空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

あれから1週間経って...

soranaka004.hatenadiary.jp

 約1週間前に書いた上に埋め込んだ記事にあることは、その後も着々と進行中。今はここ2、3年そちら側へ片寄り過ぎていたアイドル好きの自分とのバランスを取っている最中だからなのか、趣味/関心事方面は1960年代後半から70年代前半のイギリスやアメリカのロックの方に寄ったままの状態となっている。アイドル方面に関しては、追ってる情報の殆どはukka関連...いや、ukkaのみと言っても過言ではないかもしれない。

ゴダイゴ - Wikipedia

 古の英米のバンドだけでなく、埋め込んだ記事にあるゴールデン・カップス絡み(メンバーだったミッキー吉野絡みで)で少しだけのつもりで興味を向けてみたゴダイゴにここ数日でハマってしまっている。

 1979年から1980年にかけて日本で大人気だったバンドで、才能と実力と実績を備えたミュージシャン揃いで、クオリティの高い楽曲には昔も今も定評があることは、多感な時期の入り口に入った頃に彼等の大ブレイクを目の当たりにした世代であるから知っていたつもりではあったけれど、実際にこの年になって初めて関心を持って自分の耳と心でゴダイゴの音楽に触れ、私はゴダイゴに包み込まれてしまった。これはもう借り物的にネットで曲を聴くだけでは物足りない。現在可能な限りではあるが、彼等の素敵な音楽が収められた円盤(CD)の買い集めに取り掛かっている。

1982年の夏に私を迷わせた2枚

アヴァロン

アヴァロン

Amazon

 Amazonにアクセスしたら、これまでの私のCDの閲覧履歴から判断して選出されたらしい"おすすめCD群"の中に上に埋め込んだ2枚のCDが同時に含まれていた。ロキシー・ミュージックの『アヴァロン』とジューダス・プリーストの『復讐の叫び』。いずれも1982年にリリースされた、それぞれのグループにとって名作とされる1枚である。

 ホントたまたまそうなっていただけなのだろうが、私にとっては1982年を思い出す懐かしい2枚がピックアップされた"Amazonからのおすすめ"であった。

 1982年の夏だったと思うが、少ない小遣いでこの2枚の内どちらを買うか悩んでいた時期が私にはあった。ヘヴィー・メタル/ハード・ロックの巨大な海に漕ぎ出したばかりだった私にはジューダス・プリーストの新作アルバムは大注目の1枚だったし、ロキシー・ミュージックについては当時よく知らなかったが、この『アヴァロン』というアルバム、とにかく評判が良かった。雑誌やラジオの洋楽番組で音楽関係者が絶賛していたし、よく顔を出していた何軒かのレコード屋がこぞってプッシュしていた。なんだか外部から私の心に猛烈に圧がかけられたような感じでやたら気になる1枚となっていた。

 結局、私はまだ(自分にとっては)得体のしれない存在であるロキシーより確実性の高いジューダスの『復讐の叫び』の方を選んだのだが、あれから数十年経ち、その間にロキシーのレコードやCDを何度か買って聴いてみたけれど未だブライアン・フェリーの声には馴染めない身であることからするに、あの時のあの決断は正しかったと言える。

 ただ、あの時、大冒険のつもりで『アヴァロン』の方を選択していたら、1982年当時の私の音楽ファン生活の中で、あの世間的には名作とされるアルバムはどういう所に位置することとなっていたのだろう?とは思った…かな。

端からチケットを取らなかった理由

 本日4月27日はukkaの春ツアーの福岡公演の日。西日本で大好きなukkaの公演が催されるなんて、私のヲタ活の仕方からすると本来なら外せない案件なのだが、実は数か月前のファンクラブ会員専用のチケット抽選の先行受付の段階から既にこの公演はスルーすることが確定していた。

 4月末から5月にかけての所謂ゴールデンウイークの初日に当たるこの日は、例年からして会社の棚卸しの日となる確率が高いと思ったからだ。事実その後にその通りとなった。一応休日出勤の体で行われるのだが、重要な行事故、この日に休むなど言語道断というのが社員間の共通認識のようになっているのだな💦

 ヲタ活の為に社内で顰蹙を買ってしまいかねない行動をとるのは、私のヲタ活ルールの中には一文字もない事。最初からその判断に迷いは無かった。

そのド迫力ジャケットに負けぬ素敵なレコードであったな...

ジョー・コッカー - Wikipedia

心の友 (アルバム) - Wikipedia

 ある日の私のXのタイムラインに現れた、ジョー・コッカーの1969年リリースの1stアルバム『With a Little Help from My Friends(邦題:心の友)』のド迫力の顔アップジャケット。ビートルズのカヴァーでジョー・コッカー自身の代名詞のようであった曲名をアルバムタイトルに戴いた名作。

 1990年代の初め頃だったと思うが、手ごろな値段の付いたLPレコード(輸入盤)を中古盤屋で見つけて、1960年代後半から70年代前半あたりの英米のロックを愛好する者のひとりとしてこれを機にジョー・コッカーも聴いておこうか...くらいの気持ちで購入したら、当時の私には大当たりで、以後しばらくの間夢中になって聴いていた記憶がある。自作のオリジナル曲という形に執着せず、良い曲があるなら積極的に取り上げ、己の歌手としての魅力で調理して聞かせるというアーティストとしてのスタンスも当時の私にとっては新鮮であった。

 私にとって、中古盤屋で良きアーティスト、良き作品に出会う醍醐味のようなものを教わった忘れられない1枚である。