プリキュアが好きで、絵本を子どもと読むのが好きなオタクが、プリキュアひとりひとりに「この絵本!」と思う一冊をあてがって紹介するだけの趣味の場所です。
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ありすちゃんは、友達をとても大切にする子です。うさぎもろばもやぎも、みんな友達が「寒くて食べ物がないよ」と困っている言葉を聞いたわけではありませんが、とても寒い雪の日に、友達はどうしているかな、困っていないかな、と想像を巡らせるのです。ありすちゃんは、マナちゃんや六花ちゃん、真琴のことをいつも思いやっています。率先して寒い雪の日に外に出ていき、得たものを友達に渡す。決して自己犠牲ではなく、それがありすちゃんが本当にしたいことなのです。
ドキドキの子達は、いつでも一緒にいることを選ぶのではなく、それぞれの道を進み、たまに四葉邸の庭でお茶会をしてお互いの将来を語り合う関係だなと感じます。この絵本の中で、友達同士が会っている場面がないけれど、確かな関係が伝わってくるものがあるところがリンクするなあと思います。
動物達の服装や冬の寒い様子、家のあたたかな色彩も素敵な一冊です。
作:林 明子 福音館書店
「ごめんごめん ちょっとおつきさまとおはなししてたんだ」
よるになって、おつきさまがそらにのぼりました。おつきさまこんばんは。
ところが、くもがやってきて、おつきさまをかくしてしまいます。
おつきさまを隠すくもは、おつきさまとお話をしていただけだったのです。その優しい安堵感、かたくなだったキリヤくんと自然と打ち解けたほのかちゃんに通じるものがあると感じて選びました。また、勝手な願いではありますが、最終回でちらりと姿を見せたキリヤくんの生まれ変わりのような男の子とほのかちゃんが知り合うことがあれば、あるいは、キリヤくんが何かの形で戻ってきたときには、ほのかちゃんにはぜひ優しい絵本をたくさんキリヤくんに読んであげてほしいなと感じるのです。
「おつきさまこんばんは」は赤ちゃん絵本ですが、ストーリーもあり、表紙裏表紙だけで遊ぶことのできる絵本でもあります。また、おうちの屋根の上に描かれている猫にもストーリーがあるように、絵だけを眺めていても飽きない素敵な絵本です。ほのかちゃんにはぜひ楽しんでほしいです。
作・絵:こにしえいこ 福音館書店
「これ、なーんだ?」
大きな丸、小さな丸、いろんな色の丸。ページをめくるといろんなおいしい「まる」が出てきます。
色とりどりのまるは、様々なおいしいものに見えてきます。のぞみちゃんも、将来の自分をこんな風にわくわくと楽しみに眺めながら育っていくのでしょうね。