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細田守監督のアニメ「時をかける少女」(2006年公開)は、映画の始めと終わりに「時をかける少女」…
2018年のアニメ産業市場(ユーザーが支払った金額を推定した広義のアニメ市場)は総額2兆1814…
「どんなに苦しくとも、生きねば!」。舞台中央でナウシカが、昇る朝日と登場人物一同をバックに力強く…
人が死んだら記憶も消えて無(の)うなる 秘密はなかったことになる それはそれでゼイタクなこと…
ハーバード大学で三島由紀夫と大江健三郎研究で博士号を取ったアカデミシャンが日本アニメの研究に熱心…
昔々その昔、1998年3月にソニー・グループがアニメ情報誌「AX」を出し、5月には徳間書店の「ア…
私「『幸福路のチー』を見て『ちびまる子ちゃん』と『おもひでぽろぽろ』を連想しました」 ソン・シ…
Q:幸せだなと思う時は? 富野さん「今です」(満員の聴衆から拍手) Q:「Gレコ」の次の作品…
王子「僕が思い続けているのは、白い砂の浜辺で出会った人さ。嵐が起きて船が沈んでね、僕は気を失って…
プラネタリウム用に制作された人形アニメ「ごん―GON,THE LITTLE FOX」(27分)を…
こんなにたくさん放送して、誰が見るのかどう選ぶのか、アニメ新番組が雪崩を打って押し寄せる改編期が…
「空を飛びたかったんです。前の2作が地味というか、地に足のついた話だったので、今回の映画にはアニ…
東京都内の劇場で一般公開されていた中国の長編アニメ「白蛇:縁起」と「羅小黒戦記」を見ました。たっ…
ジョーカーにとって、殺しはジョークです。当然まったく笑えないですけど、本人は最高に可笑(おか)し…
「ねえ、USBメモリーを無限につないだらスーパーコンピューターになると思う?」 「なんです、や…
朝のNHK連続テレビ小説「なつぞら」が始まってから「これが宮崎駿さん、こっちは高畑勲さん、あっち…
名前がなければ、手紙は届きません。名前がなければ、誰が書いたのか分かりません。エイミーの書いた手…
「宇宙よりも遠い場所」と「母をたずねて三千里」を足し合わせたような、ひとりの少女が行方不明の祖父…
「自分の目の前にもう一人の自分が現れて、別の世界から来たって言うんだ」 「それは、今年1月の映…
待ち合わせ場所に友人が来ないので、彼のバイト先の日焼けサロンに行った「僕」(アフリカ系)が扉を開…
私「青空に入道雲!という東宝の夏アニメとはまるで違いますが、とても夏らしい映画ですね」 大塚隆…
「東日本大震災の後、私の歌う『カントリーロード』のリクエストが福島県の方からとてもたくさんあった…
■連載「小原篤のアニマゲ丼」 新海誠監督「主人公の帆高(ほだか)は終盤、大きな決断をして世界の…
「高畑勲監督の業績は、アニメ史にとどまらず戦後文化史の中で大きな役割を果たした。手塚治虫さんの展…
ジョシュ・クーリー監督「『トイ・ストーリー』の第2作で、ウッディは博物館へ行くよりアンディのそば…
富野由悠季監督「僕も『ターンAガンダム』の『月の繭(まゆ)』のところは涙が出るほど好きよ。でも作…
富野由悠季監督「いま劇場公開用に作り直している『ガンダム Gのレコンギスタ』の追加カットはここ(…
富野由悠季(よしゆき)監督「巨大ロボット専業で絵描きでもない人の展覧会ってヘンでしょ? 宮崎駿展…
円谷プロの特撮番組「怪奇大作戦」(1968年9月~69年3月/全26話)について、5本を監督した…
7日から公開が始まったアニメ映画「海獣の子供」は、大変な作品です。大変なスケール、大変な密度、大…
「劇中では結局、『キングギドラ』って呼ばれなかったね」 「おっ、先月31日から公開中の米映画『…
「んもう、矢田まさるのカッコいいこと! はづきちゃん、ほっといてええの? 公園に2人でおったけど…
私「なぜ、火消し×火付けのお話に?」 今石洋之監督「とにかくシンプルにしたかった。事件や事故を…
私「ぷちこでデビューして今年で20周年ですよね?」 沢城みゆきさん「そうらしいです(←なぜか声…
「『見た目は子ども、頭脳は大人!』とは?」 「あー、名探偵コナンね。それが何か?」 「見た目…
原恵一監督最新作「バースデー・ワンダーランド」(公開中)を見終わって第一の感想は「うーん、困った…
大阪に単身赴任して1年余、またも巡ってまいりましたアニメ新番組の季節。例によって「第2期」とか「…
ブタとキツネの子の友情物語「ダム・キーパー」が、アニメから絵本になりました。あれ? フォックスっ…
イスラエルから「アニメーション・ドキュメンタリー」と称する長編アニメ「戦場でワルツを」が日本に来…
片渕須直監督「同じ地球の別の片隅なんだ、とリアルに感じました。イギリスの当時のディテールを調べ上…
私「結果として『彼方のアストラ』は成功し評価もされましたが、となると初めの企画を『一発ボツ』にし…
酔っ払ってアニメの感想を書き散らすのは毎年春と秋にやらかしてますが、酔っ払って取材をしたことはあ…
「僕が最初に出したシナリオを今石監督が破り捨てるのはいつものことで、『グレンラガン』の時は『こん…
今年の米アカデミー賞は、黒人ピアニストとイタリア系ドライバーの物語「グリーンブック」(3月1日公…
「コラショってちょっとドラえもんっぽいね」 「そうなの? 今度のドラえもんは少しガンダムっぽか…
こうの史代さん「マンガの読み方が分からないと言う人がどこにつまずいているかというと、まずコマを読…
たまには実写映画の話をしましょう。最近見て素晴らしかった3本をご紹介します。緊急通報指令室で1人…
前回に続き8日公開の「劇場版CITY HUNTER〈新宿プライベートアイズ〉」のお話です。主人公…
岩田圭介さん「1月のアニメ新番組って60本くらい? そのうち55本は屍になるかな。リクープ(製作…
祖山桃子さん「声優の仕事を始めて厳しいことも言われます。くじけそうな時どうしていましたか?」 …
「毛虫のボロ」に参加して宮崎駿監督に学んだことは? 「こだわるところと引くべきところを見極める…
「皆さん、朝起きてすぐは声を出しにくいって言うんですよ。私が『えっ、どうして?』って驚くと『マコ…
古ぼけたゲームセンターに置かれたゲーム機のキャラクターたちが、画面の裏側で独自の世界を築いている…
面白くて魅力的ですけど、とかく謎の多い「千と千尋の神隠し」ですが、「良い食べもの」と「悪い食べも…
ここ3年ほど日本アニメの配信権を「爆買い」していた中国の配信プラットフォームが、今年9月に発表さ…
「星野さんと対談するという話だったのに、いきなり手塚さんも来て、鼎談(ていだん)だと聞かされ、も…
「君の名は。」の三葉と瀧が相手のことを好きになった瞬間はこのシーンで、そこにはこの映画のユニーク…
1978年4月から85年3月まで、毎夜7時59分から放送されたNHK「番組のおしらせ」のバックに…
「私の予想通り、一番悪いのは櫻井孝宏さんだったね!」 「それは、9日に公開された映画『アニゴジ…
「メイン館での公開が1週で打ち切られましたが、ファンの方に支えられてここまで来たので、どうせなら…
「素晴らしいセリフでしたね」と本名陽子さんにたずねると、「グッと来ました。命こめました!」。 …
「テツの役は藤田まことさんとキミが最後の候補に残った、と会社の人に言われてね。大きな仕事ですよ。…
大阪に単身赴任してもう半年が過ぎ、再び新番組の季節がやって参りました。当地の地上波と衛星波で見ら…
森見登美彦さんの小説をアニメ化した映画「ペンギン・ハイウェイ」(まだまだ公開中!)の石田祐康監督…
映画を1本1本折り目正しく丁寧に紹介する文章より、ホラやハッタリを交えてアッチコッチ食い散らかす…
「空欄の答えは『プー』でしょ?」 「いやー、いい映画でしたね。その映画のことも語りますが、その…
台湾の「オンハピネスロード」やロシアの「ホフマニアダ」といった長編アニメを日本でも劇場公開してほ…
デジタルに押されて衰退するかと思っていたコマ撮りアニメーションがデジタルの後押しで隆盛に向かって…
アニメーターのウォルドはショックを受けた。生まれた息子がみにくいマウスのような姿だったからだ。ウ…
映画を見る時はかなりスクリーンに近い席を選ぶ私ですが、今回はそうでなくて良かった。最前列だったら…
いつぞやは歌舞伎になった「ONE PIECE」を見に行きましたが、今度は爆音ライブとパフォーマン…
学生時代に作ったわずか2分22秒の短編「フミコの告白」でアニメファンに衝撃を与えてから9年、石田…
「私(李豪凌=リ・ハオリン)のようなアニメ好きはみんなここへ集まれ!という思いを込めて『ハオライ…
家族がテーマのアニメ映画を立て続けに見ました。公開中の細田守監督作「未来のミライ」は前回の本欄で…
娘のいる男性アニメ監督は「お父さんのことが大好きな娘」を描いてしまう、という法則がある――。そん…
「こんなに自由なアニメの表現があるのか。日本の僕たちの作り方は形骸化しているのかもしれない。新し…
累計2千万部を超すバレエマンガの金字塔「SWAN―白鳥―」が、連載開始から42年を経てこの6月に…
刺激的なお話でした。「東京タラレバ娘」「かくかくしかじか」などのマンガ家・東村アキコさんが6月2…
スッキリ整っているか、アッサリしてもの足りないか。「DEVILMAN crybaby」のお話です…
前々回の本欄で紹介した「犬ケ島」は、本当は日本の文化風俗が分かってるのにあえて誤解したフリをした…
「神様を恐れぬことを思い切って言わせていただきますと、手塚治虫先生はどんなに売れっ子になっても若…
前回の本欄は「お気楽に」やろうなどと言っておきながらかなりの長文になってしまったので、今回こそサ…
「ここのところ力を入れた原稿が続いたので、今回はお気楽に漫才形式でやりましょう」 「いいですよ…
「~たとえ このいのちが おわるときがきても~」 歌が流れ、高畑勲さんの遺影がモニターに映り、…
「作画グループ」。最盛期は会員数が千人を超えた日本最大のマンガ研究会であり、「風雲児たち」のみな…
公開中のアニメ映画「リズと青い鳥」の読み解きの続きです。前回をお読みになった上でどうぞ。あ、ネタ…
吹奏楽に打ち込む女子高生2人の、もつれた友情と開花する才能と新たな成長の物語。複雑な葛藤と揺れる…
毎度おなじみ流浪のコラム「アニマゲ丼」でございます……と、「タモリ倶楽部」のマネなどしてみたのは…
行くがハイジの三千里、アンとゴーシュはぽろぽろ鳥よ(ホーホケキョ!)、チエのホルスを火垂る行く。…
ピンスクリーンのジャック・ドルーアン、砂のキャロライン・リーフ、ビーズのイシュ・パテル。ご存じな…
「ええっ! オレが渋谷警察の署長に? 勝手に張り切る探偵団がパトロールに向かったスクランブル交差…
書店員を中心に各界のマンガ好きが2017年のイチオシ作品を選ぶ「マンガ大賞2018」(同賞実行委…
完成しました宮崎駿監督(77)最新作「毛虫のボロ」。東京の「三鷹の森ジブリ美術館」のみで上映され…
「3・11」が、今年も巡ってきました。人形アニメーション作家・村田朋泰さんが東日本大震災と原発事…
「タイトルが『のび太の宝島』に決まった時、今回は『ど真ん中』をやろう!と思いました」 3日から…
脚本家・岡田麿里さんが初めて監督に挑んだ注目の長編アニメ「さよならの朝に約束の花をかざろう」が2…
「たまには文学の話でもしようかと思うんだ」 「なんです、やぶから棒に。文豪たちを美形化したアレ…
2月4日、「日劇」の名を冠した劇場が85年の歴史を終える日、「ゴジラ」(1954年)の上映が終わ…
怪獣絵師・開田裕治さんとひと月ほど前ギャラリーで立ち話中に「『ヘルボーイ』に半魚人って出てました…
子どもの頃、公民館とか学校の体育館で「セロ弾きのゴーシュ」を見ませんでしたか? 宮沢賢治の名作童…
出先で携帯に、その日の当番デスクから電話がかかってくると、少し緊張します。「●●さんという方が亡…
ヒレをびっちんびっちん鳴らしてヤツらがやって来ます。「人魚映画」のビッグウェーブが来るのです。 …
昨年11月末に来日した「ぼくの名前はズッキーニ」(2月10日公開)のクロード・バラス監督のお話を…
イメージフォーラム映像研究所(東京・渋谷)の「クリティカル・ライティング講座 “映画の見方”を考…
「楽しい方でした。そこは、マシュウとはちょっと違っていて、ひょうきんで、よく冗談を言ってはあのか…
スタジオ「神風動画」が自主制作したCGアニメ「COCOLORS(コカラス)」が東京・下北沢のトリ…
不意打ちを食らいました。「映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」(11月25日から公…
文化庁と明治大学が主催したシンポジウム「マンガ文化の保存拠点計画」(11月23日、明大駿河台キャ…
肌に合う、肌を合わせる、肌で感じる、肌を脱ぐ、サメ肌、柔肌、もろ肌、美肌、地肌、素肌、鳥肌、絵肌…
「爆買い」は終わるのか、中国出資は業界を変えるのか、「放送延期」がもっとカジュアルになるのか? …
「題名がですね、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』という本からそのまま勝手にもらいまして(場内…
「おかしなタイトルだけど『ブレードランナー 2049』のハナシでいいんですよね?」 「はい。本…
「『藤子プロ作品は、藤子本人が書かなくなってからグッと質が上がった』と言われたら嬉(うれ)しいの…
毎年春と秋の番組改編期にお送りしてきました本欄恒例のアニメ新番組酔いどれ視聴が、今回なんと20回…
ブラジルのアレ・アブレウ監督(46)の長編アニメ「父を探して」の素晴らしさについては、日本公開直…
「登場人物は500人くらいいるらしいんだけど、僕もとても覚えきれない。長期連載マンガで、人物がト…
「私がマンガと初めて出合ったのは、満州(中国東北部)から引き上げた後、小学校の帰りに道ばたで拾っ…
ただいまより「ウルトラマンシリーズ初の360度VR特撮作品」という「ウルトラマンゼロVR」の実況…
「君の名は。」の新海誠監督に、ほぼ1年ぶりにインタビューしました。前回の取材は、映画公開より3週…
アメリカ人が何でもゾンビ化し日本人が何でも美少女化するなら美少女をゾンビ化すればいいじゃん!と思…
26日公開の「ハイジ アルプスの物語」と、25日公開の「ワンダーウーマン」。アニメやマンガでおな…
これは大きく予想が外れました。東宝の夏アニメ「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(公…
つまらない映画について語る時に僕の語ることは、どんなにつまらない映画でも日々見続けていれば、そこ…
妙ちきりんなタイトルをつけてしまいましたが、「アニメ映画で世界を味わおう」という至極平和な内容で…
私が通っている近所のスーパーは野菜売り場でいつも「あさごはんマーチ」をエンドレスで流していて、そ…
「5分に1回、大爆笑!」 これがハリウッド製SFアクション大作「ゴースト・イン・ザ・シェル」(…
15日に公開されたポケモン映画20作目「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」は素晴らしい感…
ジブリらしさはタップリ。でも、何か足りない。それは「最大公約数」をハミ出すいびつな「異物感」と、…
「私が優しくて心地いいものを作ると思うかい? これまでの作品を見れば分かるだろう。残酷で血まみれ…
みなさん、男盛りですか? 下り坂に入ったな、なんて感じてませんか?(別に強壮剤の宣伝ではありませ…
「ジブリ飯」なる言葉まで生んだジブリアニメの食事場面の魅力を解説する「三鷹の森ジブリ美術館」企画…
なんだか語呂がいいのでこんなタイトルにしてみましたが、言いたいこととはちょっとズレてます。でも察…
「京都を舞台に女子高生のマンガを描きたいと思った理由は、僕が『京都アニメーション』が好きで、(同…
「八つはやり過ぎ」ドリエセン、あーこりゃこりゃ。 ……と、タイトルから続けて読むと都々逸もどき…
西荻窪で二木真希子さん、石神井でいわさきちひろさん、渋谷でこうの史代さん、京橋で持永只仁さん。こ…
「『十戒』の、海が割れる場面ってカッコいいよね」 「ああ、アレやったのオレ」 「『鳥』の、ヒ…
1928年のミッキーマウス誕生から最新作「モアナと伝説の海」まで約90年にわたるディズニーアニメ…
花に染む 心のいかで 残りけむ 捨て果ててきと 思ふわが身に 西行の歌で、意は「どうしてまだ花…
本欄もついに今回が490回。節目の500回が見えてきました。春と秋の番組改編期に社内外の良識ある…
アニメの仕事してみたい? いやいや絵が描けないとダメなんじゃ? 収入ってどうなの? トシいってか…
湯浅政明監督が走っています。7日から森見登美彦さん原作の長編アニメ「夜は短し歩けよ乙女」を公開中…
歴史の大きな流れに翻弄(ほんろう)される純粋な青年の苦闘(と挫折)。安彦良和さんのマンガに何だか…
「いい作品を見ても、ファンになっちゃいけない。ターゲットにして『コイツ潰すぞ!』って」 「相変…
10日公開されたディズニー新作CGアニメ「モアナと伝説の海」が、興行収入80億円超も狙えるという…
ヒット中のアニメ映画「この世界の片隅に」原作者こうの史代さんのインタビューを2月21日の朝日新聞…
「翻訳で一番難しかった言葉は『がんばりや カノカッチャン』だったと思います。なんのことだか意味が…
榊原良子さん、藤原啓治さん、三石琴乃さん、日髙のり子さん、中田譲治さん、三木眞一郎さん、山寺宏一…
昨夏公開から積み上がりまして2月13日現在171日間で観客動員1863万8400人、興行収入24…
「勉強し始めた若い人が、すぐ結果を求め過ぎるんですよね。んな慌てなさんなって。声優なんて仕事は声…
今年度の「朝日賞」贈呈式が1月30日に東京の帝国ホテルで行われまして、受賞者のお一人、マンガ家の…
お下劣パロディーでおなじみのマンガ家・田中圭一さんが、ご自身の体験などを基に描いたうつ病脱出コミ…
どうにも根が不マジメなせいか、どシリアスな映画を見てもついおもしろポイントに反応してしまいます。…
押井守監督の自選特集上映が22日まで開催中の東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)で、…
今年は国産初のアニメが劇場公開されて100年。音がつき、カラーになり、何度目かの3D(立体視)ブ…
「実は今日、40年ぶりに『母をたずねて三千里』の第1話を見たんですけど、何でしょう、これは映画で…
「宮さん(宮崎駿監督)がどうして東映動画(現・東映アニメーション)に入ったかというとね、マンガ家…
ピカピカです。日本で映像と音声を修復したユーリ・ノルシュテイン作品デジタルリマスター版。ロシアの…
日本人オタク夫とかわいい中国人嫁のおかしな日常をつづる4コママンガ「中国嫁日記」(エンターブレイ…
萩尾望都さん「バンパネラという(イタリア風の)名は、バンパイアとは違う言葉を探している時、私がス…
12日に公開された片渕須直監督のアニメ映画「この世界の片隅に」、興行はまずまずの滑り出しのようで…
「『この世界の片隅に』で演じた主人公のすずさんと私の共通点は、絵を描くのが好きなところと、あとボ…
本欄も丸9年を超え、10年目に入りました。回数にして467回目。まだまだ頑張ります。今回は、私と…
2015年から今年にかけてのアニメ産業は「中国爆買いでUP!」「市場拡大、ブーム到来?」「現場は…
(注意! 今回の本欄は「R15+」指定の映画を紹介しているため性的に下品な表現が出てきます。お気…
アニメの本数がこのまま増え続けたら2016年には作る側のキャパシティーを超えて破綻(はたん)する…
怒濤(どとう)のアニメ新番組シーズンが始まりましたがそれは来週においといて、最近見たおすすめドキ…
おなじみ宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」(1986年)のクライマックス、パズーとシータが滅びの呪…
ここのところのアニメ映画の興行成績には目を疑います。新海誠監督の「君の名は。」(8月26日公開)…
星飛雄馬やアムロ・レイの声でおなじみの声優・古谷徹さんと初めてお会いしたのは2004年、インタビ…
「ジブリの最新作がフランスからやって来る」というナゾの宣伝文句と共に、長編アニメ映画「レッドター…
私の今年の夏は「広島」づいていました。広島市で開催された第40回全国高等学校総合文化祭(ひろしま…
私は勝手な未来を思い描いていました。ジブリ長編なき後、細田守監督のようにメジャー作品で幅広い観客…
20日から公開されたアイルランド生まれの長編アニメ「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」は、手描き…
「あれはリアルに描いてほしくて、沖浦(啓之)さんにやってもらいたかったけど『別のシーンをやります…
名塚佳織さんが「ゲームだと、ツイッターでフォロワー数が10万人いない声優にはオファーしないという…
「いやー『シン・ゴジラ』面白かったですね!」 「クライマックスはもうちょっと盛り上がって欲しか…
「動物はアニメと相性がいい」とは、前回の本欄でご紹介した細田守監督の発言ですが、その言葉通りとい…
「『サマーウォーズ』から3作品連続で、ケモノとショタキャラが出てくるんですが、それは細田監督がそ…
うかつでした。 東京・六本木で7日から9月11日まで開催中の「ジブリの大博覧会」を見て、「あぁ…
「藤山直美さんのファンなのでこの映画を楽しみにしていたんですけど、こんな話だったのかと驚いて腹も…
スーパーマン、ハクション大魔王、ダース・ベイダー、ホーマー・シンプソン、喪黒福造……。数多くの当…
「私の父は、ピョン吉に殺され、ピョン吉に救われた。」という帯文が衝撃的なマンガ「ど根性ガエルの娘…
長野県飯田市にて、羽扇を手にして孔明は思案顔。東方160キロ余り離れた東京・渋谷にて、馬上の義経…
ビデオリサーチが同社のサイトで発表している週間視聴率(関東地区、以下同じ)トップテン、5月16~…
「いやー、見てきましたよ、公開中の押井守監督最新実写映画『ガルム・ウォーズ』!」 「いやな出だ…
子どもの落書きみたいな絵のアニメというと、この前ご紹介したブラジルの長編「父を探して」がありまし…
「『あしたのジョー』も『のたり松太郎』も『おれは鉄兵』も、私の描く主人公は欠点だらけの人間。鉄兵…
スペインで「魔法少女まどか☆マギカ」からインスピレーションを得た映画「マジカル・ガール」が生まれ…
ヒロシマを描いた「夕凪の街 桜の国」、戦時下の広島・呉の日常をつづった「この世界の片隅に」のこう…
「おそ松ロス」に浸る間もなく、「2016年クライシス」の気配もないまま、春のアニメ新番組の季節が…
映画担当記者の仕事は金曜夕刊の映画面にインタビューを書くだけではなく、毎週4本載せる映画評の作品…
「では前回に続き『映画の細かいことを気にしてみよう』シリーズ第2回を始めましょう」 「単に似た…
本欄のためにトークイベントを取材することは多いですが、たまにトークをする方の仕事が回ってきます。…
バカボンのパパは楽勝だけど「三千里」のマルコは超絶難しい。何の話かというと、学生時代にキャラの模…
「不在」はその存在を大きくします。はるか三千里の旅をするマルコがどうしても会えない母は、どんなに…
「タイムボカン」の笹川ひろし監督と「ドラえもん」の芝山努監督。まさにレジェンドのお二人によるトー…
「魔法つかいプリキュア!」の始まりにより変身格闘少女と魔法少女の系譜が完全なる合一を遂げたこの偉…
懐かしきかなワトソン! 君は移りゆく時代に流されぬ一つの岩だよ。 (Good old Wats…
「弟の夫」(双葉社「月刊アクション」連載/2巻まで刊行中)はいいマンガです。タイトルも、語感がよ…
パルタが放つスペースビーム! フィンガーミサイル! ニャッキの吐く糸がパルタに絡みつく! 新宿ゴ…
「スパイ映画が続々公開」とか「専門大学が舞台のマンガが次々ヒット」みたいな企画記事を書く時は、作…
宮崎駿さんが講演をするというのはめったにないことです。笹川記念保健協力財団主催の「ハンセン病の歴…
関ケ原がことの始まり。「関ケ原が誤りの始まり」(作者)。「関ケ原が楽しみの始まり」(読者) 何…
アパートの便所でウンコをしている牛は実はどういうワケか牛の姿に変身させられてしまったミュージシャ…
昨年11月の本欄でご紹介した開田裕治さんと並び、生頼範義さんも私にとって「怪獣絵師」の呼び名がふ…
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ロッキーじいさんの映画「ロッキー・ザ・ファイナル」とインディじいさんの映画「インディ・ジョーンズ…
子供のころ大好きだったおやつはカールのカレー味で、どうしてこのごろはチーズ味ばかりが幅を利かせて…
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世界で愛される名作を思い入れたっぷりにアニメ化した映画2本をご紹介しましょう。「I LOVE ス…
日本一の怪獣絵師である開田裕治さんとは、個展におうかがいして映画の話をしたり、撮影現場取材でご一…
世界をだまそうとしたアホ話と全米がだまされた実話が、実に面白い映画になりました。アポロ月着陸映像…
カミさんの友人(元同僚)に歌舞伎の大好きなDさんというアメリカ人女性がおりまして、私とも何度か会…
怪獣かいわいがにぎやかになってきました。2013年の「パシフィック・リム」にKAIJUが出て、昨…
前回は「新番組の秋」だったので今回は「読書の秋」。最近読んだアニメ関係のオススメ3冊をご紹介しま…
「落第都市アスタリスク」と「学園騎士の英雄譚」、じゃなくて正しくは「学戦都市アスタリスク」と「落…
皆様ご覧になったでしょうか、公開中のCGアニメ映画「GAMBA ガンバと仲間たち」。1975年の…
アニメ業界で「2016年クライシス」というのがささやかれている、とちょうど1年前の本欄で書きまし…
「3人で組むと、お話と絵を見せ合いながらキャッチボールを通じてキャラクターを深め、物語を膨らませ…
マンガ原作をマンガ的な演出で実写化して、これほどうまくいった映画はなかなかないのでは。19日から…
アニメーションの表現にはこんな可能性があったのか!と驚かされる作品に出会いました。12日に閉幕し…
私はただいま、イタリア・ベネチアのリド島で開催中の第72回ベネチア国際映画祭に来ています。カジノ…
学生アニメの祭典「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)2015」が8月…
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岩井俊二さん「最後の2週間はスタッフも寝れない。僕もひどい高熱で、次回アニメをやるなら『せめて、…
最近見た展覧会から二つ、オススメのものをご紹介しましょう。18日まで東武百貨店池袋店で開催中の「…
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心を病んだ天才女子高生が兵士らを刺し殺し撃ち殺す血まみれバイオレンス学園アクション、といういかに…
「宮崎駿は今、10分間くらいのものを作り始めてる」 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの言…
細田守監督の最新作「バケモノの子」(公開中)を見てきましたが、うーん……いまいち感情移入できませ…
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別に、「かぐや姫の物語」に長編アニメ賞をあげなかったのはおかしい!とか言うつもりはありません。主…
それはさながら「小原乃梨子無双」とでも形容すべき光景でした。いやもう誰も彼も小原乃梨子さんに泣か…
「ガンダムには三種類ある。キッズ向けと若者向けとオッサン向けだ」とは、業界の内外でしばしば耳にす…
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「スワロウテイル」(1996年)、「花とアリス」(2004年)などで知られる映画監督の岩井俊二さ…
生者は死者に何ができるのか? 何をするべきか? そんな問題に真摯(しんし)に向き合った国内外の映…
「悪役をやる時は、好物があるとか苦手なものがあるとか、どこか一つ弱みを持つ人間ととらえて演じる。…
興行収入80億円を超える大ヒットとなったフルCGアニメ「STAND BY ME ドラえもん」の映…
「ヒロインのリイクニって“原理のねーちゃん”なんだけど、分かる?」 「なんですかそれ?」 昨…
暮れになると新聞の文化芸能面にはジャンルごとの回顧記事が載るものです。さて、映画担当記者として今…
冬休みアニメの本命2作が20日に公開されました。イチオシの「ベイマックス」は来週語るとして、今回…
「クリエーターにとって妄想力は大事です」と、「宇宙戦艦ヤマト2199」総監督の出渕裕さんは私にお…
「アイドル」も、広い意味でオタク趣味のうちなのかも知れませんが、私にとっては守備範囲外。それでも…
アニメ史的に言えば「うる星やつら」(1981~86年)とは、緻密(ちみつ)な世界観やシリアスなド…
東京国際映画祭で庵野秀明さんが自身のフィルモグラフィーを語るのを聴き、東京の阿佐ケ谷ロフトAでは…
サンリオ製作の人形アニメ「くるみ割り人形」が29日から公開されます。1979年に作られた同名の長…
世田谷文学館(東京都世田谷区)で来年「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」が開かれるのに先立ち、…
「アナと雪の女王」に続くディズニーの新作アニメ「ベイマックス」(12月公開)は、実に見事なロボッ…
右肩上がりか再び「バブル崩壊」か、日本のアニメの行く末やいかに?というお話です(ただし結論はない…
日本動画協会が先月発行した「アニメ産業レポート2014」によると、2013年のテレビアニメ制作分…
ふしぎな物語を見ました。今回は公開中の映画3本のお話です(ネタバレです)。 まず「蜩(ひぐらし…
①「超クール天才女子高生」×「史上最強ツンデレ教師」 ②「恋愛オンチでピュアな新人OL」×「ド…
「クライマックスの奇祭で、染谷さん演じる主人公が巨大な丸太にしがみついて山の上から落とされる壮絶…
マンガやアニメではよく空から女の子が落ちてきて主人公と仲良くなったりしますが、昨年11月公開され…
7月某日、社内での会話。 私「ベネチア映画祭のコンペに、日本からは塚本晋也監督の『野火』が入る…
問題です! かつてコミック原作のスーパーヒーロー映画シリーズに主演し大人気を博しながら最近はいま…
私はただいま、イタリア・ベネチアのリド島で開催中の第71回ベネチア国際映画祭に来ています。カジノ…
公開中の映画「STAND BY ME ドラえもん」ご覧になりましたか? 子供から大人まで幅広い…
富野由悠季さんは若い。 いえ別に、ピンクの水玉シャツを着こなしているから若いというわけでなく(…
あれは小学校低学年の頃、テレビのチャンネルをガチャガチャ回していた私の目に不思議な映像が映りまし…
「見てきましたよ『GODZILLA ゴジラ』。最大の笑いどころは鼻ガイガーカウンターだね!」 …
《注意!》《注意!》 ディズニーランドのお好きな方は、読まない方がいいです。 よい子の皆さん…
時代はWヒロインです。大ヒットした「アナと雪の女王」の姉妹愛に続き、ディズニーの「マレフィセント…
12日から始まった「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」(朝日新聞社など主催…
昨年9月公開の3DCG映画「キャプテンハーロック」、見ている人はそんなに多くはないと思うのですが…
さあさあお立ち会い、九尾のキツネにゃ尾が9本、ヤマタノオロチは首八つ、三面六臂(ろっぴ)は阿修羅…
杉井ギサブロー監督と細田守監督のトークが6月7日に「池袋シネマチ祭」のイベントとして開催され、杉…
サルバドール・ダリとオーソン・ウェルズとミック・ジャガーとデビッド・キャラダインらがメーンキャス…
弊社主催の手塚治虫文化賞贈呈式のお楽しみの一つは、後半のトーク。先月30日にあった今年の贈呈式で…
アラサーのヲタク女子が結婚相手を求めて迷い道まわり道もどり道、結局くっついた相手は同じヲタ。アニ…
KADOKAWAのマンガ「妹ぱらだいす!2~お兄ちゃんと5人の妹のも~っと!エッチしまくりな毎日…
最近、インタビュー中にノートに書きとめていると「録音しないんですねぇ」と相手に感心されることが増…
映画祭の審査員というのを初めて務めました。4月27日から5月6日まで東京・新宿で開催された「イメ…
ストレートに恋愛「だけ」を描いたアニメというのは、そういえばありそうでなかったな、と公開中の映画…
世の中には、終わる終わると言っていつまでも終わらないものと、終わらせるつもりだったのに突然の事情…
4月から4年ぶりに映画担当に戻りました。記事や映画評でとりあげる作品を選ぶため第1週は10本、第…
こんなたわけた内容のコラムを長く書いていますと、映画を見てもついついツッコミポイントを探してしま…
仮面ライダー1号の本郷猛が怒ってましたね。仮面ライダー鎧武(ガイム)の紘汰に向かって「お前のよう…
マンガの賞は楽しいです。今月、二つのマンガ賞に関わりました。 25日に発表された第18回手塚治…
休日のシネコンへ中年のオッサンが独りで「プリティーリズム」と「プリキュア」の最新劇場版を見にいっ…
レゴブロックに人生を思い、雪と氷に愛を見る、そんなハリウッドアニメ2本のお話です。 子どもの頃…
いけね、短編アニメ「ようこそぼくです」の姫田真武監督とリアルロボットアニメの名作「装甲騎兵ボトム…
十数年前に初めてパチンコをしたらチーンジャラジャラと玉がウン万円に化けて……という体験談は、安藤…
先日、デジタルハリウッド大学国際アニメ研究所主催「アニメ・ビジネス・フォーラム+2014」に行っ…
さっき銀座の本屋に寄ったんですがね、落語の本がなかなかたくさん置いてありまして、棚の上から下まで…
マンガの描き方を教える大学が2000年ごろから全国に増え始め、プロデビューする人も続々現れていま…
いつまでもできない「外套」を待つこと、それは私にとって、アニメーションを愛する人生そのものです。…
「機動戦士ガンダム」生誕35周年記念と銘打ち、マンガ「『ガンダム』を創った男たち。」上下巻が25…
アニメの華はメカ!爆発!破片! 「そうなったのは誰のせい?」「それはミヤザキハヤオさん!」という…
今回は「作画がスゴイ」アニメの話。日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が昨年12月22日に…
今年最後のアニマゲ丼は不倫の話です。 公開中の高畑勲監督の映画「かぐや姫の物語」終盤、かぐや姫…
映画の良しあしを決めるのは、1にスジ(脚本)、2にヌケ(撮影)、3にドウサ(演技)などと申しまし…
テレビから流れる奇っ怪な歌に、当時8歳の私は衝撃を受けました。 「これは、おかしい」 単なる…
「改造人間じゃないの?」「ライダー同士が戦うの?」「赤外線ヒーターみたいなツラは何?」「鬼かよっ…
前回・前々回と「かぐや姫の物語」の高畑勲監督のキビシイお言葉に「ぐぬぬ」「ぎゃふん!」という目に…
「かぐや姫の物語」(公開中)を見ましたが、主人公の少女の心がうまくつかめませんでした。彼女は泣き…
スタジオジブリに密着したドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」(16日公開)を見ました。同業者2…
「アニメとマンガとゲームを総称するいい言葉がない」というネタは、本欄の前身「アニマゲDON」とい…
「仮面ライダー」など多数の特撮番組を企画した元東映のプロデューサー、平山亨さんを偲(しの)ぶ会に…
桜井浩子さんといえば、「ウルトラQ」第17話「1/8計画」では身長が1/8になり、「ウルトラマン…
ログ・ホライズンで勇者になれなかったサムライフラメンコの脳内選択肢が凪のあすから境界の彼方でしぶ…
分裂していた東京国際アニメフェア(TAF)とアニメコンテンツエキスポ(ACE)が統合され、「An…
「風立ちぬ」の絵コンテを読んでいたら、あるカットに「要シュミレーション」と宮崎駿監督が書き込んでいま…
「パトレイバーは活躍するんですか?」「怪獣と戦いますか?」「最後はクーデター話ですか?」「立ち食いは…
宮崎駿監督がアニメから引退しました。作業量が膨大な長編制作が、加齢による体力と集中力の低下のためもう…
今度の映画「鷹の爪」は、テレビシリーズがNHK―Eテレに進出したから親子で泣ける親子愛の感動ドラマで…
何年か前の統一地方選スタート直前のこと。政治部か社会部から「松本零士さんが練馬区長選に出馬するってウ…
劇場版「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(8月31日公開)よかったですねえ。2年前のテレビ…
「どーもー。見てきましたよ『ガッチャマン』!」「タツノコプロの往年の名作アニメ『科学忍者隊ガッチャマ…
「日曜だけどお父さんは仕事でコミケに行ってきます」「コミケって何?」「同人誌という本を売り買いするイ…
私はただいま、東京の松屋銀座で26日まで開催中の「エヴァンゲリオン展」に来ております。「新劇場版」3…
日本のお家芸「怪獣」と「巨大ロボ」を闘わせちゃうハリウッド映画「パシフィック・リム」が、9日から公開…
前回の本欄末尾で予告した通り、映画「風立ちぬ」ラストの読み解きです。ネタバレです。でも、その前にまず…
「だから『風立ちぬ』は、バカボンのママが好きな男なら全員が好きになる映画なんですよ!」とある夜、酒杯…
今回は、とりとめもなく夏のアニメ映画のお話をしましょう(「風立ちぬ」は回を改めてコッテリ書きます)。…
私は今、早く宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」についてアレやコレやと書きたくて仕方ないのですが、公開日の2…
通常国会が先月26日に閉会し、自民・公明・日本維新の会が共同提出した児童ポルノ禁止法改正案が継続審議…
オフィスの一室で、落ち着き払ったスーツの男性がデスクに書類を広げ、中年夫婦に向かって告げます。「あな…
「高畑勲はもうすぐ78歳、宮崎駿は72歳です。だからその、いつ異変が起きても……(笑って)だって普通…
本当に言ったんですよ「響子さん」が。誰を恋人にしたいかって聞かれて「三鷹さんかなー」って。主人公・五…
前回に続き、俳優納谷悟朗さんの追悼です。しかしいま私は、文字で伝えることの限界を感じています。それ…
3月5日、納谷悟朗さんが亡くなりました。83歳。俳優、舞台演出家。ご本人は「声優」と呼ばれるのがお嫌…
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(2001年)などで知られる原恵一監督が…
舞台版「もののけ姫」を見ました。上演したのは英国の若手劇団「ホール・ホグ・シアター(Whole Ho…
またもや古いアニメですみません。今回は1979年公開の映画「銀河鉄道999」の話です。本欄で何度も…
「クール・ジャパン」を世界に売り込むにはイカにしたらタコにならんじゃないかとあれこれ議論が盛んな昨今…
おう、頼むぜ! ハシもつけてくれよヒャッハー!!北斗神拳が役に立たない平和な現代社会でケンシロウ…
押井守監督が初めて撮った実写映画「紅い眼鏡」(1987年)という作品がありまして、私はこれが大好き。…
「パッションとビートが、よかったですよ!」東映アニメーションの梅澤淳稔プロデューサーに先日インタビュ…
絶望が覆う灰色の大都会。雨が降るように人が飛び降り、警官は死体の口に違反切符を突っ込んで去っていくだ…
今年の「マンガ大賞」は吉田秋生さんの「海街diary」に決まりました。書店員さんを中心とする各界のマン…
ふた月ほど前、弊社へ職場体験学習に来た中学生男子5人組からインタビューを受け、「最近みたおすすめの映…
古いアニメで恐縮ですが、今回はもう公開から30年近くたつ映画「風の谷のナウシカ」(1984年)につい…
最初にお知らせ。2年半に及ぶ単身赴任生活を終え、4月から東京の文化くらし報道部に戻ります。名古屋の皆…
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の安彦良和さんが、日本のヒーローのTHE ORIGINであるヤマトタケルをマンガ化した…
二三さんの次は七郎さんです。前回の山本二三さんに続き、今回もアニメの美術監督のお話。以前本欄(201…
「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「時をかける少女」などの美術監督、山本二三さんの個展「山本二三展…
本欄「アニマゲ丼」が「1面トップはロボットアニメ」(日本評論社)という本になったので、トークイベン…
「おおかみこどもの雨と雪」の細田守監督にインタビュー取材しませんか?というお誘いをいただいた。…
小津安二郎監督の不朽(ふきゅう)の名作「東京物語」(1953年)を基にした山田洋次監督の新作「東京家…
タイムスリップやタイムトラベルは昔から小説やマンガや映画の作り手をひきつけてきた題材で、そこにはしば…
新聞社では、11月が近づくくらいから元日紙面のことを考え始めます。私も習い性で、アニメや特撮で…
意欲作や力作があふれかえりアニメ映画狂い咲きだった2012年、いよいよ押し詰まった年の暮れに公開され…
今回は宣伝です。本欄「アニマゲ丼」が本になります。連載を始めて1年ほどして原稿がたまってくると「どこ…
公開中の映画「007 スカイフォール」は、007のダニエル・クレイグが上司「M」のジュディ・デンチを…
ここんところ、むやみと力の入った最新アニメ映画についてエイ!ヤッ!トウ!と力を込めて書いたので…
公開中の映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を見ました。テレビシリーズの筋をなぞった感の強かった前々…
光があふれかえり花びらがあふれかえりあこがれとときめきとせつなさがあふれかえり、主人公のにぶさとヒロ…
「ミッドナイト・イン・パリ」では、処女小説の執筆に悪戦苦闘する主人公のオーウェン・ウィルソンが若き日…
どうも、ゼロゼロナンバー・サイボーグの008、ピュンマです。公開中の映画「009 RE:CYBORG」…
何の因果か名古屋での単身赴任生活も3年目に入り、毎度おなじみ秋のアニメ新番組の季節がやってきました。…
蒸気機関車は撮るものか描くものか動かすものか? 「ルパン三世」(1971年)、「未来少年コナン」(7…
今回は宣伝です。「アニマゲ丼」が朝日新聞紙上に進出します。このコラムを始めて来月で丸5年になりますが…
オッス! おらアシュラ! ひでえ戦(いくさ)が続く都でおらを生んだ母ちゃんは、食うものがない日がずっと…
「機動戦士Zガンダム」と言えば、放映期間が主に私の高校3年生の1年間にかぶっていて、河合塾に行く前に…
映画は先入観なしに見に行くのが良し、とは思いますが中にはお知らせしておいた方がいいこともあります…
男性不在で恋愛抜きの世界に惹(ひ)きつけられたのは、恋愛から解放された者(恋なんて要らない人)か…
自分の欠片(かけら)を差し出して、僕は世界とつながった。どこかが欠けてる僕の居場所は、世界のどこかが欠けた場所。…
本欄も長く続いたもので、2年に1度開かれる広島国際アニメーションフェスティバルのリポートも今回が3度目となります…
先日、ニコニコチャンネルに出演しました。アニメ評論家・藤津亮太さんが「藤津亮太のアニメの門生放送!」という番組を始めることになり…
夏休みは読書の季節。最近刊行されたオススメの3冊をご紹介しましょう。まずは「特撮仕事人 特撮監督 佛田洋の世界」(マーブルブックス)…
「映画『ダークナイト・ライジング』見たよ。ブッ飛んだお話だったよ!」「ノーラン監督のバットマン3部作の完結編ね。筋肉ムキムキの…
CGアニメ映画で覇を競うピクサーとドリームワークス。前者は最先端をゆく洗練された優等生、後者は泥臭くベタで時に毒気を振りまき……
子どもの成長は早いものです。「早い」ったって、ヨソの子より早いとかベランダのゴーヤより早いとか…
「ウルトラQ」(1966年)と「ウルトラマン」(同)のヒロインを演じた桜井浩子さんがちょうど…
今回はネタバレです。7日から公開中の「グスコーブドリの伝記」についてです。 おっとイケナイ!…
沢尻エリカさん主演の映画「ヘルタースケルター」(公開は7月14日から)を見ました。いやぁすごい。何が…
アニメやマンガほどじゃありませんが、子どもの頃から落語が好き。小学4年のとき図書館で子ども向け落語全…
「やめろっといわれてもぉ~」学ラン姿の太賀誠、歌い出しチンピラと踊る。パンチ! キック! そしてカメラ目線で…
子供のころ読んだ本の記憶は、挿絵とセットになっているものです。「ムーミン」と「ドリトル先生」シリーズ…
人生で最初に買ったマンガ単行本は秋田書店版「サイボーグ009」第3巻。近所の古本屋でした。マンガばか…
オリジナルアニメ映画をヒットさせるのは難しいようです。というのも、前々回の本欄で紹介した「虹色ほたる…
東京都現代美術館で毎夏開催されている「企画協力:スタジオジブリ」による展覧会、今年は「館長 庵野秀明 特…
都会の子が田舎の家で夏を過ごす映画がブームです。何しろ4/21公開の「ももへの手紙」…
「いやあ燃えたねえ『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』見たよ!」「全ライダーと全戦隊ヒ…
空から落ちてくるものは、日本ではもっぱらかわいい女の子ですが、アメリカではエイリアンのドでかい兵器って…
毎年春と秋の改編シーズンにお送りしてきたアニメ新番組酔いどれ視聴。さ~て4月のラインナップは、と数え…
沖浦啓之監督は、太ももが好きです。いや、ご本人にそう聞いたわけではなく、監督第1作「人狼 JIN-R…
「野心は持つがユメは持たない事にしている。(中略)ヒトの褌(ふんどし)で角力(すもう)をとっていても…
今年も参加しました「マンガ大賞」。書店員をはじめとする各界のマンガ好きの投票で、今年は荒川弘さんの「…
エッセーとは自慢話のことである、とエラい方がおっしゃったそうですが、今回はまさにその自慢話であります…
すみません、また「宇宙戦艦ヤマト2199」の話です。先日、総監督・シリーズ構成の出渕裕さんに…
映画の撮影中、女優が首つりシーンで危うく命を落としかけるというアクシデントを起こし、精神的ショックを受け…
前回の「宇宙戦艦ヤマト2199」ぶっちゃけトーク、「うわー、盛大なネタばらしが。見るときにつっこむ楽しみが……
1974年のシリーズ第1作「宇宙戦艦ヤマト」をリメークした「宇宙戦艦ヤマト2199」が、4月7日から劇場で…
マンガ家の浦沢直樹さんがバンドをやりライブもやり、そういやCDも出したらしいと聞いてはいましたが…
美術監督・小林七郎。その名が私の頭に刻まれたのは高校生の頃。「ルパン三世 カリオストロの城」…
とある飲み会にて「エスパーっぽい人はどうしてみんなああいう髪形なのか?」という話になりました。アレで…
読者をほとんど顧みず、悪ノリして続けてきた「押井守が面白いほどよく分かる『犬・鳥・魚』講座」。今回は…
私「鳥とは観念とか超越的存在、魚は本能や無意識、といったとらえ方で合ってますか?」…
前から押井守作品の解釈について、とある自説を酒の席で友人らに開陳していたのですが、中身に少々差し障り…
今年は元日からアニメの記事を書きました。といっても載ったのが元日で、取材も出稿も昨年のうち。朝刊の別…
今年最後のアニマゲですが、激動の年を締めくくるにふさわしい「これだ!」というネタが特に思いつかないの…
「ウルトラセブン」第37話「盗まれたウルトラ・アイ」には、マゼラン星人マヤという宇宙人が出てくるが…
レギュラー声優陣を一部入れ替えた「ルパン三世 血の刻印~永遠のmermaid~」が12月2日に日本テレ…
名古屋の中京大学で講演をしてきました。国際英語学部英米文化学科の2年生を対象とした「就職セミナー講演…
このコラムでたびたび取り上げておりますアニメ評論家・藤津亮太さんによる朝日カルチャーセンター講座「ア…
腑(ふ)に落ちる、という言葉がありますが、先日東京芸大で行われた押井守監督の講演を聴き、ストンと腑に…
コラムのネタにならないかと、スティーブン・スピルバーグ監督がベルギー生まれの世界的に有名なコミックを…
歩いて10分、滑って転んで18分――だったっけ? 古いギャグでスミマセン。列車爆破テロで死ぬ乗客の「最…
コラムは読まれてこそ、ですが、読まれちゃ気まずい人もおりまして……。東京の杉並アニメーションミュージ…
名古屋での単身赴任生活も1年が過ぎました。わびしい独り暮らしに変化をもたらしてくれるのは四季の移り変わり。…
昨日(10月16日)の弊紙朝刊、楽しんでいただけましたでしょうか? 新日曜版「GLOBE」で3ページにわたって…
小4の息子は3、4歳の頃「帰ってきたウルトラマン」にハマりました。私の書棚からDVDを取り出して…
映画館に入って客席を見渡した時なんとなく「アウェー感」を覚えると、上映中に聞こえてくるのです、女の子…
アートアニメーションというのはぜいたくなものです。ひとりの作家のウン年分の汗と涙を、数分とか、せいぜ…
「良妻・宮崎あおいに二つの顔!」とか書きますと、どこかの週刊誌の見出しみたいですが、いえいえ…
素晴らしい映画と、すごい映画を見ました。素晴らしい映画とは「ツレがうつになりまして。」(10月8日公開)。…
先日の本欄に私が女子中学生にインタビューされた話を書きました。彼女には「私が新聞社に入ったころは、…
マンガやアニメに新たな規制を設けた東京都の青少年健全育成条例について先日、都庁の人に聞いてきました。…
先日、中学生にインタビュー取材されました。弊社に職場体験学習に来た愛知県大府市の市立中学に通う女の子…
本欄「アニマゲ丼」は今回めでたく第200回を迎えることができました。皆様のご愛顧のたまものであります。…
訃報があまりに多くて心が沈みます。この1年ほどで、マンガ・アニメ・特撮関係で弊紙に載ったものだけでも…
羽海野チカさんの「3月のライオン」最新6巻が出たのでさっそく読んだら、主人公の零くん(高校生のプロ棋…
出ました出ました、ぶりぶりっと(下品で失礼)DVD「クレヨンしんちゃん ぶりぶりざえもん ほぼこんぷ…
ワタクシは以前、映画「ゲド戦記」のことを「ゲド苦戦記か」なんて記事に書いた前歴がありまして…
それは何となく、高山から下界に降りてこられた聖人さまをお迎えする気分でした。…
俳優のピーター・フォークさんが亡くなりました。言わずと知れたコロンボ警部。…
「人狼 JIN-ROH」で精緻(せいち)なアニメーションを見せた沖浦啓之監督の待望の新作「ももへの手紙…
はやりものに便乗したタイトルをつけたくて、息子をダシにしたわけじゃありません。…
試写室は驚きと勘違いで満ちています(私に限った話かも知れませんが)。…
癒やされましたとか、元気が出ましたとか、口に出すと何だか陳腐な響きですが、癒やされて元気が出ちゃった…
1945年公開の長編アニメ「桃太郎 海の神兵」の瀬尾光世監督が亡くなったことがわかりました。…
とある夫婦の物語。キツイ性格の妻とズボラな夫が子どもたちに思い出話を聞かせる。そこにロマンはないが、…
対談開始を待つ司会者の方いわく「ゴジラ対キングギドラ」。月刊IKKI(小学館)の江上英樹さんと月刊コ…
仰ぎ見るにせよ対抗するにせよ(あるいは無視するにせよ)いまアニメを作る人は、宮崎駿さんの存在から自由…
最近、酒に弱くなったのか、体がダラけて心がフヤけているのか、飲むとすぐ眠くなります。フロ上がり、ささっと作った…
いま私の目に浮かぶのは、重たげなまぶたを閉じ、かすかにほほえんで去っていく男の姿。その面影は…
富野由悠季監督の作品で「家族」っていうと、アムロがおっ母ちゃんに「すさんだねえ」と嘆かれたり…
ソフィア・コッポラ監督の「SOMEWHERE」(公開中)を見ました。昨年のベネチア国際映画祭で最高賞…
大胆な挑戦、綿密な演出力、高い完成度。フランスのアニメ監督シルバン・ショメさんは、日本で言えば高畑勲…
若い黒牛(くろうし) 黒牛が 可愛い 牝牛に あのねと云(い)ふた あのねのその後 云へなんだ だから 牧場…
書店員を中心とした各界のマンガ好きの投票で決まる「マンガ大賞」、4回目となる今年の受賞作は羽海野チカ…
カッコいいタイトルですが、中身は邪悪です。日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロの長編小説を映画化し…
公開中の「劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~」は、まさに「ゴージャス、デリシャス、デカルチャー」…
むかしちょっとだけパチンコをしたことがあります。名古屋の社会部時代ですから十数年前、「CR機が主流に…
えー、ありがたいことに弟子は師匠を選べますが、子どもは親を選べない。「親は離縁のならぬもの」などと申…
「崖の上のポニョ」以来の宮崎駿監督の新作「パン種とタマゴ姫」を見てきました。東京・三鷹の森ジブリ美術館(入館は日時指定の予約制)で…
実写版「あしたのジョー」(2月11日公開)を見ました。結論は「リアルすぎる丹下段平は子泣きじじいと区別がつかない」です。…
「毎日かあさん」(2月5日公開)と「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」(公開中)を見ました。どっちもい…
とあるイベントで「西町文庫だより」というフリーペーパーをいただきました。「機動戦士ガンダム」の富野由悠季…
「戸塚ヨットスクール」を知っていますか? 訓練生の死亡事故を起こし、戸塚宏校長らの過酷な体罰が「教育…
現在わたしが単身赴任中の名古屋は、みその国であります。昼飯に定食を食べると例外なく赤だしのみそ汁が…
スタジオジブリの来夏公開の新作は、宮崎吾朗監督の「コクリコ坂」だそうです。企画と脚本は…
成立してしまいましたねえ、東京都の青少年健全育成条例改正案。問題点については前々回の本欄「想像力の領域」に…
映像はみずみずしく美しいし、役者たちはみな頑張っているし、原作に対する敬意がすみずみまでみなぎっているし、…
我ながらつくづくおかしなことを考えるものだと思いますが、思いついてしまったものはしょうがないので書くことにします。…
「宇宙戦艦ヤマト」の西崎義展プロデューサーが11月7日に亡くなりました。「YAMA…
特撮がどっぱーん!特撮がざっぱーん!!いやあ面白かったです、中国映画「超強台風」。…
スタジオジブリのアニメ「おもひでぽろぽろ」がミュージカルになるそうです。18日に開かれる制作発表会見の…
本欄「アニマゲ丼」も4年目に突入しました。これを機にお料理コラムにリニューアル、というのはウソで、…
しばらく前から、友人のアニメ評論家・藤津亮太さんが講師を務める「アニメ映画を読む」という講座に参加し…
名前は知っていても原作の絵本は読んだことのない「おまえうまそうだな」。この10月、テレビアニメ化と同時に映画も公開…
上司「君には10月から名古屋に行ってもらう」。私「わかりました」→(心の声)「ええっ、名古屋にはMXテレビもテレビ…
押井守監督が「サイボーグ009」を3Dアニメにしたそうです。パナソニックの技術協力を得て制作した4分45秒の映像を…
作品を見た時の衝撃が一番大きかったのは「ルパン三世 カリオストロの城」で、そのことは2008年5月5日…
私事で恐縮ですが10月1日付で名古屋に転勤します。カミさんと息子(小3)を東京に残して単身赴任です。…
もしルパン三世が童貞だったら、ビックリしますよね。いきなりナンノコッチャな書き出しですみませんが、今回はアニメ映画「REDLINE」(10月9日公開)のお話です。…
追悼原稿が2回続いて気分が重いので、今回はゆるくて他愛ない話を。カミさんにつられて、NHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を見ています。…
おつき合いのあった方をしのぶ原稿というのは、頭が混乱してまとまりがつかないものです。これまで記者とし…
書くのがつらいけど、メソメソしててもしょうがないと前回の本欄にも書きましたし、故人も喜びゃしないと思うので、明るく楽しく書きましょう(できるかな?)。…
本コラムも今回で第150回を迎えました。前回に続き広島国際アニメーションフェスティバルに行ってきたお話です。…
アニメの国際映画祭に世界各国のアニメ作家が送り出す短編作品なんてものは、アートっぽくて難しくて地味で…
映画担当記者をして体得した、映画を紹介するコツというのがあります。映画の雰囲気と記事の文体を近づけること。…
前回はオトナ(オッサン)向けの本を紹介したので、今回は子どもの本を。そんな気になったのは「岩波少年文庫の50冊 選・宮崎駿」を読んだから。…
アラフォーの皆様に、この夏オススメの本を3冊ご紹介します(ホントはアラフィフの方も対象に入っていますけど)…
映画「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」が17日から公開されました。日本アニメーション(日アニ)が1979年に放映したテレビアニメ全50話のうち第1~6話を、89年に高畑勲監督が自ら編集し…
スタジオジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」(7月17日公開)を見てきました。ジブリのアニメーター米林宏昌さん(37)の初監督作品…
ピクサーとディズニーが「もう別れましょう」(提携解消)と言ってた頃には、ディズニーが独自に作るはずだった「トイ・ストーリー3」。しかし…
「ペットにするなら牛ですよ絶対!! 人になついてかわいいし!! 強いし!!」「え? かわいいんですか?」「なにより美味(うま)いし」…
「イルカ解放運動」の活動家と日本のイルカ漁を取材した米ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」の公開が、暗礁に乗り上げています。…
グーグルやアマゾンやiPadやキンドルや電子書籍や活字メディアの未来とか、そんなことに関する雑誌記事や本をアレコレ読んでいると…
先月28日の手塚治虫文化賞贈呈式で、2006年に亡くなったマンガ評論家の米沢嘉博さんに特別賞が贈られ……
2008年5月19日の本欄で「監督の更年期」という話を書きました。今回も同じネタです。ちょうど今月、43歳の…
今回のコラムは少々長いので、忙しいアナタのために結論を先に書きましょう。 日本PTA全国協議会の調べによると、小中学生の親たちは…
何かと話題の「東京都青少年健全育成条例改正案」。マンガやアニメやゲームに登場する18歳未満と判断される架空キャラクターを…
出世もしたいが名器も欲しい、茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将、古田織部(ふるた・おりべ)が主人公のマンガ「へうげもの」…
先日、iPadの実物に触れる機会がありました。アップル社の話題の携帯端末です。キラキラピカピカの未来的ボディー…
僕と彼女が出会ったのは1980年の春、12歳のときだった。私鉄の線路わきに建つ公立中学で、…
またもや春の新番組の季節が来ました。数え方にもよりますが、地上波とBSで見られるのは20本台にとどまりそう。…
前回の本欄で触れた夕刊連載「ニッポン人脈記:いつもアニメが」の取材では、紙面に載せられなかったけどとても興味深いお話を…
弊紙夕刊1面(一部地域は翌日朝刊)の大型企画「ニッポン人脈記」で、東映アニメーション(旧・東映動画)を軸とした…
ここのところ映画人についての本を続けて読んでいます。はじめは「マックス・フライシャー…
2年続けて本欄で触れてきたマンガ大賞、3回目の今年も参加させていただきました。…
「手塚治虫 エロス1000ページ」という本が送られてきました。「マンガの神様」手塚治虫の膨大な作品の中から…
3月12日公開の映画「シャーロック・ホームズ」を試写で見ました…
ディズニーが伝統の手がきアニメを久々に復活させた「プリンセスの魔法のキス」(3月6日公開)を見ました…
テリー・ギリアム監督のキテレツ幻想世界「Dr.パルナサスの鏡」、スパイク・ジョーンズ監督の…
第13回文化庁メディア芸術祭の特別功労賞を受賞したアニメーターの故・金田伊功さんについて語るシンポジウムが、…
国際交流基金が2月から「アニメ・マンガの日本語」(http://anime-manga.jp)というサイトを始めました。アニメやマンガの…
【意味】(1)肌が青くてちょっとケモノが入った顔でも、好きになるとそこがかわいく見える(2)CGで作った仮想世界でも、…
「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじの声を第1シリーズから第5シリーズまで、40年以上にわたり演じてきた声優の田の中…
【意味】クギの頭のようなつまらないものでも、特撮の現場ではとても大事な意味を持つ。いまでっちあげたことわざですが…
「ねずみのすもう」というお話は、リアリズムという点において、ある困難な問題を抱えていると言わざるを得ない。…
ちっちゃな女の子は好きですか? 好きですかそうですか、来夏公開のスタジオジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」…
前回は途中で放り投げてしまいましたが、さあ、行き当たりばったり冬休みアニメ(&特撮)紹介を再開しましょう。…
昨年に続き冬休みアニメ(特撮も)をまとめて紹介しようか、とリストに書き出してみたら何じゃこりゃ。尋常ではない多さ…
ホラーの名手・黒沢清監督が家族を正面から描いて昨年話題を呼んだ「トウキョウソナタ」を、遅ればせながら先日…
ランキングというのは、ツッコミを入れ文句を言うのも楽しみのうちなのだと思います。「アレが1位だなんて信じられない…
人気マンガ家にインタビューできる機会は限られています。週刊連載を抱えているマンガ家は世界一忙しい人たちだから…
俳優の森繁久弥さんが亡くなりました。享年96歳。森繁さんとアニメといえば、「もののけ姫」(97年)でイノシシの…
東京・三鷹の森ジブリ美術館で開催中の「秋田、遊びの風景」展を先日取材し、記事にしました。「となりのトトロ」の美術…
「アニメーターをやるやつは見ておくべき」と宮崎駿さんが言っています。12月19日にリバイバル上映される米アニメ…
アニメを見続けるモチベーションとは何だろうか? こんな疑問を抱いてしまうのは、秋の新番組の季節だからです。…
作品タイトルリストを見るともう何度も「これが最後だ」と宣言したみたいなのに、なぜか続いちゃった「宇宙戦艦ヤマト」…
香港とロサンゼルスなどに拠点を置くイマジスタジオが「鉄腕アトム」をCGアニメ化した「ATOM アトム」が、…
夕暮れの田舎道をやせこけた老牛がヨタヨタ歩き、引いている荷車の上でおじいさんが居眠り。のどかでユーモラスですが…
都営大江戸線の各駅を美形キャラにした「ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~」というアニメが、10月から…
映画「BALLAD 名もなき恋のうた」が公開中の山崎貴監督に、先日インタビューしました。「三丁目の夕日」シリーズ…
「アニマゲのネタがないなあ、困ったなあ」などとつぶやき、酒をあおりつつ新番組「仮面ライダーW(ダブル)」を鑑賞。…
じっしゃばん…。実写版…。何となく、もの悲しい響きがする言葉です。過去、いろんなマンガやアニメが実写化されて、…
本欄「アニマゲ丼」は今回めでたく第100回を迎えました。いやまあ、よく続いたもんです。ここ4回続けてきた…
アニメーター金田伊功さん(かなだ・よしのり)が7月21日、心筋梗塞で急逝しました。57歳の若さでした。07年秋に…
15日に閉幕したスイスのロカルノ映画祭の取材では、日本アニメ特集「MANGA IMPACT」の上映を見たり、…
スイス南部で開催中の第62回ロカルノ国際映画祭を取材中です。9日、日本アニメの回顧上映企画「MANGA …
ただいまスイスのロカルノに来ています。三方を山に囲まれた湖畔の美しいリゾート地です。開放的な格好でさっそうと…
世の中には、アニメ監督に向かって「この映画はどうして実写にしなかったんですか?」と質問する唐変木な記者が…
東京都現代美術館で夏恒例のアニメ展が今年も始まりました。「現代美術館」なのにアニメの展覧会をやるとは…
粘土アニメ「ウォレスとグルミット」(W&G)シリーズのニック・パーク監督に、先日インタビューしました。取材する…
夏が来れば思い出す名作「火垂るの墓」の最初のカットを憶えていますか?主人公・清太が憂いを含んだ顔で正面を…
東宝から「ゴジラ」などの特撮映画のブルーレイ・ディスクが出るそうです。9月18日発売の第1弾は、「ゴジラ」…
東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「奇想の王国 だまし絵展」(~8月16日)を見てきました。…
頼みもしないのにハリウッドから3Dの波が来ました。メガネをかけて見る立体映画、「飛び出す」映画です。…
何かと評判の悪い「国立メディア芸術総合センター」(通称「アニメの殿堂」)ですが、一つだけ同情する点があります。…
映画「ターミネーター4」が13日から公開されます。ターミネーター(とどめを刺す者)と名乗りながら、いつまでたっても…
「押井守好きのI君」として本欄にたびたび登場してもらっている友人が先日、結婚式を挙げました。私は、新郎の友人代表…
ディズニーのCGアニメ映画「ボルト」(8月1日公開)を見ました。主人公ボルトは、テレビ番組でスーパーヒーロードッグ…
私は腐女子になりたい、とは思いませんが(男ですし)腐女子的感性は少々でも身につけておきたいと願っていました。…
先日、京都精華大学へ行ってメビウスの講演を聞いてきましたので、今回はそのお話を。メビウスさんはフランス・マンガ…
ウソです。御年78歳の大監督で名優な人を、そんな風に言えるわけがありません。ちょっとタイトルで気を引きたかった…
映画担当記者ともなれば、いろいろな映画を年200本以上は見ることになり、そうなると当然のことですが、墜落しちゃう…
今年も春の新番組の季節がやってきました。今季は4月にしては少ないのですが、それでも30本台。例によって、酒とつまみ…
新聞記者でコラムも書いて、なんてことをしている同業者の大先輩に、先日インタビューしました。米ロサンゼルス・タイムズ…
1997年12月22日、朝日新聞(名古屋本社版)夕刊1面トップは「テレビアニメ『脱ロボット』 『ガンダム』の…
昨年4月に本欄「マンガを読むのも仕事のうちよ」で書いた「マンガ大賞」の選考に、今年も参加させていただきました。…
伝説の戦士プリキュアと仮面ライダーは、敵を追って入った洞窟の奥で、地の底からわき上がるような不気味な声を聞き…
1本の映画が意外な大ヒットになったり賞を取ったりしただけで、それが何かの時代の象徴ととらえるのはほとんど一種の…
コナンとルパンが対決するそうです。3月27日午後9時から日本テレビ系で約2時間のスペシャルアニメ「ルパン三世vs…
そういえば自分には、「なつかしい」という感情が欠けているのかなあ――そう思ったのは「なつかしさ」がテーマの映画…
なぜでしょうか、最近立て続けに見た映画がどれも30年くらい前のネタだったんです。「アラサー」の怪です(使い方…
プッチーニ作曲の名作オペラを、ソプラノのアンナ・ネトレプコ(ミミ)とテノールのローランド・ビリャソン(ロドルフォ)…
スタジオジブリとは取材相手としていろいろおつきあいがありますが、仕事を頼まれたのは初めてでした。「三鷹の森…
「マンガ家マンガにハズレなし」――マンガ家を描いたマンガは秀作が多いとよく言われますが、確かにその通り。最近…
「パトリック・マッグーハンが死んだ!」 16日の朝、新聞を開いて思わず声を上げました。ダレソレ?というのが大方の…
犬と立ち食い。犬を立ち食いではありません。「犬と立ち食い」。この言葉を口にして、思わずジーンとこみあげるものが…
09年は体の不調と共に始まりました。ずっと風邪っぽくて、現在は結膜炎で目が真っ赤っかです。目がどろ~んと…
あれは10年前、学芸部(当時)に来て初めての年末でした。きたる忘年会の余興で、部員たちの「意外な過去」をネタに…
アニメに限らず「表現」というのは、だいたい反道徳的な要素を含んでいるもので、「不健全なもの」を無理に除去しようと…
動物園がおムコさんに迎えたホッキョクグマ、相手と仲がいいけど実はメスだった――という出来事がありました。これを…
とある日、窓の外を見て思わず叫びました。 「すごいや、ラピュタは本当にあったんだ」 で、撮ったのがこの写真です…
今月、息子が7歳の誕生日を迎えます。実はその出生には、アニメが深く関わっているのです。というか、私がアニメ漬け…
11月16日にアニメ「サザエさん」40周年記念スペシャルが放映されていました。放映が始まったのは69年なので…
先日とあるトークショーで、「宮崎アニメはつじつまの合わない展開が目立つ。対照的なのがハリウッド作品で、脚本を…
「ピーター・パン」(53年)に出てくるかわいい妖精ティンカー・ベルが主人公のCGアニメを、ディズニーが作ったと…
本欄「アニマゲ丼」が始まったのは昨年の11月5日。めでたく1周年を迎えます。今回を含め57回を数えるわけですが…
G9から今度はG12だそうです。世界的な金融危機に対処すべく主要9カ国に新興国を加え12カ国が緊急の首脳会議を…
前回はアニメを見まくっている話でしたが、今回はアニメをさっぱり見ていない話です。私じゃなく、世の中が…。 昔は…
またしても秋の新番組シーズンがやってまいりました。番組表を開くと、あっちにもこっちにもアニメがダンゴ状態で…
ネコはひきょうです。ネコのかわいさを利用して人をダマそうとする人は、もっとひきょうです。しかし、ツレなくされても…
「スカイ・クロラ」をさかなに飲もうや、ということで、押井守好きのI君と先日、恵比寿の沖縄料理屋に行きました。…
10月25日公開の映画「ICHI 市」の試写を見ました。綾瀬はるかさんが女版・座頭市を演じるというので「ソレハ…
「アニマゲ丼」節目の第50回は久々の料理ネタです。パッとアイデアがひらめいたので「崖の上のポニョ」のポニョを…
マンガ「クッキングパパ」を原作とした2時間ドラマが8月29日に放映されました。連載は1000回を超え、単行本は…
何やら詩的な感じがしないでもないタイトルですが、今回はちょっと品の悪い話、はっきり言えば「下ネタ」ですので、…
前回に続き第12回広島国際アニメーションフェスティバルの話です。映画祭のメーンは、56の国・地域の1656本の…
第12回広島国際アニメーションフェスティバル(8月7~11日、広島市)に行ってきました。全日程見たかったのですが…
押井守監督の新作「スカイ・クロラ」が公開されました。実は、5月半ばに試写を見て以来、物語に納得のいかない部分があり…
赤塚不二夫さんが亡くなりました。生前、一度だけインタビューしたことがあります。98年9月8日のことでした。この年の…
「スタジオジブリ・レイアウト展」に行ってきました。場所はおなじみ、夏に必ずアニメ展をやる東京都現代美術館。膨大な…
「俺は地獄のテロリスト!!殺せ殺せすべてを殺せ!」 「俺は混乱の使者。混乱を招くのは何か? 恐怖だ!」 なんて怖い…
高校時代に「パンダ」というあだ名を付けられたことがあります。 私「なんでパンダ?」 命名した友人「顔がパンダに似てる…
子供のころパンツに名前書くのってなんか恥ずかしかったなあ、とかそういう話ではありません。 03年公開の映画…
宮崎駿監督の新作「崖の上のポニョ」を7月19日の公開に先駆け、試写で見てきました。至福の101分でした。 さかなの子…
しょで! しょで! だんしんぐっ! もっかいジャンプ~ 台所で夕食を作っていると、私の部屋からアニメ「うちの3姉妹」…
どういうわけだか、米国で16歳の妊娠が話題になったかと思えば、日本では11歳が妊娠したようです。どちらも映画のお話…
高齢化社会がやってきました。マクレーン刑事(ダイ・ハード)、ロッキー、ランボー、インディ・ジョーンズ。懐かしヒーロー…
誰にでも、敵がいます。受験勉強をジャマする敵が――。私にとってそれはマンガ「SWAN――白鳥――」でした。有吉京子…
「タッチ」「みゆき」などのマンガ家、あだち充さんの単行本累計部数が2億冊を突破したそうです。1巻で何百万部と…
タツノコアニメの名作「マッハGoGoGo」をワーナーが実写化した映画「スピード・レーサー」(7月5日公開)を…
5月生まれの私は先日41歳になりました。「よんじゅういっさいのはるだから~」と「元祖天才バカボン」のエンディング…
勝利の凱歌、いえ、勝ちどきでしょうか。壇上で大平透さん、堀絢子さん、一城みゆ希さん、神代知衣さんら、米アニメ…
あれは私が中2か中3のころ。学校の廊下でO君がすれ違いざまに尋ねました。 「ねえ、『カリオストロの城』好きなんだ…
2011年に地上波テレビのアナログ放送を停止する(予定)ので、夏からテレビ画面に「アナログ」という文字スーパーが…
「パパは新番組がたくさんあって大変なの。ジャマしちゃだめよ」「じゃあボクがゴレンジャー見終わったら新番組見て…
3年前のこと。夕食をとりつつテレビを見ていた息子(当時3歳)の眉と口がキューッと八の字にゆがんで、見る見る泣き顔に…
仕事柄、いちどきに大量のマンガを読むことがあります。弊社主催の手塚治虫文化賞を担当していた時は、候補作、受賞作…
立ち食い、牛丼、犬・鳥・魚、夢、聖書、廃墟、薬莢(やっきょう)、銃、ヘリ、戦車、人形、ボブカット…。ナンノコッチャ…
あれは02年7月下旬のこと、私は所属する学芸部(当時)のM部長に呼ばれました。 「9月から福岡に行ってもらいます」…
緑か、赤か? 断然わたしは緑! 「ルパン三世」の話です。 71~72年放映のアニメではルパンは緑のジャケット。…
宮崎駿監督の4年ぶりの新作「崖の上のポニョ」が、8月に公開されます。子どもの頃から宮崎アニメのファンだった私は、…
こんな私でも、文化部(当時)で演劇担当記者を2年間務めたことがあります。 アニメと映画とマンガ、好きなものトップ3…
驚くべき米国アニメ2作を紹介します。 まずは先月から公開中の「ビー・ムービー」。ドリームワークス製作のCGアニメ…
以前このコラムの「うまいぞスパゲティ・カリオストロ」で、「アニマゲ丼」という料理も考案してみたいと書きましたが、…
今年もベルリン映画祭が始まりました。私も映画担当記者として過去3回赴きました。冬のベルリンは寒く、いつも曇り空…
「行け!ゴモラ!!」 ぴろぴろぴるるるる~。「ゴアァー!」 家の中がやかましいです。「大怪獣バトル」にハマった息子…
以前、本欄で「妄想キャスティング」を展開した実写版「ヤッターマン」の悪玉トリオが日活から発表されました。ドロンジョ…
この1月はベテラン声優が大車輪の活躍です。10日から放映が始まった「墓場鬼太郎」は、「ゲゲゲの鬼太郎」の第1…
私事ですみません(毎回、私事みたいなもんですが)。また息子ネタです。 あれは確か2005年の暮れのこと。実家で…
私が担当するアサヒ・コム「コミミ口コミ」欄には写真特集というコーナーがあります。記事と連動し、写真をたっぷり楽しんで…
「フランス書院」をご存じですか? 「人妻」「奴隷」「女教師」などの言葉が入ったタイトルが躍る黒い背表紙の官能小説…
この冬休みに劇場で公開されるアニメ映画は9本。ダラダラ紹介するのも芸がないので、勝手に組分けしてみます。…
ペンギンには腰も膝(ひざ)もありません――いやあるのでしょうが、どのくらい曲げたり伸ばしたりができるのでしょうか…
わが家では、休日の夕食はいつも私が作ります。料理はもはや生き甲斐の一つと言ってもいいです。本格的に始めたのは…
友人に、読売新聞記者の福田淳(まこと)さんという人がいます。読売紙上にアニメ関係の記事を書き、ネットでもその…
それはある朝のことでした。朝食後に新聞を読んでいると、ユダヤ人団体がエルサレムの土地買収を進めているという…
98年6月、私は東京・高田馬場の書店に行きました。国会に上程された「児童買春・児童ポルノ禁止法案」に…
とある夜、これから寝ようという息子(3歳)が私のところへ「これ読んで」と来ました。ふだんは母親と寝床…
話題沸騰の米アニメ映画「ザ・シンプソンズ MOVIE」吹替版を見てきました。なんで話題沸騰かというと、…
「ぷっつんした」(民主党・小沢代表)には驚きました。代表辞任を決意した時の心境を、辞意撤回後の記者会見(7日)で…
08年1月から、ギャグアニメの名作「ヤッターマン」がテレビで復活することになった。やはりお楽しみは、ドロンジョ、…
とある夜。アニメ映画の試写会で一緒になった友人たちと飲んでいた折、「最近、水上都市とか、水没した未来とか、そんな…
1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。現在は大阪・生活文化部所属。2012年に日本評論社から「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」を刊行。
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