strollers memo

1.5M ratings
277k ratings

See, that’s what the app is perfect for.

Sounds perfect Wahhhh, I don’t wanna

この2人の立ち合いを異種格闘技戦にたとえると、松尾氏はフットワークの軽いボクサーである。山下氏ほど自身のキャラのイメージを気にする必要がなく、裏方と演者の中間のようなポジションもそのフットワークの軽さの一因である。軽いステップで動き、的確にジャブを繰り出し、自分のリズムを作って試合の主導権を握っていく。


 対する山下達郎選手は“路上の伝説”的なカリスマである。格闘技の心得があるわけではないが場数と築いてきたキャリアと人気から来るすごみがあり、「当たったらすごいけど当たらないこともある」一撃が週に1度のペースで繰り出される。


 松尾氏のマイクパフォーマンスで呼び出され、それに応じる形でリングに上がった山下氏は、自分なりの流儀で全力で松尾氏の相手をしようと、口に仕込んでいた毒霧を吹きかけて見舞ったところ、観客から「いくらなんでも毒霧はありえない」「毒霧が客席にかかった」と大ひんしゅくを買っている――これが現在の松尾氏vs.山下氏の個人的なイメージである。


 試合巧者は、圧倒的に松尾氏である。まず「ジャニーズ性加害を追及する」という立ち位置から正義・大義は松尾氏側にある。さらにコラム内で山下氏を人間的に敬愛してきたことなどに触れて人情にも訴えて世論を味方につけているが、「達郎さんを敵対視していない」と公言しつつも「残念です」を連発したり、結構な情報発信量で山下氏を下げて見せるような試みが行われているフシも見受けられる。フェアプレーを装いながら、観客の見えにくいところで頭突きやひじ打ちを入れてダメージを与えていっているようにも映るのであった。

otsune
sichisei

“男性メークさんが「オネエ」を装っていた理由  イメージは、ただの虚構でしかない。だが、そのイメージに知らず知らずのうちに支配される。そのイメージという魔物が、男性の看護師たちを苦しめる。  特に、看護婦さんという呼称や、白衣の天使といった「女性の仕事」というイメージが看護師の仕事自体にあるだけに、“男性へのイメージ”が、一段と強まっていく。  「もっと男性が増えれば、自然と変わっていくんじゃない?」。こう思う人もいるかもしれない。  でも、数だけでは変わらない根深さが、「イメージ」にはあるようにも思う。  例えば、スタイリストさんやメークさんも、もともとは女性の仕事だったが、今ではかなり多くの男性たちがいる。  そんな男性たちの多くは、「オネエ」だ。いや、これといったデータが存在するわけではないので、断言はできない。だが、「オネエ」っぽい人が多いという印象が私にはあったし、そう思っている人は結構多い。  私が以前、テレビのお仕事をメーンでやっていたときにお世話になっていたメークさんも、「オネエ」だった。いつもオネエ独特の話し方をし、よく新宿2丁目の話を面白おかしくしてくれていた。  ところが、あるとき、そのメークさんがカミングアウトした。「私ね~~、ホントはオネエじゃないのよ! フツウのオッサンなのよ」と。  結婚もしていて奥さんもいる。子供も2人いる。よく飲むのは、新宿2丁目ではなく新橋の焼鳥屋。趣味は海釣り。学生時代はラグビー部。「オネエ」のかけらもない。バリバリのマッチョだったのである。  「メークってオネエが多いって、思われてるでしょ? でもね、実際には私のようにふりをしている人もかなりいるの。私も最初は、オネエのふりなんかしてなかった。でも、女性が多い職場だから、男に対して排他的な雰囲気があってね。『男のくせにメークなんて』とか、『メークになる男性は、女性っぽい』というイメージが、同業者にも世間にもあった」  「タレントさんによっては、メークが男だと嫌がる人もいる。だから、いつの間にかオネエを演じるようになった。最初は、『オレ、何やってんだろ?』って、思うこともあったんだけど、オネエのふりした方が仕事がしやすかったの。オネエを演じている方が気を遣わなくていいことが増えたし、“男”で働いているときに感じたストレスが明らかに減ったの」  「でもね、それが結構いやになることもあってね。オネエのふりしているのが嫌になって、いい腕をしているのに辞めちゃう人も多い。ウツになっちゃう人だっているしね。なんていうか、自分が何者か分からなくなるのよね。職業に性別は関係ないのにね。変な話よね」  こう話してくれたのである。”

「私は“オネエ”じゃないの!」 黒一点の彼らが抱える「男性問題」の深淵:日経ビジネスオンライン (via yukiminagawa)

kogumarecord
kogumarecord

紆余曲折あり、今ではすっかり忘れ去られてしまった印象のTumblr。だが、実はここ最近、Z世代(1990年後半から2010年代初頭までに生まれた人々)による利用が増加しているのをご存じだろうか。Tumblr CEOのジェフ・ドノフリオ氏は2022年1月、米雑誌「The New Yorker」の取材で、Tumblrのアクティブユーザーの48%、そして新たに利用を開始したユーザー(時期に関する言及はなかった)の61%がZ世代であることを明かした。

忘れ去られた「Tumblr」に復活の兆し──大手SNSに疲れたZ世代の避難場所として利用急増 | DIAMOND SIGNAL

clione
clione

“ 35歳以上になったら、 :若い時のように運動すればすぐに体力が戻る、ということはもうない :若い時のようにしばらく運動していなくても、体力が衰えない、ということはもうない :毎日運動し続けないと体力の現状維持すら困難 :運動を怠った時、体力の低下は予想以上に急激 以上は明白なことであるけど、より実感した。ここまであっさりと落ちるとは、なかなか危機的である。”

hilihiliのhilihili: 坂を走って登れない (via ginzuna)

genron-voices

なぜ日本を良くしたいと思うのですか?

genron-voices

<ゲンロン友の声>

こんにちは。都内の男子高校生です。質問なのですが、東さんはなぜ日本を変えようと、世界を良くしようと考えるのですか? 今の日本の状況が深刻であり、また現代の人類が多くの問題を抱えている事は理解しています。しかしそれらを考える事や、変えようと何か行動をおこす事は、非常に憂鬱で大変な事だと思います。(多くの人は変わることを望んでないし、自分さえ良ければ世界なんてどうでもいいと思ってる。正しいことを言っても理解してもらえないし、変化の兆しは全く見えない。) 生前の行いが死後どう影響するのかというのは、私たちが人間である限りわかりませんよね。それに東さんは人生は一度きりであると考えているようですが、ならいっそ、世界の最適化(みんなが幸せな社会を作ること) なんて放り出して、自分の人生の最適化だけに労力を注ぐという風にはならないのでしょうか。それでも啓蒙を続ける、そのモチベーションは何ですか? ( 昨年度 「ゲンロン0」 「ゆるく考える」 を読ませていただきました。応援しています。)  ( 東京都・10代・男性・非会員)

image

質問ありがとう。で、いきなり出鼻をくじくようだけど、ぼくはそもそも日本を変えたり、世界を良くしたりしようと思ってないんですよ。というか、この30年、日本を変えるとか世界を良くするとかいっていたひとの多くが詐欺師で口先だけという現実を見てきたので、そういう話にはもうほとほとうんざりしているというか……。よく言っていることなのですが、ぼくは1971年生まれで、高校2年の冬に昭和が終わり、高校3年の秋に冷戦が終わり、はじめて選挙権をもっての衆院選では細川内閣が誕生してるんですよね。おまけに20代ではインターネット革命が起きて、もう社会も文化もじゃんじゃか変わってきた。だから、日本は変わる、世界は変わるということには、ひと一倍期待を寄せて生きてきたんです。実際選挙だって、毎回それなりに考えて、この四半世紀、一貫して非自民勢力に票を投じ続けてきた。しかし、で、その結果が現在でしょう。自民党は圧倒的に盤石だし、日本はあいもかわらずの民度ミニマムのセクハラ国家ですよ。今回の参院選も一部ではなにかが盛り上がっているようですが、数年前にも選挙フェスとかいろいろありましてね、そういう繰り返しを見ていると、もうなにもかも虚しくなってくるわけです。だから、ぼくはいまはゲンロンに閉じこもってしまっている。ツイートでもシニカルなことしか書かない。つまり、おっしゃるとおり、「世界の最適化なんて放り出して、自分の人生の最適化だけに労力を注ぐという風に」なっている。——が、しかし同時にここで考えなければならないのは、ぼくはいま、48才だからこうなんだということでしてね。あなたは高校生で18才だそうじゃないですか。さきほども言ったとおり、ぼくは高校生のころ、昭和が終わり冷戦が終わり、やはりいろいろなことを期待しました。そしてそのときに期待して、いろいろ努力したからこそ、いまのぼくがある。もし18才のころ、むかしのぼくがいまのぼくのようになにもかも諦めていたのだとすれば、それはもういまのぼくも存在しないに違いない。というわけで、48才のぼくとしては、18才のあなたに対して世界なんて変わらないというほかないけれども、それにあなたは耳を傾ける必要はないと思います。繰り返すけど、ぼくは、世界は変わるかと尋ねられれば、絶対に変わるはずがないと答える。それがもっとも誠実で正直な答えだと思うから。世の中には、若者に対してやたらと期待を煽る中高年が多いですが、ぼくに言わせれば、彼らはみんなバカか詐欺師かどちらかです。あるていど長く生きていれば、世界がそんな単純じゃないことはわかっているはずです。ぼくはそういう嘘はつきたくない。でもね、それを無視するのもまたあなたの自由です。というか、おそらくは無視しなければ、あなたはなにもできません。というわけで、あなたは、自分のために、ぼくの話など無視するべきだと思います。いいかえれば、「自分の人生の最適化」のためにこそ、「世界の最適化なんて放り出」すことはしないべきだと思います。それは逆説的なことなのですが、人生とはそういうものです。(東浩紀)