2021年7月17日発行
いしかわTEACCH研究会会報157号より↓
注:以下、2021年7月に会報に寄せた文章です
小さい頃から過敏な気質で、はじめてのことへの不安や緊張が人一倍強かったあーちゃん。だけど、ともに育つ兄弟が超個性的なまぼとたんたんだし、わたし自身の幼児期は似たような気質だったこともあり、「こんなものよね。」と本人の辛さの深刻さに気づかずにここまで来てしまいました。
泣いたり、悔んだり、責めたり、落ち込んだり…親子でいろんな感情と向き合って、少しずつ不安のカタチに気づき、自分のやり方で乗り越えてきたあーちゃん。じっくり獲得した安心感をもとに一歩、また一歩と、少しずつ自分の足で歩き出せるようになりました。
思い返してみればまぼの暴れん坊幼少期も、たんたんの大パニック思春期も、表面的な問題の裏にある不安や混乱を受け止めて癒すことで、渦中から一歩踏み出せることが多かった気がします。
不安や混乱を消すことはできないけれど、安心がそれらを支えてくれることを、まぼとたんたんが実証してくれました。だからこそわたしたち夫婦もブレずに「安心最優先!」を貫くことができたのかもしれません。
問題は起きないに越したことはないけれど、何が起きてもちゃんと向き合えば大丈夫。七転び八起きが平常運転、何か起きるたびに根拠のない「大丈夫!」が積み重なっていくわが家です(^^;