2024年5月のゲーミング。


これといってやるものがないので6月末にリリースされるFF14のパッチ7.0に備えてILでも上げようかと思ったが、面白くないだろうから気が重い。

【Final Fantasy XIV】

予習ゲーだとか大縄跳びゲーと言われて久しいFF14なんだけど、このゲームの面白い部分ってそこなんだよね。大縄跳びって成功したら気持ちいいじゃん? その気持ち良さがこのゲームを支えてる。でも、みんながみんな上手に跳べるわけではないから楽しめる人が限られてしまうし、高難易度コンテンツともなると下手な人が上手な人の足を引っ張る構図になるから人間関係がこじれやすい。実際、僕が最初に入っていたFC(サークルみたいなもの)は大迷宮バハムートという高難易度コンテンツに手を出したせいでギスギスしてた。見るに堪えなかったな。その構造はおそらく今も変わっていない。ネットには今もひっきりなしに愚痴や悪口が書かれてる。さらに今はプレイヤーの練度を定量化したデータを収集するツールやら、それを検索するサイトまである。ただゲームを遊んでいるだけで、知らんサイトに「こいつはヘタクソ」と掲載されちゃうんだから、まるで地獄絵図だね。とは言え、その類のデータも、高難易度コンテンツに手を出さないのであれば気にしなくて良いものだ。だから僕はFF14というゲームには高難易度コンテンツなど存在しないと思うことにしている。

【ELDEN RING】

6月21日発売のDLCをやるつもりでいたが、本編を忘れかけているためおさらいを始めた。色々と忘れかけているおかげで、初見時ほどではないが楽しめている。既に200時間ほどプレイして実績のコンプリートも終えているのに、初めてのロケーションに遭遇することがあって驚いている。

アサシンクリード新作の主人公が日本人ではないとかいう問題は、どうでもいいのだ。


みんなUBIを信用し過ぎてる。UBIのゲームなんか、どうあったって急いで買うべきではないのだから様子を見とけばよろしいよ……と、かつてUBIのゲームを予約購入してきた僕には言う権利があると思う。予約購入者が一万円払ったゲームを発売から一ヶ月後にセールで売るような不義理をやらかす会社なんだから、真面目に向き合うだけ損するってもんだよ。予約購入をする層ってのは他の誰よりもUBIを信用していたはずなんだけど、そんな人たちを裏切っちゃったもんだから、もう誰からも愛されてないんじゃないかな。アサクリの新作を早くやりたいのであればUBISOFT+というサブスクに一ヶ月だけ入ればいいと思う。それなら月額1800円で済むからね。とは言いながらも、僕はやると思う。1万円なんて死んでも出さないけれど、1800円ならばお得だ。

もともと弥助ファンタジー自体は嫌いではない。僕がトンでもない時間プレイした仁王というゲームにも出てるしね。一方で「UBIはアジアンの男性を排除している」という主張もまあ分かる。中国を舞台にしたアサシンクリードクロニクルチャイナの主人公も女性だったから、「UBIは黄色い男が嫌いなんじゃないか?」と言う人がいるのも分かる。しかし、仮に黄色い男を使えたとしても、僕が使うことはないだろう。女のケツを見ていたいからな。さらに僕の極私的な希望を述べるが、主人公のくノ一と弥助には是非ともファックをしてもらいたい。弥助ほどのレジェンドにもなるとエグいチンコを持ってそうだから、見応えのある濡れ場になるはずだ。

【お詫び】

黒人は総じて巨根であるというステレオタイプに基づいた不適切な発言がありました。謹んでお詫び申し上げます。

僕にだって上手くやれるものがあるはずだと思いながら生きてきたけど、なんにも上手くやれた気がしない。


そもそも上手くやる能力がない。無能感に苛まれている。しかしいくら無能をこじらせたところで有能に化けるわけでもないから、地の底を気持ち良く這いずる方法を考えながら暮らしていきたい。みたいなことを書くとクッソネガティブな奴だと思われてしまうのだろうけれど、僕のベースにあるものはずっとこれだ。多くの人に対し嫉妬を溜め込み続けているし、羨んでいるし、憎んでもいるけれど、それこそが僕の個性なのだと思う。僕からネガティブな感情を取り去ったら何も残らない。そのような自覚がはっきりとあるから、ポジティブになろうとは思わない。それどころか、今ではネガティブな自分に愛着さえ感じるようになってしまっているんだ。あらゆる方面に嫉妬の目を向ける自分の惨めさがかわいい。これだって立派な自己愛だろう? この世界でただひとり僕を見捨てずにいてくれる自分のことを嫌いになれるわけがないじゃないか。だから、僕は自分と結婚するんだ。死がふたりを分かつ、そのときまでな。

たぶん僕もサブカル好きではなかった。


言語化によってそれを分からせてくれた永野先生ありがとう。

色んなジャンルに触れてきてはいるのだけれども、ハマれたものなんてほとんどない。それを追いかける動機にしたって「僕が同類とみなす人々が好むものはきっと、僕にも合うに違いない」だとか、「それを履修することによって仲間に入れてもらえるかも知れない」といった、期待やら下心によるものであって、好きで追っていたものは少ない。何も分かっていないくせに、分かってる感じの振る舞いをして、サブカル好きという界隈のなかにポジションを持とうとしていた頃もあるのだけれども、サブカルとして括られる全てが好きなわけではないし、なんなら嫌いな物の方が多いと思う。たとえば音楽。メタル好きの従兄弟やらテクノ好きの友達から色んな曲を教えてもらったけれども、まるでピンとこなかった。ロックやらパンクは聞けなくもないけど、追うほど好きなわけではない。プロレスや格闘技もピンとこなかった。……というか、嫌いだった。それでも、僕が勝手に同類とみなしてきた人たちは、そういうものを好みがちだったものだから、「嘘でも好きなフリをしていないと(あるいは好きにならないと)社会の隅っこにすら居場所がなくなるのではないか?」と思って、頑張って好きなフリをしていた。これではメインカルチャーを追いかけるのと何も変わらない。「サブカルの中で落ち零れたくない」という思考が表れてしまった時点で、僕にとってのサブカルは既に非主流の文化ではなっていた。僕が一方的に同類だと思っていた人たちは、実のところ同類なんかじゃなくて、サブカル界のエリートやらエスタブリッシュメントたちであり、要するに、いけ好かない連中だった。……と、気付いたのは20年くらい前か。そのときは「話が違うじゃないか!」と思った。「こんなところにも社会があるなんてズルいじゃないか!」と。しかし、よくよく考えてみると、間違っていたのはどうやら僕の方だった。社会の中にしか存在し得ない同類なんてもんを求めてしまった時点で、僕はそこに社会の存在を認めてしまっているではないか。ポジションを求めてしまった時点で、序列の存在まで認めてしまっているではないか。大きな社会から弾き出されたゴミ虫が、「小さな社会であれば勝てるのではないか」という下心を抱いたに過ぎないのではないか。それぐらいのことを考えて、自分ってやつにガッカリしたんだ。なんてつまらない人間なんだろうってね。だからもう同類は求めない……と言いたいところなんだけど、今は永野に気持ちが傾いている。

Q. ならおまえは何が好きなんだ?
A. 僕が好きなものはエログロとゲームです!

【追記】

期待していた通りの発言が出てきた。

【おたより】20年前の昨日ですって。


おめでとう!

僕はこのゲームを振りかえるといつも「もっと面白くできたよな? これ」と思ってしまうため、心からは喜べないのです。悪ふざけで書いているテキストは自分でも気に入っているのだけれども、肝心のゲームはつまらんなあと。エロゲーにしては変わったことをしているし、トンでもないこともしているのだけれども、それが面白いかというと、そうでもないよなと。今の僕が記憶を消して初見のプレイヤーとしてこれを遊んだら、結構なクレームが飛び出すだろうなと。

2024年4月のゲーミング。


【Dragon’s Dogma 2】

世間的には不評なようだが楽しんでしまった。とは言え、素のままプレイしたわけではない。定期的にセーブデータのバックアップを取る外部ツールを使用した。オートセーブ系のゲームをやる時には、この手のツールを良く使う。ちょっとした展開の違いを見るために周回を重ねるのが面倒だからだ。周回したくなるほど面白いゲームなんか滅多にないしね。プレイ時間の大部分は探索に費やした。このゲームのマップは探索のし甲斐があると思う。すっかり探索をやり切ったところでメインクエストを始めたら、思いのほか、あっさり終わってしまった。初代にあったようなやり込み要素すらない。散歩には満足したのだけれども、それ以外は及第に至らない。1万円で買うようなものではないね。

【ムービング】※ゲームではない

SHOGUNとLokiを観るためにDisney+に加入したのだけれども、SHOGUNはたいして面白くなかった。ひょんなことから東洋にある野蛮な封建主義の国に流れ着いた白人男性がエキゾチックなジャパニーズガールとファックなどしつつサムライとして成り上がるファンタジーなんて、僕にはピンとこなかった。Lokiは良い感じに終わってくれた。世界の分岐をアレに見立てるアイデアを思いついた奴は天才に違いないと思ったけれども、あれは当初の予定にはなく途中で思いついたアイデアらしい。……と書いてもLokiを観ていない人には分からないだろうな。目的の2作品をサクッと見終えてしまいサブスクリプションを持て余したので、オススメの欄に表示されていた「ムービング」という韓国のドラマを何の気なしに再生してみたところ、これが断トツで面白かった。浮かれた気持ちになると体も浮かんでしまうという困った超能力を持つ高校生のボンソクは、全身にオモリを付けたり、ブクブク太ることによって浮くのを抑えながら生活しているのだが、何かと距離を詰めてくるかわいい転校生の出現によって、浮かずにいるのが難しくなる。……というのが入り口で、そこからエラいことになっていくのだけれども、これ以上は書かない。てめーの目で見ろ。僕の推しキャラはイナズママンです。

【DAVE THE DIVER】

海に潜って採取したサメや深海魚で寿司を握って海原雄山みたいなおじさんを納得させるゲームです。嘘でも冗談でもなく、本当にそんなゲームです。アーリーアクセスの時点で少しだけ触っていたゲームなのですが、いつのまにか製品版になっていたので続きをやりました。途中までは最高に面白いのですが、ゲームの進行に伴って新しい要素(養殖場やら農場やら支店やら)が増えるにつれ少しずつ面倒臭さが増していきます。プレイヤーの能力をアップグレードすることで深くまで潜れるようになりますが、その深度に辿り着くまでの時間を短縮できるわけではないので、これもまた面倒臭くなっていきます。快適さの向上が面倒臭さに追い付かないので、だんだん嫌になっていくわけです。しかし、幸いなことに投げ出す寸前でエンディングに到達することができました。

【スイカゲーム】

ひねくれた性格をしているため流行り物として避けていたのだけれども、やってみたらとても面白かった。入り口こそカジュアルだが、奥が深い。頭を使うに越したことはないが、運任せでもそれなりに上手くいく。不利に思える局面が偶然の連鎖によって引っ繰り返ることが頻繁にあるため、最後まで諦めることなく「ひょっとすると上手く行くんじゃないか?」と思っていられる。失敗しても次はもっと上手くやれるような気がして、ついついリプレイしてしまう。このゲームを流行らせた世間様の目は確かだと思う。……と、ダブルスイカも達成できていないのに偉そうなことを書いてしまった。

2024年3月のゲーミング。


【HELLDIVERS 2】

面白いとかつまらないとか言う以前の問題として、数十分プレイしたゲームがしょうもないバグやらサーバートラブルやら接続切れで何度も台無しになった。4,000円の元を取ろうと幾らか粘ってみたのだけれども、最終的には「こんなゲームに時間を費やすよりも他のゲームをやる方が良い」と考えてアンインストールした。

【PS5を手に入れた】

友達に「FF7リバースの感想教えて」と言いまくっていたら「てめーでやれ」とPS5をくれた。これで僕もPS5オーナーだ! ……が、FF7はやらない。やる気がしない。曲がりなりにもAAAタイトルだから情報をチェックしていただけで、はなっからやる気なんかない。理由はキモいしダサいから。

【Balatro】

ポーカーで八百長をするローグライトゲーム。八百長ポーカーなのでカードに細工をできる。たとえば全てのカードをスペードにすれば何を引いてもフラッシュ以上の役になる。役の強さを変えることもできて、ワンペアを成長させるとツーペアよりも強くなったりする。こんなもの、もはやポーカーではない。凄く面白いという感じはしないが、ひとたび始めると延々と続けてしまう程度には引きがある。

【Logiart Grimoire】

僕がウンコする時にやるゲームとして広く知られているピクロス(※任天堂の商標です)を作っているジュピターによる新作のピクロス改め“ロジアート”ゲーム。特徴は任天堂ハードではなくPCでプレイできること。PC版にはウンコしながらやれないという欠点こそあるものの、Steamのライブラリに残るため長く遊べるというメリットがある。内容はいつものピクロスだ。ピクロスとしか言いようがない。

【バックパック・バトル】

バックパックに荷物を詰め込むことによってキャラクターの能力を組み立てて、他のプレイヤーが作ったキャラクターと戦わせるというデッキビルダーというかローグライトというかオートバトル? どういうジャンルになるんだこれは。面白いとは聞いていたが本当に面白い。対戦は非同期で行われるため生身の人間を相手にする必要がなく気楽にやれるのも良い。が、ビルドに流行りがあるせいで対戦相手の戦略が偏りまくるのが難点か。まあ、そこにはメタを追う楽しみがあるのだろうけど、対抗するのが難しいお手軽最強ビルドなんかが出てきたらクソみたいなゲームになるんだろうな。でも、バランスが取れている限りは神ゲーと言って差し支えないと思う。体験版もあるのでやってみたまえよ。

今年は低い価格帯に良ゲーが集まっているように思う。よきこと。

【Dragon’s Dogma 2】

炎上しておる様子。不評が山のように積み上がっている。非常に出来の良い部分があるも、ゲームへの印象を地の底まで落としかねないドアホな仕様も存在するため、それを大目に見られるかどうかで評価が変わってしまうのだと思う。

【Rise of the Ronin】

近年絶不調のコエテクが500万本売ると息巻いている新作。せっかくPS5があるのだからやってみるのもアリかと思ったけどDragon’s Dogma 2と同発なので様子見にする。

2024年2月のゲーミング。


【龍が如く8】

様々な要素を盛りに盛った大盤振る舞いのゲームというのは宜しいのだけど、全ての要素が面白いとは限らない。自動生成ダンジョンのつまらなさについては今さら語るまでもないとして、目玉の一つとされていたドンドコ島も僕には面白くない。ストーリーも悪いとまでは言わないが、特筆できるほど良くもない。7の方がずっと良い。しかし、及第点は付けられる。このシリーズで僕が最も気に入っている要素は社会から爪弾きにされた人々に対する温かな目線なんだけど、その点は本作でもフォローされているし、終章で流れるあの曲と演出は僕の好みにハマっていて最高だから及第とする……が、人様に勧められるかと言ったらNOだ。

【ペルソナ3 リロード】

ペルソナの1周目って面白いよな。2周目になるとカレンダーシステムがダルくなるからやらないけれど。コミュを全てMAXにしようとすると自由なゲームじゃなくなるから適当にやっていたら2人逃したよ。でも、面白く感じたのとは裏腹に、しんどさも半端なかったね。僕は言い寄られるのが苦手なんだよ。BG3ではコンパニオン共が我先にと争うように僕とファックしたがってツラかったけど、ペルソナでもそれは同じで皆して告ってきやがんの。僕は後ろ暗い人間ではあるのだけれども、ゲームの中でまで後ろめたいことなんかしたくないからまず二股はできないじゃん。かと言って、他を振って一人を選ぶにしろ、一人を選んで他を振るにしろ、どのみち嫌な気持ちになるし、できれば選り好みさえもしたくないじゃん。だから「二股をしない」と「選り好みをしない」を両立させるために、全員を振ろうと思ったんだけど、最終的にはアイギスちゃんと付き合った。相手がロボならセーフかなって。きっと僕に振られた女の子たちも「おめーの好みがロボだってんなら、まあ振られてもしょうがねえよな」みたいな感じに納得してくれていると思う。そもそも言い寄られないのが一番良いのだけどね。僕みたいに歪んでる人間のために女の子から言い寄られないモードを作って貰えるとありがたいのだけど、需要がニッチすぎるから実現しないだろうな。まあ色恋の話はそんなもんとして、どうやら現在の僕にはジュブナイルさえもキツくなってきている。これまでの人生において経験し得ず、これからの人生においては尚更に経験し得ない、キラキラとした青春の有り様を見せつけられるってのは、しょっぱい生き方をしてきた上に、老い先もそんなに長くない、詰んでるおっさんにとっては拷問となりうるんだよ。僕にもそれが分かるようになってきたみたいだ。もう少し歳を重ねれば、世界の終わりを望む側の人間になってしまうのかも知れない……が、幸いにも現時点においては楽しむことができている。……とまで書いてふと思うところがあり調べたのだが、還暦どころか喜寿を超えてもジュブナイルを書いてる宗田理ってアバウト100歳なのな。天才かよ。いや、もはや天才なんていう有り触れた表現にも収まりがつかない何かと化しているのではなかろうか。ズッコケ三人組を書いていた那須正幹はアバウト還暦になってからズッコケ中年を書き始めているが、そんなスタイルの方がまだ理解しやすい。

【Shadow Gambit: カリブの呪い】

面白いゲームを作る会社が必ずしも成功するとは限らないという事例の見本のようなデベロッパーことMimimi Gamesによるいつものゲーム。いつものゲームというのは、どれを遊んでも同じようなゲームという意味なんだけど、ネガティブな表現をしているつもりはない。いつも通りに面白いからだ。しかし、売れないのも分かる。おそらくMimimi Gamesのゲームをプレイしている人たちの多くも「売れて欲しいけれども売れないだろう」と思っていたのではないかと思う。

Link: 「遊ばなければ絶対に魅力がわからない傑作」を作っていた開発会社が閉鎖に 『Shadow Gambit: カリブの呪い』への複雑な思い(IGN JP)

うるさく生きよう。


僕たちは理由があって生まれたのではない。まず「生きてしまった」というのが先にある。原始生命にしたって、たまたま生きる能力を持ってしまったがゆえに、生きてしまった。自己複製能力を得てしまったが故に、栄えてしまった。より長く生きる能力を得た種ほど、より長く生きた。より繁殖する能力を得た種ほど、より増えた。その線上に僕たちがいる。生きることや増えることに一際長けて、より強くそれを望むように最適化された生物として、僕たちがいる。だから僕たちは、誰に教わるともなく本能のレベルで、より長く生きようとしたがるし、増えようとしたがる。そんな生き方をするほど気持ち良く思うようにできているし、反面、抗うと辛い思いをすることにもなる。一部のこじらせた人たちは、本能のままに生きる人たちを蔑みながら暮らしているけれど、挙げ句、孤独に陥って狂ったりする。結果的には動物らしく生きている人の方が幸せになってしまったりもする。動物であることを辞める人や、動物として生きていけない人は、動物としての幸せを失うことになる。それは、大抵の人にとって不幸なことだ。僧侶になるようなものだもの。なりたくてなるのであれば良いけれど、なりたくもないのになってしまうなんてのは、いくらなんでも悲惨すぎるよな。だからね、動物として生きたいのに、それができない人は、もう、好きなように生きて良いと思うんだよ。だって、そこよりも不幸な場所なんてないわけじゃん? お行儀良く生きていてその状況なら、お行儀良くする意味もないじゃん。「自分の不幸に目を瞑りさえすれば問題なく回っていく社会」なんて、君にとってクソみたいなもんじゃん。それとも自己犠牲の精神とやらで支えていく気か? ……君を幸せにしなかった社会をさ。そんな生き方をしてみたところで感謝なんか誰もしてくれないぜ? 社会が君に掛ける唯一の期待は、ひっそりと死んでいくことなんだから。そんな社会を嫌うのであれば、うるさく生きてやるしかないだろ。

ときめきたい。


どうやら僕がゲームに求めるものは面白い話とかではなく、見たこともないシステムらしい。だから、カスタムもせずに出来合のツールを使っているようなゲームの画面を見ても食指が動かない。多少なり破綻していても、頭のネジが壊れているとしか思えないようなイカれた仕様を盛っているゲームの方が魅力的に思える。「どうやって作ったんだ?」とか「なぜこれを作ろうと思ったんだ?」と困惑したい。