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マックス・シェーラー 思想の核心

マックス・シェーラーはカントの人間学を批判し,現代人間学の基礎となる新たな人間学を確立した。人間科学の諸成果を導入し,理性だけに偏らない心情や情緒,間-主観的な「愛」の領域と人格,道徳など,生ける真理の探究者として人間を総合的に考察する。

 
パイデイア(中)

ヨーロッパ文化が長く模範としてきたギリシア古典古代は,国家のメンバーをどのように教育することを目指したのか。ギリシア人の教養と理想的な人間像が相互に作用しつつ形成される経緯を描いた,古典的名著の待望訳。本巻では,プラトンの教育哲学を扱う。

 
意識と〈我々〉

難解なことに加え,ヘーゲル自身の思索の展開や体系との関連から不完全な著作と言われることもある『精神現象学』をヘーゲル哲学体系の中に位置付けながら,「「学」としての哲学の歴史的生成と正当化」というモチーフのもとに包括的に解釈した本格的業績。

 
スキャンダルの狭間で カント形而上学への挑戦

カント『純粋理性批判』はルソーから強い影響を受けつつ完成された。カント哲学の前批判期から『純粋理性批判』の成立,その論理構成の全体像にまで踏み込んで,人間理性の限界と対抗性について,著者自身による思想を率直に表明した,他に類書のない意欲作。

 
カント政治哲学のコンテクスト

カントの政治哲学に関わる論争的な言説を追究し,18世紀ドイツにおける公共圏の形成についてカント哲学の貢献を検討する。自由の権利の正当化,平等の扱い,国家の権威に関わる彼の法哲学と政治哲学の解明を通して近代哲学創始の瞬間をも明らかにする。

 
道しるべ

東西の神学に通暁する著者が聖書や教父の言葉の意味を丁寧に説明し,人生を善く生きるための知恵を示してくれる命の書。古典の言葉を厳選し,貴重な意味を簡潔に紹介し現代に蘇らせる。空海や世阿弥,道元などわが国の知性も同じ境地で生きたことが紹介される。

 
進化の中の人間

生命体は複製と代謝,適応機能を備えて進化を促し,そのメカニズムが進化を支え新たな存在を生み出す。進化の中で人間は独自の様相を示し,意識をもち思考する生き物になった。先端科学の知見を活用し「進化」を通して人類の未来に新たな知恵を提供する。

 
移動する地域社会学

様々に変容する地域社会の連関を,社会学はいかに記述できるか。本書はアクターネットワーク理論によって,コミュニティの多様な動態を描き出す画期的業績である。社会学の新たな研究法に挑むとともに,町づくりや防災の取り組みにも豊かな着想を提供する。

 
名婦伝[ラテン語原文付]

聖書をはじめ,ギリシア神話やホメロス,タキトゥスなどを典拠とし,古代から同時代に至る106人の波乱に富んだ女性たちのエピソードを生き生きと描き出す。ラテン語原文を全文収録し,ルネサンス研究の基礎を築く。〈イタリア・ルネサンス古典シリーズ1〉

 
渡来人陳元贇の思想と生涯

江戸時代初期,多くの明人が王朝交代の混乱を避け,来日した。本書は,尾張藩に仕えた渡来明人,陳元贇に焦点を当て,主著『老子経通考』の分析を通し,近世日本思想史でも未開拓な老子思想の受容を解明する。日中文化交流史にも一石を投じる画期的業績である。

 
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新刊情報

マックス・シェーラー 思想の核心

マックス・シェーラー 思想の核心

(4月22日出来予定)

著者:金子 晴勇
 
パイデイア(中)

パイデイア(中)

知泉学術叢書31(4月26日出来予定)

 
 
道しるべ
 
 
移動する地域社会学

移動する地域社会学

新潟大学人文学部研究叢書19

著者:伊藤 嘉高
 
 
ヘーゲル全集 第10巻3

ヘーゲル全集 第10巻3

第11回配本

著者:久保 陽一 責任編集
 
 
中世思想研究 第65号

中世思想研究 第65号

特集 翻訳としての中世哲学 Ⅱ

著者:中世哲学会
 
 
ライプニッツ デカルト批判論集
 
ヘーゲル全集 第16巻

ヘーゲル全集 第16巻

第10回配本

著者:山脇 雅夫 責任編集
佐野 之人 責任編集
 
 
ヘーゲル全集 第13巻

ヘーゲル全集 第13巻

第9回配本

著者:石川 伊織 責任編集
海老澤 善一 責任編集
山口 誠一 責任編集