2024/04/18

ニホンアナグマ家族群による獣道を塞ぐスギ倒木への対処法:くぐり抜け、乗り越え、伝い歩き【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年8月上旬〜中旬 

スギ防風林の中で倒木の横にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場phにニホンアナグマMeles anakuma)が登場したシーンをまとめました。 

シーン0:8/4・午後12:07・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
スギ立木の根本とスギの倒木の間に黒々とした糞塊がこんもりあります。 
夏の林床にはシダ植物が繁茂しています。


シーン1:8/5・午前0:27(@0:04〜) 
深夜にトレイルカメラが起動すると、アナグマの成獣がスギ倒木の下の隙間をくぐって右へ行く様子がちらっと写りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
続けて左から2頭の幼獣が来たので、先行する個体は母親♀だったようです。 
(計4頭の幼獣が居るはずなのですが、残る2頭はカメラの死角を通ったのか、あるいは単独行動をとっているのでしょう。)
まだ体の小さな幼獣は、倒木を乗り越えるのにひどく苦労しています。 
アナグマ母子の群れはタヌキの溜め糞場phには近寄らずに素通りしました。 


シーン2:8/12・午後20:59(@0:49〜) 
7日後の晩にもトレイルカメラの起動が遅れ、倒木を伝い歩いて右下へ行く獣がちらっと写っただけでした。 
顔が見えませんでしたけど、夏毛のタヌキはこんなに丸々と太っていないはずなので、おそらくアナグマの成獣だと思います。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
今回のアナグマ個体もタヌキの溜め糞場phには興味を示さずに素通りしました。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。

リョウブの花蜜を吸うイチモンジチョウ♀

 

2023年7月下旬・午後13:15頃・晴れ 

山道の横に咲いたリョウブの灌木でイチモンジチョウ♀(Limenitis camilla japonica)が訪花していました。 
意外にも、この組み合わせは初見でした。 
ゆるやかに翅を開閉しながら吸蜜しています。 
前翅の中室内の白斑が不明瞭ながらもあるので、性別は♀のようです。 
少し飛んで別の花序に移動し、吸蜜を続けます。 
今度は翅裏をしっかり見せてくれました。 

イチモンジチョウ♀がリョウブの花から飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:36〜)

2024/04/17

スギ防風林で倒木横の溜め糞場にホンドタヌキが通って排便【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年8月上旬 

スギの防風林の中に溜め糞場phを新たに見つけ、ときどき定点観察しています。 


おそらくタヌキの溜め糞場だと思うのですけど、自動センサーカメラを設置して確かめることにしました。
限られた台数のトレイルカメラで複数のプロジェクトをやり繰りするのは大変なのですが、 なんとか1台確保しました。


シーン0:8/4・午後12:06(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
スギの木の根本に黒々とした糞塊がこんもり残っています。 
すぐ横に放置されているスギの倒木が目印です。 
真夏の林床にはシダ植物(種名不詳)が繁茂しています。 
カメラをもう少し下に傾けて設置すべきでしたね…。 


シーン1:8/8・午前3:24(@0:04〜) 
溜め糞場phに単独で来たホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が右を向いて排便していました。 
用を足すと、そのまま右下に立ち去りました。 


シーン2:8/10・午前1:13(@0:13〜) 
カメラが起動したときには既にタヌキが単独で溜め糞に跨り、左下(南西)を向いて排便中でした。 
排泄後は左下に立ち去りました。 

尻尾の先の少し下に黒毛の部分(滴状の黒斑▼?)がある個体でした。 
垂れ尾ではなく、排便中もカールした尻尾を上げていました。 


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