宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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Y. Obana
最新状況 (23:01)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M3.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/30 09:48 M1.6
04:17 C8.5
4/29 22:22 C2.8
16:27 C3.4
15:26 C3.0
09:35 M3.7
07:54 C7.7
05:06 C8.3
00:53 C6.3
00:19 C3.5
4/28 21:18 C7.8
06:29 M3.1
05:25 C3.2
01:03 C4.9

黒点  4/30 (NOAA)
磁場 フレア
3652 1 α ---
3654 20 βγδ M4
3655 1 α ---
3660 2 α ---
3661 1 α C3
3662 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
22:56 397 +2.0
-2 h 392 +0.9
-4 h 383 +0.8
-6 h 386 +1.6
-8 h 389 +1.5
-10 h 399 +1.6
-12 h 402 +2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
22:30 25 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 10 -/ -
-12 h 12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
4/30 0.4 8x10^2
4/29 0.4 4x10^2
4/28 0.3 2x10^2
4/27 0.3 2x10^2
4/26 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 4/25 12:20 フレアの発生が続いています。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2024/ 4/26 15:38 太陽は穏やかになっています。太陽風は低速です。
2024/ 4/27 13:26 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が続きました。
2024/ 4/28 11:11 太陽風は平均的な状態に戻っています。
2024/ 4/29 14:39 M3.7の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

2024/ 4/30 13:56 更新
太陽風は平均的な速度です。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒へ少し下がっています。
平均的な状態です。
磁場強度は5nTから2nTへ下がり、弱くなっています。

磁場の南北成分は、
0nT付近か、やや北寄りで推移しています。
磁気圏は穏やかで、
AE指数は時々小規模の変化が起きている程度です。

SDO衛星AIA193では、
北半球の小さいコロナホールが西側(右側)に進んでいます。
太陽風に影響が見られるでしょうか。


太陽は、南西側(右下)の3654黒点群で、
今朝早くにC8.5の小規模フレア、
30日10時(世界時30日1時)にM1.6の中規模フレアが
発生しています。
活動は続いていますが、強まる様子はありません。

また、昨夕、29日18時半(世界時29日9時半)頃に、
中心部でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
薄暗いガスが右上へ飛び出す様子が見えています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
右上と右下に向かって飛び出すCME(コロナ質量放出)が
観測されています。
どちらが関係する噴出かはっきりしないのですが、
横向きに飛び出している様なので、
地球への影響はなさそうです。

この噴出の少し前、29日16時(世界時29日7時)には、
北東の端(左上)でプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
噴き上がり方がきれいです。

太陽の可視光写真は、黒点がだいぶ少なくなっています。
一週間くらい前は、
群番号を記入するのも大変だったのですが、
今日は5群程度です。



太陽の中心部で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上と右下にCMEが飛び出しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


北東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。