないようにしたあと、針で糸に折り鶴を一つずつ通した。
 千羽鶴は完成後、8月18日に市中央公民館で開催予定の同式典の会場に展示。その後、広島市平和祈念公園内の原爆の子の像に送る予定。


2023年(令和5年)6月24日
★留萌高校生徒が職場体験 海上保安官の仕事を学ぶ

巡視船ちとせの操縦席に座り、ハンドルに触れる留萌高校の生徒

 留萌高校(瀧澤共喜校長)2年生6人が19、20の両日、留萌海上保安部の元を訪れ海上保安官の仕事を教わった。
 同校の職場体験学習の一環。海の安全を守る海上保安官の仕事を知ってもらおう―と、高校生を受け入れた。
 19日は、留萌港南岸に停泊する留萌海保所属の巡視船ちとせ(約650トン)で海上保安官の仕事を体験。消火活動のときに使う防火服を着用したり、放水訓練に挑戦。ホースから勢いよく海水が出る様子に高校生が驚いていた。
 また、船を操縦する部屋で運転席に座り、ハンドルにも実際に触れたほか、海図の見方について詳しく教わった。
 20日は、増毛町弁天町5丁目の旧JR増毛駅裏の高台にある増毛灯台を見学したほか、同海保が入居する留萌港湾合同庁舎で指紋採取を体験。担架などの救助資機材も見せてもらった。


2023年(令和5年)6月23日
★聖徳太子祭宵宮祭 市民らが縁日気分満喫

多くの若者や家族連れらが露店巡りを楽しんだ留萌聖徳太子祭の宵宮祭

 留萌市の三大夏祭りのトップを切る第91回留萌聖徳太子祭(同保存会主催)が、21日の宵宮祭で幕を開けた。昨年まで実行委員会形式で実施してきた祭典は、若手を主体とした同保存会による運営に改められ、会場も長年親しまれた市道北8条通りの留萌市見晴町1丁目―錦町4丁目から市道停車場線の市花園町4丁目―開運町1丁目の約250メートル区間に変更。従来よりも広くなった祭典会場に友達同士やカップル、家族連れらが足を運び、縁日気分を満喫した。
 留萌聖徳太子祭は、昨年の開催で実行委員会形式での実施に一区切りを付ける形となったが、歴史ある祭りを次代を担う地元の子供たちの笑顔のため、そして地域の笑顔のために継続していこう―と、若手建築職人らを中心とした会員25人による同保存会が発足。次代へのバトンが渡された。
 宵宮祭は午後4時から始まり、実施本部奥には市内宮園町に建立されている聖徳太子堂にまつられている太子像から魂を移した掛け軸が安置され、さい銭を投げ入れ手を合わせる市民らの姿も見られたほか、おみくじが行われ、占いの結果に一喜一憂する人もいた。 市民が待ちに待っていた露店巡りでは、くじ引きやたこ焼き、クレープなどの露店軒がズラリと並んだ。家族連れやカップル、子供たちが思い思いに祭りを楽しみ、縁日でおなじみの食べ物に舌鼓を打ち、笑顔を見せた。


2023年(令和5年)6月22日
★「織りなす奉仕の輪」 みなとLCが新役員就任式

現役員から新役員へバッチを引き継いだ留萌みなとLCのチャーターナイト周年記念式典・新役員就任式

 留萌みなとライオンズクラブ(みなとLC、小路泰孝会長)のチャーターナイト59周年記念式典・新役員就任式が、20日午後5時から留萌消費者センター大ホールで行われ、新たな役員の就任を祝ったほかクラブの飛躍を誓った。
 同クラブは、留萌ライオンズクラブをスポンサークラブとして昭和39年6月、会員25人で発足。翌年6月に道内74番目のクラブとして国際協会の認証を受けた。会員は現在37人。
 就任式には会員や来賓ら約40人が出席。7月1日付で就任する新役員が紹介され、大石昌明会長、梅田三樹幹事、坂野敏男会計の新三役に、現三役からバッジが引き継がれた。
 大石新会長は「コロナ禍で満足な活動ができなかった4年間を無駄にすることなく、新たな気持ちで新時代に向けて奉仕をつなげていきたい。今年度の会長方針を『織りなす奉仕の輪』とした。歴代の会長が紡いできた思い、皆さんがつなげてきた奉仕の形を、節目の60年を期に織っていく作業を進め、織りなしてその形を地域の皆さんに伝えていきたい。クラブ員の皆さんと一つになり、手を取り合い、楽しい奉仕、楽しい地域づくりを進めていこう」とあいさつし、出席者から大きな拍手を受けていた。


2023年(令和5年)6月21日
★小平幼稚園運動会 園庭で12種目に奮

園児がバケツなどをバトンに走った「おもしろバトンリレー」

 小平幼稚園(木内裕子園長、園児34人)の第51回運動会が、17日午前9時から同園園庭で開かれ、競技に奮闘する園児の勇姿を見ようと応援に駆け付けた父母らの大きな声援が響いていた。
 同園の運動会は昨年までの3年間、新型コロナウイルスの感染防止としてマスク着用などを求めてきた。今年はこれまでの対応を取りやめ、従来の自由な形式に戻して実施。当日は朝方に雨が降ったが、その後は曇りの天候で持ちこたえ、園児が元気いっぱいに練習の成果を発揮する姿を見せた。
 開会式では、木内園長が「4年ぶりに父母以外の家族を呼んでの開催となりました。元気に、泣かずに、最後まで頑張ってください」とあいさつした。
 競技は全園児対象の「かけっこ」を皮切りに、団体競技の「玉入れ」、3~5歳児が各クラスごとに障害物競走や親子競技、遊戯など12種目を実施した。
 このうち、今回が園生活で最後の運動会となる5歳児の「おもしろバトンリレー」では、バケツやいすを持ちながら直線約20メートル先に設置されたパイロンを回って折り返してバトンタッチ。4年ぶりに復活した親子騎馬戦では、父母がわが子を背負って相手との距離を測り、園児が紅白の帽子を取り合う白熱の展開を見せていた。
 団体競技「紅白リレー」では、紅白の両チームがラストのゴールテープを切るまで抜きつ抜かれつの熱戦を展開。一生懸命に走る園児たちに熱い視線を送り、わが子の成長をデジタルカメラやスマートフォンで撮影する保護者の姿が見られた。


2023年(令和5年)6月20日
★今年の伝統文化体験教室開始 小学生が太鼓に挑戦

今年の伝統文化体験教室初日に行われた太鼓の教室

 留萌市教育委員会主催の「2023年度子どもの伝統文化体験教室」が、18日から市文化センターで始まった。初日は太鼓の教室が開かれ、参加した留萌市内の小学3~5年生合わせて8人が、基本的な叩き方を学んだ。
 この日午前10時から始まった教室は、留萌黒潮太鼓保存会の中森豊和さんが講師を務めた。参加した児童は最初に自己紹介を行い、チャーハンやチョコレートなど自分の好きな食べ物を発表したあと、太鼓の練習を開始した。
 中森さんは、木の種類によってばちの重さや堅さが違うことを説明した後、太鼓を叩く姿勢について「足を肩幅に開いて、左足を少し前に出して、膝を少し曲げてください」と呼び掛けた。
 そして、中森さんが「右手2回、左手1回を叩きます」、「左右交互に叩いて少しずつテンポを上げます」、「こういうリズムで叩いてください」などと言いながら手本を見せたあと、子供たちが実践した。真剣な表情で中森さんの指示通りに一生懸命ばちで太鼓を叩いていた。
 太鼓の教室は、9月23日まであと5回開かれ、同24日の市民芸術祭合同発表会で練習の成果を発表する予定だ。


2023年(令和5年)6月18日
★石塚会長が市に100万円贈る

留萌市応援寄付金として100万円を贈った株式会社産業廃棄物処理センターの石塚会長(右)

 株式会社産業廃棄物処理センターの石塚辰紘会長は12日、留萌市応援寄付金として留萌高校の教育振興に活用してほしい―と、市に100万円を贈った。
 石塚会長は留萌高のOBで、過去に同校のPTA役員を務めた経験がある。石塚会長にとって思い出深い母校は現在、少子化や地元中学生の市外流出で入学者が減少。そんな状況に寂しさを感じていた。
 ただ、その一方で地元に明るい兆しも。市と学校法人河合塾が令和3年に包括連携協定を締結。予備校大手から学習支援を受けられるようになった。同校の国公立大学進学者も増えている。仕事を続けながら留萌を見守り続けてきた石塚会長は「より大学進学できる高校になってほしい」と思い立ち、市に寄付金を贈ることにした。
 贈呈式は午前10時から市役所市長室で実施。中西市長が石塚会長から寄付金を受け取った後、感謝状を手渡し「留萌の教育のために使わせていただきます」と感謝の言葉を贈った。石塚会長は「留萌高校に進学して、地元にとどまる子どもたちが増えてくれればうれしいです」と願った。寄付金の使い方は市と留萌高で今後協議する。


2023年(令和5年)6月17日
★8月20日に川まつり開催 釣り大会、抽選会など実施

「LoveRiver るもい川まつり」の内容を話し合う実行委員会のメンバー

 地域住民が水と触れ合い親しむイベント「LoveRiver るもい川まつり」実行委員会の第1回会合が、15日午後6時半から留萌開発建設部1階会議室で開かれた。今年は8月20日午前10時半から午後1時半まで留萌市内の高砂公園裏河川敷で開催する。Eボート体験、子ども釣り大会など多彩な催しを行う。
 高砂公園裏の河川敷を会場に平成2年に始まった恒例のイベント。令和2年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で取りやめ、3年は留萌川でのライトアップイベントを実施。昨年は3年ぶりに同ウイルス感染拡大前と同様の形で催しを実施した。
 15日の会合には実行委の構成メンバー14人が出席。越前初恵実行委員長が「会場に来る方、イベントに関わるスタッフが楽しい一日だったなと感じてもらえるような川まつりにしたいと思います。皆さんのご協力をお願いします」とあいさつした。この後、事務局の村山ゆかりさんが開催案を説明。出席者とイベントの内容を話し合った。
 当日は、ステージ部門企として甘エビ争奪ジャンケン大会、米飯普及戦士コメファイタークイズ大会、多彩な景品を用意する恒例の抽選会などを実施。こども広場では、エアー遊具やミニクレーンを使ったスーパーボールすくい、ストラックアウトが楽しる。フライングディスクを犬が空中でキャッチする「ディスクドッグショー」も行われる。
 また、水上でサーフボードの上に立ち、一本のパドルで進む「SUP」のデモンストレーション、子ども釣り大会、会場から道の駅るもいまでのウオーキングを実施。Eボート体験やリバーレスキュー訓練も行う。
 さらに、会場には水防災企画として降雨や地下浸水の状況を体験できる専用の装置を設置。家族構成や生活環境に合わせて決める避難計画「マイ・タイムライン」作成体験などを行う。飲食物の販売や流木を使用した工作、自衛官募集、アイバンク登録に関するコーナーも設ける。


2023年(令和5年)6月16日
★苫前町が北ガスと連携協定を締結

協定書を手にする(左から)川村社長と福士町長(町提供)

 苫前町は9日、北海道ガス株式会社(本社・札幌市、川村智郷社長)と、地域の再生可能エネルギーの地産地消促進などに関する包括連携協定を締結した。
 協定の締結は、相互連携強化を図ることで苫前町における地域資源を活用した地域活性化を推進し、エネルギー・食・生活の循環により持続的な発展を遂げる「モデル地域」になることを目指すことが目的。
 連携事項は①地域の再生可能エネルギーを活用したエネルギーの地産地消の促進②地域の公共施設などの災害強靱化の向上③地域の魅力発信や生活環境の向上―の3項目。同社が、エネルギーの地産地消に関する協定を結ぶのは道内7町村目。留萌管内では初めて。
 協定締結により、これまでFIT(フィードインタリフ)により固定単価で売電されていた町営風力発電所の電力を、同社が市場価値を踏まえて一定のプレミアム(補助額)を上乗せするFIP(フィードインプレミアム)により買い取り、環境価値を持つ電気として町内で活用する仕組みを構築する。
 加えて、災害時に道の駅や病院、学校などの避難場所に電力を供給するほか、同社の顧客などに苫前町をPR。風のマチとして知られ、風力発電だけでなく、雪氷熱を利用した水産物の鮮度保持を行う荷さばき所を整備するなど、地球環境に優しい再生可能エネルギーによるクリーンな環境づくりを推進していることや、特産品や歴史などの魅力を発信する。
 協定締結式は、同日午前11時から苫前地区コミュニティセンター2階多目的室で行われた。
 福士敦朗町長と、同社の川村智郷社長がそれぞれ協定書に署名し取り交わした。
 福士町長は「風力発電に代表される再生可能エネルギーと、豊かな農水産物とが新たな付加価値を生み、地域内の経済循環、活性化に資するとともに、地域住民の生活の質が向上するよう連携を進めていきたい」、川村社長は「地元の再生可能エネルギー活用による町産海産物、農産物のブランド力向上など地域の魅力発信、地域の生活環境向上にも協力できれば大変うれしい。地域経済の持続的発展と、脱炭素社会の構築との両立を目指した」とそれぞれ述べた。


2023年(令和5年)6月15日
★市民農園で寺子屋事業 野菜の苗植えを体験

市民農園で農作業をする参加者

 留萌市主催の「るもい子ども食・農体験」が5、12の両日、市内東雲町の市民農園で開かれ、市内の親子5組が野菜の苗植えに挑戦した。
 子供に体験を通じて、将来の夢を育くむ場を提供することを目的とした通年事業「寺子屋・るもいっこ」の一環で開催した。農作業体験の中で収穫の喜びを味わい、食の大切さを学びながら食育を推進し、地域農業への関心を抱いてもらうとともに、留萌を知りふるさとを愛する心を育成することを目的としている。
 当初は3日に開く予定だったが雨天のため、参加者に都合の良い日を選んでもらった。いずれも午後5時から開かれ5日に1組、12日に4組の親子が参加。市が用意したミニトマト、ピーマン、ナスの3種類の苗植えを体験した。
 参加者は、専用の道具を使って畑の上に敷かれたシートに穴を開けた後、スコップで土を掘り、その中に肥料をまき種を植えて土をかぶせた。仕上げに大きく育つよう願いながら水をたっぷり与え、苗の近くに支柱を立てた。市が用意した苗のほかに枝豆など各自で持参した物も一緒に植えている。


2023年(令和5年)6月14日
★市内小学校で運動会 児童が各種競技に奮闘

徒競走で奮闘する東光小学校の児童

 留萌市内の留萌、潮静、港北の3小学校で11日、東光、緑丘の2小学校で12日に運動会が開かれ、児童が各種競技に奮闘した。
 当初留萌、東光、緑丘は10日に開かれる予定だったが、雨の影響で延期して開催した。旭川地方気象台によると、11日の最高気温は平年より1・9度高い20・6度で、12日は5・1度高い23・9度。両日とも好天に恵まれ、絶好の運動日和になった。
 東光小(早坂康校長、児童203人)では「歴史にきざめ!勝利への足あと」をテーマに掲げ、午前8時半から「大運動会」と銘打った行事をグラウンドで開催した。赤、白の2チームに分かれて応援合戦のほか徒競走、綱引きといった競技を実施。動画共有サイト「YouTube」で生配信して、保護者がスマートフォンなどで行事の様子を視聴できるようにした。
 この日に向けて練習を続けてきた全校児童は気合い十分。応援合戦で同じチームの人と気持ちを一つにした後、最後の選抜リレーまで全力でグラウンドを駆け抜けた。競技の結果、白組が勝利。閉会式では各組の代表が優勝旗などを受け取る場面で、互いの頑張りを讃え大きな拍手を送っていた。
 保護者は我が子の奮闘ぶりに夢中。ビデオカメラなどで競技の様子を撮影する姿も見られた。


2023年(令和5年)6月13日
★留萌保健所古田さん ストレスについて講話

留萌保健所の古田さんがストレスへの対処法などを伝えた健康講話

 NPO法人るもいコホートピア(理事長・小海康夫札幌医科大学名誉教授)主催のマンスリー健康講話「知っておきたいストレスのこと~あなたと大切な人のために」が、10日午後1時からるもい健康の駅で開かれ、留萌保健所保健師の古田翔平さんが、ストレスへの対処法などを伝えた。
 マンスリー健康講話は、地域住民に健康の目利きになってもらおう―と月1回のペースで開かれており、今回は留萌市から23人が受講した。
 最初に古田さんが「どんな時にストレスを感じますか」と質問すると、受講者が「夜眠れないときです」、「職場で同僚が思うように動いてくれないときです」と答えていた。
 そして、ストレスについて古田さんは「外側から『ドン!』という刺激を受けたことで、心や身体に生まれる反応のことで、全てが悪いわけではありません。程よいストレスは、心と身体に良い影響を与えます」と説明した。
 また、ストレスには気温や天気、季節の変化、騒音、混雑などの「物理的な原因」、酸素不足、公害物質、薬物などの「化学的な要因」、仕事や家族、人間関係での悩みなどの「心理・社会的な要因」の三つがあることを伝えた。
 さらに、ストレスに対する人の反応については「逃げるにしても戦うにしても、たくさんのエネルギーを使います。長期間強いストレスにさらされると、イライラ、焦り、憂鬱、疲れやすさ、不眠、やけ食い、やけ酒など心や身体、生活に影響が出始めます」と訴えた。
 気を付けたいサインとしては「気分の落ち込みが長く続いている」、「眠れない」、「早く目覚めてしまう」、「何もする気が起きない」、「食欲不振」、「集中できない」、「なんとなく調子が悪いという状態がずっと続いている」などがあるという。
 ストレスに対処するヒントとして、身体を動かすこと、身体を休めること、栄養をしっかり取ること、好きなことで気分転換すること―を挙げたあと、水の流れる音をスピーカーから流して、両手を頭上で組んで、ゆっくりと背伸びをするストレッチを実践するように呼び掛けた。
 受講者は、いすに座って深呼吸をしながら体を動かして、ストレッチの効果を実感していた。
 最後に古田さんは「決して一人で抱え込まずに、話すということを心にとめてほしいと思います。私も保健所で相談の電話を受けるています。『これまで誰にも話せなかった。話せて良かった。今日は眠れるかもしれない』という言葉をいただきます。あなたの周りの大切な人のサインに気付いてほしいと思います。気付いたら『心配だよ』と伝えてあげてください」と呼び掛けた。
 受講者は真剣な表情で講話に耳を傾け、ストレスの対処法に理解を深めていた。


2023年(令和5年)6月11日
★かもめ幼稚園 火災に備えて訓練

口を押さえて避難するかもめ幼稚園の園児

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児78人)で2日午前10時半から避難訓練が行われ、園児が火災の発生に備えた。
 同園は園児の防災意識を高め、災害の発生に備えよう―と、毎年この時期に実施している。今回は、園舎1階のなかよし保育室付近から出火した―という想定で実施。スモークマシンを使い、実際の火災現場に近い状態で行った。
 午前10時半に非常ベルが園舎に鳴り響き、福士園長が放送で園庭に避難するように呼び掛けた。煙が充満する中、園児は教諭の指示に従いながら、実際に火事が起きたときも煙を吸わないように、手やハンカチで口を押さえながら外に急いで移動した。
 避難完了後、福士園長と訓練の様子を見ていた留萌消防組合留萌消防署の職員が、避難するときに前にいる人を押さないで、走らずしゃべらないで避難すること、火遊びはしないよう園児に伝えた。
 この後、水消火器を使った消火訓練を実施。消防車両の見学も行われ園児が笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)6月10日
★増毛 恒例のクリーン作戦実施

増毛町民ら約150人が地域の環境美化に汗を流したクリーン作戦

 増毛町主催のクリーン作戦がこのほど、町内各地で行われ、町民らがマチの環境美化にさわやかな汗を流した。
 海岸からゴミを一掃し、きれいなマチにして行楽客を迎え入れよう―と、毎年この時期に行われている恒例行事。今年も、朱文別川河口や舎熊地区のセイコーマートいとう増毛店の前浜、暑寒海岸町から弁天町1丁目にかけての市街地海岸沿いのほか、新たに陣屋展望台下の前浜を追加して実施した。
 今回は町民のほか、町と包括連携協定を締結している日本生命保険相互会社(本店・大阪府、清水博社長)留萌営業部、明治安田生命保険相互会社(本社・東京都、永島英器社長)留萌出張所それぞれから社員も集まり、約150人が参加した。
 この日は時折強い雨が降るあいにくの天候だったが、参加者は動きやすい作業着やジャージなどの服装でゴミ拾いを開始。冬の間に海岸へ打ち上げられたとみられるロープや浮き玉などの漁具、流木、草むらに隠れた空き缶やペットボトルといったゴミを収集。満杯になったゴミ袋を2枚、3枚と新しいものと交換しながら、熱心に作業へ取り組んでいた。


2023年(令和5年)6月9日
★人権擁護委員協議会 るもいプラザで啓発

るもいプラザ前で行われた留萌人権擁護委員協議会の街頭啓発

 留萌人権擁護委員協議会(戸水正三会長)は2日、市内開運町のるもいプラザ2階のまちなか賑わい広場に特設相談所を開設したほか、同プラザ出入り口付近で啓発活動を実施。市民らに「人権に関する困りごとがあれば相談を」と呼び掛けた。
 1日の「人権擁護委員の日」にちなんで毎年実施している。同協議会に所属する人権擁護委員、旭川地方法務局留萌支局の職員合わせて6人が参加した。午前10時から啓発活動を行い同プラザに入る人、バスが来るのを待つ人、近隣店舗で買い物をする人にボールペン、キッチンペーパーなどが入ったビニール袋を手渡した。
 また、同広場には近隣のもめごと、家庭問題、学校でのいじめ・体罰などの相談を受け付ける特設相談所を開設。午前10時から午後3時まで人権擁護委員、同支局の職員が対応に当たった。
 また、5月29、6月1の両日、同支局管内の増毛、小平、苫前、羽幌、初山別の5町村7カ所でも特設相談所を開設した。相談件数は6市町村合わせて4件。件数の内訳などは、プライバシー保護の観点から公表されていない。


2023年(令和5年)6月8日
★寺子屋でダム見学 小学生が特徴を学ぶ

「寺子屋・るもいっこ」の一環でダムを見学する小学生

 留萌市内の小学1~4年生計8人が5月27日、留萌ダムと樽真布ダムの2カ所を見学。それぞれのダムの特徴について学んだ。
 子供に体験を通じて、将来の夢を育くむ場を提供することを目的とした市教育委員会の事業「寺子屋・るもいっこ」の一環で見学会を開催した。児童は同日午前9時までに留萌市役所に集合。バスに乗り込み現地に移動した。
 児童はダムを管理する職員の案内を受けながらダム内の排水、安全設備の補修など行う検査用通路「監査廊」といった場所を夢中になって見学。「留萌ダムは札幌ドーム約15棟分の水を貯めることができる」などと職員から直接説明を受けたり、事務所内で動画を見ながらダムの概要について理解を深めた。


2023年(令和5年)6月7日
★留萌聖徳太子祭 露店のコマ割り作業実施

図面を見ながらコマ割りの位置を確認する留萌聖徳太子保存会の阿部会長(右)と留萌市役所の職員

 21、22の両日、市道停車場線を会場に開かれる「第91回留萌聖徳太子祭」の露店の配置位置を決めるコマ割り作業が5日、行われた。留萌聖徳太子祭保存会(阿部敦夫会長)の関係者と市職員が、図面を見ながら縁石に印を付けるなど、本番に向けた会場整備を行った。
 留萌聖徳太子祭は昨年、90回の節目で実行委員会形式での開催に区切りをつけた。留萌建築業組合青年部のメンバーなど地域の有志が、歴史ある留萌聖徳太子祭を次代を担う地元の子供たちの笑顔のため、そして地域の笑顔のために祭典を継続していこう―と、保存会を立ち上げた。
 祭典はこれまで、市道北8条通りの留萌市見晴町1丁目―錦町4丁目間を会場に行われていたが、より市民らが集まりやすく、楽しめる場所にすることなどを目的に、停車場線の花園町4丁目―開運町1丁目間の約250メートル区間への移転を決めた。
 この日のコマ割り作業には、同保存会の阿部会長ら4人と道路管理を所管する市都市整備課の職員4人の合わせて8人が参加。配置図を見ながら、巻き尺を使って1店舗当たりの幅3・8メートルを計測し、縁石にチョークで目印を付けたあと、黒のスプレー塗料で路面に番号を書き込んだ。
 同保存会によると、露店については現時点で83店の出店を予定しており、阿部会長は「子供たち、地域の方々が笑顔になれるようなまつりになるよう、メンバー一同張り切っている。当日はこぞって会場に足を運んでいただきたい」と話している。


2023年(令和5年)6月6日
★市議会会派未来クラブ 道の駅で未来談議

道の駅るもい管理棟で開かれた未来クラブの未来談義

 留萌市議会で新たに結成された会派・未来クラブ(米倉靖夫代表)は、4日午後3時から道の駅るもい管理棟2階の展望休憩室で「未来談議」を開催。留萌市をより良いマチにするため米倉代表、企画者の村山ゆかり市議が会場に訪れた留萌、増毛の住民合わせて7人の声を聞いた。
 地域住民の意見を聞くことで、市が抱える課題解決に向けた事業提案の参考するために企画した。聞いた意見は、市議会定例会の一般質問の内容に反映させる意向。「ワンちゃん」をテーマに、参加者からるしんふれ愛パーク(船場公園)のドッグラン活用に関する意見などを聞いた。
 未来談議は1時間程度行われ、5月から10月までと決まっているドッグランの利用期間、スペースの有効的な活用方法に関する提案などがあった。米倉代表、村山市議は参加者の声に熱心に耳を傾け、メモを取って情報を整理していた。
 終了後、2匹の犬を飼っているという男性は「話を聞いてもらえて良かったです。今日話したことを市議の皆さんに市へ伝えてもらい、ドッグランがより良い場所になったらうれしいです」と話していた。
 村山市議は「参考になる意見をたくさんいただきました。今後もこうした活動を継続しながらマチの声を市に届けていけたらなと思います」と語った。


2023年(令和5年)6月4日
★子育て支援センター 図書館のおはなし会開催

エプロンシアターを披露する市立留萌図書館の斎藤さん

 留萌市保健福祉センターはーとふる1階にある市子育て支援センターで1日、市立留萌図書館の出張おはなし会が開かれた。親子9組20人が参加し、絵本の読み聞かせや紙芝居の上演などを満喫した。
 参加者に絵本の読み聞かせなどを楽しんでもらおう―と、年に2回程度開かれている。同日は同図書館職員の斎藤亜由美さん、同図書館ボランティア「おはなしの会もこもこ」会員の笠井みどりさんが同支援センターを訪れ、午前11時20分からおはなし会を始めた。
 参加者は斎藤さん、笠井さんと一緒に「むすんでひらいて」など3種類の手遊びをしたほか、絵本「ぴょん」や「はなのさくえほん」、「あかまるちゃんとくろまるちゃん」の読み聞かせ、紙芝居「まどからのおきゃくさん」の上演を楽しんだ。
 また、物語の進行に合わせて絵を動かすパネルシアターでは、卵の中からヒヨコや亀といった動物が飛び出す様子に参加者は夢中。ポケットから布製の人形を取り出して、エプロンの上に出すエプロンシアターでは、草むらの中に隠れている動物、植物を予想しながら見ていた。
 出張おはなし会は30分ほどで終了した。長女の蔀希月ちゃんと同支援センターを訪れた母親の麻貴さんは「最後まで(希月ちゃんが)楽しそうでした。参加して良かったです」と話していた。


2023年(令和5年)6月3日
★ソフトボール 4年ぶりにリーグ戦

野崎会長による始球式で開幕した会長杯ソフトボールリーグ戦

 留萌ソフトボール協会(野崎良夫会長)主催の会長杯リーグ戦が、1日午後7時から市営浜中ソフトボール場で開幕した。
 同ソフトボール場のグラウンド開きとなる大会。新型コロナウイルスの影響で令和元年を最後に中止しており、4年ぶりの開催となった。今年は男子リーグのみで8チームが出場。女子チームの出場はなかった。試合は総当たり戦方式で1チーム7回対戦する。
 試合開始に先立ち、野崎会長による始球式が行われた。この後、第1試合でガージリアンズと加藤水産、第2試合はフェニックス留萌とZENTEI留萌が対戦した。
 旭川地方気象台によると午後7時の気温は16.6度。ぽつらぽつらと雨が降るあいにくの天候だった。選手は開幕を告げる試合にはつらつとしたプレーを見せ、ベンチから声援が飛ぶなど白熱した試合を繰り広げていた。
 野崎会長は「4年ぶりということで、今年は特に盛り上がる大会になりそうです。各チームの今後の奮闘ぶりに期待したいです」と話していた。リーグ戦は8月下旬まで行われる。


2023年(令和5年)6月2日
★ちゃいるもで受動喫煙防止展

道の駅るもい屋内交流・遊戯施設ちゃいるもで開かれている子供の受動喫煙防止展

 留萌保健所、留萌市共催の「子供の受動喫煙防止展~きれいな空気で暮らしやすい街に~」が、5月27日から道の駅るもい屋内交流・遊戯施設ちゃいるもで開かれている。訪れた人が受動喫煙の子供への影響に理解を深めている。
 WHO(世界保健機関)が定める5月31日の「世界禁煙デー」、同日から6月6日までの「禁煙週間」に合わせて、受動喫煙に関する知識を深めてもらおう―と毎年開いている。
 会場に設置されたボードには、受動喫煙について「本人が喫煙したくなくても、身の回りのたばこの煙を吸ってしまうこと」と説明しているほか、たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、特に発達途中の子供は大人とは違う深刻な影響を受ける可能性があることなどが手書きの文字で紹介されている。
 また、受動喫煙によって起こるとされている子供の病気として中耳炎、気管支喘息、呼吸器感染症、呼吸機能の低下、小児がんなどを挙げている。
 さらに、留萌管内の禁煙外来がある医療機関名も掲示しており、テーブルには自由に持ち帰ることができる啓発チラシや啓発パンフレットが備え付けてあり、施設利用者の関心を集めている。6月4日まで。


2023年(令和5年)6月1日
★3年ぶりにビーチバレー スポーツ協会の5年度総会

令和5年度の事業計画を決めたNPO法人留萌スポーツ協会の総会

 NPO法人留萌スポーツ協会(伊端隆康理事長)の令和5年度総会が、24日午後6時半から市中央公民館2階研修会議室で開かれ、各種スポーツ教室の開催など今年度の事業計画を決めた。
 関係者26人が出席した。開会に当たり伊端理事長があいさつ。加盟団体の減少や国が少子化、教員の働き方改革から学校の運動部の地域移行を進めていることについて触れた後「子供のため、そして地域のスポーツ環境を守るために協会としても、この問題解決に取り組み、支援をしていく方針です。私たちは今何ができるのか、何をすべきなのか、自分たちの足元を見つめ考えていきます」と話した。
 また、「スポーツ振興にとって行政との連携はとても重要です。留萌市は近年スポーツ政策に力を入れていますが、私たちはパートナーとしてできる限り、支援・協力していきたいと思います」と語った。
 同協会は市の指定管理者として市スポーツセンターや市勤労者体育センター、弓道場、同公民館、市文化センター、市立留萌図書館の合わせて6施設を管理している。
 今年度の基本方針として施設の管理を万全に行い、社会教育施設の指定管理者として平等な利用の確保に努め、市民の立場でソフト事業を充実させながらサービス向上を目指すほか、市民が気軽にスポーツや芸術文化を楽しめる環境づくりを進め、多世代を対象とした各種事業を展開することで子供たちの健全育成、マチづくりを図ることを掲げた。
 具体的にスポーツ事業は年中・年長児対象の「キッズ体育教室」、小学1・2年対象の「るもいチャレンジ!ジュニアクラブ」といったスポーツ教室の開催、スポーツ表彰式の実施など18事業を実施。文化事業は映画の定期上映、習字、そろばん教室など7事業を行う。図書館事業はおはなし会の開催など19事業を実施する。
 また、事務局職員が同協会主管のイベント「ビーチバレー大会」の3年ぶりの開催、8月に東京都の人形劇団体を招いた「子ども人形劇鑑賞会」が開かれることを出席者に伝えた。


2023年(令和5年)5月31日
★留萌海保 増毛灯台を一般開放

町内外から訪れた人たちが興味深く見学した増毛灯台の一般開放

 留萌海上保安部は27日、増毛町弁天町5丁目の旧JR増毛駅裏の高台にある、増毛灯台を一般公開した。この日は好天に恵まれ、町内外から229人が見学した。
 増毛灯台は明治23年12月に点灯されて以来、増毛の海の安全航海を見守ってきた。昭和24年に現在の灯台に建て替え、現在は無人となっているが、42年までは職員が泊まり込んでいた。
 一般公開は27、28の両日に同町内で開かれた「増毛春の味まつり2023」に合わせて実施。午前10時から午後2時まで開放した。
灯台内には道内にある灯台の写真パネルなどを展示。敷地内に立てたテントでは来場者が同庁の制服を試着し、同庁のマスコットキャラクター「うみまるくん」と記念撮影していた。
 同灯台は白と赤を交互に発光させており、その光は約34キロ先まで到達する。来場者は投光器のある場所まで上がり、展望台から増毛港や市街地などの眺望を楽しんでいた。
 妻と2人で札幌市から来た男性は「ドライブで増毛町を訪れ、味まつりを見た後ここに来ました。高い所から増毛町を一望できて面白かったです」と話していた。


2023年(令和5年)5月30日
★健康的な食事と有酸素運動で生活習慣病予防

竹内院長が生活習慣病の予防法を伝えたマンスリー健康講話

 NPO法人るもいコホートピア(理事長・小海康夫札幌医科大学名誉教授)主催のマンスリー健康講話「生活習慣病の原因と治療」が、27日午後1時からるもい健康の駅で開かれ、たけうち内科循環器内科医院の竹内克呂院長が、生活習慣病を予防するための方法を詳しく伝えた。
 マンスリー健康講話は、地域住民に健康の目利きになってもらおう―と月1回のペースで開かれており、今回は留萌市と苫前町から22人が受講した。
 竹内院長は、皮下脂肪と内臓脂肪の違いについて「おなかを触って柔らかいのが皮下脂肪で、内臓脂肪は腹筋の中にあります。おなかがポッコリ出ているのに固い人は、内臓脂肪が付いています。内臓脂肪がたまることで、メタボリックシンドロームや生活習慣病になります」と解説した。
 また、生活習慣病については「高血圧、糖尿病、脂質異常症がどんどん進むと、動脈硬化になって、それが進むと脳梗塞や心筋梗塞、狭心症になります」と紹介した。
 さらに、生活習慣病の原因として遺伝、食事、運動不足の三つを挙げ、遺伝については仕方ないもの、食事は塩分やカロリーを抑えるのが重要で、運動は歩くだけで糖が下がることを伝えていた。
 痩せるためには毎日体重を量り、記録し続けることが進めていた。
 そして、健康的な食事のとして「必要なカロリーを朝、昼、晩の3回に分けて取り、昼に野菜がほとんど入っていない仕出し弁当を食べたら、夜は野菜中心にしてください。1日トータルでバランスを取ることが大切です」と呼び掛けた。
 必要な運動としては、ある程度長い時間、軽い運動をする有酸素運動が理想だとして、「毎日少しずつでいいので歩いてください。歩き続けることで筋肉が付いてきて、少しずつ楽になってきます」と話していた。


2023年(令和5年)5月28日
★観客がシャンソン満喫 海のふるさと館で27曲熱唱

留萌市海のふるさと館で開かれたライブイベント「行っちゃうよ!シャンシャンシャンソンショーDX」

 留萌市海のふるさと館2階展望ラウンジで25日、シャンソンのライブが開かれた。元劇団四季団員のNAOMIさんなど歌手、演奏者合わせて6人が出演。夕焼け空、夜空をバックにアンコールを含む27曲を披露し、観客79人を魅了した。
 シャンソンはフランスの歌謡曲で、主に物語性を重視した人生を描いた歌詞、聴く人に話し掛けるような歌い方が特徴。ライブは、シャンソンの魅力を多くの人に伝えよう―と企画したイベント「行っちゃうよ!シャンシャンシャンソンショーDX」の一環で開かれた。
 同イベントは23日に札幌市で始まり、6月6日の香川県小豆島で終わる移動公園。NAOMIさん、歌唱や演奏、歌詞の訳詞、演出を担当する右近健一さんなどの歌手、演奏者が全国8カ所を回る。
 NAOMIさんは、NPO法人増毛山道の会の小杉忠利事務局長と面識があり、過去に同法人の納会で小杉事務局長が作詞した「雄冬の山よ」を披露。この縁から留萌での公演が実現した。
 午後6時に開演。出演者が「シャンシャンシャンソンショー!」とタイトルを呼名して、イベントが始まった。「白いリラが咲いたら」を皮切りに、右近さんがオリジナリティを加えながら訳詞したシャルル・アズナブールの「忘れじの面影」などを披露。時に情熱的、時に優しい歌声が会場に響き渡った。
 観客は曲によって手拍子をして一緒に盛り上がり、歌が終わるたびに大きな拍手を送るなど約2時間のライブを満喫。市内に住む女性は「あまり聴くことのない音楽のジャンルだったので、新鮮で面白かった」と話し、笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)5月27日
★介護事業者コロナ連絡協 「逆に予防の強化を」

TSUKASA ANNEX 凜で開かれたるもい介護事業者コロナ対策連絡協議会の年次総会

 るもい介護事業者コロナ対策連絡協議会(る介連、水戸繁男理事長)の令和5年度年次総会が、25日午後5時半から留萌市開運町のTSUKASA ANNEX 凜で開かれた。新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが5類に変わったことを受けて、団体の名称から「コロナ対策」を削除し、るもい介護事業者連絡協議会とすることを決めた。役員改選が行われ全員を再任した。
 同協議会は、同ウイルスの感染拡大が続き、重症化しやすい高齢者を利用者として抱えている高齢者福祉・介護事業所が、コロナ対策やワクチン接種に関する情報をはじめとした国や道、市などの関連情報を会員で共有し、各事業所で感染者が発生した場合の会員間での連携や、感染症対策に必要な事項を関係機関に要請し、利用者とスタッフの安心安全を確保することを目的に令和3年に設置された。
 この日の年次総会には、委任状を含めて全会員15人が出席した。
 水戸理事長は「新型コロナウイルス感染症は、5月8日から感染法上のステージが5類に変わり、社会経済活動の回復に向けた国の動きが本格化してきました。しかし、コロナ感染症に対する恐怖はそう簡単に消えるものではありませんし、終息したわけでもありません。逆にこれからしっかりと予防の強化を図る必要があります。私たちの最大のミッションは高齢者の安心安全な生活を確保することです。そのために行政と私たちはしっかりと目的を共有し、同じ方向を向いていきたいと思います」とあいさつした。
 令和4年度活動報告、収支決算、5年度活動計画案、収支予算書案、役員改選並びに規約の変更、監査報告を承認した。5年度は感染症対策事業、研修・育成事業、連携・企画事業を行う。
 新役員は次の通り。敬称略。
 ▽理事長 水戸繁男▽副理事長 西谷英樹、田中卓、野原正好▽理事 佐々木哲平、三輪英則、鈴木進▽監事 田下啓一、八幡国靖▽相談役 橋本るみ子▽顧問 浅野貴博、小野敏雄、渡辺稔之。


2023年(令和5年)5月26日
★るもい呑涛まつり 7月28、29日に実施

4年ぶりの開催に向けイベントの内容などを決めたるもい呑涛まつり実行委員会の総会

 るもい呑涛まつり実行委員会(会長・中西俊司市長)の令和5年度総会が、24日午前10時半から留萌産業会館2階大ホールで開かれた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い、令和2~4年は中止としていた同まつりについて、コロナ禍以前と同様に7月28、29の2日間日程で実施することを決めた。昨年は一日日程での開催を予定したため計画しなかった前夜祭が復活。目玉イベントの一つである「やん衆あんどん」については今後、コースなども含めて同まつりあんどん部会で内容を検討することとした。
 るもい呑涛まつりは、6月の聖徳太子祭、7月の留萌神社祭と並ぶ「留萌三大祭り」の一つ。昭和23年に始まった「商工港まつり」が前身で、平成5年から現在の名称に変更、今年で通算75回目を迎える。
 昨年は7月30日の開催を予定していたが、道内における同感染症の新規感染者が過去最多を更新している状況から、日程を一日として前夜祭を取りやめ、やん衆あんどんも規模を縮小するなど実施に向けて調整を図ったが、9月3日への開催延期を決めたものの8月中旬でも陽性者の感染拡大が収まらず、中止した経緯がある。
 コロナ禍により3年間の開催中止を余儀なくされたが、今年5月8日に同感染症の感染法上の位置づけが5類に以降、国のイベント開催制限の要請が終了したことから、開催に向け協議を進めている。
 この日の総会には、留萌商工会議所の会員、事務局の市職員ら31人が出席。中西市長が「昨年もコロナ禍の中で実施を目指し協議、準備をしてきたが、コロナ第8波の影響で最終的に開催できなかった。今年は4年ぶりに開催できると判断している。皆さんと感覚を思い出しながら、一丸となって活気づくマチのまつりにしていきたい」とあいさつした。
 初日の28日は、午前10時から留萌神社での式典に続いて、当日留萌港に船舶が入港している場合に在港線慰問を実施。内容については今後、実施組織を設置後に詳細を検討するが、午後5時半から前夜祭を執り行う。
 2日目は午後6時半からやん衆あんどん市内パレードを実施。こちらも運行経路など詳細については今後、あんどん部会にて内容を検討する。
 例年企業へ募っていた協賛金については、昨年はコロナ禍であることを考慮して取りやめ、同会議所や同会議所役議員のみとしたが、今年は市役所と商工会議所が体制を組み、市内事業所に対して依頼する。
 また、協賛催事事業については、今後決定する運行ラインにおいて各商店街による協賛催事を調査、イベントのPRチラシに掲載していくこととした。


2023年(令和5年)5月25日
★自衛官2人に留萌市栄誉奨励賞

中西市長から留萌市栄誉奨励賞の賞状が贈られた陸上自衛隊留萌駐屯地の斎藤陸士長(左から2人目)、奥野3等陸曹(同3人目)

 留萌市は23日、全国規模の大会での活躍をたたえ、陸上自衛隊留萌駐屯地の斎藤彩花陸士長(22)と奥野和希3等陸曹(29)に市栄誉奨励賞を授与した。
 同賞は、スポーツや文化などの全国大会において活躍、地域の名を高め今後の活躍が特に期待される市民または留萌市にゆかりの深い個人、団体をたたえるもの。斎藤陸士長、奥野3等陸曹を含め23個人7団体が同賞を受賞している。
 斎藤陸士長は、4月に東京都の日本武道館で開かれた第67回全日本銃剣道優勝大会の女子の部(28チームエントリー)に北海道選抜チームの一員として出場した。3人一組の団体戦が行われ、先鋒を務めた斎藤陸士長は4勝0敗で全勝。チームの優勝に貢献した。
 一方、奥野3等陸曹は、2月に札幌市の西岡バイアスロン競技場で開かれた第59回バイアスロン日本選手権の男子4・5キロスプリント(92人エントリー)に出場。重さ約4キロの小銃を背負いながら1周1・5キロのコースを3周した。途中で射撃もこなし16分35秒0のタイムで2位に入賞した。
 授与式は、午後6時すぎに留萌産業会館2階大ホールで開かれた市自衛隊協力会、北海道自衛隊退職者雇用協議会留萌支部の定期総会の前に実施。同協力会、同協議会の役員らが見守る中、中西俊司市長が「ここに栄誉をたたえ、さらなる活躍を市民とともに応援します」と述べ、斎藤陸士長と奥野3等陸曹に賞状、記念品の目録を手渡した。
 斎藤陸士長は「大会では調子が良く勝つことができた。素晴らしい賞をいただき感謝している。今後も良い成績を残せるように頑張りたい」、奥野3等陸曹は「1位の選手と15秒差だった。ミスショットが1発あり、ペナルティーとして150メートルのコースを走らなければならなかったので、その差が響いたのだと思う。今後はリレー競技でチーム優勝を目標に精進したい」と語った。


2023年(令和5年)5月23日
★ジャズピアニスト河野康弘さん 佐藤勝さんのピアノで演奏

佐藤勝さんが長年愛用したピアノを弾く河野康弘さん

 ジャズピアニスト・河野康弘さんのコンサートが20日、留萌市海のふるさと館で開かれた。演奏には、同館1階に展示されている留萌出身の作曲家・佐藤勝さんが生前愛用していたピアノなどを使用。観客約70人を魅了した。
 河野さんは昭和50年、ロック歌手・矢沢永吉さんのバックバンドのキーボード奏者としてプロデビュー。同52年にジャズピアニストとして活動を始めた。平成2年の湾岸戦争をきっかけに環境保護、平和を訴えるコンサートを世界各国で開き、昨年から動画共有サイト「YouTube」で毎日、ライブ配信している。
 コンサートは市民有志でつくる実行委員会が企画。市芸術文化振興助成事業として、市教育委員会の後援を受けて開かれた。最初の舞台は2階展望ラウンジ。地元の高校生などが出演するラウンジコンサートで使われる普通のピアノを用いた。
 地元の子供たちが演奏したあと、午後2時20分から河野さんのコンサートが始まった。ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌「私のお気に入り」を皮切りに、ジャズ風にアレンジした童謡「チューリップ」、アニメ映画「となりのトトロ」のオープニングソング「さんぽ」など8曲を歌と話を交えて披露。「ワッハッハ」の掛け声とともに演奏する河野さんのオリジナル曲では、観客と一緒に鍵盤を打ち鳴らし、会場はにぎやかな雰囲気に包まれた。
 この後、河野さんが観客と一緒に1階の特別展示室に移動して佐藤さんのピアノの前に座った。東京の自宅で長年使用されていた物で、通常のピアノよりやや小型の特注品。作曲の際、譜面を書くため譜面台が大きく作られている。平成19年に遺族から寄付され、館内に常設展示された。演奏で使用されるのは、23年以来12ぶりとなる。
 河野さんは、数々の名曲が生み出されたピアノを使い、美空ひばりさんの「一本の鉛筆」やドラマ主題歌「若者たち」など4曲を披露。館内にすてきなピアノの音色と共演した留萌混声合唱団の団員のやわらかな歌声が響き渡り、一曲終わるごとに大きな拍手が送られていた。
 終了後、同合唱団の関野寿子さんは「とても楽しい時間でした。感無量です」とニッコリ。
 河野さんは「ほかのピアノとは少し違う味のある音が出ていました。佐藤さんが長年愛用し続けたからこそ生まれた音だと思います。良い演奏会になりました」と語った。


2023年(令和5年)5月21日
★支援艦「すおう」寄港

留萌高校吹奏楽部の演奏に出迎えられながら接岸する多用途支援艦「すおう」

 海上自衛隊大湊地方隊(青森県むつ市)に所属する多用途支援艦「すおう」(980トン、乗員45人)が19日、留萌港南岸に接岸した。同港に寄港するのは、平成28年以来7年ぶり。市職員、自衛隊協力団体の関係者らが出迎えた。
 すおうは訓練支援、物資輸送など多用途に使用される船。平成23年の東日本大震災では宮城県、岩手県周辺海域で遭難者の捜索や救助、被災地への物資輸送などの支援に当たった。
 今回は広報活動の一環で寄港した。留萌高校吹奏楽部の演奏に出迎えられながら、午後5時ごろに接岸。間もなく留萌市自衛隊協力会(会長・中西俊司市長)主催で歓迎行事を開かれ、市の女性職員が武部直樹艦長はじめ乗員2人に花束を贈呈。自衛隊協力団体、地元企業から乗員へ激励品、武部艦長から渡辺稔之副市長へ記念盾が手渡された。
 最後に同部が「カーニバルのマーチ」を披露した。港内に軽快な音色を響せ、演奏終了後に出席者から大きな拍手が送られた。
 この後、同部の生徒が同艦を見学した。乗組員の案内を受けながら操縦室、平成30年の北海道胆振東部地震で救援活動に当たっていたときの写真パネルが展示された部屋などを見回ったほか、船の後方にある5トンの物まで持ち上げることができるクレーンなどの装備について説明を受けた。 同艦は20日午後に出港した。


2023年(令和5年)5月20日
★目抜き通りで旗の波運動 33団体330人が参加

約330人が参加し、留萌市街地の目抜き通りで行われた交通安全旗の波運動

 留萌商工会議所(大石昌明会頭)主催、留萌市、市交通安全協会など後援の交通安全旗の波運動が、16日午後4時半から市内の目抜き通りで行われ、関係者が黄色い交通安全旗を手に沿道に立ち、通過するドライバーらに安全運転などを訴えた。
 11日からスタートした「春の全国交通安全運動」行事の一環として実施したもので、地域住民の安全意識の向上や輪禍撲滅を目的に商店街や官公庁、奉仕団体などの協力を得て行われている。今回は、同会議所の大石会頭、留萌警察署の遠藤祐之署長、留萌振興局の工藤公仁局長をはじめ、各商店街や官公庁、奉仕団体、高校生ら33団体、約330人が参加した。
 参加者は、交通量の多い本町十字街交差点から神社下交差点まで約560メートルに及ぶ国道231号の両側に、「交通安全」と書かれた旗を持ってズラリと並んだ。
 この日の夕方は気温も高く、穏やかな風が吹いており、参加者たちはドライバーや歩行者、買い物帰りの主婦らに安全運転やスピードダウン、シートベルトの着用などを呼び掛けていた。


2023年(令和5年)5月18日
★市民ボランティア団体「蒼い海」 今季の海浜清掃始まる

ゴールデンビーチるもいで漂着ゴミを拾い集めた「蒼い海」のビーチクリーン

 市民ボランティア団体「蒼い海」(鵜城雪子代表)の今季の海浜清掃活動(ビーチクリーン)が13日、ゴールデンビーチるもいでスタートした。初日は、海からの風が冷たかったものの、晴れ間の広がる穏やかな天候に恵まれ、1時間ほどの活動で漂着ゴミなどを回収した。
 蒼い海は平成15年9月、「古里の貴重な財産である青い海を次世代の子供たちに、きれいなまま残したい」と有志6人で結成。翌年からゴールデンビーチるもいや浜中海浜公園などの海浜清掃をはじめ、海辺の緑化活動や環境教育への支援活動を継続している。
 この日は、同ビーチ南側駐車場に同ビーチの指定管理者であるNPO法人留萌観光協会、留萌市役所の職員を含む約30人が集合。鵜城代表が「ビーチクリーンは20年前、すごく汚れていた留萌の海を見て始めた活動でした。今年もこうして皆さんと一緒に清掃活動ができることを大変うれしく思っています」とあいさつ。ゴミを拾う際の注意点などを説明したあと、午前8時から南突堤―中央突堤間の約500メートルに及ぶ海岸や道路沿いなどで清掃を開始した。
 軍手を着用しゴミ袋、火ばさみを手にした参加者たちが、潮風を感じながら漁網やロープ、流木といった漂着ゴミを中心に紙くず、ビニール袋、たばこの吸い殻、空のペットボトル、空き缶、空き瓶のほか注射針、ポリタンクなどを拾い集めた。
 次回は27日に実施する予定。


2023年(令和5年)5月17日
★留萌市民吹奏楽団 鳥越さんの20周年祝う

息の合った演奏が訪れた聴衆を魅了した留萌市民吹奏楽団の定期演奏会

 留萌市民吹奏楽団(椎谷太一団長)主催の第39回定期演奏会が、14日午後1時半から留萌市中央公民館講堂で開かれ、同団員ら41人による息の合った演奏が訪れた213人の聴衆を魅了した。
 同団は昭和56年に設立。定期演奏会は毎年この時期に開催しているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、令和2年から3年連続で中止してきた。今年は4年ぶりに開かれた。
 今回は、令和2年の定期演奏会で祝う予定だった、同楽団の常任指揮者を務める鳥越浩一さんの就任周年を兼ね、トロンボーンの師匠である真弓基教さんが特別出演。真弓さんと師弟関係にある貝森康夫さん、北野祥吾さんも友情出演で参加した。
 定期演奏会は2部構成。第1部では、吹奏楽のための序曲「自由に鐘は空に渡る」を皮切りに、「セルゲイ・モンタージュ」、「梁塵秘抄~熊野古道の幻想~」の3曲を演奏した。
 第2部では、スパイアクション映画「007」から「ジェームズ・ボンドのテーマ」、平成24年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲の「さくらのうた」、Official髭男dismの「ホワイト・ノイズ」といった聞きなじみのある7曲を演奏した。
 このうち、アグスティン・ララ作曲の「グラナダ」では、楽器の響きに負けない鳥越さんのテノール独唱を披露した。
 真弓さんや鳥越さんらトロンボーン5重奏による「マジック・スライド」、「トロンボーン・ファミリー 第2集」のほか、「リトル・マーメイド・メドレー」を聴かせ、団員の楽しそうな演奏に聴衆は笑顔を広げていた。
 アンコールでは、「追憶」、「雷鳴と稲妻」を会場に響かせ、聴取の大きな拍手で締めくくった。


2023年(令和5年)5月16日
★神居岩総合公園で市民育樹祭

「21世紀桜の丘」のサクラの木に肥料をまく市民育樹祭の参加者

 留萌市主催の令和5年度市民育樹祭が、13日午前10時から市神居岩総合公園で開かれた。青空の下に集まった市民約30人が公園内の「21世紀桜の丘」でエゾヤマザクラ、ヤエザクラの成長を願い、施肥作業に取り組んだ。
 市は「21世紀桜の丘」整備事業として、平成11年から30年までに同公園にエゾヤマザクラ404本、ヤエザクラ420本の計824本を植えた。育樹祭は市民参加で施肥作業を行い、緑化に対する理解を深めてもらおう―と、20年から毎年この時期に実施している。
 市議会議員や市職員が中心となって参加した。中西俊司市長が「皆さんでこのサクラの森を守っていきましょう」とあいさつ。市職員が「木の周辺に円を描くようにまいてください」と説明した。
 参加者は丘を登りながら有機複合肥料を木の根元周辺に散布した。大きく育ちきれいな花を咲かせるように―との願いを込めて、満開を迎えているサクラの木々に熱心に肥料をまいていた。


2023年(令和5年)5月14日
★合同庁舎前で啓発活動 スピードダウン訴える

留萌合同庁舎前の国道231号沿いで行われた街頭啓発

 春の全国交通安全運動(11~20日)期間中の12日、留萌市主催の「交通事故死ゼロを目指す日」スピードダウン街頭啓発が、留萌合同庁舎前の国道231号沿いで行われ、参加者がが通過車両に対して、啓発看板などを掲げて交通事故防止を訴えた。
 主要国道沿いでドライバーに対してスピードダウンを促し、交通事故防止を図ることを目的に毎年実施している。
 留萌警察署の石前範幸副署長、市交通安全指導員会の濱多哲会長など交通安全機関、団体から合わせて約30人が参加。啓発に先立ち同署交通課の奈須野利洋係長が「今年は5月11日現在、道内で24人が交通事故で亡くなっており、留萌警察署管内(留萌市、増毛町、小平町)はゼロで推移している。引き続き事故防止のため皆さまのご協力をお願いしたい」とあいさつした。
 この後、参加者は留萌合同庁舎前の歩道に等間隔で並んで、「スピード注意」と書かれた手持ちの啓発資材、「交通安全」などを通過する車両に向けて約30分間掲げ、交通安全を呼び掛けていた。


2023年(令和5年)5月13日
★市立留萌図書館 絵本委員会の厳選本展示

市立留萌図書館が児童書架近くに開設した絵本コーナー

 市立留萌図書館は、公益社団法人全国学校図書館協議会(全国SLA)絵本委員会が選んだ絵本60冊を児童書架近くに長机を設置して並べている。
 1年間に出版された千点を越える新刊絵本の中から全国SLAが、子供に推薦する絵本を年間50冊厳選。今回、館内にある同委員会が過去に選んだ本を集めて、児童書架近くにコーナーを開設した。同館職員手作りのPOPも置いて来館者にPRしている。
 コーナーには、ネコが風で飛ばされてしまった物を探しながら草むら、港、怖い森の中といった場所を散策するという物語の「ほんやねこ」、新型コロナウイルスが世界中に広がった最初のころに起きたロックダウンの様子が描かれた「いえのなかといえのそとで」などを展示。来館者の関心を集めている。
 絵本の展示は25日まで。本は全て貸し出している。


2023年(令和5年)5月12日
★自転車のヘルメット着用呼び掛ける

留萌合同庁舎駐車場を出発する「るもい自転車ヘルメット広め隊」のメンバー

 11日から20日まで展開される春の全国交通安全運動に先駆けて出発式が、10日に留萌合同庁舎駐車場で行われた。出発式のために留萌市の小中学生、高校生などの有志で編成したこの日限りの組織「るもい自転車ヘルメット広め隊」のメンバーなど約70人が出席。交通事故防止に向けて決意を新たにした。
 同組織は、市交通安全協会交通安全少年団員、留萌中学校と留萌高校の生徒、陸上自衛隊留萌駐屯地の隊員、留萌振興局の職員で編成。今年4月に改正道路交通法が施行され、ヘルメット着用の努力義務の対象が全年齢に拡大されたことから、あらためて自転車利用者にヘルメット着用、交通ルール順守を呼び掛けるため、組織を作り出発式を行った。
 始めに同振興局の工藤公仁局長が「管内住民一人一人にヘルメット着用の重要性を伝えてください」、道警旭川方面本部交通課の岡部修司課長が「この活動を広く地域の人に伝えて、悲惨な交通事故を減らしましょう」とあいさつした。
 続いて、留萌警察署交通課の遠藤辰哉課長が自転車利用時における留意事項を説明。「ヘルメットを着用して乗る前にタイヤ、ブレーキなどを点検してください」と呼び掛けたほか、傘を差したり、携帯電話を操作しながら自転車に乗る危険な行為はやめるよう訴えた。
 さらに、同組織を代表して留萌小学校の輕部杏さん(4年)と武田紗空さん(6年)、東光小学校の神実聡さん(同)の3人が交通安全宣言。①通行区分を守り、歩行者を優先する②交差点では一時停止や信号を守り、安全確認する③夜は必ずライトをつける④お酒を飲んで運転しない⑤必ずヘルメットをかぶる―の自転車安全利用五則を守ることを誓った。
 この後、同署交通課の渡辺あすか主任が遠藤祐之署長へ出発申告したあと、パトカーを先頭にヘルメットをかぶった同組織のメンバーの自転車、同駐屯地の車両がほかの出席者に見守られながら駐車場を出発。同庁舎周辺を走り、ヘルメット着用などを呼び掛けた。


2023年(令和5年)5月11日
★留萌高校吹奏楽部が演奏 アンサンブルで観客魅了

留萌市海のふるさとで演奏を披露する留萌高校吹奏楽部の生徒

 留萌高校吹奏楽部のスプリングコンサートが、4日午後2時から留萌市海のふるさと館2階展望ラウンジで開かれ、アンサンブルで観客約70人を魅了した。
 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)、オロロンライン・ミュージックサポートクラブ(谷龍嗣代表)共催。同施設のオープニングイベントの一環で開催した。
 部長で3年の櫻庭菜夏さんをはじめ部員約20人が出演。「星に願いを」を皮切りに「点描の唄」、アニメ映画「ハウルの動く城」のテーマ曲「人生のメリーゴーランド」など7曲を演奏した。「ミッキーマウス・マーチ」、「レット・イット・ゴー」といったディズニー関連の音楽10曲もメドレー形式で披露。観客は、一曲終わるたびに大きな拍手を送っていた。


2023年(令和5年)5月10日
★留萌駅の歴史伝える 道の駅管理棟で展示会

道の駅るもい管理棟1階で開かれている「ありがとうJR留萌駅―ありがとう112年の軌跡―」

 留萌市とNPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)は、2日から道の駅るもい管理棟1階で「ありがとうJR留萌駅―ありがとう112年の軌跡―」を開いている。同協会では「留萌市地域おこし協力隊の皆さんとともに会場を設営しました。市内外の皆さんに留萌駅の歴史を知っていただきたいと思います」と話している。
 今年3月末でJR留萌本線石狩沼田―留萌間(35・7キロ)が3月末で廃止されたあとも、留萌駅の中を見学したい―という声が寄せられていることを受けて、留萌駅の面影を伝えることを目的に企画した。
 管理棟の壁面には、鉄道網の移り変わりと題して、鉄道敷設前(明治24年)、留萌線が開業(明治43年)、留萌港完成時の鉄道網(昭和8年)、最盛期の留萌鉄道網(昭和28年)の地図が並べられている。
 また、開通の日の留萌駅(明治43年)、深川―留萌間鉄道一番列車(同年)、準急るもい号運行開始(昭和36年)、石炭を満載した貸車(昭和30年代)など往事を知ることができる23枚の写真が展示されている。
 さらに、会場に設置されたテレビでは、元小学校長で地域を題材にドキュメンタリー作品を制作・上映する「走る映画館」館長の有澤準一さんの映像作品「JR留萌本線の雄姿」のDVDが上映されている。
 訪れた人々は、地図や写真、映像作品を通じて留萌駅への関心を深めている。8日に展示物を観ていた留萌市内の男性は「祖父が大和田炭鉱で働いていたので、懐かしい気持ちになりました」と笑顔を見せていた。展示終了時期は未定。


2023年(令和5年)5月9日
★東光小で1年生を迎える会

輪投げを楽しむ東光小学校の1年生

 留萌市内の東光小学校(早坂康校長、児童202人)体育館で2日、1年生を迎える会が開かれ、2~6年生が新入生33人に学校行事、同校教諭について説明した。
 新入生に学校のことをよく知ってもらうおう―と、市内小学校で毎年この時期に開いている。潮静小は4月27日、緑丘小は同28日、留萌小は5月2日にそれぞれ開催した。港北小は1年生の入学がなかった。
 東光小の1年生を迎える会は、午後1時20分から始まった。吹奏楽部の演奏に合わせて、ランドセルを背負った1年生が体育館に入場。児童会副会長で5年の熊谷颯真君が「分からないことがあれば2~6年生、先生に質問してください。一生懸命勉強して、思いっきり遊んで楽しい学校生活を送りましょう」とあいさつした。
 続いて5年生、4年生、3年生、2年生の順で1年生に学校行事を紹介した。5年生は学校祭の「東光まつり」、4年生は遠足、3年生は学習発表会、2年生は運動会について解説。実際に行事の様子を再現したり、1年生に学校祭で行った輪投げなどのゲームを体験してもらい、分かりやすく説明していた。
 また、2年生のあとに6年生が教諭の好きな動物、漫画などを応えてもらう3択のクイズを出題。1年生は各学年の発表を夢中で見ていた。
 2~6年の発表終了後、1年生が感謝の気持ちを込めて「ENJOY!ランドセル」に合わせて踊りを披露。大きな声で自己紹介も行い、教諭などから大きな拍手が送られていた。


2023年(令和5年)5月7日
★留萌JC 異業種で交流深めよう

参加者が名刺交換や飲食を交えて交流しマチづくりに意見を出し合った留萌JCの若者交流会

 一般社団法人留萌青年会議所(留萌JC、佐藤亮訓理事長)主催の第1回若者交流会「市長とまちを語ろう!」が、4月28日午後7時から留萌市栄町のLove Vegetable Tanakaで開かれ、JCメンバーと市内在住の若者らが飲食などを通して親睦を深めたほか、留萌のまちづくりについて意見を出し合った。
 地域に住む若者たちが集い、交流を深めるとともに地域について語る機会を作るとともに、参加者にそれぞれの仕事やプライベートでのネットワークを広げてもらおう―と、異業種交流の一環として初めて企画。市内に住むさまざまな職種の20~40代の男女17人が参加した。
 開催に当たり、佐藤理事長が「短い時間ではあるが懇親、交流を深め、マチについて考える有意義な時間を過ごしてほしい」とあいさつ。名刺交換の時間が設けられ、初めて顔を合わせる若者たちがビジネスマナーに従って互いに名刺を手渡し、職種などについて話しながらあいさつを交わした。
 清涼飲料水やアルコールでの乾杯に続き、前半は弁当での飲食タイムが設けられた。参加者が、用意された料理を口に運び、お茶やビールでのどを潤しながら互いの業務内容や共通の知人について、またよく行く飲食店や生活の様子などの話題で談笑に花を咲かせた。
 後半は、スペシャルゲストとして招いた中西俊司市長とJCメンバーのクロストーク、出席者と市長とのフリートークが行われ、若者たちがなかなか話す機会のない自治体の首長と「大好きな留萌」のまちづくりに関する夢や実現に向けた課題などについて話し合った。


2023年(令和5年)5月5日
★神居居総合公園 市民らが夜桜を満喫

神居岩総合公園の21世紀桜の丘でライトアップされた夜桜を楽しむ市民ら

 留萌市内の神居岩総合公園の21世紀桜の丘で、3日からエゾラマザクラのライトアップが始まり、訪れた人がライトに照らされた夜桜を楽しんでいる。ライトアップの時間は午後7時~午後8時半で、5日まで行われる。
 ライトアップは市が平成17、18年に実施したもののその後中断。25年からは道北電気工事業協同組合留萌支部が奉仕活動として行っており、26年からは同支部青年部(加藤一史部長)が主体となっている。令和2、3年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止している。
 ライトアップの準備作業は、4月28日に実施した。青年部のメンバー6人が、パークゴルフ場の駐車場からキャンプ場に通じる延長約60メートルの園路沿いのエゾヤマザクラ約30本に向けて、照明灯10基を設置した。
 3日はライトアップ前から市民らが車で21世紀桜の丘に訪れ、ライトアップが始まると続々と訪れる人が増えて、夜桜を満喫していた。暗闇に美しく映えるサクラを、スマートフォンや一眼レフカメラで撮影する人の姿も見られた。
 釧路市から道の駅巡りで留萌市を訪れていた60代の男性と50代の女性は「初めてきましたが、とてもきれいでいいですね」と感想を話していた。
 加藤部長は「昨年よりも天候がいいので、多くの皆さんに見に来ていただきたいと思います」と呼び掛けている。


2023年(令和5年)5月4日
★みどり保育園 こどもの日行事を開催

うろこ貼りゲームを楽しむみどり保育園の園児

 留萌市内のみどり保育園(竹内美和園長、園児129人)ホールで2日、「こどもの日お楽しみ会」が開かれ、園児が紙芝居やゲームを満喫した。
 5日の「こどもの日」にちなんだ恒例行事。5日は休園となるため2日に開催した。
 午前10時半から始めた。園児は保育士のピアノ伴奏に合わせて童謡「こいのぼり」などを元気よく歌い、紙芝居「こどものひはおおさわぎ」を観賞。「かしわ餅はどれでしょう」といった2択クイズを楽しんだ。
 この後、保育士が色画用紙で作った赤、青のこいのぼりにうろこに見立てた色画用紙を貼るゲームを行った。園児は障害物を乗り越えながら、こいのぼりの元までダッシュ。たくさん色画用紙を貼り、カラフルな作品を完成させていた。
 終了後、完成したこいのぼりの前で記念撮影。昼食やおやつの時間には、五目ご飯や唐揚げ、たい焼きなどを食べ笑顔を見せた。
 市内ではこのほか、かもめ幼稚園は4月28日、聖園幼稚園、沖見保育園では5月2日にこどもの日にちなんだ行事を行い、園児の健やかな成長を祈った。


2023年(令和5年)5月3日
★女性消防団 市内福祉施設を訪問

留萌市の福祉施設を訪問して啓発グッズを渡した女性消防団の団員

 春の火災予防運動(4月20~30日)期間中の4月27日、留萌消防組合留萌消防団(前田義治団長)の女性消防団による福祉施設防火訪問が行われた。女性団員が施設の職員に啓発グッズを渡して、火の用心を呼び掛けた。
 女性消防団は毎年、春と秋の火災予防運動に合わせて市内の高齢者宅を訪問。高齢者の防火意識の高揚を目的に注意喚起を行っている。
 防火訪問はこうした活動の一環で実施。女性消防団の団員2人が、同組合留萌消防署の消防職員と市内見晴町の地域密着型有料老人ホーム「ウイシュの家」、市内末広町の共生型グループホーム・えがお末広の計2カ所に訪れた。
 ウイシュの家には午前9時半、えがお末広には同9時50分に女性団員が訪問。手作りした小物入れ、「火の用心」と書かれた折り鶴が入ったビニール袋を13袋ずつ配布。火の取り扱いへの注意を呼び掛けた。受け取った施設の役職員は「ありがとうございます。大切に使わせていただきます」とお礼を述べた。


2023年(令和5年)5月2日
★神居岩でサクラ満開に

4月30日に満開になったエゾヤマザクラの標本木

 留萌市は4月28日、市内の神居岩総合公園の「21世紀の桜の丘」にあるエゾヤマザクラ(標本木)の開花を確認した。昨年と比べて3日早く、平年よりも11日早い。その後、30に満開になったと判断した。
 同公園には、市が「21世紀の桜の丘」整備事業として、平成12年から19年まで同公園に植えたエゾヤマザクラやヤエザクラ合わせて約千本のサクラがあり、花見の名所となっている。開花を観測する標本木は、パークゴルフ場の駐車場からキャンプ場に通じる園路沿いにある。市は留萌測候所が平成20年に無人化になって以降、日本気象協会の依頼を受けて開花を観測している。
 今年は、市都市整備課の職員が4月24日から観測を続け、28日午前時に5~6輪の花が咲いているのを確認した。30日午前10時に80%以上が咲いていることを認識し、同協会に報告した。
 市は、例年実施している標本木のライトアップについて、今年は5月3日から5日までの午後7時~午後8時半に行う。
 道北電気工事業協同組合留萌支部青年部の協力を得て、エゾヤマザクラ約30本に、照明灯10基を配置することにしている。


2023年(令和5年)4月29日
★子育て支援センター 紙製のこいのぼり作る

留萌市子育て支援センターで紙製のこいのぼりを作る親子

 留萌市保健福祉センターはーとふる1階にある市子育て支援センターで19日、「つくって飾ろう」が開かれた。親子17組38人が、5月5日の「こどもの日」にちなみ、紙製のこいのぼりを作った。
 つくって飾ろうは、参加者に季節にちなんだ作品の製作を楽しんでもらうことが目的。不定期で開催しており、この日は午前11時からと午後2時からの2回開かれた。
 参加者は、魚の形の台紙に目やうろこに見立てた紙を両面テープで貼った。仕上げにフェルトペンで自由に絵を描き、名前を入れて完成。同支援センター職員に作品をラミネート加工してもらい、会場内の壁に掲示した。こいのぼりは5月1日ごろまで飾ることにしている。


2023年(令和5年)4月28日
★増毛でコスプレイベント 重文にバットマン登場

増毛町内にある明治の息吹が感じる国の重要文化財旧商家丸一本間家でコスプレイベントに参加した愛好者

 増毛町教育委員会主催のオープン直前イベント「本間家でコスプレデー」が22日、国の重要文化財に指定される旧商家丸一本間家で開かれた。アメリカン・コミックスに登場する架空のスーパーヒーローなどに扮するコスプレ愛好者らが一堂に会し、明治の息吹感じる店舗併設の豪壮な町屋内で撮影を楽しんだ。
 同イベントは、施設内で参加者が漫画やアニメ、歴史上の人物などになりきり、写真撮影を行い、若年層に文化財の魅力を発信して施設のPRを図ろう―と午前と午後の部に分けて、初めて実施された。
 道道増毛港線の通称「ふるさと歴史通り」に面した施設は、明治時代に呉服業や海運業、酒造業などと幅広く事業を展開し、国稀酒造の創業者である本間泰蔵氏の店舗兼住居。施設内には、「旧天塩随一の豪商」とたたえられた本間家の栄華がうかがえる品物、資料を展示している歴史的建造物である。
 この日は、町内をはじめ、留萌市や札幌市、旭川市、北見市から約20人が参加。このうち、午後の部には人が訪れ、全身黒づくめの衣装でコウモリがイメージのバットマン、アニメ映画「千と千尋の神隠し」、漫画「鬼滅の刃」のキャラクターなどが登場。町のマスコットキャラクター「かもめのマーシーくん」も特別ゲストとして姿を見せた。
 建物の雰囲気とは一見不釣り合いに見える衣装が異彩を放ち、畳の間や廊下などでポーズを決め、独特な味のある写真を撮影。いつもはひっそりとしている施設内には、コスプレ愛好者にポーズを依頼する撮影者、家族連れの楽しそうな声が響いていた。


2023年(令和5年)4月27日
★留萌市 広報とHPのデザイン統一

表紙をリニューアルした「広報留萌」を手にする市政策調整課で広報広聴を担当する村上舞主事

 留萌市は、令和5年度から「広報留萌」の表紙をリニューアルした。所管の市政策調整課では「留萌市の新たなブランドイメージとして、ホームページ(HP)の総合トップページと統一しました。市民の皆さんに高級感のあるデザインに触れていただきたいと思います」と話している。
 「広報留萌」の表紙デザインは、東京都内に本社があり、今年3月に留萌市花園町2丁目のハナゾノハイムにるもいオフィスを構えた株式会社モスク・クリエイション(近藤恵一代表取締役)に依頼した。同社は、静岡県裾野市、鹿児島県徳之島の伊仙町に支社があり、北海道への進出を考えていたところ、民間企業の誘致を進める留萌市との考えが一致したという。
 表紙には「その美しさに息を呑むほどの夕陽と世界三大波濤のまち」と書かれており、明朝体のデザインフォントで書かれた「広報留萌」の題字とともに、夕陽と波のモチーフが描かれている。
 市では総合トップページ、「広報留萌」に加えて、中西俊司市長が地域貢献を実施した企業などに感謝状を贈る際に設置するバックパネル、職員の名刺、封筒などにも共通のデザインを採用して、新たなブランドイメージを確立することにしている。
 表紙をリニューアルした「広報留萌」5月号は、市内各町内会などに順次配布されている。


2023年(令和5年)4月26日
★新市議に当選証書付与

留萌市選挙管理委員会の工藤委員長から当選証書を受け取る新市議の宇川氏(右)

 留萌市議会議員選挙の当選証書付与式が、24日午前10時から市議会議場で行われ、激戦を勝ち抜いた新議員14人がやや緊張の面持ちながらも晴れやかな雰囲気の中、証書を受け取った。
 議場に姿を見せた新議員はあいさつを交わし、互いに健闘をたたえ合った。市の幹部職員が同席する中、市選挙管理委員会の工藤幸男委員長が選挙の届け出順に一人一人へ当選証書を手渡し「議会・議員の役割は市政のチェック機能だけでない。市の抱える課題を克服する政策立案能力を高め、実行してほしい。市民から託された命題の大きさを自覚し、理事者・市部局と一丸となり取り組んでほしい」とあいさつした。
 中西俊司市長が「留萌の未来を担う子供の成長を支えるには市の財政運営、国や道を通じた財源確保が命題となる。皆さんに情報を提供・共有し市政運営に携わってほしい。これからの4年間、皆さんと共に新しく、希望の持てるマチづくりにまい進していきたい」と述べた。


2023年(令和5年)4月25日
★天塩警察署と町防犯協会 年金支給日に街頭啓発

北海道銀行天塩支店で行われた年金支給日における街頭啓発

 天塩警察署や町防犯協会による年金支給日に伴う街頭啓発が、14日午前8時50分から北海道銀行天塩支店(井上浩一支店長)で行われ、参加者が啓発資材を配布するなどして地域住民の防犯意識を喚起した。
 啓発活動には、同署警察官、同協会会員合わせて8人が参加。啓発資材として警察相談専用電話「♯9110」の利用を呼び掛けるチラシなどの詰め合わせセットをはじめ、同署警察官が手作りの啓発チラシを用意した。
 参加者は「未払いの料金があります」や「電子マネーで支払って」、「至急連絡。法的手続きに移行する」など、詐欺が疑われる要注意の言葉を紹介する啓発チラシを掲示。「♯9110」の利用を呼び掛けながら、来店者へ啓発グッズを配布し、被害防止を訴えた。
 終了後は、チラシなどの詰め合わせを町内の郵便局や金融機関へ配布。特殊詐欺防止への協力を要請した。


2023年(令和5年)4月23日
★防災グッズなど展示 防火対策への認識新たに

市保健福祉センターはーとふるで開かれている住宅防火防災展示会

 留萌消防組合留萌消防署の住宅防火防災展示会が、19日から留萌市保健福祉センターはーとふる1階ロビーで始まった。訪れた市民らが啓発ポスターなどを見て、防火対策への認識を新たにしている。
 住宅火災の防止を図ることを目的とした火災予防運動恒例の取り組み。新型コロナウイルス感染防止の観点から令和元年10月を最後に中止していた。
 会場には石油暖房機器の収納時の安全チェックポイントとして「タンクに燃料が入っていないか」や「異音や異臭はなかったか」、「収納する前に清掃はしたか」などの注意点を紹介。燃えにくい素材で作られた服、枕カバーなどを並べて日ごろからの備えの重要性を呼び掛けている。
 また、春の火災予防運動を周知するポスターやのぼりを掲示した。防火・防災対策について書かれたパンフレット、子供に親しみを持ってもらおう―と、動物が消火訓練をする様子の絵が描かれた塗り絵なども置いている。展示会は30日まで。


2023年(令和5年)4月22日
★救助や消火迅速に 発達支援センターで訓練

留萌市子ども発達支援センターで行われた火災防御訓練

 春の火災予防運動初日の20日、留萌消防組合留萌消防署の火災防御訓練が、留萌市子ども発達支援センターで行われ、消防職団員が機敏な動作で救助、消火訓練を展開した。
 市民の警火心の高揚、消防職団員の災害対応能力向上、連携強化を図ることが目的。毎年春と秋の火災予防運動期間に行っている。同消防署、留萌消防団から職団員約50人が参加した。
 訓練はボイラー室から出火し、初期消火を行うも火勢拡大。逃げ遅れた数人が救助を求めている―との想定で午前10時から行われ、スモークマシンを使い、実際の火災現場に近い状態で実施した。
 消防職員は建物内から同センター職員を避難させたほか、はしごで上って屋上にいる要救助者の元まで向い、ロープと担架を使って降ろした。
 このあと消防職団員が、に同センター裏に向け一斉に放水した。訓練は約20分で終了。職団員を前に五十嵐聖哲センター長が「訓練の様子から日頃の努力が伺えた」と講評。藤原保消防署長は「今後も訓練を重ね、地域の安全を守るという責務を果たす」と述べた。


2023年(令和5年)4月21日
★黄金岬100人でゴミ拾い

株式会社イバヤシの役職員らが熱心にゴミを拾い集めたクリーン作戦

 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)など観光関係者によるクリーン作戦が、20日午前7時から黄金岬海浜公園で行われ、参加者が観光施設のオープンに向けてゴミを拾った。
 同協会によると、黄金岬観光協会、留萌市、株式会社イバヤシ(本社・留萌市、串橋伸幸社長)から合わせて約100人が参加した。
 旭川地方気象台によると、留萌市街地の午前7時の気温は7・8度。参加者は、これから訪れる観光客に美しい留萌の海を楽しんでもらおう―と、黄金岬の岩場や駐車場、路上などに分かれてゴミを拾った。
 火ばさみとゴミ袋を手に熱心にゴミを探し、ペットボトルやタバコの吸い殻、焼き肉で使用する網、漁具のロープと浮き球、長靴などを一つ一つ丁寧に集めていた。30分ほどの作業で約380キロほどのゴミを回収した。


2023年(令和5年)4月20日
★千望台休憩施設で掃除

千望台の休憩施設で窓ガラスをきれいにするNPO法人留萌観光協会の職員

 観光シーズンを間近に控えて、NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)が指定管理者として運営する観光施設では、開設に向けた準備が進められている。市街地を一望できる千望台の休憩施設では、22日のオープンに向けて同協会の職員が掃除に汗を流している。
 千望台は、市民にとって憩いの場であり、観光客が景色を楽しむスポットとして任期を集めている。同協会によると、昨年の利用人数は1万4444人。冬期間は雪で道路が閉鎖されるため、休憩施設は営業してない。
 18日午後2時から行われた掃除には、同協会の職員2人が参加した。出入口のドアを開けて空気を入れ替え、職員がガラスワイパーを使って窓をきれいにしたほか、梁をぞうきんで丁寧に拭き、掃除機を掛けて床のワックスがけを行った。この日の作業は約4時間にわたって実施されたが、オープン直前まで準備は続くという。
 同協会では「千望台の休憩施設内のレストランは、6月中旬にオープンする予定ですので、ぜひお越しください」と呼び掛けている。
 千望台の休憩施設以外にも、黄金岬海浜公園、礼受牧場畜産館トリム、海のふるさと館で開設準備が進められている。


2023年(令和5年)4月19日
★留萌市民吹奏楽団 5月14日に定期演奏会

留萌市民吹奏楽団の定期演奏会に向けて練習する(左から)北野さん、真弓さん、年越さん、貝森さん

 留萌市民吹奏楽団(椎名太一団長)の第39回定期演奏会は、5月14日午後1時半から市文化センターで開かれる。常任指揮者を務める鳥越浩一さんの就任20周年を祝うために、鳥越さんの師匠で元札幌交響楽団のトロンボーン主席奏者の真弓基教さん、真弓さんの弟子の貝森康夫さん、北野祥吾さんが客演し、4人でトロンボーンを演奏する特別コーナーを設ける。
 鳥越さんは苫小牧市在住。高校時代に札幌市で開かれた全日本ジュニア管打楽器コンクールで優勝した。同コンクールの審査員を務めていた札幌在住の真弓さんが鳥越さんの才能に惚れて声を掛け、指導することになった。
 真弓さんと鳥越さんの交流をその後も続き、真弓さんが留萌市民吹奏楽団の常任指揮者を退く際に鳥越さんを後任に抜擢し、1999年の夏から務めている。
 本来、鳥越さんの就任20周年は2020年の定期演奏会で祝う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により中止された。その後、同様の理由で2021年、2022年も定期演奏会を中止したため、今年が3年ぶりの開催となる。
 4月15日午後6時から市文化センターで開かれた練習は、本番前に鳥越さん、真弓さん、貝森さん、北野さんが揃う唯一の機会。4人はリラックスしたムードでトロンボーンに関する会話を楽しんだあと、本番で披露するヘンリー・フィルモア作曲の「シャウティン・ライザ・トロンボーン」を息ぴったりに演奏した。


2023年(令和5年)4月18日
★学びのひろば 小中学生が図書館で勉強

市立留萌図書館で講師と勉強する子供たち

 元学校教諭らが小中学生に勉強を教える「学びのひろば」が、今年度も市立留萌図書館視聴覚室に開設された。児童生徒が、講師の指導のもと勉強に励んでいる。
 子供たちの基礎学力の向上、学びのきっかけづくりにしてもらうことが目的。市が取り組む寺子屋・るもいっこ事業の一環で、15日に開設した。図書館の指定管理者であるNPO法人留萌スポーツ協会(伊端隆康理事長)が運営している。
 初日は市内の小中学生3人が利用した。児童生徒は講師が用意したプリント、持参した問題集を使って勉強。各教科の学習に集中して取り組んでいた。講師はその様子を側で見守り、所々でアドバイスを送っていた。
 学びのひろばは原則、来年3月まで毎週土曜日の午後1時から同3時まで開設する。参加無料で申し込み不要。入退室は自由となっている。
 問い合わせは、同図書館=電話(42)2300番=、または市教育委員会生涯学習課=電話(42)0435番=へ。


2023年(令和5年)4月16日
★白バイ試乗で笑顔 沖見で交通安全教室

白バイを試乗する沖見保育園の園児

 留萌市内の沖見保育園(永井美幸園長、園児113人)で14日、交通安全教室が開かれ、年長児21人が交通ルールを学んだ。
 留萌振興局、留萌警察署、留萌地区交通安全推進協議会主催。正しい交通ルールを身に付けて交通事故を防いでもらおう―と、6日から14日までの「新入学(園)期の交通安全期間」に合わせて開催した。
 園児たちは最初に駐車場でパトカー、交通取締用自動二輪車(白バイ)を試乗した。普段できない体験に大興奮。同署警察官に教わりながら、パトカーのスイッチを入れてサイレンを鳴らしたり、マイクで「そこの車止まってください」と話していた。
 また、ドライバーの死角の体験も行った。園児が準中型トラックの運転席に座り、車両横に置かれた人形が見えるかどうかを確認。自分の近くに人形があっても姿が見えにくいことに驚いていた。
 続いて、園舎2階遊戯室に移動して交通安全講話を実施。同署交通課の遠藤辰哉課長が「車の近くにいると、運転席からは姿が見えなくなってしまうので、近付かないでください。自転車に乗るときはヘルメットをかぶり、交差点では右左を見て、車が来ないか確認してから渡りましょう」と呼び掛けた。園児は大きな声で「はい!」と返事。交通ルールを守ることを約束していた。
 最後に道警のシンボルマスコットキャラクター「ほくとくん」が園児にストラップ型の夜光反射材、塗り絵などをプレゼント。参加者全員で記念撮影をして締めくくった。


2023年(令和5年)4月15日
★留萌市内4小学校 1年生給食始まる

カレーをおいしそうに食べる緑丘小学校の1年生

 留萌市の潮静小学校(野口修一校長)で11日、緑丘小学校(秋葉良之校長)と東光小学校(早坂康校長)で12日、留萌小学校(石田正樹校長)で13日、1年生の給食が始まった。児童が新しくできた友達、教諭と一緒に市学校給食センターの料理をおいしく食べた。
 今年度は潮静小に13人、緑丘小に24人、東光小に33人、留萌小に37人の1年生が入学した。給食は学校生活の楽しみの一つ。1年生がワクワクしながらこの日を待ち望んでいた。
 緑丘小は12日、午前11時40分から給食の準備を始めた。この日のメニューはミカン、洋梨といった果物がたっぷり入った「フルーツのゼリー和え」、ポークカレー、牛乳。1年生は料理が盛り付けられた器を教諭から受け取り、トレーに載せて自分の席まで運んだ。
 着席後、1年生は手を合わせて「いただきます」をしてから給食を食べた。箸やスプーンを使ってもりもりとカレー、ゼリー和えを食べ「おいしい!」と大喜び。ペロリと平らげておかわりする1年生もいた。


2023年(令和5年)4月14日
★親子に絵本プレゼント 今年度のブックスタート開始

はーとふるの9カ月健診会場で行われたブックスタート事業

 健康診断に参加した赤ちゃんと保護者に絵本などをプレゼントする子育てを支援する令和5年度のブックスタート事業が12日、留萌市保健福祉センターはーとふる2階多目的ホールで始まり、3組の親子が参加した。
 赤ちゃんの言葉と心を育むには、優しく語りかける時間が必要と言われており、ブックスタートはそんなかげがえのないひとときを絵本を介して持つことを応援するイギリスで始まった運動。
 留萌市では、平成14年6月からはーとふるで月1回のペースで行われている9カ月健診に訪れる親子を対象に実施しており、令和4年度は90組の親子に絵本などを贈った。
 この日は、午後1時から市立留萌図書館の指定管理者であるNPO法人留萌スポーツ協会(伊端隆康理事長)の職員2人がはーとふるに訪れ、親子に対して「くだもの」、「じゃあじゃあびりびり」、「ぽんぽんポコポコ」、「ぴょーん」という4冊の絵本を読み聞かせた。
 また、「図書館に来ることはありますか」と質問し、おすすめの絵本を掲載した紙資料やおはなし会の日程を印刷したチラシ、図書館カレンダー、図書館カード交付申込書を見せながら、図書館の利用方法を説明し、1人2冊まで借りられる布の絵本も紹介した。
 最後に、先ほど読み聞かせた絵本の中から選んでもらった1冊と図書館の資料を布製の袋に入れて、母親に手渡した。
 元気な男の赤ちゃんと一緒に参加した母親は「家でも読み聞かせをしてみたいと思います」と話していた。


2023年(令和5年)4月13日
★留萌高校で対面式実施

対面式で普段の練習の様子を見せる留萌高校ソフトテニス部の生徒

 留萌高校(瀧澤共喜校長)体育館で11日、対面式が行われ1年生が2、3年生から部活動について説明を受け理解を深めた。
 今年は145人の1年生が入学した。対面式は新入生に留萌高のことをよく知ってもらおう―と、毎年この時期に実施している。
 午後1時25分に始まり、1年生が吹奏楽部の演奏に合わせて入場。2、3年生と教諭が拍手で出迎えた。
 生徒会長の齋くるみさん(3年)によるあいさつのあと、空手道部を皮切りにソフトテニス部や放送局といった体育、文化系の各部局が動画などで活動の内容を説明して、魅力をPR。一部の部は普段の練習の様子を見せ、吹奏楽部はアニメソングを演奏して会場を盛り上げた。1年生も笑顔を浮かべ、楽しいひとときを過ごしていた。
 部活動紹介について中原禅君(1年)は「それぞれの部の良さを分かりやすく説明していただき、ありがたかったです。入部先を選ぶときの参考になります」と話していた。


2023年(令和5年)4月12日
★留萌線の歴史振り返る 図書館ホールで企画展示

8日から市立留萌図書館で始まった企画展示「ありがとう留萌線」

 3月31日に廃止となったJR留萌本線石狩沼田―留萌間(35・7キロ)に関する企画展示「ありがとう留萌線」が、8日から市立留萌図書館で始まった。同館ホールに同線の歴史を振り返る年表、写真などが掲示されている。
 来館者に112年余りの歴史や思い出を胸に刻んでもらおう―と、同館職員の斎藤亜由美さんが企画。1カ月ほど前から展示に向けて準備を進めてきた。
 年表は市教育委員会から提供された物。「1910年 留萌線開業」、「1987年 国鉄羽幌線廃止」、2016年 留萌・増毛間廃止」、「2022年 JR北海道と沿線自治体における留萌線廃止合意」といった情報が書かれている。年表の近くには、留萌本線の中にある駅の外観写真、駅名が書かれた看板の写真を展示した。
 また、鉄道に関する新聞記事や留萌本線が紹介されている同図書館の本を約30冊並べた。本は全て貸し出している。齊藤さんは「実際にJR留萌本線が廃止となり、寂しい気持ちを持った方が多くいらっしゃると思います。ご来館の際はぜひ展示を見ていただき、鉄道の思い出を振り返っていただければ」と語る。展示は30日まで。毎週月曜日は休館日となっている。


2023年(令和5年)4月11日
★堀松建設工業 本社前で旗の波運動

国道231号沿いで行われた堀松建設工業株式会社の交通安全旗の波運動

 堀松建設工業株式会社(本社・留萌市、堀松和彦社長)は7日、留萌市住之江町の同社本社前の国道231号沿いで交通安全旗の波運動を実施。運転手、歩行者に交通安全を呼び掛けた。
 同社では、春と秋の全国交通安全運動に合わせて毎年、旗の波運動を展開している。本社前は国道で交通量が多く、また近隣小中学校の通学路になっているため、地域貢献活動の一環として役職員が一丸となり、交通安全啓発活動に力を入れている。
 この日は堀松社長を含む役職員ら合わせて40人が参加。午前8時から20分ほど国道沿いに並び、従業員がデザインを手掛けたスピードダウンを連想させるカメのイラストが描かれた交通安全旗を持ち、事故防止を訴えた。
 同社は、秋の全国交通安全運動期間中にも旗の波運動を予定している。


2023年(令和5年)4月9日
★市内4小学校 1年生に下校指導

手を挙げて横断歩道を渡る東光小学校の1年生

 留萌市内の留萌、東光、緑丘、潮静の4小学校で7日から1年生を対象にした下校指導が始まった。各校教諭、市交通安全教育指導員が子供たちに交通ルールを教えている。
 市教育委員会によると、今年度の1年生はゼロの港北小を除き、4校合わせて107人。下校指導は新入生に交通ルールを覚えてもらい、安全に登下校できるようにすることを目的に、毎年1週間程度実施している。
 1年生が33人の東光小学校(早坂康校長)では、午前10時半から行われた。子供たちが方面別の7グループに分かれて下校開始。教諭の先導のもと、自宅や市内の住之江児童センターに向かった。
 教諭、同指導員は横断歩道を渡るときに「一度止まって、車が来なか見てから渡るようにしましょう」と子供たちに説明した。
 子供たちは教諭、同指導員の言われたことをすぐ実践。周囲の状況をよく確認してから道路を横断し、人とすれ違ったときは「こんにちは」と大きな声であいさつしていた。下校指導は12日まで行う。
 教諭と一緒に同児童センターまで向かった男子児童は「先生に車に気を付けるように言われたので、周りをよく確認しました。これからも先生の言うことを聞いて、下校します」と話していた。


2023年(令和5年)4月8日
★市内小中学校で入学式 夢と希望を膨らませる

スーツなどを着て、入学式に出席した留萌小学校の1年生

 留萌市内の留萌、東光、
緑丘、潮静の4小学校と留萌、港南両中学校で6日、入学式が行われた。6校合わせて1年生227人が、夢と希望を胸一杯に膨らませ学校生活の一歩を踏み出した。
 今年の1年生は留萌、東光、緑丘、潮静の4小学校合わせて107人、留萌、港南両中学校合わせて120人。港北小の入学者はいない。
 市内の4小学校のうち最も多い37人が仲間入りした留萌小学校(石田正樹校長)では、午前10時から入学式が始まった。スーツ、ブレザーなどに身を包んだ1年生が緊張の表情を浮かべながら体育館に入場。父母、教職員が温かい拍手で迎えた。
 石田校長が「毎日元気良くあいさつし、友達と仲良く、勉強をしっかり取り組んでください」、来賓の高橋一浩教育長が「元気いっぱい、笑顔いっぱい、お友達いっぱいの毎日を送ってください」と1年生に向けて話した。
 最後に学級紹介が行われ石田校長が1年生の担任教諭を紹介した。続けて、1年生が担任教諭から名前を呼ばれると「はい!」とはつらつと返事をして起立。元気で大きな声を体育館に響かせた。
 同校に入学した宮本梛君は「運動会が楽しみです。算数の勉強を頑張ります」とニッコリ。父親の耕太さんは「元気いっぱいに楽しく過ごしてくれたらうれしいです」と話していた。


2023年(令和5年)4月7日
★交通安全指導員会 留萌神社で安全祈願

留萌神社で行われた留萌市交通安全指導員会の安全祈願祭

 留萌市交通安全指導員会(浜多哲会長)主催の安全祈願祭が、4日午前9時半から留萌神社で行われ、指導員や関係者らが悲惨な輪禍抑止を誓った。
 祈願祭には、浜多会長をはじめ男性、女性指導員や中西俊司市長、留萌市の担当者ら13人が出席。神事が執り行われ、白取敏昭宮司による祝詞奏上に続き、出席者一人一人が神前に玉串をささげて地域の交通安全を祈った。
 神事のあと、浜多会長が「6日から新入学期の交通安全期間が始まり、5月からは期別の交通安全運動もスタートする。市内では令和元年から死亡交通事故が発生していないが、昨年全国2610人の死者のうち約半数が歩行中の事故だった。今年も死亡事故ゼロを継続できるよう、街頭啓発などに注力していきたい」とあいさつ。
 中西市長は「留萌市での事例はないが、全国的に歩行中の高齢者を巻き込む死亡事故が多発している。高齢者の事故対策を十分にしつつ、免許返納について家族で話し合っていただく環境を整えたい。私たちもさまざまな啓もう活動を行っていくが、皆さんの力を借りて交通死亡事故ゼロを続けていけるよう頑張りたい」と述べた。


2023年(令和5年)4月6日
★中西市長が辞令交付 市民サービスの向上へ

中西市長から辞令を受ける新規採用職員

 留萌市の1日付人事異動に伴う辞令交付式が、3日午前9時半から市役所3階会議室で行われた。新規採用職員など合わせて46人が式に臨み、幹部職員らが見守る中、中西俊司市長が一人一人に辞令を交付した。
 5年度の新規採用は、初級事務職5人、上級事務職5人、初級消防職2人の計11人。代表して保健医療課保健医療係に配置された清水雄琉さんが「公務を民主的、能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実かつ公平に職務を執行します」と宣誓した。
 この後、中西市長が「これからの時代をどう感じ、どう生かしていくかが大切。それぞれ課題や目標を掲げて、仕事をこなしてもらいたい」と呼び掛けた。 また「与えられた役職、立場を理解してほしい。国が今どんなことをしようとしているのか敏感に感じ取り、市民サービスの向上につなげてもらいたい」と力を込めた。


2023年(令和5年)4月4日
★留萌市立病院 高橋院長に辞令交付

留萌市立病院の島田事業管理者から辞令を受け取る高橋院長

 1日から留萌市立病院の院長を務めている高橋文彦氏(57)の辞令交付が、3日午前8時半から同病院2階院長応接室で行われ、市病院事業の島田泰美事業管理者から辞令が手渡された。
 市立病院はこれまで、院長が事業管理者も兼務していたが、令和5年度から医療と経営にそれぞれ集中するため、院長と事業管理者を分けることになった。 
 高橋院長は、平成2年3月に自治医科大学医師部医学科を卒業後、旭川医科大学病院を皮切りに名寄市立総合病院、旭川医科大学病院などで勤務してきた。留萌市立病院では、平成年4月から副院長を務めてきた。専門分野は循環器内科と総合内科。
 島田事業管理者は「この厳しい経営状況の中で、院長を引き受けていただきまして、ありがとうございます。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大変厳しい経営状況ではありましたが、今年は5月からコロナ禍という部分も抜け出しますので、お力をお借りしながら医師確保などを進めて、経営を上向かせたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します」と声を掛けた。
 高橋院長は「厳しい経営状況ですけども、地域に根ざした信頼される病院という目標に向かって、急性期医療、小児周産期医療、それから救急、それから透析医療、そして二次医療全般を引き続き担っていきたいと思います」と抱負を語っている。


2023年(令和5年)4月3日
★鬼鹿PG場オープン 愛好者がプレー楽しむ

眼下に日本海が広がる鬼鹿パークゴルフ場でプレーを楽しむ愛好者

 小平町鬼鹿パークゴルフ場が、1日から今期の営業を開始した。シーズンの到来を待ちわびていたパークゴルフ愛好者が訪れ、久しぶりにボールの感覚を楽しんでいる。
 眼下に日本海を望むことができる同パークゴルフ場は、平成14年にオープン。初心者から上級者まで楽しめる平たんやアップダウン、「くの字」に曲がるドッグレッグ、バンカーなどバラエティーに富んだ延長960メートルのコースには18ホール(パー66)がある。さらに晴れた日には、天売、焼尻両島や利尻富士(利尻山)を眺められる。
 今年は例年に比べて積雪が少なく、3月10日から開設準備を開始。雪割り作業のほか、ボールが場外に飛ぶのを防ぐネットを設置。融雪剤の散布をすることもなく、開設日は昨年より8日間早かった。
 オープン初日の1日は週末ともあり続々と愛好者が訪れ、午前中は小雨が降る時間帯もあったが15人、2日は天候に恵まれ55人が利用した。地元のほか、留萌市や深川市、滝川市など多方面から愛好者が訪れ、2~5人のグループで和気あいあいとプレー。
 場内では、愛好者らの「止まってくれー!」、「思いの外、跳ねたか!」といった声が響き、にぎやかにホールをラウンドする姿が見られた。
 営業時間は午前8時から午後5時まで。コースの利用料は1人200円。今シーズンは10月末まで無休で開設する予定となっている。


2023年(令和5年)4月2日
★JR石狩沼田―留萌間廃止 112年の歴史に幕

鉄道ファンらが去りゆく列車との別れを惜しんだJR留萌本線石狩沼田―留萌間の最終運行

 JR留萌本線石狩沼田―留萌間(35・7キロ)が、3月31日の運行をもって廃止され、112年余りの歴史に幕を下ろした。開業以来、ニシンや石炭などの物資輸送、通学・通勤の足として活用されたほか、海水浴など観光の玄関口として担ってきた役割を終えた。この日、留萌駅ではJR北海道主催のお別れセレモニーが行われ、駆け付けた地域住民や全国各地から集まった多くの鉄道ファンらが去りゆく列車に手を振り、別れを惜しんだ。
 留萌本線は、当時漁が盛んだったニシンや沿線で採掘された石炭を運ぶため、官設の鉄道として1910年(明治43年)に深川―留萌間で開通。その後、1921年(大正10年)に増毛線(留萌―増毛間)、1958年(昭和年)に羽幌線(留萌―幌延間)が全線開通したが、羽幌線は1987年(昭和63年)3月、増毛線は2016年(平成28年)12月にそれぞれ廃止されている。
 昨年8月、深川―留萌間の沿線4市町で構成するJR留萌本線沿線自治体会議の会合で、石狩沼田―留萌間を3月末で、深川―石狩沼田間(14・4キロ)を令和8年3月末で段階的に廃止する案が合意された。
 最終運行日のこの日、通常は1両編成の列車が全便4両に増結されたほか、留萌市と空知管内沼田町をイメージした2種類のヘッドマークを列車の前後に設置して走行。多くの乗客の乗降に伴い、10分遅れの運行となる便も見られた。
 普段は閉鎖されている跨線橋や2番ホームも開放され、1番ホームや駅舎に向けてカメラを構えるファンや報道陣の姿も。手製の垂れ幕などを持ち込み、列車をバックに記念写真を撮る人もいた。
 大阪府から来た30代の男性は「学生時代、日本全国のローカル線に乗って旅をしました。留萌線にも乗ったことがあり、なくなると聞いて運行最終日に合わせて仕事を休みました」といい、錆びた支柱などを写真に収めていた。
 また、深川市から訪れた40代の女性は「今日は留萌探訪を満喫して、最終列車に乗って帰ろうかなと思っています。以前にも何度か列車に乗って留萌まで来ましたが、もう二度と乗ることができないのは残念なことです」と話していた。
 みどりの窓口には、乗車券や記念入場券を買い求める人が駅舎からあふれるほど長い列を作り、JR職員が最後尾を示すプラカードを手にメガホンを使って「列を乱さないようお願いします」などと声を掛けていた。駅舎正面の駐車場には、運行時間別に列車を待つ人のためのスペースが設けられるなど、否が応にも「ラストラン」を実感させた。
 記念入場券「北の大地の入場券」を購入上限の3枚買った市内の50代の男性は「子供たちが大人になった時にこの入場券を渡して、昔は留萌にも鉄道が走り、ここに駅があったことを教えてあげたいと思います」と笑顔を見せていた。
 待合室の一角に設けられたおみやげ処お勝手屋「萌」の特設売店では、キーホルダーや缶バッチ、ペン型のライトといった留萌駅関連グッズのほか、人気の「カズチー」や鮭ジャーキー、ニシンの薫製をはじめとした水産加工品などを提供。札幌市から両親と自家用車で訪れた中学生は「今まで運行してくれてありがとうと言いたいです」と話し、列車を型取った自分で組み立てるタイプの箱を買い求めていた。
 待合室で営業している立ち食いそば店は、普段は午後2時には閉店しているが、この日は夕方近くになっても営業を継続。市内の代の女性は「食べ納めにと思って来ましたが、こんなにたくさんの人がいるとは思いませんでした。できればほかの場所でも良いので、営業を続けてほしいと思います」といい、熱々のうどんをすすっていた。
 中西俊司市長は「物がなくなるという寂しさと、利用者数が減少してこのような状態になったという両方の思いがあります。これから市民の足をきっちりと確保して、新しいマチづくりを進めていきます」と語った。


2023年(令和5年)4月1日
★留萌保育園で閉園式

竹内園長から記念品を受け取る留萌保育園の園児

 留萌保育園(竹内美和園長)の閉園式が30日、同園ホールで行われた。園児、教職員ら合わせて約60人が出席し、思い出の詰まった園舎に別れを告げた。
 同園は、昭和22年に市内幸町3丁目に留萌町更生婦人会の事業で託児所として開設。25年に経営主体が市へ移管され、名称を市立留萌保育所とした。45年に施設の老朽化に伴い、市内寿町2丁目に現園舎を建築。平成16年度から社会福祉法人留萌萌幼会が運営した。
 萌幼会は、市内で進む少子化の影響で園児が減っているほか、保育士の確保に苦慮していたことも考慮。効率的な運営と併せて、施設の老朽化対策、安全面への対応から沖見の移転改築とともに留萌保育園を今年度で閉園することを決定した。来年度から沖見、みどりの2園体制となる。
 閉園式は午前10時から実施。萌幼会の岸田和博理事長が「小学校に行く年長のお子さん、沖見とみどりに別れて通う年長以外のお子さんも友達をたくさんつくり、毎日元気に楽しく過ごしてください」とあいさつした。
 さらに「これまで地域や父母、関係機関の皆さまに留萌保育園を愛し、支えていただいたことに心から感謝いたします。これからももさらなる保育環境の充実のため、幼児教育に寄与していきたいと思います」と語った。
 高橋一浩教育長、同園父母の会の斗内章敬会長が来賓あいさつを述べたあと、竹内園長が代表園児に修了証書を手渡し、記念品のマグカップをプレゼント。全園児が保育士と一緒に童謡「にじ」、「さよならぼくたちのほいくえん」を合唱した。ホール中に元気な声が響き渡り、会場は温かな雰囲気に。歌い終わったあと、来賓などから大きな拍手が送られていた。
 この後、代表園児から竹内園長に園旗の返納が行われた。終わりに竹内園長が「毎日子供たちの元気な笑い声や話し声、歌声などさまざまな声が聞こえ、いつも活気に満ち溢れにぎやかでした。共に過ごし一人一人の成長に間近で触れ、感じることができました。掛け替えのない時間を共に過ごさせていただいたこと大変うれしく思います」とあいさつした。感謝の意を伝え、76年の歴史に幕を閉じた。


2023年(令和5年)3月31日
★留萌柔道少年団 留萌中の畠山君が卒団

記念品を受け取る畠山君(右)(留萌柔道スポーツ少年団提供)

 留萌柔道スポーツ少年団の卒団式が28日、市勤労者体育センターで行われた。在団生、指導者が12日に留萌中学校を卒業した畠山星輝君の門出を祝福した。
 団員、指導者合わせて約20人が出席。在団生が作るアーチをくぐり抜けて畠山君が入場した。
 始めに在団生からのビデオメッセージを上映。畠山君に「卒団おめでとうございます。高校に行っても、柔道少年団に遊びに来てください」などと祝いの言葉を贈った。
 続いて、畠山君が在団生に「これからも柔道頑張ってね」、指導者に「練習のとき、いつもアドバイスしてくれてありがとうございました」などと一言述べたあと応援、感謝の気持ちを込めて一人ずつ体勢を崩して投げた。
 最後に、在団生と指導者が畠山君に記念品を贈呈。畠山君からも少年団に対する感謝の贈り物があり、在団生と熱い抱擁を交わす様子も見られた。
 また、転勤で留萌市を離れることになった指導者があいさつ。「卒団おめでとう」と書いた手作りのボードを持ち、出席者全員で記念撮影するなど終始和やかなムードだった。


2023年(令和5年)3月29日
★増毛の果樹園 せん定作業が終盤

枝木のせん定作業に取り組むかぶとフルーツ園主の兜謙吾さん

 増毛町暑寒沢地区の果樹園では、リンゴやサクランボといった枝木のせん定作業が終盤に差し掛かっている。果樹農家は、今年の豊作を祈りながら作業に精を出している。
 枝木のせん定は、品質の良い果実を収穫するために欠かせない基本作業。果樹の古枝を切り、新しい枝に若返りさせることで生育を整えるほか、日光がまんべんなく当たり、管理作業を効率的に進められる効果がある。
 町内果樹農家の多くは、1月からせん定を始め、2~4月にかけて吹雪や雨天などの荒天を避けながら日程を集中して行うため、雪解け時期の風物詩となっている。
 園主の兜謙吾さん(41)が経営するかぶとフルーツの面積は約3・5ヘクタール。1月上旬からせん定作業を始め、日よけのサングラスや防寒着に身を包んだ兜さんが、せん定用のこぎりやはやみを器用に操りながらリンゴやサクランボ、洋ナシなどの枝を切り落とす作業に汗を流している。今後は、天候を見ながら不要となる芽を取り除く芽かき作業を進める―という。
 兜さんは「早めにせん定作業を進めたが、はしごの上り下りは大変です。養分を行き渡らせるための芽かき作業も行っているので、なかなか休む暇はないですね」と話す。
 果樹の生育については「4月中旬からサクランボの花が咲き始めると思われますが、霜が降りないかが心配ですね」を不安の声を漏らしている。


2023年(令和5年)3月29日
★留萌信金 ATMにAIカメラ導入

留萌信金のATMコーナーに導入された通知システムを説明するオムロンフィールドエンジニアリング北海道株式会社の山本さん(中央)と理解を深める同信金事務部の池田副部長(左)、留萌署生活安全課の渡辺課長

 留萌信用金庫(本店・留萌市、宮井清隆理事長)は27日、振り込め詐欺の未然防止を目的として、ATMコーナーにAIカメラを活用した通知システムを導入した。
 通知システムは、オムロンフィールドエンジニアリング北海道株式会社(本社・札幌市)が開発したもので、同信金の利用者がATM前で携帯電話やスマートフォンを使用するとAIカメラが検知し、営業室内の職員にパトライトの点灯と警告音で伝える仕組みになっている。職員がATMコーナーに駆け付けて利用者に声を掛ければ、未然に振り込め詐欺被害を防ぐことができる。
 留萌警察署管内(留萌市、増毛町、小平町)では、昨年5月に60代の男性が現金約100万円をだまし取られる架空料金請求詐欺事件が発生している。男性の被害額は銀行員の声掛けがなければもっと増えていたため、いかに早く詐欺だと気付くかが大切だ。
 27日午後3時から、同信金本店で同社のカスタマサービス事業部ソリューション営業課経営基幹職の山本浩永さんが通知システムの概要を詳しく説明し、同信金事務部の池田亮副部長や留萌警察署生活安全課の渡辺諒課長が理解を深めた。
 通知システムはこの日、同信金本店のATM3台に導入したのに加えて、今月中には中央支店のATM2台、羽幌支店のATM3台にも取り入れることにしている。道内の信金では初めての試みだという。
 同信金では「地域のお客さまが安心安全に取り引きしていただけるよう、通知システムを導入しました。これからも警察の皆さんと連携して、振り込め詐欺の未然防止に努めていきます」と話している。


2023年(令和5年)3月28日
★寺子屋・るもいっ子 地場産食材でクッキング

海鮮サラダ丼を作る親子

 留萌市主催の体験事業「広げよう留萌の食と木の輪」が、26日午前10時から市内藤山町の風土工房こさえーるで開かれた。市内の親子8組18人が地場産の食材を使用した調理体験、木製コースターの製作を楽しんだ。
 寺子屋・るもいっこ事業の一環で開催した。食育、木育の推進や地域食材への関心、一次産業への理解につなげることが目的。2グループに分かれ1時間交代で調理、木製コースターの製作を体験した。
 調理体験では、株式会社丸タ田中青果(本社・留萌市)の田中美智子取締役が講師を担当。参加者が留萌産のタコ、小平産のホタテ、羽幌産の甘エビなどを使った海鮮サラダ丼、カットフルーツを作った。
 参加者はタコやホタテ、甘エビを一口サイズに切ったあと、しょうゆやオリーブオイルといった調味料を混ぜ合わせて作ったドレッシングに浸し、レタスと混ぜ合わせた。
 そして、ご飯の上に混ぜ合わせた食材を盛り付け、仕上げに千切りにしたニンジンなどを載せて海鮮サラダ丼を完成させた。カットフルーツも田中代表取締役に教わりながら、オレンジを適当な大きさに切り、皮を器代わりにして実の部分を盛り付けた。子供たちは緊張しながらも保護者と共に一生懸命取り組んでいた。
 また、木工体験では市農林水産課の職員が四角形、六角形のコースター各1枚参加者に配布。子供、保護者は木を焦がして模様を入れる電熱ペンでハートなど入れたほか、色鉛筆で色づけを行ったりと自分好みの作品に仕上げていた。出来上がったコースターは各自持ち帰った。
 全ての体験が終わったあと、海鮮サラダ丼、カットフルーツを市職員が作ったみそ汁、タコの唐揚げと一緒においしく味わい、笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)3月26日
★留萌高校岩佐さん 市栄誉奨励賞を受賞

中西市長から栄誉奨励賞の賞状を受けた岩佐奏葉さん(左から2人目)とその様子を見守った母の由緒さん、父の毅一さん

 4月に東京都の早稲田大学に入学する留萌高校3年の岩佐奏葉さん(18)が24日、留萌市栄誉奨励賞を受賞した。2月に岩手県で開催された特別国民体育大会冬季大会スキー競技会での活躍を受けて同賞が贈られた。24日に市役所で行われた授与式で賞状を手にした岩佐さんは「こんなに大きな賞状をいただけるとは思っていませんでした。とてもうれしいです」と喜んでいる。
 岩佐さんは札幌市出身。スキー部の祐川亮監督の指導を受けるため、留萌高へ入学した。数々の全道、全国大会で好成績を収めており、バイアスロンでは高校1、3年生のときに世界大会に出場している。
 市栄誉奨励賞は、スポーツや文化などの全国大会において活躍、地域の名を高め今後の活躍が特に期待される市民または留萌市にゆかりの深い個人、団体をたたえるもの。岩佐さんを含め個人7団体が同賞を受賞している。
 岩佐さんは同競技会のクロカン競技・女子4×5キロリレー(14チームエントリー)に出場。富良野高校、日本大学の生徒合わせて3人と共に北海道代表チームとして全国の強豪と戦い、3位に入賞した。同チームのタイムは1位と1分58秒3差の58分45秒7。トップバッターを任された岩佐さんのタイムは14分01秒2。1番目に走った選手の中では2位と上位だった。
 授与式は午後4時半から市役所市長室で行われた。祐川監督、岩佐さんの父・毅一さんと母・由緒さんらが見守る中、中西俊司市長が岩佐さんに賞状、記念品の卓上型デジタル時計を贈呈。中西市長が岩佐さんに「留萌での競技生活、祐川先生の教えを生かして大学でも頑張ってください」とエールを送った。
 終了後、授与式の様子を見守た由緒さんは「今シーズンは大会の会場に足を運び、子供が頑張る姿を見ることができました。今日中西市長から賞状を受け取る様子を見届けることができとてもうれしいです」と笑顔を見せる。そして「競技はもちろん、生活の部分でも子供を支えてくださった祐川監督には感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。
 奏葉さんは早稲田大のスキー部に入部する。スキー大会に出場しながら、バイアスロンの練習も続ける予定だ。「大会で好成績を残している選手と一緒に練習ができるのが楽しみです」とニッコリ。今後の目標について「3年後に開かれるミラノ・オリンピックに出られるような実力を身に付けたいです」と熱意を見せる。


2023年(令和5年)3月25日
★留萌市内8校で修了式

担任教諭から修了証書を受け取る東光小学校の児童

 留萌市内の小中学校、高校合わせて8校で24日、修了式が行われた。児童と生徒が各学年で1年間の学習課程を終え、修了証書を手に春休みに入った。
 この日は、留萌、東光、緑丘、潮静、港北の5小学校、留萌、港南の2中学校と留萌高校でそれぞれ修了式が行われた。
 東光小学校(早坂康校長)の修了式は、午前9時半から同校体育館で実施。1~5年の代表児童がステージに上がり、早坂校長から修了証書を受け取った。
 続いて1、2年の代表児童が「1年の振り返りと次の学年で頑張りたいこと」をテーマにした作文を発表した。最後に早坂校長が「4月から学年が上がり、5年生は最高学年の6年生に、1年生は新入生のお世話をすることになります。新しい学年に向けての気持ちを高めながら、春休みを過ごしてください」とあいさつした。
 終了後、留萌警察署生活安全課の笹森雅人係長が、交通ルールの徹底と不審者から身を守る方法を全校児童に伝えたほか、離任式を実施。転出や退職で学校を去る教職員が別れのあいさつを述べた。
 このあと、教室で担任教諭が児童一人一人に修了証書を手渡し、見守る児童が拍手を送った。


2023年(令和5年)3月24日
★第10回職場対抗カラオケ王座決定戦 留萌振興局の篁さん初優勝

(左から)優勝した篁さん、2位の木口さん、3位の丸山さん

 留萌新聞社主催の「留萌新聞社杯第10回職場対抗カラオケ王座決定戦」が、22日午後6時半から留萌市文化センターで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、第7~9回は中止しているため4年ぶりの開催。職場の仲間や友人ら約400人が詰めかけ、会場は出場者人の競演に沸いた。3ブロックの予選を勝ち抜いた3人による決勝が行われ、初出場の篁えりかさん(留萌振興局)が初優勝。賞金10万円を手にした。
 日刊留萌新聞創刊65周年記念第2弾イベントとして開催した。審査には音程やテクニック、リズムなどを審査する採点機能付きカラオケマシンを使用。審査員で北海道作詩家協会会長の川島いく子さんの得点をプラスした。
 キッズダンスサークルの子供たちがダンスを披露したあと予選を始めた。予選Aブロックは、木口ゆうみさん(Blanc)が99・5点、Bブロックは篁さんが100・5点、Cブロックは丸山美和子さん(唐木屋ファーマシー)が99・0点で決勝進出を決めた。
 女性3人による決勝は、2番目に登場した篁さんがアン・ルイスさんの「あゝ無情」を熱唱。職場の同僚の応援をパワーに変え力強く歌い、99・9点を出して木口さんと丸山さんを振り切った。
 終了後、留萌新聞社の原田右一社長が篁さんに優勝トロフィーと現金10万円を贈呈。2位の木口さんにはトロフィーと飲食券5万円分、3位の丸山さんにはトロフィーと同3万円分が贈られた。
 また、予選Bブロック出場者の小林謙也さん(スナック・トレジャー)が歌屋賞(特別賞)を受賞。同社営業部の谷口純部長から景品が贈られた。
 優勝した篁さんは「音程を外さないよう気を付けて歌いました。優勝できてとてもうれしいです。賞金は同僚との飲食代などに充てたいと思います」と笑顔を見せていた。
 予選と決勝の合間には、留萌観光大使に選ばれている市内在住の演歌歌手・窪田みゆきさんが「望郷乙部港」、札幌市出身で窪田さんと同じ音楽事務所・日本クラウン株式会社(本部・東京都)に所属する演歌歌手・戸子台ふみやさんが「あぁ…しょっぱいなぁ」などを披露。王座決定戦に花を添えた。


2023年(令和5年)3月23日
★留萌駅前の喫茶きたの 31日まで限定夜営業

「喫茶きたの」の期間限定夜営業で飲食を楽しむ来店客

 留萌線廃止までのひとときを楽しく過ごしてほしい―。JR留萌駅前の喫茶きたの(北野厚子店主)は、21日から期間限定の夜営業を行っている。昼営業のメニューに加え、夜限定の料理やアルコール飲料など多彩な品ぞろえを提供しており、北野さんは「最終列車が出るまで営業しています。発車の時刻まで楽しんでいきませんか」と話している。
 同店は昭和55年に現在地で創業。一番人気のナポリタンを筆頭に、オムライスやポーク生姜焼きなど約20種類を用意。飲み物もコーヒーやクリームソーダ、ビールなどと幅広く30種類ほどがある。
 長年、留萌駅前で営業を続け、今月末での運行終了を寂しく思っている中、同駅を訪れる人が増え、同店に立ち寄る機会も増えたことから、義母で先代店主の君江さんがかつて行っていた夜営業を期間限定で復活させることを決めた。
 提供するのは昼営業でのメニューに加え、「オムそば」(600円)や日替わりの「当日料理」(500円)のほか、チャーシューやあらびきソーセージ、玉子焼き(各500円)などの一品料理。また、アルコールもウイスキーはロックや水割り、ハイボール、コークハイ、サワー系はグレープフルーツやゆず、巨峰、カルピスなど充実。運転などで気分だけでも楽しみたい人のために、ノンアルコールのビールやカクテルも用意している。
 北野さんは「昼も営業していますが、夕方から夜にかけては駅周辺に飲食店も少なく、駅の待合室で列車を待つ人の姿も見掛けます。少しの間でも立ち寄っていただき、留萌談義に花を咲かせていってほしいですね」と話している。
 同店の営業時間は、昼営業は午前8時半から午後4時、夜営業は午後5時から同9時。定休日は月曜日。問い合わせは同店=電話0164(42)0284番=へ。


2023年(令和5年)3月18日
★錦町公営団地自治会が詐欺防止モデル地区に

特殊詐欺根絶を宣言した錦町公営団地自治会の花房会長(前列中央)

 留萌警察署は16日、留萌市内の錦町公営団地自治会(花房忠廣会長)を特殊詐欺防止のモデル地区に指定した。モデル地区の指定は市内初で、道警旭川方面本部管内では5カ所目。市内錦町の錦町公営住宅で指定式が行われ、同署の屋代芳彦署長が花房会長に指定書を手渡した。
 モデル地区の指定は、地域住民の防犯意識の高揚、警察が発信する防犯情報を活用して詐欺被害防止対策を取ってもらい、その成果を広く波及させることなどを目的としている。
 午後1時半から同公営住宅2階集会室で行われた指定式には留萌署、市防犯協会(原田欣典会長)、同自治会から約20人が出席。屋代署長が花房会長に指定書を手渡し「特殊詐欺被害に遭わないよう、住民一人一人に防犯意識を高めていただきたい。不審な電話が掛かってきたときは一人で判断せず、身近な人や警察に相談してほしい」と呼び掛けた。
 花房会長は「警察や関係団体と連携して、特殊詐欺対策を積極的に行い、地域からの被害を根絶する」と宣誓。「集会、回覧板を通じて防犯情報を発信し、注意を呼び掛けたい」と語った。
 また、同協会から受話器を取ると音声が流れる防犯機材の寄贈も行われた。原田会長が花房会長に目録を手渡し「詐欺被害に遭わないよう有効的に活用してほしい」と話していた。


2023年(令和5年)3月17日
★LC国際協会キャンペーン 自衛官が献血に協力

ライオンズクラブ国際協会の献血活動に協力する陸上自衛隊留萌駐屯地の自衛官

 陸上自衛隊留萌駐屯地は15日、ライオンズクラブ国際協会331―B地区に加盟するみなとライオンズクラブ(みなとLC、小路泰孝会長)が取り組んでいる「ライオンズ献血250万ミリリットルキャンペーン」支援のため献血活動に協力した。
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響などで献血する人が減り、十分な輸血用の血液を確保するのが難しい状況となっている。
 ライオンズクラブ国際協会では、この状況が続けば輸血医療に支障を起こす恐れがある―として、加盟各クラブに献血奉仕活動への協力を要請。みなとLCは、会員や一般市民に協力を求め、昨年10月には留萌市内を巡回する北海道赤十字血液センターの移動献血車で奉仕献血を実施している。
 みなとLCでは、保健奉仕委員会(工藤慶一委員長)が主体となり、地域の事業所などに活動への理解と協力を求める取り組みを進めている。留萌駐屯地の自衛官による献血協力は、一昨年11月、昨年2月と12月に続いて4回目。
 この日は午前10時から、旭川センターの移動献血車「ひまわり号」が同駐屯地を訪問。問診票で健康状態などの条件をクリアした迷彩服姿の自衛官が、400㏄の採血に協力。午後4時の終了までに男女合わせて74人が献血に応じていた。
 みなとLCでは、今後も地域事業所への声掛けなどを行い、年度末である6月末までの目標達成に努めることにしており、小路会長は「度重なる留萌駐屯地を挙げての協力に、大変感謝しています。今後も、地域のためにご協力をお願いいたします」と話していた。 また、みなとLCでは26日午前10時から、市内南町の大型店駐車場で地域住民に向けた献血活動を実施することにしております。こちらにもご協力をお願いします」と話している。


2023年(令和5年)3月16日
★留萌振興局 優秀技術者に感謝状贈呈

留萌振興局の工藤局長から感謝状を受け取る優秀技術者

 令和4年留萌振興局産業振興部並びに森林室所管工事及び委託業務に係る優秀技術者等感謝状贈呈式が、13日午前11時から留萌合同庁舎2階講堂で行われ、工藤公仁局長から工事、委託業務に携わる12人の技術者に感謝状が贈られた。
 留萌振興局では毎年、発注した工事や委託業務で卓越した技術力を発揮したり、質の高い成果品を納めるなどした優秀な技術者に感謝状を贈っている。今回は、昨年1月から12月までに行われた工事や委託業務を対象とした。
 贈呈式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、出席者にマスク着用、手指消毒への協力を呼び掛けて行われた。
 式典では、工藤局長が一人一人に感謝状を手渡し「長引くコロナ禍、そして世界情勢に起因する物価、資材の上昇と大変厳しい情勢が続く中、それぞれ担当した工事において卓越した技術力、提案力、事業目的を適切に反映した高い品質の成果品などが評価されたもの。日々の研さん、努力に深く敬意を表する。留萌管内の農林水産業は、地域経済を支える大きな柱の一つであり、受賞者の方々には、優秀な技術力とこれまでの豊富な経験を十分に生かしていただき、より一層留萌地域の発展に力添えをいただきたい」と述べた。
 続いて記念撮影が行われ、受賞者たちがさらなる技術の研さんと地域社会の発展に努めることを誓っていた。  (長谷見直也)
 感謝状が贈られた優秀技術者は次の通り。敬称略。
 ◇工事
 ▽農村振興課分 伊勢田伸也(留萌市、萌州建設株式会社)、當瀬和美(富良野市、株式会社森田工建)、斉藤孝明(留萌市、堀松建設工業株式会社)
 ▽林務課分 伊藤正明(苫前町、橋場産業株式会社)、高田裕一(小平町、株式会社向井建設)▽水産課分 牛木文生(増毛町、増毛土建株式会社)
 ◇委託業務
 ▽農村振興課分 甘野秀樹(札幌市、株式会社北海道農業建設コンサルタント)、上坂憲生(深川市、株式会社北開測地)、中西諭(旭川市、大地コンサルタント株式会社)、阿部祥太朗(同、株式会社協和コンサルタント)
 ▽林務課分 工藤稔幸(旭川市、藤井測量設計株式会社)
 ▽水産課分 佐藤之信(札幌市、株式会社豊水設計)。


2023年(令和5年)3月15日
★春告げる綿毛膨らむ ネコヤナギの花芽が開く

暖気で茶色いつぼみが膨らみ白い綿毛に覆われた花を出すネコヤナギ(留萌市南町)

 留萌市内では、2月中旬から最高気温がプラスとなる日が見られるようになり、3月に入ってからは5度を超える日がたびたび観測されている。各地の河原や山間部などに群生するネコヤナギに花芽が出始めるなど、春の足音が近づいてきた。
 ネコヤナギは、河原や川辺などに自生するヤナギ科の落葉低木。花がネコの尻尾のように見えることからこの名が付いた。留萌地方では毎年、2月から3月にかけて、銀白色の柔らかい毛に覆われた丸く細長い花が咲く様子が見られ、早春の風物詩となっている。
 留萌市街地の今冬の累積降雪量は、10日現在で399センチと平年の481センチに比べて82センチ少ない。積雪は同日現在18センチ。今冬は冬型の気圧配置となった日は平年より少なく、降雪量、積雪量ともに平年を下回っている。
 日中の日差しと暖気に誘われるように、ネコヤナギの花芽も一気に膨らんできた。市街地でも山あいの地域はまだ残雪がまだまだあるものの、各地の日当たりのいい斜面や民家の庭先では茶色いつぼみの中から白い綿毛に覆われた花芽が見られる。


2023年(令和5年)3月12日
★高橋駐屯地司令が離任

隊員たちに離任あいさつをする第26普通科連隊長兼留萌駐屯地司令の高橋1等陸佐

 陸上自衛隊第26普通科連隊長兼留萌駐屯地司令の高橋誠1等陸佐(47)の離任式が、10日午後1時から同駐屯地体育館で行われた。
 高橋1等陸佐は、令和2年8月25日付で同普通科連隊長兼留萌駐屯地司令に着任した。在任期間は2年6カ月。
 離任式には約700人の隊員が参加。高橋1等陸佐が隊員たちに「今までありがとう。これから新しく着任する連隊長の下で積極的にいろんなことにチャレンジして、更なる高みを目指してほしい」とあいさつした。
 見送りは本部隊舎出入り口付近で行われ、隊員、市自衛隊協力会(会長・中西俊司市長)らが参加した。1等陸佐は万歳三唱したあと、隊員から花束を受け取り、拍手で見送られ車に乗り込んだ。
 高橋1等陸佐は、13日付で東京都の目黒駐屯地内にある陸上自衛隊教育訓練研究本部で勤務する。新しい第26普通科連隊長兼留萌駐屯地司令には、陸上自衛隊小平学校総務部長の小川隆宏1等陸佐(53)が同日付で着任する。


2023年(令和5年)3月11日
★退職自衛官の再就職援護

退職自衛官の雇用の協力を求めた北海道自衛隊退職者雇用協議会留萌支部と自衛隊の連絡会議

 北海道自衛隊退職者雇用協議会留萌支部(大石昌明支部長)と自衛隊の連絡会議が、9日午後1時10分から留萌産業会館2階大ホールで開かれた。自衛官退職者の雇用状況などが報告され、同支部会員事業所に雇用の協力を求めた。
 自衛官退職者の雇用促進を図るために毎年開催している。例年、同駐屯地本部隊舎を会場にしているが、新型コロナウイルス感染防止の観点から3年連続で、同会館に変更して開いた。マスク着用、手指消毒などを徹底。同支部会員事業所の役員、自衛隊関係者合わせて約40人が出席した。
 始めに大石支部長が「雇用協議会としての活動は今年で39年目になり、発足以来298人の退職自衛官が留萌管内で働かれている。今後も関係者の皆さまの協力を得ながら、雇用促進を進めていきたい」とあいさつした。
 続いて、来賓の渡辺稔之副市長、自衛隊旭川地方協力本部の高田博文本部長、高橋誠留萌駐屯地司令があいさつ。その後、担当自衛官がプロジェクターでスクリーンに映像を映し出し、パワーポイントで退職自衛官への就職援護状況について報告した。
 担当自衛官は「留萌駐屯地が創設された昭和年度から現在に至るまで、再就職のため支援を行った若年定年制退職の自衛官は401人。そのうち、留萌管内の事業所に就職した人が298人、管外が103人となっている」と説明。今年度、若年定年制退職者に就職援助を行った結果、7人が市内の企業に就職したことを報告した。
 また、今後の退職予定者数などを担当者が説明。その上で関係事業所へ引き続き雇用に関する情報提供、協力支援を呼び掛けた。 


2023年(令和5年)3月10日
★留萌中 共同募金委員会に寄付

上田会長に赤い羽根共同募金の寄付金を贈った留萌中学校の菅原さん(左から2人目)、村上さん(同3人目)

 留萌中学校(藤田智哉校長)は8日、赤い羽根共同募金として寄付金2611円を留萌市共同募金委員会(上田義則会長)に寄付した。
 募金活動は、総合的な学習の授業の一環で2月27日に実施。国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の一つ「貧困をなくそう」を達成するためにできることを―と、2年の菅原椛裡奈さん、1年の村上るりさんの2人で行った。
 段ボールなどで手作りの募金箱を作成。午前8時から同15分まで生徒玄関前の廊下に立ち、登校する生徒から持ち寄った善意を集めた。
 贈呈式は、午後3時10分から市保健福祉センターはーとふる2階にある市社会福祉協議会事務局で実施。引率の鷲見空我教諭が見守る中、菅原さんと村上さんが「困っている人たちのために使ってください」と話し、寄付金が入った募金箱を手渡した。
 上田会長は「ありがとうございます。大切に使わせていただきます」とお礼を述べた。


2023年(令和5年)3月9日
★市内6事業所 緑丘小に紅白幕を寄贈

留萌市の6事業所から贈られた紅白幕を手に持つ秋葉校長(左から5人目)、高橋教育長(同4人目)

 留萌市内の緑丘小学校(秋葉良之校長)大規模改造工事の施工業者6社が7日、地域貢献活動の一環で同校に紅白幕を贈った。
 寄贈したのはいずれも市内の事業所で、株式会社髙橋建設(髙橋秀一社長)、株式会社髙田建設(髙田昌昭社長)、株式会社伊藤建設(伊藤芳樹社長)、株式会社畠山電気工業(畠山博社長)、大北電気工業所(佐藤謙二代表)、株式会社ハチロ(鉢呂良一社長)の6社。市から同工事を受注して各事業所で照明のLED化、屋根の葺き替えなどを昨年6月から今年2月までに行った。
 今回、同校教職員から入学式などの行事で長年使っている紅白幕が傷んでいることを聞き、6社合同で贈ることを決めた。
 寄贈式は、午後3時半から同校2階ホールで実施。各社役職員、同校教諭、市職員が見守る中、寄贈者を代表して髙橋建設工事部の佐々木宏介部長が秋葉校長に紅白幕を手渡した。
 贈呈後、秋葉校長が「学校がきれいになって子供たちが喜んでいます。校舎もいただいた紅白幕も大切に使わせていただきます。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。また、佐々木部長は「大切に使っていただければ幸いです」と話していた。寄贈品は18日に行われる卒業式で使用する。


2023年(令和5年)3月8日
★留萌信用金庫で入庫式「立派な社会人に」

宮井理事長から辞令を受け取る留萌信用金庫の新入職員

 留萌信用金庫(本店・留萌市、宮井清隆理事長)の2023年度新入職員入庫式が、6日午前11時から市内花園町の同信金本店6階大会議室で行われ、留萌管内外の大学や短大、高校を卒業した新社会人らが、地域金融機関の職員としての第一歩を踏み出した。
 2023年度の新入職員は男性3人、女性5人の計8人で前年度と比べて5人減。内訳は大卒は4人、短大卒2人、高卒2人で、このうち留萌管内出身者は男性1人、女性4人の合わせて5人。
 入庫式で宮井理事長は「信用金庫は地域にしっかり根を下ろし、そこに住む皆さんのニーズに合わせて対応していくことが仕事であり、それを支えるのは皆さんのコミュニケーション力です。皆さんに求められているのは、若者らしい行動力と柔軟な発想です。時代の変化のスピードはますます速くなっています。それぞれの立場に満足することなく、前向きな発言を積極的にしてください」と強調。「昨年、当金庫は創立90周年の節目を迎えました。創立100年を迎える時、皆さんは中堅職員として当金庫に欠かせない人材となっていることと思います。仕事を通じて教養を深め、地域や社会に役立つ人材、信用金庫人に成長することを期待しています」と激励した。
 宮井理事長から辞令を受け取った新入職員を代表し、上野友也さん(22)が「念願の留萌信用金庫に入庫でき、身が引き締まる思いです。今日の感激を忘れず、明るい未来を見据え、私たちの大きな夢の実現のため、留萌信用金庫のため、そして郷土発展のため精一杯の努力をし、立派な社会人、金庫人となることを誓います」と決意を述べた。
 新入職員は、6人の役員を前に「一日でも早く、留萌信金の戦力となれるよう精進してまいります」、「期待に応えられる人間になれるよう、一生懸命仕事に取り組んでいきます」などと、抱負や決意を交えて自己紹介した。
 今後は10日までの研修で実務やビジネスマナー、社会人の心得えなど基礎を学んだあと、13日から辞令を受けた本・支店に配属される。


2023年(令和5年)3月7日
★子どもまつり 多彩な催しを満喫

段ボール迷路に挑戦する子供たち

 留萌市青少年健全育成推進員協議会(髙田昌昭会長)、市教育委員会主催の第34回留萌市子どもまつりが、5日午前9時半から市中央公民館と市文化センターで開かれた。家族連れを中心に約930人(主催者発表)が来場。ゲームや工作体験など多彩な催しを楽しんだ。
 ゲームや昔の遊びなどにチャレンジし、楽しい時間を過ごしてもらおう―と、毎年開かれている。当初は昨年11月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から延期していた。
 参加対象は幼児と小中学生。留萌地方総合技能士会、留萌地方法人会女性部会、留萌間税会、留萌ライオンズクラブ、留萌吹奏楽部後援会が共催し、市内の各種文化団体などが後援・協力した。
 先着500人の子供に人気キャラクター「アンパンマン」の顔の形をしたパンをプレゼント。例年実施していた飲食ができる「100円ぐるめビュッフェ」は今年も取りやめて、ポップコーンや綿あめ、つきたての餅を希望者に配布した。
 同公民館では子供たちが射的、けん玉といった昔の遊び、ヨーヨー釣り、牛乳パックやペットボトルのふたを使ったこま、タイルアート、本棚の制作などを楽しんだ。講堂に設けられた約7メートル四方の段ボール迷路では、子供たちがクイズを解きながらゴールを目指した。
 同センターでは、フラダンス、バトントワリング、ヒップホップダンスの上演が行われ、子供たちが夢中になって見ていた。


2023年(令和5年)3月5日
★すまい留でお楽しみ会 ひな祭りを満喫

小規模保育事業所「小規模保育すまい留」で開かれたひな祭りお楽しみ会でゲームで遊ぶ園児

 留萌市内の小規模保育事業所「小規模保育すまい留」(西川知恵園長、園児27人)のひな祭りお楽しみ会が3日、同事業所保育室で開かれ、園児が紙芝居やゲームを楽しんだ。
 3日の「桃の節句」にちなみ2年前から開催している。保育士が段ボール、包装紙で作ったお内裏さま、おひなさまの顔はめパネルを使って園児の記念撮影を行い、朝の会を開いてからお楽しみ会を始めた。
 園児は「うれしいひなまつり」を歌ったあと、紙芝居「じゅんびはいいかな?ひなまつり」を観賞。ひな祭りの準備をするため、お内裏さまがほかの人形を起こす中で、おひなさまがいないことに気付き、慌てて探し始めるという物語に夢中になっていた。
 また、園児が2人一組でタオルの上に載せた風船をゴールまで運ぶ遊びを行った。園児はお内裏様の冠、おひなさまの髪飾りを着けて挑戦。保育士のサポートを受けながら風船を落とさないように慎重に運んでいた。
 行事は30分ほどで終了した。園児は昼食やおやつの時間に三色丼、ひなあられなどひな祭り特別メニューを食べ、楽しい一日を過ごしていた。
 市内では同日、留萌、沖見、みどりの3保育園、聖園、かもめ両幼稚園でもひな祭り行事が開かれ、園児がゲームなどを満喫した。


2023年(令和5年)3月4日
★子育てセンターでひな祭り 親子で壁飾り制作

桃の節句にちなんだ作品を作る親子

 留萌市子育て支援センターの「ちょっぴりおひな祭り会」が、2日午前11時半から市保健福祉センターはーとふる1階にある同支援センターで開かれた。幼児と保護者が体操や紙芝居、作品の制作を楽しんだ。
 3日の「桃の節句」にちなみ毎年この時期に開催している。今年は親子16組33人が参加した。
 参加者は、体操「へんしんぐるぐるぱ」で元気いっぱいに体を動かしたあと、紙芝居「ポンコちゃんのおひなさま」を観賞。親タヌキがひな人形をほしがる子ダヌキのためにお内裏さま、おひなさまに化ける話に夢中になっていた。
 紙芝居のあと、参加者は紙製の壁飾りを作った。最初にお内裏さま、おひなさまの胴体を制作。ひし形の色画用紙に手形または足形を押した紙をのりで貼り付けた。
 続いて、胴体の上部に両面テープでお内裏さま、おひなさまの顔、冠、髪飾りを付けた。仕上げにフェルトペンで目と口を描いて完成。参加者は自分の作品の出来栄えに笑顔を見せていた。作った作品は各自持ち帰った。
 終了後、同支援センター職員が作った紙製の冠、髪飾りなどを使い記念撮影。子供たちがお内裏さま、おひなさまになりきり、母親がスマートフォンで写真を撮っていた。 


2023年(令和5年)3月3日
★あかしあ大学 今年は5人が卒業

大学総長の高橋教育長から卒業証書を授与されるあかしあ大学の卒業生(右)

 留萌市教育委員会が開設するあかしあ大学の第48回卒業式・修了式が、2月28日午前10時から市中央公民館講堂で行われ、平成28年度に入学した第43期生5人が7年間の学生生活を終え、在校生32人が各課程で1年間の学習を修了した。
 卒業生、在校生ら合わせて約60人が出席。マスク着用や手指消毒といった新型コロナウイルス感染防止対策を講じた。
 式は簡略化して実施。卒業生は壇上に上がらず、その場で大学総長の高橋一浩教育長から卒業証書を受け取った。在校生の各課程修了証書、特別賞3人、皆勤賞2人、精勤賞12人の表彰状の授与は行わず、在校生と各賞受賞者の名前を司会者が発表した。
 高橋教育長が「卒業生はあかしあ大学で身に付けた学ぶ力、生きる知恵、協調性や思いやりの心を地域社会に役立てて、生きがいのある豊かな人生を過ごしてほしい。在校生は新たな学年への夢と希望を持ち、より充実した学生生活を送ってもらいたい」と式辞を述べた。
 来賓の中西俊司市長が「豊かな人生経験や大学で学んだ知識と技能を生かして、学友との親交を深めながら健康で幸せな人生を過ごされることを心から願っている」と祝辞を述べた。
 在校生代表の沖村敏克さんが「卒業生の皆さんにはたくさんのことを教えていただいた。今後は同窓生、聴講生として大学の行事に参加していただき、変わらぬご指導をお願いしたい」と送辞を述べた。
 卒業生を代表して鎌田光子さんが「あかしあ大学で学んだ多くのことを糧にしながら、地域活動やボランティア活動に参加して周りと関わりを持ち、留萌市民として生きがいを求め続けていきたい」と答辞を述べた。


2023年(令和5年)3月2日
★緑丘小で6年生を送る会 YouTube活用し開催

インタビューに応える緑丘小学校の6年生

 留萌市内の緑丘小学校(秋葉良之校長、児童153人)で2月28日、6年生を送る会が開かれた。一昨年、昨年に続いて今年も新型コロナウイルス感染防止のため、全校児童が1カ所に集合せず、2階ホールや各教室で動画、ライブ映像を観賞。1~5年生が6年生24人の卒業を祝い、感謝の気持ちを伝えた。
 毎年2月下旬~3月上旬に開かれている。今年も動画共有サイト「YouTube」の生配信機能を活用して、午前10時20分から開催。1~5年生が各教室、6年生が2階ホールで映像を観賞した。
 1~5年生は文字を並べ替えて言葉を作るゲームや「緑丘小学校にコンサドーレ札幌の選手が来たのは、(昨年の)何月か覚えてますか」、「校内にある教室の数は」といった問題を出題するクイズなどで6年生を楽しませた。併せて「いろんなことを教えてくれてありがとうございます」、「中学校に行っても頑張ってください」とメッセージを送った。
 6年生は各学年の動画を夢中になって視聴。ホールで下級生のインタビューにも応じ、学校生活の思い出などを語った。
 また、6年生は「6年生が入学したときの人数は」などと、自分たちに関するクイズを動画で出題し、1~5年生が笑顔を見せていた。
 市内ではこのほか3日に留萌小、東光小、潮静小、港北小でそれぞれ送る会が開かれる。


2023年(令和5年)3月1日
★三省堂書店 幼児、児童雑誌ズラリ

幼児や児童用の学習雑誌が並ぶコーナー(留萌ブックセンターby三省堂書店)

 新入学シーズンまで1カ月余り。留萌市内の書店では新入園児や児童用の学習雑誌がズラリと並び、定期購読の予約が本格化している。
 南町の留萌ブックセンターby三省堂書店では、幼児や児童用の学習雑誌を陳列したコーナーを入り口横に開設。新入学を祝う4月号を並べ販売しており、予約も受け付けている。
 児童用の学習雑誌の中でも人気がある小学館発行の「小学1年生」の場合、4月号には「ポケットモンスター なでなでピカチュウ おしゃべりめざましどけい」、学校で体験する勉強や行事を題材にした「ドラえもん しょうがっこうかるた」が付くなど特別付録がいっぱい。
 このほか、幼児用の「めばえ」、「ベビーブック」などの雑誌に付く特別付録も、子供にとっては魅力的で楽しみにしているファンも多い。
 定期購読の予約が多かった以前に比べて、近年は単発で予約する人も増えている。自分が子供のころに愛読していた雑誌を勧める父母が多いものの、孫へのプレゼント用に年間の定期購読を予約する祖父母も少なくない。
 同店では「子供の数が減った今も根強い人気があります」と話している。


2023年(令和5年)2月28日
★留萌JC トルコ・シリア大地震被災者支援へ募金活動

コープさっぽろるもい店前でトルコ・シリア大地震被災者支援の募金活動を行う留萌JCのメンバー

 一般社団法人留萌青年会議所(留萌JC、佐藤亮訓理事長)によるトルコ・シリア大地震被災者支援の募金活動が、25日に留萌市野本町のコープさっぽろるもい店前で、26日に市内南町のマックスバリュ留萌店前でそれぞれ行われ、メンバーが来店した買い物客らに善意を募った。
 同法人は現在会員6人が、青少年健全育成、社会福祉事業を中心に多彩な奉仕活動を続けている。
 今月6日、トルコ南部とシリア北部の国境地域で発生したマグニチュード7・8の地震とその後に発生した地震に伴い、トルコ、シリア両国合わせて5万人以上が死亡。多くの建物、家屋が倒壊し、気温が氷点下となる厳しい寒さの中、現在も救助・救援を待つ人が数多くいることから、留萌JCでは被災者の支援などを目的に募金活動を実施した。
 募金活動は、両日とも午前10時半から1時間半にわたって行われ、25日は佐藤理事長、中野淳平直前理事長らメンバー4人、26日には5人がそれぞれ参加。募金箱を手に店舗入り口前に立ったメンバーが「留萌青年会議所です。トルコ・シリア大地震の被災者支援にご協力をお願いします」などと声を掛けると、買い物客らがメンバーが持っている募金箱に善意を入れていた。
 寄せられた善意は後日、日本赤十字社を通して被災者支援に充てることにしており、佐藤理事長は「多くの人たちに支援の心を寄せていただいた。金額の多い少ないではなく、留萌の皆さんの善意をしっかりと受け止め、被災地のトルコ・シリアの皆さんに届けたい」と話している。


2023年(令和5年)2月26日
★聖園幼稚園雪中運動会 笑顔を弾ませ交流

雪中運動会で「ボブスレーリレー」を楽しむ聖園幼稚園の園児

 留萌市内の聖園幼稚園(大長司園長、園児82人)の雪中運動会が、24日午前10時40分から同園園庭で開かれた。園児が青空広がる好天の中、雪上ゲームにハッスルした。
 同園では月1回、「わくわく保育」として各クラスの園児が縦割り保育で交流している。雪中運動会はその一環として毎年開いているもので、今年は園児が5チームに分かれて4種目を行った。
 園児は同じチームの友達の声援を受けながら、各種目に挑戦。2人一組でそりに乗る役と引く役を決め、約7メートル先にいる同園教諭の周りを通って、次の組にバトンタッチする「ボブスレーリレー」では、園児が1位を目指して全力で園庭を走っていた。
 園児はこのほか、雪の中に教諭が隠したおもちゃ10個を見つける「宝探し」、雪山に立てた6~10本の旗を奪い合う「スノーフラッグ」、教諭が持つ籠の中に玉を投げ入れる「玉入れ」を満喫。友達と笑顔を弾ませて交流を深めた。


2023年(令和5年)2月25日
★かもめ幼稚園 用務員が雪の城を造成

かもめ幼稚園園舎横に用務員の小笠原さんが造成した雪の城

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児89人)の園舎横に、同園用務員の小笠原信夫さん(76)が雪の城を造成。園児が城で楽しく遊んでいる。
 雪の城は、子供たちに楽しい思い出を一つでも多く残してもらおう―と、約年前から用務員が毎年心を込めて造成している。
 除雪機を使って園舎横にためた雪をスコップで掘って1月下旬に作った。2畳ほどの広さがあり、壁の高さは約1.3メートル。
 屋根がなく青空が眺められるほか、園児が1人ずつ通ることができる大きさの入り口を2カ所設けた。直径25センチののぞき穴も2カ所設け、城の中から外を見られる工夫もされている。
 また、壁の上には園芸用の支柱に園児がクレヨンでカモメ、市公認のかずの子応援マスコットキャラクター「KAZUMOちゃん」などの絵を描いた色画用紙を、ひもで結んで作ったフラッグ計9本を飾っている。
 園児は外遊びの時間を利用し、クラスごとに笑顔を弾ませながら楽しく遊んでいる。


2023年(令和5年)2月24日
★若松さんに道善行賞 工藤振興局長が賞状伝達

留萌振興局の工藤局長から道善行賞の伝達を受ける若松さん

 令和4年度北海道善行賞(交通安全実践者)の伝達式が、22日午後4時から留萌合同庁舎2階留萌振興局長室で行われ、留萌市交通安全教育指導員の若松郁子さんに留萌振興局の工藤公仁局長から賞状と記念品が手渡された。
 道は、交通安全運動の指導者や運動を積極的に展開している団体など、北海道の交通安全のため長年尽力し多大な功績、功労が認められた人に対し道知事表彰を贈っている。今年度は道内で79人が対象で、留萌管内では若松さんを含め3人が受賞している。
 若松さんは、平成7年4月に市交通安全女性指導員に委嘱されて以来、児童生徒の登下校時の街頭指導や交通安全教室、各期別の交通安全運動など交通安全思想の普及に積極的に活動。27年度からは市交通安全指導員会の副会長に就任、女性指導員のまとめ役として後進の指導に当たるなど、他の指導員の模範として活躍したことなどが高く評価された。
 伝達式には、若松さんと市役所危機対策室の大塚真也室長が出席。所管の環境生活課の職員らが見守る中、工藤局長が若松さんに表彰状などを手渡した。


2023年(令和5年)2月23日
★るもい地産地消推進事業 遠別町の特産品を販売

留萌合同庁舎勤務の道職員や地域住民がお目当ての品を買い求めた遠別町観光協会の特産品販売会

 遠別町観光協会(堀江昭一会長)の特産品販売会が、21日午前11時半から留萌合同庁舎1階道民ホールで行われ、同庁舎に勤務する職員や来庁者が、同町の地場産品を使った製品を買い求めた。
 販売会は、留萌振興局が地場産品などの知名度向上を図るために同ホールを無料開放する「るもい地産地消推進事業」を利用したもの。同事業は管内の市町村、商工会議所、観光協会などを対象に、1団体月1回のペースで特設ブースを開設し、特産品などの展示、販売を行っている。
 この日は遠別町役場の担当職員2人が来庁し、カステラをレモン風味のチョコレートで包んだ「レモンケーキ」をはじめ、生クリームをアーモンドクッキーで挟んだ「遠別旅情」や地場産のミニトマト「アイコ」を使ったジュース「北の赤いしずく」のほか、健康に良いとされるクマイザサの粉末を使った「笹チョコレート」など11品目、約160品を用意した。
 販売開始から同庁舎に勤務する職員らが特産品を買い求め、気に入った品を購入。約1時間で持ち込んだ菓子類を中心に商品がほぼ完売する人気ぶりを見せた。また、遠別町やふるさと納税の返礼品を紹介するパンフレットも配布され、来場者の関心を集めていた。


2023年(令和5年)2月22日
★羽幌 冬の森の中を探索

町民スキー場「びゅー」周辺の森を探索するのんびり自然観察会の参加者

 北海道海鳥センター主催ののんびり自然観察会「スノーシューで冬の森を探検しよう」が12日、羽幌町民スキー場「びゅー」周辺で行われ、参加者がスノーシュー(西洋かんじき)を履いて身近な自然観察を満喫した。
 地域住民に身近な自然を楽しんでもらおう―と開かれ、羽幌町や苫前町から合わせて6人が参加。同日は、午前10時に同スキー場に集合したあと、同センター職員がスノーシューの履き方をレクチャーした。
 そのあと、スノーシューを履きストックや双眼鏡を持った参加者は、同スキー場歩くスキーコースを経て森の中へ入り、1キロほどの距離を散策。
 途中、エゾシカの足跡を見つけたほか、小鳥のさえずりを遠くに聞きながら、ハンノキやホオノキ、ミズナラの冬芽を観察。
 折り返し地点では、同センター職員手作りのクッキーと温かい紅茶を味わいながらひと休み。うっそうとした草木の代わりに、雪原が広がる冬の森の魅力を堪能した。


2023年(令和5年)2月21日
★るもいエコ村 スノーキャンドル美しく

留萌ダム管理棟周辺にともされたスノーキャンドル

 るもいエコ村(中尾淳村長)主催の「ダムを灯す雪灯り」が、18日午後3時から留萌市幌糠地区の留萌ダム管理棟周辺で開かれ、エコ村関係者や一般市民合わせて250人(主催者発表)がスノーキャンドルの幻想的な光景などを楽しんだ。
 留萌ダムの完成を記念し、普段味わえないひとときを過ごしてもらおう―と平成22年から開いている市民イベント。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で令和3、4年は中止しており、開催は3年ぶり12回目。
 前日の17日にエコ村関係者や行政機関の職員ら約30人、加えて、当日に来場者がスノーキャンドルを製作。さらに、会場内には雪山に穴を掘って並べたキャンドルを含む約500個が並んだ。
 18日は、子供や大人がスノーシュー(西洋かんじき)を靴に装着し、留萌ダムの湖面に設定したコースを40分ほどかけて歩く体験を楽しんだ。また、スノーチューブに乗ってダム堤頂から湖面に向かって長さ約150メートルのコースを滑り降り、子供たちの笑顔がはじけた。このほか、雪山に穴を掘って2人用、4人用のかまくらを作り、親子連れらがくつろいでいた。
 午後5時からは留萌ダムの管理棟や堤体に並べたスノーキャンドルの点灯式が行われ、中尾村長、留萌開発建設部の平井康幸部長、中西俊司市長、子供代表として市内に住む留萌小学校6年の木津梨心さん(12)がキャンドルに点火。訪れた人たちが、雪の中に浮かび上がり、ゆらゆらと美しい光を放つキャンドルに、「きれい」などと声を出し、心を癒やしていた。


2023年(令和5年)2月19日
★鬼鹿小学校 スノーホッケーに挑戦

コート外から声援を受けながらスノーホッケーを楽しむ鬼鹿小学校の児童

 小平町教育委員会主催の「スノーホッケー教室」が、16日午前10時15分から鬼鹿小学校(建山和則校長)グラウンドで開かれた。児童が実践練習を通じて冬ならではのスポーツに取り組んだ。
 冬のスポーツに親しみ、多くの子供にスノーホッケーを楽しんでもらおう―と毎年この時期に実施。この日は、体育授業の一環として同校の3~6年生20人が参加。町スポーツ推進委員連絡協議会の大滝英治さん、町教委の佐賀俊夫係長と佐藤駿伍さんの3人が講師を務めた。
 大滝さんは「腰から上にスティックを振り上げたり、使用するボールを足で蹴ってはいけません。倒れた状態で打つことも反則になるので、ルールを理解してプレーしましょう」とあいさつした。
 児童は準備運動として、レッツと呼ばれるミニスキーを履き、縦約30メートル、横約15メートルのコートを慣れないレッツに悪戦苦闘しながら歩く練習をしたほか、木製のスティックでボールを前に打ちながらドリブルの練習を行った。
 続いて、5人ずつの4チームに分かれて、1試合6分でミニゲームが行われた。児童は、相手ゴールまで果敢にドリブルで攻め込んでシュートを放ったり、パスカットして反撃するなど積極的なプレーを見せていた。
 次の試合を待つ児童も応援に熱が入り、「頑張れ!」、「そこでシュートだ!」と大きな声援を送っていた。


2023年(令和5年)2月18日
★商工会議所常議員会 委員会規定の一部改正

委員会規定の一部改正について協議した留萌商工会議所の常議員会

 留萌商工会議所(大石昌明会頭)の第383回常議員会が、16日午前11時から同会議所議員クラブ室で開かれ、委員会規定の一部改正について協議したほか、昨年11月に行われた令和4年度永年勤続優良従業員表彰などの報告事項7件を承認した。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、出席者にマスク着用や手指消毒、検温を求めたほか、飛沫予防にパーテーションを設置するなどの対策を講じて開催。正副会頭、専務理事、常議員と事務局職員ら合わせて21人が出席した。
 開催に当たり、大石会頭は「委員会規定の改定に当たっては検討会議を立ち上げ、今後の方向性などについて議論していただいた。委員会の活動の柱を決めていただき、しっかりと協議した結果を行政に要望できる委員会を構築していきたい」とあいさつした。
 委員会規定の一部改定については、現在の「観光おもてなし委員会」を「商業振興おもてなし委員会」に改称、観光おもてなし委員会で所管していた道路・鉄道・港湾など運輸交通体制の確立と通信等に関する事項と交通安全に関する事項を削除、地域振興マチづくり委員会で所管している小売商業振興に関する事項と商業環境の整備に関する事項を移行。観光を商業の一分野と位置付け、再編を図った格好となった。
 続いて、大石会頭の指名で各委員会の委員長、副委員長および委員が委嘱され、大石会頭は「委員会運営については、3月に開く常議員会までに各委員会の基本計画と方向性を定めていただき、その後開催する通常総会終了後から施行できるようお願いしたい」と各常議員に協力を求めた。


2023年(令和5年)2月17日
★タツカワ機械 留萌保育園に雪の滑り台

滑り台を楽しむ留萌保育園の園児

 有限会社タツカワ機械(本社・留萌市、龍川達也社長)がこのほど、留萌保育園(竹内美和園長)に隣接する留萌小学校のグラウンドに雪で滑り台を造成した。園児が外遊びの時間に滑り、大きな歓声を弾ませている。
 滑り台の造成は「園児に喜んでもらえれば」と、地域貢献活動として平成18年から実施している。龍川社長、社員合わせて5人が重機を使い、高さ約5メートル、幅約6メートル、長さ約10メートルのスロープが完成。園児が簡単に頂上まで上れるように階段も作った。
 完成後、園児は天気の良い日に外遊びで滑り台を利用。米袋にクッションを挟んだ手作りのそりに乗って元気いっぱい。にぎやかな声を響かせながら、何度も滑り降りるなど楽しいひとときを過ごしている。
 同社は「お子さんに楽しんで遊んでいただければうれしい」と話している。


2023年(令和5年)2月16日
★聖園幼稚園 買い物ごっこ楽しむ

お買い物ごっこを楽しむ聖園幼稚園の園児

 留萌市内の聖園幼稚園(大長司園長、園児82人)のお買い物ごっこが、10日午前10時半から同園ホールで行われた。園児が色画用紙などで作った商品を売ったり、買ったりする擬似体験を楽しんだ。
 園児に商品の売り買いを楽しんでもらおう―と、毎年この時期に行っている。2週間ほど前から年長児32人が同園教諭とどんな店を出すか考え、本番に向けて準備を進めてきた。
 年長児は、ホールにすし屋やアイス屋、ビニール製の服などを売るおしゃれ屋といった多彩なお店を出店した。キャラクター釣りおもちゃのハンマーで箱形のワニをたたくゲームで遊べるコーナーも用意。折り紙で作った手裏剣などが当たる段ボール製の小型自動販売機(ガチャガチャ)も用意した。
 お買い物ごっこが始まると、店員役の園児が大きな声で「いらっしゃいませ」と客を呼び込み、ホールが活気に包まれた。買い物客役の園児は、自分たちで作った紙製の財布から手作りの硬貨を取り出して商品を買い求め、買い物を満喫していた。


2023年(令和5年)2月15日
★潮静小で雪と遊ぼう会 そりリレーなど楽しむ

潮静小学校駐車場でそりリレーを楽しむ児童

 留萌市内の潮静小学校(田中克幸校長、児童52人)の雪と遊ぼう会が、10日午前9時55分から同校駐車場、グラウンドで開かれた。全校児童が青空広がる好天の中、雪上ゲームにハッスルした。
 児童が主体的に動き、縦割り班による活動を通して協調性や仲間意識を育むこと、寒さに負けない体づくりを目的に、冬の恒例行事として開催している。
 最初にA~Eの5グループに分かれてそりリレーを駐車場で実施。児童は2人一組で約5メートル先のパイロンを往復し、次の組に交代した。
 そりに乗っている児童は落ちないように必死でつかまり、引く児童は力いっぱい雪上を疾走。会場には声援が飛び交い、大いに盛り上がっていた。
 終了後、児童はグラウンドに移動した。鬼にタッチされたら鬼と手をつなぎ、逃げ回る児童を一緒に追い掛ける手つなぎ鬼を行った。制限時間7分で2回実施。1回目は児童のみ、2回目からは同校教諭も加わった。
 逃げる児童は、鬼の位置を確認しながら一生懸命走っていた。鬼役の児童は、逃げる人を何とかつかまえよう―と、友達と息を合わせて追い掛けていた。行事は30分ほどで終了した。


2023年(令和5年)2月14日
★市立病院ボランティア・スマイル 雪などで作ったランタンを展示

留萌市立病院駐輪場付近の街灯に展示された紙袋や雪のランタン

 留萌市立病院で活動するボランティア団体の留萌市立病院ボランティア・スマイル(神田千春コーディネーター)は2日、同病院駐輪場向かいの街灯付近に雪で作ったランタンなどを展示。新型コロナウイルスの感染者などに対応する同病院職員にエールを送った。
 同団体の図書班(鷲見知佳班長)は例年、4~12月に月1回、同病院3階デイルームで入院患者向けの読み聞かせイベントを開催。しかし、コロナ禍の現在は自粛している。
 そのため、医療従事者を応援するために新たな活動を考案。図書班メンバーの松橋秀和さんが、これまで市内で紙袋を使ったランタンなどを飾った経験があることを踏まえ、雪で作ったランタンを並べて優しい光で癒やしたい―と実施した。昨年10月には、牛乳パックを使ったランタンを展示している。
 雪のランタンは、バケツに雪やろうそくを置くために必要なペットボトルを切り抜いた枠を入れ、逆さまにして52個作った。他に、以前展示した経験がある雪を詰めてろうそくを入れた紙袋ランタン、街灯付近に積もっていた雪をくり抜いて置いたキャンドルを含め、合わせて約100個の明かりが並んだ。
 この日は午後4時ごろ、図書班のメンバーを中心に約10人が参加し、雪のランタンや紙袋ランタンを並べ、ろうそくに火をともした。「コロナにまけるな」、「笑顔」などと書かれた紙袋もあり、同6時ごろまでランタンの火が冬の夜を彩った。


2023年(令和5年)2月11日
★かもめ幼稚園 地震に備え避難訓練

冬道でも素早く避難できるように園庭を歩く練習に取り組むかもめ幼稚園の園児

 留萌市内のかもめ幼稚園(福士惠里子園長、園児89人)で9日に避難訓練が行われ、全園児が地震発生時の対応を学んだ。
 園児の防災意識の高揚を図るとともに、冬季に災害が発生した場合にどのような行動を取れば良いのか体験してもらうため、毎年実施している。
 今年も留萌沖を震源地とするマグニチュード7と推定される地震が発生し、日本海沿岸に大津波警報が発令された―との想定で行った。
 午前10時半に地震発生を告げる放送が園内に流れると、園児は各クラスの教室で約1分間、テーブルの下に身を屈めて頭を守った。
 このあと、園児が帽子、手袋、防寒着を身に着けて屋外に移動。災害が起きたとき、歩きにくい雪道でも素早く避難所まで避難できるように、1周約60メートルの園庭を2周歩く練習を行った。
 園舎に戻ったあと、園児はホールに集合。同園教諭から火がなくても水を入れるだけでご飯を食べることができ、非常食として使われるアルファ化米について説明を受けた。
 また、園児は防災ビデオを視聴。「押さない」、「駆けない」、「しゃべらない」、「戻らない」の頭文字を取った災害時に取るべき行動を表す合言葉「おかしも」などを学んだ。
 昼食の時間になると、アルファ化米でできたわかめご飯、五目ご飯を試食。テーブルのない避難所でも上手に食べられるように床の上で食べた。園児はスプーンを使って口いっぱいに頬張り笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)2月10日
★留萌開建 緑丘小学校で防災教育

避難計画「マイ・タイムライン」を考える緑丘小学校の5年生

 留萌市内の緑丘小学校(秋葉良之校長)で7日、留萌開発建設部による防災教育が行われ、5年生25人が洪水などの水害から自分の身を守るための行動を確認した。
 児童に洪水の発生に備えて、事前に避難行動を決めておくことの必要性を学んでもらうことが目的。留萌開建職員2人が講師を務めた。
 同開建職員は田畑が冠水し、住宅、道路、鉄道、工場などが浸水する被害があった昭和63年8月の留萌川洪水をはじめとした水害の事例を説明。留萌川洪水は当時の記録映像を見せながら解説した。児童は真剣に映像を視聴。災害の怖さを学んでいた。
 続いて児童が防寒・防風シート、給水バッグなど種類の防災グッズが入ったリュックサックの中を見たほか、実際に背負ってどれくらいの重さなのか確認した。ドローン(小型無人航空機)で撮った市内の高砂公園周りの映像をVR(仮想現実)ゴーグルで視聴。留萌川周辺の状況について理解を深めていた。
 最後に、児童が家族構成や生活環境に合わせて決める避難計画「マイ・タイムライン」を立てた。「川の水位を調べ始める」、「避難するときに持っていく物を準備する」など台風が発生してから川の水が氾濫するまでに取るべき行動を考え、友達と意見を共有。災害発生前の準備の重要性について理解していた。


2023年(令和5年)2月9日
★留萌小学校で一日入学 学校生活の楽しさ体験

留萌小学校の新入生一日入学で紙皿を使った作品を作る子供たち

 留萌小学校(石田正樹校長)で2日、新入生一日入学が行われ、4月に入学予定の子供たちが学校の雰囲気を味わった。
 子供たちに体験入学を通して学校への希望、期待を持ってもらおう―と、毎年この時期に実施している。今年は入学予定者36人が参加した。
 体験入学は参加者を2グループに分けて実施。留萌小教諭が絵本「あしにょきにょき」、「わたしのわごむはわたさない」を読み聞かせると、子供が夢中になって見ていた。
 また、子供たちは工作の授業を体験。半分に折りたたんだ状態の紙皿にクレヨン、色鉛筆でパンダやコアラといった動物の顔を描く「ゆらゆらどうぶつえん」を作った。はさみで切った紙をセロハンテープで紙皿に付けて耳、尻尾を表現。完成後、早速紙皿を揺らして遊んでいた。作品は各自持ち帰った。
 市内ではこのほか、潮静小が1月26日、緑丘小は2日、東光小が3日にそれぞれ一日体験入学を実施。3校合わせて70人の子供が小学校の雰囲気を味わった。


2023年(令和5年)2月8日
★小平中学校 校舎周辺で除雪作業

積雪で窓が開けにくくなった更衣室前の除雪を行う小平中学校の生徒ら

 小平中学校(田中幸治校長)の生徒会(嶋本稀央会長)と生活常任委員会(赤坂恵琉委員長)による合同企画「雪かきボランティア」が3日、同校校舎周辺で行われ、生徒らが除雪作業でさわやかな奉仕の汗を流した。
 除雪作業は、生徒が率先してボランティア活動に参加し、社会奉仕の精神を学ぶことを目的に実施。生徒会では事前に参加者を募集し、毎年4月に町内市街地、8月に臼谷海水浴場やおにしかツインビーチで砂浜のゴミを拾う清掃奉仕を行っている。令和元年からは、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から8月の清掃活動を中止。その代替として、一昨年から生徒のアイデアを取り入れて冬の除雪作業を企画・実施している。
 生徒会と生活常任委員会は1月31日、合同で新聞を発行して全校生徒に配布し、2月3日の除雪作業への参加を呼び掛けた。その結果、生徒38人が参加したほか、同校教諭も協力した。
 この日は、午後3時45分に参加者が生徒玄関前に集合。作業開始前に担当生徒が除雪場所や注意事項を説明した。
 参加者は3班に分かれ、雪の高さが約2メートルまで積もり、窓の開閉が難しくなった男女それぞれの更衣室前で除雪を開始。生徒らは、窓ガラスを傷付けないように細心の注意を払いながら、役割を分担して窓付近の雪をスコップで取り除き、スノーダンプで北側にある駐車場の空きスペースへ運んだ。
 除雪作業は1時間ほど行われ、男女それぞれの更衣室前の窓は開閉できるようになった。


2023年(令和5年)2月7日
★小平お楽しみ倶楽部 恵方巻き食べ異文化交流

小平町のそば&カフェからくれで開かれた節分パーティーで恵方巻きを食べる参加者

 インターナショナルお楽しみ倶楽部(金野郁子代表)主催の節分パーティーが、3日午後6時半から町市街地のそば&カフェからくれで開かれた。留萌管内の学校に勤務するALT(外国語指導助手)ら参加者が、日本の伝統文化を堪能した。
 同倶楽部では、ALTと地域住民の交流の場としてハロウィーンやクリスマスなどに合わせてイベントを実施。令和3年から新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止が続き、3年ぶりの開催となった。
 節分パーティーには留萌市や小平町から小中学校でALTとして勤務するアメリカやカナダからの外国人のほか、地域住民を合わせて10人が参加した。
 参加者がお茶やジュースで乾杯したあと、金野さんは「日本の節分では恵方巻きやイワシを食べる風習があり、鬼を払う日として豆をまき、幸福を招き入れます。本日は、中国の宮中で行われた節分のやり方に習ってみたいと思います」と話し、恵方巻きの食べ方についてもレクチャーした。
 参加者は、今年の恵方である南南東の方角を向いて会話をせずに恵方巻きを頬張り、節分について理解を深めたあと、出来たての炊き込みご飯やイワシのつみれ汁、唐揚げなどを食べながらしばし談笑。
 続いて、大小二つのザルにボールが何個入るかを競うゲームに挑戦。最下位が決まるまでゲームは行われ、最も負けた人が鬼を払う「方相氏」や鬼役を務めた。鬼や病を払う儀式では、始めに鬼が大声を上げながら登場し驚かせて逃げ、その後、穏やかな表情をした方相氏が現れて参加者の頭上で扇子を3回あおいで邪気を払った。
 参加者は、日本や中国の文化を通じて国籍を超えた交流のひとときを満喫していた。


2023年(令和5年)2月5日
★みどり保育園で防火豆まき

防火豆まきで鬼を退治するみどり保育園の園児たち

 留萌市内のみどり保育園(小澤真弓園長、園児94人)ホールで3日、留萌消防組合留萌消防署、留萌地区少年婦人防火委員会(菅原憲一会長)主催の「火の用心 防火豆まき」が開かれ、園児が鬼を退治して1年間の幸せを祈った。
 園児の防火意識を高め、火遊びが原因の火災を未然に防ぐことが目的。3日の「節分」に合わせて市内の保育園、幼稚園の協力を得て例年この時期に実施。一昨年と昨年は、新型コロナウイルス感染拡大状況を考慮し中止していたため、3年ぶりの開催となる。
 留萌消防署の職員4人が来園した。消防署員が「火遊びする悪い子はいないか鬼が探しに来ます。豆を投げて鬼を退治しましょう」と話したあと、豆まきを開始した。
 消防署員2人が赤鬼と青鬼に扮して登場すると、園児たちが泣いて逃げ回ったり、ビニール袋に入った落花生、チョコレートをぶつけて果敢に立ち向かい、鬼を追い払うなど、それぞれが思い思いに節分行事を体験した。
 鬼退治のあと、消防職員が「火遊びは絶対しないでくださいね」と話すと園児が大きな声で「はい!」と返事。最後に鬼たちと記念撮影して「バイバイ」と見送った。


2023年(令和5年)2月4日
★千鳥児童センター 新聞紙を使って豆まき

新聞紙を丸めて作ったボールで豆まきをする緑丘小学校の児童

 留萌市内の千鳥児童センターホールで2日、市内の緑丘小学校の1~3年生合わせて22人が、新聞紙を丸めて作ったボールで豆まきを楽しんだ。
 同センター、同センター母親クラブ(奈良岡有紀会長)共催。作品の製作、レクリエーションゲームなどを月に1回のペースで行う「わくわくタイム」の一環で実施した。
 午後3時半ごろ、ホール出入り口から赤鬼の仮面を着け、おもちゃの剣を持った同センター職員5人が登場した。児童は、床に散らばった新聞紙のボールを投げて鬼退治。一足早く節分気分を味わっていた。
 終了後、児童が豆まきで使った新聞紙のボールを拾い集めて中を確認した。「福」と書かれた紙を手にした男子、女子各2人にお菓子、飲み物が入った景品をプレゼント。当たりが入っていなかった児童にも落花生などを贈った。
 当たりの紙を手に入れた同校1年の多屋椿希さんは「最初は少し鬼が怖かったけど、ボールを投げているうちに慣れてきました。楽しかったです。お菓子をたくさんもらいました」と笑顔で語った。


2023年(令和5年)2月3日
★旬を迎えたギンナンソウ 臼谷海岸で摘み取り始まる

1日から小平町臼谷の海岸で始まったギンナンソウの摘み取り作業

 小平町の臼谷漁港南側の海岸で、1日からギンナンソウ(銀杏草)の摘み取り作業が今年も始まった。厳しい寒さの中、新星マリン漁業協同組合臼谷本所の臼谷地区仏の耳子の会(岸良斉会長)の会員が、胴長やウエットスーツに身を包み、厚手のゴム手袋を履いて浅瀬に入り、摘み取り作業に励んでいる。
 ギンナンソウは北海道から東北地方で群生し、イチョウの葉に似ている赤茶色の海藻。1月から2月にかけて旬を迎え、摘み取り作業は厳寒期の風物詩となっている。
 漁師仲間からは、形が仏像の耳に似ていることから「ホトケノミミ」とも呼ばれている。芳醇な磯の香りが楽しめ、口当たりが滑らかな食材で、主にみそ汁の具として重宝されている。
 この日午前7時半から会員10人が海に入り、箱眼鏡をのぞきながら黙々と摘み取り作業を開始し、同時ごろまで行われた。岸良会長は「1月20日ごろに摘み取り前の事前調査をした。例年並みに採れる量は確保できそう。自然の物なので、毎年生育の状況は変わるが昨年同様に大きいサイズの物が採れている」と喜びの声が漏れていた。
 今後については、会員各自で天候や生育状況を見ながら禁漁する期間を設け、3月上旬まで摘み取り作業が行われる。


2023年(令和5年)2月2日
★今年初のわいわい子ども食堂 カレーライスなど味わう

「わいわい子ども食堂」で食事を楽しむ参加者

 子どもの居場所づくりを考える会(下山園惠代表)主催の第32回わいわい子ども食堂が、1月31日午後5時から留萌市中央公民館講堂で開かれた。前回に引き続き新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じて実施し、参加者がカレーライスなどに舌鼓を打った。
 同食堂は、子供専用ではなく、地域の人々が笑顔で思いやりを持ち、共にたすけあい、多世代が交流する居場所。例年冬期間の1、2月を除いてほぼ月1回のペースで開いてきたが、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止、再開を繰り返している。
 今回は、昨年10月に続いて今年最初の開催。コロナ禍での感染症予防対策として、受付時間を午後5時からと午後6時からの2回に分けて実施。子供40人、保護者、高齢者を含む大人34人の計74人が参加した。
 会場では、ボランティアスタッフ7人が活動を支えた。同ウイルス感染症の予防として使い捨て食器、消毒液やマスク、ゴム手袋など使用。テーブル3脚を一組にした食卓を約2メートル間隔で並べ、それぞれの中央にパーテーションを置いて間仕切った4人掛け9卓を用意した。
 入場の際に検温やアルコール消毒してテーブルまで案内された来場者は、毎回楽しみにしている常連の親子、初めての人などさまざま。カレーライス、フライドポテト、フルーツサラダ、キュウリの和え物、白玉のおしるこを味わいながら、幼児や小学生とその保護者から高齢者までが会食を楽しみ、子供たちは「おいしい」とボリュームたっぷりの食事に満足した。
 この日は、市民などからタマネギやジャガイモといった野菜が寄せられ、材料として活用した。


2023年(令和5年)2月1日
★市立留萌図書館 休館して蔵書点検

市立留萌図書館で年に1度の蔵書点検を行う職員

 市立留萌図書館は30日から8日間休館し、7人の職員が年に1度の蔵書点検を行っている。
 図書館が保有する蔵書は約10万冊。点検作業は登録されている図書が実際にあるかどうかを確認するため、毎年この時期に実施している。
 職員は午前10時から午後5時まで、ハンディーターミナルと呼ばれる端末で図書の背表紙に貼り付けられたバーコードを読み取り点検。蔵書数が多いためテキパキと作業を進めている。参考書や辞典をはじめとした重くて大型の本は、本棚から取り出すのに時間がかかるという。
 読み取りが終わると、端末をパソコンに接続。登録されているが存在しない不明本を確認するほか、誤った場所に入っている図書を正しい本棚に戻す作業を行う。職員によると、大人向けの占いの本などがまとめてなくなっていることがあるという。そのため「もし手元に図書館の本があったら返却してほしい」と求めている。
 図書館は2月7日から通常通り開館する。


2023年(令和5年)1月31日
★「けあらし」立ち込める 管内2地点で氷点下20度以下

黄金岬一帯に立ち込めたけあらし(30日午前8時ごろ)

 留萌地方は30日早朝、低気圧から流れ込む寒気の影響で厳しい冷え込みに見舞われた。管内各観測地点のうち留萌市幌糠、小平町達布で最低気温が氷点下20度を下回り、両地点と留萌市街地、増毛町では今季最低気温を更新。留萌市街地では、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象により沖見海岸から留萌港一帯の広範囲にわたって、厳寒の風物詩である「けあらし」が立ち込める幻想的な様子が見られた。
 旭川地方気象台によると、管内で最も気温が下がったのは留萌市幌糠で午前6時20分に観測した氷点下26・5度。平年より13・3度、前日比では6・1度低かった。留萌市街地では午前7時16分に氷点下16・3度を観測。平年より8・2度、前日比で4・4度低かった。
 管内各地の30日正午までの最低気温は次の通り。
 ▽留萌市街地 氷点下16・3度▽留萌市幌糠 氷点下26・5度▽増毛町 氷点下13・7度▽小平町達布 氷点下21・2度▽羽幌町 氷点下11・2度▽初山別村 氷点下10・8度▽遠別町 氷点下14・4度▽天塩町 氷点下13・2度。


2023年(令和5年)1月29日
★留萌市内小中学校 給食でカズチー味わう

学校給食でカズチーを食べる東光小学校の6年生

 留萌市は27日、市内7小中学校の給食にカズノコ、チーズを組み合わせた井原水産株式会社(本社・留萌市、勝田恵介社長)の商品「カズチー」を提供した。
 塩カズノコ生産量日本一のマチとして、市内の小中学生に少しでもカズノコへの興味と関心を持ってもらおう―と、市と学校給食センターが連携。平成28年度から年に数回カズノコ給食を実施している。
 東光小学校(早坂康校長、児童214人)では、学級ごとに配膳を済ませたあと、午後0時25分から給食が始まった。この日の献立はご飯、みそ汁、厚焼き卵、ジンギスカン風煮、牛乳。カズチーは1人1枚ずつ配られた。
 児童はカズノコのツブツブ感、チーズの軟らかい食感に夢中。おかわりして、2枚目もおいしそうに食べる姿が見られた。
 また、市公認のかずの子応援マスコットキャラクター「KAZUMOちゃん」の着ぐるみが登場。児童が大喜びしていた。


2023年(令和5年)1月28日
★道選管留萌支所 統一地方選へ臨戦態勢

統一地方選挙実施本部の看板を設置する工藤本部長(左)と山口副本部長

 留萌振興局地域政策課内の北海道選挙管理委員会事務局留萌支所は26日、留萌振興局地域政策課内に「第20回統一地方選挙留萌地方実施本部」を設置した。選挙事務を担当する支所職員は、4月の道知事選、道議選、首長選、市町村議選に向けて臨戦態勢に入った。
 この日午前11時に本部長で支所長の工藤公仁振興局長、副本部長で支所次長の山口知子副局長の2人が、道選管事務局留萌支所入り口の壁に本部設置を知らせる看板を掲げた。
 統一地方選挙の日程は、知事選が3月23日告示、道議選が同31日告示で投開票はそれぞれ4月9日。札幌市以外の市長選と市議選は4月16日告示、同23日投開票。町村長選、町村議選はそれぞれ4月18日告示、同23日投開票。管内は苫前町、初山別村、天塩町の町村長選のほか留萌市議選、7町村議選が行われる。
 看板設置後、工藤振興局長は「選挙は民主政治の基盤をなすものであり、国民が主権者として政治に参加する最も重要な機会。有権者の皆さんに投票に参加していただけるよう、選挙啓発に取り組む。特に近年の選挙における投票率が低い10代、20代および30代の若年層に対し、投票への参加を積極的に呼び掛けていきたい。新型コロナウイルス感染症の影響下での選挙となるが、感染症対策を十分に講じた上で安心して投票いただけるよう努めたい。また、候補者をはじめ政党関係者など選挙に携わる方々には、ルールを守ったきれいな選挙の実現をお願いしたい」と話していた。
 同留萌支所は工藤本部長ら職員13人で構成。公示後は啓発活動などを随時実施する予定。


2023年(令和5年)1月27日
★3月末でJR留萌本線石狩沼田―留萌間が廃止 駅名グッズなど人気

JR留萌本線にちなんだグッズが並んでいるおみやげ処お勝手屋「萌」

 3月末でJR留萌本線石狩沼田―留萌間(35・7キロ)が廃止されるのを前に、留萌駅から徒歩5分ほどの留萌市栄町3丁目にあり、多彩な土産物を販売するおみやげ処お勝手屋「萌」には、鉄道ファンの来店が増えている。駅名が書かれたグッズなどを中心に買い求める姿が見受けられる。
 NPO法人留萌観光協会(対馬健一会長)が運営するお勝手屋「萌」は、留萌を訪れる観光客をもてなそう―と、留萌観光案内所として観光情報の提供、特産品やオリジナル商品の販売を行っている。
 同店では、平成28年12月の留萌本線留萌―増毛間の廃止以降、留萌本線の駅名が書かれたキーホルダーやマグネット、ポストカード、硬券切符などを販売。昨年8月、留萌本線の沿線4自治体が石狩沼田―留萌間などの廃止に合意して以降、徐々に鉄道ファンの来店が増え始めたという。
 同12月以降、同店には廃止合意を機に作られた新たなグッズが続々入荷。「思い出の留萌駅」、「ありがとう留萌本線」などの言葉と共に、かつて留萌本線を走っていた車両などの写真を載せたクリアファイルや下敷き、横断幕、ミニのぼり、缶バッジ、駅名入りのストラップやカードなどが並んでいる。
 また、市内で米などを販売する丸力笠井商店が製造し、切符風のデザインで「留萌から深川ゆき」、廃止日の「2023・3・31」と印刷された袋に入った留萌管内産米ななつぼし、ラベルに列車の写真を使った増毛町内の国稀酒造株式会社製造の日本酒も販売。包装紙に「さよなら留萌駅」と書かれたクッキー、「さよなら留萌本線」と書かれたまんじゅうも扱っている。
 同店によると、クリアファイルや下敷き、ストラップ、カードの売れ行きが良い―という。「昨年の冬と比べると、来店者が増えているように感じる。中には電話での問い合わせもあり、グッズの取り置きを依頼する人もいる」と話している。


2023年(令和5年)1月26日
★緑丘小学校 冬休み作品展始まる

休み時間に作品を見る緑丘小学校の児童

 留萌市内の留萌、東光、緑丘、潮静の4小学校で冬休み作品展が始まった。児童が休み時間や放課後に展示場所を訪れ、友達の作品をじっくりと見ている。
 各小学校の児童は、冬休みの課題の一つとして、工作や自由研究などに取り組み、作品展で成果を発表している。
 23日から始まった緑丘小学校(秋葉良之校長、児童153人)では、1、2階ホールに全校児童の作品が展示されている。
 「運動会 リレーで1位2マス進む」などと学校生活の思い出をマスに書いた「1年生のおもいですごろく」、木製の箱形ティッシュケースや本棚、スノードームといった作品がテーブルの上に並べられている。
 また、児童が「新型コロナウイルス」、「ギネス記録」などについて調べ、ノートや模造紙、スケッチブックにまとめた自由研究も展示している。
 留萌、東光、潮静各小学校も今週から1週間程度作品を展示する。


2023年(令和5年)1月25日
★北方領土の早期返還へ 道民ホールに署名コーナー

留萌合同庁舎1階道民ホールに設けられた北方領土の早期返還を求める署名コーナー

 留萌振興局は23日、北方領土の日特別啓発期間(21~2月20日)に合わせて、留萌合同庁舎1階道民ホールに北方領土の早期返還を求める署名コーナーを設けた。所管の総務課は、管内8市町村に対して市役所や役場、公民館などに署名コーナーを設置するよう依頼した。
 道は、毎年2月7日の「北方領土の日」を中心に啓発期間を設け、道内14の総合振興局・振興局ごとに返還要求の署名活動を行っている。留萌振興局では、道民ホール内にコーナーを設置し、初日から来庁者や振興局職員が署名に協力している。
 コーナーには、自由に持ち帰りできる四島の位置と名前、歴史などについて説明したリーフレットやポケットティッシュ、クリアファイルなどの啓発グッズを備え付けている。
 併せて、道民ホールでは「北方領土フォト川柳作品展」も始まり、「還らない 島へ嗚咽と なる霧笛」や「ワンピース 足りぬ平和 日本絵地図」といった、北方領土をテーマに全国各地から寄せられた川柳作品と同センター所有の写真と組み合わせた41句をパネル16枚に展示しており、署名を終えた人たちが目を止めている。
 署名コーナー、フォト川柳写真展とも2月20日まで開設している。


2023年(令和5年)1月24日
★春日児童センター 豆まきなど楽しむ

鬼役の児童に豆を投げる参加者

 留萌市内の春日児童センターホールで豆まき会が21日に開かれた。地域の幼児や児童、保護者合わせて約20人が一足早く節分気分を味わった。
 同センター、同センター母親クラブ(佐藤深雪会長)共催。2月3日の「節分」にちなんで、例年この時期に開かれている。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し中止したため2年ぶりの開催となる。
 最初に市立留萌図書館職員、同図書館ボランティア「おはなしの会もこもこ」の会員が絵本「ブロロンどろろん」、「おめんです」の計2作品を読み聞かせたほか、紙芝居「なぜ、せつぶんに豆をまくの?」を上演。子供たちが豆まきの由来について学んだ。
 また、童謡の「鬼のパンツ」に合わせて手遊びをしたほか、「ふしぎなポケット」の歌に合わせて絵を動かすパネルシアターをもこもこの会員が披露した。歌詞通りビスケットの絵がパネルの上に置かれたほか、鬼や豆といった節分にちなんだ絵も登場。子供たちは夢中になって見ていた。
 最後に豆まきを行った。ホール出入り口から赤鬼、青鬼の仮面を着けた児童3人が登場。怖くて思わず泣いてしまう子供もいたが、負けじと豆を投げて鬼を追い払っていた。


2023年(令和5年)1月22日
★暑寒別岳スキー場 学校利用でにぎわう

増毛町内外から訪れた児童生徒らでにぎわいをみせる町営暑寒別岳スキー場

 増毛町内や近隣の留萌市内にある小中学校、高校では、3学期に入りスキー学習が始まった。町営暑寒別岳スキー場には、町内外の小中学校から児童生徒が滑走技術の向上を図るため訪れ、にぎわいを見せている。
 留萌管内で最大規模のゲレンデを持つ同スキー場は、旧増毛駅駅舎から約8キロ南側にあり、初心者から上級者まで楽しめる5コースとスノーボードも滑走可能な1コースのほか、積雪の状況でオープンを延期しているバックカントリーコースを合わせた全長約6・6キロのコースがある。
 令和3年度のリフト利用者は延べ11万4093人。町内をはじめ、留萌市内の各学校がスキー学習の場として利用している。
 午前中から晴れ間が広がる穏やかな天候に恵まれた19日は、地元の増毛小のほか留萌市の留萌小、留萌中と港南中、石狩市の浜益小の合わせて5校の児童生徒ら約240人が来場した。
 子供たちは、学年やレベル別でグループに分かれ、引率教諭が「ゲレンデには各学校の児童生徒たちがいて、滑る練習をしています。周囲に気を付けて接触などの事故がないようにしてください」などと注意。入念な準備体操のあと、スキー学習を開始した。
 各校とも、初心者グループは傾斜が緩やかな斜面で滑る練習をしたほか、上級者グループはリフトに乗ってゲレンデの頂上から滑走。引率教諭からスキー板をそろえて曲がるパラレルターン、ストックを使った上手な体重移動などについて熱心に指導を受けていた。


2023年(令和5年)1月21日
★千鳥児童センター 宝くじ抽選会を開催

当たりを引き景品をもらいに行く児童

 留萌市内の千鳥児童センターホールで17日、ちどりジャンボ宝くじ抽選会が開かれ、市内の緑丘小学校の1~3年生計24人がお菓子などをもらい喜んだ。
 同センター、同センター母親クラブ(奈良岡有紀会長)共催。児童の冬休みの思い出づくりに―と企画した。
 6~16日に同センターへ来館した児童に、センター職員手作りの宝くじを毎日1人1枚配布した。景品はお菓子や飲み物などのセット。大当たり5本、中当たり10本、小当たり15本、残念賞22本を用意した。
 抽選は午後2時に実施。児童はわくわくしながら宝くじを持って床に座った。
 センター職員が箱の中から半券を引いて当選番号を読み上げると、すぐに自分の宝くじを確認。当選した児童は「当たった!」と声に出して喜び、景品をもらい笑顔を見せた。参加者の中には、1人で2~4本当たる児童もいた。
 大当たりの景品をもらった緑丘小1年の梅津柚希さんは「何となく当たる気がしました。予感通りになってうれしいです」と語る。この日は同校の冬休み最終日。「良い思い出になりました」と話し、笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)1月20日
★留萌高校3年生 研究の成果を発表

留萌高校体育館で開かれた課題研究発表会

 留萌高校(阿部穣校長)の令和4年度課題研究発表会が、18日午前9時から同校体育館で開かれた。情報ビジネス科、電気・建築科の3年生計39人が研究内容や成果を同校1、2年生、教職員、来賓に披露した。
 生徒のプレゼンテーション能力を育成することなどが目的。平成30年4月に同校と統合した留萌千望高校の行事を引き継ぎ、毎年この時期に開催している。
 情報ビジネス科、電気・建築科合わせて11グループが、プロジェクターでスクリーンにパソコンの画面を映し出し、スライドを使って発表。阿部校長、同校教職員が審査員を務めた。
 生徒は、ボールを当てるとパネルの色が変わるストラックアウトの機械、木製の無電源スピーカー、増毛町、留萌市、小平町の魅力を取り上げた「まるおカルタ」といった作品を紹介した。留萌管内の特産品を生かした食べ物の開発など、自分たちがこれまでに取り組んできた研究の内容を説明。発表が終わるたびに生徒、同校教諭らから大きな拍手が送られていた。
 審査の結果、留萌川の水質改善に向け、ホタテの貝殻、木炭、水とセメントを練り混ぜたセメントペーストを組み合わせた水質浄化装置の開発に取り組んだ電気・建築科の「ルルモッペ再生計画2022」が最優秀賞を獲得した。メンバーは赤坂洸喜君、宇治流我君、中原一心君、宮津海星君の4人。会場では各班で作った作品の展示が行われ生徒が興味深く見ていた。
 このほか、優秀賞には情報ビジネス科の「留萌・増毛・小平を楽しく学ぶ教材作成」、奨励賞には電気・建築科の「木材加工品の受注生産の難行苦行」、情報ビジネス科の「かずもちゃん焼きの具材開発」、特別賞には電気・建築科の「木材加工品による無電源スピーカー製作」、情報ビジネス科の「留萌市でヲタ活しよう!」がそれぞれ選ばれた。


2023年(令和5年)1月19日
★留萌市が道の駅駐車場に器材設置 電気自動車の充電を

るしんふれ愛パーク(船場公園)の駐車場に設置された電気自動車の急速充電器

 留萌市は17日、道の駅「るもい」があるるしんふれ愛パーク(船場公園)の駐車場に、市内の公共施設では初となる電気自動車の急速充電器を1基設置、運用を開始した。所管の経済港湾課は「道の駅を訪れる人だけでなく、市民にも利用してもらいたい」と呼び掛けている。
 道の駅の整備計画に当たる基本計画では、基本機能の一つとして電気自動車用急速充電器の新設を掲げていた。道の駅来場者の利便性向上、電気自動車の普及促進が目的。
 昨年3月、充電器の販売・運用や全国各地への設置などを展開する株式会社e―MobilityPower(本社・東京都、四ツ柳尚子社長)が、市に対して充電器の設置を提案。市は6月、同社と協定を締結して同駐車場への充電器設置を決定。12月、同駐車場出口付近の一角に充電器と周りを囲うシャッターを取り付けた。
 急速充電器は有料で24時間使用可能だが、同社の会員となるほかに非会員は専用のスマートフォン(スマホ)アプリをダウンロードする必要がある。その場合、車両に充電コネクタを接続して充電器のQRコードをスマホで読み取り、示されたアドレスにアクセスする。表示された画面でメールアドレス、支払い用のクレジットカードの情報などを入力する。
 急速充電器の設置費用、今後かかる電気代などは同社で負担。市は周辺の清掃や除雪といった日常的な管理のみ行う。同課は「車の充電中に、道の駅内の施設で買い物をするなどくつろいでもらえるとうれしい」と話している。


2023年(令和5年)1月18日
★沖見児童センター カードでしりとり

沖見児童センターで「ぐるぐるカード」を楽しむ児童

 留萌市内の沖見児童センターの新年お楽しみ会が、13日午後2時から同センターホールで開かれ、留萌小学校の1~5年生計15人がゲームを楽しんだ。
 同センター、同センター母親クラブ(大川梓会長)の共催で、毎年この時期に開催している。
 最初に児童が4グループに分かれたあと、各グループに10枚ずつ配られた「たぬき」、「きつね」といった動物の名前が書かれたカードでしりとりをする「ぐるぐるカード」で遊んだ。
 自分たちが持っているカードをよく確認して「こうもり」、「りす」などと続くように出し、早くに手持ちがなくなったグループの児童は「やったー!」と喜んでいた。
 続いて、児童全員がお菓子をもらえるひもくじを行った。2本だけ当たりがあり、児童はビニールひもの先に付いているお菓子が入った袋を開封。当たりの紙が入った物を引き当てた児童は、追加でお菓子をもらい笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)1月17日
★留萌青年会議所新春の集い 佐藤理事長が抱負語る

新春の集いでマチづくり活動への抱負を語る一般社団法人留萌青年会議所の佐藤理事長

 一般社団法人留萌青年会議所(留萌JC、佐藤亮訓理事長)の新春の集いが、14日午後6時から留萌産業会館2階大ホールで開かれ、「Beyond Imagination(想像を超えていく)~伸び伸びと 仲間と共に~」のスローガンのもと、会員が今年のマチづくり活動の推進に向けての気持ちを新たにした。
 留萌JCの会員、シニアクラブ会員、来賓合わせて約80人が出席。新型コロナウイルス感染防止のため、出席者にマスク着用、手指消毒、検温の協力を求めた。
 佐藤理事長は「スポーツは自主性、協調性といった生きていく上で大切なことを学ぶことができる。地域未来を担う若者たちがスポーツに打ち込める環境を整備したい。決して簡単なことではないが、1年間チャレンジしたいと思う」と語った。
 また、「多くの仲間とさまざまな価値観を共有し、共に汗をかく中で地域に貢献できる人材を育てる。メンバー一人一人輝く個性を遺憾なく発揮し活動、運動を通してこの地域から多くの仲間を増やしたい」と話した。
 さらに「いつ何が起こるかは誰にも分からないが、どんなことが起こったとしても想像し、それを行動に変えていくことによって、道を切り開くことができると思う。仲間と共に高め合い自分自身、多くの人たちの想像を行動し続けることで超えていきたい」と決意を述べた。
 続いて、来賓の中西俊司市長、留萌振興局の工藤公仁局長、稲津久衆議、神谷裕衆議、浅野貴博道議、公益社団法人日本青年会議所北海道地区協議会道北エリア担当の安藤啓太副会長が祝辞を述べた。
 この後、留萌商工会議所の大石昌明会頭の音頭で乾杯した。出席者たちは和やかな雰囲気の中、飲食を楽しみながら交流を深めていた。


2023年(令和5年)1月15日
★商店街連合会 カレンダー交換会始まる

13日からるもいプラザ内のまちなか賑わい広場で始まったカレンダー交換会

 留萌市商店街振興組合連合会(土田悦也理事長)による2023年用カレンダー交換会が、13日から留萌市開運町のるもいプラザ2階のまちなか賑わい広場で始まった。市民が気に入ったカレンダーを持ち帰っているほか、カレンダーを提供する企業や個人の姿も見られる。
 贈答用カレンダーの有効利用を目的とした交換会は、今年で11回目。当初、加盟事業所のカレンダーを無料配布していた同連合会は、市民の要望で数量を増やそう―と、平成25年度からは留萌市内の企業などにも協力を呼び掛けてカレンダーを集めている。
 来場の際には、マスクの着用や手指消毒などの新型コロナウイルス感染症予防に協力を求めた。初日は、人気の高い日めくりやA1判、A2判の大きなサイズの一枚物や月めくり、卓上型など、さまざまなタイプのカレンダー約350点を用意した。
 会場には、国内外の風景を描いた絵や写真、イラストを印刷したカレンダーが壁に掛けられたりテーブルに並べられ、午前10時の開始前から並んでいた市民らが次々と訪れ、一つ一つを手に取ってお目当ての大きさやデザインの気に入ったカレンダーを自由に持ち帰った。
 毎年交換会でカレンダーを持ち帰っているという代の女性は「文字の大きな大判の月めくりは見つかりましたが、ほしいと思っていた日めくりは見つかりませんでした。数日置いて、また来てみたいと思います」と話していた。
 最終日は決まっていないが、同連合会事務局によると例年は2月いっぱいまで続くことが多いといい、「カレンダーは企業、個人を問わずに随時受け付けますので、事務局まで持参していただけるとありがたいです」と話している。


2023年(令和5年)1月14日
★住之江児童センター 小中学生が宝引き楽しむ

住之江児童センターで宝引きを楽しむ児童

 留萌市内の住之江児童センターで12日、市内の小中学生合わせて35人が、5本のひもの中から鈴が先端に付いているひもを引き当てる「宝引き」に挑戦した。
 宝引きは正月に遊ぶ福引きの一種で、古くから日本で親しまれている。ただ、中には遊んだことがない子供もいるのでは―と、考えた同センター職員が同センター母親クラブ(坂井唯会長)の協力を得て、宝引きをするイベントを初めて開催した。
 ゲームの親を務めるセンター職員が、1本だけ鈴が付いたひもを手元で束ね、横一列に並んだ児童生徒の前に投げ込んだ。児童生徒は狙い澄まして1本のひもを手に取り、当たりのひもを引いた人はお菓子のセットをもらい喜んだ。


2023年(令和5年)1月13日
★ファーストスポーツ 神居岩でスキー教室

講師から指導を受けながらスキーを楽しむ児童

 留萌市内のファーストスポーツ(佐藤信一郎店長)主催の小学1年生を対象としたスキー教室が10、11の両日、いずれも午前10時から正午まで市内の神居岩スキー場で開かれ、児童8人が基礎技術を身に付けた。
 毎年この時期に開かれている留萌スキー連盟(祐川亮会長)の基礎教室が、指導員の人数不足で中止になったことを受け、同店独自で初めて開催。佐藤店長や市内の小学校教諭など6人が講師を務めた。
 両日とも午前中は青空が広がり、絶好のスキー日和だった。児童はスキー板の履き方、ストックの持ち方などスキーの基本動作を練習。講師から「滑るときはすぐに止まれるよう『八』で滑りましょう」などとアドバイスを受けながら熱心に取り組んでいた。
 基本動作を身に付けたあと、同連盟のメンバーが運転するスノーモービルの後ろに付いたソリに乗って約300メートル上がり、楽しそうに滑っていた。


2023年(令和5年)1月12日
★留萌駐屯地で成人行事 自衛官が綱引きで奮闘

隊員が綱引きに奮闘した陸上自衛隊留萌駐屯地の成人行事

 陸上自衛隊留萌駐屯地の成人行事が、10日午前10時から同駐屯地敷地内の多目的倉庫前などで行われた。現在19、20歳の自衛官が抱負を述べ決意を新たにしたほか、チーム対抗の綱引きで熱気あふれる奮闘を見せた。
 同駐屯地の恒例行事。平成14年4月2日から15年4月1日までに生まれた自衛官29人が対象で、当日は16人が出席した。
 最初に同駐屯地の先輩隊員約300人が見守る中、対象の自衛官が多目的倉庫前に設けられたステージへ上がり「銃剣道の訓練を頑張りたい」、「何事も全力で取り組み、どんなことも諦めず任務を完遂したい。周りから信頼される陸曹になるため努力する」などと抱負を述べた。
 続いて、屋外倉庫前で綱引きを行った。第1、2、3各中隊、本部管理中隊、重迫撃砲中隊、第3普通科直接支援中隊、業務隊・諸隊混成の合わせて7チームが出場。トーナメント戦で優勝を争った。
 自衛官が掛け声に合わせて力いっぱい綱を引き、寒さを吹き飛ばす熱戦に周りで見守る隊員から大きな拍手が送られていた。結果は第2中隊が優勝。同中隊の代表者が、高橋誠駐屯地司令から賞品を受け取り笑顔を見せていた。


2023年(令和5年)1月11日
★留萌消防団出初め式 中西俊司市長らが観閲

管理者の中西市長らが観閲した留萌消防組合留萌消防団の出初め式

 留萌消防組合留萌消防団(前田義治団長)の令和5年出初め式が、7日午前10時から留萌消防庁舎で行われ、消防団員が地域防災に向け気持ちを新たにした。
 団員の士気の高揚、団結の強化を図ることなどが目的。新型コロナウイルス感染防止の観点から来賓は招かず、団員をはじめ、同組合関係者約60人で出初め式を行った。
 消防庁舎前で行った部隊観閲式では、消防関係物故者や災害に遭って亡くなった人たちを慰霊し、無火災を誓う黙とうをささげた。続いて、前田団長の誘導で同組合管理者の中西俊司市長と梅澤卓也消防長が、整列した消防団員、消防車両を観閲。団員が気持ちを引き締めていた。
 部隊観閲式終了後、消防庁舎車庫内に会場を移して表彰式を実施。北海道知事表彰は中西市長、道消防協会長表彰と留萌消防団長表彰は前田団長がそれぞれ受章者に表彰状を手渡し、消防活動に尽力した団員の功績をたたえた。
 中西市長が「郷土愛護の精神に基づき、今後も地域防災の要としての役割を果たしてほしい。消防組合管理者として、さらなる防災体制の強化に努める」と式辞を述べた。
 また、前田団長が「今後も消防団員を雇用する各事業所の理解、協力を得ながら研さんに励み、災害に対する万全な体制を整える。地域住民に心から信頼される消防団でありたい」とあいさつした。
 受章者を代表し、道知事表彰の永年勤労章を受けた団本部の米倉靖夫副団長が「今日の栄誉を忘れることなく、地域住民の安寧と社会福祉の増進のため、より一層努力したい」と謝辞を述べた。


2023年(令和5年)1月8日
★留萌神社でどんど焼き 無病息災などを祈願

赤々と燃え上がる炎の中に縁起物を投げ入れ一年の無病息災などを願う市民ら

 留萌神社の「どんど焼き」が7日、同神社境内で行われた。大勢の市民が正月飾りなどの縁起物を燃え上がる火の中に投げ入れ、無病息災などを祈願した。
 どんど焼きは「古神札焼納祭」とも呼ばれ、日本全国に古くから伝わる正月の火祭り行事。古い御神札や御守り、しめ飾り・しめ縄、書き初めなどを家々から持ち寄って1カ所に積み上げて燃やし、神聖な火による浄化の力で人々の1年間の災いを払い、豊作や商売繁盛、子孫繁栄などを願うもの。同神社では、毎年2回実施している。
 神職のおはらいに続き、午前9時に火入れが行われた。境内には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止にマスクを着用し、縁起物を持った市民らが次々と訪れた。
 祭壇にさい銭を置き、手を合わせたあと縁起物に清めの塩を振り、パチパチと音を立てて燃え上がる炎の中に投げ入れ、無病息災や家内安全、学業成就などのほか、一日も早いコロナ禍の終息を願った。火に当たったり、煙を手で呼び込むようにして体全体に浴びせる人の姿も見られた。
 留萌神社のどんど焼きは、15日にも午前9時から午後3時まで行われる。


2023年(令和5年)1月7日
★中西市長が年頭あいさつ アイデア得て飛躍の年に

中西市長(左)のあいさつに耳を傾ける留萌市職員

 留萌市の中西俊司市長は、6日午前9時半から市役所3階会議室で仕事始めに当たっての市長あいさつを行い、職員約100人を前に「職員みんなと手をつなぎ、市民が安心して暮らせるマチづくりをしていきたい」と述べた。
 中西市長は、市の「ふるさと納税」について「昨年末で寄付金額が10億円を超えた。頑張ってくれた職員や返礼品を提供する業者に感謝したい」と語った。
 4月に迎える新年度に向けては「昨年末に話したマイナンバーカードの取り組みを含め、職員皆さんの知恵や研究心の積み重ねが大切。新しい事業展開を考えてほしい」と求めた。
 重点を置く事業に関しては「農産物の流通拠点を作りたい。留萌管内の背後圏では小麦の取り扱いがあり、価格高騰などを考えると留萌にも必要な施設になる。『モンベルアウトドアヴィレッジるもい』は基本構想や基本計画の策定、実施設計まで取り組みたい。洋上風力発電は地域産業の振興につながる。情報を収集し、共有しながら仕事をするのが大事」と力を込めた。
 そして「皆さんの意識改革を含めてさまざまなアイデアを出してもらい、飛躍の年として駆け上がっていきたい」と述べた。


2023年(令和5年)1月6日
★留萌地方卸売市場 クロガレイで初競り

留萌地方卸売市場で行われた初競り

 留萌地方卸売市場の初競りが、5日午前8時半から同市場で行われた。例年はカジカやカレイなどの魚介類が並ぶが、前年に続き今年の留萌沖はしけで出漁ができず、競り始めに並んだのが、クロガレイのみの寂しいスタートとなった。
 市場関係者や買受人ら約40人を前に、市場を開設する新星マリン漁業協同組合の山田博文組合長が「元旦より天候に恵まれず、荷物の少ない初競りとなり幸先が不安である。新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、こうして無事に初競りを迎えられた。組合を代表してお礼申し上げたい」と述べた。
 また「昨年は春ニシンや秋サケ、ナマコ、ホタテの順調な水揚げ、単価高騰もあり、組合合併後で最高の水揚げとなった。買受人皆さまの協力もあり、取扱額は計画を10億8千万円上回る約37億4千万円となった。われわれ漁業者を取り巻く環境は依然として非常に厳しい状況だが、皆さんには引き続き支援と協力を願いたい。今年一年も健康と大漁で自然災害がなく、景気が大きく回復して良い年になることを祈念している」とあいさつした。
 留萌買受人組合の浜本浩一組合長に代わり、買受人を代表して米倉靖夫さんが「今年も豊漁となり、留萌を盛り上げ、商売繁盛となることを願っている」と話したあと、三本締めの音頭を取り、全員で無事故や豊漁、商売繁盛を祈った。
 場内には、雄と雌が混在した1箱5キロ入りのクロガレイが5箱(25キロ)が並んだ。鉤取り人の威勢の良い掛け声が響く中、1キロ千円で通常の2倍となるご祝儀相場で競り落とされた。


2023年(令和5年)1月5日
★暑寒別岳スキー場 愛好者が初滑り

スキーやスノーボードを楽しむ愛好者でにぎわった暑寒別岳スキー場(2日)

 留萌管内最大規模の増毛町営暑寒別岳スキー場は2日、地元をはじめ長期休暇などで帰省した若者や家族連れらが訪れ、スキーやスノーボードで新年の初滑りを楽しんだ。
 同スキー場では、昨年から1月1日の営業を休止。2、3の両日ともに午前中は時折強い風雪に見舞われたものの、大きな天候の崩れもなく、オープンからゲレンデはにぎわっていた。ロッジ内では、友達と談笑しながら温かいあんまんを頬張る子供もいた。
 ゲレンデには、町内外から訪れた中学生や高校生を中心にスノーボードで滑走する姿が見られたほか、両親がわが子にスキーの滑り方を教える姿、笑い声を上げながらそり遊びをする子供たちなど、来場者が思い思いに雪の感触を楽しんでいた。
 暑寒別岳スキー場のリフト利用者は第1、第2を合わせて2日間で延べ2309人。前年同日と比べ、2日は1032人少なく、前年3日は強い風雪のため営業を中止しており1056人の全増となった。
 積雪の関係でオープンを延期しているバックカントリーコース約500メートルについては、開設未定となっている。


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