第16回ハロプロ楽曲大賞'17に投票しました
第16回ハロプロ楽曲大賞'17に投票しました。
6月までの曲でぜんぶ、というあたりがもう私のハロプロ人生の大きな転換点を物語っている気はします。でも今年は確かにまだ℃-uteが、キッズが存在したのです。
ハロプロがあったからこそ出会えたたくさんの出来事があって、場面があって、ファンのみなさんがいて、ほんとうに良かったと思っています。
楽曲部門
1位:To Tomorrow / ℃-ute 2.5pts
毎年のように「形式美的な意味合いで投票するのはいかがなものか」というような感想を持っていたはずなのですが、ここに来てそのような投票をしていることはお許しいただきたく…。
どんなに良い曲がたくさん供給されても、終わりゆくキッズはつんく♂曲だと思うのです。なっきぃのダンスの一挙手一頭足が心に響きました。
Berryz工房のLove together!は「また会えるよね」だと思うのと一緒で、この曲は「行ってきます」英語ならもっと的確に「Bye!」という曲だと思っていて、そういう気持ちで聞くとほんとうに℃-uteらしい最後を飾る曲だなと思います。
℃-ute『To Tomorrow』(℃-ute[To Tomorrow])(Promotion Edit)
To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises(初回生産限定盤A)(DVD付)
- アーティスト: ℃-ute
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- 発売日: 2017/03/29
- メディア: CD
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2位:ファイナルスコール / ℃-ute 2.5pts
純粋に曲という意味ではこちらを1位にしても良かったと思うところはあります。良い意味で℃-uteにしてはかっこよすぎる。愛はまるで静電気が℃-uteにしてはかわいすぎる、というのと双璧とも言うべきでしょうか。
To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises(初回生産限定盤B)(DVD付)
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3位:ジェラシー ジェラシー / モーニング娘。'17 2.0pts
マザーシップは強かった。
ベリキューがなくなりハローは娘に戻るのだと思います。娘のプロデュース体制へのほかのグループからの視線は、ジェラシーですが、同時にレガシーなんだと思います。
4位:如雨露 / Juice=Juice 1.5pts
コレは過去のエントリーを。願わくはCDでのリリースを。
ultramarine.hatenadiary.jp
- アーティスト: Juice=Juice
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5位:VIVA!! 薔薇色の人生 / カントリーガールズ 1.5pts
私たち最高です!!みんなも最高です!!キッズ15年の歴史に幕を下ろした嗣永桃子さんのラストコンサートの思い出とともに。
次点:
・夢
・凜 (RIN)
ラストツアー、ラストナルチカの思い出とともに。
・ジュリエット ジュリエット
プライベートでも学生としてもいちばん苦しかった時期の救いだった、2012年冬のペンタグラムツアーのこと、ずっと、忘れません。
・Goal ~明日はあっちだよ~
「明日はあっちだよ」って歌うのはアイドルのわりと本質的な部分だと思います。Juice=Juiceにぴったりな表現ですね。
MV部門
1位:ファイナルスコール / ℃-ute 4.5pts
毎年同じことを書いている気がしますが、卒業や解散となるとここまで素敵なMVが作れるのですよね。それで良いんだと思います。
2位:ピーナッツバタージェリーラブ / カントリーガールズ 1.0pt
こちらも一緒で、最後に最高の作品が来るのは形式美ですね。キッズの最後を飾る嗣永桃子さんが輝くMVです。
3位:ふるさとの夢 / かみいしなか かな 0.5pts
コレもまた一緒で、結果的にアイドルとしての中島さん最後のMVになりました。中島さんが後輩に囲まれて仕事する姿も、最後の数年は自然に見られるようになっていて、時が経つのははやいものです。
第6回アイドル楽曲大賞2017に投票しました
アイドル楽曲大賞2017に投票しました。
もう全然最近のことは分かりませんが、でもアイドルがある限り、細々とでも生活の一部にはしておきたいと思っています。ただまあ、以下の曲だと、もはやRYUtist以外は日々とリンクした思い出みたいなのがほとんどないので、(楽曲大賞としては本来の意味なのかもしれませんが、)なかなか曲だけでどう選ぶのが良いのかは、まだよく分からないところです。
<メジャーアイドル楽曲部門>
1位:愛してる♡キスしたい♡Hしたい♡ / 清竜人25 2.5pts
有終の美。なかなかアウトロが終わらないの素敵です。
清 竜人25「愛してる♡キスしたい♡Hしたい♡」MV
2位:天使のテレパシー / 寺嶋由芙 2.0pts
武藤彩未さんが休止中のいまとなってはこの路線は貴重ですね…。
寺嶋由芙 (Yufu Terashima) / 天使のテレパシー
3位:Bring you happiness / callme 2.0pts
2年経って、やっと素直な気持ちで頑張ってほしいなって思えるようになりました*1。
Bring you happiness(DVD付)(Type-A)
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callme / Bring you happiness -Music Video-
4位:Daybreak / 吉木悠佳 2.0pts
というわけで、ステップワン出身の人にはなんとなく票を入れてしまいたくなるのですが、そういうことは別として良い曲だと思います。
#吉木悠佳「Daybreak」 Music Video
5位:風に吹かれても / 欅坂46 1.5pts
去年同様に思うことは山のようにありますが、曲ということであればまあ。ほんとうは岩井勇気さんのOWA LIARに入れたいところかもしれません(?)、というのは冗談として、Berryz工房のアジアンセレブレイションだってこれくらいの破壊力のある曲なんだけどなぁ、と思ったり思わなかったり。
次点:
RAISE YOUR HANDS / 東京パフォーマンスドール
<インディーズ/地方アイドル楽曲部門>
冒頭に記したように、RYUTistがほぼ唯一きちんと今年見ていたアイドル、ということになるのかもしれません。
1位:口笛吹いて / RYUTist 3.0pts
毎年アルバムを出して毎年名曲を並べて、しかもそのなかでさらに引き立つ名曲がある、というのはいったいどういうことなのでしょう。
柳都芸妓のラストトラック「口笛吹いて」はまさにアイドルが歌うべき歌詞。「慌てないで行こう僕らが生きてるこの世界はいつでも希望で溢れてる」「焦らないで行こう嫌なこともあるけどこの世界はそれでも愛が溢れてる」そう、特別なことがなくても、希望や愛はそこに存在する。あとダンスもかわいい。
— ultramarine (@umarine) 2017年8月12日
2位:あの娘が暮らす街 (まであとどれくらい?) / Kaede (Negicco) 2.5pts
かえぽのソロシングルというだけで無条件で投票してしまいそうですが、ストーリー性がKaedeさんとマッチしていて良いと思います。
Kaede(Negicco)「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」(作詞・作曲 澤部 渡 編曲 スカート)
3位:前髪 / アイドルネッサンス 2.0pts
歌えるのは当たり前、というようなアイドルシーンであったとしても、でもやっぱり歌えるって素敵だと思います。
アイドルネッサンス「前髪」(MV)
4位:Cause you make me happy / つりビット 1.5pts
こちらもきちんと楽曲をリリースし続けているのがまず素敵。長谷川さんはもちろんのこと、気づいたら小西さんがもうすっかり大人。もう久しいことみていないですが、竹内夏紀さんのセンスが生きるグループであってほしいです。
5位:LAST SUMMER DRESS / 西恵利香 1.0pt
もはや安定感という感じになってきましたが、ようやく初のフルアルバム、初のワンマンライブがそこまで迫ってきました。
<アルバム部門>
1位:柳都芸妓 / RYUTist 4.5 pts
- アーティスト: RYUTist
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2位:WE ARE TPD / 東京パフォーマンスドール 1.0pt
WE ARE TPD(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)
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3位:Sweet Dolce / 上野優華 0.5pts
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℃-ute楽曲大賞2006-2017に投票しました
℃-ute楽曲大賞2006-2017に投票しました。
5曲なんて選べないよ…と思いながらも。
これまでずっと、℃-uteには良い曲が少ない、なんて言い続けてきたけれど、それでもすべての曲に思い出があるんですよね。だから、ほんとうは選ぶ観点がなければ難しすぎるのですが、それでもなんとか選びました。
楽曲部門
1位:Danceでバコーン! 3.5pts
結果的に℃-uteを救った曲。
℃-uteはもうダメなんじゃないかという雰囲気、タイトルが発表されたときのざわめき、それを一掃する名曲、そして秋ツアーの輝き。
モベキマスなんて言ってたあのころから、かれこれ気づけば7年もたつんですね。
2位:私立共学 3.0pts
かわいい曲と極端に日常的な歌詞はハロプロの王道。
なっきぃの声がとても馴染んでいるのが大好きです。
最近はシングルが両A面、さらにはトリプルA面、となっていったので、こういう「B面」らしい曲が減ってしまったのは残念ですね。
3位:SHINES 1.5pts
ライブの最後に似合う曲調と歌詞が素敵。
かつて℃-uteのライブ会場は荒れてたけれど、それでもみんなでタオルを回した会場の一体感は忘れられないものです。
ほんとうに、すべてが良い思い出になるとは言い切れないくらい殺伐としていたけれど、でもそこには確かにエネルギーがあったなって思います。
4位:愛はまるで静電気 1.0pt
ある意味ハロプロらしくないほんとうにかわいい曲。
一時期は「メンバーという素材だけで勝負している」なんてくらい安っぽい感じになってしまっていた℃-uteが、最後にこういう曲・MVを出せて良かったです。
5位:Bye Bye Bye! 1.0pt
℃-uteのダンスチューンのなかでも抜群。
なっきぃが「踊りましょ」というだけですべてが踊り出します。
次点:
・桜チラリ
メジャーデビューにあたって渋谷に大きな看板が出ていたの、今でも良く覚えています。
マイマイも大きくなったなー(まだ小学生だけど)なんて後輩と言いながら見てました。
・心の叫びを歌にしてみた
いちばん可能性があって、そして一番もったいなかった曲だったと思います。
曲調もMVもそれまでにないくらいアイドルの枠を意識させないものだった、ただそれゆえにファンには受けなかった。
そしてこれを最後によりダンス色の強い別の路線へと進むことになったのでした…。
この曲がもっと世間に広まれば、ともすると違う未来があったかもしれないと今でも思ってしまいます。
アルバム部門
1位:④憧れ My STAR 3.0pts
タイトル曲や涙の色の大人っぽさ、メンバーごとの個性豊かな曲、そして後半に並ぶ壮大なメッセージ。
終盤のBig dreams→SHINES→約束は特にしないわの流れは反則。
2位:超WONDERFUL!⑥ 2.0pts
℃-uteのいろいろな面がバランス良く入っていると思います。
Midnight TemptationからKiss me 愛してるへ流れる序盤も、3番ホーム3両目からキャンパスライフで終わるところも。
3位:第七章「美しくってごめんね」 1.0pt
中島さんのソロ曲があって良かったです。
そして何かと浮かばれない軽快なナンバー「桃色スパークリング」のためにも。
推しメン部門
中島さんにありったけの感謝を込めて。
素敵な人を好きになれたと思います。
第15回ハロプロ楽曲大賞'16に投票しました
第15回ハロプロ楽曲大賞'16に投票しました。
はじめにお断りあるいは言い訳ですが、最近の私はもう「ハロプロの曲すらぜんぶは分からない」「それ以前にメンバーも分からない人がけっこういる」というような状況でして、あの内輪で盛り上がる感じ(悪い意味ではありません)にまったくついていけていません。とくに今年の後半は日常的には℃-uteとJuice=Juiceしか知らないといっても過言ではありません*1。聞いたことのある曲の中で印象的なものを選んだ、ということだとご理解ください。
楽曲部門
1位:ENDLESS SKY / モーニング娘。'15 3.0pts
鞘師さんをこの素敵な曲で送り出せたことはせめてもの救いというか、良かったと思います。つんく♂作詞作曲がこの曲のような場面では輝き続けてほしいなと思います。個人的な印象のなかにいる鞘師さんは、たまに握手するときにいつでも真剣に話を聞いてくれて、分かろうとしてくれて、伝えようとしてくれて、その姿勢はいま思い返すとほんとうにプロだったのだと思います。ただそれでも、グループのセンターにいる意味について、かつての鈴木愛理さんがそうだったように、暗中模索だったのかな、ともやはり思えます。
2位:アイアンハート / ℃-ute 2.5pts
かつて鈴木愛理さんをはじめメンバーが言っていた、SMAPや嵐のように℃-uteを長く続けたい、ということに対して、このような曲調が増えることこそがその唯一の道だと思えたし、その可能性を信じさせてくれる曲でした。現にこのレベルの曲が続けば℃-uteはまだまだ生き延びられる、と一ファンとしては思っていたのですが、そうではなかったようです。なぜ我武者LIFEもこの曲もどちらも秋ツアーでやらなかったのか、せめてどちらかはやっても良かったのではないか…。
- アーティスト: ℃-ute
- 出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS
- 発売日: 2015/12/23
- メディア: CD
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3位:愛はまるで静電気 / ℃-ute 2.5pts
久々のかわいい曲などと言われますが、いままでのかわいい曲はどこかしら遊び要素が含まれている作品が多かった気がします。対してこの作品はそういった遊び要素なしに、ほんとうに最初から最後までかわいい曲になっていて、これがまさしくアイドル℃-uteの行き着いたところだと思います。℃-uteがアイドルに尊敬されるアイドルだったということが未来まで残る、そんな作品になっているのかなと思います。
4位:チョット愚直に! 猪突猛進 / こぶしファクトリー 1.5pts
あまりにも黄金期正統派を彷彿とさせる前山田作品。KEEP ON 上昇志向とどちらか迷いましたが、微妙に難しいリズムを多用するこちらを選びました。あとなにより、はまちゃんがかわいい。
5位:泡沫サタデーナイト! / モーニング娘。'16 0.5pts
こちらも黄金期を彷彿とさせる米咲作品。そしてそれを生粋のハロプロっ子譜久村さん・小田さんが引っ張るという魅力的展開。最後の小田さんのサビの歌い方がとても心地よいです。
次点:
上手く言えない
KEEP ON 上昇志向!!
情熱エクスタシー
次々続々
MV部門
1位:愛はまるで静電気 / ℃-ute 4.5pts
毎年同じことを書いている気がしますが、卒業や解散となるとここまで素敵なMVが作れるのですよね…1番のなっきぃのシーンがとてもかわいいです。
℃-ute『愛はまるで静電気』(℃-ute[Love Is Like Static Electricity])(Promotion Edit)
2位:上手く言えない / アンジュルム 1.0pt
色合いが好きです。「アイドルも」のところの勝田さんかわいい。
アンジュルム『上手く言えない』(ANGERME[I Can’t Describe It])(Promotion Edit)
3位:セクシーキャットの演説 / モーニング娘。'16 0.5pts
(実は曲をよく知らないのですが)キャットがかわいいので…
モーニング娘。'16『セクシーキャットの演説』(MORNING MUSUME ‘16[Sexy Cat’s Speech])(Promotion Edit)
…すみません、1位以外適当ですね。
推しメン部門
(現役メンバーとしての)なっきぃに1票入れるのもこれで最後なんですね。
ほんとうにありがとう。
*1:それすらせいぜいラジオを半分くらいは聞いている程度の意味で、ブログなど久しく読んでいない気がします…
第5回アイドル楽曲大賞2016に投票しました
アイドル楽曲大賞2016に投票しました。
年々アイドルどころではなくなって、新しいグループに出会うことがほとんどなくなってしまっている(それどころかいままで見に行ってたグループすら見に行けていない)のですが、せっかくなので知っているなかで選んで投票しました。
それでなくてもドロシー、女子流、Especia、ライムベリー、GALETTe、ドルエレ、清竜人25などなど、楽曲という観点で考えたときにはあまりにもあんまりな情勢ですが、それでもアイドル楽曲は希望であってほしいと思っています。まあ、そもそも音楽市場が現場にシフトしていることそれ自体が、アイドル活動自体は活発にしていますが、盛り上がる以外のアイドル楽曲を重視しきれなくしているような気はします。
<メジャーアイドル楽曲部門>
1位:二人セゾン / 欅坂46 3.0pts
コード進行がとてもきれい。1作目2作目の勢いを持ったまま、3作目にして満を持してオーソドックスな良い曲だと思います。
結局ことしは欅坂の年だったと思います。もともとファンが多いうえに指数的に増えるような構造のなかで活動しているにもかかわらず、ファンが必要以上に「曲が良い」「歌詞が良い」「ダンスが良い」などともてはやしている感じには食傷気味ですが*1、それでもシングルの表題曲は3曲すべてすばらしかったと思います。
2位:純白の約束 / 東京女子流 2.0pts
新井ひとみさんの声がとてもきれい。
リフレクション、良いアルバムだと思います。思うんですけどね…。
3位:Next Stage with YOU / Perfume 2.0pts
ライブでこの曲のイントロがかかったときの3人を見ていると、いまでもアイドルだなぁって思います。
4位:もっと! Darling / 上野優華 1.5pts
優華さんののびのびした歌声が似合っている曲。
昨年まで選択肢に存在していなかった優華さん、ノミネートされてなにより*2。さいきん行けてなくてすみません…*3。
5位:エクレア~love is like a sweets~ / Doll☆Elements 1.5pts
ドルエレさんの変わらない世界観がすてき。
ドルエレさんの解散はあまり考えていなかったのでびっくりしました。
【Doll☆Elements】エクレア~love is like a sweets~
次点:
サイレントマジョリティー / 欅坂46
READY GO! / 東京女子流
(補足)アイドルの楽曲に含めるか迷ってしまったもの:
Miracle Worker / Perfume
最&高 / きゃりーぱみゅぱみゅ
<インディーズ/地方アイドル楽曲部門>
ことしもRYUTistがあまりに良さすぎるのでどうしたものか悩みました…。
1位:Blue / RYUTist 3.0pts
昨年1位に入れた神話と並ぶ名曲。歌詞も最高です。
メロディーが難しいのにけっこう踊るので、ライブより音源のほうが良いというこの時代にあって珍しい曲。
2位:ウロコ雲とオリオン座 / つりビット 2.0pts
なぜか海だけじゃなくて空にも似合う曲が多いですね。
MVでは夏紀さんが手紙を渡すシーンがかわいすぎてもう…。
【公式】つりビット『ウロコ雲とオリオン座』MV Full ver.
3位:Morning Sun / 西恵利香 2.0pts
イントロからの爽快感がやみつき。
4位:金色の海と七色のDays / RYUTist 2.0pts
アルバムの最後を飾るのにふさわしいあたたかな曲。
5位:RELISH / Negicco 1.0pt
サビの不思議なメロディが印象的。
次点:
Sunsetガール / RYUTist
おさかな形キャンディー / つりビット
<アルバム部門>
- アーティスト: RYUTist
- 出版社/メーカー: RYUTO RECORDS
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2位:LISTEN UP / 西恵利香 1.5pts
- アーティスト: 西恵利香
- 出版社/メーカー: SHININGWILL / SOHO'S INC
- 発売日: 2015/12/15
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3位:ティー・フォー・スリー / Negicco 0.5pts
- アーティスト: Negicco
- 出版社/メーカー: T-Palette Records
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次点:
U colorful / 上野優華
METAL RESISTANCE / Babymetal
REFLECTION / 東京女子流
こうしてみてみると、ほんとに聞いたことのある曲が限られてるんですよね今年…。
静電気のとどく範囲で
考えていても仕方がないので、℃-uteのツアーに行って、こういう生活ももう終わるんだと思えばすべてが楽しいのですが、それでもやっぱり感じることはいろいろあるのでした。いまから書くことは、イベントがあってもほかの予定を優先しているような、4月以来半年も握手すらしていない私みたいなファンが言うことじゃないとは思っています。
チームの規模感
でも、そう思わせてしまうこと自体が℃-uteというチームの最大限の大きさだったんでしょ?と思うんです。
ファンが増えるということは、1年に1度だけ見に来る人、アイドルのコンサートというハードルの高さに対して勇気を出して来てくれる人、ハロプロのしきたりを知らない人、そんな人たちをも相手にしていくということです。どんな曲にどんな思い入れがあるかとか、静かなのが好き賑やかなのが好き、もっと卑近なところでアイドルとはどうあるべきなのかという意見だって千差万別。
そういう大勢の個々人を相手にするには℃-uteはやっぱり不器用すぎたのでしょうか。
もう、℃-uteを好きでいてくれる全員が全員、毎日ブログを読んだりツイッターをフォローしたり、ライブがあれば半分くらいは来たり、イベントも行ける日はぜんぶ行ったり、というような人ではないのです。メンバー個々人の性格を熟知したうえでそれでも好きだと言っているわけではないのです。
たしかに、一挙一動、一つの発言、一つの報道がどういう影響力を持つのか、ということを考えるのは、まったく本質的ではないとは思います。しかしながら、そこをクリアしなければこれ以上大きくなれなかったというのも事実だと思います。本人たちにそのつもりがなかったとしても、現状は(いや、これまでも)、「いま現場に来ているファンのマジョリティ」が喜んでくれればOKというのが第一でありすべてなんですよね。
チームの功罪
そんなわけで先日の大阪公演でも、「昼公演で(コールを)お願いしたら夜公演ではもうやってくれる、すばらしいファンの方たち」みたいなことを未だにやっているわけですが、なんで1日2公演見てるファンをメインに据えるんでしょうかね…それこそ最後だから書いてしまいますが、こういう発言をされると私はとても残念な気持ちになります。
team ℃-uteという合い言葉は、℃-uteのメンバースタッフそしてファンをつなぎ止める楔として、厳密には梅田えりかさんが卒業するときに、そして具体的には東日本大震災後のツアーファイナルから使い始められた言葉です。℃-uteが少数派だったころはこれがほんとうに機能していたと思うんです。多少の違いは気にせずファンはとにかく℃-uteのために頑張れた、と信じています。
いまなお、あのころの感覚でマジョリティのファンを相手にしているのだとは思います。だけど、たしかに一つひとつは100人ファンがいたら95人は納得できることなのかもしれませんけれど、それが10個もあれば100人中20人くらいはなにかしら納得できない部分が出てきてしまう、そういう状況になっている気がします。
そうじゃなくて、極端に言えば100人のうち40人が納得しなくても新たに良いなと思ってくれる人を100人を増やす、みたいなことをやっていかなければ、続かないんだと思うんです。そういう小さいようで大きい部分に最後まで届かなかったのかなぁと思う気持ちがどうしても、どうしても残ってしまう今日このごろです。
「じゃあなんであのときあんなこと言ったんだよ」とか「いい加減コール増やすのやめてくれ」とか言い出したらきりが無いんですが、ひとつだけどうしても。SHINESという曲は、私にとって特別な曲なのです。あの歌詞に何度も救われてきたし、そして、なっきぃって何度もコールできる数少ない曲なのです。それを悪気無く壊さないでくれよ…という思いはわりとあります。
よみがえる光景
それでもこんなMVを見れば思い出すのは、キッズを見たとき、そしてなっきぃと話したいろんなこと…。
℃-ute『愛はまるで静電気』(℃-ute[Love Is Like Static Electricity])(Promotion Edit)
いや、私だって幸せでしたよ。それはいまも変わらないです。ほんとうに。
*1:もちろんそういう人たちを実際に連れて行けなかった私にも責任はあるのだと思いますけれど
℃-uteは賽を投げなかった
先日、℃-uteの解散が発表されました。
まだ気持ちの整理はつきませんが、ハロコンにBuono! Festaに℃-uteの日などとライブやイベントはどんどん行われていくので、何かしら書き残しておこうと思います。
12年は実質的に永遠
アイドルはスポーツ選手などの職種と一緒で、毎日が勝負の連続、来年には活動できなくなっているかもしれない、しかも年齢という逆らえない自然法則が存在する職業のひとつです。そのようななかで、多少のメンバーの変化はあれど2005年の結成からすでに12年目に突入しているというのは、もうそれはとてつもなく長い時間というか、時間という概念を超えて存在している永遠みたいなものです。
そんな長い期間にわたって℃-uteは多くのファンの夢を受け止め続けてくれました。理不尽な、あるいは制御できない状況のなかで不器用に戦い続けた℃-ute。アイドル冬の時代をしのぎ*1、アイドル戦国時代になお潜り*2、ハロプロ内部ですら特別注目もされず*3、それでも気づけば多数のアイドルから尊敬される存在にまでなっていました。
そもそもアイドルが少なすぎる時代に、実力と無関係に大きすぎる期待を受けていた2007年の℃-ute。突然アイドルが増え始めた中で明らかに波に乗り遅れた2010年の℃-ute。ついに握手会を中心とする販売形態に舵を切った2012年の℃-ute。いろいろあったけれど、きっといつだってまっすぐでした。
裏付けなんてほんとうは何も無いけれど、だけど「℃-uteこそパフォーマンスが良い」とか「℃-uteこそバランスが良い」とか、必ずしもそうじゃないときも実はたくさんあったけれど、とにかく℃-uteが良いんだと信じることは救いでした。アイドルの売り方や曲や現場の雰囲気がどんどん変わっていっても、それがあまり望ましいものでないように思えても、「℃-uteなら将来的にこの現状を変えられる」と思えるグループでした。
私もそんな℃-uteに夢を託してきました。「こんなに理不尽でもこんなに前向きに頑張れるグループを見ると救われる」とか、ときには「だからこそもっと目立ってほしい」などと決してスター集団ではない彼女たちにスター性を求めることもありました。だから、これからも、自分が夢を追うとき、ずっと同じように夢を追ってくれると思っていました。自分が夢を追えないとき、それでも淡々と職人であるという側面を見せてくれ続けると思っていました。
でも、それもあと9ヶ月。
すべてが夢物語
ここまで話が大きくなったのは、すべては2002年6月30日、日韓ワールドカップ決勝が行われたあの日、ハロー!プロジェクトキッズ15人の合格が発表されたあの瞬間からです。小学生15人を採用する、しかもそのうち6人は低学年という暴挙。もうこんなことは二度と無いでしょう。スタートがそもそも半分冗談みたいな話だったのです。
思い出MC
— ultramarine (@umarine) 2016年9月5日
岡井「あれ(自分たち)以来会社が小1とか小2とか採らなくなった、私たちに手がかかりすぎたからかな」
多分そうだと思うんだけど、でもあの小学生15人を採用するという21世紀最大の無茶があったからキッズがBerryz工房がそして℃-uteが存在したんだよ。
だけど、単に若くからはじめたから長く続いたという話ではなくて、ちょっとずつ℃-uteなりに変化を続けていまに至っているのも事実です。だから、12年も続いた。だけど、さらに続けるにはまた変化が必要だった。そういうタイミングだったのかなと思います。変化は痛みを伴います。その先にそれなりの確率でもう少し大きい幸せがあると分かっていても、それでもリスクがあります。そんななかで、日々もがきながら前に進もうとしてきた期間を、間違いなく幸せだと思えるうちに終わりにする自由が、彼女たちにはあるはずです。
今回も、ハロプロを卒業してグループを続けるという選択肢があったわけですから、その勝負はできたと思います。そしてそれに挑まないのは勝負師としてはダメなんだと思いますが、優しい℃-uteらしいとも思います。そういえば、いまほど売れていなかった頃、私は「いまもしここで℃-uteが終わっても、ファンは素敵なグループがあったことを忘れない。それはそれで幸せ」などと言っていた気がします。結局そういうことなのかもしれません。
ベリキューをこのままにするならそれでも良いかなって思う瞬間もある.このクオリティを保って閉じた中でやっていく選択もあると.例えば30年後に「℃-uteが如何に素晴らしいグループだったか」を語れる人って,まあ5000人くらいはいるでしょ.それで幸せって見方もあるとは思うの.
— ultramarine (@umarine) 2011年8月16日
賽は投げられなかった
毎回のことですが、たとえばコンサートではフルコーラスでやってほしいとか、もう少し演出に凝ってほしいとか、グッズもオシャレにしてほしいとか、とにかく思うことはたくさんありました。そういうところをひとつずつ進化させていけば、℃-uteはまだまだ可能性のあるグループだと感じている人は少なくなかったと思います。でも、最後まで℃-uteというのは、いままでハロプロで行われなかったことを行う、ということをほとんどしないグループでした*4。
あるいは、もっとほかのグループをぶっちぎる何かを見せつける、というようなことも苦手なグループでした。そういう機会がセッティングされればちゃんと圧倒できることはみんな知っていました。2013年の冬のハロコンでモーニング娘。のThe 摩天楼ショーを歌ったり、2013年2月のバースデーイベントでモーニング娘。のHelp me!!を愛理と千聖の2人でやったり。見れば上手いな、と思うのだけれど、それを主張するのがあまりにも下手だったといえば、都合良くまとめすぎでしょうか。そうこうしているうちに後輩も育っていて、小田さくら・宮本佳林の「悲しきヘブン」はすごかったし、この夏のハロコンなんて、もうどのグループも上手いんだなと思ってしまう状況*5。
9月5日も℃-uteの日、という先日のコンサートはとても素敵でした。本気を出せば、シングルA面の43曲をある程度順番を考えながら並べて、武道館みたいな大きなステージで場位置の移動も込みで作り上げるという恐ろしいことができてしまうのです。「だったらふだんからやれば良いのに」「この労力こそ1回きりではなくてツアーみたいに何度もやるものに割くべきなのでは」と思いますが、最後に良いものが出てくるのはハロプロの様式美といったところでしょうか*6。
どこかでもう一歩、もう半歩振り切ってしまえば別の世界があった気がしてなりません。
正直言うと、きょう43曲聴いてて、℃-uteってほんとうはもっとチャンスがたくさんあったグループなんじゃないかと思った。最後までナンバーワンになろうとしなかったというか、なろうと「できなかった」グループだと思う。みんなのオンリーワンであることも素敵だけれどね。
— ultramarine (@umarine) 2016年9月5日
そして賽はしまわれる
℃-uteのメンバー5人はこの数年、℃-uteを続けていくことでいろいろな夢を叶えたいと言ってくれていました。たとえば2015年10月発売の月刊アイドル新聞10月号を見ると、
アイドルというと一般的に、だいたい二十歳ぐらいまでかな、みたいな思いがあると思うんです。アイドルはこうだみたいな考えを℃-uteが破りたい(矢島)
みんなでもっともっと力をつけて老若男女に好かれるアイドルになりたい(鈴木)
今は辞めることは考えられないです。後悔しそうだから。まだまだ続ける気満々です(萩原)
といった感じです。
ただ、去年の今頃は解散なんてまったく言っていなかったということは、そんなに不思議ではない気がしています。アイドルは「組織に所属しているので基本的には社員として働くけれど、外の世界では主に自分の実力で測られる」という仕事をしています。私もある意味でこのタイプの仕事をしているのですが、ある日突然風向きが変わって、一瞬にして当たり前が当たり前じゃなくなることが往々にしてあります。それは、発言が無責任だというようなことではなくて、みんなが実質的に自営業として動いて真剣に判断しているからだと思っています。
あらためて、中島早貴さん
解散発表当初の状況下で中島さんがコンスタントにブログを更新して前向きな文章を綴ることに対して「さすがなっきぃ」という声が上がりました。それはありがたいだろうし、仕方ないし、それが中島早貴さんが℃-uteで果たしてきた役割だと思います。
でも。
芸歴15年目とはいえ中島さんは22歳、現役で大学を卒業してもまだ社会人1年目という年齢です。それでいて、キッズ時代含めてハロプロで、℃-uteでエース的な役割を果たしてきたことはただの一度もない。℃-uteであることだけが自分の強みであると本人が言っていた人です。℃-uteのために動いてきた11年間、特にメンバーが5人になって以来のこの6年間、誰よりも℃-uteという看板があってこそ活躍できてきた人間であることは本人がいちばん分かっているのではないでしょうか。その看板を外す、しかも自分が抜けるのではなくぜんぶ閉じることが誰よりも不安なのは中島さん、それがなかなかうまく伝えられないのもまた中島さんなのではないでしょうか。
さすがなっきぃだ、という声に、私は少しだけ心を痛めています。それでも、ほかのメンバーのファンの方の心の拠り所になるのであれば、それが最後まで℃-uteの中島早貴さんたるゆえんなのだとは思いますけれど。
ぼくらが旅に出る理由
遠くまで旅する恋人にあふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり
誰もみな手をふってしばし別れる
(ぼくらが旅に出る理由/小沢健二)*7
いまのところ、ライブやイベントが終わるたびに、初めて経験するような疲れに襲われています。でも、あと9ヶ月、最後まで適当にして最高なMC、どこまでもすさまじいステージ、まっすぐすぎる姿を見せてくれたらうれしいなと思います。そして、なによりも彼女たちの幸せを願っています。一人ひとりのこれからの人生で、これまでのように誰かから夢を託される人であってくれたらうれしいとも思います。5人は、おそらく当人が思っている以上にとってもすごくて、しかもまだまだ若い人たちなのですから。
*1:そもそも℃-uteがごたごたしていましたが、そうでなくともアイドル自体が目立てない時代でした
*2:PerfumeやAKB48が冬の時代を終わらせ、2010年頃からアイドル戦国時代が到来したとき、ハロプロからその戦いに出向いたのはスマイレージでした。℃-uteは2012年のアイドルイベントへの出演が初の対外試合で、しかしそこでほかのグループを圧倒しすぎたのはいまとなっては有名な話
*5:率直に言って、歌はJuice=Juiceのほうが上手いですし、ダンスももっと本格的にダンス経験のあるメンバーが増えてきました。もちろんそういう技量以外の部分を含めてみれば℃-uteはさすがなのですが
*6:ほかにも卒業するメンバーにはクオリティの高いソロ曲のMVが製作される、など。これもふだんからやれば良いと思うのですが
*7:この曲が収録されているLIFEという名盤がリリースされたのが1994年、まさに中島さん・鈴木さん・岡井さんが生まれた年ですね