どこの車庫や車両工場でも庫内風景は楽しいもので、
定期検査や改造でバラバラになった部品が並べてある。
完成車と違ってこんな光景の方に機械の美しさを感じてしまう。
加悦鉄道の庫内風景.
DB201 (昭和28年森製作所製) 1962.7.31
淡路交通の庫内風景. 1965.8.2
様々な改造や自社開発を手がけて来た魅力ある地方私鉄の車両工場であり、並べられた中古台車の部品一つ一つに惹きつけられた。工場の中でスポーク車輪がひときわ美しく輝いていた。
貴志川線 伊太祁曽の小さな車両工場. 1965.8.4
庫内に休むモハ202と奥には改装中の小型電車らしき2両が見える。この車両工場もガソリンカーの電車化改造を数々やってきた。
お馴染みの野上電鉄の日方車庫も凄い.1965.8.4
数々のガソリンカーの電車化は見事でその後、関西大手私鉄の払下げ車をネタに手持ち中古部品を組合わせて多くの野上仕様に仕上げてきた日方車庫。
庫内には元阪神869(→野上モハ51)の車体がマルーン色のままで置いてあり、あちこちに外された様々な電動機が積み上げられていた。この車両も他の譲受車の中古台車を流用して登場したようだ。