新年度

って、いまさら感しかないですが、今年度初めての更新なので・・

年度替わりからとても忙しく、なかなかブログに手が回りませんでした。
この間の主なトピックは、臨時総会、指導員試験、マイナビ第1局(陣屋)、支部戦(府中)など。
直近は日曜から日曜までの8連勤だったので、今日は久々に平日休みを取ることにして、自宅でいろいろたまったものを片付けたりしています。

陣屋ではこれまで数多くのタイトル戦が指されており、僕も何度か観戦に訪れているはずですが、対局室に入ったり、宿泊したのは初めてだったと思います。
言うまでもなく本当に素晴らしい環境で、あのような舞台で対局できる妹弟子を羨ましく思いました。
次も良い将棋を見せられるよう、頑張ってもらいたいです。

支部対抗戦(団体戦のほう)は自分自身も出場したことのある、思い出深い大会です。
もう30年以上も前のことになります。
棋士になり、理事になって同じ大会で前夜祭や表彰式に出席するのは、なかなか感慨深いものがありました。

また、田尻さんにシニア名人戦優勝の表彰状をお渡しすることになったのも、縁というしかなく、何とも言えない気持ちになりました。
広島将棋センターで田尻さんに二枚落ちで指導対局を受けたのは、いまから35年以上前のことになります。
こういうのって、もしかしたら将棋界ではあるあるかもですが、将棋以外の競技では、なかなかないことのような気がします。

これからも将棋というものが、長い年月をつなぎ、人をつなげるものであることを願っています。
観る将という言葉が有名になって久しいですが、指す将もまた、楽しいものです。
子ども大会の参加者が増えてくれば、それが指す将の増加につながっていくはずなので、大会に参加したいと思う子どもを増やすにはどうしたら良いか、が最近は常に頭にあります。
とりとめないですが、そんな年度の始まりです。

勝ち

先日の竜王戦、年度内最後の対局は、先手番で相掛かり。
中盤が難しい将棋でしたが、リードを奪ってからはうまく着地できて、久々の快勝でした。
自重しつつも後ろ向きにならずに指せたのが良かった気がします。

年度末に3連勝して終えることができましたが、全体としては4つの負け越しに終わりました。
振り返ってみると春先には4連敗、夏には7連敗があり、年度の前半が特に負けが込んでいました。ただその後は仕事が忙しくて、良くも悪くも、すっかり忘れていました。
来年度は巻き返せるように、頑張りたいです。

このところタイトル戦や大会での出張も多く、他にもさまざまな行事があって当面は毎週、土日の少なくとも片方は公務が入っている状態がGWまで続くことが確定しています。
体調管理に気をつけて、平日にうまく休みを確保しつつ、細切れの時間をうまく使っていくことも課題ですね。

 

明日対局

竜王戦で渡辺正和六段との対戦です。

先週末は小学生名人戦の開会挨拶等のため、天童出張でした。
都道府県予選を勝ち抜いた代表選手が一堂に会し、東日本・西日本それぞれ2名ずつの代表が決まりました。
ベスト4からの決勝大会は後日行われ、NHKでの放映もあります。

僕自身も30年ほど前に一度NHKでの対局を経験しています。
当時は都道府県予選はなく、腕自慢の少年たちが東京に集まっての一発勝負でした。
いまはそれぞれの街で出られるわけなので参加のハードルが下がり、参加人数が増えたのは喜ばしい変化だと思います。

伝統ある大会が、今後も長く続いていくこと、そして、交流戦なども通じて参加人数をさらに増やしていけるように、努力していきたいと思っています。

来場御礼など

とちぎ将棋まつり、盛況のうちに終了しました。
ご来場いただいた皆さまには、どうもありがとうございました。

個人的には、ちょうど10回目の参加だったと教えてもらいました。
思えば長く続いたもので、支えていただいている地元スタッフの皆様方には本当に感謝しています。
またその他にも、お世話になった多くの方々に御礼申し上げます。

棋王戦のほうは、持将棋でスタートしたものの終わってみれば圧巻のストレート防衛でした。
序盤は先手の模様が良いように思ったのですが、やはり八冠王は強いです。

ただ伊藤七段は中一日、移動を加味すると実質休みなしの日程で叡王戦を戦い、またも挑戦権を獲得しました。
これはこれで本当にすごいことです。
年度が明けたらすぐまた同じカードでタイトル戦が行われることになります。

お知らせをいくつか。
まず、将棋連盟100周年の話題。記念グッズが発売になります。
「100周年グッズ」 第1弾発売のお知らせ

年度が変わるといよいよ100周年期間に突入しますので、その皮切りという形です。

続いて大会の話題。
小学生名人戦が都道府県予選⇒東日本/西日本大会⇒決勝大会という流れで行われているのに対して、
中学生名人戦はこれまで全国から東京に集まっての一発勝負でした。
(※ちなみに小学生名人戦も、私の頃はそうでした)

が、今年(翌2024年度)から地区予選⇒決勝大会という流れになります。
中学生将棋名人戦が全国大会に!東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社が特別協賛に

詳細はリンク先の通りで、具体的には全国14か所で地区予選を開催します。
これにより全体の参加者増、普及の活性化につながると期待しています。
特別協賛の東海東京フィナンシャル・ホールディングス様には厚く御礼を申し上げます。

中学生の皆さんにはいつも以上に張り切って、参加してもらえたらと願っています。

最後に、免状に関して。
現場も必死にやっているのですが、大変な状況が続いています。
免状に関するお知らせ

必ず届きますので、いましばらくお待ちいただきますようお願いします。

現在地鬼怒川

明日からの棋王戦第4局に同行し、鬼怒川に来ています。

今夜が前夜祭、明日はとちぎ将棋まつりinホテル三日月が行われます。
とちぎ将棋まつりに来るのはコロナ禍以来だと思います。当時は宇都宮でしたが、鬼怒川に場所を移し、続けていただけているのは大変ありがたいことです。

2日間、最高峰の対局と、久々のお祭りを楽しみたいと思います。

お知らせをひとつ。
週明け月曜日から、新会館建設プロジェクトに伴う関西のほうのクラウドファンデイングが始まります。今回は年度末までと、かなり期間が短くなっています。
第4期ふるさと納税型クラウドファンディングのおしらせ

東京のほうの第5期では、ありがたいことに非常に多くのご支援をいただけて、感謝しております。
こちらは、高槻市さんへのふるさと納税という形で、行われるものになります。
引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願い致します。