Date: 3月 28th, 2024
Cate: ディスク/ブック

宿題としての一枚(その14・補足)

ステレオサウンド 84号に
「シェフィールドの生みの親 ダグラス・サックスと語る」が載っている。
岡先生による記事だ。
     *
 時間がのこりすくなくなったので、最後に「ステレオサウンド」の読者代表として、レコードとオーディオソフトウェアのありかたについてきいてみた。以下は彼の意見の要約である。
サックス レコードのすべてをきくことは不可能ですが、それぞれのレコード会社には音楽媒体としてのフィロソフィをもっています。DGGは、ダイナミックレンジがせまい傾向があり、私の好みではない。デッカ/ロンドンはイギリス人らしい大胆さが見られ、幅の広いレンジをもっているが、出来不出来がある。フィリップスはホールのえらび方から音楽の暖かさの表現、マイクをあまり数多くつかわず、一番好ましくきけます。
     *
ステレオサウンド 84号は1987年秋に出ている。
その14)で引用している瀬川先生が書かれていることもいっしょに読んでほしい。

Date: 3月 28th, 2024
Cate: 戻っていく感覚

戻っていく感覚(「風見鶏の示す道を」その20)

黒田先生の「風見鶏の示す道を」は、不思議とずっと印象深く残っている。
そして、なにかあるごとに思い出す。

「風見鶏の示す道を」に登場する乗客は、目的地を駅員に尋ねる。
彼が持っているのはレコードだけ。
そのレコードだけが行き先を告げている。

いま思うのは、そのレコードの中の一枚は、
その人にとっての故郷ともいうべき一枚だということ。

そういう一枚があるからこそ、レコードが告げるところに旅することができる。

Date: 3月 27th, 2024
Cate: ジャーナリズム

レコード芸術ONLINE

昨年7月に休刊となったレコード芸術。
先月、レコード芸術2023年総集編というムックが出た。

おっ、と思い手にとったけさど、買わなかった。
このムック、どれだけ売れたのだろうか。

意外に売れたのかもしれないと思ったのは、
レコード芸術ONLINEのクラウドファンディングが発表になったからだ。

受付開始は4月10日からで、目標金額は15,000,000円である。
けっこうな金額である。
これだけの金額、集まるのだろうか。

レコード芸術の休刊が発表になって、継続の署名が始まった。
老いとオーディオ(とステレオサウンド・その18)」で、
署名を集めるよりも、レコード芸術の名称を音楽之友社と交渉して買い取り、
オンラインのレコード芸術をスタートするためのクラウドファンディングを募らないのか、
と書いた。

そのとおりになったわけだが、微妙だな……、と感じるところもある。

レコード芸術ONLINEに期待したい、望むのは過去の記事のアーカイヴ化である。
もちろん新しい記事も読みたい気持はある。
けれど、それ以上に七十年ほどの歴史をもつレコード芸術の記事を、
インターネットで公開してほしい。

今回のクラウドファンディングの発表とともに、主な特徴が掲載されている。
そこに、アーカイヴ連載とある。
     *
創刊から70余年の月刊誌『レコード芸術』が蓄積した潤沢なアーカイヴから、いま読んでも新鮮な記事を発掘、再掲載していきます。

読者アンケートなどでリクエストも募る予定です。
     *
ものたりなさを感じてしまう。
すべてをアーカイヴ化しようとは、なぜ考えないのだろうか。

七十年ほどということは、これまでに840号ほどあるわけだ。
これをすべてオンラインで読めるようにしてほしい。
十年ほどで、すべてを公開するようなペースで。

一週間に二冊ほど公開していくのは、さほど無理なことではない。
そのくらいの意気込みを示してくれれば、よし、私も、という気になる。

けれど、そんな意気込みは、いまのところ感じとれない。
それに個人的には記事だけではなく、当時の広告も見たい。

今回のクラウドファンディングが成立するのかどうか。

Date: 3月 26th, 2024
Cate: MERIDIAN

メリディアン DSP3200のこと(その6)

昨年の新製品で、オーラ・デザインのプリメインアンプVA40 rebirthがある。
VA40 rebirthの記事は、目につくかぎり読んでいる。
あることについて、誰か書いているか発言しているか、それを確かめたかったからだ。

誰も指摘していなかった。
おそらく輸入元からの資料に、そのことが記載されていなかったからなのか、
それとも内部を直接もしくは写真で見ても気づかないのか、
どちらにしろなかった。

そうだろうと思っていた。
それでも井上先生ならば、さりげなく指摘されたことだろう。

VA40 rebirthは、ステレオサウンド・グランプリを受賞している。
井上先生は、そこでの座談会で重要なことを、ほんとうにさりげなく発言される。
ステレオサウンドのバックナンバーを読み返してみれば、そのことはわかる。

わからなければ、読み手側がそれまでのレベルだというだけのこと。

VA40とVA40 rebirthは、メインのプリント基板の向きが違う。
VA40はプリント基板の上に部品という、いわゆる一般的な配置だ。

VA40 rebirthではプリント基板を裏返している。
つまりプリント基板に部品がぶら下がっている格好である。

このことは写真を見ればすぐにわかること。
そして、このことが音に与える影響は決して小さくないことは、
井上先生の試聴で何度か確認している。

でも、VA40 rebirthに関する記事で、誰もそのことを指摘しない。
できないだけなのかもしれないが、
自分の目でみて、自分の頭で考えることをやらないのだろうか。

それとも、プリント基板の向きで音は変らないという考えなのか。

昨年末に、そんなことを考えていただけに、
DSP3200について何か語られたとしたら、
ボザークのB200Yのことを話されていた可能性はある、と思っている。

Date: 3月 25th, 2024
Cate: きく

音を聴くということ(グルジェフの言葉・その10)

インドの古典「バカヴァッド・ギーター」の一節、
「真の自己にとって浄化された自己は友であるが、浄化されていない自己は敵である」。

この項で触れている「人間は眠っている人形のようなものだ」。
真の自己とは、目覚めた人の自己であり、
眠っている人形のような人のそれは、偽りの自己となるのか。

だとすれば、
「偽りの自己にとって浄化された自己は敵であり、浄化されていない自己は友である」となるのか。

Date: 3月 25th, 2024
Cate: ディスク/ブック

宿題としての一枚(その14)

(その12)と(その13)で触れた二枚。
キリル・コンドラシンの「シェエラザード」とコリン・デイヴィスのストラヴィンスキー。
どちらもフィリップス・レーベルで、コンセルトヘボウ管弦楽団である。

このころのフィリップスの録音は、瀬川先生が書かれていたように、音が良かった。
     *
 けれど、ここ一〜二年来、その状況が少しばかり変化しかけていた。その原因はレコードの録音の変化である。独グラモフォンの録音が、妙に固いクセのある、レンジの狭い音に堕落しはじめてから、もう数年あまり。ひと頃はグラモフォンばかりがテストレコードだったのに、いつのまにかオランダ・フィリップス盤が主力の座を占めはじめて、最近では、私がテストに使うレコードの大半がフィリップスで占められている。フィリップスの録音が急速に良くなりはじめて、はっきりしてきたことは、周波数レンジおよびダイナミックレンジが素晴らしく拡大されたこと、耳に感じる歪がきわめて少なくなったこと、そしてS/N比の極度の向上、であった。とくにコリン・デイヴィスの「春の祭典」あたりからあとのフィリップス録音。
     *
ステレオサウンド 56号のトーレンスのリファレンスの紹介記事で、そう書かれていたのを、
また引用しておく。
この文章を読んでからというもの、フィリップスの録音こそ、と思い込もうとしていた。
熊本のオーディオ店にも、もちろんフィリップスのレコードをもってこられていた。

4月3日のaudio wednesdayでは、どちらかをかけるつもりでいる。
宿題としての、私にとって一枚。
それがどう響くのか。

私にとっては宿題としての一枚であっても、
他の人にとっては、そんなことは関係ない。
それでも、聴いた人の裡にどう響くのか。

Date: 3月 24th, 2024
Cate: MERIDIAN

メリディアン DSP3200のこと(その5)

メリディアンのDSP3200のトゥイーターはすでに書いているように、
アルミニュウム振動板のコーン型である。

ずっと以前のスピーカーシステムでは、コーン型トゥイーターは珍しくはなかった。
それがいつのころからか、コーン型からドーム型へ流れは移っていった。

そういえばと思い出すのは、ダイヤトーンの2S305だ。
5cm口径のコーン型トゥイーター(TW25)を搭載していた。
2S208というモデルもあった。
このスピーカーシステムも、5cm口径のコーン型トゥイーター(TW501)である。

昨年末に、あるオーディオ店で、この2S208の壁面設置モデルの2S208Cが鳴っていた。
これが、なかなかいい感じで鳴っていた。
けっこう大きなモデルだから、私の部屋に、このスピーカーを置くスペースはないけれど、
2S208もいいし、以前、何度か聴いている2S305の音も思い出しては、
いいスピーカーだな、ともう一度、きちんと聴きたくなった。

ダイヤトーンのコーン型トゥイーターの振動板は紙だった。
アルミニュウム振動板のコーン型トゥイーターといえば、
ボザークのB200Yである。口径は約5cm。

ボザークのほとんどのシステムに搭載されている。
井上先生が愛用されていたB310B Contemporaryは、
このトゥイーターを八本、縦一列に配置していた。

ボザークとメリディアンとでは時代がかなり違う。
国も違う。スピーカーシステムとしての大きさも違う。

それでもどこか共通するところがあるようにも思う。
残念なことに、私はボザークの音は一度も聴いていない。
だから想像するしかない。

それでも井上先生ならば、メリディアンのDSP3200をどう評価されただろうか。
その想像は、けっこう楽しい。

Date: 3月 23rd, 2024
Cate: ロマン

オーディオのロマン(その16)

試聴したオーディオ機器の数をとにかく増やしていきたい、という行為は、
体験を数多くしていきたいということであるはずだ、本来ならば。

けれどやみくもに体験を増やしていくだけでは,
その人の音、音楽、つまりはオーディオに関する感受性はどうなっていくのだろうか。

感受性を洗練させることは大事である。
洗練させることができなければ、どんな音でもかまわなくなる、ともいえる。

けれど、どんなことにもいえることなのだが、ただ数を増やしていくことが、
いつのまにか目的になってしまうと、感受性の洗練どころか、
反対に麻痺の方向に向ってしまう。

そうなってしまうと、よけいに体験の数だけを求めてしまうことになるような気がする。
もうそこにあるのは、わかりやすい数だけである。

その数の多さをロマンと捉えることができるのならば、
その人はその人なりにシアワセなのだろうが、
それをシアワセと思ってしまうほどに、すでに感性は鈍ってしまっているということでもある。

Date: 3月 22nd, 2024
Cate: 新製品

Clarisys Audio

4月3日のaudio wednesdayではアポジーのDuetta Signatureを鳴らすわけだが、
アポジーのリボン型スピーカーに惚れ込んだ人たちはいる。

けっこう前に、アポジーのスピーカーを復刻しようとする人たちがいる、
メインテナンスを行っている人たちがいる、
そんなことを聞いている。

やっぱりそういう人たちがいるか、と思いながらも、なかば聞き流していた。
3月の会でひさしぶりにアポジーの音に触れて、検索してみるとあった。
Clarisys Audioである。

外観からしてアポジーといえよう。
現在、三機種ある。
脚部もしっかりとつくられているようで、
アポジーのスピーカーよりも細部がリファインされている印象だ。

そして驚くのは、製品紹介のページ下段の“Coming Soon!”だ。

低域と中高域のユニットを独立させてだけでなく、
アポジー時代では考えられなかった規模のウーファーがある。

写真だけなので、詳細は不明。
かなりの高額なモデルだろうし、そうとうな大きさと重量なのだから、
購入の対象とは考えられないけれど、この新モデルのウーファーは興味深い。

買える買えないとは関係なく、一度聴いてみたい新製品である。
とはいえ、いまのところ日本には輸入代理店がない。

Date: 3月 21st, 2024
Cate: Digital Integration

Digital Integration(roonのこと・その4)

昨年11月に、roonがハーマンインターナショナルに買収された。
このニュースに接した人たちのなかには、
これでroonも終りだな、という人もいた。

どうしてそう思ったのかは私にはわからないけれど、
メリットがあるはずだし、それはハーマンインターナショナルにとっても、
roonにとっても、それぞれあるものである。

少し前に、ronnのハードウェア、Nucleusの新型が発表になった。
そして昨日、価格が発表になった。

Nucleus Oneが499ドル、Nucleus Titanが3,699ドル以上である。
チタン筐体のNucleus Titanの価格に驚きはなかったが、
プラスチック筐体のNucleus Oneの499ドルには、少しばかり驚いた。

この価格はあくまでもアメリカでのものであり、
日本ではいくらになるのかはわからない。
とはいえそれほど高価になることはないはず。

日本でのroonユーザーがどのくらいなのかはわからない。
四年前の時点は、そう多くはなかった。
どのくらい増えているのだろうか。

roonに関心はある、という人は少なくないように感じている。
けれどroonでよりいい音で聴くには、
ROCK(Roon Optimized Core Kit)の導入なのだろうが、
なんとなく面倒そうだし、難しそうだ──、そんな先入観のため、
roonの導入に踏み切れない人も少なくないはずだ。

Nucleus Plusがあったけれど、試しに手を出すにはいささか高い。
そこにNucleus Oneの499ドルは、なんとも魅力的にうつるはずだ。

roonに関心はあるけれど──、という人は日本だけでなく、
世界中にいるのだろう。
そういう人をターゲットにしているであろうNucleus Oneの登場と価格。

こういうことができたのは、ハーマンインターナショナルに買収されたからのはずだ。

artificial mozart(とaudio wednesday)

2011年2月の第一水曜日から始めたaudio wednesday。
そのころは、audio sharing例会と呼んでいた。

喫茶茶会記の店主、福地さんから、
「オーディオのイベントを定期的に、何かやってほしい」と何回かいわれていた。

といっても、そのころの喫茶茶会記にはアルテックのスピーカーはあったものの、
エンクロージュアはボロボロで、他のユニットの程度もかなりひどかった。

音を鳴らすのは無理という判断で、
とにかくオーディオについて語っていける場としてのaudio sharing例会のスタートだった。

2020年12月まで続けた。
後半の五年間は音を鳴らすことができた。

音を鳴らせるようになって、私がやりたい、と最初に考えたのは、
瀬川先生が、熊本のオーディオ店に定期的に来られていた「オーディオ・ティーチイン」だった。
同じことができればいいな、と思っても、
それをやるにはいろんな協力が必要となるけれど、最初からそのことは諦めていた。

でも、五年間、飽きずに音を鳴らしてきた。
2018年9月5日、メリディアンのULTRA DACを聴くこと(鳴らすこと)ができた。
こんな小人数の集まりに、よく貸し出してくれた──、
しかもその音、特にMQAの音のよさといったら──、
感謝しかない。

他にも書いておきたいことはいくつもあるが、
こうやってふりかえって思うのは、無邪気に音楽(音、オーディオ)を楽しみたい、
それだけのことだ。

そう、モーツァルトがそうであったように、
とにかく音楽を無邪気に楽しむ、
私自身がそうやって楽しむ。
そのためのaudio wednesdayであり、
私のなかでは、artificial mozartへとつながっていくことでもある。

Date: 3月 19th, 2024
Cate: 現代スピーカー

アクティヴ型スピーカーシステム考(その9)

(その8)で、以前のステレオサウンドのベストバイでは、
価格帯という区分けはなかった、と書いた。
47号まで、価格帯は設けられていなかった。

なぜ、設けるようになったのか。
そして、いまもそのままなのか。

もちろん時代の変化によって価格帯の分け方に変化はあるが、価格帯は以前として残っている。
価格帯は設けた方がいいのか。

ないほうがいい、と私は考えている。
なのに、価格帯をいまも続けているのは、
一番の数(機種)を増やすためであろう、と思っている。

価格帯を分けなければ、
たとえばスピーカーシステムでもっとも点数(星)を集めたモデルは一機種となる。
同じ星の数ならば、二機種になったりするが、基本的には一機種しかない。

それが価格帯を設けることで、スピーカーシステムの一番が、
価格帯の数だけ増えることになる。
そうなれば、喜ぶメーカー、輸入元が増える。

ウチのスピーカーシステムが、ベストバイで一番になった、と。

Date: 3月 18th, 2024
Cate: ハイエンドオーディオ

ハイエンドオーディオ考(その6とクルマの場合)

二年前の(その6)で、
タンノイのガイ・R・ファウンテン氏が自宅ではイートンで、
音楽を聴かれていたことを書いている。

今日、興味深い記事を見つけた。
3月13日に、イタリアのカー・デザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏が亡くなった。

クルマに詳しくない私でも、カウンタックののデザイナーだということは知っている。
そのガンディーニ氏が、二十年ほど前のことではあるが、
愛車は、スズキのワゴンRだった、という記事である。

Date: 3月 17th, 2024
Cate: ハイエンドオーディオ

ハイエンドオーディオ考(その10)

DBシステムズと同時代、
DB1+DB2よりも先に登場したマークレビンソンのLNP2。

このLNP2が、いまに続くハイエンドオーディオの始まりといえる。

そのLNP2が目指していたのは、マランツのModel 7といえる。
     *
 LNP2で、新しいトランジスターの時代がひとつの完成をみたことを直観した。SG520にくらべて、はるかに歪が少なく、S/N比が格段によく、音が滑らかだった。無機的などではない。音がちゃんと生きていた。
 ただ、SG520の持っている独特の色気のようなものがなかった。その意味では、音の作り方はマランツに近い──というより、JBLとマランツの中間ぐらいのところで、それをぐんと新しくしたらレヴィンソンの音になる、そんな印象だった。
 そのことは、あとになってレヴィンソンに会って、話を聞いて、納得した。彼はマランツに心酔し、マランツを越えるアンプを作りたかったと語った。その彼は若く、当時はとても純粋だった(近ごろ少し経営者ふうになってきてしまったが)。
     *
瀬川先生の「いま、いい音のアンプがほしい」からの引用だ。
ここでのマランツとはいうまでもなく、マランツのModel 7のこと。

ならばハイエンドオーディオの始まりは、LNP2からさらに遡ってModel 7ということになるのか。
そういえないこともないと思いながらも、
LNP2の誕生、その後の改良に影響を与えていたのは、Model 7以上に、
マランツの管球式チューナーのModel 10(B)ではないだろうか。

Date: 3月 16th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第三夜・マーラーでもワーグナーでもなく

3月1日に「audio wednesday (next decade) – 第二夜・マーラーかワーグナーか」を書いた。
そこに書いてるように、3月のaudio wednesdayではマーラーの第九を、
照明を落とした状態でかけた(聴いてもらった)。

4月の会でもふたたびやるつもりでいる。
今回はマーラーでもワーグナーでもない。
誰の曲なのか、誰の演奏なのか、何も言わずにかける。