hachiのブログ…from time to time

hachiのブログ…from time to time

今の気分、きまぐれに

K-POPが好きで SHINeeが好きで始めたブログです。

そして、ユノペンで、SHINHWAペンです。
本業は ファッション関係の輸入の会社を経営して
セレクトショップのオーナーです。


2010~2014年くらいまでは
全国、海外とライブを観に飛び回ってましたが
現在は 仕事が忙しいので そちらは引退。
行けるときに 時々 近場で行くのをお楽しみにしています。


このブログの最盛期は 二人の子供(大学生と高校生)のお母さんでもありましたが
今は 娘は社会人で 2021年に結婚 2022年にはママになりました。
息子は大学院博士課程1年です。

お母さん業も ほぼ卒業というとこですが
新たに おばあちゃん業がはじまってます。



母が脳卒中で倒れて 半身麻痺になって7年
老老介護を頑張っていた父も2022年に他界して
絶賛 介護中
頑張り屋の母に振り回されながらも 怒ったり泣いたりの日々です。


アラカン世代
これからの人生について いろいろ考えたりもしてます。



2年ぶりくらいに ブログを再開しました。
以前とは 違う雰囲気になりますが
hachiさん どうしてるっていう話を時々 更新します。






その1その2その3その4その5

その6その7その8その9その10

その11その12その13その14その15

その16その17その18その19その20 

その21その22その23その24その25から続きます。

 

 

 

娘の初めての出産

私も自分の母には 本当に世話になったので

私も出来る限りのことをしてやりたいと思って

店まで閉めて 頑張ろうと覚悟を決めてました。

 

私は30歳の初産だったし 微弱陣痛で3日間苦しんだ挙句

促進剤を使っての急産

産んだ6時間後に 大量出血があり なかなか大変なお産だったせいか

産後の肥立ちは悪く 2か月母にはお世話になりました。

 

娘は26歳で出産という若さもあるし

お産も私から見たら 全然楽だったと思うし

産後の肥立ちも良い感じで 心配はなさそうでした。

 

私たちの世代のお産は

母たちの頃に比べたら 「たまごくらぶ ひよこくらぶ」という雑誌も登場していたし

あかちゃんホンポもあり アナログ媒体ながらも 情報はあったけど

いざとなると 母の経験値からの助言は 本当にありがたかったの覚えています。

 

もちろん今思えばだけど 母に向かって

「お母さんの頃とは違う」という発言もしたと思うし

産後のイライラで 母に向かってキツイ言葉も吐いたことは 間違いない

 

母なりに腹も立っただろうし 傷ついたこともあったとは思うし

そこは反省しているので

なので 元々キレやすいエリカが ますます増幅することも予想できたし

言い返される覚悟はありました。

 

でも もう少し なにか聞かれるのかなと思ってたけど

娘は まったく助言を求めてこないどころか

娘は 暇さえあれば iPhoneを見てる

 

そもそも もう育児ノートたるものはなく

「ぴよろぐ」とかいうアプリで 睡眠 授乳時間 量 ウンチ おしっこが事細かく管理されている

もちろん これは 婿にも共有されていて

婿が担当した部分も 記録される

 

睡眠時間も分単位で記録されてるし

母乳も 右15分左10分と記録される

そんな必要あるかいなとも思うけど 言ったら大変なことになる

 

そんな細かに記入されるから なんで左は10分しか飲んでないんだと神経質になるわけだけど

そういうものだから 仕方がない

 

あとはyoutube

前にも書いたけど ベテラン助産師HISAKO先生の存在は

娘にとって神でしかなく HISAKO先生の言うことがすべて

 

HISAKO先生の動画を何度も見せられたけれど

イマドキの助産師さんで 「こうしなさい」と言わないので

それが人気のよう

「テキトー」で構わないと言って 神経質な新米ママの神となってる

 

が、私から云わせれば 

HISAKO先生の沐浴の動画自体 何個もあり ちょっとずつ言ってることが違う

そりゃ12人も産んで 3千人だかの赤ちゃんを取り上げてるのだから 全部一緒のはずはないし

HISAKO先生も それでいいって言ってるのに

娘は 一つの動画のやり方に固執して 

「HISAKO先生はこういってる」と言って 聞く耳をもたない

 

 

元々 吸いつきの悪い赤ん坊で 飲む力も弱くて

いつも飲んでる途中で寝てしまい 娘の乳腺が張り始めました

 

私も かなり酷い乳腺症を経験してるので その辛さは分かる

詰まらないように 搾乳するしかないのだけど

搾乳するとまた生産されるので 生産量が増えるので 良くないとHSIAKO先生は言っているという

(この状況で搾乳しなくていいとHISAKO先生が言ってるとはわからないけど 娘はそういう)

 

搾乳をちょっとしかしないので おっぱいはパンパンに張り 乳頭も硬くなる

吸いつきの弱い赤ん坊はそれを嫌がり だんだん飲まなくなってきて

でも 飲まなくても寝てるし 娘は心配してミルクを足すので問題はないと母は思う

 

3時間ごとに飲ませないといけない

赤ん坊は これだけ寝てないといけない

ウンチは何回しないといけない

 

しないといけない呪縛に罹ってしまったけど

私の話は一切聞かず HISAKO先生の動画をあさる娘

 

ついに赤ん坊は 乳頭拒否を始める

そりゃあ あんなにパンパンに張ってるおっぱいは飲みにくいだろう

 

私も乳腺症の時は 乳もみさんと呼ばれる助産師さんのお世話になったから

それしかないだろうなとは思って アドバイスをしにいこうかなと恐る恐る娘の部屋を覗くと

婿と二人で iPhone持って 検索しまくってる

助けてやりたくて 言葉をかけようと思ったけど

娘に睨みつけられ 婿も深刻な面持ちなので

黙ってキッチンに戻って 晩御飯の支度をすることにする

 

新米ママの通過儀礼だから仕方ないし

夫婦で必死になるのは解るけど

スマホ見て解決する問題ではないけどなあと こっちもイライラ

 

そりゃ私がどうにかしてやれる話ではないけど

立ち入り禁止とばかりのムードで 若夫婦は部屋に立てこもる

そのムードが 重すぎて 私もイライラ

 

長年生きてきて 私は、だいたい言いたいことは言う方だけど

ここまで言いたいことを飲み込んだのは 多分人生初だわと。

 

そのイライラは 包丁とまな板へ向かい そんな日のおかずは とても多くなりました(笑)

 

 

 

婿は解らないなりに なんとか役に立ちたくて

必死で検索して 娘と話し合ってるけど 残念ながら 彼にはなんの解決策もないし

口を開くと娘からの反発があるので 見ていて気の毒

 

娘はついに熱が出てきて

こうなると もう病院に行くしかなく

取り合えず 産院に連絡して 婿が片道1時間以上かかる産院に連れていくことになり

日曜日だったので 救急扱いで 最低限の薬だけ処方されて戻ってきて

もう痛くて 授乳も出来なくなって 新米パパママは 夜中になると寝ない赤ん坊を一晩中抱くはめになり。

 

月曜日 婿は 会議のために 早朝に出勤

婿もきっと 解放されて内心ホッとするだろうなと 笑顔で見送る

 

赤ん坊をリビングに引き取り

娘も 薬が効いたのか やっと眠れた様子なので

ほっと一息

 

赤ん坊は 昼間はハイローベッドで 本当によく寝るので

赤ん坊の番は そんなにしんどくなく

見てないと怒られる(乳幼児突然死症候群を見張らないといけない)ので

その横のソファーで チラチラ見ながら私も昼寝

 

午後になって やっと起きてきた娘

寝たせいで 少し気持ちが楽になったよう。

 

私が思うには 婿が居る方が娘は 手が足りるし その分楽だからと言ってたけど

結局 婿が抱いていても熟睡できるわけではないし

言ってもまだ結婚して1年半の新婚さん

婿に対して遠慮とかもあるのは見ててわかったし

新米パパの婿がやることを 安心して見られるわけではなく

婿が泊まりに来てる間は 娘なりに気も遣うわけで そのことにも疲れてきてるようでした。

 

婿が帰り 赤ん坊を私に託して やっと眠れたという訳で

顔がスッキリしていましたので ティータイムをして

今なら大丈夫だろうと 

 

「ママも 乳腺症を経験してるから 辛さはよくわかるよ

 HISAKO先生も良いと思うけど 一度地元の助産師さんのところに言ってみたらどう?

 うちの店の近くに 遠くからも患者さんが来る助産院があるらしいし。

 おっぱいをしっかりマッサージしてもらったら 詰まりも取れるだろうし 楽になるよ。

 乳問拒否も相談してみたらいいわ」

とやっとのことで ここ数日言いたくて我慢していた言葉を告げると

 

寝られたせいで楽になった娘は

「そうする」と素直に答えました。

 

すぐに助産院に電話すると 助産師さんの親御さんの四十九日があって 今日は見られないとのことで

別の助産院を紹介してくれました。

 

そこは 最初の助産師さんより大きな規模でのやってる助産院で

お産までしてくれるところで 

「すぐおいで 赤ちゃんと一緒に」と言ってくださり

急いで連れていきました。

 

コロナの関係で 私は入れないので 車で待ってると

1時間後に娘が笑顔で出てきて

 

「面白い助産師さんやった

 おっぱいもしっかりマッサージしてもらったから 詰まりも取れたし

 授乳の様子も見てもらってアドバイスもしてくれた

 赤ちゃんの体重とかも計ってくれて 成長も問題ないって」

と 明るく話してくれました。

 

「24時間営業でやってるし 電話もしなくていいから 来たくなったらいつでもおいでってさ」と

 

HPで見て見ると 私より少し年上で 沖縄出身の助産師さんで

お産も普通のお部屋で家族と一緒にさせてもらえるらしく

ちょっとだけ話したけど 面白い方でした。

 

病院とも連携してるので 熱が続くなら薬も処方してくれると約束してもらい

やっと楽になって家に戻りました。

 

神経質になっていて いつもテンパっていた娘が やっと肩の力が抜けてきました。

 

その週は 婿は木曜日の夜に来る予定でしたので

4日間ほど 母、娘、赤ちゃんで 気楽に過ごしました。

娘が食べたいものを食べさせて 昼はゆっくり休ませてやり 私も婿が居ないので ちょっとソファーで休むことも出来る。

 

娘にとって 婿の存在は何より大切なものですが

産後の身体を労わるときには ちょっと距離を取るのも良いなと思いました。

少し後に 娘にもそういうと 「そうだね」と言ってました。

 

婿にしてみても

自分は生みの苦しみがないから せめて役に立ちたいと一所懸命に頑張ってましたが

やっぱり 適材適所

産後には 実の母の方が 気楽になれることが 婿にも分かったようでした。

 

助産院には そのあと2回通い 乳頭拒否もおさまり 母子は元気になっていきました。

 

その27へ続きます。