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■漫画偏愛主義 高校でのスクールカーストの上位と下位に位置する男女2人を交錯させた傑作「イメー…
■漫画偏愛主義 恋に素直になれない女性を描いた「娚の一生」で大ブレークし、その勢いでどこへ行く…
■漫画偏愛主義 「シェアファミ!」というタイトル。何をシェアするのかと思ったら、「ファミリー」…
■漫画偏愛主義 サイクリング×サラリーマンで「サイクリーマン」だそうだ。読んでなるほど、スポ根…
■漫画偏愛主義 漫画家志望の女の子が無計画で雑な旅をする、タイトル通りの本作である。正しくは「…
■漫画偏愛主義 タイトルそのままの本である。2000年代、自己啓発本「キッパリ! たった5分間…
■漫画偏愛主義 私の愛する桑田乃梨子、再度の、いや3度目かもしれないご紹介である。私が学生の頃…
■漫画偏愛主義 「セクシー田中さん」。そのタイトルに反して、本作の田中さんは40歳独身、「経理…
■漫画偏愛主義 少女の泣き顔の表紙が印象的だ。あとがきを読むとなんと本作がデビューコミックスだ…
■漫画偏愛主義 昨年の年頭に前作「大家さんと僕」をご紹介した、お笑い芸人・矢部太郎の私小説的漫…
■漫画偏愛主義 5月に百合(ゆり)マンガをご紹介したところで、また本作も百合マンガである。ここ…
■漫画偏愛主義 その肩の力の抜けた絵からは想像できない、奥深い内容に思わずうなってしまう。とも…
■漫画偏愛主義 京都の吉田大学理学部に入学した主人公・横辺建己。だが彼は持ち前の超人的な記憶力…
■漫画偏愛主義 突然彼氏にフラれて失意のどん底にあった加納。寂しさで死にそうな時に駅で立ってい…
■漫画偏愛主義 不条理ギャグ漫画「クマのプー太郎」で知られる中川いさみ。5年前にがんと診断され…
■漫画偏愛主義 本作はレズビアン漫画、いわゆる百合漫画である。確かに、働く女性同士が恋に落ちる…
■漫画偏愛主義 「利益出せ 納期を守れ 早(は)よ帰れ」。帯にある文句が心に刺さる。働き方改革だ…
■漫画偏愛主義 まずタイトルが目をひいた。「未亡人登山」。未亡人か! 弊社ではジェンダーの面か…
■漫画偏愛主義 ちょっとブラックな企業で働くペンギンが主人公。ペンギンは、休日出勤や長時間残業…
■漫画偏愛主義 表紙でほほえむのは、美しい男子。その彼は性格もいい。女子の願望がぎゅっとつまっ…
■漫画偏愛主義 大事なことだから、上にもあるけど、もう一度タイトルを書こう。「カワイイ私の作り…
■漫画偏愛主義 スウェーデンといえば、手厚い社会福祉、ファストファッションの「H&M」、家具の…
■漫画偏愛主義 就職2年目、新人病院薬剤師の葵みどりの活躍と成長を描く医療漫画である。医療漫画…
■漫画偏愛主義 タイトルまんま、「着たい服」がテーマだ。主人公の女子大生・マミは、長身と男前な…
■漫画偏愛主義 最初の私の感想は「『りぼん』なのに・・・!」だった。主人公のはくセリフがこんな…
■偏愛漫画主義 世界でいろいろ話題のイスラム教徒。キケンな香りがする、近よりがたい、そんな印象…
■漫画偏愛主義 本田といえば「ガイコツ書店員」、「ガイコツ書店員」といえば本田、と思っていたが…
■漫画偏愛主義 もう何度目のご紹介になることか、東村アキコである。でもいつもながらの作品の面白…
■漫画偏愛主義 タイトルまんまの内容だった・・・。漫画家でアパート経営などもしていた東條が、海…
■漫画偏愛主義 「日本一ハードな、医学部の青春」。帯の文句と主人公・賢人(けんじん)がアイロン…
■漫画偏愛主義 やや時期はずれのご紹介とも思われそうな本作「いそあそび」。冬になろうというのに…
■漫画偏愛主義 作者・七尾が、年収アンダー200万円の貧乏漫画家ながら未婚のまま妊活(妊娠のた…
■漫画偏愛主義 「イチケイって?」と本屋で目にして思った。そして表紙には法服を着た真面目そうな…
■漫画偏愛主義 前回ご紹介したガールズラブ(GL)に続いて、今回はガールズ青春譜。女子高生たち…
■漫画偏愛主義 久々にGL、ガールズラブである。BL(ボーイズラブ)と比して性描写が少ない印象…
■漫画偏愛主義 人気BL作家・腰乃の新作だ。ポップでパワフルな表紙イラストそのままに、作品もポ…
■漫画偏愛主義 内田カヲルが進化していた。いや、私がここのところ内田から目をはなしていたことも…
■漫画偏愛主義 「こげぱん」などのキャラクター原案で知られる、人気イラストレーターのエッセーコ…
■漫画偏愛主義 副題は「認知症の祖母との暮らし」。身内の認知症という難しいテーマを、宮城県出身…
■漫画偏愛主義 トルコ男性と結婚し、リアル異文化交流を描いてきた高橋のロングランシリーズ。6月…
年若い漫画友達からメールが来たのは半年ほど前だったか。「これ、すごくいいから読んでみてください。…
■漫画偏愛主義 BL界ではがっちりと熱狂的固定ファンをつかんで放さない西田ヒガシ、待望の新刊だ…
■漫画偏愛主義 双子の姉妹なのに、かたやバリバリの商社社員でエリート男性と結婚して出産もした優…
■漫画偏愛主義 「このマンガがすごい! 2018」オンナ編第3位、本紙の書評欄など各紙でも絶賛…
■漫画偏愛主義 ドラマ化もされた「人は見た目が100パーセント」の大久保ヒロミ。妙齢の女性3人…
■漫画偏愛主義 この本のサブタイトルは「上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話」。そう、これは乙…
■漫画偏愛主義 なんと、当コラムがスタートした2003年から08年までの計152本が、朝日新聞…
■漫画偏愛主義 いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加するのだそうだ。私には「今時の子は大…
■漫画偏愛主義 彼女の名前は「丁寧」と書いて、「ディンニン」。故郷が台湾の彼女は、在籍する高校…
■漫画偏愛主義 かつては溶接工だったという作者。実体験をもとにエッセー風にしたてた名作「とろけ…
■漫画偏愛主義 大人の精神のままで肉体が若返る、が最近の漫画の黄金パターンだが、本作はその逆。…
■漫画偏愛主義 お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎が初めて描いた漫画だそうだ。彼らしいとつとつと…
■漫画偏愛主義 本作を書店で見かけたとき、私の脳内では「日高ショーコ、ついにヘテロ漫画界へ進出…
■漫画偏愛主義 本が売れる様子を間近に見てしまった、という気持ちだ。今回は作品を語るのではなく…
■漫画偏愛主義 どの作品を読んでも面白い。う~ん。もうビッグネームになったヤマシタトモコを、基…
■漫画偏愛主義 タイトルの「CULOTT●ES(●はEに鋭アクセント付き)」(キュロテ)の意味…
■漫画偏愛主義 33歳の若さで子宮頸(けい)がんと診断された作者が、がんとの闘いを「明るく」描…
■漫画偏愛主義 3回連続で、コミックスより先にネット公開されていた漫画を取り上げることに。ああ…
■漫画偏愛主義 表紙はつり目のスーツ男と、にぎりめしをほおばる雷神(よく見ると、彼の後ろには太…
■漫画偏愛主義 作者が個人サイトでこつこつと発表してきた漫画を、加筆修正してコミックスの上下巻…
■漫画偏愛主義 阿弥陀作品としては以前、惚(ほ)れちまったらストーカーな警察官とおっとりOLの…
■漫画偏愛主義 自らの猟師生活を題材にしたヒット作「山賊ダイアリー」の新バージョンの本作。表紙…
■漫画偏愛主義 むむ。タイトルから想像した中身と、ちと違ったぞ。「へんなもの」って、ガラクタっ…
■漫画偏愛主義 まずはタイトルが長い。いや、長くてもいいんだけど。内容はそのまんまで、女性向け…
■漫画偏愛主義 当方アラフィフ、47歳。健康が気になるお年頃である。書店で見かけた本作に、「3…
■漫画偏愛主義 「婚活」という言葉が定着して十数年。もはや結婚を望んで何かしらの活動をすること…
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■漫画偏愛主義 昨年出版された「もしくはルーズソックス」で一躍注目株となった藤緒あい。5月発売…
リーガコメディー「そこをなんとか」、京都の若い職人たちを描いた「路地恋花」と、次々ヒット作を生み…
人気コラムニスト、ジェーン・スーが初めて原作をかいたのがこの作品。妙齢女子の悲哀と楽しさを書かせ…
本作の正式名称は「三成さんは京都を許さない ―琵琶湖ノ水ヲ止メヨ―」。戦国武将・石田三成が戦国時…
新作が出る度に買ってしまう作家、村上たかし。本作「後妻業の女」(原作:黒川博行、脚本:鶴橋康夫)…
このコラムを連載して14年になるが、マーガレットコミックスを紹介した回数は、片手で数えられるくら…
2月26日、アメリカで開かれた第89回 アカデミー賞の授賞式に、俳優マイケル・J・フォックスが現…
久々に、BLをご紹介したい。近年、BL界も読者や作者がそういう年齢になったからか、「子持ち」の設…
海をまたいだ超大国で分断が起きている。白人とそれ以外、イスラム教を信じる人とそうでない人、などな…
93年のデビュー以来、独身女子の恋や仕事をリアリティーたっぷりに描き続けてきた鴨居まさね、4年半…
皆様、あけましておめでとうございます。私は今年もオタクから足を洗わず、漫画を読み続け、愛した漫画…
同じように、紙にのせた情報を売る職業であっても、新聞社と出版社では全く業態が違う。新卒で新聞社に…
美術大学がここのところ、注目なんだろうか。美大を舞台に全員が片思いという切ない青春を描いた羽海野…
父のシベリア抑留体験と、母の名古屋空襲の体験を漫画にして、大きな話題となったおざわゆき。最新作は…
フランスの小説家ジュール・ヴェルヌが約150年前に書いた冒険SF小説がこの「地底旅行」だ。何度も…
ちょっとアニメ絵の、一見して少女か少年か分からないような子が正面からこちらを見ている。この表紙を…
本格歴史漫画「チェーザレ」を生み出した惣領冬実が描く、日本で一番有名なフランス王妃マリー・アント…
50歳のおっさんが主人公のラブコメである。村上たかしが漫画家生活30年超にして、初めてラブコメに…
大変失礼ながら、私はタイトルから中身が連想できなかった。読んでようやく「そういうことか」と理解で…
タイトルの通りのエッセー漫画である。働き過ぎでうつになりかけ、実家に帰ってみたら、著者が留守をし…
「不妊治療、やめました。」(ぶんか社)を以前に紹介した、堀田あきお&かよ夫妻のエッセー漫画の新作…
ドラマにもなった女教師漫画「ハガネの女」などで知られる深谷かほる。今回、この不思議なネコ漫画は、…
今年4月、吉野朔実が急逝した。心の深層に潜るように、登場人物の感情をていねいに描く作品をつづって…
大ヒットして社会現象となったコミックは数あれど、「確実に日本社会を変えた」と言える点で、本作が抜…
アニメ「ママはぽよぽよザウルスがお好き」(通称ママぽよ)から18年。あのいたずらっ子だったヒョウ…
昭和は遠くなりにけり……。私は書店で本作の帯を見たとき、しみじみそう思った。「実写映画化決定!!…
私が中高生のころ、白泉社の少女漫画雑誌「LaLa」で活躍していた星崎真紀。あれから何年? もう四…
本書のタイトルにもなっている「ギランバレー症候群」という難病を、皆さまご存じだろうか。漫画好きな…
本作はタイトルに違(たが)わず、ガイコツを自画像とする著者が、本屋で働く日々をつづった実録漫画で…
最近、新しいBL作家を開拓できていない。BLジャンルは隆盛を誇っていて、リアル本屋に行けばBL新…
最初に、書店で本作の表紙を見て驚いた。「弟の夫」。あまりにストレートなタイトル。そして、田亀テイ…
久しぶりにBL(ボーイズラブ)作品をご紹介したい。最近当コラムにBLの登場回数が少なくなっていた…
稚野鳥子は、私が大学生のころ、超豪華作家陣が集った伝説の少女漫画雑誌「ぶーけ」で活躍していた。そ…
無名だった漫画家・岡野が認知症になった母を描き、ドラマや映画にもなったエッセーコミック「ペコロス…
いくつかの不動産を所有して人に貸し出し、不労所得で左うちわ。私に限らず、こんな夢を持つ人は多かろ…
書店で初めてこの本を見かけたとき、大変失礼ながら、タイトルの読み方が分からなくて、「オンナノコ …
先日、友人宅に遊びに行ったら寝床に本作がころがっていた。「ドラマになった『ショムニ』を描いた人だ…
繊細なその絵柄から連想するとおり、やまがたさとみはセンシティブな作風の作家である。私は10年以上…
朝食漫画「いつかティファニーで朝食を」がドラマ化されて、今注目のマキヒロチ。新作はグルメ漫画では…
環太平洋経済連携協定(TPP)で、本筋である工業製品や農作物の関税については、大勢の人が生活に関…
前回の将棋マンガに続いて、今回は囲碁マンガを紹介したい。ややオタク寄りとはいえ一応正統派の少女漫…
テレビ番組制作の裏側を描いたボーイズラブ(BL)漫画「東京心中」シリーズで、BL界ではダントツの…
女性の生き方の深淵(しんえん)を描かせたら、有間しのぶは天下一品。妙齢独身女性の日々をコミカルに…
ドラマ化された「主に泣いてます」、アニメ化も実写映画化もされた「海月(くらげ)姫」、そして「東京…
「1億総オタク」と言われはじめたのはバブルの頃からだったか。私にとってのオタクとは、いったん何か…
「タイトルからイメージする内容と商品とは異なることがあります」と、CMで使われる定型文のようなフ…
BL界の人気作家、タクミユウ、久々の新刊である。当コラムでもご紹介した「恋っていうのは」(200…
夏コミの時期がやって参りました。参加の皆さま、暑さに気をつけて楽しんできて下さいませ。そして、夏…
もともとセンシティブな主人公たちの心理を丁寧に描く実力派漫画家だったのだが、「姉の結婚」「娚(お…
私の腐女子仲間の同僚は、時折きのこ柄の服を会社に着てくる。そして常に携帯しているのは、きのこがま…
4人姉妹(しまい)。なんだか響きが美しい「姉妹」という言葉に、さらにそれが4人。みやびやかな雰囲…
この本を買ったとき、私は確かに疲れていた。数日間熱が下がらなくて、いろいろなことが滞った。とりあ…
地味な絵ながらも物語性の高さが人気を集め、「繕い裁つ人」(講談社)が映画にもなった池辺葵。最新作…
ボーイズラブ(BL)界で圧倒的な人気を誇る腰乃、久々の新刊である。発売予告を見て以来、一日千秋の…
「恋と寂しさの違いなど 誰がわかるのかしら」と歌ったのは、かの中島みゆきだった。本作を読みながら…
35歳で精巣腫瘍(しゅよう)が見つかり、その闘病の様子を描いたエッセー漫画「さよならタマちゃん」…
表紙を見て、「定番の女子高生日常雑記なのかな? それにしては絵に萌え要素が少なそうだが……」と読…
みんな必ず通った道だから、読者の共感を得やすい素材になりうるはずなのだ、学校の授業って。でも、大…
本紙連載「オトナになった女子たちへ」でもおなじみのギャグ漫画家・伊藤理佐。私が愛する漫画家の1人…
今回、久しぶりにBL(ボーイズラブ)漫画をご紹介したい。すでにこの業界では重鎮となった西田東。B…
帯の文句は「惚(ほ)れちまったらストーカー」。いやいやいや! このご時世、それはダメでしょう!?…
「サムライカアサン」で愛にあふれすぎるカアサンを描き、人気を集めた板羽皆。その続編「サムライカア…
松の内も終わってしまいましたが、あけましておめでとうございます。この連載もなんと13年目に突入。…
青木光恵といえば、バブルの頃から活躍していたエッセー・短編漫画家だ。彼女が描く、グラマラスであっ…
あ、ダメ、私、動かれるとダメなんです。ふくれてるのもイヤ……。 ってエロの話じゃなく! 私は正…
「おひとりさま出産」のタイトルにひかれて手に取った。帯には「年収200万円以下です。アラフォーの…
不思議な漫画だ。読んでいるとつらい。読み進めるのはしんどい。でも読み終わった後には、少しだけ心が…
おお、ついに、私の偏愛するつづき春が新刊を出した! 10年ほど前だったか、「商業誌からの原稿の依…
い、色っぽい。関西弁ってこんなに色っぽかったっけ? 関西に住んで10年以上になる私だが、関西弁を…
2003年10月に始まったこのコラム。今回で12年目に突入いたします。今年の正月に「足かけ10年…
不思議な漫画だ。静かでありながらどこか不安な気持ちを抱かせる。 中世を思わせる修道院を舞台に…
タイトルからお察しの通り、本作は生活保護について描かれた本である。日本国憲法第25条「すべて国民…
深夜のオタク友達との長電話で、いつになく白熱した議論になったことがある。テーマは「ツンデレは受け…
一つ屋根の下の入り組んだ家族関係を描かせたら天下一品の今市子。彼女が今回ボーイズラブ(BL)で新…
代表作「あかちゃんのドレイ。」(講談社)で、世の中に流布している「赤子と暮らすのは、ママの一番の…
帯を見て驚いた。「清水玲子、14年ぶりの完全新作」。え、そうだっけ? 近未来SFミステリーの傑作…
私の今の本業は、読者投稿欄の編集をすることだ。第一の仕事は、新聞を隅から隅まで読むこと。1面から…
タイトルは「花瓶の妻」、ではなく「過敏の妻」である。結婚してから化学物質過敏症を発症した妻かおり…
競技ダンスを知る方々には叱責(しっせき)されること承知で、この作品を取り上げたい。だって1巻の帯…
田村由美といえば、私にとっては1990年代の代表作「BASARA」(小学館)だ。家族を殺された少…
前回コラムでご紹介した東大生U君について、普段そんな年若い人と個人的に連絡を取りあうこともない私…
4月ですね。街を歩くと就活生の黒いスーツが目に付きます。私は2年前、東京大学の駒場祭で、「ボーイ…
なるべく内輪話はしないようにしていたこのコラムだが、今回ばかりは許して欲しい。当欄はこれまで東京…
ヤマシタトモコは本当に鬼才だ。青年誌での連載「BUTTER!!!」(講談社)では高校生のダンスに…
もうすぐ4月。新入学や人事異動など、がらりと環境が変わる季節ですね! 私もとうとう社会人人生で9…
私にとって、ゆうきまさみといえば「機動警察パトレイバー」(小学館)。実はリアルタイムでは読んでい…
リブレ出版だけどBL(ボーイズラブ)じゃない! 国擬人化漫画「ヘタリア」に端を発して大量に出版さ…
こんにちは! 新年気分も過ぎ去ろうとするこのごろですが、いかがお過ごしですか? どうでもいいオバ…
あけましておめでとうございます。なんと、当コラムは今年で足かけ10年を迎えます、多分。最初は「A…
年末も押し迫って参りました。今年も私が偏愛する漫画をご紹介してまいりましたがいかがだったでしょう…
私は英語がしゃべれない。一人旅で困らない程度にはできるが、取材ができるレベルではない。仕事で英語…
驚きである。タイトルが「どぶがわ」。そして読み始めると、登場するのは貴族階級らしい上品な4人のお…
今回、ボーイズラブ(BL)です。しかも、SM! 9年も続いた当コラムでSMを取り上げるのは、実に…
秀良子といえば、BL(ボーイズラブ)作家ではなかったか。最近、書店の棚をみて驚くことが多い。「こ…
本作の掲載誌は「JOUR すてきな主婦たち」(双葉社)。あいかわらず、主婦以外の読者を拒絶するよ…
日販などの取次店などを通さない、直接販売の姿勢を貫く出版社・冬水社でデビューした杉浦志保。ゆえに、取…
清水玲子が、自身にとっての最高傑作とも言えるだろうSFミステリー「秘密」を10年超かけて完結させた。…
1976年のデビュー以来、性と愛、そしてSFについて描き続けている清原なつの。新作3本を書き下ろして…
吉野朔実、 久々の単著の新刊である。様々なジャンルの本を1章につき1~2作品取り上げ、それに関する吉野…
オタク界最大の祭典、東京・有明でのコミック・マーケットが近づいてきましたね。私は勤務で行けませんが…
ヤマシタトモコがボーイズラブ(BL)界の新星としてデビューコミックスを出したのが2007年。それ以降…
朝日新聞デジタルに原稿を書いていながら、私はデジタルにとんと疎い。先日も、全社員向けに「セキュリティ…
今回、反則技です。すみません、これ、初出は1990年。いまからもう四半世紀近く前です。でもいいじゃな…
「五十路(いそじ)を超えた女は何を着たらいいのかしら」。そう、確かに、女は年をとったら何を着たらいい…
神戸のスタイリッシュな女子を描く、西村しのぶ、なんと12年ぶりの新作だという。考古学研究者の卵、長…
「俺、あんたのこと好きなんですよ」 おお~~。こういう告白、聞いてみたかった! 無愛想なイケメン男子…
本作を当コラムで取り上げようと思い、ふと、ネット書店のレビューを見てみて驚いた。1巻では平均して☆二…
新聞というものは、取材して、記事にして、紙面デザインをし、印刷、発送まで、すべて新聞社とその系とそ…
ドラマ化もされた「きみはペット」で人気を博した小川。前作「キス&ネバークライ」で、アイスダンスをテー…
やられた。有間しのぶ、実にうまい。原発禍に苦しむ福島と、ブラジル移民の苦闘、そして現代日本に生きる女…
以前もご説明しましたが、このコラムは会員登録をしないと全文読めなくなってしまいました。ところが、この…
都市伝説でいわれる、ある日突然出現して、一緒に生活して、いずこともなく消えていくという小さなおじさん…
すみません。しょっぱなからお願いです。2013年1月から、当コラムは朝日新聞デジタルの有料サイトに入…
松の内は終わってしまいましたが、当方はこれが2013年の第1回。遅くなりましたが、あけましておめでと…
今年も押し迫ってきた。先生も走る師走というが、ここのところ、人気漫画家も非常に酷使(?)されているよ…
前にも書いたが、私が西を知ったのはもう20年以上前。雑誌「JUNE」の「竹宮惠子のお絵かき教室」であった。…
当コラムをお読みの方がどう思われるか分からないが、このコラムで紹介しても、本の売り上げにはまったく影響しないらしい。…
私は文学部卒だが、まったく文学を読んでいない。それが密かなコンプレックスだった。…
「高杉さん家のおべんとう」(メディアファクトリー)が好評な筆者が、レディース誌「シルキー」(白泉社)で連載している表題作。…
完結編となる2巻は発売延期となり、ついには「発売日未定」となってしまっていた本作。毎日本屋に通い…
「オタクがバレない格好がしたい・・・」 この魂の叫びに、どれだけのオタク女子が共感するだろうか。…
最初にご忠告申し上げます。この本、タイトルのとおり「百合本」、いわゆるレズビアンものです。しかも、超下品です!…
パリで結婚して出産、エッセーマンガ「パリパリ伝説」(祥伝社)で人気のかわかみじゅんこ。…
「サムライカアサン」(集英社)の板羽皆が、自分の中学時代の女子ソフトボール部経験を下敷きにして描いた…
ドラマ化された「主に泣いてます」、アニメ化された「海月姫」、大ヒットとなった育児マンガ「ママはテンパリスト」。…
私は野球が分からない。いまだに日本にプロ球団がいくつあるかも知らない。…
今回もボーイズラブ(BL)です、すみません。お嫌いな方はどうぞ見逃してやってください。私は女なので…
重大な告白をしなければならない。これは、ある意味、「私はホモ漫画が好きだ!」と叫ぶ以上に覚悟がいる。…
久々にボーイズラブ(BL)を取り上げてみたい。いや、この遠距離恋愛と文通というさわやかさ。性描写が…
「プロボノ」という言葉がある。市民らが職業上得た専門知識を生かしてボランティアをすることである。…
キリストとブッダの東京でのバカンス生活を描いた「聖☆おにいさん」(中村光)のヒットからか、最近は…
帯の文句は「オールハッピーエンド読み切り」。執筆者は榎田尤利(原作)、木原音瀬、ヤマシタトモコ、などなど。豪華である。しかし…
私の愛するギャグ漫画家、伊藤理佐が2010年1月に出産した。産前、いろいろ仕事をお休みするにあたって…
超人的な嗅覚を持つペット探偵の松下操が、元同級生の刑事・神保とともに難事件を解決する本作。設定をみた…
最初におことわりを申し上げます。私、普段は全然ミステリーを読みません。だから、この作品がミステリーとして…
1巻の発行から1年たってようやく昨年末に2巻が出た。久々の山田ユギの新刊だ!と思って手に取って…
英国のメード物語「エマ」や、中央アジアの花嫁たちを主人公にした「乙嫁語り」などで人気を集めた…
おおお~。清原さん、久々の新刊だ。おとぎ話を土台としながらも、スパイスの利いた男女の物語に…
珍しく、ヘテロ恋愛漫画です。しかも、掲載誌はレディース誌「月刊オフィスユー」。筆者の代表作は、日和見…
みなさま、新しい年を迎えました。今年もよろしくお願いいたします。今年も私が偏愛する漫画をご紹介してい…
ひと言で言うと、育児漫画だ。しかし、育てるのはママではなく、専業パパであるという点が多くの育児漫画と違う。…
この本は、ある日突然、母が同級生になってしまった「女子高生かあさん」と、作者の母を題材にしたほぼ実話4コマ漫画…
11月25日、東大・駒場祭での「BL Tea time」、行って参りました。ご参加いただいた皆様、…
今年4月の本紙書評欄で紹介され、気にはなっていた。このたび2巻がでたので読んでみたら、ほんわりとした…
本当は、歩田川の新刊「ふじむすめ」(廣済堂出版)を紹介するつもりだった。先日、ジュンク堂の新刊台で…
1年半待って、ようやく2巻が出た本作。農大を舞台にした人気作「もやしもん」も連載している作者だから…
市川は寡作だ。デビューコミック「虫と歌」で昨年の手塚治虫文化賞新生章を受賞したときは出版社に勤務しな…
本作は、タイトルの通り、著者夫婦が約10年にわたって続けた不妊治療を語ったエッセーコミックである。…
先日、ネット書店で検索をかけて驚いた。「依田沙江美特集」という雑誌がでている!え~依田さんって…
「足かけ4年超! 出会った男の数500人超」。実際に婚活を体験した漫画家・たまきちひろのエッセー漫画だ。…
「鋼の錬金術師」(スクウェア・エニックス)をヒットさせた荒川が次に手がけたのは、…
7月22日の朝日新聞朝刊を見て思わず叫んだ。「島田八段!」。そう、羽海野チカが、…
かつて、とある女性だけの集まりで、その場にいた女性が「え、あんた公務員なん!?」と…
「わたし、箱です。それでも好きになってくれますか――?」。帯にある言葉に目が釘付けになった。確かに、箱だ。箱男?…
前々回でちらりと紹介した、人気漫画家おかざき真里のコミックエッセーである。子ども3人を育てながら…
アラフォー世代の女性と壮年男性との恋愛を描いた「娚(おとこ)の一生」で大ブレイクした西。…
三十路をとうに過ぎ、40代になると、友人との会話でしばしばあがる話題がある。ずばり、「私たち、いつまで子ども生めるのかしら」。…
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前回も書きましたが、引っ越しました。神戸の元町駅の山側です。「西村しのぶの神戸・元町“下山手ドレス”」…
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「このマンガがすごい!2011 オトコ編」(宝島社)で3位の本書だから、もうご存じの方も多いであろう。…
草間ファンにとって昨年はよい年だった。寡作な彼女がコミックスを3冊も出してくれた。…
本書は少女マンガの王道ともいえる「逆ハーレム」モノで、突如複数の男性にモテまくり始めた27歳の英会話講師・潤子が主人公…
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私が20代のころ毎月買っていた雑誌「Young YOU」で活躍していた池谷理香子。休刊になって縁遠く…
私の最愛の作家の一人、依田さんがまた新刊を出してくれました。最近とってもよく働いてますね、依田さん。…
いや、まさかこの本の続刊が読めるとは。ボーイズラブ(BL)界の重鎮出版社ビブロスから1巻が出たのが…
ここ数カ月、私の好きなコミックスの続刊がぞくぞくと発売され、睡眠時間を削って読む日々が続いている。…
70年代の少女漫画に革命をもたらした24年組の一人に数えられる山田ミネコ、久々の新刊だ。…
広い肩幅に長い手足、がっちりした骨格を感じさせながらも細い指先。葉芝真己の描く男子はいつもカッコイイ。…
やってくれました、アナーキストの大竹とも! 本書はネコをテーマにした4コマギャグ漫画でありながら…
書店勤めの実体験を描いた「暴れん坊本屋さん」(新書館)で名をあげた久世番子。本書は自らのオシャレ弱…
ときは大正末期、東京を舞台に、不思議なあやかしたちが巻き起こす事件を、ひょうひょうとした挿絵画家の…
2回続けてボーイズラブ(BL)を取り上げることをお許し下さい。しかし、本作の主人公の2人はコミックス1巻がでてから…
とうとう出ました。私のこの胸が震えるような喜びをコラムの読者さまとも分かち合いたい! ボーイズラブ(BL)で…
ドラマ化もされた「きみはペット」(略称・きみペ)で有名な小川彌生。「きみペ」で小学館漫画賞を受賞し、…
新聞記者をやっていてよく思うのは、「世の中の人は新聞記者を誤解している」ということだ。…
このコラムを足かけ7年も書いているが、私は出版界との縁はあまりない。むしろ、ほとんどない、という方が正しい。…
最近、腐女子(女オタクの俗称)のあいだで話題になっているのは、大阪府と東京都の青少年健全育成条例だ。…
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの東村アキコ。「ママはテンパリスト」で育児マンガとしては異例のシリーズ累計74万部を突破…
「マンガ大賞2010」を受賞し、各メディアでも大反響の本書。マンガ好きの方ならすでにご存じかと思うが、私も最近になってようやく読んで…
新人弁護士を主人公にしたコメディー「そこをなんとか」(白泉社)で一躍読者層を広げた麻生みこと。今度…
「非実在青少年」の性表現を規制する条例改正案が、東京都議会で話し合われている。「非実在青少年」とは…
前作「同級生」の続編が、「冬」と「春」という2冊になって出版された。成績優秀な佐条と金髪ギター少年…
坊さんといえば、頭の中には映画「ファンシイダンス」(周防正行監督・89年作品)で本木雅弘が演じた…
「鋼の錬金術師」(略称・ハガレン、スクウェア・エニックス)の人気漫画家・荒川弘は、漫画家になる前は…
19世紀英国を舞台にしたメイド漫画「エマ」で人気を博した森薫。期待と不安をもって次回作を待っていたが…
みなさま、あけましておめでとうございます。本年もこんなシュミ全開のコラムをどうぞよろしくお願い致します…
私がいま心から愛しているボーイズラブ作家の最新刊。「また同じ作家を紹介するのか!」というツッコミが…
ボーイズラブジャンルで活躍していた草間が、初めてのヘテロ(男女恋愛)漫画コミックスを出した。表題作は…
各界ですでに話題となっている本書。朝日新聞コミックガイドでも紹介されたが、やはりいい作品はいい。ぜひ…
漫画好きな方なら「鴨居まさねの漫画がおもしろいことなんて知ってるよ!」と叫ばれることだろう。そう、…
もし私が人生やり直せるなら、賢く生まれ変わって医者か弁護士になりたいものだと常々思っている。やりがい…
少女漫画において、最近はカレセンがはやりなんだろうか。本紙コミックガイドで南信長氏が紹介していた…
ちょっと前に「空気読めない」って意味の「KY」って言葉があったね。そんな言葉がない昔から、KYを自覚…
このコラムに何度も登場している依田沙江美である。でも、いいじゃないですか、「偏愛」だって最初から…
はるか昔のこと、当時つきあっていた男性のパソコンをいじっていて、偶然、その彼が集めていたエロ画像を…
盗作問題で活動を自粛していた新田祐克が、約1年半ぶりに新刊を出した。端正な絵柄と力のあるストーリー展開…
そろそろ東京の湾岸では舞踏会の季節だわ。またの名をコミック・マーケット(略称コミケ)、国内最大の…
雑誌掲載のときから気になっていて、ようやくコミックスになってくれた。タイトル通り、64歳のチヨが送る…
告白しましょう。ウチの家は「統合失調症」が多発する家系です。昔で言う「精神分裂病」です。どうです?…
前作「窮鼠はチーズの夢を見る」がでて早3年、ずっと私は続編を待ち続けていた。ようやくこの本を手にして…
「中村明日美子、すっごくいいよ」。漫画友達にそういわれたのはもう数年前だ。その当時、中村明日美子は…
最近、私は猛烈に記憶力が落ちている。今、一番おそれていることは、「この作品、前にコラムに書いたことが…
「あの人は ひれ伏してでもそばにいたいと思った人」。別れたときには「生きていけないと思った 食べたり…
久しぶりにボーイズラブ(BL)をご紹介させていただきたい。「最近、落ち着いてきたと思ったのに、…
「注 ぱちもん!!毎日かあさんにあらず」。帯で注意のある通り、これは毎日新聞で連載中の「毎日かあさん」…
「年収3500万でもやりたくない仕事ってナニ?」と帯にあった。答えは麻酔科医。ある民間病院では、…
松の内があけてしまいましたが、あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。…
私がこの漫画を知ったのは、自宅でとっている地方新聞に作者のインタビュー記事が大きく掲載されていたからだ。…
この人が「塀内真人」名義で出したデビューコミックス「おれたちの頂」(現在入手困難)を読んだのは、私が…
最近、ネコをめぐるエッセー漫画がすごく増えているような気がする。ネコを飼いたい人が多いのか、それとも…
今でもそうかは分からないが、昭和40年代、私たち女子小学生は「りぼん」派と「なかよし」派に分かれていた…
もう10年以上前になるが、競技かるたの取材に行ったことがある。約束の時間だからと会場のドアを開けると…
まったく不思議な漫画家である。私にとっては10年近く前から気になる存在なのだが、とにかく寡作。…
私の愛する遠藤淑子、久しぶりの新刊である。00年から犬を飼い始めたためか寡作となり心配していたところ…
思い返せば、大学以外はすべて公立校で学んだ私だが、地方ではそれが主流だからそうしたのであって、特に…
ちょっと前に人気を集めた小説「県庁の星」ならぬ「村役場の星」である。舞台は架空の山岡県だが、作者の…
1992年朝日新聞入社。金沢、奈良支局、整理部、学芸部などを経て、現在、大阪編集局記者。漫画好き歴は四半世紀超。一番の好物は「80年代風の少女漫画」、漫画にかける金は年100万円に達しそうな勢いの漫画オタク。
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