発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

コミニュケーションを取るのがとても苦手な人たち テル

 

 

東大さんがエイジさんの成長を讃えるブログを書かれました。

確かに成長はしているでしょう。

しかしそのスピードは僕たちの変わるスピードとは比較できないものなのです。

 

 

あの文章を読むとなんだか将来に対しての大きな期待みたいなものを感じる人たちがいると思います。

でも、その期待は裏切られると思います。

どんなに努力をしても変わることができない部分があるのですから。

 

 

何が問題なのかと僕が考えるならば、やはり他者とのコミニュケーションが取り辛いということです。

 

 

例えば、エイジさんはオンライン授業を受けています。

その日は停電で朝食が提供される時間がオンラインチャットの時間と被ってしまったのです。

 

 

皆さんならどうしますか?

僕なら当然オンラインを優先します。

先生と決めた時間ですから。

しかもオンラインは30分ですからね。

 

 

青木さんがオンラインをしているのかとエイジさんに聞いたところ、「10分で終わりました。」とエイジさんから言われたそうです。

 

 

それで「先生のインターネットが悪くて中断したのですか?」と青木さんが聞いたら、「私は朝食を食べないといけないので、後にしてもらいました。」とエイジさんは答えたのです。

 

 

まあ、私たちのオンラインティチャーは青木さんから訓練を受けていますから、発達障害について理解できる人たちなのです。

怒らずに、ここは「わかりました。いつにしますか」と聞いたら「急いで食べますので30分後からお願いします。」との答えだったそうです。

 

 

30分後に開始したら「今から両替に行きますので、あと30分後にしてください。」と言われたので、青木さんに連絡してフォローしてもらったのです。

 

 

どうフォローをしたのかはここでは書きませんが、彼らは自分で決めたことを頑なに変えられないのです。

東大さんも同じです。

 

 

一つ一つ教えていくしかないのです。

その一方エイジさんは遅刻をしないこともあるのです。

遅刻しないことと遅刻することがはっきりとしているのです。

 

 

飛行機の搭乗時間や女の子とのデート、レストランの開店時間などは決められた時間の1時間前にはくるのです。

 

 

しかし、オンライン英会話やスタッフとの会食などは良い加減なのです。

自分の中で、大切なこととそうでないことを決めているのでしょう。

 

 

オンラインやスタッフとの会食はとても大切なことなのです。

何をおいても自分からやりたいと願って始めたことなのですから。

 

 

気が遠くなる様な日常での支援です。

何もしなければ、なんの成長もありません。

大変な支援なのです。

 

 

頑張れ!!

青木さんたちスタッフとエイジさん。

 

 

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普通にはなれない僕たちです。東大

 

 

僕はASDの特性をよく持っている人間。

宇宙人扱いされたことも良くあります。

それを悪く捉えるのではなく、それほど周りの人たちと違いがあると捉えると良いと思います。

 

違いがあるんだと認識してくれたら僕たちはほっとします。

地球人と同じ様な顔で同じ言語を話す。

それ以上に東大を出ているんだって??

 

 

 

「だったらいろいろなことが僕たちよりできるよね。

例えば・・・・。」

そう言われこともありますけれど。

 

 

実際は周りの人たちと比べて全然できないのですよ。

「えええええ、こんなこともできないの?」ってどれだけ言われたことか。

 

 

違いを強調しすぎると、距離を置こうとしていると勘違いされやすいです。

みんな同じじゃないかっていう人たちもいます。

それもまた違うと思うのです。

 

 

僕の様な特性を持つ人たちは、どう転んでも普通にはなれない。

違うんですよ。

僕たちは残念ながら違うんですよ。

 

 

残念だと思う人たちは、当事者ではなく、その周りにいる人たちでしょうね。

母親や父親ですよね。

感情を共有できないわけですから。

 

 

そりゃあ悲しいんでしょうね。

僕は正直その悲しさが、皆さんが想像する様には想像できない僕たちです。

 

 

 

青木が言うんですよ。

東大さんに出会えてそしてその支援ができて、支援者としてとても良かった。

どれだけ奥が深い世界だなんてわからなかった。

 

 

お互い時間をかけてでも理解し合うという思いが必要だよね。

まさしく〈未知との遭遇〉の世界だ。

 

 

🎵 〜 レ ミ ド ド ソ

 

 

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シャルガオ島の近況報告 東大

 

 

最初に作ったカフェはゲストルームに変更しました。

理由は日本料理店が思った以上に盛況なので、人手をそちらに回すためです。

 

 

また、日本料理店に関しては、盛況としか報告できません。

皆様に日本料理店を作ることを報告しながらその後、何も報告していませんでした。

申し訳ありません。

 

 

この日本料理店は、日本でひきこもったり不登校だった人たちが働く練習をする場です。

 

 

日本でも就労練習の場を持っていましたが、思ったほど効果は出ませんでした。

なぜなら、自分は理解ある場所で支援を受けているのだという考えは、当事者たちのモチベーションを削いでしまうからです。

 

誰も自分の過去を知らない環境で、他者から受ける賞賛こそが彼らの自信となるのです。

ですから日本での就労支援施設は効果があまりないのです。

 

 

シャルガオ島ですでに3人の人たちの支援が開始されています。

やはり僕たちが思っていた通り、自分の過去を誰も知らない場所だからこそ、彼らは心を開いて、一生懸命に自信をつかもうとしているのです。

 

 

カタコトの英語で話したらそれが通じたAさん。

お客様の中には、スペイン人や中国人、イタリア人などもいて、それぞれの言葉のありがとうにあたる言葉を学んでいます。

 

 

Bさんはキッチン補助で作った料理をお客様が美味しいと言って食べてくれたことを喜んでいました。

一生懸命料理を学んでいます。

 

 

世界は広いということ。

日本でいじめられたり、他者とうまくいかなくてもそれが全てではないこと。

日本でうまく行かなかったら、日本から一度出てみれば良いのです。

 

 

こんなご報告はこれからもしていきますが、お店に関しての報告はもうできないのです。

お察しください。

 

 

では、また明日書けると良いなと思っている僕こと東大です。

 

 

 

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エイジさんの成長 東大

 

青木と話した。

10日ぶりになります。

お店に関しての情報を共有したほか、支援している人たちの様子も聞いた。

 

 

ここにきてエイジさんの成長がはっきりと見えてきたことを青木は喜んでいました。

自主的になってきたそうです。

 

 

「今、私がやらなければならないことは何ですか?」と聞いたり。

「今日の反省会をお願いします。」と自ら連絡してくる様になったそうです。

また、ビザヤ語と英語を自由に使える様になりたいのでまた、オンラインチューターをお願いしますと要望してきたそうです。

 

 

それで、いろいろな先生とのマッチングを兼ねて、フリートークをしたエイジさんです。

それをモニタリングしていた青木です。

そのモニタリングの報告がしたくて、僕に電話をかけてきた青木なんです。

 

 

「エイジさんかなり喋れるよ。」

「緊張するといつものように滑らかに話せなくなって、話すことをやめてしまうけれど、今回はそんなのお構いなしに、次から次へと言葉が出ていたんだ。」

 

 

「あのさ、泣けてきたよ。

一生懸命話す姿を見てさ、泣けてきたんだ。」

「空白の期間を埋めるかの様に凄い情熱で話してるんだ。」

 

 

 

「それとさ、いつも店に出て閉店までいるんだよ。

自分にできることは何かっていつも考えて行動しているんだよ。凄いよね。」

「凄いよ。」

 

 

初めてエイジさんと会った時、「死んでしまいたいと思ったことはありますか」と僕に聞いてきたエイジさん。

言葉を探しながらゆっくりと「生きていても良いんだと思えるものを探したい。」と小さな声で言ったエイジさん。

 

 

僕もその時のことを思い出して、少し涙が出そうになりました。

 

 

この団体は生きる希望を当事者と一緒に見つけるお手伝いをする団体です。

僕もまた、死ななくても良いんだと思えるまでになりました。

 

 

支援も再開し始めました。

どうぞ、希望を失った子どもがいたら、ぜひ一度私たちの話を聞いてください。

子どもたちが笑顔を見せられるように頑張ります。

 

 

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3個のケーキのなぞ。テル



 

エイジさんからメールをもらいました。

「元気ですか?日本の春を満喫していますか?お元気で。」

こんなメールをもらったのは初めてです。

 

 

そういえば、青木さんからエイジさんに関する報告がありました。

スタッフの誕生日にケーキをプレゼントしたそうです。

エイジさんが女性に誕生日ケーキをあげたのは初めてだそうです。

 

 

写真をご覧ください。

ホールケーキは流石に本命の彼女ではないので良しとしても、なぜに3個なのでしょうか?

 

 

1、彼女に1個でエイジさんが2個食べたかった。

 

2、入れ物の大きさを見て3個ならば収まりがいいと思った。

 

 

疑問です。

 

 

エイジさんに一度聞いてくださいと青木さんに頼みました。

 

 

それにしても、青木さんはエイジさんの成長が嬉しそうでした。

「今回はエイジさんには何も言っていないんだよ。

彼がお世話になっているスタッフに自分で判断して行動したんだよ。

ここまで来るのにかなりの時間がかかったな。」

 

「ケーキを渡しただけではなく、他のスタッフにお願いして彼女のためにスパゲッティを用意したんだって。すごいな。この成長は凄いよ。」

 

 

人を思いやる気持ち。

他人に関心をあまり持てない人たちに取って、それはとても難しいことなのです。

 

 

でも時間をかければ成長できる人たちもいるのですよ。

 

そのうち本命の彼女ができたら今度はどうするのでしょうかね。

ホールケーキを買って、ちよっとしてたイタリアンのお店のディナーを予約して、プレゼントも事前に購入して・・・・。

 

 

頑張れ!!

幸せになってくださいエイジさん!!

日本からお祈りしていますよ。

 

 

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未知との遭遇 東大

 

昨日の記事のことですが、僕は怒っているわけではないのです。

大学院で周りから色々と責められたりした時には、彼らに対して怒りを覚えたことはあります。

その怒りは消えることなく、30年近くひきこもりが終わるまで、持ち続けていました。

 

 

 

今は過去のことに対しての恨みなどは何もありません。

 

 

 

なぜならば、周りが僕に対して否定的だったのは、僕が原因だったからとわかったからです。

これは僕にとってはとても大きな出来事でした。

 

 

原因が僕の特性だということがわからなければ、いまだに過去のことに対しての怒りを持ち続けていたし、社会に対しても強い怒りを持っていたと思います。

それは、僕の心を頑なに閉ざすものでもあります。

 

 

逆に社会や他者ではなく、問題を自分の特性にあると理解したからこそ、現在は生きやすく感じているのだと思います。

 

 

ADHD ASDの中でも積極的に他人と関わりたいという人たちは、僕の様な特性よりは社会で受け入れられると思っていてます。

 

 

やはり大きな問題なのは、僕の様な特性の人たちの問題ではないかと思います。

 

 

支援に繋がることがとても難しいわけです。

他者にあまり関心を持たないので、他者と繋がるということがとても難しいのです。

 

 

他者の視線を気にしないので、見た目も気にしません。

同じ服やボロボロの靴を平気で使い続けたりする僕らです。

汗臭かったりして周りの人たちに迷惑をかけてしまう僕たちです。

 

 

指摘されても中々自分の事として捉えられないという特性です。

 

 

周りは僕のことを大変な人だなと思っていますが、僕は周りの人たちと同じ様には感じられないのです。

 

 

未知との遭遇という映画を昨晩紹介しました。

僕は自分と自分が所属する世界のことを考えた時、ふとこの映画のことを思い出したのです。

 

 

この映画のテーマは、コミニュケーションだと思います。

違う言語や違う思考体系を持つであろう者同士がいかにして、コミニュケーションを取り合うかというテーマ。

 

 

お互いに共通言語を探り合います。

人間はまだ見ぬ世界の住人に強い関心を抱きます。

ですから何んとかして、共通言語を探そうとするのです。

 

 

 ASDの特性で、他者に関心を持てないという僕らにも、ぜひ何とかして共通言語を探そうとする努力をとってもらえないでしょうか?

見た目は同じ人間なんですが、思考経路が違ったりして、全く理解することができないと思われている僕たちです。

 

 

研究者たちがいろいろな音程を通して、宇宙人とコンタクトをとろうとするシーンは何度見ても感動してしまいます。

 

 

🎵 〜 レ ミ ド ド ソ

 

 

 

未知との遭遇 ファイナルカット版/字幕【スティーブン・スピルバーグ監督】

 

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僕は宇宙人なのですか? 東大

 

 

10年間にわたって支援を受けてきました。

しかし、僕はADHDの特性を持つ人たちの様な変わり方をしませんでした。

彼らは、支援を受けて社会にそして学校に戻っていきました。

 

 

彼らは多くの選択肢を将来に見つけられるのです。

しかし、僕には限られた選択肢しかありません。

その違いは大きいのかもしれません。

ただ、僕はそんなふうには捉えられないのです。

 

 

それでは支援を受けても意味がなかったのか?

いいえ支援を受けてとても良かったと思っている僕です。

僕の何が問題なのかがわかったからです。

それがわかにらずにいれば、今でも混乱の中に僕はいたでしょう。

30年近くのひきこもり歴が40年になっていた。

 

 

 

そして失意の中で死んでいく。

そうならずに済んだだけでも支援を受けたことはとても大きかったと思います。

 

 

ADHDの特性を持つ人たちの様な変わり方に憧れたりしなかったのかと思われる方もいると思います。

正直僕の特性ではないですね。

そこが僕の特性たる所以なのです。

 

 

また、おいおい説明してきたいと思います。

とにかく、ADHDASDでは支援の手段も、その目標も違います。

残念ながら支援の現場において、混同しているケースも時々見られますよ。

もちろん専門家の人たちはそうではないですが・・・。

 

 

変われるのかそれとも変わることが難しいのか?

僕の部屋は汚部屋でした。

僕はゴミが捨てられないのです。

 

 

空き瓶、空き缶、包装に使われていたプラスチック、ダンボール箱・・・・

捨て時、替え時がわからないパンツ、靴下、靴などなど。

貯まるわ貯まる僕の部屋のゴミ。

 

 

布団は敷いたままだから、すでに朽ちていました。

畳に僕の体の跡が鮮明に転写されていました。

 

 

「世間の皆様、僕は発達障害だからご理解ください!!」

って支援を受けなかったなら、今でもそう言っていたかもしれないな。

 

 

練習に練習を兼ねて、それが僕の日常生活になるまでになったとき、汚部屋が普通の部屋になったのです。

何も足が欠損している人に、立ち上がって歩きなさいと言っているわけではないのです。

 

 

できること、できないこと。

それが何かを見つけていくことも支援を受けたらできるのです。

 

さて、僕はとても関心のある講演会を見つけましたよ。

本田先生の講演会です。

 

テーマは

発達障害、何がどこまで良くなる?」

視聴は有料ですが、僕は見ますよ。

 

 

僕の様な特性の人たちへの言及がされているのかどうか?

ADHDの人たちに対して、特別に言及する必要はないですよ先生。

すでに多くのことがもうわかっていることですから。

 

 

僕の様な特性の人たちはいまだに世間には理解されていないと思います。

僕たちは今でも宇宙人扱いなのですから。

 

未知との遭遇 ファイナルカット版/字幕【スティーブン・スピルバーグ監督】

 

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