2016トロントからインディアナポリス移動の日
この日は夕方に、借りている家を引き払って空港まで移動し、インディアナポリスまでの飛行機に乗るスケジュールです。
朝ごはんに、昨日スーパーで買ってきたものをたくさん。カナダではよくあるというバターナッツかぼちゃのスープと、パックサラダと、クロワッサンと、スモークビーフ、ヨーグルト。
朝から物凄い量を食べてしまいました!
飛行機は夜遅くなのでそれまでまた観光をしよう、とダリルさんに市中に連れ出してもらいました。
シティホール周辺は本当に新宿の都庁と似た雰囲気ですが、広い!とにかく広い!広場には農産物や花の屋台が出ていました。
日本の原宿のような、ファッションストリートであるクイーン通りを抜けて、チャイナタウンへ。
直径12センチくらいに束ねたアスパラガスが二束で1カナダドルとかちょっとおかしい値段の八百屋さん。柿とか杏とか生のライチとか品揃えも豊富でした。
バブルティーをダリルさんに買ってもらいました。日本ではタピオカティーと呼んでる飲み物ですね。シェイクして中身をプラコップにあけたあと、フタを熱着させてコンビニで売っているもののようにして渡してくれるのが独特でした。太いストローを刺して飲みます。甘さがきつくなく、お茶の香りもしてとても美味しかったです。
チャイナタウンとはいえ色々な国のもので溢れていて、混沌としています。
車全体が植木鉢の何かが道路に。
そしてダリルさん行きつけというスパイスショップにも連れて行ってもらいました。小分けにされたスパイスは夥しい種類で、コーヒーやお茶、ナッツ類、各国食材もありました。お店の中は全てが混沌と濃厚に混じった独特の香りもでした。
カナダに住んでいるダリルさんに連れて来てもらわなかったら怖がりの私はチャイナタウンへは足を踏み入れなかったでしょうね……大変貴重な体験でした。
ボードゲームのお店にも連れて行ってもらいました。
こちらのお店も広い店内に貸し出し自由のボードゲームがたくさん。料金も5ドル時間無制限だそうです。
販売もしていて、カナダ発のゲームをいくつか紹介してもらいました。トロントのアナログゲームデザイナーは月一回この近くに集まって話し合いをしているとのことで、だいたいお友達同士なんだそうです!
ここは入り口で荷物を預けて入らなければなりませんでした。
中は本当に広かった!
Juniasさんの「赤ずきんは眠らない」の英語版もありました、友人の活躍を見るのは嬉しい!
ここで私はおそらく日本国内では入手難であろうWWEのボードゲームを買いました。スターレスラーのフィギュア付きの豪華ゲームですが、製造が始まった途端に一番のスターレスラーが首の故障で引退してしまったためか、継続して拡張を出すと言っていたのに一切音沙汰がないという……。
最後にダリルさんオススメのプーティンの屋台へ!
いろんな種類がありますが、一番スタンダードなものと、スモークビーフがトッピングされたものを選んで、3人でシェアすることに。
フライドポテトにグレイビーソースとチーズをかけたものがプーティンです。食べる前は、というか日本で類似のものを食べたりしたときは雑なものだなあ、と美味しいイメージはなかったのですが、完全にイメージと別物でした。
まずフライドポテト(のイモ)がおいしいのと、チーズの種類も量も違いました。やっぱり地のものがおいしいのはいいことです。
まあカロリーは恐ろしいものがありますが……おなかいっぱい食べました!
さていよいよ移動です。
路線バスで渋滞に巻き込まれながら空港まで到着したものの、乗る予定のトロント-インディアナポリス便は既に遅延の表記が。
待ち時間が長くなってしまいましたが、ゲームデザイナー二人はゲームについての討論をしていてとても楽しそう。私は前回のブログをスマホでチクチク書いていました。
小さい飛行機のせいか、他の便の影響でどんどん出発の時間が遅れていきます。掲示板を見るたびに10分ずつ遅れて行って、結局90分遅れとなりました。元が夜遅い便だったので23時を回ってしまう始末……。しかも同じ便のダリルさんの航空券に、席番号が書いていなくて「搭乗時に聞いて」的な表記があるのみでした。問い合わせしてみるから私たちは先に乗ってて、ということで無事を祈りながら搭乗を済ませました。
インディアナポリスに到着した時には日付が変わっていました。
どうにも飛行機は見るからに満員で、しかも注意して見ていたのにダリルさんが乗ってきたのを確認できなかった、これは悪い予感しかしません。
到着してスマホのローミングを済ませた途端、旦那の携帯にはダリルさんから、私の携帯にはリリーさん(ダリルさんの奥様)からのメッセージが。「エアカナダの手違いで乗れなかったのでトロントに一泊することに、インディアナポリスに到着するのは明日の午後2時」ギエー!
なんということ……。
インディアナポリス空港には、今回ホテルやGen Con全般の手配をしてくださったTasty Minstrel Games(TMG)のマイケル・ミンデス社長が迎えに来てくださっていました。この日はブース設営日で疲れているであろうところに、遅延で待たせまくってしまい申し訳ない……。しかもバゲージクレームには、いつまで経っても旦那の荷物が出てきません。終いには止まってしまい、空港の人が「これでおわり」とか言っています。
ああーこれが噂に聞いていたロストバゲージですか!
オロオロする私達の代わりに、TMG社長が窓口で問い合わせてくださいました。とはいえ夜遅くのこと、何もわからず詳しい問い合わせは明日に、とのこと。
社長が自ら車を運転して、ホテルまで連れて行ってくださいましたが、英語スキルのなさから大した会話が出来ず申し訳なかったです。社長は聞き取りやすいようにゆっくりゆっくり喋ってくれて、彼らは家から22時間かけて車でインディアナポリスまで来たこと、道路がとても広くて驚いたと思うけれど朝にはトラックでいっぱいになること、GenConのオープンは10時だけれど出展者パスを持っている人は7時から入れるので7時から入ることをオススメすること、など子供に言い含めるように優しく話してくれました。
最初、彼らと続き部屋のシェアをすると聞いていたのですが、会場直近のウエスティンに別の部屋を取ってくださっていました……。事前に自分たちでホテルを探していた時に値段に驚いて候補にもならなかったホテルです……。
社長がホテルのフロントに全部事情を話して、バゲージが届いた際の手配もしてくださいました。私の英語では絶対無理だった……ありがたいありがたい。
部屋に入ると、ベッドには素敵なプレゼントが。
TMGドラゴンのトレーナーです!
アメリカサイズでブカブカですがとても暖かい!ロストバゲージして着替えも何もなくなった旦那には二重にありがたいプレゼントでした。
そしてデスクにはGenConの出展者パスが!自分の名前も入っています。一生の宝物です!
お互い眠い目をこすりながら、社長に心からの感謝を伝えてお見送りして、諸々の連絡などを済ませてベッドに入ったのは2時半を回っていました。
本当に濃い1日でしたが、明日からがGen Con本番です!
(やっとこれをまとめたのが帰国の日の眠れないベッドの中なので、GenCon本番のことをまとめるのは帰国してからになりそうです)
2016カナダ観光の2日間
時差ぼけのせいか、どんなに疲れてベッドに入っても夫婦揃って2時くらいに目が覚め、無理やり二度寝しても5時には覚醒してします。
とはいえ部屋の環境もいいので睡眠の質自体はいい感じがするので、まあいっか、とばかりに起きて雑事をしたりベッドの中でダラダラと携帯を見たりする、カナダ滞在中は毎朝そんな感じでした。
ナイアガラの翌日の朝も、前日余っていたとうもろこしをまた塩茹でにして食べました。とうもろこしばかり食べてますが、美味しいので満足度はなかなか。
これまで付き合ってくださったリリーさんが帰宅するのでお見送りした後はノープランの1日でしたが、ダリルさんと私達で市中観光に行くことにしました。
ウイスキーの醸造所跡を改築して商業施設にした、赤レンガ倉庫みたいな場所です。
ちょっとお土産を見たり、なんか大量にあるオブジェを見たり。トロントで作っているジャムとソースのお店(http://ca.wildlydelicious.com/pages/welcome)があって、エプロンを着けたおばあちゃまが「お店のものは全部試食できるから心ゆくまで試してみてね」とよたよたニコニコと近づいて来て接客してくださいました。店の奥に小皿に入った何十というソースやジャムがあるのでアイスクリームスプーンみたいな木の棒につけてペロペロしては棒を捨てて、と繰り返して、幾つかは日本人には未体験過ぎて震えるしかない味のもの(聞いたことないベリーとペッパーのしょっぱ酸っぱ辛いなにかとか)もありましたが、幾つかのとても美味しいジャムやサーモン用のソースを買うことができました。
トロント市内の移動は地下鉄とバスと路面電車ですが、乗車時にこのトークン1枚の均一料金です。乗り換えも1時間以内ならそのまま乗れます。1日パスとトークンを日によって使い分けました。
路面電車と地下鉄を乗り継いでWellesley駅まで移動。
結構お腹が空いてしまっていたので、適当に中華でも、とその通りにあるNot just noodlesというちょっと怪しい感じのお店に入りました。
シンガポールヌードル(シンガポール人のダリルさんは「全然シンガポールみたいじゃない、こんなのはない」と呆れていました)とチャーハンを3人でシェアすることに。
部分によって凄くしょっぱかったり味がなかったりしましたが、総じて美味しかったです。雑だけどコレジャナイ感はないといいますか。
シンガポールヌードルに至っては偉大なるカレー味のお陰でとても食が進みました。
そして、ヤング通りにある401ゲームストア&スペースへ。
一階がかなり大きなアナログゲーム&トレーディングカード&TRPGショップで、二階がプレイスペースになっています。
以前ヤポンブランドでエッセンに持って行ったコンセプションさんの「Onitama」の海外版もあったので早速プレイしました。
そのあとクワドロポリス、コスタリカ、と遊びました。
このボードゲームスペース、1人2ユーロ(この日は祝日だったので3ユーロ)で何時間でも遊んでよくて、選べる貸し出しゲームも名作から新作までたくさんありました。外は暑いのでただ涼んだりパソコンで作業している人もいて、とても広い店内はほぼ埋まっていました。
少しだけ向こうの100円均一ショップのようなもの、1ドルショップも覗きました。
店内はとても広くて驚いていたら、ダリルさん曰く「これは都会の真ん中にある店だから狭いほう」だそうで…。
品揃えもおもちゃから園芸用品、食品まで多岐に渡っていましたが、結構1ドルぽっきりじゃないものも多くて、ドンキのほうがイメージが近いかな、と思いました。
やっぱり100均はプラスチック製品が強いんだな、と思わせるほど一面のタッパーがありました。
夕食は、日本の方がやっているというラーメン屋さんTohembokuへ。
トロントは今ラーメンブームらしく、たくさんのラーメンやさんがありますが、多くが看板の日本語があやしい……ダリルさん曰く「だいたい韓国の人ね」。
それはそれで食べてみたくはありますが、やはり日本式のラーメンがトロントでどれだけ美味しさをアピールしているのか知りたくて。
白湯にんにくラーメン、細麺で。
スープはとても美味しかったのですが、麺が柔らかめでした。形状もストレート過ぎて、スープともっと絡む感じでもいいと思います……。日本から持って行った製麺機が、気候の違いで思ったような麺が全然作れなくて、という記事を読みましたが、まだ苦労されてるのかな、と思いました。
海外で面倒くさい感想が出るレベルのラーメンが食べられるだけでレアな体験ができたと思います!
この日ダリルさんのお友達のバーナードさんともディナーを共にした(=ラーメン食べた)のですが、彼はモノポリーなどしかやった事がない状態でString railways(最初に海外版が出たOKAZU brandのゲーム、ひも電!)をプレイして、アナログゲームって面白いじゃん!って思ってくれたとのことです。
偶然ながら凄く嬉しい話を聞けました!
次の日は私の要望でトロント動物園に行かせてもらいました。
これまた地下鉄とバスを乗り継いで、1時間半くらい。それでも均一料金で300円程度なのですから驚きです。
トロント動物園は東京ディズニーランドの5倍の広さがあるそうで500種類の動物がいます。
あまりに広いので見きれるのか心配でしたが、コースがしっかり設定してあって、歩いて5時間くらいで回ることが出来ました。
ちょうどペンギンはエサやりの時間で、謎のカモとカモメがペンギンのふりをしてエサを狙っていました。
カナダの動物ゾーンの主役、グリズリーベア。
トロント動物園は動物あたりの敷地も本当に広くて動物たちもみんなのびのびとしていました。
また、前日に会ったバーナードさんにも「トロント動物園行くの?ポケモン捕まえに?」と言われたくらいポケモンGOプレイヤーが集結しているのだそうです。
でも、「歩きながらやらないで!」みたいな警告ではなくて、このような。
「ここにポケストップがあるよ」「ここにジムがあるよ」という貼り紙がしてありました。そこ以外は動物を楽しんでね、ということでしょうか。
少しだけ私もポケモンゲットしてきました!
お昼は、スーパーで買った材料で昨晩のうちにダリルさんが作ってくれたサンドイッチをタッパーにつめてお弁当として持ってきていました。
カナダの人は外でご飯を食べるのが大好き(ダリルさん談)とのことで、園内にもあちこちにおびただしい数のピクニックテーブルがあります。
そこで食べるサンドイッチのなんと贅沢なことか!
ムースの柵の前で食べているとちょうど餌付けが始まって、間近で見ながら一緒に昼食が食べれました。
トロント動物園でも中国から来ているパンダが大人気で、待望のトロント動物園生まれの赤ちゃんも出来たらしくパンダを見るために30分以上待たなくてはいけない状態でした。
さすがに5時間ほど歩いた後だったので、今回はパスして出口へ向かいました。
帰りにスーパーに寄って、サーモンや肉を買い足しました。
ダリルさんが晩御飯まで作ってくださるというのでまたお言葉に甘えることにしました…。
スーパーもでかいが肉もでかい!
ナイアガラの帰りに農家で買ったえんどう豆と、リリーさんのお友達の家でとれたズッキーニなど使ってものすごく手際よく作ってくださいました。サーモンと豆のクリーム炒めと、牛肉の韓国BBQ炒め、私がおつまみに買った割に食べきれず残していたチーズをどんどんちぎって入れていたマッシュポテト。
手伝う隙もないほどの早さで、私たちはただただ見ているだけでした。後で知ったのですがダリルさんはオタワで大学に通いながらケータリングのシェフをして学費を稼いでいたそうで……そりゃ本業なだけあります!
家の持ち主のウインド夫人も横でつまんだりタッパーに入れて持って帰ったり。バーナードさんもまた訪ねてきてディナーを共にしました。
初日に泊めてくださったライアンさんも、バーナードさんも、ダリルさんと共にゲームデザインをする仲間とのことです。バーナードさんは昨日も今日も、Gen Conに向かうダリルさんのゲームポートフォリオや、テストプレイ用のコンポーネントを作る作業を手伝いに来ていたのです。
2人は作業しながらNetflixで日本のテラスハウスを見ていて、日本語ができないバーナードさんは日本のことが分かるため、日本語ペラペラのダリルさんには物凄くネイティヴな日本語を知るきっかけになるから、そして2人とも単純に面白いからテラスハウスが大好きなんだそうです。
その横で、「このコメントしている芸人さん、日本で有名なHentaiなんだよー」とか言いながら作業をぼんやり見て、アップルサイダーやワインを飲んでいるゆったりとした夜でした。
そろそろ旅行も折り返しですが、地下室にあるランドリーを使わせてもらって下着やシャツを一旦全部洗うことができました。
いよいよ翌日はアメリカへの移動です。移動はもうトラブル続きでクタクタになってインディアナポリスのホテルでこれをまとめていますが、やれる対処をできるだけして、ちょっとでも寝たいと思います……。
トロントは果物も野菜もおいしくて食べ物がとても豊かで過ごしやすかったです。招いてくださったダリルさんに感謝です!
2016ナイアガラの滝
ダリルさんのご友人のライアンさんのお家に泊めていただいて、低反発のいいベッドでしっかり眠らせてもらった翌日です。
リビングに出るとみんなが朝食の準備をしていました。大きな大きなスイカを切るライアンさん。
ダリルさんご夫妻と、ライアンさんと、お母様とでいただきました。お母様とは私のたどたどしい英語で日本の地震のことや、フィリピンのご家族のことを話しました。
その後ライアンさんが運転してくださる車で2時間かけてナイアガラの滝へ。
滝近くの駐車場はみないっぱいだったので、かなり離れている駐車場へ。でも駐車料金に滝や周辺の周遊バスのチケット代が含まれていてかなりお得な感じでした。
周遊バスの中の路線表。
かなりスピードを出しては急停車するバスは結構なスリルがありましたが、景色はすでに最高です!
ついに来ましたナイアガラ!
ダリルさんから「カナダ側とアメリカ側とで見るナイアガラがあるけれど、やっぱりカナダ側で見る方が綺麗」と教えてもらって、おっ富士山を山梨と静岡のどちらで見る感じのやつか!?と思いながらも頷いていました。
そもそも、ダリルさんたちから「カナダに来たら見たいものは何ですか?」と聞かれて、「ナイアガラの滝」と答えたら、「日本人はみんなナイアガラの滝を見たいといいます……なぜですか」と不思議がられていました。
そこを、「かつて日本でとても有名なアメリカを横断するクイズ番組があって、ナイアガラの滝も重要な位置を占めていた。それを見て育った私たちは一度行ってみたいと思っていたし多くの日本人もそうだと思う」と独断と偏見で答えて納得してもらっていました。クイズ番組が好きなダリルさんも後で実際に見て楽しんでくださったようで。
旦那も「クイズ撮影したの、きっとあの向かい側の公園だよなあ…」ととても嬉しそうでした。
そしてナイアガラの滝に船で近付くツアーにも参加させてもらいました。
トンネルを抜けて、雨合羽を着て、ボートに乗り込みます。
どんどん近付くボート。
水しぶきが凄い!もう間近になった時は視界が真っ白で何が何だかわかりませんでした。三方向見渡す限り滝という光景は想像を超えていました。
私たちの次の船が滝に向かっている様子。船がすごく小さく見える!
そしてナイアガラオンザレイクの街をぶらぶらしながら、ランチへ向かいます。
その道すがらのアイスクリームやさん(そもそもこの通りはアイスクリームやさんだらけなんだけど)のひとつに、何故かボドゲも売っていました。ジグソーパズルとトランプとクイズとボドゲと、あと辛いハバネロソースやら絵葉書やらが一緒くたに、何の区別もなくならべてありました。
ウインドウには遊宝洞さんの妖精奇譚が!こんな所にも日本人作者のゲームが。光っちゃって写真に撮りづらかったけどなんとか…わかりますか…?
昼ごはんにはカナダ名物プーティンを。
フライドポテトにチーズとグレイビーソースをかけたもの……とは知っていたのですが、それだけではあまり美味しそうに感じませんよね。
でも実際に食べると美味しかった!これはダックプーティンで、ダックの肉も入っているのですが、雑なところがなくてそれぞれの食材が元々いい味なこともあって調和がとれていて実に美味しかったです。
このお店自慢のピザもとてもおいしかった!
食後にはアイスクリームやさんに行ってデザートとしてみんな注文していましたが、私はさすがにお腹いっぱいすぎて遠慮しました。みんなのを一口ずつもらって「甘い!」と絶叫して満足しました。
ダリルさん夫妻は夜にご友人の結婚式があるというのでみんなで急いでトロントへ引き返しました。そんな予定のある日にお付き合いいただいて何てありがたいことか…。そして運転しっぱなしのライアンさんにもどう感謝を伝えていいのかわからない!
ミシサガからナイアガラに向かうとき、QEW(クイーンエリザベスウェイ)に沿ってずっと山のような起伏が見えていましたが、これは山ではなく断層崖escarpmentというものだとダリルさんの奥様リリーさんに教えてもらいました。地殻変動がなんやらで(この辺聞き取れる英語力ではない)とても土地が肥沃で、日本もそうであるように肥沃な土地を誇りにして大事にしているということも。ブドウや桃やチェリーがとてもよく出来るのだそうで、野菜もとても美味しいのだそうです。
帰りの道すがら、農家の路上販売に立ち寄って夕食の買い物をしました。昼食がかなりボリューミーだったので、台所でとうもろこしをグリルして食べればいいんじゃない、と。あと桃やチェリーを買って車の中で食べましょう、と。ワイルド!
カナダドルは80円弱ですからね、桃がひとカゴ7.5ドルって結構安くないですか!しかもこの桃おいしかったですよ……結局車の中で一個いただきました。
手がベチョベチョになった私「ティッシュがない」
ライアンさん「ティッシュあるよ、このタフでストロングなティッシュ(ゴワゴワしたペーパータオルみたいなのを出す)」
私「スーパーティッシュだ」
ライアンさん「これはかつてウェットティッシュだったものだからね、スーパーだよ」
北トロントにある民泊先に着いて、ダリルさん夫妻はお出かけの支度、ライアンさんは夫妻を送っていくためここでお別れです。
私達は貸していただいた部屋でちょっと休憩です。昨日眠れたとは言え時差はきついです。
部屋も結構広い!庭を臨む明るい部屋です。
居間もが好きに使ってよく、ただ他のゲストやホストと顔を合わせて何か雑談することが多い!我ながら凄い頑張ってると思います、雑談を!
キッチンも、ある道具も全部使っていいとか!ただよくよく見ると綺麗じゃない所があるので、料理の前にそこらを拭き掃除してしまいました。そんなことしなくていいんでしょうが、ほら、料理の前ですし……。いろんな人が使いますからね。
夜になっても全然お腹が空かないので、買ってきたとうもろこしを塩茹でにしました。
とうもろこしは皮を一枚残して茹でるとジューシーとかなんとか。
ということで晩御飯はとうもろこしと桃とチェリーで。いや肥沃な土地にふさわしい大変甘くて美味しいとうもろこしでした。地元のものを買って簡単に料理して食べるとか贅沢ですねえ!
初体験のことばかりの1日でした。あとは同じ建物にいる数組のお客さんとうまくタイミングを合わせてシャワーを浴びたら寝てしまおうと思います。
おやすみなさい!
2016まずはカナダ移動日
ギリギリに振り替えてもらったANA便はとても快適でご飯も美味しく、PSvitaで討鬼伝2をやっていたらあっという間に到着しました。
機内食は鰻が出たり鮭そぼろ弁当が出たり。
おいしかったー!
ロサンゼルス空港での乗り換えが1時間25分しかないのでエクスプレスパスというのをもらって、入国審査を優先的に通してもらいながら結構広い空港を駆け抜けました。
トロントまではエアカナダなのですが、サービスが最悪と聞いていて、いや座席も狭くないしフライトアテンダントさんもこんなもんじゃない…って拍子抜けに。
と思ったら機内の軽食も飲み物も全部有料(最後にコーヒー一杯だけ出てきたけど)!
後ろの座席で子供がガンガン背もたれを蹴ってくる中無理矢理寝て過ごそうと思いましたが、途中で空腹に耐えかね、成田で買っていたスニッカーズを機内でむさぼり食べました。
トロントに着いたのは夜の8時半。
割とスムーズにカナダへの入国審査なども終わり、迎えに来てくださったダリルさんと奥様のリリーさんと、そして車を出してくださったご友人のティムさんと合流しました。
ダリルさん夫妻も、旦那さんがゲームデザイナーで奥さまがグラフィックデザイナーの組み合わせなので親近感を覚えます。
私たちはなにしろ空腹だったので、どこか食べるところを、とこの時間まで開いているファミレスのような所でチキンプレートをいただきました。
見た目通りのお味、そこがおいしい!
ダリルさん「こっちの野球が好きなら、今ちょうど盛り上がってる所だから連れて行ってあげたかったんだけれど」
私「うーん日本の野球を少し見る程度だからそこまでではないんです」
ティムさん「ちょっと前まで、ブルージェイズに日本人いたんだよ、ムネノリ カワサキって」
私「ムネリン!!!」
ティム「彼は英語が得意ではないのにインタビューにもたくさん答えて、みんなのムードメーカーでいてくれて、僕らはみんな彼が好きだったよ」
私「(*^○^*)」
などなど話していると、「今日はこれから合流するもう1人の友達の家に泊めてもらって、明日からAirbnbで借りた家に泊まるよ、明日ナイアガラの滝を見るなら友達の家の方が近いからね」 と。
いろいろやっていただき過ぎではないのでふか…!
そして合流したライアンさんは日本好きのナイスガイ。彼の車にはどーもくんがくくりつけられていました。
お友達の家で雑魚寝なのかな、と思っていたのですが、彼の部屋を貸してくださってこれまたいい部屋で……。
あああ、もう本当にありがたいことづくめです。
彼のお母様とワンちゃんにも挨拶をして、ハリウッド映画みたいなシャワールームでシャワーも頂いて、カナダ初めての夜を休ませていただきます。
おやすみなさい!
2016北米行き、の前に
最近はこのブログも、年に一回のエッセン行きだけの更新でした。それ以外の1年を旦那とボドゲ作ってエッセンでの発表が集大成、といった感じでしたので、あながちまとめとしてのエッセン日記は日常の報告みたいなものでしたね!
とはいえ去年のエッセン行の日記を振り返って見ても、忙しすぎて途中で病気になったりしたのもあって楽しさより苦痛に溢れてますね……。
帰国してからも体調が戻らず、3ヶ月間くらい寝たり起きたりの生活になっていたり、大きな婦人科系の異常がはじめて人間ドックで出たりしてしまいました。
規模もどんどん大きくなっている中、デザイナーではない自分がお手伝いをするにはモチベーションも足りず、その割に負荷が大きくなってしまっていたようです。
なので今年は、自分が楽しむ旅行をしよう、と!
実際これまで海外旅行をしたことがなく、多くの人と一緒に行った過去4回のエッセンのお手伝いだけが海外の経験でしたから、もうちょっと旅行というものもしたいものです。
見るのも辛いくらいの旅行トランクを開けて、去年ドイツの友人たちに渡せなかったお土産を捨てる心境になるのに9ヶ月かかりました。とはいえ、今回の旅行の準備でそれらもザラザラとゴミ箱に捨てることができましたし、一歩前進ですね!
ということで初めての個人旅行として、カナダとアメリカに行ってきますよ!
秋には個人旅行としてエッセンにもまた行くつもりです。ミュンヘンに住んでいる親戚を訪ねるのをメインとしてですが、純粋に観光としてエッセンでも数日を過ごします。
今回のカナダは、春のゲームマーケットで横濱紳商伝の英訳を引き受けてくださったダリルさんが友人として招いてくださったので。ダリルさんがAirbnbで取ってくれたトロントの民泊に宿泊予定です。は、初めての個人海外旅行でいきなり民泊というのもドキドキです。
そしてこの日程なら……と、ゲーム好きなら一度は行ってみたいアメリカのゲームコンベンションGen Conへ!
Gen Con - https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Gen_Con
ただ、私自身が8/13にすみだジャズフェスティバルに出演(バンドの皆さまに根気強く支えていただいて、自分でも嘘みたいですが本当に!) することが決まっているので、Gen Conは2日間だけ見て途中で帰国します。
急遽決めたのでホテルも取れないだろう…と思っていたのですが、折良く春のゲームマーケットで発表した横濱紳商伝の英語版の権利をそのまま買ってくだったTMGの皆さんに相談したところ、「いいよ!俺らの泊まるホテルをシェアしよう!」と快諾してくださいました。ごつい体格の気のいいアメリカンおじさま集団なので別の不安はありますが……。
出発前日の深夜に突然搭乗予定のユナイテッド航空のフライトがキャンセルに。メールでポコッと連絡が来ただけなのにあまりの出来事でベッドから飛び起きました。振り替えを指定しようにも、Web上での操作が一定のところから全然受け付けてくれない状態に。
24時間対応の問い合わせ先を探し、電話で問い合わせたところ、コードシェア元のANAのオペレーターさんが小一時間頑張ってくださったおかげで予定よりご飯もシートもいいANA便に振り替えてもらいました。オペレーターさんも「ユナイテッドに全然連絡がつかないので、もうこちらで振り替えます」とのこと……本当にありがたかったです。旅行前だから早く寝よう、としていたのが結局寝るのは3時過ぎになってしまいました。いきなり出発前から波乱含み。
しかしこちらも結果は良し!ANAだいすき!ユナイテッド航空どうしたの!
振り替えのために空港で過ごす時間が6時間ほどできてしまい、成田空港を楽しんでいます。
滑走路の見えるフードコートでラーメンを食べました。カナダでもラーメンが流行っているらしいのでまた近々に食べるチャンスもありそうですが。
乗り換えのロサンゼルスまでまず10時間ちょっと、寝不足もあってよく眠れそうです。
討鬼伝2の入ったvitaも、妖怪ウォッチ3の入った3DSもしっかり手元にあります。どこまで進められるかな!
それではそろそろ搭乗です。行ってきます!
Essen Spiel 2015 帰国まで
無事に帰国し、その夜は眠気に負けて13時間寝てしまいました。
今日は疲れからかため息しか発していなかったのですが、じきに時差ぼけと共に治るはずです。
それにしても今回遊べたのが酔っ払って乱入したルチャドールだけだった、自分のお土産がスーパーで買ったぬいぐるみ(後述)だけっていうのが、どれだけ余裕がなかったのだろうと振り返るたびに残念です。
何人かの人には挨拶もできず、他の人との記念写真で「ブースまで来てくれてたのか!」と知って落ち込んだり。この人にはこれ、って買って行ったお土産も大半を余らせてしまいました。次の機会まで大事に取っておくことにします。
もし来年も行くのならばバランスよく楽しんでいきたい、これが第一です。
Spielが終わった翌日、今年最後のここのホテルの朝食です。
早起きしなくて良いので周りが明るいです!
チェックアウトまで余裕があったので、最後に近くの大きなスーパーまで買い物に。
日本から持って行った備品のガムテープが足りなくなってしまったので、ガムテープぽいものと、ドイツに行くと必ず買う謎の美味しい豆菓子(カナイセイジさんが発見し皆に広めたため、通称「カナイ豆」)を最後に買い足すためです。
ベビー用品のところに、おむつやパウダーに混じってこのぬいぐるみがポツンと置いてあったので自分用に買いました。ベビー用だけあって異様に触り心地がいい。
最後の荷物整理も完了です。
この他にカート(コミケで同人誌とか乗せて会場に引っ張っていくアレ)が入ります。OKAZUさんと日本で待つNekonさんが買った2つのメガシヴィライゼーション(一個10kg、179ユーロの超巨大ゲーム)を空港まで引っ張っていくのに活躍することになりました。
また、ANAを利用したため荷物は23kgまでのものを2つ持ち込むことができるので、もう一つの枠は備品を入れたダンボールを手で持っていくことになりました。
ホテルのロビーにみんなの荷物が集結します。
荷物が多いので帰りはタクシーに分乗して空港まで直行です。
25kmくらいあるのですが、アウトバーンを140kmくらいのベタ踏みで突っ走るので割とすぐに着いてしまいます。ちょっと怖いけれど!
デュッセルドルフ空港はさすがに近代的です!
私たちの飛行機は20時でしたが、超強力助っ人ベルギー人ヘールトさんは16時のバスに乗らなければならないので早く出なければなりません。
最後まで私たちと観光を楽しみたい、と兼ねてから言ってくださっていたので、行ける人から観光に出ました。ヘールトさんにはいち早く行っていただきたいので第一陣と一緒に。そのためここでお別れです。
4日間ずっとずっと試遊卓で英語&ドイツ語でのインストをしてくださり、ずっとゲームしっぱなしの状態にしてしまい心配でした。しかし、つたない英語ではありますがいろいろお話しした時に、とても楽しい4日間だった、また同行したい、と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
私たち夫婦は非コミュといいますか、知らないところコワイコワイ勢なのでエッセン4年めにしてこれまで単独で電車に乗って遠出したこともなく、デュッセルドルフ中心部に行ったこともなかった(去年は空港で震えながら荷物番していた)ので、思い切って電車移動にトライしました!
切符の買い方も、ホームで打刻するのも、ネットで調べながら恐々……。
でもなんとかいけるものですね!
デュッセルドルフ中央駅の本屋さんへ。
この大きい棚の、向こう側半分が鉄道、手前側半分が鉄道模型の雑誌というものすごい環境!
鉄道模型の風景ミニチュアだけで厚さ2cmを超えるカタログと、アイゼンバーンジャーナル(鉄道ジャーナルだ!)をホクホクと買いました。
あと、こういう風にふつうにコスモスのボドゲとクイズゲームが売ってましたねー。
教えてもらったゲームショップというのに向かう途中、えっ、こういうの普通にウインドウに並んでるの?ってびっくりしたり。
すごいなあ、って思って周りを見渡すと、モーテルとか下着屋ばかりで割と危ないゾーンを歩いていたのかもしれません……。
強引な物乞いにも遭遇して怖かった……。
そんな中やっとたどり着いたゲームショップ。
日本やアメリカから輸入したものが大半で、奥にはプレイスペースもあって、日本のイエローサブマリンっぽい雰囲気でした。
逆にドイツゲームはあまりなくて、まさにホビーショップって感じでした。
じゃあ百貨店はどうなんだろう、とデパートらしきところまで歩いてみました。
最初に入ったデパートがずいぶん高級そうなところだったので入るのに勇気がいりましたが、「たぶんここは三越みたいなところだ」と自分に言い聞かせて重いドアを開けました。
しかしやっぱり三越みたいなところだったようで、上から下まで高級衣料品。地下は地下鉄に直結してとても広くなっていて、食料品が並んでいました。
地下には色々なレストランもあって、日本食もありました。そこのお惣菜コーナー。
萌やし……。
大豆の芽が「萌えて」いるので全く間違いじゃないのだろうけれど、なんだかひっかかる ……。
みすず学苑イズムを強く感じるハンバーガー屋さんのポスター。
亀の下にマッチョがいるのに気づくと奇妙さがまた格段と。
ガレリアという結構いろんなところにあるファミリー向けのデパートチェーンみたいなところに入ると、最上階がおもちゃ売り場でした。
ジグゾーパズルと並んで、ボードゲームの広いコーナーがあります。
棚まるまる一個がHABA!
そうそう、こういう光景を期待してたわけですよ。
OKAZUさんはスマホ連動型のボードゲーム(何種類もシリーズ化されてた)を試しに買っていました。そういう流れがくる、って言っているデザイナーさんが多くいるので現状の把握ですかね……。
デパートの多い通りはとても賑やかで銀座みたいな雰囲気でしたが、川べりはこんなに綺麗でした。
帰りはデュッセルドルフの日本人街を通りました。
日本食材店とのことですが、なんだか入り口からして雰囲気がオリエンタルです。
日本食材というより韓国食材の方が多かったかな?
お店の奥の方には魚屋さんもあって、日本人の方がさばいて売っているようでした。うなぎの蒲焼なんかもありましたよ。
大変興味深かったのは不動産屋さん。
長期滞在用から短期滞在用まで日本語の案内がたくさん出ていて、あれ何かあったらすぐデュッセルドルフ住めるの……?って感じでした。
駅前のコーヒー屋さんで遅い昼食。
今回ドイツに来てプレッツェル食べてないなあ、と思って店頭にプレッツェルが下げてあるお店に入ったのですが、それは飾りで売っていなかった……!
また電車で空港まで戻って、荷物を預けてチェックインです。
手荷物検査のあと窓から見た飛行場が夕焼けで綺麗でした。
OKAZUさんとNekonさんのメガシヴィライゼーション2つを束ねて一つにしたダンボールが23kgの重量ぎりぎりだったとのざくにさんから連絡が。
ギリギリすぎ……。
一個10kgという売り子さんの言葉はなんだったのか。
無事に通れてよかった。
11時間のフライトの後、みんな無事に帰国しました。
その日の夜は炊きたてご飯をおひつで食べさせてくれる定食屋さんに行って、鮭ハラミの塩焼きをおかずに思う存分白米を食べまくりました!
ダイエットは明日から!
翌日、OKAZUさんが空港で買っていたトランプのセットを開けて見せてくれました。
ドッペルコップというトリックテイキングのためのカードセットで、普通のトランプの内容と違います。絵札と9と10が2セット分、だったかな?
まだ時差ぼけがあるのか、深夜に起きてしまってそのままこれを書いていたり。
毎年帰ってからの方が治りが悪いので、早く普通のリズムに戻していきたいです。
今年のエッセンの記録はここまで。
今年持って行った2つのゲームに良縁があって羽ばたいてくれるといいなあと思います。
会期中追って読んで頂いたり応援してくださった皆様ありがとうございました。
Essen Spiel 2015 最終日(4日目)
いよいよ最終日です。
OKAZUさんはまだ病み上がりで本調子ではないのですが、私は体調絶好調で迎えました!
ただいま打ち上げでこの旅初めてのアルコールフリーではないビールをリットルで飲んで泥酔しているので写真中心で簡略に。
いつもの朝食。
おそらく前日のディナーブッフェの残りであろう鶏肉が柔らかくてとても美味しかったです。もう二日前くらいからこちらの塩気が多くて硬くて水分が少ない(おいしいんですけど噛んでも噛んでも喉が通してくれない)食事に咀嚼がついていかなかったので、柔らかい肉大歓迎です。
今日はプレスパスを貸していただいて、なんとプレスとして入場しました。
9:30から入場できるのですが、少し早く着いたので、なんとプレスルームに入れてもらって、無料で飲めるコーヒーを頂いてしまいました!
助っ人ヘールトさんとも一緒に行ったので、昨日の千人カタン(ギネスチャレンジの千人同時プレイカタン)の話を振ってみたものの、そういえばヘールトさんは一日中私たちのインストをしてくださっているのであまり会場を見て回る余裕がなかったのでした……。
とはいえヘールトさんもかなりボードゲーム狂のようで、「自分たちの主宰するイベントで、長時間耐久ボドゲでギネスに挑戦したんだけどアメリカにすぐ、しかもたった1時間差で抜かれた」などの話をしてくださいました。
プレスルームから戻る渡り廊下から鹿が見えました、って写真では小さすぎて何が何やら!
この会場裏の公園が、おとといランチを食べに散歩したGruga parkです。
昨日描いたポップのうち、これはないよー、って差し戻されるつもりで描いたライでマイスターのポップ(?)。
Oh...
今日は特に午前中、人がとても少なかった印象でした。
最終発表では4日間で去年より2000人多い16万2000人の入場者とのことですが、体感として空いている時間帯が多いように感じたのは、ブースが端っこの方だからでしょうか……。
人があまりに通らないので、恒例の折り紙タイムです。
今年は色々事故やトラブルが起こると踏んでいて、なんとなく小さいダルマに旅の安全を祈願してレジに置いていました。
兜で戦闘力+1。
わーHABAのブースに浴衣の子がいるよ!
って思ったら横のお母さんが日本語で挨拶してくださいました。デュッセルドルフあたりに住んでいらっしゃる日本人の方かな?
毎年の事ですが、コミックアクションというコミケみたいなものを同時開催していて、少し覗いてきました。
こちらは同人誌を売るというよりは、一枚絵を持ってきたりその場で書いたりして売るというイベントでした。
お金を払って、似顔絵や好きなキャラを描いてもらうと言った感じで、すごい丁寧なスケブにお金を払っている感じなのでしょうか。
こちらも日本からの出展、JohnHathwayさんのJHLabのブースです、さすがの美しさですよね……。真空管ドールコレクションを色々な方がテストプレイしていらっしゃいました!
あとはカルカソンヌ世界大会を覗いたり。ちょうど日本代表対香港代表の試合が始まるところでした。
ローリングジャパンのアメリカ版、ローリングアメリカの作者サンプルをもらってホクホクのOKAZUさん。
完売したゲームもいくつもあるけれど、さて、売れ残った在庫はどうするか、送り返す送料もバカにならないのでうまいこと業者に引き取ってもらえないかな、なんて話しているところに、10年来ヤポンブランドがお世話になっているゲームショップのFunagain Gamesの社長が。
今このタイトルがこれくらい余ってるんですよ、この数は引き取れませんよね、って話していると、「いいヨ、全部ここにあるの買うヨ。あなたたちのゲームいいゲームね、すぐ売れるヨ、私も頑張って売るヨ(超ネイティブな日本語、この社長何ヶ国語操れるのかってくらい誰とも相手の言葉で喋ってる)」とのこと。
超太っ腹!ありがたい!
慌てて買ってくれるゲーム全てを数えて箱に詰めて、値段を計算していきます。
卸で売ってしまうと赤字のデザイナーが殆どなのですが、世界に広めてもらうという意味では無駄にならない行動だと思います。
あっという間にガラガラになったブース内。
そして撤収までの間に、戦利品披露が始まります。
こちらは助っ人ベルギー人のヘールトさんが、自分のゲームを作っている、しかもテーマはローゼンメイデンというので、みんな「早くそれを言ってくれよ!」と超興味津々で後ろから見ていました。
まあいろいろ会計上心配なところもありますが、今日のところはこれで会場完全撤収です。
さようならエッセン、また来年!
最終日は閉まるのも早いので、いつもより早い時間に帰ることができました。
なので真っ暗でないこんな夕暮れの風景はなかなか見られません。
そして部屋で着物を解いて、レストランのバーでビールを頼んでみんなで乾杯です。
気が張っていたり体調が悪かったりで、これまでアルコールフリーのビールしか飲んでいなかったので、今日ばかりはアルコール入りの普通のビールを飲みました!
本当にみんなおつかれさまでした!
一緒のテーブルになったギフトテンインダストリのお二人とは鉄道模型話で盛り上がって、OKAZUさんがこの旅一番の楽しそうな顔をしていました。
このまま風邪がメルクリンの模型に乗って飛んで行ってしまえばいいね。
500mlを2杯は疲れているところに飲みすぎたかな、とフラフラしていたら、ロビーのテーブルでやっているボードゲームがなんだかプロレスのリングに見えました。
もっと近くで見てみよう、と後ろに回ったら、「おう一緒にやろうぜ!」みたいなお誘いが。
そしてなんとベロベロに酔っ払って周り英語だけという環境で、ダイスゲーム「ルチャドール」をすることになってしまいました。
しかも相手はNinja Divisionというパブリッシャーの方々!
今回はタッグ戦で、メガネ同士が息のあったタッグプレイを見せ、フォール勝ちを収めてしまいました。
このリング、ひっくり返して使うと金網デスマッチになって、技の時のダメージがより深刻になる……みたいなこと言われた気がするんですけど全然わかっていません……。
お礼を言ってその場を辞そうとしたら、「勝者なんだから今すぐこのルチャドールを片付けて、お前にプレゼントするよ!」と言われ、ずっとなんだか欲しいゲームでもあるので甘えてしまうことにしました!
ただ、ブースでプレイサンプルとして置いていたOKAZUさんのゲーム(ミネルウァ)を代わりにプレゼントして、交換しようよ、ってことにしました。
そしてソファの後ろで繰り広げられる旦那や、ギャラリーしてくれてたヤポンブランドのメンバーと、パブリッシャーの方々との名刺やFBアドレス交換会……。
いやーエッセン何が起こるかわからない!
さあいよいよ明日は帰ります。
今日だけでもとても楽しい思い出が作れました。大満足!
あとはゆっくり休んで、体力も回復させて、明後日以降の時差ぼけを少なくしたいものです!
ではお休みなさい!!