南硫黄島は半径約1km、標高約1kmの小島である。これは平均傾斜45度の急勾配の島ということを意味する。45度は四捨五入すると50度である。50度は四捨五入すると100度である。100度といったらすでに垂直を超えており、この島の地形の厳しさを如実に示している。
“男性メークさんが「オネエ」を装っていた理由 イメージは、ただの虚構でしかない。だが、そのイメージに知らず知らずのうちに支配される。そのイメージという魔物が、男性の看護師たちを苦しめる。 特に、看護婦さんという呼称や、白衣の天使といった「女性の仕事」というイメージが看護師の仕事自体にあるだけに、“男性へのイメージ”が、一段と強まっていく。 「もっと男性が増えれば、自然と変わっていくんじゃない?」。こう思う人もいるかもしれない。 でも、数だけでは変わらない根深さが、「イメージ」にはあるようにも思う。 例えば、スタイリストさんやメークさんも、もともとは女性の仕事だったが、今ではかなり多くの男性たちがいる。 そんな男性たちの多くは、「オネエ」だ。いや、これといったデータが存在するわけではないので、断言はできない。だが、「オネエ」っぽい人が多いという印象が私にはあったし、そう思っている人は結構多い。 私が以前、テレビのお仕事をメーンでやっていたときにお世話になっていたメークさんも、「オネエ」だった。いつもオネエ独特の話し方をし、よく新宿2丁目の話を面白おかしくしてくれていた。 ところが、あるとき、そのメークさんがカミングアウトした。「私ね~~、ホントはオネエじゃないのよ! フツウのオッサンなのよ」と。 結婚もしていて奥さんもいる。子供も2人いる。よく飲むのは、新宿2丁目ではなく新橋の焼鳥屋。趣味は海釣り。学生時代はラグビー部。「オネエ」のかけらもない。バリバリのマッチョだったのである。 「メークってオネエが多いって、思われてるでしょ? でもね、実際には私のようにふりをしている人もかなりいるの。私も最初は、オネエのふりなんかしてなかった。でも、女性が多い職場だから、男に対して排他的な雰囲気があってね。『男のくせにメークなんて』とか、『メークになる男性は、女性っぽい』というイメージが、同業者にも世間にもあった」 「タレントさんによっては、メークが男だと嫌がる人もいる。だから、いつの間にかオネエを演じるようになった。最初は、『オレ、何やってんだろ?』って、思うこともあったんだけど、オネエのふりした方が仕事がしやすかったの。オネエを演じている方が気を遣わなくていいことが増えたし、“男”で働いているときに感じたストレスが明らかに減ったの」 「でもね、それが結構いやになることもあってね。オネエのふりしているのが嫌になって、いい腕をしているのに辞めちゃう人も多い。ウツになっちゃう人だっているしね。なんていうか、自分が何者か分からなくなるのよね。職業に性別は関係ないのにね。変な話よね」 こう話してくれたのである。”
— 「私は“オネエ”じゃないの!」 黒一点の彼らが抱える「男性問題」の深淵:日経ビジネスオンライン (via yukiminagawa)