2013年1月3日木曜日

キモウトwiki、籠の中

先ごろ、キモウトwikiなるサイトを知りました。
正式なサイト名は「キモ姉&キモウトの小説を書こう第二保管庫@ウィキ」だそうですが、
姉キャラに興味のない我々は、ここをキモウトwikiと呼んで差し支えないでしょう。

キモウトというこの言葉、僕はつい最近まで知らなかったのですが、皆さんはご存じですか?


キモウトとは、兄に依存する余り常軌を逸した行動を行う「気持ち悪い妹」の呼称である。 (ピクシブ百科事典から引用)

狭義には、「ヤンデレ妹」と言えばわかりやすいかもしれません。
ちなみに僕はヤンデレよりもツンデレが好きです。


まだこのwikiの全貌を把握していませんが、軽く散策していたところ、とても面白い作品があったので紹介します。


籠の中 (←クリックすれば掲載ページに飛べます)


主人公・月ヶ瀬 真理(つきがせ まこと)
実妹・月ヶ瀬 理理(つきがせ ことり)
従妹・月ヶ瀬 聖理(つきがせ さとり)

この三人の三角関係を描いた作品です。
当然、妹センサーは実妹を応援します!

「籠の中」というタイトルに、「コトリ」という名のヒロイン。「籠の中の小鳥」なんて言葉を連想させますが、これはミスリード。籠とはまさしくコトリ自身で、その中に閉じ込められたのは兄でした。

主人公の実妹・コトリは、学業成績が良好で品行方正な上に美人と、完璧超人。そんなコトリは兄のことが大好きで、常にべったり纏わりつき、家事にとどまらず身の回りの世話までこなしてしまいます。

とてもいい妹ですね。主人公が羨ましい。

ところでこのヒロイン、恋のライバルである従妹・サトリのことを『偽妹』と呼んでいます。
『偽妹』!www おそらく「ぎまい」と読むのでしょうけど、自身が主人公の実妹であることを誇りに思うがゆえ、そうでない従妹を偽妹などと呼んで貶しています。もしかしたら古くから使われている言葉なのかもしれませんが、僕は初めて聞きました。

僕は、義妹だとか従妹だとか、妹みたいな近所の女の子だとか、そういったジャンルが大嫌いなので、今後は積極的にこの単語を使い煽っていきたいですね。

閑話休題。

そんな理想の妹コトリは、キモウトの名に恥じないキモさを見せてくれます。

御椀に盛り付けた味噌汁を僕の前に置いた理理は、5センチ程度の小瓶を取り出す。 
「いつものやつか」 
「うん。隠し味」 
微笑して、瓶の中の液体を混ぜ込んでゆく。 
お兄ちゃんには私の愛情と愛液がたっぷり入った特別製を食べて貰ったんです。 
「美味しいよ、理理」 
私の『特別』は喜んで貰えたみたいです。 

こ れ は キ モ い

だがそれがいい? そうかもね。そうだよね!

一時間もあれば読破できると思うので、ぜひ読んでみてください♪


以下、ネタバレ注意。


まるで明るく楽しい作品であるかのように感想を述べましたが、実際は結構、陰鬱とした話です。
二人のヒロインはヤンデレを加速させ(言及しなかったけど、従妹の方も一応キモウトに分類されるんじゃないでしょうか?興味ないけどね!)、主人公に、ひいては読者に、強いプレッシャーを与えていきます。

読み進めるにつれ緊張感は増していき、クライマックスは昨今のサスペンスドラマに引けをとらない凄惨なものとなります。

あと、主人公が従妹に逆レ○プされる濡れ場は、正直めっちゃ興奮しました。余裕でシコれます。
わたくし従妹設定は嫌いですが、逆レは好物なのです。以後お見知りおきを(?)。



ではまた!