2016年 02月 10日
ゲーム機をBlu-rayなどの再生機と兼用で使っている方は多いと思います。
ところで、最近のテレビには様々な画質改善機能が入っていて、タイミングにシビアなゲームをするにはディレイが大きすぎます。とくに4K画面ともなるとシャレにならない遅延です。
そんなディレイ対策に、各社は画質改善処理を極力行わないゲーム用モードを用意してくれているのですが、前述の再生機兼用という用途だとこれがジレンマ。
Blu-rayはより良い画質で見たいけれど、ゲーム用モードを毎回切り替えるのは面倒という悩みが発生してしまいます。とくに映像再生の設定をデフォルトから調整している場合ですね。今回はそんな悩みを解決するお話。
まず結論からいえば、HDMI分配器というものがあれば問題が解決できます。出力先をスイッチで切替できる切替器ではなく、同時に複数出力ができる分配器です。
使い方はシンプル。まずは、ゲーム機からのHDMI出力を分配器に入れて、テレビ側の2つのHDMIに接続します。次にテレビ側でそれぞれのHDMI入力にゲーム用モードと動画再生向けのモードを設定します。あとはお好みに応じてテレビ側のHDMI入力を切替するだけ。
原理的には入手が容易なHDMI切替器でもよいのですが、手間の観点でいえばHDMI分配器の方がベターなのは間違いないです。
ただし、機器の構成によっては分配器に求められるスペックが異なります。そして配線もやや複雑に。とくに、5.1chサラウンドなどでホームシアター構成にしている場合などです。
具体的な要件をあげていきます。
まず、分配器から。後述する光出力をテレビからの音声出力に用いるケースでない場合、分配器は2ch以上のlinear PCM音声か、あるいはDolbyやDTSなどのデジタル形式の伝送に対応しなくてはなりません。これがダメだと、ゲームも映画も2ch音声になってしまいます。スペックに明記されない場合は非対応と考えた方がよいです。
テレビ側はマルチチャネルのlinear PCM音源、またはDolbyやDTSなどのデジタル形式に単独で対応できれば問題ないのですが、そんな機種は見たことがありません。おそらくはデジタル形式のパススルーには対応しているので、それを有効化しておきます。
すでに5.1ch環境を楽しんでいるのであれば、アンプと接続しているHDMI端子は、音声信号をアンプに返すためのARCに対応しているのではないでしょうか?ここに分配器を挟んでもよさそうなのですが、アンプと分配器のどちらかの仕様から、分配後のARCに対応できないケースがあります。なので、ここに挟むのはNGな場合が。テレビからの音声出力が光出力の場合はテレビとアンプの間に分配器で問題ないです。むしろ光出力を推奨かもしれません。光出力の場合は分配器がDolbyやDTSに対応している必要もありません。
ではHDMIの場合はどこに分配器を入れるのか?ゲーム機とアンプ、あるいはゲーム機とテレビの間をどうするのかということですね。
ここで注意すべきは、ゲーム機からの出力音声形式です。これがDolbyやDTSでOKなのであれば、分配したHDMIはテレビに直接繋いでしまいます。遅延的には最も少なくなるはずです。音質のよいマルチチャネルのlinear PCMがよいのであれば、分配器のもっとも若い番号の出力を必ずアンプに繋ぎましょう。
これは、分配器がゲーム機に伝える対応音声などの情報が、もっとも若い番号の出力先によって決定されるからです。残りのHDMI出力はテレビに直接つなぎます。
以上で分配器を利用したゲームと映像再生のお手軽な両立が完成です。HDMI連動機能に少し癖のあるケースでないもあるので、いろいろと弄って最適な環境にしてください。
ところで、最近のテレビには様々な画質改善機能が入っていて、タイミングにシビアなゲームをするにはディレイが大きすぎます。とくに4K画面ともなるとシャレにならない遅延です。
そんなディレイ対策に、各社は画質改善処理を極力行わないゲーム用モードを用意してくれているのですが、前述の再生機兼用という用途だとこれがジレンマ。
Blu-rayはより良い画質で見たいけれど、ゲーム用モードを毎回切り替えるのは面倒という悩みが発生してしまいます。とくに映像再生の設定をデフォルトから調整している場合ですね。今回はそんな悩みを解決するお話。
まず結論からいえば、HDMI分配器というものがあれば問題が解決できます。出力先をスイッチで切替できる切替器ではなく、同時に複数出力ができる分配器です。
使い方はシンプル。まずは、ゲーム機からのHDMI出力を分配器に入れて、テレビ側の2つのHDMIに接続します。次にテレビ側でそれぞれのHDMI入力にゲーム用モードと動画再生向けのモードを設定します。あとはお好みに応じてテレビ側のHDMI入力を切替するだけ。
原理的には入手が容易なHDMI切替器でもよいのですが、手間の観点でいえばHDMI分配器の方がベターなのは間違いないです。
ただし、機器の構成によっては分配器に求められるスペックが異なります。そして配線もやや複雑に。とくに、5.1chサラウンドなどでホームシアター構成にしている場合などです。
具体的な要件をあげていきます。
まず、分配器から。後述する光出力をテレビからの音声出力に用いるケースでない場合、分配器は2ch以上のlinear PCM音声か、あるいはDolbyやDTSなどのデジタル形式の伝送に対応しなくてはなりません。これがダメだと、ゲームも映画も2ch音声になってしまいます。スペックに明記されない場合は非対応と考えた方がよいです。
テレビ側はマルチチャネルのlinear PCM音源、またはDolbyやDTSなどのデジタル形式に単独で対応できれば問題ないのですが、そんな機種は見たことがありません。おそらくはデジタル形式のパススルーには対応しているので、それを有効化しておきます。
すでに5.1ch環境を楽しんでいるのであれば、アンプと接続しているHDMI端子は、音声信号をアンプに返すためのARCに対応しているのではないでしょうか?ここに分配器を挟んでもよさそうなのですが、アンプと分配器のどちらかの仕様から、分配後のARCに対応できないケースがあります。なので、ここに挟むのはNGな場合が。テレビからの音声出力が光出力の場合はテレビとアンプの間に分配器で問題ないです。むしろ光出力を推奨かもしれません。光出力の場合は分配器がDolbyやDTSに対応している必要もありません。
ではHDMIの場合はどこに分配器を入れるのか?ゲーム機とアンプ、あるいはゲーム機とテレビの間をどうするのかということですね。
ここで注意すべきは、ゲーム機からの出力音声形式です。これがDolbyやDTSでOKなのであれば、分配したHDMIはテレビに直接繋いでしまいます。遅延的には最も少なくなるはずです。音質のよいマルチチャネルのlinear PCMがよいのであれば、分配器のもっとも若い番号の出力を必ずアンプに繋ぎましょう。
これは、分配器がゲーム機に伝える対応音声などの情報が、もっとも若い番号の出力先によって決定されるからです。残りのHDMI出力はテレビに直接つなぎます。
以上で分配器を利用したゲームと映像再生のお手軽な両立が完成です。HDMI連動機能に少し癖のあるケースでないもあるので、いろいろと弄って最適な環境にしてください。
# by unep | 2016-02-10 08:00 | その他