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富山大学学生自治会に対する自治会室明け渡し攻撃を許さない!
 富山大学・西頭学長は、1月16日に一方的に「3月31日までに自治会室の明け渡し」を通告してきました。この攻撃は、改憲・戦争に反対し、有朋寮闘争や法大処分撤回の闘いをともに闘ってきた富山大学学生自治会の主張・存在を問題にし、壊滅しようとするものです。絶対に許すことはできません。
しかし、富山大生は有朋寮闘争の精神で、不屈の実力闘争に立ち上がっています。すごい闘いが始まっているのです。追い詰められているのは大学当局や政府の側です。学生自治拠点への攻撃は、自治をつぶさなかったら戦争ができない、大学が国家戦略を担わなければ日本の大企業が衰滅する、このままでは資本家の支配が崩壊してしまうと嘆き叫ぶ御手洗・日本経団連会長や安倍政権の絶望的なあがきです。こんなやつらは打倒して当然だ。学生・労働者の団結した行動で闘いぬこう。
◆以下、戦闘宣言とアピールを掲載しています。ぜひアピールに賛同してください。
◆3・13キャンパス集会が呼びかけられています。大結集してともに闘おう。



富山大学学生自治会の戦闘宣言
    -学生自治会室の明け渡しを絶対に阻止する-

 1月31日、西頭学長名で3月31日までに学生自治会室の明け渡しを要求する文書が一方的に通告された。
 はっきり言おう。我々学生自治会は学生自治会の明け渡し要求に一ミリも従わない。いかなる妨害、いかなる弾圧があろうと絶対に学生自治会室を死守する。
 大学当局は学生自治会室を明け渡せと言う。一方的に定めた新学則19条「特定に政治団体を助長する活動の禁止」を口実に、学生自治会が「非公認」であるからだという理由だ。しかし、今でさえ具体的理由はまったく言えず、ただ「総合的な判断で非公認」と繰り返すだけだ。さらにこれは憲法の「言論の自由」「思想・良心の自由」違反である。こんな物を「学則」などとは到底呼べない。大学当局の目的は、学生自治会を潰すことであることはだれが見ても明らかだ。
 学生をまったく無視した新学則、具体的理由も言えない「非公認」決定と自治会室の明け渡し通告。たった紙切れ一枚の通知で学生自治会が従うと思ったら大間違いだ。
 学生自治会室の明け渡しは絶対に阻止する。学生自治会室を明け渡すことは、「大学自治」「学問の自由」を大学当局に受け渡す事である。大学自身が「大学自治」「学問の自由」を放棄することだ。
 大学改革=国立大学の法人化と憲法改悪の中で、大学当局が国家・企業の先兵にたち、大学を食い物にしている現状をどうして許せるだろうか。学生・学生団体には、大学の「製品」として、単位を取るためだけの大学と化し、学生・学生団体やサークルの活動に対しては、管理と規制をかけている。現在の学生生活に自由はなくレポート地獄だ。教官に対しては、教授会自治を破壊し、企業と国家の研究を強制し、そのための評価制度を導入した。近年、教官への労働強化はすさまじい。
 去年の4月に制定した新学則は、西頭学長独裁体制と一部の理事の意志を体現している。まさに、学生の活動は許可制に変わり、全て大学当局が管理する内容になっている。新学則19条においては、大学が学生の「思想」「信条」まで管理する規定だ。これが大学全運営に貫かれている。これこそ、過去の戦時下における大学の繰り返しであり、安倍政権の下での教育基本法の改悪や憲法の改悪=戦争協力に突き進んでいく大学の姿である。
 学生自治会室の明け渡しは、西頭学長による独裁体制により「大学自治」を大学自ら放棄するかどうか、改憲情勢の真っ只中で、ふたたび戦時下のような言論弾圧と思想統制を容認するかどうかの問題である。西頭独裁体制の中で、学生が大学の主人公として大学を取り戻せるかどうかの問題である。

 学生自治会は、これを一歩も譲る気はない。学生自治会室を絶対に守りきる。西頭学長よ!本当に学生自治会室を撤去したいのならば実力でくるがいい。学生自治会は自らの全歴史と全てを体現してこれを守りきる。

                        2007年2月1日
                        富山大学五福キャンパス学生自治会
 


富山大学学生自治会室の明け渡し反対!
   学生団体潰しを目的とした新学則撤回を求める賛同のお願い


 全国のみなさん。富山大学五福キャンパス学生自治会です。1月31日、富山大学当局は西頭学長名の一枚の通知で、3月31日までの学生自治会室の明け渡しを要求してきました。学生自治会の活動が、去年突如作った新学則19条「特定の政治団体の主張を普及・助長する活動をしてはならない」に違反し、富山大学当局として「非公認」団体であるというのが理由です。富山大学学生自治会はこれを絶対に許す事がきません。これは戦争と憲法、大学改革に反対する学生自治会の「思想」を理由にした思想弾圧・政治弾圧あり、学生自治会潰しです。これを許せば「学問の自由」「大学の自治」を自ら否定し、学生が自由に発言も活動できなくなります。私たちは、学生・学生団体の団結で学生自治会明け渡しを阻止し、学生団体の潰しを目的とした新学則撤回を勝ちとるまで闘います。全国のみなさんに学生自治会室を明け渡し反対!学生団体潰しを目的とした新学則撤回を求める賛同にご協力お願いします。

 富山大学当局は、05年の10月の新富山大学設置を契機にして06年3月16日、新学則を突如公表し4月から施行を開始しました。この新学則は、今までの大学当局と学生・学生団体のあり方を根本的に破棄し、新学則の下で学生団体の公認制度を導入し、学生団体のすべての活動を許可制にしています。
 特に、学生自治会の学生自治会明け渡し通告までの学生自治会への弾圧は苛烈を極めています。新学則に19条「特定の政治団体の主張の普及・助長する活動の活動をしてはならない」を意図的に入れ、これを理由に戦争・改憲反対するビラ撒き・署名活動を実力で妨害し、署名をしようとした学生にまで「そんなことをするな」と脅しをかけています。「学問の自由」「大学の自治」がかなぐり捨てられ、学生には「言論の自由」も「表現の自由」も許さない攻撃です。「学問の自由」が保障された大学において、公然と「思想」を理由に学生団体を潰す行為は前代未聞です。まさに、共謀罪の先取りであり、大学での「愛国心」教育そのものです。
 さらにこれに学生が屈しないとみるや、10月には学生自治会への一方的な「非公認」決定を行い、07年1月31日の学生自治会室明け渡し通告を行ってきました。しかも明け渡し通告においては、学長名の通知で行われ、大学の最高機関の役員会のトップダウン決定で行われているのです。西頭学長独裁体制の下で学生団体を潰していく。これが大学といえるのでしょうか。
 そして、学生自治会潰しを弾圧の頂点として、さらに富大当局は新学則をつかい、学生・学生団体全体を支配を行ってきています。新学則の下で、学生団体を「公認」「非公認」と選別していくことを同時に行い、大学祭実行委員会に対しては、規約を問題にし、規約の書き換えを迫り学生団体の活動に介入しています。さらに、これを理由にした「非公認」により、大学祭開催などの交渉を行うことを拒否しています。学生の自主大学祭さえ認めない状態になっています。「公認」団体であろうと大学の意に添わない活動をした団体には、実際に「非公認にするぞ」と脅しをかけ、大学の御用団体になることを強制しています。ここのどこに学生の自主性・主体性を尊重する姿勢があるでしょうか。
 大学に従わないものは弾圧を加え、言論の自由も思想の自由も無い。まさにこれこそ大学のキャンパスが安倍政権との対決になっているのです。
 富山大学学生自治会はこうした弾圧に対して一歩も引かずに闘う決意を決めています。西頭学長の独裁体制、富山大学当局の学生団体潰しを目的とした新学則、学生支配に、学生の怒りは渦巻いています。富大の学生・学生団体は団結して、学生自治会室撤去阻止、新学則撤回の闘いをキャンパスで推し進めます。大学を安倍政権・大資本のための大学とするのか、学生・教職員が大学を取り戻していくのかが問われています。私たち学生自治会は、学生、教職員、労働者、市民の団結にこそ大学・社会を変える力があると核心しています。みなさん。学生自治会室明け渡し反対、学生団体潰しを目的とした新学則撤回をもとめる賛同にご協力をお願いします。
                    2007年2月20日
                    富山大学五福キャンパス学生自治会
                    〒930-8555 富山県富山市五福3190 富山大学内 共通教育棟2階
                    E-mail:tomjichikai@infoseek.jp

※「学生自治会室明け渡し反対!・学生団体つぶしの新学生規則撤回!」の賛同署名はメールでも受け付けています。①名前、②肩書き、③住所、④メールアドレス、⑤公表の可否、⑥メッセージを添えて送ってください。よろしくお願いします。

カンパのお願い
 学生自治会室明け渡し反対!学生団体潰しを目的とした新学則撤回の運動へのご支援、カンパをお願いします。カンパはお手数ですが以下の口座に振り込みをお願いします。
●口座名「北陸銀行 五福支店 普通預金 1001370 富山大学一般教育自治会」
# by ufo_ryou | 2007-03-05 00:46 | ■全国的闘い
法政大学・友部君への退学処分決定を弾劾する!
 2月19日法政大学法学部教授会が、「3・14法大弾圧を許さない法大生の会」で6ヶ月の停学処分と闘ってきた友部君に対する退学処分を決定しました。絶対に許すことはできません。
 退学処分は「貴君は2006年11月26日、本学職員に暴行を加え」たなどというものです。ふざけるな!暴行の数々を振るってきたのは、警察権力やガードマン、当局職員たちではありませんか。しかも、いまごろになってそんな「事実」を持ち出してきて処分などというのは、政治的な報復以外のなにものでもありません。3・14弾圧以来、不屈に闘いぬき、1月15日に6ヶ月の停学処分をはね返した友部君に追い詰められ恐怖した平林総長と法大当局が、報復処分を強行したのです。それは「退学処分通知」において、「(事情聴取の場で)貴君からは反省の言葉は得られませんでした」などと言っていることにあらわれています。反省すべきは平林の方だろ!こんな処分は絶対に認められない!
 友部君は事情聴取の場で、3・14弾圧依頼の警察権力と法大当局による冤罪逮捕や言論弾圧、ガードマンを使った暴行など、法大当局の一連のやり方を徹底的に弾劾し、平林体制打倒を宣言しました。処分恫喝を根本的にぶっ飛ばすものすごい闘いが始まりました。友部君の決起に応えて、退学処分を絶対に撤回させよう。
 何よりも平林総長を打倒してやらなければなりません。学生や(総長選廃止に対する)教職員の闘いに追い詰められた平林にはやはり強権的手段しか残されていません。しかしそれは平林打倒の日を早めるだけです。友部君や被処分者を先頭に、全学生の力で平林総長を打倒しよう。法大当局に抗議の声を集中しよう。

※詳しくは『3・14法大弾圧を許さない法大生の会』のブログ参照→http://hosei29.noblog.net/
# by ufo_ryou | 2007-03-04 23:30 | 3・14法政大弾圧に大反撃を!!
抗議声明賛同者一覧

有朋寮への闇討ち的強制執行に抗議し、

不当逮捕された有朋寮生の即時釈放を求めます


青柳 葉子(婦人民主クラブ全国協議会・宮城支部)
浅野 史生(弁護士)
芦名 雄一 
弥永 健一(数学者)
大西 慶治(93年日就寮入寮生、東京在住会社員)
小原 真喜子(小学校教員)
北村 小夜(障害児を普通学校へ・全国連絡会世話人)
木村 厚子(岐阜・市民)
功能 大輔(92年有朋寮入寮生)
小玉 忠憲 
斎藤 春美(市民)
佐藤 昭夫(早稲田大学名誉教授)
神保 美彦(自治労仙台市職員労働組合副委員長)
多々良 哲(77年有朋寮入寮生)
立石 美穂(「日の丸」「君が代」の法制化に反対する市民会議)
寺尾 光身(名古屋工業大学名誉教授)
中道 雅史(『在』出版会・あおもり)
中村 惇子(正平協)
平田 熙(東京農工大学名誉教授)
藤沢 抱一(弁護士)
前田 年昭(編集者)
まよなかしんや(フォークシンガー)
吉田 義久(相模女子大学教授)
渡辺 清(カトリック主義と平和平仙台協議会会長)
渡辺 俊哉(自治労宮城県本部書記次長・78年度有朋寮入寮生)
とめよう戦争への道! 百万人署名運動三多摩連絡会
 他5名 (50音順 敬称略 2007年1月16日現在)

<呼びかけ人>
飯嶋茂(82年度有朋寮入寮生)、石川雅之(79年度有朋寮入寮生)、小野寺哲(平和を守る戦中派の会)、土屋聡(宮城県小学校教諭)、豊島耕一(佐賀大学教授)、野田隆三郎(岡山大学名誉教授)、古郡陸(有朋寮委員長)
# by ufo_ryou | 2007-01-16 19:22 | ★緊急アピールと署名
弾圧粉砕の御礼と報告
弾圧粉砕の御礼と報告_b0051430_19424019.jpg
                       12月29日  有朋寮  深田 力

(1)昨日28日午後5時、みなさま方のご支援と激励に強く支えられ、完全黙秘・非転向の闘いを貫いて無事に不起訴釈放をかちとることができました。本当にありがとうございました! 直接御礼を申し上げることがかなわないことは申し訳ありませんが、この場をかりて厚いご支援に感謝します。有朋寮生、東北大生・寮生、地域の労働者・市民の方々、そして全国の仲間からの檄文・激励、カンパ、メッセージに励まされ、不当逮捕に手を染めた警察権力・検察と闘い抜くことができました。あらためて、心より御礼申し上げます。そして、全金本山労組・中野七郎さんに対する「傷害」でっち上げと80日間の勾留、11・29弾圧に対する闘う学生への22日間の勾留とは比べものにならない短期間ではありましたが、私の13日間の報告をさせていただければ、と思います。

(2)まず、さらなる10日の勾留延長をつけることができずに、12月28日をもって釈放せざるをえなかったこと。この事実そのものが、今回の「公務執行妨害」なる逮捕がでっち上げであり、不当なものであったことを明白に証明しているだろうと思います。検察は「(機動隊員を殴打した)証拠はあるんだ!」「起訴すれば絶対に君は有罪だ」などと強がっていましたが、結局は社会的な批判の声に包囲され、追い詰められて勾留延長請求すらできずに敗北を自ら認めたのだろうと思います。

(3)事実はこうです。12月16日、私は有朋寮門前にて、大量の機動隊や私服警官を導入した強制執行に強く抗議し、多くの学生・地域の仲間とともに、東北大学当局と執行官はただちに当事者である寮生の前に出てきて説明責任を果たすべきであるということを要求していました。そして、私たちを排除しようとする機動隊員との激しいもみあいの中で、警察権力は突如「公妨だ!」と騒ぎ立てて私を盾の内側に引きずり込んで手錠をかけ、仙台南警察署に拉致していったのです。抗議の声を暴力をもって排除しようという、警察権力と大学当局による汚い「事件」ねつ造でした。

(4)公安刑事による「取調べ」なるものは、まったく許せない転向強要そのものでした。「有朋寮の闘いなど誰も支持してないんだ!」「お前はみんなに見捨てられたんだ」などと誹謗中傷し、「国の決定に逆らうな」「東北大学は有朋寮生と話し合う必要なんてなかった」と露骨に大学当局を擁護し、あげくの果てには私が黙秘していることにいら立って「政府の金でつくっている官弁(留置場のおいしくない弁当のこと)をよくも食えるもんだ。それはてめえが帝国主義に屈服したってことなんだよ!」などとわめきだす始末で、まったく破産しきったものでした。私は一度として「弁当を食わせろ」と要求したことはないのですが(笑)。今回、警察や検察の日頃の居丈高な態度と、その裏返しの脆弱さをはっきりと見ることができて、私は非常に勝利感に満ち満ちています。そもそも彼らは、不正義に対して闘っている労働者や学生はすべて「だまされた人たち」としてしか見ることができないのであって、民衆が自主的・主体的に怒りを燃やして立ち上がるということを絶対に理解できない、見据えられないのです。

(5)話は変わりますが、41戦41勝(41KO)、法政大学40人と東北大学1人の弾圧を起訴を許さずに完璧に粉砕! これが2006年における日本学生運動の成果です。強いですね(笑)。負けても学ぶことは多いですが、やはり勝つことは気持ちいいものです。12月20日には法政大学で不当逮捕された3人の仲間(東北大生1人含む)を無事に奪還することができ、28日の勝利をもってきっちりとけじめをつけることができました。みなさま方の暖かいご支援のおかげです。ありがとうございました。教育の反動化、権利剥奪と自治破壊、御用大学化という攻撃に対して一歩もひかずに反撃を組織し、これだけの弾圧を出しながらもすべてはね返してきたというのは、近年の歴史でもなかったのではないかと思います。もちろん、根底にあるのはすべての反対意見を暴力でもって押しつぶそうとする安倍政権(およびそのお先棒を担ぐ大学執行部)のファシスト的踏み切りがあったことは間違いありません。しかし、それはあくまで物事の半面にすぎないのであって、重要なことは、それに萎縮して闘いを後退させたり「合法化」させていくのではなく、あくまで原則にのっとって攻撃を引き受け、団結を固めて広範な大衆的反撃で立ち向かうという闘いの質を私たちが持ち発展させることができたことにあると考えます。41の勝利でもって、日本の学生運動は大きく飛躍して07年に飛び込んでいくことができます。原則は絶対に曲げないから原則たりえること、あくまで団結の強化で反撃していくこと。私はこの立場を、全金本山労働組合34年の不屈の闘い、「日の丸・君が代」不起立の教育労働者の処分を恐れぬ闘い、そして動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)から学びました。

(6)さて、有朋寮への強制執行についてです。16日は、本当に全身の血が逆流するような怒りを覚えました。できることなら、居並ぶ機動隊員やガードマン、大学当局と執行官を全員叩きのめして、有朋寮の敷地に突入したかった。寮生が教育基本法改悪阻止のために国会闘争に向かったところでコソ泥的に強制執行を行なったこと、暴力的手段に訴えたこと、すべてが許せませんでした。あの日の姿こそ、寝耳に水の「廃寮決定」、署名受け取り拒否、一切の話し合い拒否の東北大学当局の腐りきった姿勢の集大成でした。53年の歴史を誇り、私にとっては学生の自治・団結の象徴であり、数千人の先輩方の血と汗と笑いがしみこみ、地域の方々に愛され育ててもらった有朋寮の建物が、権力によって土足で汚らしく蹂躙されるなんて、絶対に認めることはできない!

(7)しかし、一方で私は、この有朋寮強制執行の報告を、怒りと糾弾のみならず、断固とした勝利感をもって行ないます。これは偽らざる本音であり、古郡陸委員長をはじめ、闘う有朋寮生の総意として言えると確信しています。この点について、簡単に述べさせてください。
▼たしかに強制執行は悔しい。今すぐに有朋寮を全学生の手に取り戻したい。そして、いろいろな角度からであれ「建物が破壊されたのだから、有朋寮の闘いは敗北なのではないか」というご意見があることももっともだろうと思います。しかし、私たちはその立場には立ちません。「寮生が国会闘争に行っていたことは知っていたんだ」という取り調べ刑事の言葉にあらわされているように、有朋寮生が古郡委員長を先頭に教育基本法改悪阻止のために全力で東京で闘っていた時に、コソコソと敵は強制執行に踏み切らざるをえなかったということも事実なのです。たかだか数人にすぎない有朋寮生の、いったい何を敵は恐れていたのか、ということです。国家権力の巨大・強大な物質力をもってすれば、普通に考えれば03年3月31日の「廃寮期限」の時点、もしくは昨年9月の第一次強制執行阻止決戦の段階で有朋寮を簡単に押しつぶせていたであろうことは容易に予想できます。ではなぜ、敵はずるずると強制的手段に踏み切れず、最後は闇討ち的な方途しかとりえなかったのでしょうか。
▼何よりも、2001年9月12日に一方的な「廃寮通告」が行なわれてから5年と3ヶ月(約1900日)。大学当局の設定した「廃寮期限」から3年と9ヶ月。いったい誰が、有朋寮の闘いがここまで長期に持続され、広範に拡大することを予想していたでしょうか? 古郡委員長が4年になんなんとする前代未聞の「無期停学」攻撃に屈せずに頑張りぬくことを予想していたでしょうか? 地裁、高裁段階で「強制執行停止」決定をかちとって、寮明け渡し裁判では異例の最高裁まで闘いを持ち込んでいくことを予想していたでしょうか? もちろん私たちも予想はしていませんでしたし、闘いは予定調和的にいくものではなく、その時々の力関係の中で必死に戦術を考え、支持を訴え続けてきた上での結果がこのようなかたちになったということだろうと思います。
▼だからこそ、なぜ有朋寮は団結してここまで一歩もひかずに闘うことができたのか、支援を拡大することができたのか、弾圧をはね返すことができたのか、地域で共闘することができたのか、古郡は処分に屈服しなかったのか、この点で自らの切り開いてきた闘いの質と内容の勝利的な面をはっきりさせ、そしてまた、至らなかった面もはっきりさせていく必要があるだろうと思います。それらを踏まえた上で、私たちは自らが学生運動の前進のために決定的なものをつくり出して積み上げてきたということを、勝利感をもって報告したいです。
▼廃寮を阻止できなかったことは残念です。しかし、およそ現在の情勢は私たちがそのような地点に踏みとどまることを許してはくれません。むしろ私たちは、この有朋寮の闘いの中で学び取ったことを全国で教訓化し、どうすれば団結して勝てるのかを徹底論議し、次なる闘いで百倍千倍にして敵に仕返しをしてやることに目が向いています。2001年9月、私たちは雲をつかむような思いで手探りで闘いを開始しました。これからは違います。弾圧、処分、裁判、キャンパスでの闘い、そして当局・権力との非妥協のやりあい、勝つための重要な教訓が私たちの5年9ヶ月の闘いに詰まっています。そして何よりも、私たち有朋寮生が「権力何するものぞ!」「団結して闘えば勝てる」と自信を深めて、これからもよりいっそう、全国の闘う仲間とともに闘いを継続していくということが、敵に対する最大の反撃だと思います。私が寒い留置場で想い続けた二つのこと、それは「闘いはこれから!」「有朋寮はつぶせても有朋寮生の闘魂と団結は絶対につぶせない!」ということです。

(8)私および有朋寮生が、各界で活躍される有朋寮OBの方々、そして全国で苦闘しつつも笑顔を失わないすべての学生・労働者・市民の仲間とともにこれからも不屈に闘い続けることを固くお誓いして、御礼と報告を締めたいと思います。戦争と暴虐、差別と抑圧のない社会をつくるために闘う全世界の仲間とのスクラムを拡大して闘っていく決意です。最後に、改めて数多くのご支援に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。07年も元気に闘いましょう! 闘って闘って闘って、そして団結して未来を切り開きましょう! それでは、みなさんよいお年を。 (了)

■奪還することはできましたが、強制執行で生活が奪われたことともあわせて、今回の弾圧で多額の救援費用がかかりました。ぜひともさらに救援カンパをお寄せください。
郵便振替:02210-2-61153 東北大学有朋寮
# by ufo_ryou | 2006-12-29 19:47 | ●闘争報告
不当逮捕のA君を奪還!!
 12月28日、「公務執行妨害」でデッチあげ不当逮捕されていたA君の釈放を勝ちとりました。
 26日には、勾留理由開示公判で一切証拠も示せないことが明らかになり、あわてて翌27日には東北大学学生自治会へ不当な家宅捜索をやる。それでも証拠は出てこない。勾留の理由などどこにもないことは明々白々でした。
 取り調べ検事は、「残念だけど、君は釈放だね」と悔し紛れに捨て台詞をはき、夕方までは釈放指示書を出さないという嫌がらせもやってきましたが、最後は無事奪還を勝ちとることができました。
 抗議アピールに賛同していただいた皆さん。本当にありがとうございました。有朋寮は、これからも不当逮捕と強制執行を強行した東北大学当局・井上執行部の責任を徹底的に追及していきます。来年からも、有朋寮はますます先頭で闘っていきますので、ご支援よろしくお願いします。
# by ufo_ryou | 2006-12-29 10:08 | ●闘争報告