今回は、昭和の町として脚光を集めている大分県の豊後高田市にあるパン屋さんをリノベーションしたミニシアター『玉津東天紅』を紹介しています。街に半世紀ぶりに復活した映画館はお年寄りが楽しみにされている場所となっています。もうひとつ…佐賀県唐津市にある映画で町を盛り上げようとされているミニシアター『THEATER ENYA』は大林宣彦監督が長年温めて来た企画”花筐 HANAGATAMI”のロケ地として脚光を浴びた長い歴史と文化のある町の映画館です。次回は、中津市にある九州を中心に展開するシネマコンプレックス『セントラルシネマ三光』。そして最後に温泉街の別府市にある成人映画感『別府南映劇場』を順次公開いたします。乞うご期待。

　先日、北海道の映画館を取材してきました。5月以降、最北の街・稚内にある映画館『Tジョイ稚内』と、かつて北海道を代表する札幌市にあった伝説の映画館の名を冠とした『サツゲキ』と、湾岸都市である苫小牧市にあるシネマコンプレックス『ディノスシネマズ苫小牧』を順次紹介する予定です。

　現在、山口県の下関市にある郵便局をリノベーションしたミニシアター『シネマポスト』。瀬戸内に面した空港がある街・宇部にあるシネコン『シネマスクエア7』。日本海に面した幕末から明治にかけて近代日本の歴史と文化の町に萩にある映画館『萩ツインシネマ』。鳥取にある池を見渡す丘の上にある小学校をリノベーションした映画館『jig theater』。そして、島根にある閉館された古い映画館を再生した『Shimane Cinema Onozawa』を掲載しています。

　また、千葉市内の中心部の京成千葉中央駅に隣接するシネコン『京成ローザ10』、野田市のショッピングモールに入っている『イオンスペースシネマ野田』、長年エッジの効いたドキュメンタリーや問題作を送り続けていた配給会社「UPLINK」が運営する『アップリンク吉祥寺』も紹介しています。コロナ禍でオープンされたふたつのミニシアター『Stranger』と『シネマネコ』を掲載しております。

【ご覧の皆様へお知らせ】
　最近、海外からのメールで「港町キネマ通り」の名前を送り主にした迷惑メールが送られて来ております。メール本文が全て英語となっていることから海外から送られていると推察されます。このメールの巧みなところは、送り主の名前だけではなくアドレスのドメイン名が「港町キネマ通り」のものであることです。「港町キネマ通り」からは一切、メールをお送りすることはございませんのでご注意くださいますよう、何卒、宜しくお願いいたします。