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護衛艦「かが」改修 F35B戦闘機運用へ(2024年4月8日)

2024年4月23日更新


1回目の改修を終えた護衛艦「かが」。飛行甲板の形状が長方形になり、黄色いトラムラインなどが引かれている(4月8日)

 1回目の改修を終えた護衛艦「かが」が4月8日、海自呉基地で報道陣に公開された。短距離離陸・垂直着陸(STOVL)型のF35B戦闘機を運用するために飛行甲板を台形から長方形に変更、甲板上に耐熱塗装を施し、戦闘機の滑走用のライン(トラムライン)も引かれた。

 この日を最後に艦長を離任する國分一郎1佐は、「これだけの大きな工事は海上自衛隊にとって初めてなので、無事に終えられてまずは一安心」と振り返り、「今後は『かが』が持つ多様な機能を駆使して、日本の安全保障に尽力できるよう努めてもらいたい」と期待を述べた。

 「かが」は全長248メートルで、海自最大の護衛艦「いずも」型の2番艦。ヘリコプター運用機能や指揮中枢機能、輸送機能、医療機能などを兼ね備えた多機能な護衛艦で・・・

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