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テスラがEV充電器の部門を閉鎖、充電サービス業界にとって“好機到来”となるか

テスラがEV用の急速充電施設「スーパーチャージャー」の部門を閉鎖し、数百人規模を人員削減した。米国で充電プラグの“テスラ規格”が実質標準になり、政府主導で充電ネットワークの拡大計画が進むなか、さまざまなかたちで業界に影響が広がっている。
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砂漠を農地に変えるソーラーポンプの活躍が、地下水を急速に枯渇させている

乾燥地帯の農家は、農地へ水を引くにあたって低コストのソーラーポンプに注目している。ソーラーポンプを利用すれば化石燃料が不要となり、作物の生産量も増加するが、その一方で世界中の帯水層が枯渇しつつある。

タコの知性をひもとき、見えてきた研究領域の“空白”──『解明! 神秘なるオクトパスの世界』研究者インタビュー

地球について考えるアースマンスに、ディズニーとナショナル ジオグラフィックは『解明!神秘なるオクトパスの世界』の放送・配信をスタートした。本作に登場する海洋生物学者に、動物の知性をめぐる研究や食文化への影響、動物福祉とセンシエンスについて訊いた。

飛行機で“最も安全な席”とはどこなのか?

日本に限らず米国でも最近の相次ぐ航空事故によって、飛行機に乗ることへの不安が拡がっている。飛行機は非常に安全な乗り物だとは言われるが、ほかに比べて安全な席というのはあるのだろうか。専門家に知っておくべきことを訊いた。

生成AIの進歩で加速、“不気味の谷”に立ち向かうソーシャルロボットの世界

高齢者向けにインタラクティブな“デジタルの友達”の役割を果たすソーシャルロボットが注目されるようになってきた。まだ市場は初期段階で課題も多いが、生成AIの進歩に伴って会話型ロボットの開発は加速しそうだ。

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“不法占拠”したニュースサイトを生成AIの記事で埋め尽くす:「クリックベイト工場」で荒稼ぎするセルビア人の告白

かつて人気だったニュースサイトなどをドメインスクワッティング(ドメインの不法占拠)によって入手し、生成AIで量産したクリックベイト(釣り記事)で埋め尽くす──。そんなビジネスで荒稼ぎするセルビア人の男を駆り立てる動機は何なのか、本人が激白した。

「DJI Avata 2」レビュー:FPVドローンの入門編として最適な選択肢

一人称視点の飛行を楽しめるFPVドローン「DJI Avata 2」は、求められる操縦スキルを抑えながらも爽快感に溢れる飛行を楽しめる製品だ。セットのコントローラーとゴーグルを組み合わせることで、FPV飛行の入門編として最適な選択肢になっている。

メタ「Llama 3」登場で本格化、オープン型とクローズド型AIの競争

メタが公開した最新のオープンソースのAIモデル「Llama 3」は、無料で使え、OpenAIの「GPT-4」に近い性能をもつ。オープンソース型AIが、ChatGPTやグーグル「Gemini」などのクローズドソース型を追い抜く日もそう遠くないかもしれない。

ニコン「Z f」レビュー:撮影していて楽しいカメラ。クラシックなデザインに最新技術が詰め込まれている

ニコンの「Z f」は、クラシックなデザインに最高レベルの性能が詰め込まれたフルサイズのミラーレス一眼カメラだ。インターフェイスが使いやすく、撮影していて楽しいカメラに仕上がっている。

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写真家の“完璧な1枚”に隠された秘密:ドキュメンタリー「PHOTOGRAPHER:ファインダー越しの世界」が捉えた撮影の舞台裏

ナショナル ジオグラフィック(TV)で始まった新シリーズ「PHOTOGRAPHER:ファインダー越しの世界」は、フォトグラファーたちが“完璧な1枚”を追い求める様子を捉えたドキュメンタリーだ。多くの写真の裏側には、知られざる奮闘の秘密が隠されている。

わたしたちと衣服、社会のつながりに迫る5冊:WIRED BOOK GUIDE

ターニングポイントを迎えるファッションのいまを読み解き、その可能性について考察する『WIRED』最新号のファッション特集に合わせ、これからの産業のありかたや、衣服をめぐる見えにくい部分を明らかにする5冊を「読書室」主宰の三砂慶明がセレクト。

コッポラの『メガロポリス』が駄作と言われるたびに、むしろ必見の映画だと思えてくる

40年の歳月をかけて製作されたフランシス・フォード・コッポラ監督の大作『メガロポリス』について、興行的な成功は見込めないという声がハリウッドでは多い。だが最高のSF作品は観る者の頭を混乱させ、歴史に残る名作は往々にして最初は理解されないものだ。

実写化ドラマ「フォールアウト」は、ゲームの世界観のなかで独自の物語を紡いでいる

Amazonプライム・ビデオで配信中のドラマシリーズ「フォールアウト」は、人気ゲームである原作のシーンを忠実に描くのではなく、ゲームの世界観がもつ魅力を生かしながらオリジナルストーリーを展開していくことで実写化に成功している。

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アマゾンで電撃殺虫器が大量発生中──奇妙なブランド名、劣悪な商品、不審なレビューはこうしてつくられる

アマゾンで安価なテクノロジー製品を検索したことがあれば、聞いたこともないブランド名、まったく同じに見えるいくつもの商品、大量の不自然なレビューを目にしたことがあるはずだ。Fakespotのデータによると、特に顕著なのが電撃殺虫器だという。
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リジェネラティブな農法で土壌を再生、台頭するカーボンファーマーたち

世界の農家はいま、土壌の健全性を向上させて収穫量を増やし、大気中の二酸化炭素を土壌に取り込むために、かつての非集約型の農法を復活させつつある。
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Apple Vision Proレビュー:アップルが思い描く未来はまだかなり遠い

日本発売が待望されるアップルのMRヘッドセット「Vision Pro」。これが空間コンピューティングの世界へ向けた大きな飛躍であることは間違いない一方で、実用面での使い心地はどうだろう。自称“アップル信者”の『WIRED』エディターによる体験レビュー。
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編集長からSZメンバーへ:「“​​サステナブルな未来”の脱未来」SZ Newsletter VOL.233

「サステナブルな未来」を目指すなら、持続可能性について再定義する必要がありそうだ。アースデイを迎えた今週、SZメンバーに向けたニュースレター。

SCIENCE

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地球温暖化を加速させる「エアロゾルの減少」というパラドックス

人類が化石燃料の使用を削減しなければならないのは確かだ。だがそれによって、地球を冷却するエアロゾルの排出も減少し、皮肉にも温暖化が加速する恐れがある。それでも、大切なのは根本原因を見失わないことだ。

走行中の列車の屋根の上は走れるのか? 物理学に基づいて検証してみた結果

走行中の列車の屋根の上を走るシーンをハリウッド映画などで見たことがあるかもしれない。これは実際に可能なのだろうか? 物理学に基づいて検証してみた。

大量の「電子廃棄物」がグローバル危機をもたらしている:国連レポート

国連の最新レポートによると、世界中で生み出される年間620億kgの電子廃棄物のうち、リサイクルされるのはわずか4分の1だという。同時に、電子機器が修理できることの重要性も指摘されている。

遺伝子改変されたブタの腎臓移植、今度は心臓ポンプを装着した患者で成功

遺伝子改変されたブタの腎臓を移植する新たな手術が成功し、ニュージャージー州に住む54歳の女性が2人目の生存者となった。心臓ポンプを装着した患者への初の移植成功事例となり、拒絶反応を防ぐためにブタの胸腺も移植されたことが特徴だ。
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グーグル出身者が創業、「Archetype AI」は“物体との対話”を目指すスタートアップ

「Archetype AI」は、建物やクルマ、あるいは人体に取り付けられたセンサーで検知される難解なデータを、わかりやすく“通訳”してくれるAIモデルを開発中だ。こうしたデータ活用はこれまで困難だったが、LLMの登場で新しい可能性が生まれている。

『WIRED』日本版編集部が選ぶ、2024年4月に公開した注目の5記事

この4月に「WIRED.jp」で公開した記事のなかから、AIの歴史を変えたトランスフォーマーや新連載『SFに学ぶ「知能」の未来』など、編集部がおすすめする5本のストーリーを紹介しよう。

暗号資産取引所バイナンスの創業者に有罪判決、求刑より軽い「禁固4カ月」となった理由

世界最大の暗号資産取引所であるバイナンスの創業者であるチャンポン・ジャオ(趙長鵬)に、禁固4カ月の有罪判決が言い渡された。この求刑3年より軽い判決には、禁錮25年の有罪となったFTX創業者との違いなどの要因が見え隠れする。

イーロン・マスクが中国を訪問しても、テスラにとっての根本的な課題は解決しない

イーロン・マスクが4月28日に中国を訪問し、李強首相と会談した。その成果にはバイドゥ(百度)との提携拡大などが含まれるとされているが、中国メーカーの技術の進展が著しいなかテスラが厳しい競争を強いられることには変わりないだろう。

Cherry「MX2A」、メカニカルキーボードの“定番”が大刷新した意味:製品レビュー

「青軸」や「赤軸」などメカニカルキーボードの定番MXスイッチで知られるCherryは、スイッチのさまざまな側面を現代風に改善したMX2Aを打ち出した。この変化は何を意味するのだろうか?

「競合への転職禁止」を違法とする米国の新規則、賃金上昇や事業創出に高まる期待

競合への転職や競業企業の設立を制限する「競業避止義務」を原則として禁止し、違法とする規則が米国で発行された。賃金上昇や起業の促進などが期待されるが、企業側の反発も多く、施行まで難航が予想される。
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植物性代替肉のブームが終了。価格、排出量削減、そして味に立ちはだかる課題

コロナ禍で売上が急伸した植物性代替肉だが、このところ米国での売上は停滞している。そこで植物性代替肉のメーカーはより“肉らしい”代替肉で顧客に訴求しようとしている。
BOOK REVIEW

パオロ・ジョルダーノ『タスマニア』レビュー:“世界の終わり”はあなたの人生の困難に優先されるか

世界的ベストセラー『コロナの時代の僕ら』で“あの奇妙な春”を描いたジョルダーノの最新作。世界の終わりが来るならば、逃げる先はタスマニアがいい──そんな約束された場所は、この地上に、あるいは一人ひとりの人生においても、はたして存在するのだろうか。

サンフランシスコの鉄道システムは毎朝「フロッピーディスク」で起動されている

1998年からいま現在に至るまで、「ミュニ・メトロ」の自動列車制御システムには5.25インチのフロッピーディスクが使われている。システム全面刷新には、あと6年ほどかかるとみられている。『Ars Technica』によるレポート。

“禁止法”を経たTikTokは、いまと同じアプリではいられない

TikTokの米国での運営禁止につながる“禁止法”が成立したことで、事業売却か廃止かの選択を迫られる。法廷闘争に持ち込まれる可能性もあるが、いずれにしても現在と同じアプリのかたちは維持できないだろう。

米テック企業の“厳しすぎる採用試験”はなぜ始まったのか

金利の上昇をきっかけに、テック企業は採用のハードルを上げた。低報酬のオファーから何度も繰り返される面接試験にいたるまで、仕事を求めるプログラマーにとっては過酷な時代になっている。『WIRED』は業界の声を集めた。

なだらかにつながる時間──リニアとノンリニアの中間域から:坂本龍一・高谷史郎による舞台作品『TIME』レビュー

『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』に続いて坂本龍一が全曲を書き下ろし、高谷史郎(アーティストグループ「ダムタイプ」)と共同制作した『TIME』が新国立劇場で上演された。2021年にオランダで世界初演され、好評を得た本作は、4月27日(土)と4月28日(日)にロームシアター京都でも公演される。

テスラの自動運転技術に新たな難題、米当局が「基本的な問題あり」との調査結果

自動運転技術を用いたテスラの運転支援機能「オートパイロット」について、米国の規制当局は基本的な防止策が十分ではないと結論づけた。さらに当局は新たな調査も開始しており、業績が厳しいテスラにとって最悪のタイミングともいえる。

AIアシスタントなら、人間が忘れたこともすべて覚えていてくれる

スマートフォンに記録されているすべてのことにアクセスできるデジタルAIアシスタントなら、普通は忘れてしまうような生活の詳細も記憶できる。ただし、AIに生活のすべてを記録させるということは、プライバシーをさらけ出すことにもつながる。

復活した「ネット中立性」の規則は、本当の意味で定着しうるのか?

トランプ政権時代に撤廃された「インターネット中立性」の規則が、このほど復活することが決まった。しかし、通信環境が大きく変わり、選挙の年でもあるなかで定着するのか、それとも規制をめぐる永遠の争いの一部なのかを断定することは難しそうだ。

生成AIの収益化競争で、マイクロソフトがグーグルに先行

グーグルの親会社であるアルファベットとマイクロソフトが、1-3月期の決算を発表をした。両社とも好調だが、生成AIへの賭けが報われ始めているのは、いまのところマイクロソフトだけのようだ。

Netflix日本発のドラマ「忍びの家」、米国人監督が描いたアイデンティティと家族をめぐる物語の舞台裏

完全オリジナルのストーリーで世界的に注目されているNetflix日本発のドラマ「忍びの家 House of Ninjas」。原案は主演の賀来賢人、監督と脚本を米国人のデイヴ・ボイルが担当した異色の作品は、忍者という日本的で古風な題材ながら、現代の日本を舞台に普遍的かつ斬新な作品へといかに導いたのか。作品づくりの裏側を監督のボイルに訊いた。

バング&オルフセンがCDプレーヤーの名作を復刻、その象徴的なデザインに“ストリーミング時代”こそ注目すべき理由

音響機器メーカーのバング&オルフセン(B&O)が、名作とも呼ばれる美しい縦型のCDプレーヤーを復刻発売した。スピーカーなどとセット販売される「Beosystem 9000c」は、なぜいま投入されることになったのか。

AIの「創発性」は幻影に過ぎない──大規模言語モデルの新たな測定で判明

最新の研究により、大規模言語モデル(LLM)の性能が突然飛躍することは驚きでも予測不能でもなく、実際には人工知能(AI)の性能を測る方法に関係していることが示された。

“TikTok禁止法”がクリエイターエコノミーに衝撃をもたらしている

TikTokの米国での運営禁止につながる“TikTok禁止法”は、動画から収入を得ているクリエイターや企業、インフルエンサーなどに衝撃をもたらした。プラットフォームに依存するクリエイターエコノミーの先行きは、今回の動きで不透明になりつつある。

AIツールによる“会議のシンギュラリティ”が、働き方を永遠に変えるかもしれない

会議の音声を書き起こしたり、要約したりするAIサービスが増えている。AIは、その会社の働き方や社員に精通するようになれば、やがて会議のモデレーターを務めるようになり、代わりに会議に“出席”してくれる可能性さえある。