たぶログ

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完全体ヘビドリサンダー

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ダブルレートにて使用

完全(かんぜん)
欠けたところや足りないところがまったくないこと。必要な条件がすべてそろっていること。また、そのさま。(デジタル大辞泉より)

■サダイジャ 意地っ張りAS じしん/10まんばりき/がんせきふうじ/へびにらみ  きあいのタスキ  すなはき
ドリュウズ 硬めのやつ  じしん/10まんばりき/アイアンヘッド/まもる     いのちのたま
■サンダー  臆病HSベース ライジングボルト/ぼうふう/ボルチェン/みきり   じしゃく     せいでんき
カミツルギ 陽気DSベース リフブレ/スマートホーン/聖なる剣/ギガインパクト こだわりハチマキ
ガオガエン 硬めのやつ  フレアドライブ/すてゼリフ/ちょうはつ/ねこだまし  オボンのみ
■カプレヒレ いろいろ振り ねっとう/ムーンフォース/めいそう/ちょうはつ    たべのこし

およそ1年前に組んだ前回のヘビドリサンダーDLCリリース後の環境に合わせて調整したもの。サンダーの型を変更し、スイーパー役として新たに解禁されたカミツルギを採用した。
・世界にスイッチトリパが多すぎるせいで気持ちよくヘビサンダードリュウズの流れを組める試合が少なかった。
・相手の種族値が全体的に上がっているためドリュウズの全抜き性能もやや低下気味で、特にメタグロスやサンダーに手こずることが多かった。
カミツルギは強かった。


戦績:9勝5敗
前の構築の方が成績が良い……
完全なるヘビドリサンダーを目指したものの、どうやらそこには至ることができなかったらしい。そればかりか、なにか大切なものを失ったような、そんな気すらする。
時間がながれて、あたらしい一年がはじまって、美しい思い出がすこしずつ薄れていったとしても、目指した完全に近づいていると信じて生きていく。それが、きっと大人になるということなんだと思う。

~fin~

とても易しいテラキオン

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ダブルレートにて使用

【概要】突然、ポケモン対戦初心者の友人がYoutubeポケモンのゲーム実況をやりたいから、なんかパーティをくれ」と言い出したので、構築を提供しました。「エルフーンを使いたい」と要望があったため、今回のテーマはエルフーン入り」「対戦初心者でもマスターボール級を目指せる」の2つ。
対戦初心者にとってうれしい要素が何かというのはなかなか難しい問題ですが、方針としては
・目指す場所(勝ち筋)がはっきりしている
・ミスプレイを補う要素がある(運次第でまくれる・苦手な相手にも行動保証がある)
あたりでしょうか。いたずらごころ追い風サポーターのエルフーンが自然とこれらを満たす構築の基軸になりやすいポケモンだったのは僥倖と言わざるを得ません。これがポワルンだったら終わってた。
以下、個別解説。


f:id:poketab:20191128061422p:plainエルフーン
136(4)-68-105-129(252)-95-184(252) *おくびょう個体 いたずらごころ きあいのタスキ
エナジーボール/ムーンフォース/ふくろだたき/おいかぜ
最速
B111テラキオン・B101ドラパルトへの叩きダメージが変わらない中で最大の攻撃力(たぶん…)

〈解説〉エルフーンを使いたい」ので、当然採用。こんなにピュアな気持ちで1匹目を決めたのは久しぶりです。がっつりエルフーンが主役と呼べる構築といえば、やはり「ふくろだたき」だろう、ということで、叩きパを組むことにしました。「エナジーボール」「ムーンフォース」は最低限の攻撃手段として優秀ですが、草打点のほうが刺さる相手はカプ・レヒレくらいしかいないため、「おきみやげ」のようなスピード感のある技も面白かったかもしれません。とにかく構築の主軸として叩きの成功率を上げるのが最優先なので、最速の「きあいのタスキ」持ちで問題はないでしょう。

f:id:poketab:20201223050046p:plainテラキオン
173(52)-174(196)-111(4)-x-111(4)-176(252) *ようき個体 いのちのたま
いわなだれ/インファイト/じだんだ/まもる
ダイマックス時、エルフーンのふくろだたき+珠ダメージ1発+メタグロスのダイスチル(≒ゴリランダーの鉢巻グラススライダー)を確定耐え
3段階上昇ダブルダメージいわなだれで無振りのガラルファイヤーを最低乱数以外1発
3段階上昇ダイロックでHBクレセリアを13/16の高乱数1発
3段階上昇ダイアースでH振りダイマックスメタグロスを14/16の高乱数1発

〈解説〉「叩かれ役」の候補にはコバルオンウインディ等も存在しますが、今回はテラキオンを選択。理由は、叩けなかった時の単体性能が最も高いからです。さすがにランクマッチで毎回安全にコンボを決めさせてもらえるわけはなく、相手も「ねこだまし」や「このゆびとまれ」で妨害を狙ってくるはず。しかし、この構築を使うのは初心者のプレイヤーなので、相手が妨害技を持っているかどうかの判断がつきません。単体で十分な火力を持ちつつ最悪「いわなだれ」の怯みワンチャンスを狙えるテラキオンはそんな時一番ごまかしが効くポケモンというわけです。
叩きコンボが決まった時の強さは言わずもがなで、ダイマックスしてもよし、「いわなだれ」で雑に攻めてもよしと、多少適当にプレイしてもたいていパワーのある攻め方が可能です。火力アイテムを持つかどうかで一撃で倒せるラインが大きく変わるため、持ち物は「いのちのたま」。配分は最低限の行動保証ぶんの耐久を確保して残りをASに振ったシンプルなもの。

f:id:poketab:20191202061211p:plainドラパルト
195(252)-155(116)-101(44)-x-106(84)-180(12) *ようき個体 クリアボディ じゃくてんほけん
ゴーストダイブ/ドラゴンクロー/そらをとぶ/ふくろだたき
最速ボルトロス抜き 味方のエルフーンより遅い
2段階上昇ダイホロウでHBきせきサマヨール(>HBクレセリア)を確定1発
2段階上昇ダイホロウで無振りのダイマックスメタグロスを13/16の高乱数1発
いじっぱりウーラオスのふいうちを確定耐え
ダイマックス時、いじっぱりメタグロスの2段階上昇ダイスチル+エルフーンのふくろだたきを確定耐え
ダイマックス時、ひかえめガラルファイヤーの珠ダイアーク+エルフーンのふくろだたきを確定耐え

〈解説〉叩きコンボの障害として「ねこだまし」やテラキオンの苦手な格闘・草・水タイプが挙げられるため、それらに出ていける第2の「叩き役」兼「叩かれ役」としてじゃくてんほけんドラパルト。ダイマックステラキオンと合わせて「ねこだまし」を無視した叩きコンボができるのはもちろんですが、ドラパルト側がダイマックスして「ダイホロウ」+「いわなだれ」でゴリ押しする単純明快なプランが洒落にならないレベルで強く、「ふくろだたき」だけを意識して動いてきた相手をあっさり撃破することも少なくありません(ていうか初手でドラパテラキが並んだら基本的にはそっちのほうが強い)。
配分はコンボに適したSラインを確保しつつ、やはり行動保証のつきやすい耐久を設定。

f:id:poketab:20201102015906p:plainレジエレキ
163(60)-x-88(140)-147(212)-73(20)-253(76) *おくびょう個体 じしゃく
10まんボルト/エレキネット/リフレクター/まもる
準速レジエレキ抜き
最速スカーフFCランドロス、追い風下の準速メタグロス抜き
10まんボルトでH振りのカプ・レヒレを確定1発
おくびょうレジエレキのプレートダイサンダーを確定耐え
いじっぱりゴリランダーのプレートグラススライダーを確定耐え

〈解説〉叩きエースで場を荒らしたあと、残ったポケモンを一掃するためにレジエレキ・キュウコンの2匹を採用しました。それぞれ単体で全抜きエースとして機能するほか、レジエレキは相手の「ダイジェット」に対して「エレキネット」で切り返しが可能な点、キュウコンは天候によるすばやさ逆転にやはり切り返しが効く点が強く、そしてこれらの2匹が並んだときはでんき・こおりという由緒正しき最強の攻撃範囲を押し付けることができます。
エルフーンが「きあいのタスキ」を抱えているうえに、キュウコンが横に立つとタスキも潰れてしまうため、「じしゃく」持ち。基本的には先発しないポケモンなので「リフレクター」はそこまで有効に使えませんが、他の技レパートリーが終わっているので一番マシなものとして採用。いちおう、「みがわり」なんかも選択肢になるのかもしれません。

f:id:poketab:20201223050210p:plainアローラキュウコン
170(172)-x-110(116)-103(12)-121(4)-170(204) *おくびょう個体 ゆきふらし こだわりメガネ
ふぶき/ムーンフォース/マジカルシャイン/フリーズドライ
最速ガブリアス抜き
臆病レジエレキのこだわりメガネ10まんボルトを確定耐え
FCランドロスの道具なしダイジェット(=ダイアース)を最高乱数以外耐え
いじっぱりゴリランダーの鉢巻フィールドグラススライダーを確定耐え
ダブルダメージふぶきでH振りのとつげきチョッキFCランドロスを14/16の高乱数1発
ムーンフォースで無振りのドラパルトを確定1発
フリーズドライ×2+あられダメージ1回でH振りのカプ・レヒレを確定

〈解説〉メガネ持ちのアローラキュウコンです。レジエレキ同様先発するポケモンではないため「オーロラベール」のようなサポート技が特に必要なく、スイーパーとしての性能に全振りすることができました。メガネ「ふぶき」は全体技・技タイプ・追加効果すべてが強く、まさに今回のコンセプトにぴったりのフィニッシュ性能を持っています。耐久に厚くした配分も大正解で、必要な火力をしっかり出しながら行動回数を稼いで詰めポケモンになってくれました。
技は採用理由からもちろん「ふぶき」、ドラパルトを一撃で倒せる「ムーンフォース」、ウーラオスを巻き込みながら全体打点になる「マジカルシャイン」、水タイプを処理しつつ「ダイロック」の天候変化に邪魔されない氷打点としても使える「フリーズドライ」の4つ。

f:id:poketab:20201226010823p:plainガオガエン
201(244)-149(4)-133(180)-x-111(4)-90(76) *いじっぱり個体 いかく オボンのみ
フレアドライブ/DDラリアット/インファイト/ねこだまし
S+1状態で最速メタグロス抜き
A-1ブリザポスのダイアースをオボン込みで2耐え
おくびょうレジエレキの10まんボルトをオボン込みで2耐え
インファイトでH振りのバンギラスを確定1発
フレアドライブ+あられダメージで無振りのレジエレキを最低乱数以外倒せる

〈解説〉ここまで全てが前のめりなポケモンで固まっているせいであらゆる負債を一任されたかわいそうな人。基軸の叩きコンボは「トリックルーム」やブリザポス・テッカグヤカミツルギあたりに弱いため、それらに対して誤魔化し要因として採用。「いかく」「ねこだまし」のセットはコンボ起動後に横に立つポケモンとしても十分に有用で、特に基軸の強さを損ねることがないのは優秀です。
ねこだまし」と遂行技の「フレアドライブ」はすぐに採用が決まり、また、ここまでバンギラスヒードランへの回答がテラキオンしかいないため役割破壊技の「インファイト」を仕込んでいます。最後はスイーパーのポケモンをいい感じに並べるための「すてゼリフ」と迷ったのですが、ドラパルトとキュウコンが「まもる」を覚えていない型なので安定して並びを作れるかどうかが疑問だったのと、テクニカルな技すぎて初心者的に難しいのではないかということを考えて素直な攻撃技の「DDラリアット」にしました。


【選出】
先発:エルフーンテラキオン・ドラパルトから2匹
後発:エルフーン以外から2匹
が基本選出。友人にはこの選出だけを教えましたが、レジエレキやガオガエンを前に出すグッドスタッフ選出も可能です。先発レジエレキ・キュウコンのような雑な押し付け選出もなかなかおもしろいと思います。


【レンタルチームID】
0000 0008 5WKH CV
*レンタルチームのつかいかた
メニューの「VS」から「バトルスタジアム」へ行き、「レンタルチーム」→「レンタルするチームを管理」でコードを入力すればこの構築がつかえます。


【まとめ】
テーマである「初心者がマスターボール級を目指す」ための構築として、なかなか良い仕上がりなんじゃないかなと思います。はじめはガオガエンの枠がFCランドロスだったんですが、その状態で僕も実際にランクマッチに潜り、マスターボール級になれることは確認しました(8勝3敗)。マスターボール級に上がってからも十分遊べる構築になっていると思うので、まったくダブルバトルをやったことない人がいたら、ぜひ使ってみてください。
最後に、友人の動画を載せておきます。「いわなだれ」が2体に当たることを把握していなかったり、誰もダイマックスしてなかったりツッコミどころ満載ですが、まあ皆はじめはこんなものでしょう。このゲーム、むずかしすぎ。

www.youtube.com

僕がイキりキャラみたいになってるのはなんなの?

エレキランド

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ダブルレートにて使用
戦績は22勝4敗で、これを書いている時点ではマスターボール級8位(実はマスボ級になった時点で13位で、そこから1勝しただけなので参考記録程度に思ってください)。

【概要】今回のテーマは『横綱相撲』。"冠の雪原"で伝説ポケモンが多数追加されたので、どっしり数値が高くて強いポケモンで真っ向勝負を挑むぞ、というところからスタート。
まず、基軸のポケモンを選定するうえで特に重要な存在になると考えたのはレジエレキです。ダイマックスわざの中でもっとも試合展開を大きく動かすものはすばやさ関係の変わる「ダイジェット」ですが、レジエレキは
・ダイジェットを使うひこうタイプに有利な高火力電気ポケモン
・ダイジェットのS+1程度では抜くことのできない圧倒的な素早さ
という2点で、「ダイジェット」を絡めた相手の展開を制限する力が非常に高くなっています。
そこで、「自分はレジエレキで相手の『ダイジェット』を牽制しつつ、相手のレジエレキに強めのポケモンで『ダイジェット』する展開を狙う」という方針でパーティを組むことにしました。
以下、個別解説。


f:id:poketab:20201102015906p:plainレジエレキ
155-x-70-152(252)-71(4)-277(252) *おくびょう個体 きあいのタスキ トランジスタ
10まんボルト/エレキネット/リフレクター/ひかりのかべ
最速
ひかえめレジエレキの道具なしダブルダメージエレキネット+10まんボルトを確定耐え

〈解説〉半端なS上昇では抜くことができない凄まじい素早さがとにかく強く、相手の「ダイジェット」や「おいかぜ」を見てから後出しで対抗策を出して間に合ってしまうこと多数。特性「トランジスタ」で1.5倍される電気技も火力アイテムなしとは思えないほどの数値があり、これを中心に強いエースポケモンを動かしていくことにしました。
技構成は遂行技の「10まんボルト」、相手のS操作を打ち消すことができる「エレキネット」、そして隣に立つ強力なポケモンを動かしやすくするための「リフレクター」「ひかりのかべ」。「いかく」も考えると「リフレクター」は「まもる」なんかでも良いかもしれませんが、ここで幅広いポケモンに対応できた方が相方の選択が楽になると思ったのでこの4つ。配分はS上昇した相手のポケモンをできるだけ抜いて欲しいので最速、行動1回あたりが非常に強いポケモンなので無理なく行動回数を稼げる「きあいのタスキ」持ち。
毎試合安定してアドバンテージを稼ぎ続けるし、攻撃モーションがかっこいいし、なんかぴょんぴょん跳ねててかわいいし、文句なしの大活躍ポケモン。強い。

f:id:poketab:20201102015925p:plainFCランドロス
177(100)-186(164)-111(4)-x-101(4)-155(236) *ようき個体 とつげきチョッキ いかく
じしん/そらをとぶ/いわなだれ/とんぼがえり
最速ドリュウズ抜き 準速100族(ガラルサンダー・リザードン)抜き
S+1で最速フェローチェ抜き
ダイアースでH振りのシュカヒードランを確定1発
ダイアースでH振りのバンギラスを確定1発
ダイジェット+ダブルダメージエレキネットで無振りのダイマックスガラルサンダーを確定

〈解説〉ガラル3鳥やウーラオス等、8世代のポケモンからは「いかく」を許さないぞ、という意志をひしひしと感じますが、そんな中にあって全く輝きを失う気配がないのがこの霊獣ランドロスです。タイプ一致の「ダイジェット」「ダイアース」は特性「いかく」と合わせるとあまりにも全方位に数値が高く、要警戒ポケモンレジエレキにも自然と強くなれるので、数匹メタポケモンがいる程度では採用を諦める理由になりません。
技はメインウェポンの「じしん」「そらをとぶ」がすぐに決まり、残りはダイマックスしない立ち回りで受け回しに有用な「とんぼがえり」、重めのボルトロスに打てて相性補完に優れる「いわなだれ」としました。レジエレキを序盤で雑に使い潰すことが多くなるため、後発の水タイプ等が相手になった時も無理やり動きやすい「とつげきチョッキ」を持たせています。

f:id:poketab:20191202061211p:plainドラパルト
189(204)-155(116)-103(60)-x-96(4)-195(124) *ようき個体 いのちのたま クリアボディ
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/はがねのつばさ/りゅうのまい
無補正ドラパルト抜き S+1の時おいかぜ下準速FCランド抜き
ダイマックス時、陽気ドラパルトの珠ダイドラグーン(ダイホロウ)を確定耐え
無振りダイマックスドラパルトをダイドラグーン(ダイホロウ)で11/16の中乱数一発(+珠ダメージで最低乱数以外一発)

〈解説〉FCランドロスは「まけんき」「かちき」相手には流石に先発しづらいので(最悪投げてもなんとかなるとは思いますが)、ボルトロスやガラルフリーザーに強めでレジエレキにも弱くないエースとして、ドラパルトを採用しました。素早く展開できる「ダイジェット」型も悪くはないと思いますが、壁レジエレキが積む時間を生んでくれそうだったので全抜き性能の高い「りゅうのまい」型。採用理由から「まけんき」「かちき」のいる盤面に出した時相手の能力を下げないダイマックスわざが欲しかったので、「はがねのつばさ」を採用しています。ここは「そらをとぶ」なんかでも良いかもしれませんね。
配分は全抜きエースになれる素早さとミラーで動ける程度の耐久を両立したもの。

f:id:poketab:20201102015944p:plainガラルフリーザ
187(172)-x-116(84)-154(68)-121(4)-151(180) *おくびょう個体 じゃくてんほけん かちき
いてつくしせん/エアスラッシュ/トリックルーム/ふういん
S+1で最速フェローチェ抜き
ダイマックス時、意地っ張りドラパルトの珠ダイホロウを確定耐え
ダイマックス時、控えめレジエレキの眼鏡10まんボルト(>道具なしダイサンダー)を確定耐え
C+2のダイジェットでH振りガオガエンを確定1発
C+2のいてつくしせんで無振りボルトロスを確定1発

〈解説〉3枚目のエースとして採用。「ダイジェット」構築の大敵といえば「トリックルーム」ですが、ガラルフリーザーは「ダイジェット」エースの要素を持ちながら「ふういん」でゴリゴリのトリパに対抗できる稀有なポケモンです。ただ、最メジャーのトリルエースであるブリザポスに弱く、安心して「ふういん」を押せるほどの耐久ではないため、この枠は再考の余地があると思っています。
じゃくてんほけん」は積極的に起動できるわけではなく不安定な持ち物ですが、火力アイテムや回復木の実で特に重要な確定数が動く仮想敵が浮かばなかったので、壁から強引に全抜きのチャンスを作れるアイテムとして採用しました。
技は採用理由から「エアスラッシュ」「トリックルーム」「ふういん」が確定、残りはでんきタイプで止まってほしくなかったので「いてつくしせん」。

f:id:poketab:20201102020007p:plainカプ・レヒレ
177(252)-x-147(92)-143(116)-154(28)-108(20) *ひかえめ個体 ウイのみ ミストメーカー
ねっとう/ムーンフォース/めいそう/まもる
臆病レジエレキの道具なし10まんボルトを最高乱数以外耐え
陽気ボルトロスの珠ワイルドボルトを最高乱数以外耐え
ムーンフォースでD4振りドラパルトを最低乱数以外一発

〈解説〉ここまでで相手のあくタイプや物理耐久の高いじめんタイプに弱かったので、カプ・レヒレを採用。相手のカプ・レヒレもやや重めなので、ミラーで強く壁との相性も良い「めいそう」型にしました。高種族値グッドスタッフは「ねむりごな」のような搦手に弱くなりがちですが、「ミストメーカー」がそれを自然に防いでくれるためアシレーヌよりもカプ・レヒレを選択しています。後発で登場して最後の詰め筋になることが多く、ランドロスと横に並ぶ機会が多いため、「まもる」も採用。
「混乱木の実」と「オボンのみ」のどちらが有用かは諸説ありそうですが、壁や「いかく」といったダメージ軽減要素が多いこの構築では少ない体力になりやすく、「混乱木の実」に軍配が上がるように感じています。

f:id:poketab:20201102020044p:plainヒードラン
198(252)-x-165(188)-158(60)-127(4)-98(4) *ずぶとい個体 シュカのみ もらいび
しっとのほのお/ラスターカノン/だいちのちから/まもる
意地っ張りFCランドロスのいのちのたまダイアースを威嚇orリフレクター込みで確定耐え
〈解説〉S操作を無視してくるゴリランダーや、詰まされやすいメタグロス・ブリザポスに強めのポケモンとしてヒードランを採用。他の炎ポケモンと比較すると岩が等倍なおかげでバンギラスの前で動かしやすいのが評価点。やや変わった点として、「しっとのほのお」を採用しています。メタグロストリックルーム下のブリザポスはダイマックスされると結局炎技で倒しきれず、むしろ「じゃくてんほけん」のリスクばかり高くなってしまうため、「ダイアース」に対してカウンター気味に撃つことを想定してこの技を使うことにしました。とはいえ遂行速度は「かえんほうしゃ」「ねっぷう」より低く、相手依存でもあるため絶対的な強さがあるかと言われるとなんとも答えづらい使用感。やけどにさせた時の「してやった感」だけはすごい。
タイプ耐性で有利な相手を処理することに重きをおいているポケモンなので、役割破壊されないようタイプ不一致「ダイアース」(=威嚇込みタイプ一致「ダイアース」)を耐えるまで物理耐久に厚くしました。


【選出】
先発:レジエレキ/FCランド・ドラパルト・フリーザーのどれか
後発:レヒレヒードラン・FCランドから2匹
が基本選出。刺さり方次第ではレジエレキ/レヒレorヒードランの初手もあり。レジエレキは対面を見て相方のサポートに回るか電気技で削るかを選択しつつ、隣の相方はダイマックスするなり受け回して後からダイマックスする展開に持ち込むなりを選びます。
トリックルームPT相手はフリーザー+何かから入って、相手が弱い並びなら「ふういん」、トリル選出じゃなかったら「ダイジェット」、強いポケモンとトリル役が前に出てきたら諦めてフリーザーを引いてダイマックスわざのバフや「いかく」で受け回すプランに入ることが多いです。

【きつい相手】
ブリザポス:じゃくてんほけんとつげきチョッキどちらにしても安全に処理するのが難しい。トリックルーム関係なくつらいので、この手のダイジェット構築使いはまず対ブリザポス最強の駒を探す旅に出たほうが良い。
マンムー:だいたいブリザポス。


【レンタルチームID】
0000 0001 PF7X 74
*レンタルチームのつかいかた
メニューの「VS」から「バトルスタジアム」へ行き、「レンタルチーム」→「レンタルするチームを管理」でコードを入力すればこの構築がつかえます。


【まとめ】
当初の目標どおり6匹全てが準伝説・600族という高数値にまとまった。でも、なぜか「どっしり数値が高い」というよりは「やるかやられるかのビートダウン」色が強くなってしまって、なんかこれ、いちおう横綱相撲かもしれないけど競技が「ぬるぬる相撲」じゃないですか?ダイマックス環境はむずかしい…。次こそは。

ヘビドリサンダー

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ダブルレートにて使用 戦績は16勝4敗となかなかいい感じ(開始ランクが低かったけど)。

【概要】『技によるダメージを受けたとき天候をすなあらしにする』
8世代で新登場したサダイジャの専用特性「すなはき」の効果です。これは「ダイバーン」のような天候変化ダイマックスわざを受けた場合も強引に天候を砂に変えることができるため、後発に砂エースを置いて使いたい場合かなり信頼度の高い砂起こし要員と言えるのではないでしょうか。

そこで『先発サダイジャ+浮いているダイマックスポケモン、後発ドリュウズ+高火力アタッカー』という形を考えました。
まずはサダイジャの「じしん」「へびにらみ」とダイマックスポケモン(サンダー・ギャラドス)で場を荒らし、サダイジャが倒れれば砂ドリュウズが場に立ち、ダイマックスポケモンが倒れれば「へびにらみ」で遅くなった相手を高火力アタッカーが叩く、最終的には後発の2枚エースが並んで押し潰す、という寸法です。以下、個別解説。


f:id:poketab:20200106024129p:plainサダイジャ
148(4)-174(252)-145-x-90-123(252) きあいのタスキ すなはき *キョダイマックス個体
じしん/10まんばりき/がんせきふうじ/へびにらみ
ダブルダメージじしんでB4振りドリュウズを14/16の高乱数1発
ダブルダメージじしん2回+砂ダメージ1回でB4振りドラパルトをほぼ倒せる
がんせきふうじでB4振りリザードンを確定1発

〈解説〉この構築の出発点。ウォッシュロトムやアーマーガアに恐ろしいほど無力な点は気になりますが、それ以外に関しては概ね必要なものが揃っている優秀なサポートポケモン。技はコンセプトからまず「へびにらみ」と地面打点が確定。技スペースに余裕があったので「じしん」「10まんばりき」の両立型にしました。残りの枠は浮いている相手への最低限の打点として「がんせきふうじ」。ダイマックスわざという影響力の大きい技が飛び交う世界において『からだがしびれてうごけない』がもたらすアドバンテージは凄まじく、見た目以上に試合を荒らしてくれます。
配分はASぶっぱできあいのタスキ持ち。集中攻撃されなければ麻痺をばらまけ、集中された場合も隣のダイマックスポケモンが無償で動きながらドリュウズを出せるので相手にとって非常に嫌な2択を迫ることができます。
また、こっそりキョダイマックス個体(*)を採用しています。はじめはこのポケモンダイマックスさせる予定が全くなかったため、拘束効果が役に立つことがあるかも程度の気持ちでそうしましたが、最終的に相手のエルフーンウインディの並びに対してタスキを潰しながらウインディを殴る立ち回りが存在していることがわかったので正解でした。

(*)キョダイサダイジャ:専用ダイマックスわざ「キョダイサジン」は地面ベースのダイマックス技で、相手2体をしめつける状態にして1/8の定数ダメージを4~5ターン与える追加効果を持ちます。シーズン2から使用可能。

f:id:poketab:20200108013253p:plainサンダー
138(100)-x-128(4)-148(180)-128(4)-147(220) じしゃく ふゆう
10まんボルト/エアスラッシュ/シャドーボール/おにび
最速ギャラドス抜き S+1で最速ドラパルト抜き
ダイサンダーでH振りトゲキッスを確定1発
ダイホロウ+砂ダメージ1回で無振りドラパルトを最低乱数以外倒せる
ダイジェット+ダイホロウ+砂ダメージ1回でひかりのかべ下のH振りドラパルトをほぼ倒せる
控えめトゲキッスのダイフェアリー+砂ダメージを確定耐え
ダイマックス時ドラパルトのA+1珠ダイドラグーン+砂ダメージを確定耐え

〈解説〉サダイジャドリュウズの相方を探すうえで、欲しかった要件は「浮いていてダイマックスすると一撃では倒されづらい耐久」「へびにらみだけではS操作合戦に不安があるのでダイジェット持ち」「相手のロトムトゲキッス・アーマーガア等に負けづらい」の3点。はじめは単体性能の高いじゃくてんほけんトゲキッスを考えていましたが、「ダイフェアリー」がサダイジャのへびにらみとアンチシナジー、「ダイバーン」がドリュウズギャラドスとアンチシナジー、弱点をついてもらえないと結局浮いている相手が倒せずに押し負けうる、ということでサンダーを採用することにしました。「ダイサンダー」は相手の「ダイフェアリー」が作ったフィールドをかき消せるうえに面倒な「あくび」にも耐性をつけられ(サンダーは浮いているから寝ますが)、「ダイホロウ」でBダウン→サダイジャの「じしん」という流れも無視できない圧力がある、と大きなシナジーを生むことができます。
技構成は採用理由にもなる攻撃技3種と、「ダイウォール」の種になりダイマックス権を温存するプランで使えそうな「おにび」。配分は必要なCとSを確保して残りを耐久というシンプルなもの。

f:id:poketab:20191128061404p:plainギャラドス
178(60)-169(188)-100(4)-x-121(4)-146(252) ラムのみ いかく
たきのぼり/とびはねる/パワーウィップ/ちょうはつ
最速トゲキッス抜き S+1で最速ドラパルト抜き
A-1ドリュウズのダブルダメージ珠いわなだれを2耐え
ダイマックス時A-1ドリュウズのダブルダメージ珠いわなだれ+A+1ウォーグルのダイジェットを確定耐え

〈解説〉サダイジャ+サンダーではドリュウズ+スカーフバンギラスキュウコンリザードンのようなサダイジャのタスキをついでに潰しながら高火力で吹き飛ばす動きに耐えきれないため、同じような動きをしつつそれらの攻撃を耐えられるギャラドスを第2の先発要員として採用。「いかく」という特性が組み込まれたことで、初手からダイマックスが必要がなさそうな試合は受け回して様子を見つつ、別のポケモンダイマックスさせる動きも選択肢に入ります。
持ち物は晴れ+ラフレシアのような構築相手も見据えつつ、「トリックルーム」構築のバタフリー等に出しやすいラムのみ。技は採用理由から遂行技の「たきのぼり」、雨構築への打点兼ダイジェットの種の「とびはねる」がまず決まり、サダイジャドリュウズの苦手な水地面を処理する「パワーウィップ」、最後はダイウォールの種になる補助技で、「ねむりごな」や「トリックルーム」に対して使える「ちょうはつ」。全力で「トリックルーム」を展開しようとする構築を「ちょうはつ」一本で止められることはまずありませんが、トリル役がブリムオンでなければ相手も「ちょうはつ」を止めるために1手かける必要は出てくるので、ダイマックスのバフや後述するカビゴンの「はらだいこ」等を同時に押し付けてどちらかを通すことを狙っていきます。
配分はバタフリーを抜けるS補正。トゲキッスの上からダイジェットできる配分にしておくことで、1ターン目ならサンダー同様「ダイフェアリー」のフィールド展開前に「へびにらみ」を打つことができます。

f:id:poketab:20191120070058p:plainドリュウズ
185-187(252)-81(4)-x-85-154(252) いのちのたま すなかき
じしん/アイアンヘッド/いわなだれ/みがわり
〈解説〉ふつうのドリュウズ。サダイジャの裏から死に出しすることで普段より「いかく」されづらく、高い掃討力を見せられます。ダイマックス権を温存したり先発で出せるならこのポケモンを巨大化するゲームプランも強力で、相変わらずガラルダブルにおいて支配的な存在になっていると感じます。全体技エースとしての立ち位置を意識して技は範囲技重視の選択。「みがわり」は序盤で削った相手を隣のサンダーやドラパルトで倒しつつ使用する想定で採用しましたが、「まもる」や「10まんばりき」が欲しいシーンもあったため、それらも選択肢だと思います。サダイジャが倒れなかったり、そもそもサダイジャを出さないパターンでも動きやすいよう相手のロトムを抜ける最速、上から全員倒すことが仕事なので珠持ちのASぶっぱ。

f:id:poketab:20191202061211p:plainドラパルト
171(60)-x-96(4)-143(180)-97(12)-213(252) こだわりメガネ クリアボディ
りゅうせいぐん/シャドーボール/かえんほうしゃ/10まんボルト
臆病エルフーンムーンフォースを確定耐え
りゅうせいぐんで無振りのダイマックスドラパルトを確定1発
シャドーボールでH振りドラパルトを確定1発
シャドーボールでH振りFCロトムを93%の高乱数2発
エレキフィールド10まんボルトでH振りアーマーガアを確定1発(*)

〈解説〉サダイジャではなくサンダー・ギャラドスが先に倒れた場合に登場する、あるいはドリュウズが出たあと最後のスイーパーとして登場する高火力アタッカーとしてメガネドラパルトを採用。「へびにらみ」を信頼するならばもっとゴリラ力(りょく)の高いアタッカーを選んでもよかったのですが、この構築の「へびにらみ」は鈍足アタッカーを活かすというよりは相手のS上昇を打ち消すくらいのニュアンスであることが多いため、素の速さと火力をそこそこ両立したポケモンが適当に思えました。
基本的に後発で出すポケモンでありシンプルに一掃性能の高そうなCS配分をベースに、エルフーンウインディに対して先発で出せるよう微調整。ただ火力が気になるシーンも散見されるうえ、エルフウインディを見ても毎回先発できるわけではないため、開き直ってCS極振りでも良かったかもしれません。技は「じしん」の通りづらい相手を含むいろいろな範囲を潰せるものをチョイスしています。

(*)1/15追記:フィールドのダメージ補正が1.3倍に弱体化されたのを忘れていました…フィールド10まんボルトはアーマーガアを倒せません。

f:id:poketab:20200109080126p:plainカビゴン
236(4)-152(68)-117(252)-x-131(4)-73(180) フィラのみ くいしんぼう
すてみタックル/10まんばりき/アイアンヘッド/はらだいこ
麻痺した最速トゲキッス抜き 麻痺したS-1の最速ドラパルト抜きポケモン抜き
はらだいこ+木の実回復時のHP(196)で意地っ張りドリュウズの珠ダイアース(ダイスチル)を最高乱数以外耐え

〈解説〉ここまでで氷の範囲打点(ていうかバイバニラ)とトリックルームPTが重いため、それらと打ち合えるポケモンとしてカビゴンを採用。基本的には普通にアタッカーとして運用しつつ、トリックルーム役+サポート要員のような圧の低い並びを作ってきた時には先に「はらだいこ」でプレッシャーをかけていきます。採用理由からいくと氷を半減できる「あついしぼう」のオボン個体が美しい気もしますが、もともと特殊面の耐久は申し分ないので欲張って単体性能を上げにいきました。
すこし珍しい点として、素早さにかなり努力値を割いています。対トリパ以外でも運用することを想定したポケモンなので、麻痺を撒いた後に動きやすそうなSを確保しました。そのため、キョダイマックス個体ではなく「ダイアタック」の追加効果が強い通常個体になっています。技は採用理由からメインウェポンのノーマル技とトリパ相手の積み技がまず決まり、ダイマックスした時の追加効果が強い「10まんばりき」と「アイアンヘッド」を採用しました。「アイアンヘッド」は抜群をついても「すてみタックル」より低威力ですが、ダイマックスをこのポケモンに切らない場合体力を保ったまま氷ポケモンへ遂行したいこともあると思って選択。「ヘビーボンバー」はダイマックスポケモンに無効のため不採用、ノーマル技は単純に削り性能の最も高い「すてみタックル」、そして積み技はSに振っていることから「のろい」ではなく「はらだいこ」に決まりました。
素のすばやさが低いため正直氷対策としてはあまり信頼できないポケモンなのですが、数値が高すぎてかなりゴリ押しすることができます。ただ、この枠(対氷・トリル枠)とドラパルトの枠(高火力アタッカー)はもっと良いポケモンがいるかもしれません。


【選出】
先発:サダイジャ+サンダーorギャラドス
後発:ドリュウズ+ドラパルト

が基本選出。たいていは相手もS操作役を前に出してくるので、それらを「へびにらみ」「ダイジェット」で相殺しつつ、「じしん」とダイマックスわざで削っていきます。この選出の場合ほぼ先発のサンダーギャラがダイマックスする運びになると思いますが、相手次第ではドリュウズダイマックスさせる選択肢があることを頭の隅には置いておきましょう。
トリックルーム相手や素でドリュウズが全員を抜ける相手には、ドリュウズorカビゴンギャラドスの先発からダイマックスバフ+「ちょうはつ」と押すことで、最悪「トリックルーム」が通っても先に強い並びを作って迎え撃つことを狙いたいです。トリパ対策としてはかなり甘く、苦手なマッチアップだと思います。
バイバニラ入りにはカビゴンドリュウズorサダイジャのような感じで。


【レンタルチームID】
0000 0006 XW4V 7D
*レンタルチームのつかいかた
メニューの「VS」から「バトルスタジアム」へ行き、「レンタルチーム」→「レンタルするチームを管理」でコードを入力すればこの構築がつかえます。


【その他】
「カバドリ」「バンドリ」と来たらサダイジャドリュウズは「サダドリ」か?と思ったんですけど、ダ行の連続があまりにも言いづらかったため、勝手に「ヘビドリ」と呼ぶことにしました。
サダイジャドリュウズのクールな略称、募集しています。

ちなみに構築名を決めたあと、サダイジャをヘビーボールで捕まえなおしました。

スカーフ水ロトム

f:id:poketab:20191202055042p:plain
ダブルレートにて使用

■水ロトム  151-x-128-135-128-147 10まんボルト/ハイドロポンプ/エレキネット/ボルトチェンジ こだわりスカーフ
■ドラパルト 195-156-111-x-104-169 ゴーストダイブ/ドラゴンクロー/そらをとぶ/はがねのつばさ いのちのたま
ホルード  191-97-110-x-98-108  10まんばりき/のしかかり/イカサマ/アイアンヘッド     とつげきチョッキ
ニンフィア 179-x-86-168-151-112  ハイパーボイス/ムーンフォース/マジカルフレイム/みきり   せいれいプレート
ギャラドス 179-193-100-x-121-125 たきのぼり/とびはねる/ちょうはつ/まもる         オボンのみ
ギルガルド 148-99-161-x-161-111  シャドークロー/アイアンヘッド/みがわり/キングシールド   のろいのおふだ

すばやさ判定の仕様変更に着目し、スカーフエレキネットロトムを軸にしたグッドスタッフ。
ロトムは高速エースのドリュウズに強く、「ダイジェット」使いにも有利なポケモンのため、序盤のS変更合戦で一方的に有利になれる。
ロトムのおかげで安心してSを削り、「まもる」すら捨てることが可能になったフルパワー珠ドラパルト
ダイマックスなしでドリュウズドラパルトに勝てるほど対面性能が高く「ダイアタック」でS操作もこなす数値の化身チョッキホルード
・エレキネットの障害になるダイマックスウォーグルの負けん気を逆手に取り「エレキネット」+ちからもち「イカサマ」で一撃処理するルート
など様々なアイデアを盛り込み、週末の時間をすべて使い綿密なダメージ計算を積み重ね完成までこぎ着けたが、

クリアボディドラパルトにエレキネットとダイアタックのSダウンが無効だと気付いて全ての調整が崩壊した。


戦績:1勝0敗
相手がトリパだったので悲劇は起きなかった。

ドリュウズアーマーガア

来たぜガラル地方。
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ダブルレートにて使用。戦績は24勝5敗ですが、マスターボール級へ行くまで+1戦しかしていないので、この数字はあまりあてにならないかもしれません。(いちおうこれを書いている段階でマスターボール級32位)。

【概要】わざわざ「バンドリ」ではなく「ドリュウズアーマーガア」を謳っているのが気になることと思いますが、これは前作までと違ってドリュウズ単体の性能が爆上がりしているからで、まずはそのあたりから説明することにします。

~8世代ドリュウズのここがつよい~
①素早さ判定の仕様変更
素早さを変更する効果のある技や特性を使うと、そのターン中から適用されるようになった。
つまりドリュウズの横にバンギラスを交代出しで投げると、ドリュウズはいきなり爆速で走り出すということです。
この変更により選出の自由度が格段に上がり、具体的にはドリュウズ+アーマーガア(裏にバンギラス)のようなS操作役を前に置く択の広い出し方が可能になっています。

②そもそもS88が結構早い
S種族値の高いポケモン自体は少なくないのですが、FCランドロスやメガリザードンといった強力な構築パーツになりうる中~高速付近のポケモンが少なくなっている関係で、素ドリュウズがそこまで遅くありません。最悪高速アタッカーが出てきても裏からバンギラスを投げればなんとかなりますしね。

ダイマックス時の圧倒的な数値
ダイマックスをしたポケモンはHPが2倍。つまり耐久が2倍になるということなので、よほどの火力を出さなければ1撃で倒すのは非常に困難です。これにより、「1発耐えて重い一撃で処理する」という動きがしづらくなっています。また、「じしん」「いわなだれ」「アイアンヘッド」は全て威力130のダイマックスわざになるため、生半可な耐久では1発耐えることもままなりません。
もっとも数値の高さに関してはダイマックスポケモンに共通して言えることなのですが、ドリュウズの数値をさらに引き上げている要素が次の④です。

ダイマックスわざの追加効果が全部強い
「ダイアース(じしん)」は攻撃後、味方全てのとくぼうが1段階上昇。
「ダイスチル(アイアンヘッド)」は攻撃後、味方全てのぼうぎょが1段階上昇。
「ダイロック(いわなだれ)」は攻撃後、天候がすなあらしになる。
バンギなしで自己完結するダイロックが目を引きますが、それよりも上の2つがとにかく強力で、これを先制して撃つことは「リフレクター」や「ひかりのかべ」を貼りながら超火力技を撃つのと同義です。ダイマックスのHP2倍と合わせると、相手からすれば突然ドリュウズの耐久指数が3倍になるようなものなので、対処に困ってしまいます。①②で説明した通りドリュウズは先制攻撃を仕掛けられる確率が高く、しかもこれが3ターンも続く。


【アーマーガアとの並びについて】f:id:poketab:20191120070058p:plainf:id:poketab:20191120070105p:plain
「いかく」「くさタイプ」「かくとうタイプ」「S操作」をまとめて牽制できるすごいポケモン。順番に見ていきましょう。
まず夢特性「ミラーアーマー」によって「いかく」を跳ね返すことができます。跳ね返せるのはアーマーガアに入るぶんだけなので、ドリュウズ自体にはちゃんと「いかく」が入りますが、ガラルの「いかく」持ちはほとんどが物理ポケモンなので面倒くさいことには変わりないでしょう。
攻撃技は威力の高い「ブレイブバード」。威力が高いだけでなく、ダイマックスわざとして撃った場合には味方全員のすばやさを1段階上昇させる追加効果がついています。
そしてダイマックスを切らなくてもしっかり「おいかぜ」が可能、「ちょうはつ」で相手の「トリックルーム」も止められるとほしい要素が揃っています。ドリュウズがはがね技を打てるおかげで自然と「アイアンヘッド」のない強い構成にできるのが素晴らしい。


f:id:poketab:20191120070058p:plainドリュウズ
186(4)-186(244)-81(4)-x-86(4)-154(252) いのちのたま すなかき
じしん/いわなだれ/アイアンヘッド/まもる
準速サザンドラキュウコン抜き
ダイマックス時、ダイマックスサザンドラの珠かえんほうしゃ+珠ダメージ2回をだいたい耐え

〈解説〉上で言いたいことをだいたい言ってしまった。上からガシガシ殴りながら味方に耐久バフをかける新時代のエースポケモン。タイプ一致技2種類のダイマックスわざがちょうどB上昇とD上昇の効果を持っているという凄まじい噛み合い方で、半分くらいの試合でこのポケモンダイマックスさせていたと思います。言わずもがな全体技エースとしての掃討能力も健在で、別のダイマックスで全体を削ったあとに出すのも強力。
配分は砂なしで上から動ける範囲を可能な限り増やすためまず最速ロトムを抜けるまでSに振り、そこまでいくならということで最速。しばしばドリュウズミラーで突っ込まざるを得ないシチュエーションが訪れるのでそういう点でも強いのですが、初手で突っ込んで同速負けした場合その試合は負けなので覚悟しましょう。

f:id:poketab:20191120070105p:plainアーマーガア
205(252)-112(36)-126(4)-x-145(212)-88(4) たべのこし ミラーアーマー
ブレイブバード/おいかぜ/はねやすめ/ちょうはつ
194サザンドラダイマックス珠かえんほうしゃを確定耐え
〈解説〉ガラルの「おいかぜ」使いの中でもとりわけ優秀なタイプと数値を持っているポケモン。序盤鳥なのに。安全に動けるなら「おいかぜ」、ダメそうならダイマックスして「ダイジェット」を撃つとそれもS操作技として使えるので、非常に安定感がある。威嚇の効かない一致120打点も強く、序盤の展開・中盤のダメージレース・終盤の詰め筋までを全部こなしてくれます。
配分はS操作役としての安定性を重視して耐久にほぼ振り切りましたが、「おいかぜ」や「ダイジェット」後に相手の上を取れなくて困るシーンが目立ったのでSに回す配分も大いにありだと思います。詰め筋になることを意識して持ち物は「たべのこし」、技も「はねやすめ」採用。最後の枠はトリックルームPTへの申し訳程度の対策として「ちょうはつ」。

f:id:poketab:20191125001813p:plainバンギラス
176(4)-203(244)-131(4)-x-121(4)-113(252) じゃくてんほけん すなおこし
かみくだく/いわなだれ/りゅうのまい/まもる
りゅうのまいで最速100族抜き
おいかぜで最速ドラパルト抜き
ダイマックス時205ドリュウズの珠ダイアースを最高乱数以外耐え
A+2ダイアークでB4振りドリュウズを15/16の高乱数一発
A+1ダイロックでH振りダイマックスギャラドスを確定一発
A+1いわなだれでH振りダイマックスギャラドスを高乱数2発 すなあらしが1回入れば確定
A+2かみくだく+砂ダメージ1回でH振りの水ロトムを高乱数

〈解説〉とはいえ、バンギラスはいるでしょ、ということでバンギラス。上2匹の苦手な炎技への切り返し要員で、後投げ「すなおこし」によりドリュウズのSを即座に上げられるポケモン。しかし、実を言うとそれ以外に明確にやることがないので、タイマン性能の高そうな「じゃくてんほけん」「りゅうのまい」型を選択。ここの構成を工夫することでもう少し苦手な構築への抵抗力を得られるかもしれません。

f:id:poketab:20191125004437p:plainウォッシュロトム
157(252)-x-127-125-137(76)-141(180) オボンのみ ふゆう
10まんボルト/ハイドロポンプ/おにび/ひかりのかべ
準速ドリュウズ抜き
残りD振りでできるだけダイマックスサザンドラのダイアークを耐える(83%で耐える)

〈解説〉ここまでの3匹では相手の水タイプがきつい。水対策のポケモンとしては他に草タイプ・トリトドンなども考えられますが、今作は筆頭水ポケモンにひこう技を使用するギャラドスが存在しているため、ウォッシュロトムが自然な選択になると思います。相手のドリュウズに強く、単純に相手が突破困難になりがちなタイプ耐性をしているポケモンなので、このポケモンダイマックスさせて相手に負担をかけていくのも強いです。技は遂行技2つと、重くなりがちな格闘・ナットレイあたりに打ちやすい「おにび」、最後はサザンドラを意識して「ひかりのかべ」としました。全体的に言えるのですが、構築段階でトップメタの一角になるだろうと予想したサザンドラが意外と環境におらず、その点に関して配分や技構成でやや空回りしてる部分がありますね。少し無駄のある努力値配分にしてまでサザンドラを意識したのにこの仕打ちはひどい。最後の技枠は「まもる」でもいいと思います。

f:id:poketab:20191125005741p:plainパッチラゴン
191(204)-136(28)-111(4)-90-104(108)-116(164) じしゃく ちくでん
でんげきくちばし/かえんほうしゃ/みがわり/まもる
準速バンギラス+3
A-1先制でんげきくちばしでH振りのウォッシュロトムを確定2発
A-1先制でんげきくちばしでH振りのダイマックスギャラドスを確定1発(=A-1後攻でんげきくちばしで通常Hギャラドスを確定1発)
かえんほうしゃでH振りのナットレイを確定2発
B+1状態のみがわりがバンギラスのダブルダメージいわなだれを確定耐え
B+1状態のみがわりがA160ナットレイのジャイロボールを確定耐え
D+1状態のみがわりがC172水ロトムハイドロポンプを確定耐え
ウオノラゴンの道具なしドラゴンダイブを確定耐え

〈解説〉ナットレイや相手の水ロトムが重くなっているので、ロトムと差し替える形で選出できる2枚目の電気ポケモンパッチラゴンを採用。準専用技の「でんげきくちばし」は先制で撃つと威力が170になるというトンデモ技で、安全に打てれば相手に大きな負荷を与えることができます。採用理由からナットレイを意識した構成にしましたが、中途半端なSで扱いづらい部分もあったため、単体性能の高い「こだわりスカーフ」型の方が選出しやすくてよかったかもしれません。ナットレイ、結局「でんげきくちばし」で倒したし。サザンドラに縛られる点が重いのではないかという懸念があったのですが、サザンドラが全然いなかったので普通に活躍してくれました。

f:id:poketab:20191125005457p:plainトゲキッス
191(244)-x-116(4)-155(4)-140(36)-128(220) リリバのみ てんのめぐみ
マジカルシャイン/エアスラッシュ/かえんほうしゃ/このゆびとまれ
準速ウオノラゴン抜き
ダイマックス珠サザンドラのダイアークをだいたい2耐え(Dダウン込み)
ダイジェットでH振りのルンパッパを確定一発

〈解説〉最強のトップメタであるサザンドラの対策ポケモンです。わざわざ「ラスターカノン」持ちのサザンドラまで意識して完全に勝てるようにしたにも関わらずなぜかあまり選出できなかった。ニンフィアでないのはナットレイへ打点が高めな点・Sを高く設定しやすい点・ダイジェットでS操作役になるプランを取れる点などを評価したためです。
出せた試合はちゃんと活躍したので強さはあると思います。環境の推移を待て。


【選出】
先発:ドリュウズ・アーマーガア
後発:バンギラスロトム
が基本。困ったらこれでいい。砂に頼らなくてもドリュウズが先制できそうな時はバンギを変えたり、ロトムよりパッチラゴンの刺さりがよさそうな相手にはロトムをパッチラゴンにしたりという感じで。ロトムが刺さっている相手にはロトム・アーマーガアの初手も悪くないです。

【レンタルチームID】
0000 0006 8Y78 27
8世代ドリュウズの使用感などを試したい方がいたらどうぞ。
*レンタルチームのつかいかた
メニューの「VS」から「バトルスタジアム」へ行き、「レンタルチーム」→「レンタルするチームを管理」でコードを入力すればこの構築がつかえます。


【その他】
とりあえずドリュウズが強いことはわかったので、次は別の強力なエースポケモンを軸にした構築にしようかなと思います。
ヒントは「あく・ドラゴン」。それでは。

ジョウト×アローラ使用構築

f:id:poketab:20171218061556p:plain
公式のインターネット大会「ジョウト×アローラ」に参加…したかったのですが、育成が終わったのが大会終了の5時間前という体たらくぶりで、半ば記念参加のような形になってしまいました。一応記録としてPTの内容を記事にしておきます。
ルールは「ジョウト地方までの250匹」と「新アローラ図鑑に載っているおよそ400匹」が使えるダブルバトル

リザードン  陽気AS    フレアドライブ/かわらわり/おいかぜ/まもる      リザードナイトX
ライコウ   臆病HCS   10まんボルト/めいそう/リフレクター/まもる     デンキZ
ワルビアル  意地ADS   じだんだ/はたきおとす/いわなだれ/ばかぢから    こだわりスカーフ
テッカグヤ  意地AS    ヘビーボンバー/ばかぢから/じだんだ/ニトロチャージ  こだわりハチマキ
カプ・テテフ 控えめHBCS サイコショック/ムーンフォース/めいそう/まもる    マゴのみ
カプ・レヒレ 控えめHC  ねっとう/ムーンフォース/ちょうはつ/まもる      せいれいプレート

 スカーフランドロスが使えないルールなのでカプ・コケコとリザードンが幅を利かせると予想し、それらに強いリザードンXを中心にしたPTを組みました。クレセリアも使えないためトリックルームPTは種族値の低い構築になりやすく、それにも壁と数値で勝負できるという算段です。

 ただ、実際にトリックルームPTのだいたいのパーツとは問題なく勝負できたのですが、はらだいこカビゴン単体がひたすらキツく、少ない対戦数の中で2回も太鼓カビゴンに試合をもっていかれました。それを抜きにしても、耐久無振りリザードンが後発に置きづらかったり、欲張って瞑想を採用したライコウがイマイチだったりと、単純に構築が弱かったです。
 テッカグヤカプ・テテフの型は単体性能が高く、全国ダブルにも持っていけるパワーを感じたのでそこが収穫でしょうか。


戦績は12勝3敗。カビゴンに2敗したうちの1戦は、トレーナーに懐いていないおんがえしカビゴンでした。