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Be faithful in small things because it is in them that your strength lies.
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 帰省中です。
 「きせいちゅうです」って変換したら「寄生虫です」になって一瞬ニヤけました。でも同時に帰省する前日にワンルームの部屋にゴキブリが出たのも思い出しました。うえー。一週間以上空けてるけど大丈夫かな・・。まだそんなジメジメする季節じゃないのにね。 常夏のタイ生活でゴキブリには慣れた気でいたけど、しょせん”気”は”気”。日本のこざっぱりとした生活圏で遭遇したら気持ち悪いったらありゃしない。でもゴキブリなんて気にも留めず、むしろ気持ち悪がってる私をゲラゲラ笑い飛ばしたタイ人の友達を思い出したら、これって一種の現代病なのかなーとも思ったりもします。正確に言えば現代文明病?とでも言えるのでしょうか。
 文明と自然。対義語かと勝手に思い込んで広辞苑を引いたら載っていませんでした。でも文明とは自然を排除するもの。なんか急に話が大きくなっちゃいましたが、ええと、何が言いたいのかというと、日本人ってアジア一損してる国民だなーってふと思ってしまったんです。
 人の価値観というのは時代を反映して世代ごとにじっくりと形成されていくものです。当然、文明と共に世代が進むに連れて、人はより自然を排除する価値観を抱いていくようになりました。そしてついには、私たち現代日本人は昔は何とも思わなかったものを極端なまでに嫌うようになってしまったのです。それがゴキブリ。ハエ。虫以外で言えば、衣服の汚れや、臭いもの全般。もっと言えば、賞味期限がほんのわずかに切れた食べ物、とかね。
 こういったものを嫌うようになったのは、経済成長に伴った徹底的な衛生管理によるものです。病気にならないように清潔さを追求する。これだけ聞けば当たり前のことのように思えますが、しかしこの「~にならないように論」というのは、論じれば論じるほどに限度がなくなるという大きな欠点があります。「子供が危険に遭わないように外で遊ばせない」「戦争にならないように核を持つ」というのがその行き過ぎたいい例かもしれません。~にならないように、つまりはこれは自衛の概念ですが、同時に、敵を自ら作り出すことによって生まれる概念であるということを忘れてはいけない気がします。
 こういう過剰な警戒によって、これからも私たちは嫌いなものを自ら増やし続けていくのでしょうか。そう思うとなんか嫌だなあ。
 以上のことを念頭に置くと、日本より他のアジア諸国に住む人のほうが「幸せそう」とか「笑顔が多い」といった声をよく耳にすることに深く納得します。だって単純に、嫌いなものが私たちより少ないのだから。
 なんだかいろいろ書いたけど、結局のところ私はゴキブリは嫌いです。文明人だから、仕方ないのかな。
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 という場所に行ってきました。名前だけ聞くと仰々しいですね。場所は大阪府茨木市。うちからだとバス、地下鉄、電車、さらに最寄り駅から車、と揺らりに揺られて二時間弱。河原町行きの阪急に乗ってる時はもうすっかりプチ旅行気分でした。施設の周りは自然いっぱいののどかな住宅街。
 山が、キレイ。
 って、そんなのほほんとしちゃいられません。今日の目的は、そのセンターに収容されている外国人の方々にお会いすること。きっかけは約一ヶ月前、とある難民申請者のために、審査に必要な英文資料を翻訳するというプロジェクトに携わったことでした。その申請者の方もまた、以前はここに収容されていました。
 え、この施設は何なの?
 私も最近まで全く知らなかったのですが、いわゆる「不法滞在」をしている外国人を収容する所なのです。タイでは不法滞在をするとその分チャージを払わなければなりませんが、たいがいの場合、それを払えば全く問題ありません。しかし、日本でオーバーステイをした外国人には、国外への強制退去の道しかないのです。そのオーバーステイの理由の如何にかかわらずです。
 私たちが今日お会いしたのは、
 一人目:難民申請をしている、ビルマ人の男性。彼の属する民族は母国では迫害の対象とされている
 二人目:日本に日本人の妻がいるパキスタン人の男性
 三人目:中国残留孤児の孫にあたる男性
 といった方々でした。
 その方々の今までの詳しいいきさつを私はまだ知りません。しかし彼らの望むところはただ一つ、日本で人並みに暮らしたいということだと思います。家族とともに、です。 
 面会中、面会後、いろいろなお話を聞いて愕然としました。センターでの収容者に対する処遇は、もう、人間のすることじゃないなぁと。これが国の施設なんだから全くもってびっくりです。こんな人権を認めないような生活を日本政府が指揮してるなんて!!!
 なんだか、怒りでやりきれなくなりました。こんな気分は本当に久々です。でもだからって投げ出しちゃあ元も子もないですね。怒りから生まれるパワーはものすごいのです。きっと。
 時間を見つけて、また面会に行こうと思います。

 昨日、大阪であったワンワールドフェスティバルに行ってきました。目的は面白そうな団体を探すことと、ビッグイシュー代表の佐野さんの講演会。
 この講演会が、すごくよかった。
 ビッグイシューを刊行するまでの佐野さんの熱意や努力にはもちろん感嘆したけれども、それ以上に私がジーンときたのは、話しぶりからわかる佐野さんがホームレスの人たちに向ける目線。言い方おかしいかもしれませんが、ああ、この人は本当にホームレスの人たちと対等に立っているんだな、と佐野さんの優しい姿勢をひしひしと感じました。
 自身は60才を越してるとおっしゃっていました。日本のホームレスの大半の方々と同世代です。だからこそ若い人たちよりも彼らを理解する力をお持ちなのだと思います。
 ホームレスというのは「homeless:家がない」という意味以上に、あらゆる偏見によって立場が位置づけられているように私は感じます。昨日の講演の質疑応答の場面でも、一人の女性が声を荒げてそうおっしゃっていました。
 偏見を抱く人と、そうじゃない人。
 偏見はメディアによってもたらされると言いますが、その情報をどう自分に取り込むかは結局は一個人の判断です。社会的にマイナスイメージのある現実は自分の目と心で突き詰めない以上、偏見の殻を破ることはできないんじゃないかと思います。ビッグイシューはその殻を破る希少で価値のある存在のような気がします。
 さて。
 講演の余韻が心に残る中、今日もバイトへ向かいました。
 いらっしゃいました、いつものおっちゃんが。元町駅の前で、赤いロゴ入りキャップをかぶってビッグイシューを売っています。
 このおっちゃんから買うのは今日で五回目くらい。だいぶ前にバックナンバーを頼んでいたので、それと最新号の計二冊をお買い上げしました。このおっちゃん(おっちゃんって呼び名失礼かもしれんけど、私的には親しみ込めてます^^)、買ったあとには絶対、「おおきに、おおきに」って何回も言ってくれる。その言葉がすごく温かい。大阪の人なんかな。毎日どこに寝泊りしてるんだろ。次に買うときにでも聞いてみようと思います。とりあえず長居公園じゃないといいんだけども。

気がついたら、あら、もうこんな時間。
七時十二分。AM。
カーテンを閉めていても意味がないので、開けました。
でも空はあいにくのどんより曇りです。
「あいにく」って漢字にしたら、思わずしかめっ面になりそうなのでやめました。
暗がりの中4時間、黙々と(たまにぶつぶつ言いつつ)htmlと戦った結果が、コレです。
かわいい?
かわいいでしょ?
えへ。
いいの、自己満足で。
まだまだ改造したい部分盛りだくさんだけど、とりあえず世の朝の人人に合わせていったんパソコン閉じてシャキッとします。
真面目に情報科学概論取っててよかったなぁとしみじみです。

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やりたいことをやる。それだけで今まで生きてきました。多分これからもずーっとそうなんだろうな。


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