忍者ブログ
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
ブログ内検索
ここは衛星が、日常から非日常へ逃げ込んだついでに 何か書いていく場所です。 そして、過去と向き合い、未来のために己をさらけ出す場所でもあります……
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

これで

一万回目のくちづけを の葉月編は 終わりです!!


もし最初から最後まで読んでいただけた方がいたら…・・・

感想お待ちしてますー






エピローグ
PR


長かった葉月との物語も今回で終わりです!!


最終話 


これをアップするまでが・・・・・・ ながかったなー汗
 



 三十日目



「やぁ」

 帝……

直紀
「どうしたんだよ……こんな、早くに」


「いやね、これといって用事はないんだ。正直なところね」

直紀
「?」

 ベッドに腰をかける。


「土産だ。僕の好きな和菓子だ」


「華影ノ女……食べた事ないだろう?」

直紀
「ありがとう」

 賞味期限……

直紀
「今日じゃないか?」


「ああ」

直紀
「人が悪いな……」


「だが……今日までだろ?」

直紀
「ん?」


「今日でまた……眠ったままにもどるんだろ?」

直紀
「……そんなことも知ってるのか」


「だから…最後に顔を見せておこうと思ってね」

直紀
「僕が忘れないように?」


「ああ。どうせ……最後は葉月君と過ごしたいんだろう?」

直紀
「え…あ……ああ…まぁ…ね」


「安心するといい。ちゃんと二人っきりになれるようにしてある」

直紀
「あ、ありがとう」

直紀
「なんか……なにから何まで世話になりっぱなし…だね……」


「いや、謝るのは……本当は僕のほうなのさ」

直紀
「……え?」

 


レッドクリフ2見てきました


人生ではじめてです 試写会っていうものが。



人より先にみれるって いいですねー!ww


 



 二十八日目


直紀
「ん………」

 目が覚めた。

直紀
「えっと……?」

 目に入った天井は、見知らぬ天井。

 自分の部屋でも……病室でもなかった……

直紀
「あ……そうだ……」

 思い出して、藤崎さん、いや

 葉月を探す。

直紀
「……葉月……?」

 いない……?

 でも……ここは…葉月の部屋だよな……
 


 二十七日目


「それで……結局丸くおさまったのわけなんだね?」


直紀
「…………」

虎太郎
「俺の知らないところでそんなドラマが……」

水月
「虎は脇役だからいいんだよ知らなくて」

虎太郎
「そういうこというなよな」

水月
「立ち居位置的に最終決戦で界王星にいる人たちだよね」


「天心飯とか、ヤムチャンだな」

直紀
「それはどうでもいいんだけどさ」

直紀
「なんでこんなに話が広まるのが早いのさ」

 アイセクトとか放ってるんじゃないだろうな……


「やだな、なんで僕をみるのさ」

葉月
「…………」


「水月ちゃんに聞いたんだよ僕は」

水月
「まってまって、あたしは、お姉ちゃんが嬉しそうに話すから……」

葉月
「…………」

直紀
「…………」

水月
「あ――」


「うん、まぁ良かったじゃないか、うん」

虎太郎
「なぁ……お腹すかない?」


「今日は……なにか予定があるのかい?」

直紀
「えっと……その―」

虎太郎
「食堂とかってあるのか?」


「はっはーん……あるんだな?」

葉月
「…………」

直紀
「…………」


「わかりやすいことだ」

虎太郎
「なぁ」

水月
「も~!!うるさいよ虎!!」

 ズン

虎太郎
「おなきゅわぼ……」

 猛虎硬把山再び。


「いや、まぁたしかに……時間的にお昼だしな」

 そろそろ十一時になる。

直紀
「なんか食べる?」


「外出は可能なんだろう?なら食べに行こうじゃないか」


直紀
「そうだね」

水月
「うんうん」


「安心した前、食事が終れば我々は退散するから」

直紀
「え……」

 グッっと親指をたてる帝。

 そして水月ちゃん。


「ほれ、行くぞ!!帰って来い虎太郎」

直紀
「ちょっとまってて、先生のところへ行って来るよ」

水月
「外でまってるね」

直紀
「了~解」

 みんな僕のことはわかっている。


 その上で、自ずから明るく接してくれている。


 恵まれてるな。僕は。


 昼食は帝がいるのに珍しく、鳳凰院関係のところじゃなかった。

 和食のファーストフード店KIZAN。

 あまりおいしくなかったかな……



「じゃそういうことで」

水月
「ことで」

 なにがどうそういうことなんだ?

直紀
「……じゃぁね」

水月
「また明日ねー」

 明日も来るのか……

直紀
「…………」

葉月
「…………」

直紀
「っじゃ、行こうか?」

葉月
「……うん……」

 目的地はフラワーショップ。

 日本語で言うとお花屋さん。


直紀
「よくいくの?」

葉月
「水月が好きだから……」

葉月
「色んな鉢植えを買いに来るの」

直紀
「へぇ」

葉月
「でも……結局は私が育てる事になるんだけどね」

直紀
「あぁ……」

 ちょっと納得。

葉月
「どういう花が欲しいの?」

直紀
「うぅ~ん……」

葉月
「……見てから決めようか?」

直紀
「うん……そうだね…見て決めよう」

 昨日約束した。

 飾り気のない僕の部屋に何か飾りを……ってことになって…

 それで何か植物を買ってこようってことになった。

 それで……二人で買いに行く事になったわけで……

 それで今に至るわけで……

 つまり……これはデートなわけで……

 デートだよね?

 

Copyright ©  -- 妖華水月 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri Material by 妙の宴
忍者ブログ  /  [PR]