この本のアマゾンのリンクはこちら。 読んだ。なんと2度目だった! もともと新書で買って読んでたやつだった。途中で気づいたけど、なんか面白くて結局最後まで読んじゃった(笑) 本って、最近はもう読んでも内容を全然覚えていられない。タイトルなんてなおさら覚えていられない。が、つまり何度も読んで楽しめるということもある。 そしてやっぱりこの本の感想は、早野先生は早野先生だなぁ、ということだ。 以前の感想 とその感想はそれほど大きくは変わらない。 やっぱり「ワクワク心」を忘れないでいようってことだよね。そして「楽しそう」に仕事をする。いいよなぁ。何度も書いておこう「アマチュアの心でプロの仕事をする」これが大事なんだ、と。 あと今回再読して新たに感動したのは1973年の放射能汚染の話。中国の核実験を日本の大学の施設が発見した、という。この時代、核実験多かったんだろうなぁ。今の世代に癌になる人が多いのも、そういった理由からじゃないのかなぁと思ったりもする。 そして教えるということは「待つ」ということだ、という早野先生の師匠の話にも心を打たれた。ほんと先生って気が長くないとできない職業なんだろうなと想像する。 でも、これ本当で、教えちゃうのは簡単だし最短距離かもしれない。でもそれでは生徒のためにならない。待っていてあげる、ということが先生なのだ、と。うーん、いいなぁ! 「反物質」の話のくだりはちょっと「100億の昼と1000億の夜」を思い出した。非科学系な私(笑)。でもって先生は言う「科学は間違えるが、いずれ必ず「間違えていた」とわかる」と。一生懸命やって間違える人がいたからこそ科学は進歩してきたのだ、と。なる〜。 映画『オッペンハイマー』観て、「科学者って…」と思っている人は、ぜひこの本を読むと良いと思う。 Goal Orientedか、Curiosity-Deivenか。私もここは胸を張って言える。自分は後者だと。だから毎日が楽しい、と。 あと震災の時の「科学的に意味がない調査をする社会的意味」と言う部分も良かった。その科学的プロジェクトは必ずしも科学的に必要なものではない、と。自分ではわかっているけれど、人間はそこまで合理的ではないということを理解した上で、そのプロジェクトをゴーしたのだ、と。 そういう科学の存在が大事だと先生は説く。そう人間の理解があってこその科学の存在
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