メリーランドのパイクヴィル・ハイスクールで今年1月に起こっていたのが、校長が黒人差別、ユダヤ系差別の発言をする音声が学校関係者を中心に流出する出来事。学生の間で校長に対する不信感が高まり、辞任を求める声も聞かれましたが、今週事件を捜査していた警察が発表したのが、ハイスクールの体育体育教師がAIを使ったディープフェイクの音声で校長を陥れようとしていた事実。体育の教師は学校の資金を彼が悪用したのに気付いた校長が 捜査を始めたことから校長を恨んでおり、その復讐として計画を思いついたとのこと。警察が教師を逮捕したのは、彼がテキサス州ヒューストンに向かう直前の空港でしたが、それが逃亡目的かについては明言を避けながらも、教師が違法に銃を機内に持ち込もうとしたこと、また彼が複数の被害届が出ている要注意人物であったことを明らかにしています。アメリカではAIのディープ・フェイクが選挙に悪影響を及ぼしたり、オレオレ詐欺のような事件に利用されることが危惧されていましたが、職場の上司への復讐にも使用されたことが驚きを伴って報じられています。
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