ブログの引っ越し先決定

引っ越し先、といっても、家ではなくブログです。
ウィンドウズ・ライブのサービスが間もなく終了するようですが、中国ではアップグレードができないので、
とりあえずこちら
「胡同逍遥」
に引っ越すことにしました。
引っ越しを機に、内容をもっと充実させ、相棒の張全の写真などもアップしていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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快速電動生活と、うーん、こまった

最近、電動自転車を買った。

これに乗っていると、自転車とはまた別の角度から北京の交通の問題が見えてくる。

まず、行動範囲が大幅に広がるので、道路のでこぼこが気になる。
そして、北京の道路がいかに自動車中心か、ということに改めて気付く。車にとっては完全に自転車扱いなので、細い道では、いくら速度が早くても、すぐに追い払われる。道路標識も、自転車利用者にはとても分かりにくい。かろうじて昔日のよき伝統、自転車専用車線が残っていても、だ。

ま、それはいいとして、この交通手段、度胸のある人、運動神経に自信がある人にはかえってお勧めしない。
度胸が無くて、小心翼翼と、ろくにスピードも出せず運転している私のような利用者の方が、安全だと思う。とにかく、逆行、飛び出し、無理な追い越しが多い北京の道路。いくら瞬発力があっても、バスと車と別の電動バイクの挟み打ちには対抗できないだろう。

ま、私も人のいないところでは突っ走るけれども。あまりに快速なので、スピード狂になりそうで怖い。

ところで、これまでメインのブログ基地にしていたMSNのブログがもうじき使えなくなりそうだ。バージョンアップすれば継続利用できるはずなのだが、中国国内にいるせいか、バージョンアップができない。

誰か成功した方がいたら、教えてください。間接的なMSNブログの中国撤退?かな。これでまた一つ、中国から比較的自由な表現の場が失われるのだとすれば、気が重たくなる話ですが。

やはり、言葉の伝達は、電動バイクのように、すいすい快速、とはいかないようです。

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スカイポ

公私いろいろとあり、じつは嵐の三カ月でした。 しかも、Windows Live ブログのアップグレードがいつまでたってもできないので、近々またブログを引っ越すことになりそうです。
落ち着いたらまた・・などと思っていたらいつまでたっても書けそうもないので、ここらへんでちょいと、ぽつり。

海外在住者なら多くの人がお世話になっていると思われるのがスカイプ。
開けるたびにへんなニュースが出てくるけど、中国でのユーザーも増えているのか、「スカイプ」と言って、ああ、あれね、という人が増えてきた。

でも、相棒は
「スカイペ」と呼ぶ。
「すかしっぺ」みたいだから変だよ~と笑っても治らない。

でも、そんなのうちだけだと思っていたら、先日私の中国人の親友が

スカイピ

と呼んでいた。外国通を標榜する上司がそう呼んでいたのだとか。

ここで、自分の基準がぐらついてきた。中国在住のみなさん、周りの中国の方は、スカイプのことをどう呼んでますか?

スカイピ、スカイプ、スカイぺ、とくれば、
次は
スカイポ!

これで決まりだ

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何でも中華

今日、相棒がおすそわけでいただいたあるモノを見て嬉しそうにこう言った。

「あ、京都ギョーザ!」

一応、京都に行ったことがあるので、限られているとはいえ、京都についてはある程度の知識がある相棒。

だが、それらもあくまで「中国スタンダード」で整理されていることを思い知らされた一句だった。

「京都ギョーザ」の正体は、

生八つ橋

そうか!日本人は魚もキュウリも「生」が好きだもんね。ギョーザの刺身ってこと??

妙に納得(してちゃだめ??)

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玉樹の地震被災地への義捐金に関する報告

玉樹への義捐金活動に関して、以前情報を貼り付けさせていただきましたが(4月30日の日記をご参照ください)、
このたび、集まった義捐金の用途等について現地から報告が来ましたので、もし寄付をしていただいた方で興味のある方がいましたら、ご連絡ください。
こちら(asamitada@hotmail.com)までメールをいただければ、PDFファイルの形でお送りします。
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喧嘩回避の秘訣

うちの相棒は、ほんの片言だが日本語が話せる。
でも、ほんと片言。

この間、人をののしる時は日本語でどう言うのか?と聞かれたので、
どうせ私に対して使うに決まっているから、

あんぽんたん

とんちんかん

の二つを教えておいた。これなら、どんなになめらかに言われても、怒る気になれない。外国人なまりがあったら、なおさら。

でも、相棒は自分が「あんぽんたん」と言うたびに私が笑うので、うっすらと疑いを抱きはじめた。

しかたなく、辞書の「あんぽんたん」の項を開いて、「ほら、『ばか』って書いてあるよ」と納得させる。

ところで相棒は、戦争映画で日本兵がしょっちゅう口にするため、中国でほとんどの人が知っている「ばかやろう」は、なぜか使わない。
それだけ、敏感な言葉だからかな。

やっぱり喧嘩回避の秘訣は、「最低ラインを守る」でした。

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驚きの「オール読物」7月号

おととい、大変嬉しいニュースがありました。
かの有名な丸谷才一さんが、「オール読物」で連載中の「人魚はア・カベラで歌ふ」というエッセイで、拙訳の「乾隆帝の幻玉」を8ページ以上にわたって取り上げてくださったのです。
丸谷さんは手術のため入院中であるにも関わらず、「病気も手術も忘れてページを繰」るほど楽しんで読んでくださったということで、訳者としてこれに勝る喜びはありません。
 
大学時代、再刊された「ユリシーズ」をかじり(理解できたとはとてもいえない)、たいへんな先生がいるものだと敬服していましたが、その先生に小説そのものはともかく、訳文まで評価していただけるとは、思ってもみませんでした。夢のよう、とはまさにこのことです。
 
最近、中国の某出版社とのやりとりがたいへんで、少し気落ちしていましたが、お陰さまで気分だけ立ち直ることができました(状況はそのままですが・・・)。
たいへん面白いのは、丸谷さんが丸谷さん風に「乾隆帝の幻玉」を翻訳しながら引用しておられることです。物語のおかしみ、味わいが凝縮され、無理なくすっと入ってきます。
ご興味のある方は手にとっていただけると幸いです。
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楽しく愉快な北京生活

その一
 
北京空港で。
 
背景:出張先が暑そうだったので、麦藁帽子を持参していた。それは北京の市場で買った、極めて安いもの。でも実は選ぶとき、「何も装飾がないものを」という密かなこだわりがあったので、けっこうあちこち回ってからやっと購入を決めたものだった。
 
危険品をチェックする機械の前に立った、きちんと制服を着込んだ安全チェックのお兄さん。私の麦わら帽子を見て、
「お、草帽(麦藁帽子)。どこで買ったの?」
「市場だよ」
「いくらだった?」
「ずいぶん前に買ったから、忘れちゃったな~(言うのも恥ずかしいくらいの安物)」
 
このゆるさ。日本ではまずあり得ない。ルーティンな仕事で退屈だから、つい話しかけちゃったんだろう。でも、それぐらいが心身にとって健康だと思う。
 
その二
 
出張から帰宅後、わが家の前で
 
背景:育てている草花の水遣りを、園芸好きな近所のおばあさんに頼んでいた。なぜなら、公共トイレに行くとき、そのおばあさんは必ず私の部屋の前を通るから。水もすべて窓の脇に置いておいた。
 
隣の家のおばさん。いつも頼まなくても大きな郵便物を預かっていてくれる。私が帰ったのに気づいて、出張中の郵便物を届けながら
 
「あなたの家の花、水遣り誰かに頼んでたの?」
「うん、あっちの家のおばあさんに頼んでおいたの」
「道理でね。私も水をあげてたんだけど、ある朝見たら、もう誰かがあげてたから……」
 
ちなみに、このおばさんには、私が出張に行くことも告げていなかった。ただ、どうも私たちがいないらしい、と思って気を遣って水遣りをしてくれていたのだ。こういう環境にいたら、老人の孤独死なんてあり得ない、と思う。
 
そんなの過干渉だ、とか、うざったい、とか思う人も多いかもしれないけど、そこら辺は人の好き好き。私は、引越しばかりで、地縁の薄い環境で育ったので、向こうが好意からしてくれているなら、素直に嬉しい。
 
もちろん、大変なこともある。夜、好奇心旺盛な別のおばさんが、懐中電灯で外からうちの台所を覗いていたこともあった。その時、明かりをつけないまま台所を使っていた私は、すごくびっくりした。
 
でも、変な外国人が超ローカルな環境で暮らしているんだから、好奇心を持たれるのは当たり前。そういう好奇心丸出し派の人には、むしろオープンに自分の暮しを見せるのが一番だと思っている。別に悪いことをしているわけじゃないんだから。そうすると、相手ももう詮索しなくなる。
 
同じ現代人なんだから、生活道具だってたいして変わらないし、同じ市場で買ったものを食べたり着たりしてるんだけど、それって伝わってるようでなかなか伝わってないんだよね。
 
ひいていえば、そういった現地の暮らしぶりを知った上で、さらに互いの差を認め、面白がることができるのが外国人の立場。これはやっぱり面白いです。
 
少し前、近所のおじさんが道ですれちがった時、
「今から買い物行くのかい?○○のスーパーは夕方になると野菜が安いよ!××のスーパーは全体的に安いけど。どっちが安いかは品物によるのさ!」
と得意げに説明してくれた。夕飯の買い物は夫が行く、というのは中国ではよくあるパターン。うちも6、7割方、相棒が行ってくれる。
 
やっぱり北京生活ばんざい!
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黄山から「ただいま」

やっと、大きな締め切りがひと段落着いたと思ったら、急な「黄山取材旅行」が決定し、12日ほど安徽省黄山へ。昨晩遅くに帰京するまで、ひたすら移動の毎日でした。

広西と同じパターンで、数カ国のライター&カメラマンが一緒にめぐったのですが・・・
黄山市の空港に到着後、出迎えた車で待っていると、続々と乗り込んできたのは、いかにも西洋人という感じのビッグサイズのお兄さん方三人。

私も朝鮮語ライターの女の子もミニサイズなので、傍目にはかなり対照的だったことでしょう。

 

後で、西洋人の三人はフランス人カメラマンとイギリス人ライター二人と知ったのですが、最初、三人は英語の会話でガンガン盛り上がっていたので、隣に座っていた私はちょっとびびりました。

とはいえ、最初の近寄りがたさはどこへやら、三人組は一人は中国語になると、急に人が変わったように口調がソフトになり、もう一人はのちに、私も好きなあるロシアンバンドの大ファンだと分かり、もう一人は、同じく古い建物のファンだったので、同業者ということもあって、共通言語はすぐに見つかり、あっという間に仲良くなりました。

いろいろ話していて分かったのは、西洋人であろうと東洋人であろうと、中国でクリエイティブな仕事をしようとしている外国人は、みな同じ問題にぶつかっているんだな、ということ。それは、著作権の扱いや仕事の質、やり方の問題が主でしたが、

祖国に戻ったとき、中国生活の楽しさを話せば話すほど、周りにうさんくさがられる、というのも一緒だったのには、笑ってしまいました。

やっぱり、外国人ライターやカメラマンがやるべきことは、たくさんありますね。

がんばらねば!

取材旅行そのものは、雨天決行、毎日朝から晩まで移動か参観、という超ハードな取材旅行でしたが、古い町や村をたくさん回れたし、霧の海の上にそびえる黄山も見られたし、何より、現地の人や同業者といろいろ交流できたし、収穫は大きかったです。古建築の保護、という問題についても、本当にいろいろと考えさせられました。

しかし、相棒は現在も、フランス人カメラマンと、追加で撮影続行中……。相棒の英語が飛躍的進歩を遂げるのを期待しつつ、しばらくは北京で執筆に追われながらお留守番です。一緒に巡りたいのはやまやまですが、今回の原稿の締め切りは何と来月20日なので、仕方ありません。

やっと缶詰から脱出したと思ったら、また半缶詰です。
まったく、なんてこった。

 

 

 

 

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玉樹の地震被災者の方々への義捐金

青海でチベット伝統建築の修復をずっと手がけてこられた友人の平子豊さんから以下のようなメールが来ました。
今回の玉樹での地震の被災者の方へ送る義捐金を募っておられます。
個人口座ですので、手数料がかかってしまいますが、現地を熟知した方々が関わっている、信頼できる寄付ルートだと思いますので、はりつけさせていただきます。
Dear Friends;
Here I am writing to get a support for Yushu earthquake sufferers.
We set up a supporting route together with Japanese volunteers and Tibetan teacher in Xining to carry needing goods for sufferers in Yushu.
Our main focus for supporting are;
Yushu Vocational Training School
and
Individuals who have difficulties to get supply in Yushu town.
 
If you would like to contribute, or if you have any question, please let me know.
<pingzifeng@hotmail.com>
 
The supporting system works as;
1.
Donors will transfer the contributions to the bank account specially set up for “Yushu Earthquake Support”.
2.
A Japanese volunteer will charge in buying the necessaries and needing goods in Xining.
3.
A Tibetan teacher (Originally from Yushu, strong network with local community, working at Yushu Vocational Training School) will charge in logistic management and distribution.
Distribution will be through Yushu Vocational Training School, target for the school and individuals who have lacking of goods support.
If you are willing to support, please make a donation to the bank account as following:
Account NO: 105007792753
Account holder: FUJIO MUTO
Address: 1-1-502, Shi Da Nan Yuan, NO.8 Xi Chuan Nan Lu, Xining City
Qinghai Province 810000, P.R.China
Bank name: Bank of China Xining City Yang Jia Zhai sub-branch
Bank address: NO.33 Wu Si Xi Lu, Xining City Qinghai Province 810008,
P.R.China
SWIFT: BKCH CN BJ 280
中国国内から義援金を送ってもらえる場合は、こちらにお願いします。
 
4.14玉树地震捐款专用
帐号:105007792753
户名:FUJIO MUTO
银行名称:中国銀行西宁市杨家寨支行
银行地址:青海省西宁市五四西路33号邮编:810008
SWIFT编号:BKCH CN BJ 280
 
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