左:なんかよくわからない人 真ん中:中学の時の友人
何か中学の時の奴らとか、高校の時の奴がたくさん居て面白かった('A`)
うちの地区は別に暴れる新成人とかもいなく、まぁ平和でした。
しかし、成人式っていいもんですね。
久しぶりに会う友人たちは、中学校の頃を面影を微かにしか残していなかったので、顔を見ても最初は誰だか全く検討がつかなかった。
まあそれでも、声を聞けば大抵誰かわかった。
その中で俺が最も思い出に残ってるのが、M君だ。
中学生の頃から、いわゆるヤンチャな子だったM君。
中学の時はまだ幼い顔立ちだった。
前髪を5:5で分けて金髪、学生服のボタンは第3ボタンくらいまで空け。
ズボンは、とび職の人が履くようなズボンを腰っていうかケツで履いていた彼。
そんな彼もすっかり成人になっていた。
眉毛が凄く細くなって、髪も
茶色の角刈り
そして、口を空けると
前歯が非常に欠けている
既に成人のはずなのに何故か、
ボタンが黒で全体的にグレーの学生服みたいな服を着ていた
なんていうか、すっかり
中学校のワルから
街のチンピラにクラスチェンジしておりました。
そして、話は変わるんですが、M君他多数の方に声をかけられては「今元気?なにしてんの?」っていう話で盛り上がってたんですが。
話題に盛り上がってる所で、またまた俺は誰かに話しかけられました。
「よお、うどん」
顔を見ても、声を聞いても誰だか解かりません。
服装などを見ても、俺の記憶の中で彼と一致する該当者がいません。
ちょっと小太りで、身長が170cmくらいで、髪の色は黒。
髪型は天然記念物のマリモそっくりな方でした。
俺は全く誰なのかわからなったので、返事ができずに黙り込んでしまいました。
すると気を使ってくれたのだろうか、彼が名前を名乗ってくれた。
「Kだけど、覚えてないのか?」
・・・・・・・・・
名前を言われても、誰だか全くわからなかった。
とりあえず、「俺は、俺と関わった事のある人の事は全て覚えているはず。
俺は、人を忘れるような失礼な人間ではない」と、判断を下した。
その判断から導き出された結果はこうだ。
オレオレ詐欺in成人式だと
こいつの顔や雰囲気を見ると、そうとしか思えない。
多分、こいつがKとか名乗ったのも、全国のKさんに失礼な言い方だが、Kという姓とダイスケという名は全国的に考えれば割りとポピュラーな名前だと思う。
こいつは、そのポピュラーな部分を生かして俺に近づいてきた。
恐らく俺が「あぁ、K!久しぶり!!」といって、誰だか解からないけどノリで上手い具合に話を合わせるとでも思ったのだろう。
そして俺がちょっとでも隙を見せたら、俺から金をせびるつもりだったんだな。
上手い事コバヤシダイスケとか名乗りやがって・・・。
しかし、俺は「俺と関わった人間の名は忘れない人間」なので、俺は奴にこういってやった。
俺「誰だ?金ならねーぞ!!」
我ながら完璧な発言だったと思う、向うがオレオレ詐欺みたいなやり方で金をせびろうとしてる所を「金ならねーぞ!」で打ち砕く。
正にカウンター。はじめの一歩の宮田並のカウンターを食らわせてやった。
しかし、奴には効かなかった。
俺は、すっかり奴が退散していくと思ったのが、奴はこうぬかしやがった
「え?なにいってんの?本当に俺の事覚えてないの?」
・・・・・。
こいつできる・・・。
恐らく、こいつは、俺のこと覚えてないの?と俺に問いかける事によって、俺の心に「あれ?そういえばいたような・・・」という様に思わせるよう心理攻撃を仕掛けてきた。
恐らく通常の人間であれば、「あぁ、コバヤシか」等と思い込んでしまうのだろうが、俺は違う。
絶対にオレオレ詐欺の餌食なんかにはならない、と頑なに思った俺は、こう言い返してやった。
俺「あぁ、わかんないわ」
すると、奴は、「こいつからは金をとれない」とでも思ったのか、不満気な表情をしながら帰って行った。
全く、成人して早々詐欺に会う所だったぜ。
そう思いながら、俺は友達と談笑を続けた。
だが、「もしかすると、オレオレ詐欺ではなく、俺が忘れているだけかもしれない」そう懸念した俺は、中学時代の友達に「Kって居たっけ?」と何気なくサーチしてみるも、誰も知らない。
やっぱりオレオレ詐欺だったんだ。
俺は安堵した。
すると、高校の時の友人とであった。
高校の時、三年間同じクラスだった友人に「Kっていたっけ?」と何気なくリサーチしてみる。
「え?あいつでしょ?お前、三年間同じクラスだったじゃん」
え?
帰宅後、卒業アルバムを見てみると、本当に居た
K が。
しかも、顔とか高校時代全く変わってない。
どうみてもオレオレ詐欺ではなく、高校時代の友人Kでした。
本当にありがとうございました。