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猫岩のCafe

今から15年~25年前の夏は、私と妻の友人数人で秋田県内各地の温泉やコテージで自炊しながら2~3日過ごすのが恒例行事だった(友人たちは「夏合宿」と言っていた)。その時に男鹿半島南磯の門前にあった「西海岸」というコテージ(海の家)を利用したことがあった。

その家をご夫婦がカフェとしてリフォームし、新たにオープンしたことを最近知り、訪ねてみた。

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暑い日だったのでビールを飲みたかったが、車だったのでノンアルビールにした。

テトラポットが無粋だが、門前地区は南東の風が吹くと高波が押し寄せ、日本海を北上する台風の通り道でもある。冬の季節風も凄まじいので、がまんしよう。

ここで日がな一日、海を見ながらボーッと過したいものだ。


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近年は利用されることもなく空き家のようになっていた。ロケーションはいいのでもったいなく思っていたので、こうして心地よい空間になったことを自分のことのように嬉しく思った。


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店内に猫はおらず、流れる音楽もRock Musicではなかったので、店名はすぐそばにそびえる通称、猫岩(cat rock?)↓から採ったようだ。

Rock Cat cafe(@rock_cat_cafe) • Instagram

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門前海岸
# by toshibon28 | 2023-09-07 12:25 | 男鹿半島の奇岩

陸(おか)にあがったコンクリーション

春の訪れとともに、鵜ノ崎の海浜公園の一角に突如としてコンクリ―ションが出現した。

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直径約1.2m、高さ約80㎝、通称「小豆岩」「おぼこ岩」の名にふさわしい典型的な球形コンクリーション。

人工的なオブジェのようにも見えるが、鵜ノ崎の波食台上にあったものを陸揚げした本物だ。        

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岩石中に含まれる鯨の骨の化石(矢印)も確認できる。

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鵜ノ崎に多くの人が訪れる観光シーズンの夏期~秋期は、日本海の潮位が高いためコンクリ―ションのほとんどが海面下に隠れるなどして、その全容を見る機会が限られていた。そのため男鹿市(観光文化スポーツ部)が陸上での野外展示を検討していたのは知っていたが、こうして実現してくれたのはうれしい。       

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# by toshibon28 | 2023-03-20 23:44 | 男鹿半島の鵜ノ崎海岸

男鹿半島西海岸ジオクルーズ① 牛地獄の岩脈

先日、男鹿市菅江真澄研究会主催の野外研修会が行われた。朝からあいにくの雨で、門前の五社堂周辺での植物観察が中止となったのは残念だったが、早めにお昼ご飯を頼んでいた「汐瀬旅館」に入り、会員同士で菅江真澄に関わる情報交換するなどして交流を深めた。

食事をしている時に、男鹿温泉郷「雄山閣」の山本会長とお話していて、ここ「汐瀬旅館」のご主人秋山さんが、2年前に亡くなったことを聞いて驚いた。秋山さんは、男鹿半島・大潟ジオパークの推進活動に携わっていた2014年~15年にかけて、西海岸のジオクルーズ実証実験に協力してもらい、大変お世話になった方だからである。

西海岸のジオの魅力を体感するため、大型の遊覧船ではなく、4人~5人乗りの小舟に乗って島めぐりをするという実証で、加茂青砂地区と門船地区の漁師の方に舟を出してもらった。門前地区では秋山さんがその役を引き受けてくれ、数回、一緒に島めぐりをした。遊覧船では入れない洞窟や水路を航行したのには感激したが、同時に秋山さんが西海岸の歴史やジオについて勉強した知識をもとに、船上でわかりやすく説明するのにも感心した。

旅館に宿泊した観光客をこうして案内すれば、きっと満足するに違いないと思い、どうにか小型船でのジオクルーズを商品化できないかと模索したが、諸事情から結局実現化には至らなかった。それでも、秋山さんの舟に乗りながら男鹿半島西海岸の奥深い魅力に触れたことは、今も鮮烈な感動として心に刻まれている。

かつて門前地区には洗心館、磯の屋旅館、秋山荘、親栄館、汐瀬旅館と5軒の宿があったが、今はなんと営業しているのは「汐瀬旅館」一軒のみ。「汐瀬旅館」はご主人が亡くなってからは、奥さんと娘さんが頑張って営業を続けている。山本会長は、こうした機会を利用して力になりたい、男鹿は北磯も南磯も供に発展しなければ意味がないとおっしゃっていた。お世話になった秋山さんへのお礼の意味でも、私も微力ながら応援したい。

汐瀬旅館 | 男鹿の宿泊施設 | 男鹿なび (oganavi.com)

秋山さんの舟によるジオクルーズ「牛地獄の岩脈」でのひとこま(2014年)。



# by toshibon28 | 2022-05-05 20:13 | 男鹿半島の岩脈

toshibonのジオパーク缶バッジコレクション

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4月中旬に秋田市文化創造館で開催された「お堀端の古本市」にtoshibonの「パナリ書房」が出店。そこでジオパークの本とジオパークの缶バッジを売ってみた。
缶バッジ2個+日本各地のジオパークで作ったクリアファイルを1枚サービスで50円! 高いのか安いのか? 若い女の子たちと子ども連れのお母さんが興味を持ってくれて5人くらいの人が買ってくれました! でも、ジオパークの本は一冊も売れず。手に取る人も皆無。やっぱりジオパークの浸透度の低さ、というか地学そのものがマイナーな学問、分野だからそんなものなのかな。
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これらの缶バッジは秋田のジオパーク推進活動に携わった2011年から2017年ころ、日本各地のジオパークを視察した時に集めたもの。なので、それ以降に作られた缶バッジはコレクションしていない。
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一番好きなのは下北半島で手に入れたこのバッジ。下北の子どもたちが描いたという。古本市にはもったいなくて出さなかった。
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# by toshibon28 | 2022-04-30 13:54 | 日本のジオパーク

パナリ書房、「お堀端の古本市」に出店

緊急告知! 昨年秋に「きららとしょかん明徳館」前で開催された「一箱古本市」に引き続き…
今度は「お堀端の古本市」に、toshibonの「パナリ書房」が出店します! 
古本市開催日は4月16日(土)、場所は千秋公園入口の秋田市文化創造館(旧秋田県立美術館)。18店ものミニ古本屋が1Fフロアに並ぶので、本好きでお暇な方は覗いてみてください。掘り出し物があるかも⁉
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屋号の「パナリ」はtoshibonが80年代に秋田市通町で開いていた喫茶店の名前。沖縄八重山諸島の新城島(あらぐすくじま)の別名で、「離れ島」という意味。
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# by toshibon28 | 2022-04-08 15:11 | 秋田遊覧