クラシエの「
防風通聖散」を止めて、大鵬薬品の「
扁鵲(へんせき)」に替えた。理由は、以前も書いたように自分は固太りでも水太りでもあるような気がして、「
防風通聖散」と「
防已黄耆湯」のどっちを飲めばいいかよくわからなかったこと。そして、「
扁鵲(へんせき)」は両方に効くという一文をどこかで見たこと。「脂肪過多症」に効くと箱にデカデカ書かれると恥ずかしいと同時に「これは病気なんだぞ!」という誇らしい気持ちになる。薬局でも生理ナプキンを買う時のように外に見えない袋に入れてくれたよ.....。
これもやっぱりネットで見ると反響は様々。ただの下剤だという話もあるし、まったく効かないという声も強い。漢方は使い続けることが大事だそうで、早々に結果が出る人もいれば、2か月以上してから変化がある人もいる。ただ、脂肪を燃やすというより、脂肪を燃えやすくする効果があるようなことは書いてあった。
ブレンドすることで得られる効果はまた別にあるのかもしれないが、ひとつひとつの成分を見る限り、消化機能の亢進、利尿作用、排便作用などなど、デトックス的なのかなあと思える。水曜から飲み始めて4日間。気のせいと言われればそれまでなのだが、体重が変化しなかった金曜までの3日でも脇腹あたりが相対的にすっきりし、きつかったパンツが楽になった。あたしは本当にお目出度い人かもしれないけど、まじで。
ところで「
防風通聖散」と「
防已黄耆湯」と「
扁鵲(へんせき)」の違いや、どれが自分に適しているかは、漢方薬局や漢方を処方してくれるお医者さんに聞いた方がいいでしょうね。
【タクシャ末】(0.86g)
オモダカ科サジオモダカの塊茎を乾燥し粉末にしたものです。味は甘く、寒性です。精油、アルカロイドなどを含んでいます。利尿、コレステロール降下、血糖降下、抗脂肪肝などの作用があり、尿利の減少または頻数、めまい、口渇などに漢方方剤として用いられます。五苓散、猪苓湯、沢瀉湯などは代表的な漢方薬処方です。
【ショウキョウ末】(0.43g)
ショウガ科ショウガの根茎を乾燥し粉末にしたものです。味は辛く、微温性です。辛味成分としてzingiberin、芳香成分として
zingiberene、zingerolなどの精油を含んでいます。発汗、解熱、止嘔、健胃、鎮咳などの作用があります。外感風寒、胃寒による嘔吐、食欲増進、消化機能の亢進、気管支カタルなどに用います。しょうが湯、桂枝湯、半夏厚朴湯、小建中湯、二陳湯などは代表的な漢方薬処方です。
【ケイヒ末】(0.43g)
クスノキ科ケイヒの樹皮を乾燥し粉末にしたものです。若枝を乾燥したものが桂枝です。ニッキ、シナモンともいいます。味は辛く、温性です。主にケイヒ油を
含んでいます。発汗、解熱、鎮痛、健胃、抗菌などの作用があります。外感風寒、風湿による痺痛、水湿の停滞による水腫・痰飲などに用いられます。桂枝湯、
葛根湯、桂枝茯苓丸、柴胡桂枝湯などは代表的な漢方薬処方です。
【ボタンピ末】(0.43g)
キンポウゲ科ボタン(Paeonia suffruticosa
Andr.)の根皮を乾燥し粉末にしたものです。中国西部原産の低木で、花木として広く栽培されています。味は苦辛く、性は微寒です。
【サイコ末】(0.86g)
セリ科ミシマサイコの根を乾燥し粉末にしたものです。中国産は北柴胡、唐柴胡、日本産は三島柴胡が現在市場で流通しています。味は苦く、微寒性です。
bupleurumol、phytosterol、脂肪酸などを含んでいます。解熱、鎮静、鎮痛、抗菌、抗ウイルス、利胆、抗脂肪肝、腸蠕動促進などの作用があります。感冒時の消炎・解熱、胸苦しさ、脇痛(胸脇苦満)、月経調整、精神的ストレス、脱肛、子宮脱、マラリアの往来寒熱などに用います。小柴胡
湯、柴胡疎肝湯、逍遥散、補中益気湯などは代表的な漢方薬処方です。
【ショウマ末】(0.43g)
不明
【ダイオウ末】(0.43g)
タデ科大黄の3年以上の根茎を乾燥し粉末にしたものです。寒性の瀉下薬として、熱積の便秘に適用します。大黄の性は寒のため、瀉下作用を寒証のタイプに使用する場合は細辛、附子、干姜などの温薬を配合して使用範囲を拡げます。また、排便前後の腹痛を緩らげるために甘草を配合します。
出産前、産後、月経時、授乳中の使用は禁忌です。
【カンゾウ末】(0.43g)
アメ科カンゾウの根を乾燥し粉末にしたものです。味は甘く、平性です。グリチルリチンなどを含んでいます。薬性の調和、補中益気、抗炎症、抗化膿、平滑筋
の痙攣の緩解、鎮咳、去痰などの作用があり、生甘草は清熱解毒作用が強く、炎症・化膿症・湿疹・感冒・発熱・乾咳などに用い、炙甘草は補中益気作用が強い
ので、胃寒・血虚・陰虚に対して補益薬に配合して用います。
【シャクヤク末】(0.43g)
ボタン科シャクヤクの根茎の外皮を除去し乾燥し粉末にしたものです。味は苦く、微寒性です。精油、脂肪油、benzoic
acid、タンニン、paeoniflorinなどを含んでいます。補血、鎮痙、鎮静、止汗、利尿作用などがあります。四逆散、芍薬湯、芍薬甘草湯などは
代表的な漢方薬処方です。なお、赤芍薬は活血去おの作用が強く、白芍薬は鎮痛・鎮静の作用が強いので、選択の必要があります。
【チョレイ末】(0.86g)
サルノコシカケ科チョレイマイタケの菌核を乾燥したものを薬用とします。味は甘く、平性です。エルゴステロール、非晶形多糖類、ビオチンなどを含んでいま
す。利尿・消炎の作用として、水腫や湿熱の症状(尿量減少、排尿痛、血尿、下腹部の張りと痛み、下痢、口渇など)に用います。猪苓湯、五淋散などは代表的
な漢方薬処方です。
【ハンゲ末】(0.43g)
サトイモ科の多年草、カラスビシャクの球根を用いたものです。理気・止嘔・去痰の効能があり、悪心・嘔吐・消化不良・咳嗽・不眠などに用いられる。半夏の性質は温で燥湿の作用もあるため胃内停水などの痰飲や嘔吐の常備薬である。なお半夏の毒性による口腔内のしびれ感や灼熱感・嗄声などには生姜を用いるとよい。
※ハンゲ末の説明は
三牧ファミリー薬局様から拝借
※それ以外は
百花園漢方薬局様から拝借