3連休の日・月を使って岩手に旅行へ。今回の主な目的は震災から2年半経過した被災地の現状を見に行くということ。自分は震災後3か月の東松島に行ったがその後機会はなく、妻は今まで行けていなかったもの。帰国して今回そういう機会を持つことができた。
日曜朝9:30に東北新幹線一関駅下車。10時発の岩手交通の震災復興バスツアーに乗車。参加者は13名。採算取れてるのか心配になるが…コースは国道284号を通って気仙沼、陸前高田、大船渡の3か所を周るもの。気仙沼は車中のみだが、陸前高田ではほぼ完全に波にさらわれて原っぱ状態になった旧市街地を周りながら実際に震災を経験した語り部のおじさん(ご本人いわく「中高年のアイドル新沼タケシ」さんだそうな)から話を伺う(この方ですわ)。奇跡の一本松は上部は実はレプリカで1億5千万かけても10年程度で補強した根の部分はダメになってしまうこと、浸水した平地部分は再建禁止区域になっており新しい住居は高台を切り開いて作るのだが新たな水門に200億円以上かけることなどについては、ご本人は疑問を呈していた。さらに海沿いの住人より海から遠い内陸の住人の方が死亡者が多かったこと、しっかり防災マップを行政が作って避難所指定もされていた陸前高田の方がそうではない大船渡よりはるかに死者が多かったことなど、震災の背後の矛盾を淡々と語る語り部さんが印象的であった。
陸前高田の後は大船渡の碁石海岸で海鮮丼をいただき、大船渡の海産センターで買い物。大船渡も陸前高田ほど更地ではなかったが、多くの建物がなくなり地盤沈下も激しくなっている現状を見る。これらの街ってのは元通りの再建ではないのだろうが、どういう形で復興されていくのか…まだやることは多いのだろうと実感。今回少しでもお金を回すとか、個人としてはそういう形での支援がせいぜいなのだろうが、次はキレイな北の三陸方面にも観光で行ってみたいものだ。
帰路は花巻温泉で下車。花巻では紅葉館という旅館に宿泊。隣接する2つの旅館とはグループ経営のようでお互いの温泉を利用可能。夜朝のバイキングも満足。リフレッシュすることが出来ました。
ただ、月曜朝に上陸した台風の影響で、日曜はほぼずっと雨だったし、月曜も帰りの新幹線が動くかどうか気が気でなかったのは事実。幸いにして、月曜の11時過ぎに新花巻を出た私たちの乗った新幹線は30分程度の遅れで東京に着くことが出来たが、自由席の方は満席でずっと立っている人たちは辛そうだったし、途中の郡山辺りは豪雨で外がほとんど見えないほど(栃木まで行ったら天候が一気に回復したが)。まさに私たちが通過してから福島・宮城あたりを台風が通ったようで、秋田新幹線や東海道新幹線の不通やら東京駅での東海道新幹線に並ぶ長蛇の列を見てると、連休中に台風に当たったのは不運だが、自分たちの行程がギリギリ幸運に恵まれたというのは言えよう。それにしても京都が水没している様子は痛ましかった…出来るだけ早く被災地が復旧することを願います。
いやそれにしても本当、日本てのは災害が多い国だわ。その上である程度の風までなら走ってしまう新幹線のテクノロジーとか、旅先で見えたおもてなしの心とか(大雨なのに外に出て見送ってくれるとか、ロビーでバスを待っているとコーヒーをサービスで出してくれるとか、枚挙に暇がないが)、そういう日本の良さも改めて見えた旅でしたがね。
日曜朝9:30に東北新幹線一関駅下車。10時発の岩手交通の震災復興バスツアーに乗車。参加者は13名。採算取れてるのか心配になるが…コースは国道284号を通って気仙沼、陸前高田、大船渡の3か所を周るもの。気仙沼は車中のみだが、陸前高田ではほぼ完全に波にさらわれて原っぱ状態になった旧市街地を周りながら実際に震災を経験した語り部のおじさん(ご本人いわく「中高年のアイドル新沼タケシ」さんだそうな)から話を伺う(この方ですわ)。奇跡の一本松は上部は実はレプリカで1億5千万かけても10年程度で補強した根の部分はダメになってしまうこと、浸水した平地部分は再建禁止区域になっており新しい住居は高台を切り開いて作るのだが新たな水門に200億円以上かけることなどについては、ご本人は疑問を呈していた。さらに海沿いの住人より海から遠い内陸の住人の方が死亡者が多かったこと、しっかり防災マップを行政が作って避難所指定もされていた陸前高田の方がそうではない大船渡よりはるかに死者が多かったことなど、震災の背後の矛盾を淡々と語る語り部さんが印象的であった。
陸前高田の後は大船渡の碁石海岸で海鮮丼をいただき、大船渡の海産センターで買い物。大船渡も陸前高田ほど更地ではなかったが、多くの建物がなくなり地盤沈下も激しくなっている現状を見る。これらの街ってのは元通りの再建ではないのだろうが、どういう形で復興されていくのか…まだやることは多いのだろうと実感。今回少しでもお金を回すとか、個人としてはそういう形での支援がせいぜいなのだろうが、次はキレイな北の三陸方面にも観光で行ってみたいものだ。
帰路は花巻温泉で下車。花巻では紅葉館という旅館に宿泊。隣接する2つの旅館とはグループ経営のようでお互いの温泉を利用可能。夜朝のバイキングも満足。リフレッシュすることが出来ました。
ただ、月曜朝に上陸した台風の影響で、日曜はほぼずっと雨だったし、月曜も帰りの新幹線が動くかどうか気が気でなかったのは事実。幸いにして、月曜の11時過ぎに新花巻を出た私たちの乗った新幹線は30分程度の遅れで東京に着くことが出来たが、自由席の方は満席でずっと立っている人たちは辛そうだったし、途中の郡山辺りは豪雨で外がほとんど見えないほど(栃木まで行ったら天候が一気に回復したが)。まさに私たちが通過してから福島・宮城あたりを台風が通ったようで、秋田新幹線や東海道新幹線の不通やら東京駅での東海道新幹線に並ぶ長蛇の列を見てると、連休中に台風に当たったのは不運だが、自分たちの行程がギリギリ幸運に恵まれたというのは言えよう。それにしても京都が水没している様子は痛ましかった…出来るだけ早く被災地が復旧することを願います。
いやそれにしても本当、日本てのは災害が多い国だわ。その上である程度の風までなら走ってしまう新幹線のテクノロジーとか、旅先で見えたおもてなしの心とか(大雨なのに外に出て見送ってくれるとか、ロビーでバスを待っているとコーヒーをサービスで出してくれるとか、枚挙に暇がないが)、そういう日本の良さも改めて見えた旅でしたがね。
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by maccha-jaya
| 2013-09-16 22:30
| 観光