4月は約630km

今月は約630kmとある程度の距離を乗れたのでメモ的に(約としたのは、誤って削除してしまった70km程度ログがあるからです)。

自動車との並走や信号による停止などのストレスを回避しようとすると、結局は荒川から川島町の田園地帯しか走らなかったです。これは、これからもそうなると思います。

 

久しぶりに(10年以上ぶりと思われます)慈光寺のわんこ坂を登ったあたりに漠然としたやる気があるようには感じました。わんこ坂の由来には諸説あるようです。「短いからわんこそばのように何度も登れる」は実際に登ってみるとちょっと違うような(それは勘弁してください、って思います)。

1.85kmで222mを獲得して平均勾配が12.5%。Garmin Connectで見ると12%台が続いている感じですが、コーナーのイン側だと20%はありそうな感じです。

これを登ったあとだと、鳩山町の農村公園通りの通称「三段坂」から物見山の裏側へ抜けるのが少しだけ楽に感じるから負荷は偉大なのかも。

 

5月は目標1,000kmとして努力して乗ってみたいと思います。

 

DE RONDE

f:id:takeoekuni:20210411095333j:plain

今年のロンド・ファン・フラーンデレン(以下、RVV)も終わったところで、先週はまぐれ的に見つけたRVVを題材にしたテレビドラマを見ていました(私の得意とするところの、いつものついうっかり的なやつです)。

 

VRT(フランドル放送協会)とWoestijnvisの共同制作による全7話(実際の放送では9話だったものを後に販売されたDVD販売向けに編集したもの)がYouTubeに「公式」にアップされていました。 

 脚本はフランドルのテレビディレクターのヤン・エレン氏。

Paaszondag, 4 april 2010.

 

In Brugge maken meer dan 200 renners en hun entourage zich klaar voor de 94ste Ronde van Vlaanderen.

 

Een zee van supporters wacht hen op langs het parcours, miljoenen anderen volgen Vlaanderens mooiste op radio of televisie.

 

Met de koers als achtergrond vertelt deze negendelige fictiereeks het verhaal van een aantal mensen die net als de renners vandaag alles te winnen of te verliezen hebben.

 

2010年4月4日、イースターの日曜日

 

ブルッヘでは200人以上の選手とそのスタッフが94回目のロンド・ファン・フラーンデレンの準備をしています。

 

コースに沿ってたくさんのサポーターが、その他にも何百万もの聴衆がラジオやテレビでフランダースの素晴らしさを待っています。

 

レースを背景にした9部構成のフィクションは、今日レースを走る選手のように全てを得る人々、全てを失う人々の物語です。

YouTube概要ページGoogle翻訳を元に拙訳。) 

 

ネタバレしない程度に書いてみると、2010年4月4日の日曜日、フランドルの人々のストーリーがレースとともに展開していきます。

RVVのテレビ中継の準備をするヴェラ、ひき逃げにあってブルッヘの病院に搬送されるヤナのシーンから物語は始まります。

そして老夫婦のノラとルー、そしてルーの弟の司祭のリック、妻子とは別居している変わり者のピーター、彼の隣人の老夫婦のレディーとシモーネ、レースのスポンサーであるディラマック社からVIPの招待を受けたディーター、コース沿いの売春宿・ハバナの仕事を手伝う小人症のジミーなど、それぞれの登場人物がそれぞれの場所でレースを観戦し、互いにどこかで繋がりつつ、その日を終えるストーリーです。

オランダ語Wikipediaの記事もご参照ください。De Ronde - Wikipedia

 

YouTubeの動画はこちらにリンクしておきます。

 

フランドルのローカル番組なので全編フラマン語ですが、英語字幕が用意されているのでそちらを選択して見るとだいたいわかると思えます。

一話あたり52分程度なので、私は通勤時間や昼休みを利用して視聴してきました。ストーリーの展開に引き込まれ、途中からは次の話が楽しみで仕方なくなり、1週間で全話見終えることができました。

なお、4話だけ長くなっているのは同じものを2回アップしているためのようです。

 

レースのシーンは実際のテレビ放送のスポルザのコメンタリー勢が登場したり、チームカーの中のシーンもあり、観戦ポイントにビールをケース単位で持ち込む観客も映していたりで、そのあたりも貴重な感じです。

2010年のRVVはカンチェラーラボーネンのアタックが印象的でしたが、それもストーリーの組み立てに上手く取り込んでいます。

 

そして個人的に重要だと感じたのは、RVVはイースターのお祭りのひとつなんだなあ、と。

レース中継が始まるシーンでミシェル・ウィッツさんが「イースターおめでとう!ロンド・ファン・フラーンデレンにようこそ!(英語字幕から拙訳)」と語るシーンが特徴づけていると感じました。

 

ぜひご覧あれ。

2月まとめ

今月のアクティビティは自転車が338.24km、トレッドミルが66.85kmでした(トレッドミルだけでこれだけ走ったのは人生初かも)。

自転車は懲りもせず、相変わらず荒川右岸を北上して左岸を南下するルートで。火曜日の天皇誕生日の休みを利用して乗りに出た時がたぶん一番辛かった気がします。

さいたまのアメダスで10:40に風速9.5m/sを記録していました。時速に直すと34.2km/hの風で押し戻されるわけで、往路はひたすら39T×25Tで回し続けるだけでアベレージで20km/h出なかったぐらいでした。

信号に遮られることもなくひたすら走っていられるのが単純に嬉しいので続いているように思います。

 

この日は日本気象協会の花粉飛散予報では「少ない」だったのですが、強風で飛んできたのかアレルギー性鼻炎が悪化してしまいました。3月はトレッドミルだけやることになりそうです。

 

アレルギー性鼻炎については、スギ・ヒノキ以外もほぼ全てで反応が出る状態で、ノバルティスファーマの特設サイト、重症花粉症ドットコムURIが.comでないというツッコミは置いておいて)に症状を入れると重症扱いでした。

この時期は持続性があることと日中は眠気がこないフェキソフェナジン塩酸塩を含む錠剤でしのいでいるのですが、花粉の飛散量が多いと気休め程度の効果しかえられません。

それなりに効果のある抗ヒスタミン剤としては、メチルエフェドリン塩酸塩(総合感冒薬によく含まれているので薬局で手に入りやすい)とか糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモン)などもありますがいずれもWADAのコードで競技中の使用は禁止されているのでずっと敬遠してきたところです(糖質コルチコイドは競技力向上の扱いですが免疫抑制なので、負荷をかけている時に投与すると余計に悪化しそうな気がしなくもないのですが)。

先に書いたノバルティスファーマのサイトは、一昨年に承認を受けたモノクローナル抗体製剤の売り込みなのでしょうが、少し気になっているところです。

1月まとめ

この冬は帰省をしなかったので元旦から運動ができ、よいスタートを切ることができました。

アクティビティはサイクリング6回(417.72km)とトレッドミル13回(57.51km)でした。平日の朝にジムでトレッドミル、土曜日と日曜日でサイクリングという流れで。

以前のように平日の朝にサイクリングというのは出かけるまでの時間におさまりきらなくなってきました。でも何かしておきたく、「しないよりは何かしたほうが良い」というレベルです。そして寒い時期に早朝から外で何かをするのはあまり効率的ではない、という理由でトレッドミルをやってみることにしました。

空調の効いたジムでしっかり汗をかいて体温を上げたところで、外の寒い空気でととのえるサウナ的な感覚がたいへん心地よいので続いているような気がします。

 

サイクリングは荒川方面でした。

練馬区からは朝霞市街を抜けることになるのですが、なるべく車の影響を受けないルートをいくつか試してみました。

荒川右岸のサイクリングロードが分断されてしまい、左岸を北上することが大半ですが、地図を眺めているうちに途中から信号のないルートがとれることにも気がつきました。

一時停止や踏切はありますが、志木市下宗岡の秋ヶ瀬運動公園入口交差点を起点にして、荒川左岸を北上して入間川沿いの川越狭山自転車道へ入り、荒川へトラバースして上尾橘高入口交差点まで約32kmの間、信号がなかったです。

後半は荒川右岸の信号の少ない箇所を繋げて約50kmほどになります。Garmin Connectでルートを引いてみました。

グループライドで走るようなルートではないですが、今の時期のエアロビックな閾値で一人で淡々と走るには向いているような気がして、ここ最近気に入っています。

三が日まとめ

本年もよろしくお願いします。それとなく以前のような日記的なエントリーを。

COVID-19の影響で帰省はとりやめましたが結果的にだらだらとすることなく過ごせたのはいわゆる怪我の功名的な何かだったのでしょうか。

元旦は金曜日だったので、初日の出の前に普段の金曜日どおりの時間でご近所の24時間営業のジムへ行って、軽めのベンチプレスとトレッドミルを。

 

2日は初乗り。入間大橋まで63km。快晴で荒川峠の出現もありませんでした。

3日は少し距離をのばして物見山まで。再び快晴でほぼ無風。復路でわずかに遠まりして107km。

ターゲットにしていたスレッショルド手前の心拍数で走れたのでよかったです。

一晩寝ればリカバリーできるのだし、日本のお正月的な三が日かけて休む風習は以前から無駄と感じていたのですが、10年以上ぶりにストレスなく過ごせた感じでよかったです。

今年はこの勢いを維持して少しでも多めに乗れるとよいかなあ、と。

自転車競技のロード・レースを体系化するための個人的メモ

いわゆる日本国内で行われている一般参加のレースは別のものとして、競技規則の側から体系化してみるためのあくまでもメモ書き。

レースのテレビ中継の何かだけを切り取って説明するのではその先のことが見えてこなくなるような気がしたので。

 

ロード・レース:いわゆる道路を使って行う競技。あえて「・」を入れて区切って書きます。屋外の道路で行われるので、地形や気候の影響を受ける。

と書いたところで、この一文だけですでにたくさん派生させなければいけないことがでてきている。例えば勾配や路面の状況に加えて、地域の気候(これは最終的に世界の気候変動について語らなくてはいけなくなる)やその日の天候のことまで。

その話はひとまず置いておいて、ずっとあとで説明したほうがよいような。

 

一斉にスタートして、フィニッシュの着順で勝敗を決める。

タイムトライアルは個人またはチームごとにスタートして、フィニッシュまでに要した時間で勝敗を決める。

クリテリウムは着順もしくはポイントで勝敗を決める。

種目を大きく分けると、

ワンデイ・ロード・レース(1日だけ開催されるレース)

個人タイムトライアル

チーム・タイムトライアル(最近混合リレーができた)

ステージ・レース(複数日にかけて開催されるレース)

クリテリウム

インデヴィデュアル・レース

その他のレース(ここにいわゆる一般参加のものが入ってくる)

 

国際競技日程。オリンピック競技大会・大陸競技大会・世界選手権・大陸選手権・ワールドツアー・コンチネンタルツアー・女子エリート。

 

チームの大系(ワールドチーム、コンチネンタル・プロチーム、コンチネンタル・チーム、ナショナル・チーム、クラブ・チーム)でそれぞれ出られるレースが別れている。

 

UCIポイントとその目的。

 

だいたいこれらについて、その下に関係したことを話せるほうがよさそうな。以上メモでした。

Longest Day Ride 2020

夏至にちなんで、日の出から日の入りまでロングライドをしてみたい、という思いは何年も前からあったのですが、今回初めて実現しました。

ずっと"Stay Home"な状況で3か月近くまる一日外出することもなかったので、留守にしやすかったのと、天気が味方してくれた、というのがその理由でしょうか。

いくつか温めていたプランがあったのですが、今回は東京都内をたくさん走ってみようと。新型コロナウィルスによる他県への移動の自粛の呼びかけの話があった頃に、住んでいる東京都から越境しないでどのくらい走れるものなんだろう、という素朴な疑問から、引いたルートがベースになっています。

大まかな流れとして、練馬を出発して奥多摩へ行き、五日市へおりて八王子・町田へと抜け尾根幹を北上して多摩川を下り、荒川を上って練馬へという感じで。後半に平らな区間を設けたのは、いつでも時間調整ができるあたりを狙った感じです(実際に有効でした)。

せっかくなので、比較的家から近い石神井公園をスタート/フィニッシュ地点にしてイベント感を出してみました。

3:00に起きて着替えてタイヤに空気を入れて、ひととおり準備ができたところで朝ごはんを食べて、家を出ました。

f:id:takeoekuni:20200620042131j:plain

この日の東京都の日の出の4時26分に合わせて石神井公園をスタート、まずは富士街道を経由して新青梅街道で青梅へ。西武新宿線と空掘川を越える栄町陸橋は自転車通行禁止なのですが、今回は久米川駅のほうを迂回するルートで回避してみました。

微妙な向かい風の中、6時前には青梅に到着。そのまま青梅街道を西へ。まだ日が登り切る前でわずか霧が流れ、視界の先には快晴の中、のぼったばかりの太陽の日差しを受けた山々が見えてそれだけでも気持ちが盛り上がります。

f:id:takeoekuni:20200620062724j:plain

そして、古里にある通称「いつものセブン」ことセブンイレブン奥多摩古里店で最初の補給を。

 ひと休みして、ヒルクライムが本格化していくのでまずは小河内ダムを目標に。水根本宿線に入り大麦谷トンネルを避けて小河内ダム堤体のほうへ。空気が澄んでいて心地よい感じです。

f:id:takeoekuni:20200620071702j:plain

そして都内の舗装路としては最高峰な奥多摩周遊道路へと。ゲートが開くまで15分ほど待つ感じになりました。

f:id:takeoekuni:20200620075907j:plain

f:id:takeoekuni:20200620083445j:plain

ヒルクライムそのものが久しぶりでかなりしんどかったのですが、気持ちのほうが勝った感じで登り切りました。都民の森に立ち寄ったのですが、その後の下山中も含めてグループライドの方がたくさんで新鮮でした。たぶん70人くらいとすれ違ったのでは。

f:id:takeoekuni:20200620090502j:plain

五日市から高尾へ向かい町田街道へと抜けたのですが、なかなかの渋滞区間でした。町田街道に「レンタルヤギ」の看板が見えて山羊が飼われていたのですが、その先が八木重吉記念館だったという何かのオチのようなものを感じて渋滞にもめげず、尾根幹へ。
尾根幹は何度か走っていたのですが(そしてその度に「霊感・尾根幹・第六感」というフレーズが心に浮かんでしまう)、北上するのは最初の登りがしんどいだけで比較的リズム感のある高低差のように感じました。

一気に走りきって、ちょうどお昼になったので、矢野口のCROSS CAFFEEで大休止。メニューにクリームソーダがあったので満喫。

f:id:takeoekuni:20200620123624j:plain

そして壁に控えめに書かれたいるマリアンヌ・フォス他のサインを拝んでいよいよ後半へ。まずは多摩川を降って羽田まで。

f:id:takeoekuni:20200620131153j:plain

多摩川といえば多摩川サイクリングロードと思ったのですが比較的概念に近い道で、左岸の東京側は途中で分断されて右岸へと移らないといけないようなルートです。多摩堤通りなどにところどころで離脱して羽田まで。
先々週予習しておいたので比較的スムーズに大鳥居に。穴守稲荷の移転の歴史など奥深い史実がある場所です。

f:id:takeoekuni:20200620142921j:plain

ここまでで173kmほど。時刻は14:30でスタートから10時間を過ぎているのに200kmに到達していませんでした(つまりグロスでアベレージ20km/hを大きく下回っていました)。
この先はショートカット中心で。産業道路から国道15号へ抜け、銀座の歩行者天国に巻き込まれ、築地で新大橋通りへと抜け、葛西橋通りから荒川へ。当初予定していた江戸川サイクリングロードを一部北上するプランは無理と判断。

小松川橋でようやく200kmに到達。

f:id:takeoekuni:20200620155903j:plain

そして黄昏の中、高島平に到達して、あとは先週下調べしていた、埼玉県に入らない絶妙なルートで練馬区に戻ってきました。最後は煮え切らない渋滞ばかりでしたが、スタート地点と同じ石神井公園に18時過ぎにフィニッシュ。237kmを走り切りました。

f:id:takeoekuni:20200620181346j:plain

実際の経過時間に対して、走行時間が75%程度でした。大休止をのぞいてもかなりのロスがあるのは途中何度も止まった信号や、渋滞の影響と見てよいのかなあ、と思います。

後半に端折らざるを得なくなった江戸川のあたりなどを含めて、またいつか走ってみたいと思います。

STRAVAのログとReliveで作成したルート概要をご参照いただければ幸いです。


Longest Day Ride 2020