イラスト    特別支援学校の授業に役立つ自作創作教材・教具                

算数・数学:買い物学習の自販機 自立活動:ボール遊び 国語:ひらがなカード 生活単元学習:歩行者用の信号機 体育・遊びの指導:新忍者ボード 算数・数学:お金支払い補助盤 自立活動・音楽:スリットボックス 図工・美術:和紙の花かご

( 全3000作品 ) 
     アニメーション    こんにちは、あなたはカウンター人目の訪問者です。              

 
色々な教材・教具


コミュニケーションブックパラシュート遊び 
『自立活動・基礎学習』の1 
  ボール遊びスライド盤 
『自立活動・基礎学習』の2
文字カルタ折りたたみ式暗幕
『国 語  
  お金支払い補助ボード買い物学習用の商品スクリーン 
『算 数・数 学』 
穴から見る:美術館重なる模様
『図工・美術』(創る1)
  図工・美術の創る1色彩の箱
『図工・美術』(創る2)
     
ひもの絵:プリンター用のインクフルイドアート 
図工・美術(描く1)
 
  スリングショット虹色CDコマ 
 『図工・美術』(手作りのおもちゃ)

フープ立て新・忍者ボード
『体 育・あそびの指導』

 
  石垣パズル青虫ボード
『作業学習』
 
学習予定カード歯磨き指導の模型 
『日常生活の指導』
  投票箱ソーラークッカー 
『社会・理科』
楽しい実験(科学あそび)
劇の大道具:猫バス歩行者用信号機 
『生活単元学習・特別活動』
  ドームストローサッカー
『その他の教材・教具』

 
シロフォンアフリカの楽器カリンバ
 『音 楽』 
         今月の教材・教具の新作           


         0から始める教材作り    

(このHPに載っている教材・教具の作り方を写真と文章でわかりやすく説明)
 
 
色合わせ  
0から始める教材作り1

  ブックカバー 
 0から始める教材作り2

歩行者用信号機
0から始める教材作り3

 
  パネル式暗幕
0から始める教材作り4

  


 
その他  


イラスト 教材・教具のHPリンク集 

 GoogleやYahoo!で検索したHPや、全国の特別支援学校・養護学校等のホームページから調べた、「教材・教具」・「ICT」のお勧めのHPを内容の説明を付けて紹介します。 
  研修会にて
自己紹介

私の教材・教具についての考え(雑記帳から)


教材・教具の制作上の留意点等
  
 
イラストイラスト 
 わかりやすい指導の手引き 『こんな時はどうする? Q&A 153』      

 「個々の子どもに合った教材・教具ってどんなもの?」・「お金の学習の教材は、本物?偽物?・どっちがいいの?」・「カルタをすると同じ子ばかりとってしまう問題点を解決する工夫は何?」・「図工でお面作りをする時、風船が怖い子がいるけれどどうしたらいいの?」等の疑問に答える「Q&A式のわりやすい指導の手引き」です。

 今までの授業をもっといい授業に変える「教材・教具の工夫点」や、先生方に「指導や子ども達との関わり方について」、ちょっと立ち止まって考えてもらいたいことを具体例を挙げてわかりやすくお話しする「先生方を応援するページ」です。

 
 
  
    
 こんにちは。あなたは
カウンター人目の来訪者です。ゆっくり見ていってください。    (2001.1.18から) 



カワセミ:ぐんまこどもの国にて
  『ぐんまこどもの国の野鳥』観察ポイントを歩く  2024

            リニューアルしました!

 退職した年に生まれて初めてカワセミを見て感動し、それからバードウォッチングを始めました。森の中を歩いていると日々感じるストレスも減り、宝探しをしているような気分になります。

 群馬県太田市にある「ぐんまこどもの国」は、都市公園としてはそれほど広くはありませんが、観察に慣れてくると様々な野鳥を見ることができる場所です。 野鳥は、毎日必ず見られるわけではありませが、目の高さの枝や木の上の方や地面をよく観察すると、「あっ、いた!」と見つけることができます。まさに宝探しですね。 


                          
                          雑記帳 2024 

 (HPの改訂 2024年版)
 このHPがより『わかりやすく・見やすく・学習で使いやすく』するために、今年もいくつかの変更を行っていきます。

※データ量がこれ以上増えるとHPを維持するのが難しくなるので、作品数が3000を越えた分はHPの内容を見直して、越えた分だけ古いものを削除していきます。
(例:3020作品になったら、20作品は古いものを削除して3000作品にしていきます。)

○説明文の誤字・脱字を訂正するとともに、よりわかりやすい説明文になるようにしていきます。(※今年の改訂版で、最も力を入れるところです。昨年は、手がつけられなかったので反省しています。
編集スタートしました。

○「教材・教具のHPリンク集」のリンク切れや内容の加筆・訂正・HPの削除等のチェックは、今年も昨年同様に年末に行う予定です。新しいHPは、年間を通して探していきます。また、以前削除したところでも、基準に合うようになったものは改めて載せるようにしています。
 紹介する際の基準は、「リンク集」に載せてあります。



(楽器:雷ライト)4/18
 昨日、録画しておいたNHKの「バックヤード」を見たら、浜松の楽器博物館(?)を紹介していました。その中で面白い楽器の一つとして「雷ライト」が紹介されたのですが、昔これと似たような楽器を数点作ったことがあったので、これを作ってみることにしました。

 「雷ライト」は、金属製のバネが円柱状の容器の底に取り付けてあり、そのバネを揺らすと円柱状の容器の中の空気を振動させて音が出るという仕組みです。容器は金属か樹脂製がいいようですが、もっと身近なものでできたらより簡単に作れるので、試作品を複数作ってみて考えます。大人が作って子どもたちに使ってもらうものになりますが、子どもたちでも作れるようにすれば音楽だけでなく図工でも使えるかもしれません。


(「わかりやすい指導の手引き Q&A」のページから)4/10
 新学期がスタートしたばかりですが、今年から新任で特別支援学校に来た先生や20代の若い先生方に向けて考えてもらいたいことを伝えるために、「わかりやすい指導の手引き Q&A」を載せてみました。今月2回目ですが、スタートしたばかりである意味良い時期でしょうから・・。

Q15 木工ができない。でも、教材・教具を作りたいときは?


紙の大小弁別形の弁別 木工ができないから作れないと思わないことです。板を切ったり穴を開けたりなど、木工のできる先生に「板をこうしてください。」とお願いすれば、いやとは言わずやってくれるでしょう。また、厚紙スライド盤やカラーボードや箱などの材料とハサミ・両面テープ・ボンドでも色々な教材が作れます。

 右の写真は、普通ですと板に穴をあけたり、板を電動糸のこ等で○・△・□に切って作る形の弁別盤ですが、 厚紙とはさみとアクリル絵の具で作ったものです。左のスライド盤も厚紙で作ったものです。紙の箱を使ったカードの問題の答の出る「Q&Aボックス」は市販品は1万円以上しますが、自作すれば300円程度で作れます。工夫次第で可能性は広がりますよ。


Q53 「待つこと」は、どうして大事なの?

・「待つこと」って何を待つのかおわかりですか? 多分先生方はわかっていると思いますが、子ども達の活動(これからやろうとすること)をちょっと待つことです。先生方は子どもさんと1対1でついてやれるほど人数は多くありませんから、複数のお子さんの様子や学習を一人で見なければなりません。クラスやグループや学年で何か行おうとすると、当然のごとく「速く!速く!」と思ってしまいがちです。

 若い先生方の行う公開授業や研究授業などを見ていると、今動きが止まっている子に対してもう少し待ってあげれば、あの子はあの子なりに頑張れたのにと思うことが多々あります。

 その子なりの答や動きが間違っていたとしても、「だめ!」ではなくて「こうしたらどう?」・「今がんばっているんだね。」という声掛けや待つ姿勢があったら、その子はゆっくりかもしれないけれど自分で考える力がついていくでしょう。
 子ども達のゆっくりゆっくりに対して、待ってあげられる心の余裕を持っていきましょう。


Q93 保護者との面談を上手に行うには?

・学期ごとに保護者との面談が行われますが、「上手に」というのは、「うまく」というテクニックではではありません。予め伝えたいことを整理しておき、最低限伝えることを忘れないようにすることがまず大事です。保護者の立場から考えると、「家の子のことで何を言われるのだろう?」と心配してくることが多いようです。保護者がリラックスできるように笑顔で対し、基本的には聞くことに徹します。

 学習に関して話す場合は、ただ「がんばってましたよ。」では何をどう頑張っていたかがわかりませんから、課題とそのことに関してどうがんばってきて変化(成長)したかを話してあげるといいでしょう。担任が子どもの成長を親のように喜んでくれているということが伝われば、保護者の方々は安心し、いい先生に出会えたと感じてくれます。先生が緊張し過ぎていると、その緊張が保護者に伝染しますから、まずはスマイル・スマイルでいきましょう。


Q96 知ることで怖くなくなる?

・新任の先生や若い先生は、学校の中での色々な仕事が初めてづくしでしょう。初めて全体の朝会でマイクを握って発言したり、分掌でやったことのない係になったり、学年で遠足や校外宿泊学習の係になったりと・・。
 右も左も何もわからないところにぽつりと置いて行かれたような怖さを感じるかもしれませんね。誰でも最初はそうです。わかっていることであれば手順が浮かんでコツコツやるだけですが、何から始めれば良いのかわからなかったら、お先真っ暗ですもの。

 わからないことは、わかる先輩にどんどん聞いていくだけです。自分なりにわからないことを整理してから聞けるといいのですが、それさえわからない場合もありますよね。遠慮しないでどんどん聞けば良いのです。

 そうやってひとつひとつ仕事を経験していけば、手順もやることもやがてわかるようになり、わからなくて怖いとは思わなくなります。怖がっていないで飛び込む気持ちで人が嫌がる係もやってみると、どんどんわかることが増えて自信と実力(仕事力)がつきます。心配している暇があったら、まずは先輩から聞く・教えてもらいましょう。あなたのそばには、人間的に優れたいい先輩がたくさんいるでしょう?


Q97 子ども達が言うことを聞く先生は、怖い先生? やさしい先生?

・最近はさすがに少なくなってきた気がしますが、以前はよく体育の先生や男の先生で、子ども達に大声を出したりする威圧的な態度をとる人がいました。それはどうしてかというと、暴れたりする子が今よりもとても多かったこともあります。今の子ども達は、総じて昔よりも穏やかな子が多い感じがします。

 ・・・怖い先生の言うことは、暴れるような子もその先生が怖いからよく言うことを聞いていました。聞いていたと言うより従っていたと言った方がいでしょう。ベテランにそういった先生がいると、若い先生で勘違いをしてしまう先生が出てきます。子どもは正直で、怖い人の言うことは聞きますが、優しい人の言うことは聞かなくなってしまうからです。

 自分のことがわかっていない先生は、「自分が言えば言うことを聞く」などと勘違いしてしまうわけです。子どもは大人の顔色をうかがっているだけで、その先生が正しいから言うことを聞いているのではありません。子ども達を威圧して従わせていることに気づかず、おかしな自信を持つ教員を「バカ」と言うのです。若い先生は、バカになったりバカを見習わないように。

 子ども達一人一人を大事にするちょっと厳しく優しい先生が、若い先生方のお手本ですよ。
 


(ぐんまこどもの国)4/9
アナグマ:ぐんまこどもの国アナグマ:ぐんまこどもの国にて 「ぐんまこどもの国」は、4月になってからはルリビタキの雄はもう姿を見せなくなり、カワセミは時々姿は見るものの2羽一緒にいるのは珍しくなっています。ペアになれたカオジロガビチョウ:ぐんまこどもの国のかどうなのかはわかりません。

 数日前に左の写真の「カオジロガビチョウ」を発見。国内では群馬県でしかまだ見られていないようです。繁殖が進んでいるようなので、いずれは栃木・茨城・埼玉・長野というように生息地が広がって行くのでしょうね。

 一昨日は、上の池の東側を歩いていると、20m位先にアナグマがいて、こちらに向かって歩いてきました。
 毎年5月頃に姿を見せることがありますが、今年は温かく感じたのかもう歩き回っています。こちらがじっとしていると近づいてきましたが、カメラを向けると動きに気付いたようで立ち止まり、やがて来た方向に走り出しました。近づくと橋の下の樹脂製の管の中でこちらを伺っているので、刺激しないように離れました。イノシシとは違って体も小さいので可愛いです。

 閑話休題。学校のほうは、いよいよ新学期が始まりましたね。先生方は、新しい学校に赴任したり新しいお子さんたちを迎えたりと忙しいスタートでしょうね。特に小・中・高の新1年生の担任の先生方は忙しいと思います。新1年生を小・中・高で担任したことがありますが、ワクワクよりも兎に角忙しかったことを思い出します。いい1年になるといいですね。
 ・・・最近地震が多くて心配になりますが、台湾のことも気になります。台湾の人達は、東北の震災の際にどの国よりも早く日本に多額の援助を行ってくれました。トルコでの地震の際にもいち早く支援を送ったそうです。困っているときに温かい援助を送ってくれたことを忘れてはいけないと思います。たとえ「貧者の一灯」でも、「応援しています・忘れてはいません」ということを伝えたいです。東北への支援の募金や国境なき医師団・ユニセフへの募金は、少額ですが今後もずっと続けていきます。台湾への募金も・・。


(アイデア出ず)4/3
 教材・教具の新しいアイデアが出てこなくなってから2ヶ月が過ぎました。以前にもこういうことはあったので年だなんだとは心配はしていませんが、時々気分がしんどくなります。考えていないようで考えているという状態が毎日続いてるのは、心の健康に良くないです。

 ・・・ということで、この2ヶ月間はバードウォッチングを楽しむようにしてきました。珍しい野鳥も見つけたので、上の「ぐんまこどもの国の野鳥 観察ポントを歩く」のページをリニューアルしました。仕事で疲れているときにでも御覧ください。


(新学期が始まります。)4/1
 新任の先生や他校から転勤してきた先生方は、新しい学校でのスタートで緊張している頃でしょうか・・。特別支援学校は初めてという先生は、毎日が初めてのことで戸惑ったりうまくいかなかったりと、うつうつとした日々が始まるかもしれません。ただ、子どもたちはみんな可愛いです。でも、この子達の為に全力を注ごうと思って頑張っていても空回りすることもあるでしょう。
カワセミ:ぐんまこどもの国にて
 そんな時は、
わかりやすい指導の手引き 『こんな時はどうする? Q&A 153』のページを読んでみてください。指導で大事なことや人間関係のことや教材・教具の使い方などが150程書かれています。きっと何かしらお役に立てると思います。(※下に「指導の手引きQ&A」をいくつか載せてあります。)

 私が新任で赴任した熊谷養護学校(特別支援学校)は肢体不自由の子どもたちの学校でした。担任する子どもたち(小学部の3年)と初めて会った時、車イスの子の前で膝をついてある男の子に話しかけた途端に、顔に唾を吐きかけられれました。その時、不思議なことに怒ると言うよりも「こういう子ほど嫌いになるんじゃなくて、関わっていかなければいけないいんだ。」と思いました。今でもどうしてそんな風に思ったのかわかりません。

 その子は筋ジスで知的に重いお子さんで、先生方を「おじちゃん・おばちゃん」という子でしたが、半年ほど経つとその子の担当の学年主任の先生を「カー先生」(金○先生)と呼び、私のことは「ケー先生」(毛塚)と呼んでくれるようになりました。後の男の先生は「おじちゃん」で女の先生方は「おばちゃん」のまま。学年の先生方はいい先生方で、子どもたちもみんな可愛い子達でした。あの子達やあの先生方に出会えたことで、自分は特別支援学校で全力を尽くそうと思うようになりました。4月の頃に思っていた中学校に出たいとはもう思わなくなりました。

 新任の頃は自分の非力が情けなくて、毎日深夜まで勉強しても空回りが多かった気がします。養護学校が義務化された頃でしたので、障害児教育の本も少なくネットもない時代ですから、重度・重複児の指導法の情報が極端に少なくてどうやって行けばいいのか、ベテランの先生方もみんな苦労していました。今はその頃と比べれば良い時代です。勿論、
保護者の問題は昔からありましたが・・。

 先生方が、笑顔でいい1日が終われるように、このHPでは若い先生方を応援しています。子どもたちの成長をすぐ横で見られるのって、とてもいい仕事ですから。


 Q4 課題に集中できない子の指導はどうしたらいいの?


 基礎学習は障がいの重い子ども達が行う学習です。障がいが重いと言うことは、集中力や持続力の欠如・手の操作性の未熟さ・ものをしっかり見ることが苦手などの特性を抱えています。障がいがさほど重度でない子ども達にも、課題に集中できない子ども達がいます。何故集中できないのかというと、既にできることを課題としていたり、課題が難しすぎるなど、課題自体がその子に合っていない場合が多く見られます。また、理解できないのではなく、教材の使い方(操作)がわからなくてできないということもあります。

 子どもの実態と課題とスモールステップの設定がうまく組み合わさっているか、教材の提示の仕方が子ども達にわかりやすいものになっているのか考えましょう。また、弁別などの学習では、子ども達に正解してもらいたくて、先生が正解の方を知らず知らずに見ていることがあります。そうすると子ども達は課題を考えないで先生の視線の先がいい結果(正解)だと、先生の見ている先を伺うようになります。これでは学習にはなりません。

 教材自体に魅力がない時(カードであれば小さすぎたり薄すぎたりして持ちづらい・イラストがわかりづらい・色がはっきりしていない等々)にも集中できないことの一因となります。

 教材が手を伸ばしたくなるようなものになっているのか、課題設定が合っているのか・提示の仕方がわかりやすいかなど検討しなければならないでしょう。集中できないのは子どものせいだなどと思っていたら、特別支援学校の教員としては恥ずかしいかぎりです。



Q19 障がいの重いお子さんには、何を指導の手がかりとすればいいの?


 障がいが重度のお子さんには、その子の好きなもの(音や感触や色やテレビの番組や絵本や好きな食べ物等)を学習や教材・教具作りのヒントにするといいでしょう。
 お子さん達の好きなことを手がかりとしていけば、その中に学習課題を設定することができます。これをやらせたいではなく、これから入っていこうと思えば悩むことも少なくなるでしょう。子どもたちは、自分の好きなことは嫌がりませんし、興味を持ってくれますから。


Q42 子どもが課題を間違えた時が、いいチャンスってどういうこと?

・ある学校の公開授業を見ていたら、小低のお子さんが2分割のパズルをやっていました。マジックテープのついた台紙に上下に分かれた絵(例えばリンゴ)を貼って完成させるという課題でしたが、そのお子さんが下側の絵を上に貼ってしまったら、先生がすぐにその絵のカードを下側に移してしまったのです。当然、お子さんは次に上側の絵を上に貼り付けて正解になりましたが、それを見ていて「あーもったいない。」と思いました。

 何故もったいないかというと、失敗することで正解を考えることになるからです。先生は子どもさんのちょっとしたつまずきを支援したつもりかもしれませんが、そのお子さんがどこが間違いなのか・正解はどういう形なのかを考えるチャンスを奪ってしまったことになるのです。

 お子さん達が失敗するのは悪いことではないのです。できることばかりしていれば失敗はないでしょうが、その先に進む力は育ちません。失敗したら、立ち止まって考えることが先に進む力を育てるのではないでしょうか。私たち大人だってそうですもの。


Q49 絵カードのイラストはどんなものがいいの?

犬の写真犬のイラスト・絵カードは、基礎学習や国語や算数でもよく使われるものです。絵カードのイラストについては、色々な意見があると思いますが、これが正解というものは聞いたことがありません。私の場合は、若いときには自分が好きなものをイラスト集(CD)から選んで使っていました。どういうイラストがいいのかなど考えたこともありませんでした。個人的な好みが優先ということですね。

 40代の頃からは、イラストは好みではなくより本物に近いもの・リアルなものか写真を選ぶようになりました。右の写真とイラストを見るとわかるように、イラストの犬もかわいいかもしれませんが、これは犬だとわかっているから絵に省略があっても犬と理解できるわけです。ことばの学習を始めた子ども達の場合はどうなんうどんのイラストキリンのイラストバスのイラストでしょう・・。漫画化されたような絵の犬と写真の犬(または、とてもリアルに描かれたイラストの犬)では受け取る情報が違うのではないでしょうか。

 右の「うどん」や「バス」や「キリン」のイラストは公文式のカードのものです。非常にリアルで写真のように見えます。私は写真がないときには公文の絵カードをデジカメで撮ってデータ化し、絵カードやカルタや算数・数学の授業やプリント作りで使ってきました。公文式のカードは、「食べ物」「動物」「身近な道具」「乗り物」「国旗」「記号・標識」など色々な種類があってなかなか優れた教材になっていると思います。

トイレの写真 ただ、コミュニケーションカードのように校内のものや施設は自分で写真を撮って使うようにしました。例えばトイレのイラストや写真と言っても、普段使っているものと違うとカードを使う子ども達が戸惑うかなと考えたからです。子ども達は、その辺は余り影響はないようでしたが、子ども達が身近なもので理解しやすくするように心掛けました。

 どんなイラストがいいのか私にも正解はわかりませんが、少なくとも自分の好みで選ぶのとは違う気がします。あなたならどうします?


Q50 いい笑顔は、先生も子ども達も幸せにするってどういうこと?

・先生が子ども達を叱る時(注意するとき)、そこには必ず叱る理由があります。ただ、叱りながらイライラしている自分がそこにいませんか? 
 私が教員生活最後の年の中3の担任だったとき、年度初めの学級の時間に「年間の目標」や「1学期の目標」を生徒に考えさせました。色々話し合っていると、女生徒のIさんから、「先生の目標はなんですか?」と聞かれました。こんなことは教員生活で初めてのことでしたが、「そうだね。先生も目標を考えるか」と応え、少し考えてから『いつも笑顔でいる』を自分の目標にしました。子ども達がそれぞれの目標を画用紙に書いて黒板の上の壁に貼ったときに、私の目標も並べて貼りました。

 元々、子ども達といるときは笑顔でいることが多かったので、特に意識することもなかったのですが、いつも笑顔でいようとするとさすがに色々な場面で意識するようになります。生徒が問題をおこしたり、友達が嫌がることを何気なくやってしまった時に注意したり叱る時も、「いつも笑顔でいる」と意識していると冷静にものごとを判断でき、それほどきつく叱らなくても指導の仕方はあるなあと余裕を持って考え行動できるようになりました。

 自分のストレスを知らず知らずに子ども達にぶつけていたら、あるときにそれにはっと気づいて恥ずかしく子ども達に申し訳ない思いになるでしょう。それさえ気づかない先生は、クラスや学年にいて欲しい先生ではなく、いないほうがいい先生になってしまいます。

 先生も人間ですから、人間関係や仕事や家庭でストレスも溜まります。でも、笑顔でいようとすると子ども達にも自分自身にもとってもいい心の状態を作ります。いい笑顔でちょっと力みをとって、毎日コツコツとがんばりましょう。子ども達にとって先生も教材・教具ですから。




   今月の新作  ( 新しい教材・教具   )
(自立活動・基礎学習の1)      
   
(自立活動・基礎学習の2)              
         
(国 語)          
   
(算数・数学)    
 
(図工・美術 創る1)                                    
   (図工・美術 創る2)                     
(図工・美術 描く)                                                
新・日光写真
準備中
         
(図工・美術 手作りのおもちゃ)             
(体育・あそびの指導)            
     
(作業学習)              
(日常生活の指導)          
     
(音 楽)    試作中 試作中         
雷ライト1 雷ライト2         
(生活単元学習・特別活動)    
(社会・理科)+楽しい実験             
ベンハムのコマ
以前削除しましたが、再登場です。まだ書き込んでいません。
(その他の教材・教具)       
   
わかりやすい指導の手引き
Q&A
  
 
教材・教具のHPリンク集    「教材・教具のHPリンク集」のページに紹介する際の「基準」を載せました。その基準に沿って新しいHPを紹介し、その基準に合わなくなったHPは残念ですが削除していきます。また、削除されたものでも基準に合うようになれば改めて載せていきます。

(新しく紹介する予定のHP)

かながわ障害者IT支援ネットワーク、福岡県立柳川特別支援学校、生活便利用具(自助具)データベース テクノエイド協会、IPA独立行政法人 情報処理推進機構、岐阜市障害者生活支援センター