2024/04/23

平地の二次林に潜む謎の猛禽【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年8月上旬 

シーン1:8/4・午後14:00頃・晴れ(@0:00〜) 

ニホンアナグマMeles anakuma)の家族が転出した後も旧営巣地(セット)の監視を続けています。 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
古いトレイルカメラの変な癖で、これ以降はなぜかフルカラーで録画してくれなくなります。 


シーン2:8/10・午後16:00頃・晴れ(@0:03〜) 
平地の二次林でミズキの根元近くの横枝(太い蔓?)に止まった猛禽の後ろ姿が写っていました。(赤丸に注目) 
せっかく貴重な映像が撮れたのに、フルカラーで録画できなかったのが残念です。 
止まり木でキョロキョロと周囲を見渡しています。 

林内で猛禽がこんな低い位置に止まっているということは、カラスの群れにモビング(擬攻撃)されて追われ、逃げてきた猛禽が身を潜めている(隠れている)のではないか?と推測しました。 
枝葉が生い茂るミズキの木の下に隠れれば、上空から姿が見えないはずです。 

実は9日前にも、ほぼ同じ止まり木に謎の猛禽が居ました。 
同一種(同一個体?)の猛禽がお気に入りの止まり木で獲物を待ち伏せしているのですかね? 
まさか旧営巣地にときどき戻ってくるアナグマの幼獣を狙っていたりして…? 
アナグマの巣穴付近の林床で夜な夜な活動していた野ネズミが最近になってトレイルカメラにあまり写らなくなったのは、猛禽(夜行性のフクロウも含む)に狩られて激減したからかもしれない、と私は考えています。 

さて、今回登場した猛禽の正体は何でしょう? 
尾羽に白黒の横縞模様があり、後頭部が白いです。 
残念ながら、カメラに正面を向いてくれませんでした。 
また、止まり木から羽ばたいて飛び去るシーンが撮れてないのも残念です。 
オオタカ? ハイタカ? 
クマタカにしては冠羽がありませんが、冠羽を寝かせているだけかもしれません。 
そもそもクマタカがこんな平地に居るとは思えません。
それとも、台風7号が接近した影響で迷鳥が現れたのでしょうか? 
ちなみに、隣接する農地(田畑)ではノスリButeo japonicus)の姿をよく見かけます。
しかしノスリの後ろ姿とは明らかに違います。  
映像から謎の猛禽の正体を見分けられる達人がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。 


※ 動画の前半部は編集時に自動色調補正を施しています。 
後半のピンクがかったリプレイ映像は(@1:06〜)、自動色調補正を施す前の素材で1.5倍に拡大したものです。 
こっちの方がむしろ猛禽の特徴を掴みやすいかもしれません。 
明るい昼間に動画を撮ると、このようにピンクのフィルターが勝手にかかってしまいます。 
酷いときにはピンク色が点滅して見苦しいので、私はいつも自動色調補正でモノクロに加工しています。

次にトレイルカメラが起動した時には(約6分後)、猛禽の姿はありませんでした。 
飛び去った直後かもしれませんが、止まり木の横枝(太い蔓?)は揺れていませんでした。 


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2024/04/22

旧営巣地の巣穴に独り逃げ込んで周囲を警戒・籠城するニホンアナグマの幼獣【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年8月上旬・午後19:25・気温26℃ 

夜の旧営巣地に単独で戻ってきたニホンアナグマMeles anakuma)の幼獣が辺りを警戒しながら巣穴Lの奥に潜り込みました。 
しばらくすると、巣口Lから顔をひょっこり外に出しました。 
ところが、すぐにまた奥に引っ込みました。 
顔だけ何度も巣口Lから出し入れして、周囲の様子を伺っています。 
最後の最後にも目だけ巣口Lに現れました。 


【考察】 
この幼獣個体は、外敵の接近をひどく恐れていると言うよりも、兄弟姉妹と隠れんぼをして遊んでいるのではないか?という気がします。 
鬼役の追手が来るのを巣口Lで待ち構えているのではないでしょうか? 
あるいは例によって、独り遊びが好きな幼獣個体なのかもしれません。 
架空の敵と追いかけっこや隠れんぼをしているのかな? 
この後につながりのある出来事が何も撮れておらず、真相は藪の中です。 
問題は、幼獣4頭の個体識別が私にはできないということです。


つづく→

オレガノの花蜜を吸い飛び回る夏型のキタテハ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年7月中旬・午前11:55:頃・晴れ 

民家の裏庭の花壇に咲いたオレガノ(別名ハナハッカ)の群落で夏型のキタテハ♀(Polygonia c-aureum)が訪花していました。 
翅をときどき開閉しながら吸蜜しています。 

風が強く吹いて虫撮りには最悪のコンディションでしたが、240-fpsのハイスピード動画に切り替えて撮ると、風揺れが気にならなくなります。(@0:19〜)。 
というか、ハイスピード動画モードに切り替えた途端に風が静かに収まってしまいました。(まさにマーフィーの法則) 
隣のオレガノ花序でハナバチの一種♀が歩き回りながら採餌していますが、キタテハには干渉しませんでした。 
キタテハも最後に力強く羽ばたいて飛び去りました。 


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