はじめての中沢新一。のさまざまなお知らせ。

「はじめてのJAZZ。」に続く
タモリさんと「ほぼ日」が贈る第二弾イベントは
中央大学教授中沢新一さんのこれまでの研究を
徹底的に濃縮してしゃぶりつくしちゃおうというもの。
旧石器時代からの視点から東京が見えてくる!?
その先にある芸術人類学とはどんな学問なのか?
ここでは10月24日(月)18時開場19時開演、
東京国際フォーラム ホールCで行なわれる
『はじめての中沢新一。』イベントに関する
さまざまなお知らせをお伝えいたします。

おかげさまで、チケットは完売致しました。
どうもありがとうございました。
(10月2日追記)

detail イベントがどんなにおもしろくなるか、想像できそうな、
中沢新一さん、タモリさん、糸井重里の
打ちあわせの会話の連載はこちら


中沢さんの本は読んだ方がいいですか?

10月24日月曜日。
給料日直前、
しかも仕事始めの月曜日という
イベントの日程としては
悪条件が重なりまくっているにもかかわらず
席が埋まりつつある
『はじめての中沢新一。』ライブイベント。

中沢さんやタモリさんに対しての質問や
糸井重里を交えての打合せの模様についての感想も
届いているのですが
今日はこちらのメールを紹介します。

=
あまりにも面白そうな予感があったので、
さっそく『はじめての中沢新一。』
のチケットを購入したのですが、
私は中沢新一さんの本を
一冊も読んだことがありませんでした。
イベントまでに『アースダイバー』や
『カイエ・ソバージュ』を
読んでおいた方が良いのでしょうか?
教えて下さい。
よろしくお願いします。
(根岸さん)

同じようなメールをいくつかいただきました。
3人の打合せの模様を読んで
イベントに興味をもったとしても
同様の理由でイベントに行くことを
決めかねている人もたくさんいるでしょう。
読んでから観るか?
観てから読むか?
これは悩むところ。

ここでズバリお答えしておきましょう。

一冊も読んでいなくても
イベント自体は楽しめると思います。
これまでも「ほぼ日」では
「初心者」を対象に
『はじめての落語。』、
『はじめてのJAZZ。』と
「はじめて」シリーズのイベントを行いました。
どのイベントも「初心者」も「玄人」にも
楽しんでいただけたようです。

今回の場合、ポイントはライブであること。
このイベントを通じて
中沢さんを知った方はもちろんのこと、
今まで中沢さんの著作を読まれた方も
中央大学の学生で無い限り
ライブの中沢さんに触れる機会は
あまり無かったことと思います。

先日、イベントのご来場者全員にお配りする
ダイジェストDVDの撮影していました。
それまで、中沢さんの本が
読み進まなかった制作スタッフも
中沢さんの講義を聞くうちに
「なるほど!そういうことか!」
と膝をうっていたくらいですから。
読んだことがある人も
そうでない人もライブはお楽しみいただけますよ。

とはいうものの、
「全く読むな!」ということではありません。
どういう人の話を聞くのか?
ということは知っておきたいですし
読んでから講義を聞くと理解も深まりますよね。
ここで、担当者の独断と偏見ですが
「これ、読んでおくといいよ。」というものを
おすすめしましょう。


一冊目は『アースダイバー』
今回のイベントのサブタイトルにも入っている
タモリさんと中沢さんを結びつけた
この本が無ければこのイベントは
生まれなかったと断言できる一冊。
詳しい説明はアマゾンのレビューにお任せするとして、
(以下、詳しい説明はアマゾンをご参考に)
元々、地図好きで東京中を散歩してたタモリさんが
中沢さんが独自に作った縄文時代の東京地図をみて
これまで東京の町がおもしろいと思っていた理由が
だんだん解き明かされていったというもの。
書店で見かけたときは巻末にある
「アースダイバーマップ」を開いてみましょう。
渋谷がどうして渋谷と呼ばれるのか?
どうしてあそこに神社があるのか?
どうして先日の台風で中野新橋が冠水したのか?
一目瞭然ですよ。


二冊目は『タモリのTOKYO坂道美学入門』
この本もこれが無ければこのイベントは
生まれなかったと断言できる一冊です。
タモリさんが地図好きだということは
タモリ倶楽部の出演を
とおして知っていた糸井重里でしたが
江戸時代以降の東京を解説するこの本と
縄文時代からの東京を解説する
『アースダイバー』を結びつけたことで
このイベントの原案ができたのです。
『アースダイバー』が
このイベントの産みの母とすれば
この本は父にあたるとも言えます。


三冊目は『チベットのモーツアルト』
中沢さんは1979年からネパールで
チベット人の密教僧に弟子入りをして
密教の行者となる訓練をされていた。
そのフィールドワークを通じて編まれた
中沢さんの代表作ともいえる一冊。
文庫本である本書には吉本隆明さんによる解説がある。
もし、この本を購入したにもかかわらず
イベントまでに読み終わらなかった場合、
巻末にある解説だけでは読んでおいた方がいいです。
ちなみに糸井重里が初めて中沢さんにあったのは
ネパールから戻ってきたばかりの頃だったそうだ。
「この人は人間のスネの骨をもっているんだよね」
と紹介されたのだとか。


四冊目は『ぼくの叔父さん網野善彦』
イベント制作スタッフの間では
和製インディー・ジョーンズと呼ばれる中沢さんが
どういう環境で生まれ育ったか?
ということを知ることが出来る一冊。
歴史学者である叔父さんの網野さんとの交流を通じて
中沢さんのプロフィールを知ることができる。
新書でもあることから
比較的短時間のうちに読めるので
この本をハブとして余裕があれば
さまざまな書籍に手を出してみるのもおすすめ。


最後は『対称性人類学』
『カイエ・ソバージュ』は全五巻からなるので
全て読み終わるころには
イベントが終わっている可能性があります。
今までのご紹介したものが
「読んでから観る」シリーズであるならば
こちらは
「観てから読む」シリーズであるかもしれません。
中でもあえて読むとするならば
『カイエ・ソバージュ』の最終巻である
この『対称性人類学』ではないでしょうか。

中沢さんの「人類学」の入門書であり、
「贈与と交換」の説明をはじめ、
ビジネスをしている人にこそ役にたってしまうのです。
大胆に語られる幸福論を読むだけでも企画書が
書けてしまうし、なによりも、
ほんとにものすごくおもしろいんです。
『アースダイバー』と一緒に読んだ後は
会議の発言の深みも変わってくるかも?

と、この本を紹介してくれたのは
最近、一月の読書量が
140冊にものぼっていたという
「ほぼ日」の木村くんです。

ここまで読んでいただいてどうでしょう?
参考になったでしょうか。
結論としては
「読む時間があれば読んだ方がいいし
 例え読んでなくても大丈夫ですよ。」
ということなのです。

チケットは現在も発売中です。
チケット入手方法については
この下で詳しくお知らせしています。

中沢さん、タモリさんに聞きたいこと、
今回のようなこのイベントに対する
素朴な疑問は件名を「はじめての中沢新一。」として
postman@1101.comまで送ってください。
できるかぎりお答えしていきます。



「中洲産業大学&ほぼ日刊イトイ新聞 presents
 『はじめての中沢新一。』
 アースダイバーから芸術人類学へ。」

 
出演:中沢新一・タモリ・糸井重里
開催:10月24日(月)
開場:18時
開演:19時
終演予定:22時30分を予定してますが
     出演者の気分によっては
     大幅に終了時間が遅くなることもありえます。
会場:東京国際フォーラム Cホール
   東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
   地図はこちらよりご確認いただけます。

チケット:全席指定/¥7,350(税込)



チケットは本日2005年9月20日(火)
午前10時※より発売中です。

(※ご予約いただく方法によって発売初日の
 受付開始時間が異なりますのでご注意ください)

おかげさまで、チケットは完売致しました。
どうもありがとうございました。
(10月2日追記)


電話、インターネット、携帯電話サイト、
チケットぴあの店頭、ファミリーマート、
セブン-イレブン、サンクスで
ご予約・お買い求めいただけます。
全席指定¥7,350(税込)です。

チケットのお買い求め方法です。
チケットは、以下の方法で
お買い求めいただくことができます。

インターネット
「@電子チケットぴあ」で買う場合
「@電子チケットぴあ」http://pia.jp/t
左にある検索ボックスで
ジャンルを「イベント」と選び
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Pコード【605−721】
と入れて検索をしてください。
検索されたページからお進みいただくと
チケットを購入することができます。
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「@電子チケットぴあ」での
詳しい購入方法、チケット発券の方法はこちらにて
ご確認いただけます。
(チケット発売初日は10時〜、以降は24時間購入可能
 /メンテナンス時間を除く)



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 予約電話:0570-02-9999
 Pコード【605−721】
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詳しい購入方法は各お店でお問い合わせください。
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必要な場合がありますので、
必ずメモをしていってくださいね。


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最寄りのチケットぴあはこちらにてご覧いただけます。


チケットの購入方法について、ご不明な点は
チケットぴあへお問い合わせください。

2005-09-20-TUE

2005-09-20 突然ですが、10月24日に
東京国際フォーラムでイベントをやります。
発表と同時にチケット発売も開始!
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