中国株投資のプロによる長期見通し、IPO情報-ドラゴンの眼で見よ-杉 新悟

上海、深セン市場のオープン当初から
ずっと中国株にかかわってきた人の物の見方です

第1回
「チャンスマンは前髪だけ」

邱先生のご厚情で
本日より中国に関する情報(特に中国株)を
皆様にお伝えしていくことになりました。

皆様のお役に立てるかどうかはわかりませんが、
私なりの中国株に対する正直な意見や市場動向および
銘柄情報に重点を置いていきたいと思っています。
どうか末永くご愛読、お付き合いいただきますよう
宜しくお願いいたします。


「チャンスマンは前髪だけ」

チャンスマンは誰にも平等に
自分の目の前を走っていくそうです。
ただ チャンスマンは前髪はありますが
後頭部はハゲています。
したがって前髪をしっかりつかまなければ、
折角走ってきても 
うかうかしていると通り過ぎてしまいます。

現在、中国株市場は調整局面となっています。
国内のA株市場は下落し、
B株市場もはっきり言って
市場の体をなしていません。
その原因は昨年の上昇に対する反動と
中国のマクロ政策にあります。

今年に入って中国株を購入した投資家の皆様は
後悔と不安をつのらせていることでしょう。
しかし、東洋証券の深堀氏は
中国の金融引き締めに対して、
「チャンス到来!今年も金融引き締めという第2のSARS来襲!」
と話されていました。
中国国内のみならず
世界中を震撼させたSARSは、
株式市場をも急襲し
中国株は上場来安値や年初来安値を更新しました。
はたしてその時、
何人の人が中国株を購入されたでしょうか?

今や書店に行けば
数多く中国株に関する本が出版されています。
また、インターネットを通じても
多くの情報が手に入ります。
しかし、情報は情報で
それを基に的確な投資判断を下すのは
投資家自身です。
様々な情報や意見に惑わされることなく、
その中から絶えず本質を見抜いていくことが
大事だと思います。

次回より具体的な事象をもとに
中国株市場の動向や
銘柄をご紹介したいと思います。

まずは ご挨拶まで。




当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

2006年10月31日(火)更新
- このコラムは連載終了いたしました -

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■杉 新悟 (すぎ・しんご)
株式評論家。中国株の裏表に精通したベテラン。長期見透しには定評がある。
意見があったらドシドシお寄せ下さい。
初心者にはABCからお手伝いいたします。


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