iPhone/Google翻訳

昨日iPhone向けにリリースされた「Google翻訳」。さっき入れてみた。

感動。
今も眠つけないほど興奮が収まらない。

英語はもちろん、外国語での会話はやがて「電卓」のようになるだろう。
それもそんなに未来じゃない。定着するのに5年、ほぼ完璧なものは10年。
翻訳は目を見張るようなスピードで進歩するだろう。

ソロバン・暗算、できるに越したこと無い。外国語も同じ。
でもそれは道具であって本質ではない。
これからの時代、時間を掛けるべきはそこじゃない。

コンピューターのインターフェイスもこれから「音声」が中心になっていく。
それはコンピューターが新しい世代(第三世代)が始まるという事でもある。
「未来予測」の中で確信していたこととはいえ、自分の言葉が一瞬で、しかもあらゆる言語で、音声翻訳できるのを見ると感動せずにいられない。

25年前、私がコンピューターに描いていた「夢」が一つ実現した。
ようやく世界は一つになり始めたのである。….本当の意味で。

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Hello world!

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アップルが「次」に出してくるもの

 
アップルのスティーブ・ジョブスは’10年4-6月期決算で、「年内に登場するすごい新製品がまだある」との考えを明らかにしている。
 
これはほぼ間違いなく「テレビ」だ。
恐らくApple TVの後継機が登場するだろう
 
テレビにくっつけて使うタイプのデバイス。

リビングルームで邪魔にならないようにたぶん超小型
従来型のAV機器のように、自らの存在を主張しようとするのとは対極的。
 
テレビの画面はiPadのようになり、テレビの画面でゲームをはじめいろんなことができるようになる。
番組視聴は一機能に過ぎなくなるだろう。
それは「テレビ」という商品概念を根底から覆すことでもある。
 
最初は機能はシンプルになるだろう。
その代わり価格はiPod並みの"99ドル~"、悪くても199ドル前後を打ち出してくる可能性が高い。
(恐らくメモリ量によって3種類位ラインナップするだろう)
 
テレビにアタッチする形から、その機能を組み込んだ機種を幾つかのメーカーと発表する可能性もある。
 
 
アップルの戦略は一体誰が考えているのだろう?
….やっぱりスティーブジョブス? それとも他に優秀な戦略スタッフがいるのだろうか?
 
いずれしてにも最近のアップルの戦略は、驚くほど完璧・呆れるほど緻密。
ただそれだけに「次の手」が読みやすい。
 
この予測、どこまで当たるか??
 
 
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「はやぶさ」の帰還

 
日本の技術力と、関係者の方々の「想い」に感動しました。
……泣けました。
 
あるエンジニアの「子供のようなもの」というコメントが印象的でした。
 
 
小惑星にたどり着いたのはもちろん、そこから試料を持ち帰るのも世界初。
「はやぶさ」は多くのトラブルに見舞われたこともあって、"初めて尽くし"だったそうです。
 
 
ナンバー1は、未知の領域への挑戦であり、「創造」の連続です。
結果も大切ですが、そのプロセスで学ぶことが価値がある。
 
それに対して、後追いのハンバー2以下は「作業」でしかありません。
スキルは上がるかもしれないけど、そこからは何もイノベーションは生まれない
 
トップは「創造者」であり、だから別格なんです。
 
…ですよ。蓮舫さん。(笑)
 
 
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私が「サスティナビリティ」に拘る理由

皆さんはご存知ですか?
・携帯電話って世界ではもう35億台も普及しています。インドでは直近5ヶ月で1億台増えました。
・去年1年間(09年)で中国のインターネット利用者は1億2000万人も増えています。
 
・昨年中国の自動車の新車販売台数は1300万台。世界でダントツのNo.1になりました。
 でも中国には13億人もいる。=100人にたった1台増えただけです。
 
Q. 中国人やインド人は車が嫌いなのか?
→ No。欲しいのは同じ。今まで買えなかっただけ。
 
Q. では、これからも買えないのか? 
→No。平均所得が伸びている上、価格も一ケタ下がった。
  インドの国産車「NANO」は20万円台。中国も半分以上が50万円以下。
  自分達で作れるようになったから。今までとは状況が違うんです。
 
 
自動車の普及度は、米国は100人あたり80台、日本は60台。EU主要国は70台
それに対して、中国は’09年末でたった5台。インドは2台
 
インドと中国の2カ国だけで人口25億人。しかもまだまだ増えます。
需要だけストレートに考えれば、中国とインドだけで年間・最低1億台は必要になるでしょう。
(今は世界全体で年間6000万台。大半を10億人の先進国が使ってます)
それを「自動車」と呼ぶかは業界の都合。サステイナビリティの観点ではどうでもいい話。
 
 
皆さん考えてみてください。
こんなにたくさん作れるほど材料があると思いますか?
モノが普及すれば、それに対応して買い替え需要のベースも大きくなります。
石油であれ電気であれ、自動車が増えればその分必要なエネルギーも増えます。
携帯電話にしてもEVにしても、普及した分だけ膨大な電池がずーと必要です。
 
 
人口はわずか60年で3倍近く増えている。
その上、グローバル化で一握りの先進国→全世界が一斉に「消費」に走っているのです。
冷静に考えてみれば、足りるワケが無いんです。(–)
 
使い続ける一方なら、資源はいつかは枯渇します。
だから資源国が「大事に守ろう」と思うのは当然です。
  
私が「未来予測レポート2010-2025」で「サスティナビリティ」をテーマに選んだのはこういう理由からです。
 
お金さえ出せば、資源や食料、エネルギーが好きなだけ買える時代は終わりを迎えます
それはあらゆる産業、特に「モノづくり」に大転換を迫るということを意味します。
 
この重大さについて、皆さんにもぜひ考えて欲しいと思います。
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日本のビジネスの未来は決して暗くない

 
最近、日本の産業の未来を悲観する声ばかりが満ち溢れている。
でも僕は決してそんなことはないと思う。
 
今までの枠組み・ビジネスの常識で考えれば、先行きが暗く思えるのは当たり前だ。
社会のニーズに合わなくなり、時代と共に消えるビジネスが出てくるのは避けようがないこと。
 
 コンピューターの進歩によって、アマチュアでもプロと遜色がないものが「技術」的にも作れるようになった。
開発言語を駆使した昔と違い、アプリケーションが使える程度のスキルがあればコンテンツが作れてしまう。
さらにブロードバンドによって、誰もが使える「流通」が実現しつつある。

 
消えるものは今の延長にある。だからハッキリと見える。
一方、これから新たに出てくるものは、姿が見えないor漠然としたものである。
 
マイナスのものはハッキリ、プラスのものはぼやっとしている。
だからネガティブなことばかりが目立ち、全体的には暗い気持ちになってしまう。
 
 
でもレコードがCDに代わり、さらにデジタルミュージックになっても、「音楽を楽しみたい」という目的は変わらない。
馬車がエンジン車になり、これからEVになっても、「自由に移動したい」という目的は変わらない。
代わるのはあくまでも「手段」。欲求そのものが変わるわけではない。
そして人間の欲望には限りが無いのである。
 
 
アプリーションやコンテンツといった「サービス」—-広い意味での「ソフト」は、これから「とてつもない時代」を迎えるでしょう。
敢えてもう一度言います。「とてつもない」である。
 
コンテンツやサービスは、工業のような巨額が元手がなくても作れてしまう。
工業(モノづくり)の場合は、資金力=生産力≒スケールメリットでコストダウン=規模が大きい方が有利であった。
コンテンツやアプリケーションを開発するにももちろんお金は必要だ。
だが幾らお金を掛けたからといって、生産量(?)が増えて、キャッシュフローも比例して伸びる….なんてことはない。
 
それは映画で考えると分かりやすい。
巨額な制作費を掛けて美しいCGをふんだんに使ったところで、興行収入が良くなる訳ではない。
お客さんが見たいのは「きれいな映画」「高性能な映画(?)」ではなく、「ワクワクする映画」「楽しい映画」なのである。
 
ソフト中心の時代は、工業化社会の常識を捨て去るところから始めなければならない。
 
 
僕は今、これから始まる新しいソフト・サービスの時代にワクワクしています。
20代・30代からたくさんの新しいベンチャーが登場し、"とんでもない"成功者が必ず出てきます。
そうなると悲観的な風向きはガラリッと変わると思います。
 
 
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iPad

 
先週末にiPadを入手していじくり回しています。
 
「すごい」の一言です。
 
今の「パソコン」とはあらゆる面で一世代違います。
この世界に20年いますが、こんな新しいデキゴトの連続はWindows3.1発売直後のような体験です。
 
・文字のコマンドライン(CUI)だったMS-DOS。
・直感的なマウス操作(GUI)を実現したMacとWindows。
・タッチパネルと音声による入力を可能にしたiPad。
 
「テレビ」や「携帯電話」と同じく、「パソコン」も20世紀の概念であったことを改めて実感しました。
 
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「未来予測レポート2010-2025」本日発刊

1年ぶり以上の更新です。
執筆が終わり、ようやく社会復帰しました。
 
「未来予測レポート2010-2025」が本日発刊になりました。
未来予測レポートの全産業版を4年ぶりに全面刷新したものです。
 
エレクトロニクス、通信、金融、自動車、エネルギー、素材、食品、商社系などいろいろな分野から反響があり、「サスティナビリティ」は業種・業界を超えたテーマだというのを改めて実感しています。

 
 
今回のレポートのテーマである「サスティナビリティ」というのは、簡単に言えば
  「環境」+「資源」+「エネルギー」 
を一体のテーマとして捉えたもので「持続可能性」と呼ばれるものです。
 
COP15も始まり、「地球温暖化」への関心はますます高まっており、これが環境問題の代名詞のようにもなっています。
しかし、将来に渡って地球を持続させるためには、地球温暖化だけではなく、大気汚染や水質汚濁、ゴミ問題など「環境問題」にきちんと(=政治的意図を排して)対処していく必要がありますし、資源・エネルギーのあり方についても、併せて表裏一体のものとして考えていく必要があります。
 
特に注目しているのはインドで、これから高度成長期が始まります。
資源やエネルギー、食料水はは急に増やせませんので、枯渇という以前に増産が追いつかず需給が逼迫したり、限りある資源を守ろうと「囲い込み」が始まると予測します。
社会は「持続性」を真剣に考えるようになり、これによってビジネスのあり方やライフスタイル、ひいては産業の枠組みまで変わらざるを得ないのです。
 
そしてもう一つの変化が「ブロードバンド」です。
ブロードバンドは既に広く浸透しつつあるイメージがありますが、革命はまだ始まったばかりです。
携帯電話は未だナローバンドですし、デジタルテレビはやっと普及し始めたばかり。自動車は未だほとんどがスタンドアローンのままです。
WiMAXや4Gといった無線ブロードバンドの普及によって、これからブロードバンドの時代が本格的に始まります。
ブロードバンドが社会の「前提」となることで、いろいろな産業変わっていくでしょう。
 
「サスティナビリティ」と「ブロードバンド」は、どちらも歴史的な変化です。
これらは一見無関係に見えますが、時を同じくして起こった「運命の出会い」と言えるものです。
 
「サスティナビリティ」というのは、別な表現で言えば「物理的な制約や限界」ということ。そしてブロードバンドは「サービス」への流れ。
SaaSだけでなくHaaS(Hardware as a Service)などに代表されるように、ブロードバンドはビジネスのサービス化を加速するでしょう。
この2つは「表裏一体」で世の中を変えていく、と私は考えています。 
 
環境問題だけで大きなテーマなのに、そこに資源問題やエネルギー問題をカバーするのはホントにしんどいです。
さらにブロードバンドの領域までカバーしなければ、「新しい世の中」を見通せないのですから、先行きか不透明になるのは当然です。
 
それで出来たのが450Pというちょっと見ないサイズのレポートです。(写真参照)
あまり見たこと無いサイズで、僕も昨日実物を見てビックリしました。

今回のレポートは構想から8ヶ月、執筆だけで約5月掛かりました。

書いていて今度こそ死ぬかと思いました。(笑) 
 
全体を見ると分厚いのですが、中味の一つ一つは例えば1つの国は1頁、ワンテーマ2-3頁と「世の中」をぎゅっと凝縮したものです。
無駄に量を増やしたのではなく、読んで頂ければこれでも全然薄いことを実感していただけると思います。
 
「未来予測レポート」の目的の一つは、(戦略立案のために)「広い世界に視野を拓くこと」です。
31.5万円といつもながら決して安くはありませんが、先行きが見えない今の状況を打破するきっtかけになればそれだけの価値があると思います。
 
できるだけ多くの方に人に読んで頂いて今起こりつつある変化に"気づいて"欲しいと願っています。
関係部門やお近くで関心のありそうな方に「未来予測レポート」をご案内を頂けると嬉しいです。
 
 

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米国債、史上初のマイナス金利へ

今日ニュースで「米国の短期国債(TB)がマイナス金利を記録した」と聞いてビックリした。
1ヶ月モノのTBは0.00%、 3ヶ月物のTBは一時的ながらマイナス0.01%~マイナス0.02%を記録したとのこと。

金利がマイナスという世界。
例えば-1%なら、100万円を貯金(もしくは債権を買えば)、満期後は99万円になって返ってくるという意味だ。
そんなアホな….。

タンス預金で現金で持っていた方が目減りしない分まだマシじゃないの?….と思うのが普通の感覚。
でも金融取引の世界ではちょっと違うらしい。

TBは満期までの期間も短く、金利変動も受けにくい。
(例え金利がマイナスであろうとも)、キャッシュポジションより債権を買って置いた方がいいという判断が働いているらしい。
株価が下がっていてデフレ傾向が進む→相対的にモノ(債券もモノ)の価格は上昇する→だから表面金利はマイナスでも後々の市場取引価格では実質的に損はしない…。
という感じらしいんだけど…..。正直良くわかんないです。(笑)

「未来予測レポート」を書いている時、「このまま超低金利が続いたらひょっとしてマイナスになるかも?」という仮説はあった。
でもそれは手数料の関係とかで実質的にはマイナス、という状況はあるかな….と思った程度で。
まさかなぁ….と思った事が現実に起こってしまった。

米国の金融危機にしてもそうだけど、現実は想像を上回る、と改めて思い知らされた。

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ホンダのF1撤退

ホンダがF1を撤退するというニュースを複雑な気持ちで聞いた。
 
ホンダのアイデンティティは「スポーツ」である。
そのイメージの大部分は「F1への挑戦」が形作っているのは疑いようも無い。
 
F1からの撤退はホンダの「魂」が抜けてしまうことを意味する。
次の「何か」が見つからなければ、ホンダは普通の自動車メーカーになってしまうだろう。
台数で言えばトヨタに半分にも及ばない。
 
ただ一方では、F1にも経費削減の波が押し寄せている。
ニュースによれば今は年間400億円も掛かるらしい。
経費抑制のためにレギュレーションを大幅に変更し、共通のエンジンやミッションの利用が検討されている。
 
こうなってしまうとF1とは何か? 存在意義が分からなくなってくる。
そこに「魂」の拠り所を求めるのはむしろおかしいのかもしれない。
 
進化することは大切だが、もっと大切なのはどちらの方向に進化するか?だと思う。
自動車でやみ雲に「スピード」を追求する時代ではないと思う。
 
福井社長の記者会見では、考え抜いた上での「100年の覚悟」が滲み出ていた。
英断であると信じたい。
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