2016年04月30日

●懐かしんでる場合じゃないのかもしれんけど



昨日の昼間は、いつもより1時間以上も早く家を出て、開門直後の味の素スタジアムでFC東京のOB戦『東京ガスライフバル presents エキシビションマッチ』を観戦。


東京ガスの協賛により何だか突然行われた(かのように思えた)このイベント、1999〜2001年くらいに在籍した選手中心の青チームと、2002〜2006年くらいの在籍選手中心の赤チームとの10分ハーフマッチだったんだけど、これは要するに「大熊トーキョー」対「原トーキョー」だよね。僕あたりのファン歴の人間にとってはまさに夢の対戦というか。石川賢の『ゲッターロボ対ゲッターロボG』みたいな(笑)。

まあ、あくまでエキシビションマッチだからのんびりムードだったし、走るのがキツそうな選手も多かった(7〜8分過ぎると大半の選手が活動限界に到達)けれども、なんつーか、彼らが動いてプレーしてるのを見るだけで「あの頃」の記憶が蘇ってきて実に楽しかったんである。

青の方は「永遠の東京の10番」奥原を筆頭に、佐藤由紀彦、小峯、ペルー小池、浅利、藤山、小林成光、加賀見、鏑木、堀池……対する赤は原監督の下で阿部吉朗に馬場憂太、宮沢、金沢、平松……。いやあ、メンバー表見ただけで涙腺がピンチ状態になってしまった。そういや、元々東京を応援し始めたのも、小峯や小池や加賀見や浅利(は誕生日まで一緒だな)ら僕と同い年の選手が多かったからなんだよな。思い出したぞ。

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2016年04月23日

●歴史的勝利を目撃したぞ (サンウルブズ×ジャガーズ)



サンウルブズ 36−28 ジャガーズ (スーパーラグビー第9節)

スーパーラグビーに日本チームとして初参戦を果たすも、開幕から7戦全敗のサンウルブズ。前節は敵地でチーターズに17-92と大敗を喫してしまい先行きが危ぶまれたところだったが、「真のホーム」秩父宮に戻った今節は粘りのラグビーを見せ、接戦を制してついに初勝利を挙げた。


キックオフ直後にハイパントを競り合ったロロヘアとトゥクレットが共に負傷退場するという波乱の幕開けから、5分、SOピシが50m近くあるPGを決めて幸先よくウルブズが先制。だが、そこからはジャガーズが優勢に試合を進める。SOエルナンデスが多彩なキックをDFの背後や隙間に蹴り込み、処理にもたつくウルブズに対しジャガーズは新鋭BKのボフェリを中心に果敢なキャッチングを見せ攻め込んでいく。

7分、縦突進の連続からHOクレービーが右中間にトライ。続く10分には右サイドのモールから左へ速く大きく展開してブレイクし、WTBアモロシーノがトライ。ただし、エルナンデスのGKが決まらず差はあまり開かない。20分、今度はウルブズが22m内の連続攻撃から左サイドを突き、ピシ→立川→笹倉と細かくつないでトライ。ピシが難しいGKを決めて10-10。さらに32分にピシがまた長いPGを決めて13-10と逆転した。

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2016年04月17日

●このモヤモヤ、どうしてくれようか(FC東京×川崎フロンターレ)

皆さま、お久しぶりです。この数ヶ月間サッカーもラグビーも色々な動きがあったんですが、仕事の方がテンパっていて正直それどころではなかったのと、あと東京についてはいささかモヤモヤしておりまして(笑)。ともあれ4ヶ月ぶりの更新です。ただ、まあ、次がいつになるかはわかりませんが……。



FC東京 2−4 川崎フロンターレ (J1第7節 味の素スタジアム)

昨日は味の素スタジアムで第27回多摩川クラシコを観戦。3勝3敗と今季ここまで五分の星の東京にとっては無敗の首位・川崎をホームに迎え撃つ重要な一戦だったが、前半の優勢と2度に渡るリードを活かしきれずにあえなく逆転負けを喫してしまった。


序盤優勢に試合を進めたのは東京だった。積極的にボールへアタックする守備からDFライン裏目掛けて早く速く縦パスを送り、チャンスを作る。対する川崎は中村憲剛を中心に後方から丁寧にパスを回して組み立てようとするが、大島欠場の影響もあるのかややぎこちなさが目立つ。4分、田邉の果敢な競りかけからこぼれ球を拾ったバーンズがDFの背後に一気に抜け、ゴール左にシュートを決めて先制。1-0。

しかし東京はこの「もうけもの」のリードを活かせない。11分、DFの位置まで下がった憲剛が前線の大久保に絶妙のロングパス。巧みに小川をブロックしながら抜けた大久保は、目の覚めるようなボレーシュートを左隅に突き刺してあっさりと追いつく。1-1。その後は東京が再びペースを握り、バーンズが2度、阿部が1度シュートチャンスを迎えるが、いずれも枠をとらえられず。同点でハーフタイムへ。

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2015年12月19日

●どうするどうなる、銀河系とスカイウォーカー一家 (『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)

   

昨日から公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、さっそく新宿のバルト9で観てきた。僕が新作映画に公開早々駆けつけるなんて、いったい何年ぶりの事であろうか。以下、まだ観ていない人が大半と思われるので、ネタバレ抑え気味に感想なぞ。


おそらく他のシリーズ作と同様、この作品も今後劇場やブルーレイ等で何度か観直すことになるとは思うのだけれど、初見の印象としてはなかなかに良好だった。

初っ端のこのシリーズ特有の「え、そんなことになってたの?!」とかっ飛ばすナレーションから始まり、冒頭にいきなり激しい銃撃戦、さらに数分後には宇宙空間でスター・デストロイヤーとTIEファイターの戦いが繰り広げられるという展開の速さ。その後もアクションと戦闘シーンとシリアスなやりとりが間を空けずに数珠繋ぎになって、2時間半の間全く飽きることのない濃密なストーリーになっていた。

世界観や画面の作りはプリクエル(EP1〜3)よりもオリジナル(EP4〜6)寄りで(ってEP6の続きだから当たり前かもしれんけど)、これまで繰り返されてきたモチーフやオリジナルへのオマージュ、ハン・ソロやレイア、チューバッカ、C-3POをはじめとする懐かしいキャラクターの登場シーンもてんこ盛りとなっており、旧作ファンとしては「これこれ、これが見たかったんだよ!」という感じ。

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2015年12月16日

●『スター・ウォーズ』は「成長の物語」

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今週末からの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開に備えて、『スター・ウォーズ』のオリジナル3部作(エピソード4~6)をブルーレイBOXで観直し中。

いやーやっぱ面白いわ、これ。身も蓋もない言い方だけど(笑)。確かに今の目で見ると(公開当時に比べればかなりCGで修正されてるとはいえ)チャチかったりテンポが妙にのどかだったりする部分もあるんだが、それも味のうちというか、惚れた目で見りゃアバタもエクボというか(違うか)。


で、今回数年ぶりに3部作を通しで観て改めて気づいたことがあって、それは、僕が『スター・ウォーズ』という映画を好きな理由は、それが若者たちの成長の物語だからなんだな、ということ。

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2015年12月13日

●これぞワールドカップ後のトップリーグ! (東芝×パナソニック)

昨日は、秩父宮ラグビー場でラグビートップリーグ第5節を観戦。東芝ブレイブルーパス 17-17 パナソニック ワイルドナイツ。既に黒星がついて上位進出のためには後のない東芝と、開幕から順調に連勝街道を歩む王者パナソニックの対決。リーグ戦序盤の大一番は、万力で潰し合うような壮絶な防御戦の末に恨みっこなしの同点決着となった。


この日は晴天に恵まれ、寒さもさほどではない絶好の観戦コンディション(前日の雨でピッチはぬかるみ気味だったようだが)。秩父宮には2万を超える大観衆が詰めかけた。開幕直後にはW杯後の急激な注目度の高まりにラグビー協会が対応できず、「チケット完売なのに空席」という状況が話題になっていたが、ようやくというかやっとというか、ほぼ満員のスタンドが実現できた。協会もさぞかしホッとしたことだろう。


試合は、序盤から挑戦者の東芝が攻める展開。FLリーチやCTBカフィを軸にパワフルな突進で押し込んでいく。が、先制したのはパナソニック。4分、自陣ゴール前のターンオーバーからWTB北川が快走し、CTB林のキックパスを逆サイドのWTB児玉が収めて一気に走りきった。いかにもパナらしい鮮やかなカウンターに大観衆がどっと沸く。0-7。その後も鋭い逆襲を見せるワイルドナイツが主導権を握るかに思えた。

しかし、この日のパナはラインアウトに安定感を欠き、次の得点をなかなか奪えない。すると東芝はPGで差を詰めた後の26分、ラインアウトから怒涛のモールで押し切ってFL山本が右中間にトライし、10-7と逆転。勢いに乗る東芝はさらに攻勢に出て差を広げにかかる。ところが、パナは幾度も食い込まれながらも粘りの守備で追加点を許さない。逆に終了間際、バーンズのPGで追いついてハーフタイムへ。

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2015年11月23日

●またしても(FC東京×サガン鳥栖)

FC東京 0−0 サガン鳥栖 (J1第34節 味の素スタジアム)

前節の柏戦勝利により再び3位に浮上した我らが東京、いよいよレギュラーシーズン最終戦である。勝てば文句無しでチャンピオンシップとACLの出場権を獲得、引き分けor負けならガンバの結果次第。これまでタナボタ得意を標榜してきたチームにとっては正念場の一戦だったのだが……。


試合前。なんか変な芸人みたいなのが出てきたな、と思ったら、東京のレジェンド(笑)ことアマラオ氏であった。いやーアマも老けたなー。髪の毛真っ白やん(って、現役の頃からずっと「おじいちゃん」あるいは「ジジイ」呼ばわりしているわけだが)。「アイシテル〜」のヘンテコなイントネーションは相変わらずだったけれども。


キックオフ。立ち上がりは鳥栖がロングボールとサイド攻撃で攻勢に出たものの、東京は森重を中心に落ち着いてはね返し、次第にボールを支配していく。9分、ボックス左でパスを受けた東がドリブルでDFをぶち抜いて切れ込み、折り返しを橋本がシュートするがバーの上。23分、速いリスタートから右へ展開し、徳永のクロスを逆サイドで収めた河野がシュートするもDFがブロックしてゴールならず。

速いパスワークで先制点を狙う東京に対し、鳥栖は後ろに厚い陣形でタイトに守り続け、なかなか崩れる隙を見せない。30分、縦パス一発で水沼がCBの間を抜けるピンチとなったが、フォローした早坂のシュートはわずかにバーを越えてくれた。終了間際には東京が逆襲速攻の形を作り、橋本のラストパスから米本がシュートするも、またもDFがブロック。じれったいムードのままハーフタイムへ。

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