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2024年04月19日
原油の押し目買い
NY原油は80ドル台中盤まで軟化している。4月13〜14日にイランがイスラエルに対してドローンやミサイルによる攻撃を行ったが、短期的な材料出尽くし感が調整売りを誘っている。ただし、イスラエルは反撃を行うと警告しており、中東情勢の先行き不透明感は強い。主要産油国であるイランがイスラエルと攻撃の応酬を繰り返す事態になると、一気に100ドルを試す可能性もあろう。日本の原油調達にも影響が生じるリスクが浮上している。OPECプラスは引き続き生産調整で需給引き締め、価格上昇を狙っている。今後は北半球がドライブシーズンの需要期に入る。押し目買い優勢の地合は崩れないだろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120・103・365まで。 |
2024年04月18日
円建て金の買い
東京金は3月に1万円台に乗せた後も上昇が続き、4月は1万2000円台乗せを巡る攻防になっている。中東ではイスラエルとイランの間で軍事的な緊張感が高まっている。更に本格的な軍事衝突が発生すると、原油価格急騰も含めて世界の政治経済環境が一変する可能性がある。安全資産に対する投資ニーズは維持されよう。特に3月以降は中国の現物需要が旺盛であり、簡単に値を崩す可能性は低い。しかも、為替市場では約34年ぶりの円安環境にあり、為替要因のみでも円建て金価格は上昇しやすい環境にある。過去最高値を更新しているが、過熱感や割高感は乏しい。まだ十分な上昇余地を有した相場環境とみる。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06・6300・5757まで。 |
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