・「野菜って、どうカラダにいいの?」と、ふと思いました。
なんだかとにかく野菜を食べようとしてます、みんなが。
おれも、きみも、上司も、部下も、おかあさんも。
「野菜を摂らなきゃね」「野菜が足りないよ」
「ちゃんと野菜を食べてるし」とか、いろいろ言ってます。
じぶんでも、食事のとき、たっぷりめに野菜を食べると、
なにかいいことをしたような気持ちになっている。
習慣的に野菜をしっかり摂っている人は、
人から、なにかの優等生のように思われやすいでしょ。
怪しげな商売をしている娘さんがいたとしても、
「でも、あのこ毎食しっかり野菜を食べているのよね」
とかの証言があったら、「あいさつをよくする娘さん」
と同じくらいに、悪い人じゃないって印象でしょう。
わかりますよ、野菜がどれだけ大事なものかは。
ビタミンやミネラル、食物繊維を含んでいるんですよ。
で、低脂肪で、低カロリーであるわけで。
一日に350グラムの野菜を食べることが推奨されている。
太陽の光を浴び、きれいな水で育てられた感じ。
そこまでは、よくわかるんだけど、もっとね、
そういう数字とかを超えた「イイモノ感」があります。
脂肪分や甘いものが、ときには炭水化物が、
過剰にワルモノにされているのとは逆に、
野菜の評判は天高く昇りっぱなしではないでしょうか。
ときには、女の子の名前で「野菜(のな)」ちゃんとか、
「奈菜」ちゃんとかだっているくらいですよ。
男の子にとっての「勇気」や「翔」みたいな格のところに、
「菜」があると思ったら、すごすぎませんか?
逆にいえば、「脂子」とか「甘味子」とかはいませんから。
「トマト銀行」「レタスカフェ」とかはあっても、
「焼き肉銀行」「カフェ炭水化物」とかは絶対にないもの。
平和や清潔や安心や健康みたいなグッドイメージの、
象徴みたいになってるのではないでしょうか、野菜は。
これだけ最強のシンボルになるとは、思わなかった。
お医者さんも、お役所も、先生も、両親も、彼女も、
みんな「野菜はいい」って言ってくれてますからね。
テイラー・スウィフトかよ、ベジタブル一族。
…ぼやき漫談のようなことで、今日はおしまい。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
まとめ:野菜は、ずいぶんえらいものになったもんだなぁ。