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80万円で人ひとりを救えるなら儲けもの:効果的利他主義を体現するGiveWellインタビュー

慈善行為の効率やインパクトの最大化を目指す効果的利他主義が自己不信のスパイラルに陥いるなか、定量的な分析を是とする理想主義者エリー・ハッセンフィールドは、膨大な額を寄付したいと考えるシリコンバレーの富裕層の意欲にいまも応えている。

デジタル・デモクラシーは多元的テクノロジーによって実現する── 経済学者グレン・ワイル来日セッションから

協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジーを実装する「Plurality」という世界的ムーブメントが注目されている。その中心メンバーのひとりグレン・ワイルが来日し、Plurality Tokyo主催のもとで貴重なセッションが実現した。

イケアが考えるゲーマーのための生活空間、そのユニークで気の利いたデザイン

イケアが発表したゲーミング家具のコレクション「BRÄNNBOLL」。プレイ中はゲームに没頭でき、かつインテリアに溶け込むようなそのデザインには、ゲーマーの姿勢に合わせた“低く座る”設計や、多目的な使い方を可能にする工夫が盛り込まれている。
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AIの危険性を知るには「数字を押さえておくこと」が重要だ:米ランド研究所所長インタビュー

米国を代表するシンクタンク、ランド研究所の所長であるジェイソン・マセニーは、これまでのキャリアで、AIが生物兵器などの製造を容易にしてしまう未来を懸念してきた。今後AIがもたらすバイオリスク、自律的兵器、中国との競争について彼に訊いた。

中国製の自動運転システムの実力は? 主要3メーカーのEVで体験した“進化”の現在地

中国で電気自動車(EV)を手がけるメーカーが、自動運転技術においても着実に進化している。その実力はいかなるものなのか、現地で主要3メーカーのEVに試乗して公道で試してみた。

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グーグルが「Pixel 8a」を発表、AI機能に対応しながらお手ごろ価格を実現

グーグルがAndroidスマートフォンの廉価版の新モデル「Pixel 8a」を発表した。お手ごろ価格でありながら、AIを用いた「編集マジック」や「音声消しゴムマジック」などの先進機能に対応したことで人気を集めそうだ。

“アップル最薄”の新型「iPad Pro」から「Apple Pencil Pro」まで、アップルが発表した新製品すべて

アップルが“史上最薄”を謳う新型「iPad Pro」をはじめ、2サイズ展開の「iPad Air」や操作性が向上した「Apple Pencil Pro」などの新製品を発表した。これらの新しいラインナップからは、アップルがイベントの招待状に記載していたメッセージの意図が透けて見えてくる。

ペンローズ・タイルを量子誤り訂正符号に変換:量子コンピューター開発の新発見

数学者をはじめとする研究者の間で有名な非周期タイリングであるペンローズ・タイルと量子エラー訂正との間に数学的関連性があることが、ふたりの研究者によって証明された。周期的パターンをもたない図形が量子情報を守るとはどういうことだろうか?

ボーイングの宇宙船「スターライナー」、悲願の有人飛行が打ち上げへ

ボーイングが開発した有人宇宙船「Starliner(スターライナー)」による初の有人試験飛行の打ち上げが予定されている。これは事故などで厳しい状況にあったボーイングにとって、悲願の打ち上げとなる。

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“心とからだを整えるバランスウォッチ”を謳うフィットネストラッカー「Amazfit Balance」。デザイン性に優れていて十分な測定能力をもつが、機能性やセットアップの面ではガーミンのような競合には譲る印象だ。

子守ロボット「イルヨ」は、運転中に泣き止まない子どもをあやしてくれる

日産自動車がTBWA\HAKUHODOと赤ちゃん本舗の協力で開発した子守ロボットのコンセプトモデルは、センシング技術によって子どもの表情を読み取り、親の声に反応することで、運転中のドライバーが子どもを直接あやせないときにサポートしてくれる。

ソニー「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」レビュー:機能が充実、PS5用なら最善の選択肢のひとつ

ソニーの「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」は多機能で音質がいいゲーミングヘッドセットだ。特にプレイステーション5との相性がよく、最適な選択肢になりうる。

「DJI Avata 2」レビュー:FPVドローンの入門編として最適な選択肢

一人称視点の飛行を楽しめるFPVドローン「DJI Avata 2」は、求められる操縦スキルを抑えながらも爽快感に溢れる飛行を楽しめる製品だ。セットのコントローラーとゴーグルを組み合わせることで、FPV飛行の入門編として最適な選択肢になっている。

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編集長からSZメンバーへ:「オーバーツーリズムの脱未来」SZ Newsletter VOL.234

ベネチアは「入場料」を徴収し、ニューヨークは「渋滞税」を取り始める。世界の都市は住人と観光客で溢れている。日本でオーバーツーリズムが進む都市のひとつ、鎌倉からSZメンバーに向けたGWのニュースレター。
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砂漠を農地に変えるソーラーポンプの活躍が、地下水を急速に枯渇させている

乾燥地帯の農家は、農地へ水を引くにあたって低コストのソーラーポンプに注目している。ソーラーポンプを利用すれば化石燃料が不要となり、作物の生産量も増加するが、その一方で世界中の帯水層が枯渇しつつある。
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アマゾンで電撃殺虫器が大量発生中──奇妙なブランド名、劣悪な商品、不審なレビューはこうしてつくられる

アマゾンで安価なテクノロジー製品を検索したことがあれば、聞いたこともないブランド名、まったく同じに見えるいくつもの商品、大量の不自然なレビューを目にしたことがあるはずだ。Fakespotのデータによると、特に顕著なのが電撃殺虫器だという。
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リジェネラティブな農法で土壌を再生、台頭するカーボンファーマーたち

世界の農家はいま、土壌の健全性を向上させて収穫量を増やし、大気中の二酸化炭素を土壌に取り込むために、かつての非集約型の農法を復活させつつある。

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家を買えないなら“一部分だけ”手に入れよう──不動産の部分所有サービスが急増中

住宅価格が高騰しつづけ、不動産危機にあるといわれる米国では、家を買えない人々が続出している。そんななか、住宅の部分所有権やフラクショナル投資ビジネスが成長しており、関連するサービスを提供するスタートアップがいくつも登場している。

“不法占拠”したニュースサイトを生成AIの記事で埋め尽くす:「クリックベイト工場」で荒稼ぎするセルビア人の告白

かつて人気だったニュースサイトなどをドメインスクワッティング(ドメインの不法占拠)によって入手し、生成AIで量産したクリックベイト(釣り記事)で埋め尽くす──。そんなビジネスで荒稼ぎするセルビア人の男を駆り立てる動機は何なのか、本人が激白した。

メタ「Llama 3」登場で本格化、オープン型とクローズド型AIの競争

メタが公開した最新のオープンソースのAIモデル「Llama 3」は、無料で使え、OpenAIの「GPT-4」に近い性能をもつ。オープンソース型AIが、ChatGPTやグーグル「Gemini」などのクローズドソース型を追い抜く日もそう遠くないかもしれない。
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グーグル出身者が創業、「Archetype AI」は“物体との対話”を目指すスタートアップ

「Archetype AI」は、建物やクルマ、あるいは人体に取り付けられたセンサーで検知される難解なデータを、わかりやすく“通訳”してくれるAIモデルを開発中だ。こうしたデータ活用はこれまで困難だったが、LLMの登場で新しい可能性が生まれている。

風力発電の修理技術者は、現場でどんな仕事をしているのか? ベテランが語る“高所作業”の現実

再生可能エネルギーの利用が加速するなか、風力発電所の数も世界的に増えている。その安定稼働に欠かせないのが、風力タービンのメンテナンスを担う修理技術者の存在だ。高所作業も伴う仕事は、いかなるものなのか? 13年の経験をもつベテランが語った。

カメラのISO感度を最大にしたら、どんな世界が映し出される? 日本の写真作家が発信する“ノイジーなグラフィック”としての日常

カメラが光を捉える能力を示す「ISO感度」。この数値を最大限にまで高めたら、いったいどんな世界が映し出されるのか──。日本のある写真作家は、そうして切り取った世界を作品として発信し続けている。

都市の“スポンジ化”を提唱、世界的なランドスケープアーキテクトが語る気候変動への処方箋

都市を緑化して雨水を集め、気候変動による水不足に備える“スポンジシティ化”を提唱し、世界的に注目されている中国のランドスケープアーキテクトのユー・コンジエン(兪孔堅)。その手法の有用性と具体的な方策について、ユーに訊いた。

テスラがEV充電器の部門を閉鎖、充電サービス業界にとって“好機到来”となるか

テスラがEV用の急速充電施設「スーパーチャージャー」の部門を閉鎖し、数百人規模を人員削減した。米国で充電プラグの“テスラ規格”が実質標準になり、政府主導で充電ネットワークの拡大計画が進むなか、さまざまなかたちで業界に影響が広がっている。

飛行機で“最も安全な席”とはどこなのか?

日本に限らず米国でも最近の相次ぐ航空事故によって、飛行機に乗ることへの不安が拡がっている。飛行機は非常に安全な乗り物だとは言われるが、ほかに比べて安全な席というのはあるのだろうか。専門家に知っておくべきことを訊いた。

ニコン「Z f」レビュー:撮影していて楽しいカメラ。クラシックなデザインに最新技術が詰め込まれている

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タコの知性をひもとき、見えてきた研究領域の“空白”──『解明! 神秘なるオクトパスの世界』研究者インタビュー

地球について考えるアースマンスに、ディズニーとナショナル ジオグラフィックは『解明!神秘なるオクトパスの世界』の放送・配信をスタートした。本作に登場する海洋生物学者に、動物の知性をめぐる研究や食文化への影響、動物福祉とセンシエンスについて訊いた。

生成AIの進歩で加速、“不気味の谷”に立ち向かうソーシャルロボットの世界

高齢者向けにインタラクティブな“デジタルの友達”の役割を果たすソーシャルロボットが注目されるようになってきた。まだ市場は初期段階で課題も多いが、生成AIの進歩に伴って会話型ロボットの開発は加速しそうだ。

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年4月に公開した注目の5記事

この4月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、AIの歴史を変えたトランスフォーマーや新連載『SFに学ぶ「知能」の未来』など、編集部がおすすめする5本のストーリーを紹介しよう。

写真家の“完璧な1枚”に隠された秘密:ドキュメンタリー「PHOTOGRAPHER:ファインダー越しの世界」が捉えた撮影の舞台裏

ナショナル ジオグラフィック(TV)で始まった新シリーズ「PHOTOGRAPHER:ファインダー越しの世界」は、フォトグラファーたちが“完璧な1枚”を追い求める様子を捉えたドキュメンタリーだ。多くの写真の裏側には、知られざる奮闘の秘密が隠されている。

暗号資産取引所バイナンスの創業者に有罪判決、求刑より軽い「禁固4カ月」となった理由

世界最大の暗号資産取引所であるバイナンスの創業者であるチャンポン・ジャオ(趙長鵬)に、禁固4カ月の有罪判決が言い渡された。この求刑3年より軽い判決には、禁錮25年の有罪となったFTX創業者との違いなどの要因が見え隠れする。

わたしたちと衣服、社会のつながりに迫る5冊:WIRED BOOK GUIDE

ターニングポイントを迎えるファッションのいまを読み解き、その可能性について考察する『WIRED』最新号のファッション特集に合わせ、これからの産業のありかたや、衣服をめぐる見えにくい部分を明らかにする5冊を「読書室」主宰の三砂慶明がセレクト。

イーロン・マスクが中国を訪問しても、テスラにとっての根本的な課題は解決しない

イーロン・マスクが4月28日に中国を訪問し、李強首相と会談した。その成果にはバイドゥ(百度)との提携拡大などが含まれるとされているが、中国メーカーの技術の進展が著しいなかテスラが厳しい競争を強いられることには変わりないだろう。

コッポラの『メガロポリス』が駄作と言われるたびに、むしろ必見の映画だと思えてくる

40年の歳月をかけて製作されたフランシス・フォード・コッポラ監督の大作『メガロポリス』について、興行的な成功は見込めないという声がハリウッドでは多い。だが最高のSF作品は観る者の頭を混乱させ、歴史に残る名作は往々にして最初は理解されないものだ。

Cherry「MX2A」、メカニカルキーボードの“定番”が大刷新した意味:製品レビュー

「青軸」や「赤軸」などメカニカルキーボードの定番MXスイッチで知られるCherryは、スイッチのさまざまな側面を現代風に改善したMX2Aを打ち出した。この変化は何を意味するのだろうか?

「競合への転職禁止」を違法とする米国の新規則、賃金上昇や事業創出に高まる期待

競合への転職や競業企業の設立を制限する「競業避止義務」を原則として禁止し、違法とする規則が米国で発行された。賃金上昇や起業の促進などが期待されるが、企業側の反発も多く、施行まで難航が予想される。

実写化ドラマ「フォールアウト」は、ゲームの世界観のなかで独自の物語を紡いでいる

Amazonプライム・ビデオで配信中のドラマシリーズ「フォールアウト」は、人気ゲームである原作のシーンを忠実に描くのではなく、ゲームの世界観がもつ魅力を生かしながらオリジナルストーリーを展開していくことで実写化に成功している。
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地球温暖化を加速させる「エアロゾルの減少」というパラドックス

人類が化石燃料の使用を削減しなければならないのは確かだ。だがそれによって、地球を冷却するエアロゾルの排出も減少し、皮肉にも温暖化が加速する恐れがある。それでも、大切なのは根本原因を見失わないことだ。
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植物性代替肉のブームが終了。価格、排出量削減、そして味に立ちはだかる課題

コロナ禍で売上が急伸した植物性代替肉だが、このところ米国での売上は停滞している。そこで植物性代替肉のメーカーはより“肉らしい”代替肉で顧客に訴求しようとしている。

走行中の列車の屋根の上は走れるのか? 物理学に基づいて検証してみた結果

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パオロ・ジョルダーノ『タスマニア』レビュー:“世界の終わり”はあなたの人生の困難に優先されるか

世界的ベストセラー『コロナの時代の僕ら』で“あの奇妙な春”を描いたジョルダーノの最新作。世界の終わりが来るならば、逃げる先はタスマニアがいい──そんな約束された場所は、この地上に、あるいは一人ひとりの人生においても、はたして存在するのだろうか。