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日米首脳会談 指揮・統制を向上 比加え、初の3カ国会談も(2024年4月10日)

2024年4月18日更新


日米首脳会談後、共同記者会見に臨む岸田首相(左)とバイデン米大統領(4月10日、米ワシントンのホワイトハウス)=官邸HPより

 岸田首相は4月10日午後(日本時間11日未明)、米国の首都ワシントンでバイデン大統領と会談し、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けて安全保障・防衛協力を拡大・深化させていくことで一致した。会談後、両氏は共同声明「未来のためのグローバル・パートナー」を発表し、自衛隊と米軍の相互運用性を強化するため、2国間でそれぞれの指揮・統制の枠組みを向上させることを表明した。翌11日午後(同12日朝)にはフィリピンのマルコス大統領を加えて初の日米比3カ国による首脳会談をホワイトハウスで開き、防衛当局間協議や共同訓練などを通じた安全保障協力の強化で一致した。

共同訓練など通じ安保強化

 10日の日米首脳会談で両氏は、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化が急務であることを再確認。

 共同声明では、作戦・能力のシームレスな統合を可能にし、平時・有事における自衛隊と米軍との間の相互運用性や計画策定の強化を可能にするため、「2国間でそれぞれの指揮・統制の枠組みを向上させる意図を表明する」と明記・・・

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